JP6717031B2 - 展示台 - Google Patents
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Description
各棚板は、「フレーム体の第1側壁および第2側壁に対して当該両側壁を連結するよう固定された前板部」と「前板部に連結された天板部」とを備えている。
天板部は、折罫において2つ折り可能に連結された「第1天板部」と「第2天板部」を備えていて、第1天板部に設けた連結片が、フレーム体の第1側壁に連結されている。
支持胴部およびフレーム体を上記4つの周壁の対向する2つのコーナ稜線を折って平坦に畳んだとき、これに連動して、天板部が上記折罫において折り畳まれる。
また、畳まれた支持胴部およびフレーム体を拡げる動作に連動して、畳まれた天板部が拡がる。
すなわち、展示台が実際に使用されるフロア等において連結具や工具等を用いて展示台を組み上げる作業が不要となり、利便性が大きく向上する。使用後に展示台を畳むときも同様に、工具を用いて連結具を外す等の作業が不要となるので、やはり利便性が大きく向上する。
したがって、展示台の使用環境や、展示物の数量等に応じて、展示台全体の高さ(棚板の数)をフレキシブルに設定することが可能となる。
支持胴部20は、展示台全体を支える土台の役割を果たすものであって、水平断面形状が四角形で、4つの周壁21〜24を有している。支持胴部20は、後述するように、2つのコーナ稜線A、Bを折って平坦状に畳むことができる。
なお、支持胴部20は、その上のフレーム体30、棚板40、および棚板に載置される展示物を支持するものであり、ある程度の重量を支える強度が必要である。したがって、折畳み可能に格子状に組み上げた井桁(図示せず)を内部に備えていてもよい。
フレーム体30は、水平断面がコ字状であって、対向する第1側壁32および第2側壁34と、第1側壁および第2側壁の後端を連結する背壁33とから構成される。フレーム体30を構成する3つの壁部32〜34は、支持胴部の4つの周壁のうちの3周壁22〜24から上方に連なるよう一体的に構成されている。
図1の例では、棚板40が3つ存在するが、各棚板の構成は本質的に同じである(最下方の棚板40は、サイズ(面積)だけが上方の2つの棚板とは異なる)。各棚板40については、図5A、図5Bに詳細に示している。図5Bは、棚板40を構成するブランクの展開図であって、図5Aはこれを組み立てた状態を示している。棚板40は、互いに連接された前板部50および天板部60で構成される。
前板部50は、細長いプレート部51と、その両側に位置する固定フラップ52、54とを備える。図1、図4A等に示しているように、固定フラップ52、54は、それぞれ、フレーム体30の第1側壁32および第2側壁34に固定され、プレート部51は、展示台の前面に位置する。
天板部60は、一点鎖線で示した折罫Xにおいて2つ折り可能に連結された第1天板部62と第2天板部64を備えている。第1天板部62には、連結片62aが固定されている。連結片62aの機能の詳細は後述するが、これを第1側壁32に連結しておくことで、第1側壁32と棚板40の動きを連動させることができる。
なお、図5Bにおいて天板部60の周縁に配したフラップa、b、c、dは、これらを折り曲げて、フレーム体30の3つの壁部32〜34の内面に沿わせる一種のガイド片であって、本発明においては必須の要素ではない(省略が可能である)。連結片62aは、図示の例では、フラップaの上から固定された別部材であるが、フラップaの形状を必要に応じて変形し、それを連結片62aとして機能させてもよい。
展示台10は、適宜のブランク(図示せず)を組み立てることで構成されており、図1は完全に組み上がった状態を示している。支持胴部20の4つのコーナ稜線A、Bを折ることで、展示台10の全体を平坦状に畳むことができる。図2は、畳まれた展示台10を正面から見た図である。また、図3は、中間状態にある展示台10を違う角度から示している。
なお、第1側壁32に対する連結片62aの具体的な連結態様は、特定のものに限定されず、適宜の構成を採用可能である。例えば、第1側壁32を二重壁構造として、内側の壁部にのみスリット65(開口)を設けてそこに連結片62aを差し込むことで、二重壁間に連結片62aを挟持することができる。
図6は、変形例に係る展示台10’を示している。この展示台10’は、支持胴部20の両側壁に連結孔28を備え、フレーム体30の両側壁に連結孔38を備えている点において、図1〜図5に示した実施形態と異なる。
このような構成によれば、複数(例えば3台)の展示台10’を並列配置する場合に、隣合う連結孔28、38同士を適宜の連結具で固定することによって、複数の展示台10’を安定的に設置することが可能である。
(1)
図示した各実施形態では、棚板40を高さの異なる位置に3つ設けていた。しかし、本発明において、棚板40の数は任意である。本発明では、水平断面コ字状のフレーム体30の対向する第1側壁32および第2側壁34に対して棚板40が固定されるので、高さが異なる位置に、任意の数の棚板40を設けることが可能である。
したがって、展示台の使用環境や、展示物の数量等に応じて、展示台全体の高さ(棚板の数)をフレキシブルに設定することができる。
(2)
図示した各実施形態では、棚板40の天板部60が折り畳まれたり、開いたりするので、折罫Xを設けていた。展示の見栄えを良くするという意味で、折罫Xを隠す別のプレート材(図示せず)を拡がった天板部60の上に載せるようにしてもよい。
20 支持胴部
21〜24 周壁
28 連結孔
30 フレーム体
32 第1側壁
33 背壁
34 第2側壁
38 連結孔
40 棚板
50 前板部
51 プレート部
52、54 固定フラップ
60 天板部
62 第1天板部
62a 連結片
64 第2天板部
65 スリット
Claims (3)
- 水平断面形状が四角形で4つの周壁を有する支持胴部(20)と、
支持胴部の4つの周壁のうちの3周壁から上方に連なり、対向する第1側壁(32)および第2側壁(34)と、第1側壁および第2側壁の後端を連結する背壁(33)とから構成される水平断面コ字状のフレーム体(30)と、
フレーム体の第1側壁(32)および第2側壁(34)に固定された1または2以上の棚板(40)と、を備えた展示台であって、
各棚板(40)は、支持胴部(20)およびフレーム体(30)から分離した別部材であるとともに、フレーム体の第1側壁および第2側壁に対して当該両側壁を連結するよう固定された前板部(50)と、前板部に連結された天板部(60)と、を備えており、
天板部(60)は、折罫(X)において2つ折り可能に連結された第1天板部(62)と第2天板部(64)を備えていて、第1天板部に設けた連結片(62a)が、フレーム体の第1側壁(34)に連結されており、
支持胴部(20)およびフレーム体(30)を上記4つの周壁の対向する2つのコーナ稜線(A、B)を折って平坦に畳んだとき、これに連動して、天板部(60)が上記折罫(X)において折り畳まれ、
畳まれた支持胴部(20)およびフレーム体(30)を拡げる動作に連動して、畳まれた天板部(60)が拡がることを特徴とする展示台。
- 上記フレーム体の第1側壁および第2側壁に貫通孔が設けられていて、その結果、
当該展示台を2台、一方の展示台の第1側壁と他方の展示台の第2側壁とを重ねた状態で並べた時に、重なり合う貫通孔に連結具を通して両展示台を互いに固定することができる、請求項1記載の展示台。
- 上記フレーム体の第1側壁および第2側壁に連なる支持胴部の2の周壁に貫通孔が設けられていて、その結果、
当該展示台を2台、一方の展示台の第1側壁と他方の展示台の第2側壁とを重ねた状態で並べた時に、重なり合う貫通孔に連結具を通して両展示台を互いに固定することができる、請求項1または2記載の展示台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016087174A JP6717031B2 (ja) | 2016-04-25 | 2016-04-25 | 展示台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016087174A JP6717031B2 (ja) | 2016-04-25 | 2016-04-25 | 展示台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017195946A JP2017195946A (ja) | 2017-11-02 |
JP6717031B2 true JP6717031B2 (ja) | 2020-07-01 |
Family
ID=60236774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016087174A Active JP6717031B2 (ja) | 2016-04-25 | 2016-04-25 | 展示台 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6717031B2 (ja) |
-
2016
- 2016-04-25 JP JP2016087174A patent/JP6717031B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2017195946A (ja) | 2017-11-02 |
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