JP6719730B2 - 景品取得ゲーム装置 - Google Patents

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Description

本発明は、景品取得ゲーム装置に関する。
筐体の内部に収納された景品(例えばぬいぐるみ等)ないしは当該景品と交換可能な物
品の取得を目的とするクレーンゲーム機のようなゲーム装置(以下、景品取得ゲーム装置
という)は、その操作に面白味があるとともに、景品に人気のあるキャラクタ等を用いる
ことで遊戯者(以下、プレイヤーともいう)の挑戦意欲をそそるため、いわゆるゲームセ
ンターのようなアミューズメント施設はもちろんのこと、一般の店舗やショッピングモー
ル等にも多く設置されている。従来、このような景品取得ゲーム装置として様々なものが
提案され、商品化されている。
上述のような景品取得ゲーム装置としては、例えばUFOのような形をした装置(以下
、景品取得部という)に爪付きの一対の開閉アームを設けたものが多く利用されている。
この場合、景品取得部はプレイヤーの操作に応答して筐体内をまず水平に移動し、その後
、当該位置の真下に下降してからアームを開閉する動作をし、さらに景品受取口の真上に
移動して再びアームを開閉する動作をする。このような一連の動作中、例えばアーム先端
の爪を利用して景品を把持して持ち上げ、景品受取口の真上まで落とさずに運ぶことがで
きれば当該景品を手に入れることができる。
特許文献1には、景品取得部としてのキャッチャー(20)の重量によって生じるワイ
ヤー(21)の張力を検知し、キャッチャー(20)の景品(12)の位置への到達を検
出する到達時検出手段としてのマイクロスイッチ(30)と、マイクロスイッチ(30)
によって検出された検出信号に基づいて駆動手段の下降駆動動作を停止させるコントロー
ラ(31)とを含むゲーム装置(クレーンゲーム機(1))が開示されている。景品取得
部が降下して景品等に接触したことは、その際のワイヤー(21)の緩みを利用して検出
している。
このような景品取得ゲーム装置では、景品取得部を吊り下げているワイヤーを送り出す
ことにより当該景品取得部を下降させ、かかる景品取得部が景品に当接したり床に到達し
たりしたときのワイヤーの緩みを検知することによってワイヤーを送り出すモータの回転
を停止させ、景品取得部の下降を停止させて把持動作に入るようにしているものがある。
また、景品取得部の重量増加を抑えつつ、当該景品取得部にその自重以上の反力が加わる
ような状況でもさらに景品取得部を下方に押圧することができるようにした装置も提案さ
れている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献3には、キャッチャー部(14)が下方向に移動されて景品等に圧接すること
により発生する応力レベル(押し圧)を検出するためのしきい値を予め設定しておくよう
にしたゲーム装置(景品取得ゲーム機)が開示されている。このゲーム装置における制御
部(30)は、応力センサ(37)によって検出される応力レベルが、予め設定されたし
きい値まで到達したことを検出すると、キャッチャー部(14)の下方向への移動を停止
させる。また、このゲーム装置は、キャッチャー部が下降して景品に接触した際に景品を
下方に押圧する力は一定で、接触後にどの程度の押圧力を加えるか数段階のしきい値を有
している。
特許文献4には、景品取得部の昇降時の速度を変えて、景品に接触した際の衝撃エネル
ギーにより景品を下方に押圧する構成の景品取得ゲーム装置が開示されている。景品取得
部が景品へ接触したことは、該景品取得部を吊り下げるワイヤーのテンションの変化に基
づき検出している。
特許第2656863号公報 特開2003−175273号公報 特開2008−125941号公報 特開2009−100917号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているゲーム装置は、景品取得部が景品等に接触
する構成ではあるが、景品への押圧力を調整することはできない。
また、特許文献2に開示されているゲーム装置は、景品を積極的に下方へと押圧するこ
とが可能ではあるが、押圧力の設定をすることは困難であり、状況に応じて処理を変える
ということはできない。
特許文献3に開示されているゲーム装置においては、例えばキャッチャー部の爪を交換
することによりキャッチャー部全体の重さが違ったものとなった場合に、キャッチャー部
が景品に接触した際の押圧力が違ってしまい、重いキャッチャー部ほど、景品に接触時の
押圧力が大きくなってしまうことになる。
特許文献4に開示されているゲーム装置は、景品取得部の下降速度を変えることによっ
て景品を押し込む力を変化させるが、いくらゆっくりと景品取得部を下降させたとしても
、景品に対する押込み時の荷重を景品取得部自体の重さ未満に軽減することはできない。
そこで、本発明は、景品取得部によって景品を積極的に下方へと押圧する構成である場
合に、景品に対する景品取得部の押圧力を調整すること、とりわけ景品取得部の重さ未満
に軽減することができ、尚かつ、景品取得部全体の重さが変わった場合でも変わる前の押
圧力に調整することができる景品取得ゲーム装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するべくなされた本発明に係る景品取得ゲーム装置は、
景品を収容する景品収容部と、
該景品収容部内の景品を取得する景品取得部と、
該景品取得部を吊設する吊設部材と、
景品収容部内において景品取得部を昇降させる昇降手段と、
吊設部材を介して景品取得部を吊り上げる方向へ付勢する吊上付勢手段と、
吊上付勢手段による吊り上げ方向への付勢力を変更する吊上付勢力変更手段と、
景品収容部内において景品取得部を水平方向へ移動させる移動手段と、
移動手段及び昇降手段により景品取得部を移動及び昇降させる制御を行う制御手段と、
遊戯者が景品取得部を移動及び/又は昇降させる操作を行う操作手段と、
昇降手段により下降している景品取得部の下降を停止する下降停止手段と、を備える。
この景品取得ゲーム装置においては、景品取得部が景品に達した後、景品取得部自体の
重さ(荷重)を利用して、当該景品を下方に押圧する押圧力を作用させることができる。
この際、本発明に係る景品取得ゲーム装置においては、吊上付勢手段が景品取得部を吊り
上げる方向へ付勢していることから、そのぶん、当該景品に対する景品取得部の押圧力が
軽減される。
しかも、本発明に係る景品取得ゲーム装置においては、吊上付勢手段による吊り上げ方
向への付勢力の大きさを、吊上付勢力変更手段を利用して変更することができる。このた
め、景品を下方へと押圧する際の押圧力の設定ないし調整をすることができることはもち
ろんのこと、景品取得部全体の重さが変わった場合でも変わる前の押圧力に調整すること
が可能である。
また、吊上付勢手段による吊り上げ方向への付勢力の大きさを吊上付勢力変更手段で調
整することにより、景品に対する押圧力を、景品取得部自体の重さ未満に対応した押圧力
にまで軽減することができる。
上述した景品取得ゲーム装置において、吊上付勢手段は、
吊設部材に押し付けられる被押圧部材と、
該被押圧部材を吊設部材に押し付け、景品取得部を吊り上げる方向に付勢する付勢部材
と、
を含むものであってもよい。
このような吊上付勢力変更手段は、付勢部材の付勢力を無段階で変更するものであるこ
とが好ましい。
吊上付勢力変更手段は、付勢部材の端部の位置を無段階で変位させるネジ機構を含むも
のであってもよい。
この場合、ネジ機構は、吊上付勢手段の外側に配置された外装部材のさらに外側から操
作可能な調整ツマミを含むものであってもよい。
あるいは、吊上付勢力変更手段は、ネジ機構を動作させる駆動装置を含むものであって
もよい。
また、吊上付勢力変更手段は、付勢部材の端部の位置を段階的に位置決めするための位
置決め部材を含むものであってもよい。
また、下降停止手段は、景品取得部が景品収容部内の物体に接触したことによる被押圧
部材の動きを利用して底付きを検出するものであってもよい。
本発明によれば、景品取得部によって景品を積極的に下方へと押圧する構成である場合
に、景品に対する景品取得部の押圧力を調整すること、とりわけ景品取得部の重さ未満に
軽減することができ、尚かつ、景品取得部全体の重さが変わった場合でも変わる前の押圧
力に調整することができる。
本発明の一実施形態に係る景品取得ゲーム装置の外観の構成例を示す斜視図である。 景品取得ゲーム装置の移動装置の構成を示す斜視図である。 景品取得ゲーム装置の内部構成を示すブロック図である。 景品取得ゲームの実行処理手順を示すフローチャートである。 景品取得ゲームの実行処理手順を示すフローチャートである。 景品取得ゲーム装置の把持力調整手段の構成例を示す斜視図である。 伸縮管などからなる支持部の構成例を示した斜視図である。 景品落し口に引っ掛かった状態でレイアウトされた景品およびこれに向かって下降する景品取得部を示す図である。 図8に示した景品に対する押込み動作の様子を示す図である。 昇降装置の構成例を示す斜視図である。 図10に示した昇降装置のうち景品取得部基台の部分を拡大して示す図である。 昇降装置の構成例を示す断面図である。 コイルばねの付勢力を「ばね弱」とした後の景品取得部の下降中の様子を示す図である。 コイルばねの付勢力を「ばね弱」とした後に景品取得部が底付き状態となったときの様子を示す図である。 コイルばねの付勢力を「ばね強」とした後の景品取得部の下降中の様子を示す図である。 コイルばねの付勢力を「ばね強」とした後に景品取得部が底付き状態となったときの様子を示す図である。 景品をその一部が景品載置台からはみ出すように設置した景品レイアウトの一例を示す図である。 「ばね弱」(押込み力「強」)設定時における景品取得部による景品の押込み動作の一例を示す図である。 「ばね強」(押込み力「弱」)状態時における景品取得部による景品の押込み動作の一例を示す図である。 アームの大きさが小、中、大である景品取得部の例を示す図である。 ばねコイルの端部の位置を手動にて段階的に位置決めするようにした吊上付勢力変更手段の構成例を示す図である。 景品取得部の下降動作に伴う吊上付勢力変更手段の制御による付勢力の変化例を示すグラフである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る景品取得ゲーム装置について説明する
。まず、図1〜図7等を用いて景品取得ゲーム装置1の概略的な構成及びその動作につい
て説明し、その後、景品取得ゲーム装置1における、景品取得部4による押圧機構につい
て説明する。
なお、本明細書でいう「景品」とは、ゲームによってプレイヤーが直接的に取得しうる
品物(例えば、ぬいぐるみ等)だけを意味するわけではない。例えば、ゲームでの取得対
象として収容されている物品であって取得後に他の景品と交換可能な物品、さらには当該
物品(景品)自体の提供は行わず得点や順位を競うために用いるもの等も「景品」に含め
て考える。要は、ゲーム後にプレイヤーの所有物になるかどうかに関わらず、取得部を移
動・昇降させて取得対象となる物品はすべて本願明細書でいう「景品」に包含される。
<景品取得ゲーム装置の全体構成>
最初に、図1及び図2等を用いて、本実施形態に係る景品取得ゲーム装置1の全体の構
成について説明する。
景品取得ゲーム装置1は、直方体形状の基台2の上に、景品Pを収容するための箱型の
景品収容部3を備えた構造となっている(図1参照)。景品収容部3は、景品取得ゲーム
が展開されるプレイフィールドとなる(以下、「プレイフィールド3」ともいう)。
プレイフィールド3は、その内部に収容され底面等の景品載置部に載置された景品Pを
プレイヤーが目視することができるように前面5A及び側面5B,5Cが透明な樹脂又は
ガラスの板状部材から形成されている。また、プレイフィールド3の背面5Dは、例えば
鏡面状の板状部材や内面に装飾が施された板状部材、透明な板状部材により形成されてい
る。柱部材5E、およびこの柱部材5Eと左右対称となるように配置される柱部材は、筐
体上部を支える他、側面5Bと背面5D、側面5Cと背面5Dの繋ぎ目となる。柱部材5
Eおよびこの柱部材5Eと対称配置される図示しない柱部材は、鏡面状部材や透明部材で
形成することで、視覚的に目立たせなくし、プレイフィールド3を広く見せることができ
る。さらに、プレイフィールド3の前面5Aは、例えば引戸又は観音開き構造にて開閉可
能となっている。景品取得ゲーム装置1の管理者(例えばサービス提供側ユーザー)は、
この前面5Aから例えばキャラクタ等のぬいぐるみや雑貨等といった景品Pをプレイフィ
ールド3内に収容し、取り出し、さらにはディスプレイ状態を変える(配置や傾き等とい
った状態を適宜変更する)ことができるようになっている。
プレイフィールド3内には、景品Pを把持するための把持部6を備えた景品取得部4と
、該景品取得部4をプレイヤーの操作に応じて水平方向に移動させる手段としての移動装
置7と、景品取得部4を昇降させる昇降装置37と、が設けられている(図1、図2等参
照)。一例として、本実施形態の景品取得ゲーム装置1においては、プレイフィールド3
を左右に等分し、各領域にそれぞれ景品取得部4を配置し、さらに、後述する操作部16
を左右にそれぞれ配置し、実質的に2つの景品取得ゲーム装置を有する構成としている。
把持部6は、景品取得部4の内部に設けられているモータ74(図6参照)の回転駆動
力に基づいて開閉駆動する左右一対のアーム8を有し、これらアーム8を開閉させること
によって景品Pを把持することができるように構成されている。アーム8には、それぞれ
の先端に爪部材8b(図6等参照)が取り付けられている。把持部6が設けられている景
品取得部4は、移動装置7の動作によってプレイフィールド3内を移動するように構成さ
れている。アーム8の把持力は、把持力調整手段70(図6参照)により調整される。
把持力調整手段70において、把持力動作ギア72は円板状の歯車であり、ピニオンギ
ア(図示省略)の歯部と噛み合う歯部がその周縁部に設けられている。把持力動作ギア7
2の周縁部近傍位置には、所定長の円弧状の長穴部72aが設けられ、この長穴部72a
には、巻回ばね73の一端が移動自在に遊挿されている。なお、把持力動作ギア72の回
動軸71は、アーム8の回動軸にもなっている。長穴部72aの外側にはボス部72bが
設けられ、把持力動作ギア72の回転に伴い、ボス部72bがアーム8の一部に接触しア
ーム8を開き状態にする。
巻回ばね73は、把持力動作ギア72の回動軸71の回りに巻回され、その一端が折り
曲げられて把持力動作ギア72の長穴部72a内に移動自在に遊挿され、その他端73b
が折り曲げられてアーム8に係止(固定)されている。また、巻回ばね73の一端は、把
持力動作ギア72の長穴部72aの端部に接触可能とされ、これにより、把持力動作ギア
72の回転力が巻回ばね73に伝達されるようになっている。
モータ74は、制御部30から送出される制御信号に基づいて駆動制御されることによ
り、所定の出力軸を回動させる。モータ74により発生した回転力は、ピニオンギア(図
示省略)、把持力動作ギア72及び巻回ばね73を介してアーム8に伝達される。ピニオ
ンギアは、モータ74の出力軸に取り付けられて該出力軸を中心に回動する。ピニオンギ
アは、把持力動作ギア72の歯部と噛み合う歯部を有している。これらモータ74及びピ
ニオンギアは、把持力動作ギア72を回動させる。
移動装置7は、プレイフィールド3の内部上方に横方向(側面5Bと側面5Cとを結ぶ
方向であり、以下「X方向」と称することがある)と平行に固定配置された複数のX方向
移動用固定レール9と、これらX方向移動用固定レール9にスライド自在に、かつ縦方向
(前面5Aと背面5Dを結ぶ方向であり、以下「Y方向」と称することがある)と平行に
取り付けられたY方向移動用可動レール10と、Y方向移動用可動レール10にスライド
自在に取り付けられた景品取得部用基台12と、景品取得部用基台12の鉛直方向(以下
「Z方向」と称することがある)下側に取り付けられた伸縮自在の支持部11と、を有す
る構造となっている(図2参照)。景品取得部4は、支持部11の下端部に取り付けられ
ている。
Y方向移動用可動レール10は、X方向移動用モータ13Xの回転出力に基づきX方向
移動用固定レール9に沿って横方向(X方向)に移動することができるように構成されて
いる。また、景品取得部用基台12は、Y方向移動用モータ13Yの回転出力に基づきY
方向移動用可動レール10に沿って縦方向(Y方向)に移動することができるように構成
されている。また支持部11は、Z方向移動用モータ13Z(図3参照)の回転出力に基
づいて伸縮することができるように構成されている。本実施形態に係る景品取得ゲーム装
置1においては、以上のような構成のX方向移動用モータ13X、Y方向移動用モータ1
3Y及びZ方向移動用モータ13Zを適宜作動させることにより、景品取得部4をプレイ
フィールド3内の所望位置に移動させ得るようになっている。
また、基台2の前側には、操作用卓であるコントロールパネル14が設けられている(
図1参照)。コントロールパネル14には、ゲームを行う際にコインを投入するためのコ
イン投入口15と、ゲーム時にプレイヤーが景品取得部4をX方向の所望位置に移動させ
る操作を入力するための第1の操作ボタン16Aと、その後プレイヤーが景品取得部4を
Y方向の所望位置にまで移動させる操作を入力するための第2の操作ボタン16Bと、か
らなる操作部(操作手段)16が設けられている。操作部16は、ジョイスティック等の
他の操作手段により構成することも可能である。さらに、Z方向への移動を指示する第3
の操作ボタンが操作部16に設けられてもよい。このような第3の操作ボタンが設けられ
ている場合、プレイヤーは、景品取得部4をX方向およびY方向へ移動させることなく、
当該第3の操作ボタンを操作して景品取得部4を昇降させることも可能である。
なお、プレイヤーが下降ボタンのみを押すことによって景品取得部4を下降操作する景
品取得ゲーム装置1であってもよい。例えば、プレイフィールド3上のターンテーブル(
図示省略)に景品Pを載置しておき、景品取得部4が景品Pに到達するタイミングをみて
、下降ボタンを押すことで景品Pを取得するゲーム装置とすることが可能である。
さらに、基台2の前面側には、プレイフィールド3内の所定位置に開口された景品投入
ガイド17に連通する景品取出口18が設けられている(図1参照)。把持部6により把
持された状態で搬送され、あるいは転がされて景品投入ガイド17内に落とされた景品P
は、景品取出口18から取り出すことができる。なお、景品投入ガイド17は、ある箇所
に定置されていてもよいし、複数箇所の中で管理者(例えばサービス提供側ユーザー)が
自由に設定できるようになっていてもよい。
また、基台2の前面側には、開閉扉19が設けられている(図1参照)。この開閉扉1
9を開いた内側には、景品取得ゲーム装置1の全体を制御する制御部30(図3参照)等
を備えたメインボードが収納されている。
なお、詳しい説明は省略するが、本実施形態に係る景品取得ゲーム装置1では、景品取
得部4の初期位置(ゲーム開始時及び終了時における景品取得部4のデフォルトの位置(
ホームポジション))が管理者(例えばサービス提供側ユーザー)によって自由に設定で
きるようになっている。また、本実施形態においては、X軸、Y軸及びZ軸の原点(X方
向、Y方向及びZ方向それぞれの座標が0となる位置)が景品取得部4の初期位置(スタ
ートポジション)にあるものとする。
次に、図3等を用いて、本実施形態に係る景品取得ゲーム装置1の内部構成(機能的構
成)について説明する。景品取得ゲーム装置1は、CPU(Central Processing Unit)
、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)からなるマイクロコ
ンピュータによって構成された制御部30と、例えば不揮発性メモリからなる記憶部31
と、現在時刻をカウントするタイマ32と、を有している。
制御部30からは、ゲーム中にプレイヤーによりコントロールパネル14(図1参照)
の操作部16(第1の操作ボタン16Aや第2の操作ボタン16B)が押圧されたときに
、これに応じた操作信号S1(操作情報)が送出されるようになっている。
また、移動装置7には、景品取得部4のX方向の位置を検出するX方向位置検出手段、
Y方向の位置を検出するY方向位置検出手段及びZ方向の位置を検出するZ方向位置検出
手段として、景品取得部4のX方向、Y方向の原点位置及び移動限界位置、ならびにZ方
向原点側の移動限界位置に各々配置されたリミットスイッチ33が設けられている。これ
らリミットスイッチ33は、景品取得部4が、X方向、Y方向の原点位置又はX方向、Y
方向の移動限界位置、あるいはZ方向原点側の移動限界位置にまで移動したときに、これ
に応じた移動限界検出信号S2を制御部30に送出するようになっている。
さらに、景品取得部用基台12の昇降装置37に設けられた下降停止装置43において
、景品取得部4が下降してプレイフィールド3あるいは景品Pに達したとき、これに応じ
た底付き検出信号S3が制御部30に送出されるようになっている。
制御部30は、これら操作信号S1及び移動限界検出信号S2に基づいて、プレイヤー
による第1及び第2の操作ボタン16A,16Bの操作に応答したゲーム動作を景品取得
ゲーム装置1に実行させることができるようになっている。さらに、本実施形態の制御部
30は、操作部16から送出される操作信号S1に基づいて、把持部6の内部に設けられ
たモータ74(図6参照)を駆動制御することにより、左右一対のアーム8を開閉させて
、把持部6に景品Pを把持させる動作を行わせる。
<景品取得ゲーム装置の動作の概要>
続いて、図4及び図5に示すフローチャート等を用いて、本実施形態に係る景品取得ゲ
ーム装置1の動作について説明する。
制御部30は、予め設定された1プレイ(あるいは例えば3プレイ)分の所定枚数のコ
インがコイン投入口15(図1参照)に投入されたことを認識すると、図4に示す景品取
得ゲーム実行処理手順RT1をステップSP0において開始し、続くステップSP1にお
いて、コントロールパネル14の第1の操作ボタン16Aが押圧されるのを待ち受ける。
また、制御部30は、やがてプレイヤーが第1の操作ボタン16Aを押圧したことを第
1の操作ボタン16Aからの操作信号S1に基づいて認識すると、ステップSP2に進ん
で、移動装置7(図2参照)のX方向移動用モータ13Xを作動させ、初期状態において
スタートポジション(原点)に位置していた景品取得部4のX方向における移動を開始さ
せる。
次いで、制御部30は、ステップSP3に進んで、X方向のリミットスイッチ33(図
3参照)からの移動限界検出信号S2に基づいて、景品取得部4がX方向の移動限界位置
にまで移動し終えたか否かを判断する。また、制御部30は、続くステップSP4におい
て、第1の操作ボタン16Aからの操作信号S1に基づいて、第1の操作ボタン16Aの
押圧が解除されたか否かを判断する。そして制御部30は、これらステップSP3及びス
テップSP4においてともに否定結果を得ると、ステップSP3に戻る。
これに対し、制御部30は、ステップSP3又はステップSP4の何れかにおいて肯定
結果を得ると、ステップSP5に進んで、移動装置7のX方向移動用モータ13Xを停止
させて景品取得部4のX方向における移動を終了させ、この後ステップSP6に進んで、
コントロールパネル14の第2の操作ボタン16Bが押圧されるのを待ち受ける。
そして、制御部30は、第2の操作ボタン16Bが押圧されたことを第2の操作ボタン
16Bからの操作信号S1に基づいて認識すると、ステップSP8において、移動装置7
のY方向移動用モータ13Yを作動させて景品取得部4のY方向における移動を開始させ
る。
この後、制御部30は、ステップSP9に進んで、Y方向のリミットスイッチ33から
の移動限界検出信号S2に基づいて、景品取得部4がY方向の移動限界位置にまで移動し
終えたか否かを判断する。また制御部30は、続くステップSP10において、第2の操
作ボタン16Bからの操作信号S1に基づいて、第2の操作ボタン16Bの押圧が解除さ
れたか否かを判断する。そして制御部30は、これらステップSP8及びステップSP9
においてともに否定結果を得ると、ステップSP9に戻る。
これに対し、制御部30は、ステップSP9又はステップSP10の何れかにおいて肯
定結果を得ると、ステップSP12において、移動装置7のY方向移動用モータ13Yを
停止させて把持部6のY方向における移動を終了させる。
次いで、制御部30は、ステップSP13に進んで、把持部6のモータ74(図6参照
)を作動させて、把持部6のアーム8を開かせる。そして、制御部30は、この後ステッ
プSP14に進んで、移動装置7のZ方向移動用モータ13Z(図3参照)を作動させて
景品取得部4の下降を開始させ、さらにこの後ステップSP15に進んで、景品取得部4
がZ方向の移動限界位置にまで移動し終えるのを待ち受ける。
次いで、制御部30は、Z方向のスイッチとして機能する下降停止装置43からの検出
信号S3に基づき(図3参照)、景品取得部4がZ方向の移動限界位置にまで移動し終え
たことを認識すると、ステップSP16に進んで、移動装置7のZ方向移動用モータ13
Zを停止させて景品取得部4の下降を終了させる。この後、制御部30は、ステップSP
17に進んで、把持部6のモータ74を作動させてアーム8を閉じさせることにより、景
品Pを把持する動作を行わせる。
次いで、制御部30は、ステップSP18に進んで、移動装置7のZ方向移動用モータ
13Zを作動させて景品取得部4の上昇を開始させ、この後ステップSP19に進んで、
景品取得部4がZ方向原点側の移動限界位置にまで移動し終えるのを待ち受ける。そして
、制御部30は、Z方向原点側のリミットスイッチ33からの移動限界検出信号S2に基
づいて、把持部6がZ方向の移動限界位置にまで移動し終えたことを確認すると、ステッ
プSP20に進んで、移動装置7のZ方向移動用モータ13Zを停止させて景品取得部4
の上昇を終了させる。
次いで、制御部30は、ステップSP21に進んで、移動装置7のX方向移動用モータ
13X、Y方向移動用モータ13Yを作動させ、景品投入ガイド17の位置へ向けて景品
取得部4の縦方向および横方向への移動を開始させる。
次いで、制御部30は、景品取得部4が景品投入ガイド17の位置に到達したかどうか
を判断し(ステップSP22)、到達したと判断したら、把持部6のモータ74を作動さ
せてアーム8を開閉させる(ステップSP23)。
この後、制御部30は、ホームポジション(ゲーム開始時および終了時における景品取
得部4のデフォルトの位置)に向けて景品取得部4を縦方向および横方向へ移動させ(ス
テップSP24)、ホームポジションに到達したと判断したら(ステップSP25)、こ
の景品取得ゲーム実行処理手順RT1を終了する(ステップSP26)。
かくして、本実施形態に係る景品取得ゲーム装置1においては、把持部6のアーム8に
よって景品Pを把持する(景品Pの一部を引っ掛けて持ち上げるような場合を含む)こと
ができた場合に、景品Pを把持した状態で景品投入ガイド17上にまで運び、その後景品
Pの解放動作を実現させて景品投入ガイド17内に景品Pを落下させることができる。あ
るいは、把持部6のアーム8によって景品Pを把持することができなくても、当該景品P
を転がしたりずらしたりして景品投入ガイド17内に落下させることも可能である。この
結果、プレイヤーは景品Pを景品取出口18から取り出して取得することができる。
<景品取得ゲーム装置1の構成>
次に、図7〜図20を用いて、本発明の第1の実施形態に係る景品取得ゲーム装置1の
構成について説明する。ここでは図1に示したプレイフィールド3の所定位置に開口した
景品投入ガイド17と異なり、プレイフィールド3の手前隅に立設された筒状の景品投入
ガイド17となっている。本発明に係る景品取得ゲーム装置1は、景品取得部4によって
景品Pを積極的に下方へと押圧する際の押圧力を適宜設定することを可能とし、ひいては
筒状の景品投入ガイド17の景品落し口17aに景品Pを引っ掛けておくといったように
多様化するレイアウトにも対応した動作を行い得るようにしたものである。
ここで、まず、景品取得部4を支持しつつ昇降させるための支持部11等の構成につい
て説明する(図7等参照)。
支持部11は、複数個のパイプを入子式に嵌合させてなる伸縮管として構成されている
。この伸縮管は、順次小径となる4本のパイプ11a,11b,11c,11dを入子式
に摺動自在に嵌合させたもので、各パイプ11b,11c,11dの周面に突出形成され
たストッパ22,22,22を、外側の各パイプ11a,11b,11cに軸方向に沿っ
て形成された溝23,23,23に係合させることにより、各パイプ11a,11b,1
1c,11dが回転したり、抜け落ちない構造としてある(図7参照)。パイプ11aの
上端側は景品取得部用基台12に固定されており、パイプ11b,11c,11dが昇降
可能に摺動する。最下位のパイプ11dの下端には、カプラ35のボス35aが嵌入固定
されている。このカプラ35の先には、ブラケット36を介して景品取得部4が連結され
ている(図6、図10参照)。景品取得部4が上側にある状態では、入子になっているパ
イプ11b、11c、11dの荷重が景品取得部4にかかっている。景品取得部4が下降
するに従って、パイプ11bのストッパ22がパイプ11aの溝23の下端に達すること
で、パイプ11bの荷重がパイプ11aによって支持され、続いてパイプ11cの荷重が
パイプ11bによって支持され、さらにその後、パイプ11dの荷重がパイプ11cによ
って支持された状態となる。従って、下降時にはパイプ11b、11c、11dの荷重が
景品取得部4に作用し、景品取得部4の下降に従ってパイプ11b、11c、11dの順
にパイプの荷重がパイプ11aに吊り下がり作用する。
また、景品取得部4を上下に昇降させるための昇降手段としての昇降装置37は、景品
取得部用基台12に搭載された巻取り巻戻し装置39と、この巻取り巻戻し装置39によ
って巻き取られるワイヤー40とからなる。ワイヤー40は、支持部11の内側を通過す
るようになっている(図7参照)。巻取り巻戻し装置39は、ワイヤーモータ41と、ウ
ォームギアなどからなる減速ギア機構(図示省略)と、ワイヤー巻取りプーリ42と、下
降停止装置43とを含む構成となっている。景品取得部4が最下部に降下した場合には、
3本のパイプ11a,11b,11cの荷重は景品取得部4に掛からず、ワイヤー40に
掛かる荷重は景品取得部4と最下段のパイプ11dと幾分かのケーブル64の荷重のみと
なる。
下降停止装置43は、景品取得部4が下降して景品Pやプレイフィールド3の底に衝突
ないし接触した際、ワイヤー40のテンションの変化(例えば弛みが生じた際の引張り力
の減少)に基づき当該景品取得部4が底付き状態になったことを検出し、該検出信号(S
3)に基づき、景品取得部4の下降を停止させる装置である。例えば本実施形態における
下降停止装置43は、ドグ回転軸46を中心として揺動可能な揺動アーム47と、リフト
ダウンセンサドグ47aと、揺動アーム47に回転可能に支持されているテンションプー
リ45と、該テンションプーリ45をワイヤー40に押し付けるようにして、景品取得部
4を吊り上げる方向へ揺動アーム47を付勢するコイルばね(トーションばね)48と、
リフトダウンセンサ55と、を含む構成となっている(図10等参照)。
なお、ここでは、下降停止装置43として、景品取得部4が底付き状態となったことの
検出信号(S3)に基づき景品取得部4の下降を停止させる装置を例示したが、これは好
適例にすぎず、これ以外の構成の下降停止装置43を利用することもができる。例えば、
景品取得部4が底付き状態となるまでの下降量に対応したワイヤーモータ41の回転時間
あるいは回転数をあらかじめメモリしておき、当該ワイヤーモータ41の回転時間あるい
は回転数をパラメータとして景品取得部4が下降を制御することとしてもよい。
ワイヤー40は、ワイヤー巻取りプーリ42から繰り出され、テンションプーリ45の
一側を通過してから支持部11の内側に導入され、パイプ11dの出口端のところでパイ
プ内を上下動可能な円柱状のコネクタ63に結合されている。このコネクタ63は、中心
に受け孔63aを有し、この受け孔63aの中にスイッチ作動子61を下端に固着した心
棒62の上端が結合されている(図7参照)。なお、図7中における符号64はモータ7
4に給電するケーブルである。
テンションプーリ45は、景品取得部4に接続されたワイヤー40に押し付け、景品取
得部4を吊り上げる方向に揺動アーム47を介してコイルばね48により付勢している(
吊上付勢手段)。
リフトダウンセンサドグ47aは、揺動アーム47の自由端に形成された被検出片であ
り、揺動アーム47とともに揺動する。このリフトダウンセンサドグ47aの揺動可能範
囲中で最下点となる位置には、リフトダウンセンサ55が配置されている。
リフトダウンセンサ55は例えば光センサで構成されており、光が遮られているか否か
によってリフトダウンセンサドグ47aが上がった状態か、下がった状態かを検出する。
景品取得部4が景品Pやプレイフィールド3の底に衝突ないし接触して底付き状態とな
ると、ワイヤー40のテンションが緩くなる結果、コイルばね48の作用により揺動アー
ム47が上方へ揺動する。このとき、リフトダウンセンサ55を遮光していたリフトダウ
ンセンサドグ47aも一緒に上方へ揺動するので、底付き状態となったことをリフトダウ
ンセンサ55によって検出することができる。
尚、底付き状態の検出の別の実施例として、プレイフィールド3や景品投入ガイド17
の高さや位置に応じ、さらにアーム8の大きさを加味して、ワイヤーモータ41の回転時
間や、回転数を予め定め、記憶部31に記憶してワイヤーモータ41の動作から検出して
もよい。
(吊上付勢力変更手段90)
さらに、本実施形態の景品取得ゲーム装置1は、吊上付勢力変更手段90を備えている
。吊上付勢力変更手段90は、コイルばね48による吊り上げ方向への付勢力を変更する
ための手段である。このような吊上付勢力変更手段90の具体的構成は特に限定されない
が、本実施形態における吊上付勢力変更手段90は、可動抑え板部材91と、調整ツマミ
92とで構成されている(図11等参照)。
可動抑え板部材91は、ドグ回転軸46に回転可能に取り付けられている板状部材であ
り、コイルばね48の端部が当接するように配置されている。ここで、コイルばね48は
、その一端(固定端)が揺動アーム47に引っ掛けられて固定され、尚かつ、他端(自由
端)が可動抑え板部材91に引っ掛けられる等した状態となっている(図10等参照)。
このため、可動抑え板部材91をドグ回転軸46を中心に回転させると、回転量に応じて
コイルばね48の付勢力(すなわち、テンションプーリ45をワイヤー40に押し付ける
ようにして、景品取得部4を吊り上げる方向へ揺動アーム47を付勢する際の当該付勢力
)の強弱が変化する。
ここでテンションプーリ45によりワイヤー40を吊り上げる力は、アーム8の重さを
含む景品取得部4の荷重よりも小さい力(景品取得部の重さ未満の力)としてある。この
ため、本実施形態では、アーム8を含む景品取得部4の荷重を、テンションプーリ45に
よりワイヤー40を吊り下げる力よりも軽減することとしている。
また、テンションプーリ45によりワイヤー40を吊り下げる力を、アーム8の重さを
含む景品取得部4の荷重よりも僅かに小さい力とすることもできる。こうした場合には、
景品取得部4が底付き状態となったとき、該景品取得部4から作用する荷重(例えば、景
品取得部4から景品Pに作用する押込み力)が微小なものとなる。
なお、景品取得部4がプレイフィールド3の最下部に到達した場合は、上述したように
、支持部11の4本のパイプ11a,11b,11cの荷重が景品取得部用基台12によ
って支持され、これらパイプの荷重が景品取得部4に作用しない状態となる。本実施形態
では、このような状態となっても、景品取得部4と最下段パイプ11dの自重で下降可能
となるように設定してある。
調整ツマミ92は、可動抑え板部材91の角度を変化させるための部材であり、回転量
に応じて先端部92aの位置を変位させるネジ機構からなる。先端部92aは、可動抑え
板部材91の外側面に当接し、コイルばね48の反発力に抗して押さえ付けた状態となっ
ている。
また、調整ツマミ92は、景品取得部用基台12の側板(外装部材)12aに取り付け
られた例えばチャネル形状のツマミ支持部材93により、好ましくは2箇所で回転可能に
支持されている(図11、図12等参照)。図示していないが、もちろん、調整ツマミ9
2は、景品取得部用基台12の側板(外装部材)12aおよび該側板12aの内側に取り
付けられたチャネル形状のツマミ支持部材93によって支持されていてもよい。いずれの
場合も、調整ツマミ92のツマミ部92bは、側板12aの外側に位置した状態となって
いる(図11、図12等参照)。このように、調整ツマミ92のツマミ部92bが側板1
2aの外側に位置していると、景品取得ゲーム装置1の管理者(例えばサービス提供側ユ
ーザー)は、景品取得部用基台12の外側からツマミ部92bを摘んで当該調整ツマミ9
2を操作できるため付勢力の変更が行いやすい。しかも、ネジ機構からなる調整ツマミ9
2によれば、コイルばね48の付勢力を無段階で変更することができる。
(吊上付勢力変更手段90を用いた付勢力の変更動作)
このような吊上付勢力変更手段90を用いた付勢力の変更動作について説明する。
調整ツマミ92を正転させて先端部92aを前進させると、可動抑え板部材91が押し
込まれ、コイルばね48の付勢力が増大して「ばね強」の状態となる(図15、図16参
照)。そうすると、景品取得部4を吊り上げる方向へ揺動アーム47を付勢するコイルば
ね48の付勢力が増大することとなる結果、揺動アーム47およびワイヤー40を介して
景品取得部4自体に作用する吊り上げ方向への付勢力も増大することとなる。
一方、調整ツマミ92を逆転させて先端部92aを後退させると、可動抑え板部材91
は該調整ツマミ92の方へ戻り、コイルばね48の付勢力が減少して「ばね弱」の状態と
なる(図13、図14参照)。そうすると、景品取得部4を吊り上げる方向へ揺動アーム
47を付勢するコイルばね48の付勢力が減少することとなる結果、揺動アーム47およ
びワイヤー40を介して景品取得部4自体に作用する吊り上げ方向への付勢力も減少する
こととなる。
このようにして景品取得部4自体に作用する吊り上げ方向の付勢力が変われば、底付き
状態となったときに景品取得部4から景品Pに作用する押込み力の大きさも変わる。した
がって、本実施形態の景品取得ゲーム装置1においては、コイルばね48の付勢力を変更
することによって景品Pに作用する押込み力を適宜変更することが可能である。以下、具
体例を挙げつつ説明する。
近年、プレイフィールド3における景品Pのレイアウトはますます多様化しており、例
えば、景品落し口17aに景品Pを引っ掛けておき、該景品Pを景品取得部4によって積
極的に下方へと押圧することで取得できるようにしたレイアウト(図8、図9参照)、ア
ーム8の開きよりも幅広の景品Pをその一部が景品載置台20からはみ出すように設置し
ておき、景品Pの所定箇所を押圧する等により傾かせたりずらしたりして最終的に景品載
置台20から落とすことによって取得できるようにしたレイアウト(図17等参照)など
がある。こういったレイアウトの多様化に応じ、景品取得部4から景品Pへの押圧力を作
用させる際の力の大きさを適宜変更することができれば、押圧時における景品Pの動作や
態様を変えるとともに、景品Pの取得率(いわゆるペイアウト率)を適宜コントロールす
ることも可能となる(図8、図9等参照)。
例えば、上述のようにコイルばね48の付勢力を減少して「ばね弱」の状態とした場合
(図13参照)、景品取得部4が底付き状態となったとき(図14参照)に景品取得部4
自体に作用する吊り上げ方向への付勢力が減少していることから、相対的に、景品取得部
4から景品Pに作用する荷重の大きさは大きくなる。したがって、「ばね弱」状態とすれ
ば、押込み力を「強」に設定した状態となる(図18参照)。
一方、コイルばね48の付勢力を増大して「ばね強」の状態とした場合(図15参照)
、景品取得部4が底付き状態となったとき(図16参照)に景品取得部4自体に作用する
吊り上げ方向への付勢力が増大していることから、相対的に、景品取得部4から景品Pに
作用する荷重の大きさは小さくなる。したがって、「ばね強」状態とすれば、押込み力を
「弱」に設定した状態となる(図19参照)。また、このように押込み力を「弱」に設定
した状態では、コイルばね48の付勢力の大きさによるが、景品取得部4の重さ未満にま
で押込み力を減少させること、はたまた、景品取得部4の重さに比して押込み力を大きく
減少させることが可能である。
また、景品取得ゲーム装置として、景品Pの形状や大きさの変更、レイアウトの変更、
景品投入ガイド17(景品落し口17a)の位置変更等に応じ、アーム8の大きさを自在
に変えられるようにしたものがある(図20参照)。アーム8の大きさを変えると、景品
取得部4の総重量も変わる。この点、本実施形態の景品取得ゲーム装置1においては、景
品取得部4の総重量が変わった場合に、コイルばね48の付勢力を適宜変更することによ
って、景品取得部4から景品Pに作用する押込み力を調整することができる。
ここまで説明したように、景品取得部4によって景品Pを積極的に下方へと押圧する構
成の景品取得ゲーム装置1である場合に、本実施形態においては、景品Pに対する景品取
得部4の押圧力を調整すること、とりわけ景品取得部の重さ未満に軽減することができる
。また、アーム8を変更する等して景品取得部4全体の重さが変わった場合でも変わる前
の押圧力に調整することができる。しかも、景品取得ゲーム装置1の管理者(例えばサー
ビス提供側ユーザー)にとってみれば、景品取得部用基台12の側板12aの外側に位置
したツマミ部92bを回すことによって調整ツマミ92を操作することができ、筐体をい
ちいち着脱するといった煩わしい作業を経る必要がないので簡便である。また、上述のよ
うにネジ機構を利用した構成の吊上付勢力変更手段90によれば、所望程度の付勢力が得
られるように細かに変更しながら無段階調整することができる。
なお、以上の各実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるが、これに限定されるも
のではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上
述した実施形態では、ワイヤー40に対してテンションプーリ(被押圧部材)45を押し
付けるための構成としてドグ回転軸46を中心に回転可能な揺動アーム47を用いてワイ
ヤー40を上方向に付勢したが(図10等参照)、これはワイヤー40を吊り上げる方向
に付勢する一例に過ぎない。例えばワイヤー40に無理がかからなければ、テンションプ
ーリ45を固定したプーリとして、固定したプーリとワイヤー巻取りプーリ42との間の
ワイヤー40を下方向に付勢するテンションプーリを設けてもよく、さらには水平方向に
ワイヤー40にテンションを加えてもよい。さらにワイヤー40を付勢する方法として、
ワイヤー40を引き寄せる引張バネによるテンションを加えてもよい。この他、直線的に
動く部材を利用した機構(例えば、ワイヤー40の弛みに応じた量だけリニアに動くラッ
クでピニオンを回転させる機構)などを用いてもよい。要は、ワイヤー40の弛みに応じ
て変位し、当該変位量に基づいてワイヤー40の弛み量を検出しうる構成であれば部材の
動き方は特に限定されない。
また、上述した実施形態における吊上付勢力変更手段90は、ネジ機構を含む調整ツマ
ミ92を利用して無段階調整できるようにしたものの一例であったが、この他の構成とす
ることもできる。例えば、側板12aに係止用孔、係止用溝、あるいは係止用突起といっ
たばね係止手段を複数設けておき、コイルばね48の端部48aを係止する箇所を手動で
段階的に位置決めし、当該変更した位置に応じてコイルばね48の付勢力が変わるように
した構成とすることができる(図21参照)。このような吊上付勢力変更手段90は、数
段(数通り)の調整が可能であって無段階調整はできないが、比較的簡便な構成で吊上付
勢力変更手段90を構築することができるという利点がある。なお、図21においては係
止手段を具体的に示していないが、要は、上述した孔、溝、突起など、コイルばね48の
端部を引っ掛ける等してその位置を段階的に変えることができるものであればよい。
また、上述した実施形態における吊上付勢力変更手段90は、景品取得ゲーム装置1の
管理者(例えばサービス提供側ユーザー)らが調整ツマミ92のツマミ部92bを手動で
回し、あるいはコイルばね48の端部を段階的に位置決めして付勢力を変更するという構
成であったが、さらにこれ以外の構成としても構わない。ここでは詳細な説明を省くが、
例えば、調整ツマミ92などのネジ機構を正逆転させるための駆動装置(モータなど)を
用い、外部から該駆動装置の動作命令をすることによって付勢力を自動的に調整できるよ
うにすることも可能である。
図22は、図18、図19に示す景品取得部4の下降動作に伴う吊上付勢力変更手段9
0の制御による付勢力の変化例を示すグラフである。景品取得部4が最上段にある場合に
、ワイヤー40にかかる景品取得部への荷重は景品取得部4、パイプ11b、11c、1
1d、11eの荷重である。次にパイプ11bの上端がパイプ11aの下端までくるとワ
イヤー40にかかる荷重は景品取得部4、パイプ11c、11d、11eの荷重となる。
景品取得部40の下降により最終的にはワイヤー40にかかる荷重は景品取得部4、パイ
プ11eとなる。
付勢力の自動調整は、景品Pが配置してある高さが数段階あり、その高さでの景品取得
部4に加わるパイプ11b、11c、11dの荷重に変化がある場合にいずれの高さでも
景品取得部4の押下力を一定に保つのに有効である。
この場合に景品取得部4の下降の際の高さがワイヤーモータ41の回転数や回転時間か
ら検出できるので、景品取得部4の下降時の高さに応じて入子式のパイプの11b、11
c、11dの荷重が景品取得部4に加わる荷重が減っていくのに合わせて、調整ツマミ9
2のネジ機構の駆動を行い、吊り上げ方向に付勢する力を軽減することで、景品取得部4
による押圧力を一定に保つことができる。これにより、景品Pの高さ位置に無関係に、景
品取得部4により押圧力を一定に保つことができる。景品取得部4が上昇する際には、付
勢力を元に戻す制御を行う。
また、プレイフィールド3の高さが一定でも、プレイフィールド3の位置(水平前後左
右)に応じて、景品取得部4の下降時の押圧力を変えることもできる。この場合はプレイ
フィールド3の水平位置毎に事前に制御部30の記憶部31に押圧力を設定しておくこと
で、景品取得部用基台12の位置をX方向位置検出手段、Y方向位置検出手段から座標デ
ータを取得することで、プレイフィールド3の位置毎に設定した押圧力に吊上付勢力変更
手段90を制御することも可能である。
また、ワイヤー40は景品取得部4を吊設するための一例に過ぎず、他の部材を用いて
も構わない。同様に、コイルばね48もテンションプーリ45をワイヤー(吊設部材)4
0に押し付けるための好適な一例に過ぎず、他の付勢部材を用いても構わない。このよう
なコイルばね48の他にも、同様に吊上付勢力を付与しうる例えばトーションバーなどの
装置を吊上付勢手段として用いることが可能である。
本発明は、景品取得ゲーム装置、とりわけ、景品取得部によって景品を積極的に下方へ
と押圧する構成である景品取得ゲーム装置に適用して好適である。
1…景品取得ゲーム装置、2…基台、3…プレイフィールド(景品収容部)、4…景品取
得部、5A…前面、5B…側面、5C…側面、5D…背面、5E…柱部材、6…把持部、
7…移動装置(移動手段)、8…アーム、8b…爪部材、9…X方向移動用固定レール、
10…Y方向移動用可動レール、11…支持部、11a,11b,11c,11d,11
e…パイプ、12…景品取得部用基台、12a…景品取得部用基台の側板(外装部材)、
13X…X方向移動用モータ、13Y…Y方向移動用モータ、13Z…Z方向移動用モー
タ、14…コントロールパネル、15…コイン投入口、16…操作部(操作手段)、16
A…第1の操作ボタン、16B…第2の操作ボタン、17…景品投入ガイド、17a…景
品落し口、18…景品取出口、19…開閉扉、20…景品載置台、22…ストッパ、23
…溝、30…制御部(制御手段)、31…記憶部、32…タイマ、33…リミットスイッ
チ、35…カプラ、35a…ボス、36…ブラケット、37…昇降装置(昇降手段)、3
9…巻取り巻戻し装置、40…ワイヤー(吊設部材)、41…ワイヤーモータ(昇降手段
)、42…ワイヤー巻取りプーリ、43…下降停止装置(下降停止手段)、45…テンシ
ョンプーリ(被押圧部材)、46…ドグ回転軸、47…揺動アーム、47a…リフトダウ
ンセンサドグ、48…コイルばね、48a…コイルばねの端部、55…リフトダウンセン
サ、61…スイッチ作動子、62…心棒、63…コネクタ、63a…受け孔、64…ケー
ブル、70…把持力調整手段、71…回動軸、72…把持力動作ギア、72a…長穴部、
73…巻回ばね、73b…巻回ばねの他端、74…モータ、90…吊上付勢力変更手段、
91…可動抑え板部材、92…調整ツマミ(ネジ機構)、92a…先端部、92b…ツマ
ミ部、93…ツマミ支持部材、P…景品

Claims (2)

  1. 筐体の内部天井に水平移動可能に設けた移動部をプレイヤーが操作部を操作することにより移動させ、移動部に設けた昇降部により景品取得部を昇降させ、景品収容部に収容された景品を取得して、景品を外部に取り出す景品投入口を備えた景品取得ゲーム装置であって、
    前記昇降部の景品取得部の下降時の吊上げ方向の付勢力を制御する押圧力制御部と、
    前記景品収容部の水平位置毎に予め押圧力を記憶する押圧力記憶手段と、
    を備え、
    前記昇降部の前記景品取得部の下降時に前記移動部の位置から前記景品収容部の位置毎に設定した押圧力を読出し、該押圧力にて景品取得部を下降させることを特徴とする、景品取得ゲーム装置。
  2. 請求項1において、前記押圧力記憶手段に記憶する押圧力は外部からの動作命令により変更可能であることを特徴とする、景品取得ゲーム装置。
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