JP6718746B2 - 空気入りタイヤのインナーライナー、空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents
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Description
また、空気入りタイヤは、様々な環境で使用されるため、低温環境下でも優れた性能が要求される。
また、本発明は、かかるインナーライナーを用いた、インナーライナーの低温での耐久性及び耐クラック性が高い空気入りタイヤ、更には、インナーライナーと隣接ゴム部材との間の接着性が高く、インナーライナーの低温での耐久性及び耐クラック性が高い空気入りタイヤ、並びに、その製造方法を提供することを更なる課題とする。
前記フィルム層は、ガスバリア層と、該ガスバリア層の少なくとも一方の面に配設された弾性層とを有し、
前記ガスバリア層は、熱可塑性樹脂を少なくとも含み、
前記弾性層は、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーを少なくとも含み、
前記接着層は、ポリスチレン系熱可塑性エラストマーを少なくとも含み、
前記ポリスチレン系熱可塑性エラストマーのスチレン含有量が0質量%超且つ40質量%未満であることを特徴とする。
かかる本発明の空気入りタイヤのインナーライナーは、隣接ゴム部材との間の接着性が高く、低温での耐久性や耐クラック性も高い。
かかる本発明の空気入りタイヤは、インナーライナーと隣接ゴム部材との間の接着性が高く、低温での耐久性及び耐クラック性も高い。
タイヤ内面において、前記インナーライナーは、タイヤ周方向に延在し、該インナーライナーのタイヤ周方向の端部同士がタイヤ半径方向に重なり合って配置されており、
前記インナーライナーのタイヤ周方向の両端部がタイヤ幅方向に平行であり、
前記インナーライナーのタイヤ周方向の端部同士の重なり幅が5mm〜20mmの範囲である。
この場合、インナーライナーと隣接ゴム部材との間の接着性が更に高く、また、インナーライナーの低温での耐久性及び耐クラック性も更に高い。
タイヤ内面において、前記インナーライナーは、タイヤ周方向に延在し、該インナーライナーのタイヤ周方向の端部同士がタイヤ半径方向に重なり合って配置されており、
前記インナーライナーの端部が、山部と谷部を交互に有し、
前記インナーライナーの端部は、前記山部の頂点の角度と、前記谷部の谷底の角度とが、45°〜120°の範囲であり、
前記インナーライナーのタイヤ周方向の端部同士の重なり幅が1mm〜13mmの範囲である。
この場合も、インナーライナーと隣接ゴム部材との間の接着性が更に高く、また、インナーライナーの低温での耐久性及び耐クラック性も更に高い。
ここで、前記ゴム状弾性体層の厚さは、0.2mm〜0.6mmであることが更に好ましい。この場合、インナーライナーにクラックが発生することを更に抑制しつつ、インナーライナーの端部同士の剥離抗力を更に向上させることができる。
上記の空気入りタイヤのインナーライナーの上に、他のタイヤ部材を積層して、生タイヤを成形する工程と、
前記生タイヤを加硫する工程と、
を含むことを特徴とする。ここで、本発明の空気入りタイヤの製造方法においては、上記のインナーライナーにゴム状弾性体層を積層したものの上に、その他のタイヤ部材を積層して、生タイヤを成形してもよい。
かかる本発明の空気入りタイヤの製造方法によれば、インナーライナーと隣接ゴム部材との間の接着性が高い空気入りタイヤを製造できる。
また、本発明によれば、インナーライナーと隣接ゴム部材との間の接着性が高く、インナーライナーの低温での耐久性及び耐クラック性も高い、空気入りタイヤ及びその製造方法を提供することができる。
以下に、本発明の空気入りタイヤのインナーライナーを、その実施形態に基づき、詳細に例示説明する。
図1は、本発明の空気入りタイヤのインナーライナーの一例の部分断面図である。図1に示すインナーライナー100は、フィルム層10と、該フィルム層10の両面に配設された接着層20と、を具える。
なお、図1に示すインナーライナー100は、フィルム層10の両面に接着層20が配設されているが、本発明の空気入りタイヤのインナーライナーにおいては、フィルム層の一方の面のみに接着層が配設されていてもよい。
なお、図1中のフィルム層10は、ガスバリア層11の両面に弾性層12が配設されているが、本発明の空気入りタイヤのインナーライナーのフィルム層は、ガスバリア層の一方の面のみに弾性層が配設されていてもよい。フィルム層がガスバリア層と弾性層とを有することで、ガスバリア層にクラックが入ることを抑制でき、インナーライナーの耐クラック性が向上する。
なお、本発明の空気入りタイヤのインナーライナーのフィルム層は、ガスバリア層と弾性層との他に、更に他の層を有してもよい。
また、前記エチレン−ビニルアルコール共重合体は、ケン化度(即ち、エチレン−ビニルアルコール共重合体中のビニルアルコール単位及びビニルエステル単位の総数に対するビニルアルコール単位の数の割合)が80モル%以上であることが好ましく、95モル%以上であることが更に好ましく、99モル%以上であることがより一層好ましい。ケン化度が80モル%以上であれば、ガスバリア性及び成形時の熱安定性が十分に高い。
更に、前記エチレン−ビニルアルコール共重合体は、ガスバリア性、耐屈曲性及び耐疲労性を得る観点から、メルトフローレート(MFR)が190℃、2160g荷重下で0.1g/10分〜30g/10分であることが好ましく、0.3g/10分〜25g/10分であることが更に好ましく、0.5g/10分〜20g/10分であることがより一層好ましい。
また、これら効果を更に発揮するため、ガスバリア層と弾性層とが交互に積層されているのが好ましく、フィルム層の表面が弾性層によって形成されているのが好ましい。またフィルム層の表面がガスバリア層によって形成されているのも好ましい。従って、ガスバリア層の層数は3層以上が好ましく、弾性層の層数は4層以上が好ましい。加えて、インナーライナーのガスバリア性及び耐クラック性を十分に維持させる観点から、ガスバリア層及び弾性層の合計層数は、7層以上であることが好ましく、11層以上であることが更に好ましく、15層以上であることがより一層好ましい。なお、ガスバリア層及び弾性層の合計層数の上限は、特に限定されない。
更に、スチレン含有量が0質量%超且つ40質量%未満のポリスチレン系熱可塑性エラストマーは、高温時と常温時の粘着性の差が大きく、通常、常温で行われる生タイヤの成形工程においては、接着層が成形ドラムに密着し過ぎることが無く、また、通常、高温で行われる加硫工程においては、フィルム層と隣接ゴム部材とをより密着させることができるため、生タイヤの成形時の作業性と、加硫後におけるフィルム層と隣接ゴム部材との接着性との両方を向上させることができる。
前記アルカリ金属塩としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム等の脂肪族カルボン酸塩、芳香族カルボン酸塩、リン酸塩、金属錯体等が挙げられる。該アルカリ金属塩としては、具体的には、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、リン酸ナトリウム、リン酸リチウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、エチレンジアミン四酢酸のナトリウム塩等が挙げられる。これらの中でも、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、リン酸ナトリウムが、入手容易である点から特に好ましい。
また、前記アルカリ土類金属塩としては、例えば、マグネシウム、カルシウム、バリウム、ベリリウム等の酢酸塩又はリン酸塩が挙げられる。これらの中でも、マグネシウム又はカルシウムの酢酸塩又はリン酸塩が、入手容易である点から特に好ましい。かかるアルカリ土類金属塩を含有させると、溶融成形時における熱劣化した樹脂や熱可塑性エラストマーの成形機のダイ付着量を低減できるという利点もある。
前記周期律表の第4周期に記載されるdブロック金属の金属塩としては、例えば、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛等のカルボン酸塩、リン酸塩、アセチルアセトナート塩等が挙げられる。
前記ラジカル架橋剤としては、例えば、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ネオフェニレングリコールジアクリレート等の多価アルコールのポリ(メタ)アクリレート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレート等を挙げることができる。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
前記原料組成物中のラジカル架橋剤の含有量は、0.01質量%〜10質量%の範囲が好ましく、0.05質量%〜9質量%の範囲がさらに好ましく、0.1質量%〜8質量%の範囲が架橋効果と経済性のバランスの観点から特に好ましい。
なお、前記ラジカル架橋剤を原料組成物に含有する方法としては、特に限定されず、例えば、二軸押出機等を用いて、原料組成物に対して溶融混練する方法などを用いることができる。
前記リン酸化合物の含有量(乾燥原料組成物中のリン酸化合物のリン酸根換算含有量)は、1質量ppm以上が好ましく、10質量ppm以上がより好ましく、30質量ppm以上がさらに好ましい。また、該リン酸化合物の含有量は、10,000質量ppm以下が好ましく、1,000質量ppm以下がより好ましく、300質量ppm以下がさらに好ましい。リン酸化合物の含有量が1質量ppmより低いと、溶融成形時の着色が激しくなるおそれがある。特に、熱履歴を重ねるときにその傾向が顕著であるために、組成物ペレットを成形して得られた成形物が回収性に乏しいものとなるおそれがある。一方、リン酸化合物の含有量が10,000質量ppmを超えると、成形時のゲル・ブツが発生し易くなるおそれがある。
前記カルボン酸の含有量(乾燥原料組成物中のカルボン酸の含有量)は、1質量ppm以上が好ましく、10質量ppm以上がより好ましく、50質量ppm以上がさらに好ましい。また、該カルボン酸の含有量は、10,000質量ppm以下が好ましく、1,000質量ppm以下がより好ましく、500質量ppm以下がさらに好ましい。このカルボン酸の含有量が1質量ppmより低いと、溶融成形時に着色が発生するおそれがある。また、カルボン酸の含有量が10,000質量ppm以下であれば、良好な層間接着性を得ることができる。
前記ホウ素化合物の含有量(乾燥原料組成物中のホウ素化合物のホウ素換算含有量)は、1質量ppm以上が好ましく、10質量ppm以上がより好ましく、50質量ppm以上がさらに好ましい。また、ホウ素化合物の含有量は、2,000質量ppm以下が好ましく、1,000質量ppm以下がより好ましく、500質量ppm以下がさらに好ましい。ホウ素化合物の含有量が1質量ppmより低いと、ホウ素化合物を添加することによる熱安定性の改善効果が得られないおそれがある。一方、ホウ素化合物の含有量が2,000質量ppmを超えると、ゲル化しやすく、成形不良となるおそれがある。
(1)熱可塑性樹脂を少なくとも含むガスバリア層用原料と、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーを少なくとも含む弾性層用原料と、ポリスチレン系熱可塑性エラストマーを少なくとも含む接着層用原料とを準備し、これら原料を用いた多層共押出法によりガスバリア層、弾性層及び接着層を有するインナーライナーを製造する方法や、
(2)熱可塑性樹脂を少なくとも含むガスバリア層用原料と、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーを少なくとも含む弾性層用原料と、ポリスチレン系熱可塑性エラストマーを少なくとも含む接着層用原料とを準備し、これら原料を用いて複数の積層体を作製し、次いで複数の積層体を例えば接着剤により重ね合わせ、これを延伸することで、ガスバリア層、弾性層及び接着層を有するインナーライナーを製造する方法等が挙げられる。これらの中でも、生産性が高く、層間接着性に優れる観点から、上記(1)の手法が好ましい。
また、活性エネルギー線として紫外線を用いる場合には、波長190nm〜380nmの紫外線を含むものを照射するのが好ましい。紫外線源としては、特に制限はなく、例えば高圧水銀燈、低圧水銀燈、メタルハライドランプ、カーボンアーク燈などが用いられる。
次に、本発明の空気入りタイヤを、その実施形態に基づき、詳細に例示説明する。
図2は、本発明の空気入りタイヤの一例の部分断面図である。図2に示すタイヤは、一対のビード部1及び一対のサイドウォール部2と、両サイドウォール部2に連なるトレッド部3とを有し、上記一対のビード部1間にトロイド状に延在して、これら各部1,2,3を補強するカーカス4と、該カーカス4のクラウン部のタイヤ半径方向外側に配置された2枚のベルト層からなるベルト5とを具え、更に、該カーカス5の内側のタイヤ内面にはインナーライナー6が配置されている。
ここで、本発明の空気入りタイヤにおいては、インナーライナー6として、上述した、本発明の空気入りタイヤのインナーライナーを具える。本発明の空気入りタイヤは、上述した、隣接ゴム部材との間の接着性が高いインナーライナーが用いられているため、インナーライナー6が剥離することが抑制され、内圧保持性が高い。
また、図2に示すタイヤにおいて、ベルト5は、2枚のベルト層からなるが、本発明の空気入りタイヤにおいては、ベルト5を構成するベルト層の枚数はこれに限られるものではない。
ここで、図3においては、インナーライナーの一端部100aの山部Taとインナーライナーの他の一端部100bの谷部Bbとが近接するように配置されており、また、インナーライナーの一端部100aの谷部Baとインナーライナーの他の一端部100bの山部Tbとが近接するように配置されている。
これに対して、予めインナーライナーにゴム状弾性体層を貼り付ける際に、図5に示すように、インナーライナー100のみを、タイヤ内面において、タイヤ周方向に延在させ、インナーライナーのタイヤ周方向の端部100a,100b同士の重なり部分のタイヤ半径方向外側に、ゴム状弾性体層8を別途配置した場合、インナーライナーのタイヤ周方向の端部100a,100b同士の重なり部分においては、インナーライナーの端部100a,100b同士の間にゴム状弾性体層8が介在しないため、タイヤの拡張力Fに直角な方向のせん断応力により発生するモーメントMを更に低減でき、インナーライナーの端部100a,100b同士の剥離抗力を更に向上させることができる。なお、ゴム状弾性体層8の厚さHが0.1mm以上であれば、インナーライナーにクラックが発生することを抑制でき、また、1.0mm以下であれば、タイヤの重量増加を抑制できる。
植物油系軟化剤としては、大豆油、パーム油、パイン油、ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油、トール油などの脂肪油系軟化剤、ファクチス、蜜ロウ、カルナバロウ、ラノリンなどのワックス類、リノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸などの脂肪酸が挙げられる。
合成軟化剤としては、合成樹脂軟化剤、液状ゴム又はオリゴマー、低分子可塑剤、高分子可塑剤、反応性可塑剤が挙げられる。合成樹脂軟化剤としては、例えば、フェノールアルデヒド樹脂、スチレン樹脂、アタクチックポリプロピレン等が挙げられる。液状ゴム又はオリゴマーとしては、例えば、ポリブテン、液状ブタジエンゴム、液状イソプレンゴム、液状アクリロニトリルブタジエンゴム等が挙げられる。低分子可塑剤としては、例えば、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、トリクレジルホスフェート等が挙げられる。
また、上述した軟化剤は、前記ゴム成分100質量部に対して5〜50質量部含まれることが好ましく、5〜40質量部含まれることがより好ましく、5〜30質量部含まれることがより一層好ましい。ゴム成分に対する軟化剤の配合量を上記範囲とすることにより、ゴム状弾性体層8の、−20℃における動的貯蔵弾性率E’を1.0×105〜1.0×107Paとすることができる。軟化剤は、上述した軟化剤から選択される一つを用いることもできるし、複数を組み合わせて用いることもできる。
一方、カーボンブラックとしては、従来ゴムの補強用充填材などとして慣用されているものの中から任意のものを適宣選択して用いることができ、例えばFEF、SRF、HAF、ISAF、SAF、GPFなどが挙げられる。
該充填材の配合量は、ゴム成分100質量部に対し、タック性及び剥離抗力などの点から、カーボンブラックと共に、無機フィラーを5質量部以上含むことが好ましい。
前記フェノール系樹脂としては、例えば、p−t−ブチルフェノールとアセチレンを触媒の存在下で縮合させた樹脂、アルキルフェノールとホルムアルデヒドとの縮合物などを挙げることができる。また、前記テルペン系樹脂、変性テルペン系樹脂、水添テルペン系樹脂としては、例えば、β−ピネン樹脂やα−ピネン樹脂などのテルペン系樹脂、これらを水素添加してなる水添テルペン系樹脂、テルペンとフェノールをフリーデルクラフト型触媒で反応させたり、あるいはホルムアルデヒドと縮合させた変性テルペン系樹脂を挙げることができる。前記ロジン系樹脂としては、例えば、天然樹脂ロジン、それを水素添加、不均化、二量化、エステル化、ライム化などで変性したロジン誘導体等を挙げることができる。
これらの樹脂は一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよいが、これらの中で、特にフェノール系樹脂が好ましい。
前記粘着付与樹脂は、ゴム成分100質量部に対し、5質量部以上用いることが好ましく、より好ましくは5〜40質量部、より一層好ましくは5〜30質量部の割合で用いられる。
次に、本発明の空気入りタイヤの製造方法を、その実施形態に基づき、詳細に例示説明する。
本発明の空気入りタイヤの製造方法は、上記の空気入りタイヤのインナーライナーの上に、他のタイヤ部材を積層して、生タイヤを成形する工程と、
前記生タイヤを加硫する工程と、
を含むことを特徴とする。
ここで、インナーライナーのタイヤ周方向の端部をタイヤ半径方向に重なり合わせて配置することが好ましい。
<インナーライナーの作製>
エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)[(株)クラレ製「E105」]と、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)[(株)クラレ製「クラミロン3190」]と、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)[JSR(株)製「SIS5250」、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン含有量=20質量%]とを使用し、押出装置を用いて、共押出により、両最外層をTPS層(接着層)とし、また、該接着層の内側をTPU層(弾性層)とし、更に、TPU層(弾性層)とEVOH層(ガスバリア層)とが交互に繰り返される21層構造を有するインナーライナー(TPS層/TPU層/EVOH層/TPU層/・・・/EVOH層/TPU層/TPS層、TPS層2層、TPU層10層、EVOH層9層)を作製した。共押出の成形条件は、下記のとおりである。また、共押出の際の製膜性を評価した。
なお、TPS層(2層のそれぞれ)の厚みは5μm、EVOH層(9層のそれぞれ)の厚みは0.5μmとし、また、TPS層に隣接するTPU層(2層のそれぞれ)の厚みは10.8μm、それ以外のTPU層(8層のそれぞれ)の厚みは4.2μmとした。
TPU:25mmφ押出機 「P25−18AC」[大阪精機工作(株)製]
EVOH:20mmφ押出機 ラボ機ME型「CO−EXT」[(株)東洋精機製]
TPS:32mmφ押出機 GF−32−A[(株)プラスチック工学研究所社製]
各原料の押出温度:全て220℃
Tダイ仕様:300mm幅コートハンガーダイ[(株)プラスチック工学研究所社製]
冷却ロールの温度:50℃
引き取り速度:4m/分
作製したインナーライナーから、21cm×30cmの大きさにカットしたフィルムを100枚作製し、それぞれのフィルムを0℃で7日間調湿した後、ASTM F 392−74に準拠して、理学工業(株)製ゲルボフレックステスターを使用し、屈曲回数50回、75回、100回、125回、150回、175回、200回、225回、250回、300回、400回、500回、600回、700回、800回、1000回、1500回屈曲させた後、ピンホールの数を測定した。それぞれの屈曲回数において、測定を5回行い、その平均値をピンホール個数とした。屈曲回数(P)を横軸に、ピンホール数(N)を縦軸に取り、上記測定結果をプロットし、ピンホール数が1個の時の屈曲回数(Np1)を外挿により求め、有効数字2桁とした。但し、1500回の屈曲でピンホールが観察されないフィルムについては、以降500回おきに屈曲回数を増やし、ピンホールが見られた屈曲回数をNp1とした。屈曲回数が多い程、耐クラック性が高いことを示す。
成形ドラム上に、上記のようにして作製したインナーライナーを巻回し、その上にカーカスを貼り付け、更に、他のタイヤ部材を貼り付けて生タイヤを成形し、該生タイヤを加硫して、図2に示す構造で、サイズ:195/65R15の空気入りタイヤを作製した。
また、インナーライナーの周方向の端部の裁断面は、周方向に対して直角とし、端部同士の重なり幅を15mmとした。
JIS K 6854に準拠し、引張り速度50mm/分によるT型剥離試験により、インナーライナー中の接着層とTPU層(弾性層)との間の剥離抗力を測定した。
供試タイヤを、−30℃の雰囲気の中、空気圧140kPaで、80km/hの速度に相当する回転ドラム上に荷重6kNで押し付けて10,000km走行させた。ドラム走行後のタイヤのインナーライナー外観を目視観察して、クラックの有無を評価した。
接着層用の原料として、表1に示す材料を使用する以外は、実施例1と同様にして、インナーライナーを作製し、該インナーライナーを用いて空気入りタイヤを作製した。また、得られた空気入りタイヤに対して、実施例1と同様の評価を行った。
なお、比較例6では、接着層にもポリウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)を使用した。
接着層を設けない以外は、実施例1と同様にして、両最外層をTPU層(弾性層)とし、更に、TPU層(弾性層)とEVOH層(ガスバリア層)とが交互に繰り返される19層構造を有するインナーライナー(TPU層/EVOH層/TPU層/・・・/EVOH層/TPU層、TPU層10層、EVOH層9層)を作製した。更に、該インナーライナーの両面を、エポキシ化天然ゴム1(商品名:ENR25、RRIM社製、エポキシ化度(エポキシ化率)25%)75質量部と、エポキシ化天然ゴム2(商品名:ENR50、RRIM社製、エポキシ化度(エポキシ化率)50%)25質量部とを混合した組成物で被覆して、それぞれの厚みが5μmの接着層を形成し、インナーライナーを得た。
得られたインナーライナーを用いる以外は、実施例1と同様にして空気入りタイヤを作製し、得られた空気入りタイヤに対して、実施例1と同様の評価を行った。
*2 TPS2:旭化成ケミカルズ(株)製「Asaprene T−438」、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン含有量=35質量%
*3 TPS3:JSR(株)製「SIS5229」、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン含有量=15質量%
*4 TPS4:(株)クラレ製「ハイブラー5125」、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン含有量=20質量%
*5 ENR:RRIM社製「ENR25」75質量部と、RRIM社製「ENR50」25質量部との混合物
*6 TPS5:(株)ダイセル製「エポフレンドAT501」、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン含有量=40質量%
*7 TPS6:旭化成ケミカルズ(株)製「Tufprene 912」、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン含有量=40質量%
*8 TPS7:旭化成ケミカルズ(株)製「Tufprene A」、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン含有量=40質量%
*9 TPS8:日本ゼオン(株)製「クインタック 3390」、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン含有量=48質量%
*10 TPU:(株)クラレ製「クラミロン3190」、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)
インナーライナーの周方向の端部の裁断面の、タイヤ幅方向からの傾斜角度を、表2に示す通りとし、インナーライナーの端部同士の重なり幅を表2に示す通りとする以外は、実施例1と同様にして、空気入りタイヤを作製した。
ここで、生タイヤの成形における、インナーライナーと成形ドラムとの密着性を評価し、成形ドラムに密着し過ぎず、容易に剥がれる場合を「良好」、成形ドラムに密着し過ぎて剥がれ難い場合を「不良」とした。
更に、生タイヤの成形後、生タイヤの内面を観察し、インナーライナーの端部の重なり部分(ジョイント部分)の剥がれの有無を確認した。
また、実施例1と同様にして、接着層とTPU層(弾性層)との間の剥離抗力を測定し、更に、低温ドラム試験後のクラックの有無を評価した。結果を表2に示す。
インナーライナーの端部が山部と谷部を交互に有するように、所謂「ギザギザ」に裁断し、図3に示すように、インナーライナーの一端部の山部と他の一端部の谷部とが近接するように配置する以外は、実施例1と同様にして、空気入りタイヤを作製した。なお、インナーライナーの端部同士の重なり幅、山部の頂点の角度、谷部の谷底の角度は、表2に示す通りである。
ここでも、比較例7〜9と同様に、生タイヤの成形における、インナーライナーと成形ドラムとの密着性を評価し、更に、生タイヤの成形後、生タイヤの内面を観察し、インナーライナーの端部の重なり部分(ジョイント部分)の剥がれの有無を確認した。また、実施例1と同様にして、接着層とTPU層(弾性層)との間の剥離抗力を測定し、更に、低温ドラム走行試験後のクラックの有無を評価した。結果を表2に示す。
インナーライナーのタイヤ半径方向外側に、表3に示す厚さのゴム状弾性体層を貼り付けた複合体を準備し、該複合体の上にカーカスを貼り付ける以外は、実施例1と同様にして、インナーライナーの端部が図4に示す構造を有する空気入りタイヤを作製した。
また、実施例1と同様にして、接着層とTPU層(弾性層)との間の剥離抗力を測定した。結果を表3に示す。
インナーライナーにゴム状弾性体層を別途貼り付ける以外は、実施例1と同様にして、インナーライナーの端部が図5に示す構造を有する空気入りタイヤを作製した。なお、ゴム状弾性体層の配合は、実施例10〜12と同じである。
また、実施例1と同様にして、接着層とTPU層(弾性層)との間の剥離抗力を測定した。結果を表3に示す。
実施例1及び10〜13で得られた空気入りタイヤを、空気圧160kPa(相対圧)、タイヤ負荷荷重4.0kN、時速80km/hの条件で、ドラム上に押し付け、1000km走行させた後、タイヤの内面を観察し、インナーライナーのクラックの有無を確認し、また、インナーライナー(又はインナーライナーとゴム状弾性体層との複合体)の端部の重なり部分(ジョイント部分)の剥離率(接合面に占める剥離部分の面積)を評価した。結果を表3に示す。
Claims (11)
- フィルム層と、該フィルム層の少なくとも一方の面に配設された接着層と、を具える空気入りタイヤのインナーライナーであって、
前記フィルム層は、ガスバリア層と、該ガスバリア層の少なくとも一方の面に配設された弾性層とを有し、
前記ガスバリア層は、熱可塑性樹脂を少なくとも含み、
前記弾性層は、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーを少なくとも含み、
前記接着層は、ポリスチレン系熱可塑性エラストマーを少なくとも含み、
前記ポリスチレン系熱可塑性エラストマーのスチレン含有量が0質量%超且つ40質量%未満であり、
前記フィルム層は、前記ガスバリア層と前記弾性層との合計層数が7層以上であることを特徴とする、空気入りタイヤのインナーライナー。 - 前記接着層が、前記フィルム層の両面に配設されている、請求項1に記載の空気入りタイヤのインナーライナー。
- 前記フィルム層は、前記ガスバリア層と前記弾性層とが交互に積層されてなり、
前記弾性層が、前記フィルム層の両最外面に位置する、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤのインナーライナー。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気入りタイヤのインナーライナーであって、該インナーライナーの少なくとも一方の面に、厚さが0.1mm〜1.0mmのゴム状弾性体層が積層されていることを特徴とする、空気入りタイヤのインナーライナー。
- 前記ガスバリア層、前記弾性層、及び前記接着層に使用する原料組成物が、金属塩を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気入りタイヤのインナーライナー。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気入りタイヤのインナーライナーを用いたことを特徴とする、空気入りタイヤ。
- 請求項6に記載の空気入りタイヤであって、インナーライナーとして、請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気入りタイヤのインナーライナーを具え、
タイヤ内面において、前記インナーライナーは、タイヤ周方向に延在し、該インナーライナーのタイヤ周方向の端部同士がタイヤ半径方向に重なり合って配置されており、
前記インナーライナーのタイヤ周方向の両端部がタイヤ幅方向に平行であり、
前記インナーライナーのタイヤ周方向の端部同士の重なり幅が5mm〜20mmの範囲であることを特徴とする、空気入りタイヤ。 - 請求項6又は7に記載の空気入りタイヤであって、インナーライナーとして、請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気入りタイヤのインナーライナーを具え、
タイヤ内面において、前記インナーライナーは、タイヤ周方向に延在し、該インナーライナーのタイヤ周方向の端部同士がタイヤ半径方向に重なり合って配置されており、
前記インナーライナーの端部が、山部と谷部を交互に有し、
前記インナーライナーの端部は、前記山部の頂点の角度と、前記谷部の谷底の角度とが、45°〜120°の範囲であり、
前記インナーライナーのタイヤ周方向の端部同士の重なり幅が1mm〜13mmの範囲であることを特徴とする、空気入りタイヤ。 - 前記インナーライナーのタイヤ半径方向外側に、厚さが0.1mm〜1.0mmのゴム状弾性体層を具える、請求項6〜8のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記ゴム状弾性体層の厚さが0.2mm〜0.6mmである、請求項9に記載の空気入りタイヤ。
- 請求項6〜10のいずれか一項に記載の空気入りタイヤの製造方法であって、
請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気入りタイヤのインナーライナーの上に、他のタイヤ部材を積層して、生タイヤを成形する工程と、
前記生タイヤを加硫する工程と、
を含むことを特徴とする、空気入りタイヤの製造方法。
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