JP2014166010A - Ofケーブル接続部 - Google Patents

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Abstract

【課題】高いスキルを必要とせずに、短時間で接続作業を行うことのできるOFケーブル接続部を提供する。
【解決手段】OFケーブルの接続に、ゴム製の補強絶縁層11、内部半導電層12、ストレスコーン13及び外部半導電層14が一体に設けられた筒状ゴムユニット10を用いる。導体接続部8の両側のケーブル絶縁紙4からケーブルカーボン紙3にかけての外周にジョイントカーボン紙21を巻き付ける。筒状ゴムユニット10を、導体接続部8と、その両側のケーブル絶縁紙4及びジョイントカーボン紙3に跨るように被せて、ゴム弾性縮径力により、その内周面をケーブル絶縁紙及びジョイントカーボン紙の外周面に密着させる。ジョイントカーボン紙21は、その先端縁Tを筒状ゴムユニット10のストレスコーン内周面露出区間Rの中間部に位置させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力ケーブル線路を構成するOFケーブルの接続部に関するものである。
従来、OFケーブルを接続する場合には、接続すべき両OFケーブルの端部を段剥ぎした後、まず導体同士を銅スリーブで圧縮接続し、その後、導体接続部の両側のケーブル絶縁紙に跨るように絶縁紙を多層に巻き付けて補強絶縁体を形成している(特許文献1)。絶縁紙の巻き付けは絶縁油を流しながら行われる。
特開2009−65747号公報 特開2010−119291号公報
しかし、絶縁油を流しながら絶縁紙を多層に巻き付けて補強絶縁体を形成する作業は、絶縁紙の締め付け方、隙間なく巻き付けること、皺にならないように巻き付けること等が難しいことから、高いスキルが要求され、時間がかかるという問題があった。特に事故発生時には出来るだけ短時間で復旧させることが要求されるが、従来の接続構造ではそれに対応することが困難であった。
本発明の目的は、高いスキルを必要とせずに、短時間で接続作業を行うことのできるOFケーブル接続部を提供することにある。
この目的を達成するため本発明は、OFケーブルの接続に、ゴム製の補強絶縁層、内部半導電層、ストレスコーン及び外部半導電層が一体に設けられた筒状ゴムユニットを用いる。
この種の筒状ゴムユニットは、CVケーブルの接続に用いられているもので、ゴム弾性に抗して拡径した状態で導体接続部とその両側のケーブル絶縁体に跨るように配置した後、拡径状態を解除してゴム弾性による縮径力でケーブル絶縁体を締め付けることで、ケーブル接続部を構成するものである(特許文献2)。
しかし、OFケーブルの接続部は、ケーブル絶縁紙と同じ絶縁紙を、油を流しながら巻き付けて構成するというのが一般的な考え方であったため、OFケーブルの接続部に筒状ゴムユニットを使用することは考えられていなかった。
本発明の請求項1に係る発明は、
OFケーブルの接続に、ゴム製の補強絶縁層、内部半導電層、ストレスコーン及び外部半導電層が一体に設けられた筒状ゴムユニットを用い、
この筒状ゴムユニットを、OFケーブルの導体接続部と、その両側のケーブル絶縁紙及びケーブルカーボン紙に跨るように被せて、ゴム弾性縮径力により、その内周面をケーブル絶縁紙及びケーブルカーボン紙の外周面に密着させ、
ケーブルカーボン紙はその先端縁を前記筒状ゴムユニットのストレスコーン内周面露出区間内に位置させてある、
ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に係る発明は、
OFケーブルの接続に、ゴム製の補強絶縁層、内部半導電層、ストレスコーン及び外部半導電層が一体に設けられた筒状ゴムユニットを用い、
OFケーブルの導体接続部の両側のケーブル絶縁紙からケーブルカーボン紙にかけての外周にジョイントカーボン紙を巻き付け、
前記筒状ゴムユニットを、OFケーブルの導体接続部と、その両側のケーブル絶縁紙及びジョイントカーボン紙に跨るように被せて、ゴム弾性縮径力により、その内周面をケーブル絶縁紙及びジョイントカーボン紙の外周面に密着させ、
前記ジョイントカーボン紙は、ケーブル絶縁紙上の先端縁を前記筒状ゴムユニットのストレスコーン内周面露出区間内に位置させてある、
ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、ケーブル絶縁紙の外周に外径調整用絶縁紙が巻き付けられ、その外径調整用絶縁紙の一端側がケーブル絶縁紙とジョイントカーボン紙の間に介在しており、筒状ゴムユニットの内周面が外径調整用絶縁紙及びジョイントカーボン紙の外周面に密着していることを特徴とするものである。
本発明の請求項2又は3に係る発明においては、筒状ゴムユニットの両端より外側に位置するジョイントカーボン紙の外周に金属テープが巻き付けられ、その上にバインド線による押さえ巻きが施されていることが好ましい(請求項4)。
また、本発明の請求項2又は3に係る発明においては、筒状ゴムユニットの両端より外側に位置するジョイントカーボン紙からケーブルカーボン紙にかけての外周に金属テープが巻き付けられ、その上にバインド線による押さえ巻きが施されていることが好ましい(請求項5)。
また、本発明においては、筒状ゴムユニットが耐油性ゴムで形成されていることが好ましい(請求項6)。
本発明の請求項1に係る発明によれば、ゴム製の補強絶縁層、内部半導電層、ストレスコーン及び外部半導電層が一体に設けられた筒状ゴムユニットを用いてOFケーブルを接続するので、OFケーブル接続部の補強絶縁体を形成するのに絶縁紙を巻く作業が不要となり、高いスキルを必要とすることなく、短時間でOFケーブル接続部を完成させることができる。このため特にOFケーブル線路の事故発生時に短時間で事故を復旧させるのに有効である。
ところで、請求項1に係る発明は、ケーブルカーボン紙の端部を筒状ゴムユニットのストレスコーンで締め付ける構成であるが、この場合、ケーブルカーボン紙の先端縁を筒状ゴムユニットのストレスコーン内周面露出区間内の適切な位置に位置させることが重要である。もし、ケーブルカーボン紙を剥ぎ取り過ぎてケーブルカーボン紙の先端位置が所定の位置より後退すると、ケーブルカーボン紙の端部と筒状ゴムユニットのストレスコーン内周面露出区間との重なりが少なくなり、ケーブルカーボン紙とストレスコーンとの電気的接続状態が不完全になるし、ケーブルカーボン紙の剥ぎ取りが足りなくてケーブルカーボン紙の先端縁がストレスコーン内周面露出区間より少しでも先に突出するとストレスコーンの電界緩和効果が損なわれる。しかし、ケーブルカーボン紙はケーブル絶縁紙上にらせん巻きされており、ケーブル接続の際にはこれを巻きほぐしてケーブル絶縁紙を露出させるため、ケーブルカーボン紙の先端縁をケーブル軸線方向の所定の位置できれいに切り揃えることは困難である。その結果、ケーブルカーボン紙の先端位置が所定の位置から軸線方向にずれたり、ケーブルカーボン紙の先端縁が不揃い(凸凹)になったりしやすい。このため、請求項1に係る発明では、OFケーブル接続部の電気絶縁性能にバラツキが発生するおそれがある。この問題は、時間短縮が求められる復旧工事の際に顕著である。
そこで、請求項2に係る発明は、OFケーブルの導体接続部の両側のケーブル絶縁紙の露出部からケーブルカーボン紙の露出部にかけてジョイントカーボン紙を巻き付けてから、筒状ゴムユニットを被せるようにしたものである。ジョイントカーボン紙を巻く代わりに、ケーブル絶縁紙の露出部からケーブルカーボン紙の露出部にかけて半導電性のチューブを被せてもよい。
このようにすると、ケーブルカーボン紙を切断する位置は大体でよく、またその先端縁をきれいに切り揃える必要もない上、先端位置がケーブル軸線方向の所定の位置にくるようにジョイントカーボン紙を巻き付けること又は半導電性のチューブを装着することは容易であるので、ジョイントカーボン紙又は半導電性チューブの先端縁を確実に筒状ゴムユニットのストレスコーン内周面露出区間内の適切な位置に位置させることができる。したがって電気絶縁性能の安定したOFケーブル接続部を構成することができる。また接続作業もやりやすくなる。
ところで、筒状ゴムユニットはモールド成型で製造されるため、OFケーブルのケーブル絶縁紙の外径に合わせて製造すると、サイズの異なる金型を多数用意する必要があり、コスト高になる。
そこで、請求項3に係る発明は、OFケーブルの導体接続部の両側のケーブル絶縁紙の外周に外径調整用絶縁紙を巻いて、使用する筒状ゴムユニットのサイズに合うように外径を調整したものである。このようにすると、ワンサイズの筒状ゴムユニットで、ケーブル絶縁紙の外径が若干異なる複数種類のOFケーブルの接続を行うことができるので、筒状ゴムユニットのサイズの種類を少なくでき、コスト低減を図ることができる。
本発明に係るOFケーブル接続部の一実施例を示す断面図。 本発明に係るOFケーブル接続部の他の実施例を示す、(A)は断面図、(B)は要部拡大断面図。 本発明に係るOFケーブル接続部のさらに他の実施例を示す、(A)は断面図、(B)は要部拡大断面図。
<実施例1> 図1は本発明の一実施例を示す。図において、1A、1Bは接続すべきOFケーブルである。両ケーブル1A、1Bの端部は、金属シース2、ケーブルカーボン紙3、ケーブル絶縁紙4を順次段剥ぎして、先端に導体5を露出させてある。
両ケーブルの導体5は銅スリーブ6で圧縮接続され、銅スリーブ6の外周にはケーブル絶縁紙4と同じ外径となるように導電性のスペーサ7が設けられている。導体5、銅スリーブ6及びスペーサ7で構成される部分が導体接続部8である。
導体接続部8と、その両側のケーブル絶縁紙4及びケーブルカーボン紙3の外周には、それらに跨るように筒状ゴムユニット10が被せられている。筒状ゴムユニット10は、絶縁性ゴム及び半導電性ゴムを用いて、補強絶縁層11、内部半導電層12、ストレスコーン13及び外部半導電層14を一体に形成したものである。
筒状ゴムユニット10は、拡径力を加えないフリーな状態では、その内径がケーブル絶縁紙4の外径より若干小さくなるように成形されている。この筒状ゴムユニット10を拡径部材で拡径した状態で、導体5を接続する前にどちらかのケーブル1A又は2Aの外周に挿通しておき、導体5を接続してスペーサ7を取り付けた後に、導体接続部8とその両側のケーブル絶縁紙4及びケーブルカーボン紙3に跨る位置に引き戻し、拡径部材を除去する。すると筒状ゴムユニット10は、ゴム弾性による縮径力で、その内周面が、導体接続部8、ケーブル絶縁紙4及びケーブルカーボン紙3の外周面に密着する。
ケーブルカーボン紙3の先端縁Sは、筒状ゴムユニット10のストレスコーン13の内周面露出区間Rの中間部に位置させることが重要である。このため、ケーブルカーボン紙3を剥ぎ取るときは、筒状ゴムユニット10を被せたときに、ケーブルカーボン紙3の先端縁Sがストレスコーン13の内周面露出区間Rの中間部に位置するように剥ぎ取る必要がある。
筒状ゴムユニット10はゴム弾性による締め付け力を有しているため、内部半導電層12は導体接続部8と、ストレスコーン13はケーブルカーボン紙3とそれぞれ電気的に接続された状態となる。
筒状ゴムユニット10の外側には、両ケーブル1A、1Bの金属シース2に跨るように接続箱(通常は銅管)15が被せられている。接続箱15の両端は金属シース2上で鉛工部16により封止され、接続箱15の内部は絶縁油17で満たされている。
この実施例のOFケーブル接続部は以上のような構成であるため、補強絶縁体を形成するのに絶縁紙を巻く作業が不要となり、高いスキルを必要とすることなく、短時間でOFケーブル接続部を完成させることができる。このため特にOFケーブル線路の事故発生時に短時間で事故を復旧させるのに有効である。
なお、筒状ゴムユニット10は絶縁油19中に浸漬されるため、絶縁油で膨潤しない耐油性ゴムで形成することが好ましい。CVケーブルの接続に使用されているEPR製の筒状ゴムユニットは油で膨潤するので使用できない。耐油性ゴムとしては、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどが公知である。これらのゴムをOFケーブルの絶縁油に浸漬試験した結果によると、シリコーンゴムは半年で1%程度の膨張であり、形状は維持されていた。したがってシリコーンゴム製の筒状ゴムユニットは事故発生時の暫定復旧(半年から1年程度の使用)には十分使用可能である。一方、フッ素ゴムは半年の絶縁油浸漬試験ではほとんど膨潤しないため、恒久復旧用としても、また新設OFケーブル接続用としても使用可能である。
ところで、筒状ゴムユニット10の締め付け力が強すぎると、ケーブル絶縁紙及びケーブルカーボン紙の巻回状態が崩れやすくなるので、ケーブル絶縁紙の外径が50〜60mm程度の場合、筒状ゴムユニットのフリーな状態での内径とケーブル絶縁紙の外径との差は3mm以下とすることが好ましい。また筒状ゴムユニット10の締め付け力がないと、筒状ゴムユニットとケーブル絶縁紙及びケーブルカーボン紙との間に隙間ができて、絶縁性能が低下するおそれがあるので、筒状ゴムユニットのフリーな状態での内径とケーブル絶縁紙の外径との差は0.05mm以上にすることが好ましい。要するに筒状ゴムユニットは、ケーブル絶縁紙及びケーブルカーボン紙の巻回状態が崩れない程度の弱い締め付け力で、ケーブル絶縁紙及びケーブルカーボン紙を締め付けるようにすることが好ましい。
<実施例2> 図2は本発明の他の実施例を示す。図2において図1と同一部分には同一符号を付してあるので、重複する説明は省略する。
この実施例では、両OFケーブル1A、1Bのケーブルカーボン紙3の先端縁Sを筒状ゴムユニット10の両端より外側に位置させ、ケーブル絶縁紙4、4の外周からケーブルカーボン紙3、3の外周にかけてジョイントカーボン紙21を筒状に(縦添え巻きのように)巻き付け、ジョイントカーボン紙21の先端縁Tを筒状ゴムユニット10のストレスコーン13の内周面露出区間Rの中間部に位置させたものである。また、筒状ゴムユニット10の両端より外側に位置するジョイントカーボン紙21からケーブルカーボン紙3にかけての外周には金属テープ22が巻き付けられ、その上にバインド線23による押さえ巻きが施されている。
実施例1では、ケーブルカーボン紙3の先端縁Sを筒状ゴムユニット10のストレスコーン内周面露出区間Rの中間部に位置させたが、ケーブルカーボン紙3はケーブル絶縁紙4上にらせん巻きされており、ケーブル接続の際にはこれを巻きほぐしてケーブル絶縁紙4を露出させるため、ケーブルカーボン紙3の先端縁Sをケーブル軸線方向の所定の位置できれいに切り揃えることは難しい。その結果、ケーブルカーボン紙の先端位置が所定の位置から軸線方向にずれたり、ケーブルカーボン紙の先端縁が不揃い(凸凹)になったりして、OFケーブル接続部の電気絶縁性能を安定させることが難しい。
実施例2では、ケーブル絶縁紙4からケーブルカーボン紙3にかけての外周にジョイントカーボン紙21を巻き付けてあり、このジョイントカーボン紙21は、ケーブル軸線方向の巻き付け位置を容易に調整可能であるから、ジョイントカーボン紙21の先端縁Tを筒状ゴムユニット10のストレスコーン13の内周面露出区間Rの中間部に位置させることは容易である。したがって実施例2では、ケーブルカーボン紙3を切断する位置は大体でよく、またその先端縁Sをきれいに切り揃える必要もない上、ジョイントカーボン紙の先端縁を確実に筒状ゴムユニットのストレスコーン内周面露出区間の中間部に位置させることができるので、ケーブル接続部の電気絶縁性能を安定させることができると共に、接続作業もやりやすくなる。
また、筒状ゴムユニット10の両端より外側に位置するジョイントカーボン紙21からケーブルカーボン紙3にかけての外周には金属テープ22を巻き付け、その上にバインド線23で押さえ巻きを施したので、筒状ゴムユニット10を被せる前のジョイントカーボン紙21の位置ずれや巻きゆるみを防止できると共に、ジョイントカーボン紙21とケーブルカーボン紙3の電気的接続状態を安定に維持することができる。金属テープ22としては鉛テープを使用することが好ましい。鉛テープは温度変化によるケーブルカーボン紙3以内の膨張・収縮を吸収しやすい。
なお、金属テープ22及びバインド線23は、筒状ゴムユニット10の両端より外側に位置するジョイントカーボン紙21の外周だけに巻き付けてもよい(ケーブルカーボン紙3上にまで巻き付けなくてもよい)。
また、前記ジョイントカーボン紙21を巻き付ける代わりに、ケーブル絶縁紙4からケーブルカーボン紙3にかけての外周に半導電性のチューブを被せてもよい。半導電性ゴムからなるチューブを拡径した状態にしておき、装着箇所に配置して縮径させ、ゴム弾性による縮径力でケーブルに装着するようにすれば、短時間で装着できる。
<実施例3> 図3は本発明のさらに他の実施例を示す。図3において図1及び図2と同一部分には同一符号を付してあるので、重複する説明は省略する。
この実施例は、ケーブル絶縁紙4の外周に外径調整用絶縁紙24を巻いて、使用する筒状ゴムユニット10のサイズに合うように外径を調整したものである。このようにすると、ケーブル絶縁紙の外径が若干異なる程度であればワンサイズの筒状ゴムユニットで複数種類のOFケーブルの接続を行うことができるので、筒状ゴムユニットのサイズの種類を少なくでき、コスト低減を図ることができる。
外径調整用絶縁紙24の巻き付け部からケーブルカーボン紙3にかけての外周には、ジョイントカーボン紙21が巻き付けられており、ジョイントカーボン紙21の先端縁Tは筒状ゴムユニット10のストレスコーン13の内周面露出区間Rの中間部に位置させてあることは実施例2と同様である。この場合は、外径調整用絶縁紙24の一端側がケーブル絶縁紙4とジョイントカーボン紙21の間に介在することになる。また、筒状ゴムユニット10の両端より外側に位置するジョイントカーボン紙21からケーブルカーボン紙3にかけての外周には金属テープ22が巻き付けられ、その上にバインド線23による押さえ巻きが施されていることも実施例2と同様である。
この場合も、金属テープ22及びバインド線23は、筒状ゴムユニット10の両端より外側に位置するジョイントカーボン紙21の外周だけに巻き付けてもよい(ケーブルカーボン紙3上にまで巻き付けなくてもよい)。
また、ジョイントカーボン紙21の代わりに、半導電性のチューブを装着してもよい。
1A、1B:OFケーブル
2:金属シース
3:ケーブルカーボン紙
4:ケーブル絶縁紙
5:導体
6:銅スリーブ
7:スペーサ
8:導体接続部
10:筒状ゴムユニット
11:補強絶縁層
12:内部半導電層
13:ストレスコーン
14:外部半導電層
15:接続箱
16:鉛工部
17:絶縁油
21:ジョイントカーボン紙
22:金属テープ
23:バインド線
24:外径調整用絶縁紙
R:筒状ゴムユニット10のストレスコーン内周面露出区間
S:ケーブルカーボン紙3の先端縁
T:ジョイントカーボン紙21の先端縁

Claims (6)

  1. OFケーブルの接続に、ゴム製の補強絶縁層、内部半導電層、ストレスコーン及び外部半導電層が一体に設けられた筒状ゴムユニットを用い、
    この筒状ゴムユニットを、OFケーブルの導体接続部と、その両側のケーブル絶縁紙及びケーブルカーボン紙に跨るように被せて、ゴム弾性縮径力により、その内周面をケーブル絶縁紙及びケーブルカーボン紙の外周面に密着させ、
    ケーブルカーボン紙はその先端縁を前記筒状ゴムユニットのストレスコーン内周面露出区間内に位置させてある、
    ことを特徴とするOFケーブル接続部。
  2. OFケーブルの接続に、ゴム製の補強絶縁層、内部半導電層、ストレスコーン及び外部半導電層が一体に設けられた筒状ゴムユニットを用い、
    OFケーブルの導体接続部の両側のケーブル絶縁紙からケーブルカーボン紙にかけての外周に、ジョイントカーボン紙を巻き付け又は半導電性のチューブを被せ、
    前記筒状ゴムユニットを、OFケーブルの導体接続部と、その両側のケーブル絶縁紙及びジョイントカーボン紙又は半導電性チューブに跨るように被せて、ゴム弾性縮径力により、その内周面をケーブル絶縁紙及びジョイントカーボン紙の外周面に密着させ、
    前記ジョイントカーボン紙又は半導電性チューブは、ケーブル絶縁紙上の先端縁を前記筒状ゴムユニットのストレスコーン内周面露出区間内に位置させてある、
    ことを特徴とするOFケーブル接続部。
  3. ケーブル絶縁紙の外周に外径調整用絶縁紙が巻き付けられ、その外径調整用絶縁紙の一端側がケーブル絶縁紙とジョイントカーボン紙又は半導電性チューブとの間に介在しており、筒状ゴムユニットの内周面が外径調整用絶縁紙及びジョイントカーボン紙又は半導電性チューブの外周面に密着していることを特徴とする請求項2記載のOFケーブル接続部。
  4. 筒状ゴムユニットの両端より外側に位置するジョイントカーボン紙の外周に金属テープが巻き付けられ、その上にバインド線による押さえ巻きが施されていることを特徴とする請求項2又は3記載のOFケーブル接続部。
  5. 筒状ゴムユニットの両端より外側に位置するジョイントカーボン紙からケーブルカーボン紙にかけての外周に金属テープが巻き付けられ、その上にバインド線による押さえ巻きが施されていることを特徴とする請求項2又は3記載のOFケーブル接続部。
  6. 筒状ゴムユニットが耐油性ゴムで形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のOFケーブル接続部。
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