JP2018171974A - ドアウエザストリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】取付けが容易で、反りの発生しない自動車用ドアウエザストリップを提供する。
【課題を解決するための手段】自動車のドアと車体開口部周縁6との間をシールし、ドア1のドアフレーム2の外周に取付けるドアウエザストリップ10において、ドアウエザストリップ10は、ドアフレーム2又はドアモール50に取付けられる取付基部21と取付基部21から一体的に形成されドア閉時に車体開口部周縁6に当接するシール部22から形成されている。取付基部21は、底面に長手方向に連続するテープ状樹脂部材23が取付けられて、テープ状樹脂部材23は、幅方向に溝23aが複数形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールする自動車用のドアウエザストリップに関するものである。
自動車のドア1と車体開口部周縁6との間のシールは、図6に示すように、ドア1の外周部に設けられたドアフレーム2の外周に取付けられるドアウエザストリップ及び/または、車体開口部周縁6のフランジに取付けられるオープニングウエザストリップ160によりなされる。なお、ドアガラス5とドア1との間のシールは、ドアフレーム2の内周のチャンネルに取付けられるガラスラン140によってなされる。
また、近年デザイン的要求から図6に示すようなヒドンタイプのドアが多く用いられるようになってきたが、ヒドンタイプのドアにおいては、ドアフレーム2の車外側の側端の幅を狭くして、ドア1と車体開口部周縁6との間を狭くするため、ドアフレーム2のアウターパネル2aの車外側立壁2dの幅を減少させて、ドアウエザストリップ110の車外側の部分を小さくする必要が生じている。
このため、ドアウエザストリップ110の取り付け構造として、ドアフレーム2のアウターパネル2aの車外側立壁2d部分を小さくして、ドアモールとリテーナー部を一体にしたドアモール150をドアフレーム2に装着するものがある。この場合は、ドアウエザストリップ110を車外側ウエザストリップ120と車内側ウエザストリップ130の2つの部分に離して形成して、車外側ウエザストリップ120の部分を小さくして、そのドアモール150に取付けるものがある。
そして、車外側ウエザストリップ120のシール部分もリップ状にシールリップ部122として小さく形成して、車内側ウエザストリップ130の部分は、ドアフレーム2の車内側で下方に下げて、車内側取付基部131で取付け、中空シール部132でシールしているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
そして、車外側ウエザストリップ120をドアフレーム2に取付けるために、車外側取付基部121をソリッド材で形成し、ドアモール150のリテーナー部152に取付けている。また、車内側ウエザストリップ130をドアフレーム2に取付けるために、車内側取付基部121をソリッド材で形成されているものもあり、ドアフレーム2のリテーナー部2cに取付けている。
しかし、ウエザストリップ110の軽量化のために、車内側取付部131のソリッド材が廃止され、車内側ウエザストリップ130全体がスポンジ材で形成されているものもある。その場合には、車外側ウエザストリップ120のシールリップ部122は車内側ウエザストリップ130と同じくスポンジ材で形成されているが車外側取付基部121にのみソリッド材が配置されることになる。
そのため、ウエザストリップ110の押出成形時に、ソリッド材を含む車外側ウエザストリップ120と、スポンジ材のみからなる車内側ウエザストリップ130との発泡倍率の違いや膨張率の違いからドアウエザストリップ110にそりが発生した場合には、ドア1への取付が困難になるという問題がある。
上記問題の対策としては、車外側ウエザストリップ120全体を車内側ウエザストリップ130と同じくスポンジ材のみで押出成形することが考えられるが、この場合スポンジ材の剛性がソリッド材の剛性より低いため車外側取付基部121の剛性が不十分になりドアモールに組み付けた後で外れやすくなるおそれがある。
特許第4292975号公報
本発明は、ドアウエザストリップ全体をスポンジ材で形成した場合でも、ドアフレーム又はドアモールの取付が容易で外れにくい自動車用ウエザストリップを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールし、ドアのドアフレームの外周に取付けるドアウエザストリップにおいて、
ドアウエザストリップは、ドアフレーム又はドアモールに取付けられる取付基部と取付基部から一体的に形成されドア閉時に車体開口部周縁に当接するシール部から形成され、取付基部とシール部はスポンジ材で形成され、
取付基部は、底面に長手方向に連続するテープ状樹脂部材が取付けられて、テープ状樹脂部材は、幅方向に溝が複数形成されたことを特徴とするドアウエザストリップである。
請求項1の本発明では、ドアウエザストリップは、ドアフレーム又はドアモールに取付けられる取付基部と取付基部から一体的に形成されドア閉時に車体開口部周縁に当接するシール部から形成されている。このため、取付基部をドアフレーム又はドアモールに取付けると、シール部が確実に車体開口部周縁に当接して、ドアフレームと車体開口部周縁の間をシールすることができる。
取付基部とシール部はスポンジ材で形成されているため、ウエザストリップを軽量化することができる。
取付基部は、底面に長手方向に連続するテープ状樹脂部材が取り付けられて、テープ状樹脂部材は、幅方向に溝が複数形成されている。このため、テープ状樹脂部材により取付基部の剛性を増加させて、取付基部をドアフレーム又はドアモールに安定して取付けることができ、また取り付け後にドアフレーム又はドアモールから外れることがない。
また、テープ状樹脂部材の幅方向に溝が複数形成されているため、テープ状樹脂部材に柔軟性を有することができ、取付基部をドアフレームに沿って容易に曲げることができ、ドアウエザストリップの取付が容易である。
請求項2の本発明は、ドアウエザストリップは、ドアフレームの車外側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側ウエザストリップと、ドアフレームの車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側ウエザストリップ及び、車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップとを一体に連結するウエザストリップ連結部から構成され、車外側ウエザストリップは、ドアフレーム又はドアモールに取付けられる車外側取付基部と車外側取付基部から一体的に形成されドア閉時に車体開口部周縁に当接する車外側シール部から形成され、車外側取付基部の底面に長手方向に連続するテープ状樹脂部材が取付けられたドアウエザストリップである。
請求項2の本発明では、ドアウエザストリップは、ドアフレームの車外側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側ウエザストリップと、ドアフレームの車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側ウエザストリップ及び、車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップとを一体に連結するウエザストリップ連結部から構成されている。
このため、ドアフレームと車体開口部周縁を車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップとの2重のシールをすることができる。また、ウエザストリップ連結部で両者を連結するため、車内側ウエザストリップと車外側ウエザストリップをそれぞれの取付基部で取付けると、一緒に確実に取付けることができる。
また、車外側ウエザストリップの高さを低くすることができ、車体開口部周縁とドアモールの車外側側端との間の隙間を狭く形成することができる。従って、美観を向上させることができるとともに、ドアフレームと車体開口部周縁との間を確実にシールすることができる。
車外側ウエザストリップは、ドアフレーム又はドアモールに取付けられる車外側取付基部と車外側取付基部から一体的に形成されドア閉時に車体開口部周縁に当接する車外側シール部から形成されている。このため、車外側ウエザストリップをドアフレーム又はドアモールに確実に固定し、車外側シール部を車体開口部周縁に当接させ、車体開口部周縁の車外側端部を確実にシールすることができる。
車外側取付基部の底面に長手方向に連続するテープ状樹脂部材が取付けられている。このため、テープ状樹脂部材により車外側取付基部の剛性を増加させて、車外側取付基部をドアフレーム又はドアモールのリテーナー部に安定して取付けることができ、取付後もドアフレーム又はリテーナー部から外れることがない。
請求項3の本発明は、テープ状樹脂部材は、熱溶着で取付基部の底面に取付けられたドアウエザストリップである。
請求項3の本発明では、テープ状樹脂部材は、熱溶着で取付基部の底面に取付けられたため、ドアウエザストリップの押出成形と同時にテープ状樹脂部材を取付基部に取付けて、容易に素早く取付けることができる。
請求項4の本発明は、厚さが1〜2mmであり、テープ状樹脂部材は、溝の間隔が1〜2mmであり、溝の深さは0.5〜1.5mmであるドアウエザストリップである。
請求項4の本発明では、テープ状樹脂部材は、厚さが1〜2mmであるため、十分な剛性と柔軟性を有することができる。厚さが1mm未満の場合には、剛性が確保できなく、厚さが2mmを超える場合には、剛性が高くなりすぎて、ドアウエザストリップをドアフレームに取付けにくくなる。溝の間隔が1〜2mmであるため、十分な剛性と柔軟性を有することができる。溝の間隔が1mm未満の場合には、テープ状樹脂部材の剛性が低下するとともに、テープ状樹脂部材の製造の手間がかかり、溝の間隔が2mmを超える場合には、剛性が大きくなり、撓みにくくなり、ドアウエザストリップをドアフレームに取付けにくくなる。
テープ状樹脂部材の溝の深さは0.5mm未満の場合には、テープ状樹脂部材の剛性が大きくなり、ドアウエザストリップをドアフレームに取付けにくくなる。溝の深さが1.5mmを超える場合には、テープ状樹脂部材の剛性が低下するとともに、テープ状樹脂部材が切れやすくなる。
請求項5の本発明は、ドアウエザストリップはEPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーで形成され、テープ状樹脂部材は、オレフィン系合成樹脂で形成されたドアウエザストリップである。
請求項5の本発明では、ドアウエザストリップはEPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーで形成されているため、耐候性や耐久性に優れている。
テープ状樹脂部材は、オレフィン系合成樹脂で形成されているため、剛性に優れているとともに、ドアウエザストリップと容易に溶着又は接着することができる。
請求項6の本発明は、テープ状樹脂部材は、発泡合成樹脂であるドアウエザストリップである。
請求項6の本発明では、テープ状樹脂部材は、発泡合成樹脂であるため、重量を軽減することができるとともに、柔軟性を向上させることができる。
請求項7の本発明は、テープ状樹脂部材の比重は、0.3〜0.5であり、硬度は、ショアD硬度80〜90度であるドアウエザストリップである。
請求項7の本発明では、テープ状樹脂部材の比重は、0.3〜0.5であるため、十分な剛性と軽量化を達成することができる。
硬度は、ショアD硬度80〜90度であるため、十分な剛性とドアフレームに取付けるための柔軟性を有することができる
取付基部は、底面に長手方向に連続するテープ状樹脂部材が取付けられて、テープ状樹脂部材は、幅方向に溝が複数形成されているため、テープ状樹脂部材により取付基部の剛性を増加させて、取付基部をドアフレーム又はドアモールに安定して取付けることができ、取付後も収縮により反りが発生することがなく、外れることがない。また、幅方向に溝が複数形成されているため、柔軟性を有することができ、ドアフレームに沿って曲げることができ、ドアウエザストリップの組付けが容易である。
本発明の実施の形態であるドアウエザストリップの上辺部の図4におけるA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態に使用するテープ状樹脂部材の斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態のドアウエザストリップにテープ状樹脂部材を溶着する工程を示す模式図である。 本発明の実施の形態であるドアウエザストリップの全体の平面図である。 自動車ドアの側面図である。 従来のドアウエザストリップの上辺部の断面図である。
本発明の実施の形態を図1〜図5に基づき説明する。
図5は自動車の側面図である。図5に示すように、フロント側及びリヤ側のいずれも自動車のドア1の上部の外周部にはドアフレーム2が設けられ、ドアフレーム2の内周側に設けられたチャンネル3にガラスラン(図示せず)が取付けられて、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。また、ドアフレーム2の外周部にはドアウエザストリップ10が取付けられ、ドア1と車体開口部周縁6の間をシールしている。
図1〜図4は、本発明の実施の形態のドアウエザストリップ10に関する図であり、図4は本発明のドアウエザストリップ10の全体の正面図である。
図1は、図4におけるA−A線に沿った断面図である。
本発明の実施の形態のドアウエザストリップ10について、後述するように、車外側ウエザストリップ20と車内側ウエザストリップ30の2つのウエザストリップを有し、その2つをウエザストリップ連結部40で連結したものを例にとり説明するが、1つのウエザストリップのみで形成される場合にも本発明を使用することができる。
ドアウエザストリップ10において、図4に示すように、ドアフレーム2の上辺及び縦辺に対応する上辺部13と縦辺部14から構成される直線部11は、押出成形により長尺に成形され、ドアフレーム2のコーナー部に対応するコーナー部12の部分は、上辺部13と縦辺部14を接続し、型成型により形成されている。まず、ドアウエザストリップ10の直線部11の取付構造について上辺部13を例にして、図1に基づき説明する。
縦辺部14は、ドアフレーム2のフロント側とリヤ側の縦辺と底辺に取付けられるものを1本で形成することができる。
本発明の実施の形態のドアウエザストリップ10の直線部11は、図1に示すように、ドアフレーム2とドアモール50に取り付けられている。
ドアウエザストリップ10が取付けられるドアフレーム2は、本発明においては、いわゆるヒドンタイプのものである。図1に示すように、ヒドンタイプのドアフレーム2は、車外側の先端の幅が狭く、ドアフレーム2の外周に取付けられたドアモール50により覆われて、車外側からは見えないように構成されている。
本実施の形態では、ドアモール50は、モール部51とリテーナー部52とから連続的に形成されている。なお、モール部51とリテーナー部52は、それぞれ別体で形成してもよい。ドアモール50は、リテーナー部52がリベット、クリップやネジ等でドアフレーム2に固定される。
モール部51は、ドアフレーム2の先端を覆うように所定の幅を有しており、下方の先端は、ヘヤピン状に折れ曲がっている。このヘヤピン状に折れ曲がった部分とドアフレーム2の内面とでガラスラン(図示せず)を挟持して保持する。このため、モール部51でドアフレーム2の先端を覆い車外側から見えなくすることができるとともに、モール部51がガラスランを保持するためドアフレーム2の車外側側壁を削除でき、ドアフレーム2の重量を低減することができる。
モール部51の上端も同様に裏面側にヘヤピン状に折れ曲がってリテーナー部52に連続している。モール部51とリテーナー部52は、1枚のステンレススチール等の板金を折り曲げることにより形成することができる。
リテーナー部52は、その断面形状が底部の広がった幅広のコ字形に形成される。リテーナー部52の車内側の先端部分は凹部が形成され、リテーナー部52の車外側側端部分には凹部が形成されている。このため、このリテーナー部52の凹部に後述する車外側ウエザストリップ20の車外側取付基部21の両端を保持させることができる。
ドアモール50は、取付けられるドアフレーム2の位置により形状が異なり、ドアモール50に取付けられる車外側取付基部21(後述する)の形状も異なる必要がある。
リテーナー部52の車外側側部はモール部51の裏面側において、モール部51の上端と連続して形成される。
ドアフレーム2の車内側外周は、リテーナー部52が取付けられる車外側よりも車内側が階段状に低い位置に形成され、後述する車内側ウエザストリップ30の車内側取付基部31(後述する)が取付け可能なように、溝状のドアフレームリテーナー部2cが形成されている。ドアフレームリテーナー部2cは、ドアフレーム2のインナーパネル2bを屈曲させて形成する。このため、車内側ウエザストリップ30は、車外側ウエザストリップ20と比べて、低い位置に取付けることができる。
ドアウエザストリップ10は、図1に示すように、車外側ウエザストリップ20、車内側ウエザストリップ30及び、車外側ウエザストリップ20と車内側ウエザストリップ30とを一体に連結するウエザストリップ連結部40から構成される。
ドアウエザストリップ10はスポンジ材で形成されている。このため、重量を軽減することができる。
車外側ウエザストリップ20は、ドアフレーム2の外周の車外側、即ち上述のリテーナー部52に取付けられ、ドアフレーム2と車体開口部周縁6との間において、車外側の先端部分をシールする。
車外側ウエザストリップ20は、図1に示すように、車外側取付基部21と車外側シール部22から形成される。車外側取付基部21は、車内側と車外側の側端の底面がドアモール50のリテーナー部52に当接し、車外側取付基部21の両側の側端は上述のように、リテーナー部52の凹部に嵌挿される。
車外側シール部22は、リップ状のシール部を形成する。車外側ウエザストリップ20の車外側取付基部21からリップ状の車外側シール部22が車体開口部周縁6の車外側の先端部分に向けて延設される。
ドア閉時に、図1に示すように、車外側シール部22は、車体開口部周縁6とドアモール50の先端との間の隙間を塞ぐことができる。車外側シール部22は、リップ状であるため、小さく形成して、車体開口部周縁6とドアフレーム2との間を狭くすることができ、撓みやすく、ドア閉力を減少させることができる。
車外側取付基部21の底面(ドアモール50のリテーナー部52と当接する面)に長手方向に連続するテープ状樹脂部材23が取付けられている。
テープ状樹脂部材23は、スポンジ材よりも剛性を有するため、車外側取付基部21の剛性を増加させて、車外側取付基部21をドアフレーム2又はドアモール50のリテーナー部52に安定して取付けることができ、取付後もリテーナー部52から外れることがない。図2に示すように、テープ状樹脂部材23は、幅方向に多数の溝が形成されている。
また、ドアウエザストリップ10とテープ状樹脂部材23を別々に押出成形することができ、ソリッドゴムとスポンジゴムを同時に押出成形する場合と比べて、スポンジゴムの収縮影響が改善されて、ドアウエザストリップ10の反りが発生せず、テープ状樹脂部材23に溝があるため、ドアウエザストリップ10が撓みやすく、ドアフレーム2に沿って、取付が容易となる。
図2に示すように、テープ状樹脂部材23の溝は、凹部である溝部23aと凸部である山部23bが交互に形成されている。
テープ状樹脂部材23は、厚さが1〜2mmであることが好ましい。この場合には、十分な剛性と柔軟性を有することができる。厚さが1mm未満の場合には、剛性が確保できなく、厚さが2mmを超える場合には、剛性が高くなりすぎて、ドアウエザストリップ10をドアフレームに2取付けにくくなる。
テープ状樹脂部材23の溝は、溝部23aの間隔が1〜2mmであることが好ましい。この場合には、テープ状樹脂部材23が十分な剛性と柔軟性を有することができ、車外側取付基部21の剛性を向上させて、車外側取付基部21がリテーナー部52から外れることがない。
溝部23aと溝部23aの間隔が1mm未満の場合には、テープ状樹脂部材23の剛性が低下するとともに、溝部23a間隔が狭くなりテープ状樹脂部材23の製造の手間がかかることとなる。溝部23aと溝部23aの間隔が2mmを超える場合には、テープ状樹脂部材23の剛性が大きくなり、車外側取付基部21の剛性が増加して、ドアウエザストリップ10をドアフレーム2に取付けるときに撓みにくくなり、取付けにくくなる。
テープ状樹脂部材23の溝部23aの深さは、0.5〜1.5mm程度が好ましい。溝部23aの深さが0.5mm未満の場合には、テープ状樹脂部材23の剛性が大きくなり、ドアウエザストリップ10の車外側取付基部21が撓みにくくなり、ドアフレーム2に取付けにくくなる。溝部23aの深さが1.5mmを超える場合には、テープ状樹脂部材23の剛性が低下するとともに、溝部23aの肉厚が少なくなり、テープ状樹脂部材23が切れやすくなる。
テープ状樹脂部材23は、オレフィン系合成樹脂で形成することが好ましい。この場合には、オレフィン系合成樹脂は剛性に優れているとともに、ドアウエザストリップ10がEPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーで形成されている場合には、テープ状樹脂部材23とドアウエザストリップ10が容易に溶着又は接着することができる。
テープ状樹脂部材23は、発泡合成樹脂で形成することが好ましい、この場合には、テープ状樹脂部材23の重量を軽減することができるとともに、柔軟性を向上させることができる。
テープ状樹脂部材23を発泡合成樹脂で形成すると、その比重は、0.3〜0.5にすることができる。この場合には、十分な剛性と柔軟性を有することができる
また、テープ状樹脂部材23の硬度は、ショアD硬度が80〜90度であることが好ましい。この場合には、テープ状樹脂部材23は、十分な剛性を有して、車外側取付基部21がリテーナー部52から外れることがなく、柔軟性を有するため、ドアフレーム2に沿って撓んで、ドアフレーム2に取付けることができる
なお、テープ状樹脂部材23は、後述するように、熱溶着で車外側取付基部21の底面に取付けることができる。熱溶着をする場合には、ドアウエザストリップ10の押出成形と同時にテープ状樹脂部材23を車外側取付基部21に取付けて、押出成形の熱で、容易に素早く取付けることができる。
両面接着テープの場合は、車外側取付基部21の全面にテープ状樹脂部材23を確実に取付けることができる。
図1に示すように、車内側ウエザストリップ30は、ドアフレーム2の外周の車内側、即ち上述のドアフレームリテーナー部2cに取付けられ、ドアフレーム2と車体開口部周縁6との間において、車内側をシールする。車内側ウエザストリップ30は、スポンジ材で形成される。
車内側ウエザストリップ30は、ドアフレームリテーナー部2cに取付けられる車内側取付基部31と、車体開口部周縁6の車内側部分に当接してシールする車内側シール部32から構成される。このため、上述の車外側ウエザストリップ20と車内側ウエザストリップ30とで2重のシールをすることができる。
車内側取付基部31は、略板状に形成され両側の側端はそれぞれドアフレーム2のドアフレームリテーナー部2cに嵌め込まれて、車内側ウエザストリップ30を保持することができる。このため、車内側シール部32が車体開口部周縁6の車内側部分に確実に安定して当接することができる。
車内側取付基部31の底面に、車外側取付基部21と同様にテープ状樹脂部材23を取付けることもできる。この場合には、車外側取付基部21と同様に、テープ状樹脂部材23は、スポンジ材よりも剛性を有するため、車内側取付基部31の剛性を増加させて、車内側取付基部31をドアフレームリテーナー部2cに安定して取付けることができ、取付後もドアフレームリテーナー部2cから外れることがない。
車内側シール部32は、中空状に形成され、ドア閉時に車体開口部周縁6の車内側の膨出部に当接して、車体開口部周縁6とドアフレーム2の間をシールすることができる。中空状の場合は、車体開口部周縁6に確実に当接して、安定してシールすることができる。
車内側シール部32は、リップ状に形成することもできる。
また、ドアフレーム2のドアフレームリテーナー部2cは、ドアモール50のリテーナー部52が取付けられている部分よりも下方に形成されているので、車内側シール部32を大きく形成しても、車体開口部周縁6とドアフレーム2の間の隙間を小さくすることができる。
次に、図3に基づきテープ状樹脂部材23を車外側取付基部21に取付ける方法について説明する。
ドアウエザストリップ10を押出成形により押出して、ゴムの場合は、加熱炉(図示せず)にて加硫させたのち、図3の矢印方向に移動させる。加硫直後の熱いドアウエザストリップ10の車外側取付基部21の裏面に、樹脂の押出成形機60からテープ状樹脂部材23をテープ状に押出する。
車外側取付基部21の裏面に押出されたテープ状樹脂部材23をローラー61で押圧すると同時に、溝部23aと山部23bを形成する。車外側取付基部21とテープ状樹脂部材23は、熱いままであるため、その熱で両者は溶着することができるとともに、溝部23aを形成することができる。
なお、熱溶着以外にも、両面接着テープや接着剤を使用して、テープ状樹脂部材23を車外側取付基部21に取付けることもできる。この場合は、テープ状樹脂部材23と車外側取付基部21が冷却したのちに取付けることができる。
1 ドア
2 ドアフレーム
6 車体開口部周縁
10 ドアウエザストリップ
20 車外側ウエザストリップ
21 車外側取付基部
23 テープ状樹脂部材
30 車内側ウエザストリップ
40 連結部

Claims (7)

  1. 自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールし、上記ドアのドアフレームの外周に取付けるドアウエザストリップにおいて、
    上記ドアウエザストリップは、上記ドアフレーム又はドアモールに取付けられる取付基部と、該取付基部から一体的に形成されドア閉時に上記車体開口部周縁に当接するシール部から形成され、上記取付基部と上記シール部はスポンジ材で形成され、
    上記取付基部は、底面に長手方向に連続するテープ状樹脂部材が取付けられて、該テープ状樹脂部材は、幅方向に溝が複数形成されたことを特徴とするドアウエザストリップ。
  2. 上記ドアウエザストリップは、上記ドアフレームの車外側部位に取付けられ、上記車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側ウエザストリップと、上記ドアフレームの車内側部位に取付けられ、上記車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側ウエザストリップ及び、上記車外側ウエザストリップと上記車内側ウエザストリップとを一体に連結するウエザストリップ連結部から構成され、上記車外側ウエザストリップは、上記ドアフレーム又はドアモールに取付けられる車外側取付基部と、該車外側取付基部から一体的に形成されドア閉時に上記車体開口部周縁に当接する車外側シール部から形成され、上記車外側取付基部の底面に長手方向に連続する上記テープ状樹脂部材が取付けられた請求項1に記載のドアウエザストリップ。
  3. 上記テープ状樹脂部材は、熱溶着で上記取付基部の底面に取付けられた請求項1又は請求項2に記載のドアウエザストリップ。
  4. 上記テープ状樹脂部材は、厚さが1〜2mmであり、溝の間隔が1〜2mmであり、溝の深さは0.5〜1.5mmである請求項1又は請求項3のいずれか一項に記載のドアウエザストリップ。
  5. 上記ドアウエザストリップはEPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーで形成され、上記テープ状樹脂部材は、オレフィン系合成樹脂で形成された請求項1又は請求項4のいずれか一項に記載のドアウエザストリップ。
  6. 上記テープ状樹脂部材は、発泡合成樹脂である請求項1又は請求項5のいずれか一項に記載のドアウエザストリップ。
  7. 上記テープ状樹脂部材の比重は、0.3〜0.5であり、硬度は、ショアD硬度80〜90度である請求項1又は請求項6のいずれか一項に記載のドアウエザストリップ。
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