JP6717180B2 - ウインドシールドガラスの取り付け方法 - Google Patents

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本発明は、ウインドシールドガラスの取り付け方法に関する。
車両のフレームとウインドシールドガラスとの間をモールにより埋めるモール構造が知られている。特許文献1は、フレームとウインドシールドガラスの側方との間をモールにより埋めるモール構造を開示している。
特開平10−329538号公報
ウインドシールドガラスをフレームの開口部に取り付けるための方法として、車両の幅方向においてウインドシールドガラスを適切に位置決めするため、ウインドシールドガラスをフレームの開口部に配置する前にウインドシールドガラスの上辺に塗料を塗る方法が知られている。この方法によれば、作業者は、ウインドシールドガラスの上辺に塗られた塗料とルーフパネルとを見比べることにより、車両の幅方向におけるウインドシールドガラスの位置を適切に決めることができる。ただし、ウインドシールドガラスの上辺に塗料を塗る工程、および、ウインドシールドガラスをフレームの開口部に取り付けた後に塗料を除去する工程が必要となるため、作業効率の点において改善の余地がある。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ウインドシールドガラスの取り付け作業を改善する。
上記課題を解決するためルーフパネルおよび一対のAピラーを備えたフレームの開口部に、ウインドシールドガラスを取り付ける方法であって、前記ウインドシールドガラスの上辺と前記ルーフパネルとの間に設けられる上辺のモールは、前記ウインドシールドガラスの左辺および右辺と前記一対のAピラーとの間に設けられるモールとは別体に構成され、自然長が一方の前記Aピラーおよび前記ルーフパネルにより構成される一方の角と他方の前記Aピラーおよび前記ルーフパネルにより構成される他方の角との距離と等しくなっており、前記ウインドシールドガラスの前記上辺に沿う方向における前記上辺のモールの中点と前記ウインドシールドガラスの前記上辺の中点との距離が前記自然長に対して所定の割合以下となるように、前記上辺のモールを前記ウインドシールドガラスの上辺に取り付け、前記上辺のモールが取り付けられた状態の前記ウインドシールドガラスを、前記フレームの開口部に配置することを特徴とするウインドシールドガラスの取り付け方法である。
上記場合、ウインドシールドガラス、ウインドシールドガラスの上辺とルーフパネルとの間に設けられるモール(上辺のモール)、ウインドシールドガラスの左辺と一方のAピラーとの間に設けられるモール(左辺のモール)、および、ウインドシールドガラスの右辺と他方のAピラーとの間に設けられるモール(右辺のモール)が用意される。上辺のモールは、上辺のモールの中点とウインドシールドガラスの上辺の中点との距離が上辺のモールの自然長に対して所定の割合以下となるようにウインドシールドガラスの上辺に取り付けられる。上辺のモールの自然長が上記一方の角と上記他方の角との距離と等しいため、上辺のモールがウインドシールドガラスの上辺に取り付けられた状態では、上辺のモールの両端部がそれぞれウインドシールドガラスの上辺よりもウインドシールドガラスの外側に突出する。このため、上辺のモールが取り付けられたウインドシールドガラスをフレームの開口部に配置する場合に、上辺のモールの両端部と一対のAピラーとの関係を車両の幅方向に関するウインドシールドガラスの位置決めに利用できる。具体的には、上辺のモールの一方の端部が一方のAピラーと接触し、上辺のモールの他方の端部が他方のAピラーと接触するように、上辺のモールが取り付けられたウインドシールドガラスをフレームの開口部に配置することにより、車両の幅方向におけるフレームの開口部に対するウインドシールドガラスの位置が適切に位置決めされる。フレームの開口部にウインドシールドガラスが適切に配置された状態において、ウインドシールドガラスの左辺と一方のAピラーとの間に左辺のモールが配置され、ウインドシールドガラスの右辺と他方のAピラーとの間に右辺のモールが配置される。このように上記の方法によれば、従来のウインドシールドガラスの取り付け方法とは異なりウインドシールドガラスに塗料を塗らなくてもウインドシールドガラスをフレームの開口部に適切に配置できるため、ウインドシールドガラスの取り付け作業が改善される。
実施形態のモール構造が設けられた車両の斜視図。 図1の2−2線の断面図。 図1のモールの第1端部の拡大図。 図3の4−4線の断面図。 ウインドシールドガラスの取り付け手順のフローチャート。 作業者がウインドシールドガラスを開口部付近に運んだ状態を示す図。 フレームに接着された状態のウインドシールドガラスを示す図。 図7のモールの第1端部の拡大図。 変形例のモールを示す図。
図1に示すように、車両10は、フレーム11、ダッシュパネル14、および、ウインドシールドガラス20を備える。フレーム11は、ルーフパネル12、および、一対のAピラー13を備える。
ルーフパネル12は、フレーム11の上部を構成し、車両10を運転するドライバ(図示略)を雨および太陽光等から保護する。ルーフパネル12は、一対のAピラー13、一対のBピラー(図示略)、および、一対のCピラー(図示略)に支持される。ルーフパネル12の車両10の前方側の辺12A、一対のAピラー13、および、ダッシュパネル14により、開口部15が形成される。
ウインドシールドガラス20は、略長方形であり、四隅はR形状を有する。ウインドシールドガラス20は、開口部15の中に位置するようにフレーム11に取り付けられる。車両10の前方側から見たウインドシールドガラス20の正面視において、上側に位置するウインドシールドガラス20の上辺21と、ルーフパネル12の車両10の前方側の辺12Aとの間には、上側の間15Aが形成される。車両10の前方側から見たウインドシールドガラス20の正面視において、左側に位置するウインドシールドガラス20の左辺22と左側のAピラー13との間には、左側の間15Bが形成される。車両10の前方側から見たウインドシールドガラス20の正面視において、右側に位置するウインドシールドガラス20の右辺23と右側のAピラー13との間には、右側の間15Cが形成される。車両10の前方側から見たウインドシールドガラス20の正面視において、下側に位置するウインドシールドガラス20の下辺24とダッシュパネル14との間には下側の間15Dが形成される。
車両10は、上側の間15Aに設けられるモール31(以下では「上辺のモール31」)、左側の間15Bに設けられるモール35(以下では「左辺のモール35」)、右側の間15Cに設けられるモール36(以下では「右辺のモール36」)、および、下側の間15Dに設けられるモール37(以下では「下辺のモール37」)を備える。上辺のモール31、左辺のモール35、右辺のモール36、および、下辺のモール37は、それぞれ別体に構成される。上辺のモール31、左辺のモール35、右辺のモール36、および、下辺のモール37は、例えば、ゴム製である。ルーフパネル12、一対のAピラー13、ウインドシールドガラス20、上辺のモール31、左辺のモール35、右辺のモール36、および、下辺のモール37は、モール構造40を構成している。
上辺のモール31は、第1端部32、第2端部33、および、中間部34から構成される。中間部34は、上辺のモール31の幅31Aが一定の部分である。第1端部32は、上辺のモール31が上側の間15Aに配置された状態において、中間部34と左側のAピラー13との間に位置する部分である。第2端部33は、上辺のモール31が上側の間15Aに配置された状態において、中間部34と右側のAピラー13との間に位置する部分である。上辺のモール31の自然長γは、ウインドシールドガラス20およびフレーム11に取り付けられていない単独の状態における上辺のモール31の第1端部32の端32Aと第2端部33の端33Aとの距離である。上辺のモール31の自然長γは、ルーフパネル12の辺12Aの左端および左側のAピラー13により構成される左側の角C1と、ルーフパネル12の辺12Aの右端および右側のAピラー13により構成される右側の角C2との距離Dと等しい。
上辺のモール31は、上辺のモール31の自然長γに対する、ウインドシールドガラス20の上辺21に沿う方向における上辺のモール31の中点βとウインドシールドガラス20の上辺21の中点αとの距離(以下では「中点距離M」)の割合が所定の割合X以下となるようにウインドシールドガラス20の上辺21に取り付けられる。上記割合と所定の割合Xとの関係は下記[1]式により表される。

M÷γ≦X …[1]

ウインドシールドガラス20の上辺21の中点αは、ウインドシールドガラス20の上辺21とウインドシールドガラス20の中心線L3との交点である。中心線L3は、ウインドシールドガラス20の上下方向と平行なウインドシールドガラス20の中心線である。ウインドシールドガラス20の左辺22をルーフパネル12側に延長した仮想の基準線L1と中心線L3との距離、および、ウインドシールドガラス20の右辺23をルーフパネル12側に延長した仮想の基準線L2と中心線L3との距離は等しい。上辺のモール31の中点βは、上辺のモール31の端32Aと端33Aとの中点である。所定の割合Xは、例えば0.4%である。
図示される例では、上辺のモール31は、中点距離Mが0となるようにウインドシールドガラス20の上辺21に取り付けられている。この場合、自然長γに対する中点距離Mの割合は0であり、所定の割合X以下である。他の例では、自然長γに対する中点距離Mの割合が0よりも大きく、所定の割合X以下となるように、上辺のモール31がウインドシールドガラス20の上辺21に取り付けられる。
図2に示すように、Aピラー13の外面13Aは、車両10の意匠面を構成する。Aピラー13の内側面13Bは、外面13Aから折り曲げられて形成される。Aピラー13の内底面13Cは、内側面13Bから折り曲げられて形成される。
ウインドシールドガラス20は、合わせガラスである。第1ガラス25および第2ガラス26は、樹脂膜27により接着され、ウインドシールドガラス20を構成する。第2ガラス26は、接着剤16によりAピラー13の内底面13Cに固定される。ダムゴム17は、ウインドシールドガラス20がAピラー13に取り付けられるときに、接着剤16が内側面13Bの反対側の端13Dに向けて流れることを妨げるために設けられる。
ウインドシールドガラス20およびフレーム11に取り付けられていない単独の状態における左辺のモール35は、左辺のモール35の一方の端35A(図1参照)から他方の端35B(図1参照)に渡って同じ断面形状、例えば、H字状である。左辺のモール35の第1側面35Cは、Aピラー13の内側面13Bに押し付けられている。左辺のモール35の第2側面35Dは、ウインドシールドガラス20に押し付けられている。なお、右辺のモール36および右側の間15Cは、左辺のモール35および左側の間15Bと同様に構成される。
図3は、図1の上辺のモール31の第1端部32の拡大図である。左辺のモール35は、2点鎖線で表示されている。ウインドシールドガラス20の上辺21の一部である左角部21Aは、R形状を有する。
各モール31、35、36、37がウインドシールドガラス20の各辺21〜24とフレーム11との間15A〜15Dに嵌め込まれた状態において、上辺のモール31の第1端部32の端32Aは、左辺のモール35により覆われる。また、上辺のモール31の第2端部33の端33Aも、同様に、右辺のモール36により覆われる。
上辺のモール31の第1端部32は、第1部分32Bおよび第2部分32Cから構成される。第1部分32Bは、各モール31、35がウインドシールドガラス20の各辺21、22とフレームとの間15A、15Bに嵌め込まれた状態において左辺のモール35に覆われる部分である。第2部分32Cは、中間部34と第1部分32Bとの間の部分である。
第2部分32Cは、車両10の幅方向外側に向かうにつれて幅31Aが広くなり、ウインドシールドガラス20の左角部21Aを覆う。第1部分32Bは、車両10の幅方向外側に向かうにつれて幅31Aが狭くなる。第1部分32Bは、基準線L1に対して左側のAピラー13側に突出している。車両10の幅方向における第1部分32Bの距離は、端32Aと基準線L1との間において最も長い。以下では、端32Aと基準線L1との距離を距離D1と称する。上辺のモール31の第1端部32の端32Aは、左側のAピラー13の内側面13Bに当接している。
図1に示すように、ウインドシールドガラス20の上辺21の一部である右角部21Cは、R形状を有する。上辺のモール31の第2端部33の形状も同様に構成され、第2部分32Cは、基準線L2に対して右側のAピラー13側に突出している。車両10の幅方向における第2部分32Cの距離は、端33Aと基準線L2との間において最も長い。以下では、端33Aと基準線L2との距離を距離D2と称する。第2端部33の端33Aは、右側のAピラー13の内側面13Bに当接している。
図4に示すように、ルーフパネル12の外面12Bは、車両10の意匠面を構成する。ルーフパネル12の内側面12Cは、外面12Bから折り曲げられて形成される。ルーフパネル12の内底面12Dは、内側面12Cから折り曲げられて形成される。
第2ガラス26は、接着剤16によりルーフパネル12の内底面12Dに固定される。ダムゴム17は、ウインドシールドガラス20がルーフパネル12に取り付けられるときに、接着剤16が内側面12Cの反対側の端12Eに向けて流れることを妨げるために設けられる。
ウインドシールドガラス20およびフレーム11に取り付けられていない単独の状態における上辺のモール31は、上辺のモール31の中間部34において同じ断面形状、例えば、H字状である。上辺のモール31の外周面は、第1側面34Aおよび第2側面34Bを含む。第1側面34Aは、ルーフパネル12側に位置し、内側面12Cに押し付けられる面である。第2側面34Bは、ウインドシールドガラス20側に位置し、ウインドシールドガラス20の上辺21に接着される面である。第1側面34Aは、ルーフパネル12の内側面12Cに押し付けられている。第2側面34Bは、ウインドシールドガラス20に接着されている。
図5〜図7を参照して、ウインドシールドガラス20の取り付け手順を説明する。
ステップS1において、作業者Pは、ウインドシールドガラス20の第2ガラス26にダムゴム17を取り付ける。ダムゴム17は、第2ガラス26の車室側の面26Aにおいて第2ガラス26の外周に沿って取り付けられる。
ステップS2において、作業者Pは、上辺のモール31の中間部34の第2側面34Bに両面テープ18の一方の面を貼り付ける。作業者Pは、上辺のモール31をウインドシールドガラス20に適切に取り付ける。具体的には、作業者Pは、[1]式を満たすように、両面テープ18の他方の面をウインドシールドガラス20の上辺21に接着する。両面テープ18は、上辺のモール31の第1端部32および第2端部33にも貼り付けられてもよい。また、両面テープ18は、例えば、接着剤でも代用できる。
ステップS3において、作業者Pは、ウインドシールドガラス20の第2ガラス26に接着剤16を塗布する。接着剤16は、ダムゴム17が取り付けられた位置よりも第2ガラス26の外周側に塗布される。
図6は、作業者Pがウインドシールドガラス20を開口部15付近に運んだ状態を示す図である。ステップS4において、ウインドシールドガラス20の第1ガラス25に、例えば、吸盤を有する取っ手Hが取り付けられる。作業者Pは、取っ手Hを用いてウインドシールドガラス20を持ち上げ、開口部15に挿入する。
ステップS5において、作業者Pは、ウインドシールドガラス20の位置決めを行う。作業者Pは、例えば、2人であり、一方の作業者Pは一方の端32Aと左側のAピラー13との関係を見ながら、他方の作業者Pは他方の端33Aと右側のAピラー13との関係を見ながら作業を行う。2人の作業者Pは、中間部34の第1側面34Aがルーフパネル12の車両10の前方側の辺12Aに当接するように車両10の前後方向における位置を決め、第1端部32の端32Aを左側のAピラー13に当接するように位置を合わせ、第2端部33の端33Aを右側のAピラー13に当接するように位置を合わせ、上辺のモール31の車両10の左右方向における位置を決める。この位置では、左側の間15Bおよび右側の間15Cの長さが均等である。このため、ウインドシールドガラス20がフレーム11に対して適切な位置に配置される。
図7は、フレーム11に接着された状態のウインドシールドガラス20を示す図である。図8は、図7の第1端部32の拡大図である。ステップS6において、作業者Pは、ウインドシールドガラス20をフレーム11に押し付ける。第2ガラス26に塗布された接着剤16が、ルーフパネル12の内底面12D、Aピラー13の内底面13C、および、ダッシュパネル14に接触する。このように、作業者Pは、ウインドシールドガラス20を、ルーフパネル12、Aピラー13、および、ダッシュパネル14に接着する。
ステップS7において、作業者Pは、下側の間15Dに下辺のモール37を押し込み、下辺のモール37を配置する。作業者Pは、左側の間15Bに左辺のモール35を押し込み、左辺のモール35を配置する。作業者Pは、上辺のモール31の第1端部32と重なる左辺のモール35を車室内側に押し込み、左辺のモール35の端35Aの表面と上辺のモール31の中間部34の表面との間に実質的に段差が形成されない状態を形成する。下辺のモール37および左辺のモール35の重なり部分の処理も、同様に処理される。
作業者Pは、右側の間15Cに右辺のモール36を押し込み、右辺のモール36を配置する。右辺のモール36と上辺のモール31との重なり部分、および、右辺のモール36と下辺のモール37との重なり部分の処理も、上記の左辺のモール37における重なり部分の処理と同様である。作業者Pは、ウインドシールドガラス20から取っ手Hを取り外す。そして、ウインドシールドガラス20の取り付けを終了し、図1に示す状態となる。
以上、上記実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)上側の間15Aに設けられる上辺のモール31は、左側の間15Bに設けられる左辺のモール35、および、右側の間15Cに設けられる右辺のモール35とは別体に構成され、自然長γが左側の角C1と右側の角C2との距離Dと等しい。フレーム11の開口部15に配置される前のウインドシールドガラス20の上辺21に対して、ウインドシールドガラス20の端21Bよりも車両10の幅方向外側に突出する上辺のモール31の第1端部32の長さ、すなわち、端32Aと基準線L1との距離D1と、ウインドシールドガラス20の上辺21の端21Dよりも車両10の幅方向外側に突出する上辺のモール31の第2端部33の長さ、すなわち、端33Aと基準線L2との距離D2とが等しくなるように、上辺のモール31を取り付けることができる。このように上辺のモール31が取り付けられたウインドシールドガラス20について、上辺のモール31の端32Aが左側のAピラー13と接触し、上辺のモール31の端33Aが右側のAピラー13と接触するようにウインドシールドガラス20がフレーム11の開口部15に配置されることにより、車両10の幅方向においてウインドシールドガラスが20適切に位置決めされる。このように、従来の方法とは異なりウインドシールドガラス20に塗料を塗る必要がないため、ウインドシールドガラス20の取り付け作業が改善される。
(2)ウインドシールドガラス20の位置決めの際に上辺のモール31をルーフパネル12に当接させることにより、車両10の前後方向においてウインドシールドガラス20を適切な位置に配置しやすい。このため、ウインドシールドガラス20の取り付け作業を改善できる。
なお、上記実施形態はこれを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上辺のモール31の形状を変更することも可能である。図9に示される変形例では、上辺のモール31の幅31Aが上辺のモール31の全体に渡って同じである。
・[1]式を満たすように上辺のモール31が取り付けられたウインドシールドガラス20をフレーム11に取り付けるときに、取り付け誤差により、モール構造40におけるウインドシールドガラス20の位置が、実施形態で例示されるような上辺のモール31の端32Aおよび端33Aがそれぞれ対応するAピラー13と接触する位置に対して、車両10の幅方向においてずれることがある。この場合、端32Aおよび端33Aの一方とAピラー13との間に隙間が形成される。隙間の大きさが許容差の範囲内である場合、モール構造40において実施形態と実質的に同様の機能が確保される。許容差は例えば2mmである。
・上辺のモール31の断面形状を、例えば、L字状、I字状、または、T字状に変更することも可能である。
・左辺のモール35、右辺のモール36、および、下辺のモール37を1本のモールとして一体に構成することも可能である。
10…車両、11…フレーム、12…ルーフパネル、12A…辺、13…Aピラー、15…開口部、15A…上側の間、15B…左側の間、15C…右側の間、20…ウインドシールドガラス、21…上辺、22…左辺、23…右辺、31…上辺のモール、32A…端、33A…端、35…左辺のモール、36…右辺のモール、37…モール、40…モール構造、C1…角、C2…角、D…距離、D1…距離、D2…距離、α…中点、β…中点、γ…自然長。

Claims (1)

  1. ルーフパネルおよび一対のAピラーを備えたフレームの開口部に、ウインドシールドガラスを取り付ける方法であって、
    前記ウインドシールドガラスの上辺と前記ルーフパネルとの間に設けられる上辺のモールは、前記ウインドシールドガラスの左辺および右辺と前記一対のAピラーとの間に設けられるモールとは別体に構成され、自然長が一方の前記Aピラーおよび前記ルーフパネルにより構成される一方の角と他方の前記Aピラーおよび前記ルーフパネルにより構成される他方の角との距離と等しくなっており
    前記ウインドシールドガラスの前記上辺に沿う方向における前記上辺のモールの中点と前記ウインドシールドガラスの前記上辺の中点との距離が前記自然長に対して所定の割合以下となるように、前記上辺のモールを前記ウインドシールドガラスの上辺に取り付け、
    前記上辺のモールが取り付けられた状態の前記ウインドシールドガラスを、前記フレームの開口部に配置する
    ことを特徴とするウインドシールドガラスの取り付け方法。
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