JP7164322B2 - ケーブルの固定構造およびケーブルの固定方法 - Google Patents
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図1を参照して、ケーブル1を筐体3に固定するための本実施例のケーブル1の固定構造について説明する。図1は、本実施例のケーブル1の固定構造を示す図である、図1(a)は、ケーブル1の固定構造を示す平面図である。図1(b)は、図1(a)のA-A線断面図である。
(ケーブルの構造)
図2は、複数の配線を備えるケーブル1の断面構造を模式的に示している。図2では、ケーブル1の部材の構成を認識しやすいように、配線12の数を4本とし、各層の厚さについては縮尺を変えて表している。配線12の外周は、絶縁層13で覆われている。絶縁層13は、編組シールド体14で覆われている。編組シールド体14は、可撓性樹脂やゴム系材料などからなる円筒状の外皮11で覆われている。
(ケーブル端部の下処理工程)
本実施形態では、ケーブル1の端部にスリーブ2を圧着する前に、ケーブル1の端部に下処理が施される。図3を参照して、ケーブル1の端部の下処理について説明する。図3は、ケーブル1の端部の下処理の説明図である。図4は、ケーブル1の端部の下処理後のケーブル1の断面構造の模式図である。まず、図3(a)に示されるようにケーブル1の端部から突出している編組シールド体14を、外皮11の外周面に重なるように折り返すことで、ケーブル1を図3(b)の状態にする。次に、折り返された編組シールド体14の上にスリーブ2を被せることで、ケーブル1を図3(c)の状態にする。ケーブル1の端部の下処理後、図4に示されるように、外皮11の外周は編組シールド体14で覆われ、その上に円筒状のスリーブ2が被せられている。
(ケーブル端部の構造)
図5は、ケーブル1の端部の構造を示す図である。図5(a)は、ケーブル1の端部周辺の平面図である。図5(b)は、図5(a)のB-B線断面図である。図5(a)に示されるように、スリーブ2は、ケーブル1の端部に圧着されている。圧着方法については、図6を用いて後述する。スリーブ2は圧着によって塑性変形し、断面の内外形が四角形になる。ケーブル1の外周は、スリーブ2の内側の4面で押圧されている。この押圧により、ケーブル1の外皮11は、丸形から四角形に弾性変形する。スリーブ2がケーブル1の外周を押圧する力と、押圧によって発生するケーブル1の外皮11の弾性力による摩擦により、スリーブ2はケーブル1に固定されている。また、スリーブ2には、圧着により、凸部21と凸部22が成形される。
(スリーブの圧着工程)
図6は、ケーブル1にスリーブ2を圧着する工程の説明図である。図6(a)は、ケーブル1にスリーブ2を圧着する前のケーブル1の端部および圧着治具4の断面図である。図6(b)は、ケーブル1の端部にスリーブ2を圧着した後のケーブル1の端部および圧着治具4の断面図である。
(筐体開口部の構造)
図7は、本実施例の筐体3の構造を示す図である。図7(a)は、筐体3の構造を示す平面図である。図7(b)は、図7(a)のC-C線断面図である。図7(a)に示されるように、筐体3は、直方体形状でアルミなどの導電性金属材料で形成されている。筐体3には、スリーブ2を収容するための開口部31が設けられている。図7(b)に示されるように、開口部31の側面には、凸部32と凸部33が設けられている。また、開口部31の両側面の下部には、凹部34と凹部35が設けられている。
(ケーブルの固定工程)
本実施形態では、ケーブル1の端部にスリーブ2が圧着された後、筐体3にケーブル1を固定する工程が実行される。図8は、筐体3にケーブル1を固定する工程の説明図である。まず、図8(a)に示されるように、ケーブル1の端部は、筐体3の開口部31に設置される。次に、図8(b)に示されるように、ケーブル1の端部は、プレス治具5を用いて開口部31の側面に設けられた凸部32と凸部33との間に圧入される。スリーブ2の凸部21と凸部22は、プレス治具5から押圧されることで、図8(c)に示されるように、筐体3の凹部34と凹部35の形に塑性変形する。
2 スリーブ
21 凸部(第2凸部)
22 凸部(第2凸部)
23 凹部(第2凹部)
24 凹部(第2凹部)
3 筐体
31 開口部
32 凸部(第1凸部)
33 凸部(第1凸部)
34 凹部(第1凹部)
35 凹部(第1凹部)
Claims (6)
- ケーブルと、
前記ケーブルの外周を覆うように、前記ケーブルの端部に圧着されたスリーブと、
前記スリーブが圧入される開口部が設けられ、前記ケーブルを固定する筐体と、を有し、
前記ケーブルは、それぞれが絶縁層で覆われている複数の配線と、前記複数の配線の外周を覆う可撓性の外皮と、前記絶縁層と前記外皮との間に編組シールド体を備え、
前記編組シールド体は、前記ケーブルの端部において、前記スリーブと導通するように、前記外皮の外周を覆うように折り返されており、
前記開口部は、第1凸部および第1凹部を備え、
前記スリーブは、前記第1凸部と前記ケーブルの軸方向で当接するように係止される第2凹部と、前記第1凹部と前記開口部の開口方向で当接するように係止される第2凸部とを備えることを特徴とするケーブル固定構造。 - 前記第1凸部は、前記開口部の側面に、前記ケーブルの軸方向に直交する方向に沿って設けられており、
前記第1凹部は、前記開口部の側面の底部に、前記ケーブルの軸方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル固定構造。 - 前記第1凸部は、前記開口部の側面に、前記ケーブルの軸方向に直交する方向に沿って設けられており、
前記第1凹部は、前記開口部の底面に設けられており、前記開口部の底面に対して直角となる角度方向を90度とした場合に、90度より小さい角度方向に凹んでいることを特徴とする請求項1に記載のケーブル固定構造。 - 前記第2凹部および前記第2凸部はそれぞれ、前記スリーブが前記開口部に圧入されることで、前記第1凸部および第1凹部に基づいて形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のケーブル固定構造。
- 前記ケーブルの端部の断面および前記スリーブの断面の内外形は、四角形であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のケーブル固定構造。
- ケーブルの端部および前記ケーブルの端部の外周を覆うスリーブを、前記ケーブルの端部の断面および前記スリーブの断面の内外形が四角形に塑性変形するように、圧着させるステップと、
第1凸部および第1凹部を備える筐体の開口部に、前記スリーブに前記第1凸部と前記ケーブルの軸方向で当接するように係止される第2凹部と、前記第1凹部と前記開口部の開口方向で当接するように係止される第2凸部とが形成されるように、前記スリーブを圧入するステップとを有することを特徴とするケーブルの固定方法。
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