JP6721211B2 - 位置決め装置及び穿孔装置 - Google Patents

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本発明は、位置決め装置及び穿孔装置に関する。
カメラによってワークの表面を撮影し、画像処理によってワークの表面の位置決め対象部を示す特徴点の位置情報を取得して、被位置決め部材をワークの位置決め対象部に対して位置決めする位置決め装置が多様な用途に用いられている。
このような位置決め装置としては、例えばプリント基板の製造時にプリント基板にパンチ孔を形成する穿孔装置等を挙げることができる。このような穿孔装置では、ワークであるプリント基板のパターンを画像認識してパンチ孔を形成すべき位置決め対象部の情報を取得し、被位置決め部材であるパンチ及びダイをプリント基板の平面方向に位置決めして位置決め対象部に正対させる。
このような位置決め装置を用いて製造されるプリント基板の精細化が進んでおり、パンチ孔にもより高い位置精度が要求されるようになっている。このため、プリント基板のデザインに際して、位置決め対象部の位置を比較的正確に取得できるよう、位置決め対象部を示す特徴点が位置決め対象部内又はその近傍に配置される。
しかしながら、従来の位置決め装置では、被位置決め部材をカメラの光路の外に配置して位置決め対象部の位置を示す特徴点を隠すことがないようにした状態でワークの表面を撮影して位置情報を取得する必要がある。このため、位置情報の取得後に被位置決め部材を平面方向に比較的大きく移動して位置決め対象部に正対させることになる。このように、被位置決め部材の移動距離が大きくなると、例えば振動によるワークの位置ずれ、サーボシステムの精度等に起因して位置決め誤差が大きくなるという問題が生じる。
これに対して、穿孔装置用の位置決め装置において、パンチを位置決め対象部に正対させた状態でもパンチ直下のワーク表面をカメラで撮影できるよう、パンチの側方に光軸がワーク表面の法線方向に対して傾斜するようカメラを配設する構成が提案されている(特開2002−264083号公報参照)。
前記公報に記載されるように、カメラの光軸を傾斜させると、光軸の傾斜方向の前後位置によってワーク表面の被写体距離(対物レンズと被写体との光軸方向の距離)が異なるものとなる。このため、前記公報に記載の構成では、光軸の傾斜方向の位置決め精度に限界がある。
また、前記公報には、プリント基板とパンチとの間に鏡を配置して、プリント基板の表面の法線方向から位置決め対象部を見た画像を撮影する構成も記載されている。
しかしながら、このように鏡を用いる構成では、パンチでプリント基板を打ち抜くときには鏡を側方に退避させる必要がある。この鏡の移動は穿孔動作のサイクルタイムを増大させるおそれがある。また、このような鏡の駆動に伴う振動によっても、プリント基板が位置ずれするおそれがある。
特開2002−264083号公報
前記不都合に鑑みて、本発明は、比較的位置決め精度が高い位置決め装置及び穿孔装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するためになされた発明は、ワークの表面を撮影して位置情報を取得することにより被位置決め部材をワークに対して位置決めする位置決め装置であって、前記ワークの表面の法線方向視で光軸が交差するよう傾斜した方向から撮影する複数のカメラと、前記複数のカメラの撮影画像における特徴点の座標のうち、撮影したカメラの光軸に垂直な平面とワーク表面との交線方向の座標成分を抽出し、抽出した座標成分を組み合わせることにより、特徴点の多次元の座標を特定する画像処理部とを備えることを特徴とする位置決め装置である。
前記複数のカメラの光軸に垂直な面とワーク表面との複数の交線が互いに垂直であるとよい。
前記ワーク表面に対するカメラの光軸の傾斜角度としては、30度以上70度以下が好ましい。
前記被位置決め部材が複数のカメラから独立してワーク表面の法線方向に駆動されるとよい。
前記課題を解決するためになされた別の発明は、当該位置決め装置と前記被位置決め部材とを備え、前記被位置決め部材がパンチ及びダイである穿孔装置である。
本発明の位置決め装置及び穿孔装置は、ワークの表面の法線方向視で光軸が異なる方向に傾斜した複数のカメラを備えることによって、被位置決め部材をワーク表面の特徴点に略正対させた状態で複数のカメラによってワーク表面を撮影して特徴点の位置情報を取得できる。また、当該位置決め装置及び穿孔装置は、各カメラの撮影画像における特徴点の座標のうち、撮影したカメラの光軸に垂直な平面とワーク表面との交線方向の座標成分を抽出し、抽出した座標成分を組み合わせることにより、特徴点の多次元の座標を特定するので、カメラの光軸を傾斜させたことによる誤差が殆ど生じないため、位置決め精度が高い。
本発明の一実施形態の穿孔装置の構成を示す模式的側面図である。 図1の穿孔装置におけるカメラの配置を示す模式的平面図である。 本発明の図1とは異なる実施形態の穿孔装置の構成を示す模式的側面図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
図1に示す本発明の第一実施形態に係る穿孔装置は、プリント基板(ワーク)Pにパンチ孔を形成する装置である。
当該穿孔装置は、それ自体が本発明の一つの実施形態である位置決め装置1と、この位置決め装置1によって位置決めされる被位置決め部材としてパンチ2及びダイ3とを備える。
当該穿孔装置は、図示しないが、例えばプリント基板Pを把持する把持機構、位置決め装置1を制御する制御装置等をさらに備えることができる。
<位置決め装置>
位置決め装置1は、パンチ2及びダイ3をそれぞれプリント基板Pの表面の法線方向に移動させる1対の昇降機構4と、この昇降機構4を保持し、プリント基板Pの平面方向にそれぞれ位置決め可能な1対の直交座標型ロボット5と、一方の直交座標型ロボット5により昇降機構4と共に保持される複数のカメラ(第1カメラ6及び第2カメラ7)と、この複数のカメラ6,7の撮影画像を解析する画像処理部8とを備える。
さらに、位置決め装置1は、直交座標型ロボット5に対して昇降機構4又は昇降機構4に対してパンチ2及びダイ3をプリント基板Pの表面の法線方向の軸を中心に回転位置決めする回転機構(不図示)を備えてもよい。
<パンチ及びダイ>
パンチ2及びダイ3としては、従来と同様に、プリント基板Pの打ち抜き形状に対応する平面形状を有するパンチ2と、パンチ2が嵌合する開口を有するダイ3とを使用することができる。
(昇降機構)
位置決め装置1の昇降機構4は、パンチ2の穿孔動作、つまりパンチ2をダイ3の開口に挿入する動作を行うことができるよう、パンチ2及びダイ3をプリント基板Pの表裏面に当接又は近接させる。
昇降機構4は、さらにパンチ2の穿孔動作を行うものであってもよい。つまり、パンチ2の穿孔動作は、パンチ2自体に出退機構を設けることで行ってもよく、昇降機構4を利用して行ってもよい。
昇降機構4としては、例えばリニアモーター、ボールねじ等を用いるサーボ機構の他、例えばエアシリンダーや油圧シリンダー等の直動機構を用いてもよい。
(直交座標型ロボット)
直交座標型ロボット5の構成としては、プリント基板Pに平行な一方向に延び、プリント基板Pに平行な方向に並んだ1対の第1ガイドと、この第1ガイドに沿って移動する1対の第1移動体と、この1対の第1移動体間にプリント基板Pの表面の法線方向視で第1ガイドと直交方向に掛け渡される1対の第2ガイドと、この第2ガイドに沿って移動し、昇降機構4を保持する第2移動体とを有するものとすることができる。
(カメラ)
第1カメラ6及び第2カメラ7は、パンチ2を保持する昇降機構4を位置決めする直交座標型ロボット5に保持され、パンチ2と共にプリント基板Pの平面方向に移動する。
この第1カメラ6及び第2カメラ7は、プリント基板Pの穿孔すべき対象部の位置情報を取得するために、プリント基板Pの表面の画像を撮影し、後述する画像処理部8に画像データを提供する。
第1カメラ6及び第2カメラ7は、パンチ2の側方に、図2に示すように、プリント基板Pの表面の法線方向視で光軸(第1カメラ6の光軸X1及び第2カメラ7の光軸X2)が交差するよう傾斜した方向からプリント基板Pの表面を撮影するよう配設される。
プリント基板Pの表面の法線方向視での第1カメラ6の光軸X1及び第2カメラ7の光軸X2の相対角度θとしては、パンチ2のプリント基板Pの平面方向の位置決めに用いる座標系の座標軸の相対角度(通常は90度)と等しいことが好ましい。換言すると、第1カメラ6の光軸X1に垂直な平面とプリント基板Pの表面との交線及び第2カメラ7の光軸X2に垂直な平面とプリント基板Pの表面との交線が互いに垂直であれば、プリント基板Pの特徴点の平面方向の直交座標系における座標を比較的簡単に特定することができる。
プリント基板Pの表面の法線方向視における第1カメラ6の光軸X1の向き及び第2カメラ7の光軸X2の向きは、座標変換(行列演算)することなくパンチ2の平面方向の位置決めに用いることができるよう、直交座標型ロボット5の座標系の各軸方向と一致することが好ましい。
第1カメラ6及び第2カメラ7の光軸のプリント基板Pの表面に対する傾斜角度の下限としては、30度が好ましく、40度がより好ましい。一方、第1カメラ6及び第2カメラ7の光軸のプリント基板Pの表面に対する傾斜角度の上限としては、70度が好ましく、60度がより好ましい。第1カメラ6及び第2カメラ7の光軸のプリント基板Pの表面に対する傾斜角度が前記下限に満たない場合、撮影画像の歪みが大きくなることで、位置決め精度が不十分となるおそれがある。逆に、第1カメラ6及び第2カメラ7の光軸のプリント基板Pの表面に対する傾斜角度が前記上限を超える場合、第1カメラ6及び第2カメラ7がパンチ2に干渉するおそれや、プリント基板Pのパターンがパンチに隠れて位置情報の取得ができなくなるおそれがある。第1カメラ6及び第2カメラ7の光軸のプリント基板Pの表面に対する典型的な傾斜角度としては、45度とすることができる。第1カメラ6及び第2カメラ7の光軸のプリント基板Pの表面に対する傾斜角度を45度とすれば、直交座標型ロボット5によって第1カメラ6及び第2カメラ7を保持するための部材の加工が容易になり、市販品を利用できる可能性も大きくなる。
第1カメラ6及び第2カメラ7によるプリント基板Pの表面の撮像面積の下限としては、平面視でパンチ2に外接する方形の面積の1.2倍が好ましく、1.5倍がより好ましい。一方、第1カメラ6及び第2カメラ7によるプリント基板Pの表面の撮像面積の上限としては、平面視でパンチ2に外接する方形の面積の10倍が好ましく、5倍がより好ましい。第1カメラ6及び第2カメラ7によるプリント基板Pの表面の撮像面積が前記下限に満たない場合、必要な情報を画像内に収めることができず画像処理で特徴点の位置を認識できないおそれがある。逆に、第1カメラ6及び第2カメラ7によるプリント基板Pの表面の撮像面積が前記上限を超える場合、後述する画像処理部8での画像処理の演算負荷が不必要に増大するおそれがある。
また、第1カメラ6及び第2カメラ7は、直交座標型ロボット5によって昇降機構4と並列に保持されているので、昇降機構4がパンチ2を第1カメラ6及び第2カメラ7から独立してプリント基板Pの表面の法線方向に駆動することができる。つまり、第1カメラ6及び第2カメラ7は、プリント基板Pの表面の法線方向には移動しないので、プリント基板Pの表面からの距離が常に一定になるよう保持される。これにより、撮影画像中での距離と実際の空間における距離との関係が一定となり、より正確に座標を特定することができる。
なお、パンチ2とは異なる被位置決め部材であるダイ3については、プリント基板Pに対して第1カメラ6及び第2カメラ7とは反対側に位置しているため、第1カメラ6及び第2カメラ7を用いた位置情報の取得に影響することや、第1カメラ6及び第2カメラ7と物理的に干渉することはない。また、ダイ3は、第1カメラ6及び第2カメラ7と異なる直交座標型ロボット5によって位置決めされるため、当然ながら、対応する昇降機構4によってカメラ6及び第2カメラ7から独立してプリント基板Pの表面の法線方向に駆動される。
第1カメラ6及び第2カメラ7の被写体距離(光軸上における対物レンズからプリント基板Pまでの距離)の下限としては、第1カメラ6及び第2カメラ7によるプリント基板Pの表面の撮像範囲の平均幅の3倍が好ましく、5倍がより好ましい。一方、第1カメラ6及び第2カメラ7の被写体距離の上限としては、第1カメラ6及び第2カメラ7によるプリント基板Pの表面の撮像範囲の平均幅の30倍が好ましく、20倍がより好ましい。第1カメラ6及び第2カメラ7の被写体距離が前記下限に満たない場合、第1カメラ6及び第2カメラ7のパンチ2との物理的な干渉を避けられないおそれがある。逆に、第1カメラ6及び第2カメラ7の被写体距離が前記上限を超える場合、当該位置決め装置1が不必要に大きくなるおそれや、撮影画像の分解能が低下することで位置決め精度が不十分となるおそれがある。なお、「撮像範囲の平均幅」とは撮像範囲の面積の平方根として算出される値を意味する。
(画像処理部)
画像処理部8は、第1カメラ6及び第2カメラ7が撮影した各画像データを公知の画像処理技術によって解析して、撮影画像におけるプリント基板Pのパターンの特徴点の座標をそれぞれ特定し、この特徴点の座標のうち、撮影したカメラの光軸に垂直な平面とプリント基板Pの表面との交線方向の座標成分を抽出する。
画像処理部8が座標成分を抽出する方向は、第1カメラ6及び第2カメラ7の直交座標型ロボット5への取り付けによって定められる。このため、画像処理部8は、第1カメラ6及び第2カメラ7が撮影した画像から抽出すべき座標成分の方向を予め記憶しておく。
画像処理部8は、第1カメラ6及び第2カメラ7が撮影した画像から抽出した異なる方向の座標成分を組み合わせることにより、プリント基板Pのパターンの特徴点の2次元の座標を特定する。
典型的には、プリント基板Pの表面の法線方向視で第1カメラ6の光軸X1と第2カメラ7の光軸X2とが互いに垂直となるよう傾斜させ、かつ第1カメラ6及び第2カメラ7の各撮影画像における縦軸が光軸X1,X2の傾斜方向に一致するよう配置する。この場合、各撮影画像における特徴点の横軸方向の座標成分だけを抽出し、一方の撮影画像から抽出した座標成分をそのまま横軸方向の座標成分とし、他方の撮影画像から抽出した座標成分をそのまま縦軸方向の座標成分として組み合わせれば、特徴点の2次元の座標が特定できる。
なお、画像処理において座標成分を抽出する特徴点は、プリント基板Pの導電パターンの中で予め設定される特徴的な形状の部分であってもよく、プリント基板Pに画像処理専用に設けられるマーキングであってもよい。
画像処理部8は、例えばパーソナルコンピューター等に画像処理プログラムをインストールすることよって構成することができる。この画像処理部8は、昇降機構4及び直交座標型ロボット5を制御するコンピューターと一体とすることができる。つまり、画像処理部8は当該位置決め装置の制御装置の機能の一部として、より具体的には制御プログラム中のパートプログラムやサブルーチンによって実現することができる。
<利点>
当該穿孔装置は、プリント基板Pの表面の法線方向視で光軸が異なる方向に傾斜した第1カメラ6及び第2カメラ7を備えることによって、パンチ2及びダイ3をプリント基板P表面の特徴点に略正対させた状態で第1カメラ6及び第2カメラ7によってプリント基板P表面を撮影して特徴点の位置情報を取得できるので、位置情報取得後の移動量が小さく位置決め誤差を抑制できる。
また、当該穿孔装置は、第1カメラ6及び第2カメラ7の撮影画像から特徴点の座標のうち、撮影したカメラの光軸X1,X2に垂直な平面とプリント基板Pの表面との交線方向、つまりプリント基板Pの表面の被写体距離が一定となる方向の座標成分を抽出し、抽出した座標成分を組み合わせることにより、プリント基板Pの特徴点の多次元の座標を特定するので、第1カメラ6及び第2カメラ7の光軸を傾斜させたことによる誤差が殆ど生じないため、位置決め精度が高い。
[第二実施形態]
図3に示す本発明の第二実施形態に係る穿孔装置は、プリント基板(ワーク)Pにパンチ孔を形成する装置である。
当該穿孔装置は、それ自体が本発明の一つの実施形態である位置決め装置1aと、この位置決め装置1aによって位置決めされる被位置決め部材としてパンチ2及びダイ3とを備える。当該穿孔装置は、図示しないが、例えばプリント基板Pを把持する把持機構、位置決め装置1aを制御する制御装置等をさらに備えることができる。
図3の穿孔装置におけるパンチ2及びダイ3の構成は、図1の穿孔装置におけるパンチ2及びダイ3の構成と同様とすることができる。このため、図3の穿孔装置について、図2の穿孔装置と重複する説明は省略する。
<位置決め装置>
位置決め装置1aは、パンチ2及びダイ3をそれぞれプリント基板Pの表面の法線方向に移動させる1対の昇降機構4と、この昇降機構4を保持し、プリント基板Pの平面方向にそれぞれ位置決め可能な1対の直交座標型ロボット5と、一方の直交座標型ロボット5により昇降機構4と共に保持される複数のカメラ(第1カメラ6a及び第2カメラ7a)と、この複数のカメラ6a,7aの撮影画像を解析する画像処理部8と、複数のカメラ6a,7aの光軸を屈曲させる複数の反射鏡(第1反射鏡9及び第2反射鏡10)とを備える。
さらに、位置決め装置1aは、直交座標型ロボット5に対して昇降機構4又は昇降機構4に対してパンチ2及びダイ3をプリント基板Pの表面の法線方向の軸を中心に回転位置決めする回転機構(不図示)を備えてもよい。
図3の穿孔装置の位置決め装置1aにおける昇降機構4、直交座標型ロボット5及び画像処理部8の構成は、図1の穿孔装置の位置決め装置1における昇降機構4、直交座標型ロボット5及び画像処理部8の構成と同様とすることができる。
(カメラ)
図3の穿孔装置の位置決め装置1aにおける第1カメラ6a及び第2カメラ7aは、図1の穿孔装置の位置決め装置1における第1カメラ6及び第2カメラ7と、その配置を除いて同様とすることができる。
第1カメラ6a及び第2カメラ7aは、プリント基板Pに表面に正対して配設されるが、第1反射鏡9及び第2反射鏡10によって光軸が屈曲させられることにより、プリント基板Pの表面の法線方向視で光軸が交差するよう傾斜した方向からプリント基板Pの表面を撮影する。
図3の穿孔装置の位置決め装置1aにおける第1カメラ6a及び第2カメラ7aの第1反射鏡9又は第2反射鏡10からプリント基板Pまでの光軸の相互の相対角度及びプリント基板Pに対する角度としては、図1の穿孔装置の位置決め装置1における第1カメラ6及び第2カメラ7の光軸の相互の相対角度及びプリント基板Pに対する角度と同様とすることができる。
また、図3の穿孔装置の位置決め装置1aにおける第1カメラ6a及び第2カメラ7aによるプリント基板Pの表面の撮像面積、並びに第1カメラ6a及び第2カメラ7aの被写体距離は、図1の穿孔装置の位置決め装置1における第1カメラ6及び第2カメラ7によるプリント基板Pの表面の撮像面積、並びに第1カメラ6及び第2カメラ7の被写体距離と同様とすることができる。
(反射鏡)
第1反射鏡9及び第2反射鏡10は、第1カメラ6a及び第2カメラ7aの光軸を屈曲させることにより、プリント基板Pの表面の法線方向に対して傾斜させる。
この第1反射鏡9及び第2反射鏡10は、第1カメラ6a及び第2カメラ7aとの相対位置が変化しないよう、直交座標型ロボット5によって保持されることが好ましい。また、第1反射鏡9及び第2反射鏡10は、パンチ2の昇降動作を阻害しないよう平面視でパンチ2と重複しないよう配置される。
当該穿孔装置は、第1反射鏡9及び第2反射鏡10を備えることにより第1カメラ6a及び第2カメラ7aをパンチ2の近傍に配設することができるので、装置を小型化することができる。
[その他の実施形態]
前記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、前記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて前記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
当該位置決め装置は、例えば複数のプローブを有する電気検査ヘッドをプリント基板等に当接させる電気検査装置等、穿孔装置以外の装置に使用されてもよい。
当該位置決め装置は、カメラを3つ以上有してもよく、3つ以上のカメラを用いて3次元の位置を特定してもよい。
当該位置決め装置は、昇降機構によってカメラが保持されてもよい。この場合、撮影の度に被写体距離が異なると、その都度座標を補正する必要が生じるため、撮影時には被写体距離が一定になるよう、カメラをワーク表面の法線方向の一定の位置に位置決めすることが好ましい。
当該位置決め装置は、例えば多関節ロボット等、直交座標型ロボット以外の駆動システムを備えるものであってもよい。
当該位置決め装置は、ワークの一方側に、単一の駆動システム(例えば直交座標型ロボット及び昇降機構)を備えるものであってもよく、ワークの両側の駆動システムの構成や自由度が互いに異なってもよい。具体例としては、プリント基板用穿孔装置においてダイを位置決めする駆動システムは、直交座標型ロボットのみからなり昇降機構を有せず、ダイをプリント基板の下面に近接した状態に保持し、プリント基板の表面の平面方向にのみダイを位置決めするものであってもよい。
当該位置決め装置は、被位置決め部材の平面位置が固定され、ワークが平面方向に位置決めされるものであってもよい。
本発明に係る位置決め装置及び穿孔装置は、プリント基板の製造に特に好適に利用することができる。
1,1a 位置決め装置
2 パンチ(被位置決め部材)
3 ダイ(被位置決め部材)
4 昇降機構
5 直交座標型ロボット
6,6a 第1カメラ
7,7a 第2カメラ
8 画像処理部
9 第1反射鏡
10 第2反射鏡
P プリント基板(ワーク)
X1,X2 光軸
θ プリント基板の表面の法線方向視での光軸の相対角度

Claims (5)

  1. ワークの表面を撮影して位置情報を取得することにより被位置決め部材をワークに対して位置決めする位置決め装置であって、
    数のカメラと、
    前記複数のカメラの各々が、前記ワークの表面の法線方向視で光軸が交差するよう傾斜した方向から撮影するように、前記複数のカメラの各々の光軸を屈曲させる複数の反射鏡と、
    前記複数のカメラの撮影画像における特徴点の座標のうち、撮影したカメラの前記反射鏡により屈曲された光軸に垂直な平面とワーク表面との交線方向の座標成分を抽出し、抽出した座標成分を組み合わせることにより、特徴点の多次元の座標を特定する画像処理部と
    を備えることを特徴とする位置決め装置。
  2. 前記反射鏡により屈曲された前記複数のカメラの光軸に垂直な面とワーク表面との複数の交線が互いに垂直である請求項1に記載の位置決め装置。
  3. 前記ワーク表面に対する前記反射鏡により屈曲された光軸の傾斜角度が30度以上70度以下である請求項1又は請求項2に記載の位置決め装置。
  4. 前記被位置決め部材が複数のカメラから独立してワーク表面の法線方向に駆動される請求項1、請求項2又は請求項3に記載の位置決め装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の位置決め装置と前記被位置決め部材とを備え、
    前記被位置決め部材がパンチ及びダイである穿孔装置。
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