JP6720899B2 - 自動車用ガラスラン - Google Patents
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なお、ドア1と車体との間のシールは、ドアパネルおよびドアフレーム2の外周に取付けられたドアウエザストリップ(図示せず)および/または車体の開口部のフランジに取付けられたオープニングトリムウエザストリップ(図示せず)によりなされている。
また、チャンネル103内にガラスラン110を装着したときに、チャンネル103内にガラスラン110を係止して保持するために、ガラスラン110の直線状部では、車内側側壁130と車外側側壁120にそれぞれ車内側保持リップ134と車外側保持リップ124が設けられている。
ガラスランの本体は、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁とからなる断面略コ字形をなし、車外側側壁と車内側側壁には、それぞれ本体の断面略コ字状の本体の内側に向かって延出する車外側シールリップと車内側シールリップを設け、車外側シールリップと車内側シールリップによりドアガラスの端部の車外側面及び車内側面をシールし、
少なくとも車内側シールリップは、ドアガラスが当接する車内側シールリップの表面側層及び、車内側シールリップの表面側層の背面側に車内側シールリップの背面側層を有し、
車内側シールリップの背面側層は、車内側シールリップの表面側層よりも可塑剤の含有量が1〜10%少ないことを特徴とする自動車用ガラスランである。
車内側シールリップの背面側層は、車内側シールリップの表面側層よりも可塑剤の含有量の差が1%未満の場合には、移行する可塑剤の量が少なく、シールリップによるガラス面の押圧力の低下を防止できない。可塑剤の含有量の差が10%を超える場合には、移行する可塑剤の量が多くなり、可塑剤のバランスが崩れて、シールリップの物性を維持することができない。
車外側シールリップの背面側層は、車外側シールリップ21の表面側層の表面側層よりも可塑剤の含有量の差が1%未満の場合には、移行する可塑剤の量が少なく、シールリップによるガラス面の押圧力の低下を防止できない。可塑剤の含有量の差が10%を超える場合には、移行する可塑剤の量が多くなり、可塑剤のバランスが崩れて、シールリップの物性を維持することができない。
図4は、自動車のフロントのドア1の正面図であり、図3は、ドア1のドアフレーム2に取付けるフロントドアのガラスラン10の正面図である。図4に示すように、ドア1の上部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の内周には、ガラスラン10が取付けられ、ドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドアフレーム2との間をシールしている。
直線状部11は、ドアフレーム2の上辺部に取付けられる部分と、ドアフレーム2のリヤ側縦辺部に取付けられる部分と、ドアフレーム2のフロント側縦辺部をなすディビジョンサッシュに取付けられる部分とからなる。
図1は、本発明の第1の実施の形態であるプレスドアタイプのドアフレーム2の縦辺に取付けられたガラスラン10の図3のA−A線に沿った断面図である。本発明の第2の実施の形態については、後述する。
まず、本発明の実施の形態であるガラスラン10の構成について説明する。
ガラスラン10の本体は、ドアフレーム2の上辺部に取付けられる部分も縦辺部に取付けられる部分も基本的には、ほぼ同様な断面略コ字形の断面形状を有している。
なお、ガラスラン10を微発泡材で形成する場合には、マイクロカプセル発泡組成物を使用して、ソリッド材を微発泡材とすることができる。微発泡材を使用する場合には、ガラスラン10を軽量化することができる。
車外側カバーリップ22と車内側カバーリップ32の表面には、ソリッド材の薄膜である車外側カバーリップ表皮層22aと車内側カバーリップ表皮層32aを設けることができる。表面を円滑にして見栄えをよくすることができる。
第2の実施の形態では、車外側シールリップ21と車内側シールリップ31の車外側側壁20と車内側側壁30との付け根部分が異なり、他の部分は第1の実施の形態と同様であるため、異なる部分について説明し、同様な部分の説明は省略する。
10 ガラスラン
20 車外側側壁
21 車外側シールリップ
21a 表面側層
21b 背面側層
30 車内側側壁
31 車内側シールリップ
31a 表面側層
31b 背面側層
40 底壁
Claims (7)
- 自動車ドアのドアフレームの内周に取付け、ドアガラスの昇降を案内する自動車用ガラスランにおいて、
上記ガラスランの本体は、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁とからなる断面略コ字形をなし、上記車外側側壁と車内側側壁には、それぞれ上記本体の断面略コ字状の本体の内側に向かって延出する車外側シールリップと車内側シールリップを設け、該車外側シールリップと車内側シールリップにより上記ドアガラスの端部の車外側面及び車内側面をシールし、
少なくとも上記車内側シールリップは、上記ドアガラスが当接する車内側シールリップの表面側層及び、該車内側シールリップの表面側層の背面側に車内側シールリップの背面側層を有し、上記車内側シールリップの背面側層は、上記車内側シールリップの表面側層よりも可塑剤の含有量が1〜10%少ないことを特徴とする自動車用ガラスラン。 - 上記車外側シールリップは、上記ドアガラスが当接する車外側シールリップの表面側層及び、該車外側シールリップの表面側層の背面側に車外側シールリップの背面側層を有し、上記車外側シールリップの背面側層は、上記車外側シールリップの表面側層よりも可塑剤の含有量が少ない請求項1に記載の自動車用ガラスラン。
- 上記車外側シールリップの背面側層又は上記車内側シールリップの背面側層は、上記車外側シールリップ又は上記車内側シールリップの上記車外側側壁又は上記車内側側壁の付け根部分に近接する位置まで形成された請求項1又は請求項2に記載の自動車用ガラスラン。
- 上記車外側シールリップの表面側層と上記車外側シールリップの背面側層の肉厚がほぼ同様であり、上記車内側シールリップの表面側層と上記車内側シールリップの背面側層の肉厚がほぼ同様である請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の自動車用ガラスラン。
- 上記車外側シールリップの背面側層は、上記車外側シールリップの表面側層よりも可塑剤の含有量が1〜10%少ない請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の自動車用ガラスラン。
- 上記車外側側壁と車内側側壁には、それぞれ上記車外側側壁と車内側側壁の外面に沿って延出する車外側カバーリップ又は車内側カバーリップを設けた請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の自動車用ガラスラン。
- 上記ガラスランは、熱可塑性エラストマーのソリッド材又は微発泡材で形成された請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の自動車用ガラスラン。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017048452A JP6720899B2 (ja) | 2017-03-14 | 2017-03-14 | 自動車用ガラスラン |
Publications (2)
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JP2018149958A JP2018149958A (ja) | 2018-09-27 |
JP6720899B2 true JP6720899B2 (ja) | 2020-07-08 |
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ID=63681262
Family Applications (1)
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JP2017048452A Active JP6720899B2 (ja) | 2017-03-14 | 2017-03-14 | 自動車用ガラスラン |
Country Status (1)
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