JP6716081B2 - リンク式クランプ装置 - Google Patents
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Description
ハウジングにクランプロッドが上下方向に移動可能に挿入される。そのクランプロッドの上部にクランプアームの右端部が第1ピンを介して揺動可能に連結されると共に、クランプアームの長手方向の途中部が第2ピンを介してリンク部材の上端部に揺動可能に連結される。ハウジングの上部にリンク部材の下端部が揺動可能にピン連結される。第1ピンの端部に第1溝が周方向に形成されると共に、第2ピンの端部に第2溝が周方向に形成される。第1溝に止め輪が装着されることにより、第1ピンがクランプロッドおよびクランプアームから抜け止められる。また、第2溝に別の止め輪が装着されることにより、第2ピンがクランプアームおよびクランプロッドから抜け止めされる。
本発明の目的は、リンク式クランプ装置のクランプアームをクランプロッド及びリンク部材に着脱する作業を容易にすることにある。
ハウジング1にクランプロッド5が軸方向に移動可能に挿入される。前記クランプロッド5が駆動手段Dによって軸方向に移動される。前記クランプロッド5の先端側にクランプアーム10が配置される。前記クランプアーム10の一端部10aが第1ピン14を介して前記クランプロッド5の先端部5aに揺動可能に連結されると共に、クランプアーム10の他端部10bに押圧部15aが設けられる。前記ハウジング1の先端壁1aにリンク部材20が揺動可能に連結される。また、リンク部材20が第2ピン25を介して前記クランプアーム10の長手方向の途中部10cに揺動可能に連結される。前記クランプアーム10に抜け止め部材28が固定具29によって着脱可能に固定される。その抜け止め部材28は、前記第1ピン14を前記クランプロッド5および前記クランプアーム10から抜け止めさせると共に、前記第2ピン25を前記クランプアーム10および前記リンク部材20から抜け止めさせる。
リンク式クランプ装置のクランプアームをクランプロッドおよびリンク部材に着脱するときには、クランプアームに抜け止め部材を取り付け、および取り外しするだけで、第1ピンおよび第2ピンの両方のピンをほぼ同時に抜け止め、および抜け止め解除できる。このため、クランプアームをクランプロッドおよびリンク部材に着脱する作業を容易にできる。
(1)前記抜け止め部材28に、基端側に開口した装着溝30が形成される。前記装着溝30の頂面が前記クランプアーム10の先端面に当接可能となっている。前記装着溝30の両側壁の内壁面が前記第1ピン14の両端面および第2ピン25の両端面に対面される。
この場合、抜け止め部材の装着溝の両側壁が、第1ピンおよび第2ピンの両方のピンを確実に抜け止めさせる。
この場合、固定具によって抜け止め部材がクランプアームに確実に固定される。
この場合、抜け止め部材の壁部が、第1ピンおよび第2ピンの両方のピンをクランプアームおよびリンク部材から確実に抜け止めさせる。
まず、本発明のリンク式クランプ装置の構造を図1A及び図1Bで説明する。
なお、本実施形態において、上記のピストン3とアンクランプ室6とクランプ室7とによって、駆動手段としての油圧シリンダDが構成される。
アンクランプ状態では、クランプ室7から圧油(圧力流体)が排出されると共に、アンクランプ室6に圧油が供給される。これにより、アンクランプ室6の圧油によってピストン3が下限位置に移動されている。
上記の第1実施形態では、クランプアーム10をクランプロッド5およびリンク部材20に着脱するときには、クランプアーム10に抜け止め部材28を取り付け、および取り外しするだけで、第1ピン14および第2ピン25の両方のピンをほぼ同時に抜け止め、および抜け止め解除できる。このため、クランプアーム10をクランプロッド5およびリンク部材20に着脱する作業を容易にできる。
図2に示すように、固定台としての壁面にリンク式クランプ装置が横向き姿勢で固定される。なお、下記の構成部材の説明においては、図2中の上方を上側として説明すると共に、図中の下方を下側として説明する。
上記の第2実施形態では、クランプアーム10をクランプロッド5およびリンク部材20に着脱するときには、クランプアーム10に抜け止め部材28を取り付け、および取り外しするだけで、第1ピン14および第2ピン25の両方のピンをほぼ同時に抜け止め、および抜け止め解除できる。このため、クランプアーム10をクランプロッド5およびリンク部材20に着脱する作業を容易にできる。
抜け止め部材28の側壁に装着孔34が形成される。その装着孔34に、固定具29が装着され、その右端部にロックナット36が取り付けられる。その固定具29のケーシング29a内に係合ボール29bが左右方向に移動可能に挿入され、その係合ボール29bが装着溝30の内側に向けて突設される。その係合ボール29bが、ケーシング29a内に装着された進出バネ(付勢手段)29cによって装着溝30の内側に向けて付勢される。その係合ボール29bがクランプアーム10の側壁に形成された凹部38に係合される。これにより、抜け止め部材28がクランプアーム10に固定される。
上記の第3実施形態では、クランプアーム10をクランプロッド5およびリンク部材20に取り付けるときに、固定具29の係合ボール29bがクランプアーム10の凹部38に係合されることにより、抜け止め部材28がクランプアーム10に固定される。このため、従来技術のように、抜け止め部材をクランプアームに取り付ける専用の工具を必要としないので、クランプアーム10をクランプロッド5およびリンク部材20に取り付ける作業を容易にできる。
また、クランプアーム10をクランプロッド5およびリンク部材20から取り外すときに、抜け止め部材28がクランプアーム10から、工具を使用せずに手動で取り外されることにより、固定具29の係合ボール29bがクランプアーム10の凹部38から係合解除される。これにより、抜け止め部材28がクランプアーム10から固定解除される。その結果、クランプアーム10をクランプロッド5およびリンク部材20から取り外す作業を容易にできる。
図4Bに示すように、第1ピン14は、クランプロッド5の挿通孔12およびクランプアーム10の挿通孔13に挿入されるピン本体14aとクランプアーム10の挿通孔13の周壁に受け止められるフランジ部14bとを有する。
また、第2ピン25は、クランプアーム10の挿通孔23およびリンク部材20の挿通孔24に挿入されるピン本体25aとリンク部材20の挿通孔24の周壁に受け止められるフランジ部25bとを有する。
上記の第4実施形態では、クランプアーム10をクランプロッド5およびリンク部材20に着脱するときには、クランプアーム10に抜け止め部材28を取り付け、および取り外しするだけで、第1ピン14および第2ピン25の両方のピンをほぼ同時に抜け止め、および抜け止め解除できる。このため、クランプアーム10をクランプロッド5およびリンク部材20に着脱する作業を容易にできる。
上記の駆動手段は、例示の油圧シリンダDに換えて、空圧シリンダや電動アクチュエータであってもよい。また、駆動手段は、複動式のシリンダに換えて単動式のシリンダであってもよい。具体的には、クランプ室にクランプばねを装着する場合と、アンクランプ室にリリース(復帰)ばねを装着する場合とが考えられる。
上記の固定具29は、例示したように、抜け止め部材28の装着溝30の両側壁に、それぞれ、装着されることに代えて、抜け止め部材28の装着溝30の両側壁のうちの一方に装着されてもよい。
上記の付勢手段は、例示した進出バネ29cに代えて、ゴムや樹脂等によって構成される弾性部材であってもよく、また、空圧シリンダや油圧シリンダ等の流体圧シリンダであってもよい。
その他に、当業者が想定できる範囲で種々の変更を行えることは勿論である。
Claims (4)
- ハウジング(1)に軸方向に移動可能に挿入されるクランプロッド(5)と、
前記クランプロッド(5)を軸方向に移動させる駆動手段(D)と、
前記クランプロッド(5)の先端側に配置されるクランプアーム(10)であって、そのクランプアーム(10)の一端部(10a)が前記クランプロッド(5)の先端部(5a)に第1ピン(14)を介して揺動可能に連結されると共に、クランプアーム(10)の他端部(10b)に押圧部(15a)が設けられるクランプアーム(10)と、
前記ハウジング(1)の先端壁(1a)に揺動可能に連結されると共に、前記クランプアーム(10)の長手方向の途中部(10c)に第2ピン(25)を介して揺動可能に連結されるリンク部材(20)と、
前記第1ピン(14)を前記クランプロッド(5)および前記クランプアーム(10)から抜け止めさせると共に、前記第2ピン(25)を前記クランプアーム(10)および前記リンク部材(20)から抜け止めさせる抜け止め部材(28)であって、前記クランプアーム(10)に固定具(29)によって着脱可能に固定される抜け止め部材(28)と、を備える、
ことを特徴とするリンク式クランプ装置。 - 請求項1のリンク式クランプ装置において、
前記抜け止め部材(28)に、基端側に開口した装着溝(30)が形成され、
前記装着溝(30)の頂面が前記クランプアーム(10)の先端面に当接可能となっており、
前記装着溝(30)の両側壁の内壁面が前記第1ピン(14)の両端面および前記第2ピン(25)の両端面に対面される、
ことを特徴とするリンク式クランプ装置。 - 請求項2のリンク式クランプ装置において、
前記固定具(29)が前記装着溝(30)の両側壁のうちの少なくとも一方の側壁に装着される、
ことを特徴とするリンク式クランプ装置。 - 請求項1のリンク式クランプ装置において、
前記第1ピン(14)が、前記クランプロッド(5)および前記クランプアーム(10)に挿入されるピン本体(14a)と前記クランプアーム(10)に受け止められるフランジ部(14b)とを有し、
前記第2ピン(25)が、前記クランプアーム(10)および前記リンク部材(20)に挿入されるピン本体(25a)と前記リンク部材(20)に受け止められるフランジ部(25b)とを有し、
前記抜け止め部材(28)が、前記クランプアーム(10)に前記固定具(29)によって固定される本体部(28a)と前記本体部(28a)から基端側へ突設される壁部(28b)とを有し、
前記抜け止め部材(28)の前記本体部(28a)が前記クランプアーム(10)に固定されるときに、前記壁部(28b)の壁面が前記第1ピン(14)のフランジ部(14b)側の端面と前記第2ピン(25)のフランジ部(25b)側の端面とに対面される、
ことを特徴とするリンク式クランプ装置。
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