JP5276501B2 - ワーククランプ装置及びワーククランプ方法 - Google Patents

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本発明は、工作機械の回転テーブル上に載置されたワークをクランプするワーククランプ装置及びワーククランプ方法に関する。
従来、素材から部品を加工機で加工する際には、加工の効率を向上させるために、ワーククランプ装置が使用されている。例えば、インペラ等の回転軸の旋回機能を利用して加工、計測するワークにおいて、素材を加工機にクランプする際には、ワーク旋回時に治具クランパが工具、主軸等に干渉するのを避けるため、ワークの底部をチャックでクランプするか、または、ワークの中心をボルト等で上から押さえてクランプする等の工夫が必要である。
従来、モータで回転される回転テーブルに載置された旋回加工ワークをクランプするクランプ機構を備えたワーククランプ装置としては、例えば、特許文献1に開示されたような装置が知られている。特許文献1に開示されたディスク状部品の成形装置は、素材がセットされる成形用の回転テーブルと、この回転テーブル上の素材の中心部を押圧して、素材を回転テーブルとの間に挟んでセットするクランプを備えている。
一般に、旋回加工ワークを加工する加工機において、旋回加工ワークをその加工機に着脱する際には、次の3つの方法が主に使用されている。
(1)ワークを回転テーブル上でA軸により油圧クランプ等で持ち出しクランプをする方法。
(2)ボルト締め治具による方法。
(3)パレットにワークをボルト締め固定し、そのパレットをロボットで交換する方法(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−263767号公報(図1参照)
しかしながら、前記した(1)〜(3)の旋回加工ワークを加工機に着脱する方法は、それぞれ次のような問題点がある。
(1)の回転テーブル上でA軸により油圧クランプ等を持ち出しクランプする方法は、C軸モータに巨大なクランプ力が加わるため、回転振れ精度の劣化、摩擦トルク増加による動的精度の劣化、及び、C軸モータの軸受の寿命が低下するという問題点があった。さらに、C軸モータが破損した場合には、そのC軸モータを全て交換しなければならないので、費用が嵩むという問題点があった。
(2)のボルト締め治具による方法は、自動化できないという問題点があった。
(3)のワークをボルト締めしたパレットをロボットで交換する方法は、ワークを1個毎にクランプ用のパレットやアダプタを取り付ける必要があるため、部品点数、取付工数が多く、作業効率が悪いという問題点があった。
このようなことから、旋回加工ワークの製造メーカからは、ワークの着脱時間が短く作業効率のよいスイングクランプ治具を搭載した機械の要求が多数ある。
そこで、本発明は、このような問題点を解決するために創案されたものであり、ワークが載置される回転テーブル及び回転テーブルを回転させるモータの耐久性を向上させることができるワーククランプ装置及びワーククランプ方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載のワーククランプ装置の発明は、モータで回転される回転テーブルに載置されたワークをクランプするクランプ機構を備えたワーククランプ装置において、水平方向に往復動する往復動機構と、該往復動機構に設けられると共に、前記往復動する往復動機構の動きを上下方向の往復動に変換する平カム機構と、該平カム機構によって上下方向に往復動する直進シャフトと、該直進シャフトの上下方向の往復動を回動方向の往復動に変換する円筒カム機構と、前記直進シャフトの上部に配置され、前記円筒カム機構によって回動する回動シャフトと、該回動シャフトに連結して一緒に回動すると共に、前記クランプ機構を備えたアーム部材と、前記直進シャフトを上下動自在に支持すると共に、前記アーム部材を回動自在に支持する支持筒部を有するクランパケース体と、を備え、前記往復動機構は、前記回転テーブルの外周部に配置されたハウジングに設置されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、往復動機構が水平方向に往復動すると、平カム機構によって直進シャフトがクランパケース体内を上下方向に往復動する。この直進シャフトの上下動により、回動シャフトは、円筒カム用ピンが円筒カム溝にガイドされて回動することで、クランプ機構を備えたアーム部材が適宜に回動及び上下動される。これにより、クランプ機構によってワークをクランプすることができる。
請求項2に記載のワーククランプ装置の発明は、請求項1に記載のワーククランプ装置であって、前記往復動機構は、流体圧が供給されるシリンダと、該シリンダに供給された流体圧で作動し、先端に前記平カム溝が形成された平カム体を連結したピストンと、を備えてなることを特徴とする。
かかる構成によれば、往復動機構は、シリンダに流体圧が供給されると、その流体圧でピストンが水平方向に移動して、ピストンの先端の平カム体を移動させる。平カム体は、平カム溝に連結された前記直進シャフトを上下方向に作動させる。
請求項3に記載のワーククランプ装置の発明は、請求項2に記載のワーククランプ装置であって、前記平カム機構は、前記ピストンによって水平方向に往復動する平カム体と、該平カム体に前記ピストンが往復動する方向に対して斜めに形成された平カム溝と、該平カム溝に係合されると共に、当該平カム溝にガイドされて移動して前記直進シャフトを上下動させる平カム用ピンと、を備えていることを特徴とする。
かかる構成によれば、ワーククランプ装置は、平カム機構のピストンが水平方向に往復動すると平カム体も一緒に動く。その平カム体が動くことによって、平カム用ピンは、平カム溝の斜面を往復動して、直進シャフトを上下動させる。
請求項4に記載のワーククランプ装置の発明は、請求項3に記載のワーククランプ装置であって、前記平カム溝は、前記ピストンが往復する方向に対して傾斜して形成された緩斜面部を端部に有し、該緩斜面部は、その傾斜する角度が3度〜10度に形成されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、平カム溝は、ピストンが往復する方向に対して緩斜面部の角度が3度〜10度に傾斜して形成されていることによって、楔効果によりピストンの押圧力を増加させて、前記直進シャフトを上下方向の動きに容易に変換させることができる。
請求項5に記載のワーククランプ装置の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のワーククランプ装置であって、前記円筒カム機構は、前記支持筒部に前記直進シャフトが上下動する方向に対して斜めに形成した円筒カム溝と、前記回動シャフトに設けられて前記直進シャフトが上下動した際に、前記円筒カム溝にガイドされて回動する円筒カム用ピンと、円筒カム用ピンと前記アーム部材とを連結する締結部材と、を備えていることを特徴とする。
かかる構成によれば、円筒カム機構は、直進シャフトが上下動すると、円筒カム用ピンが斜めの円筒カム溝内にガイドされて回動し、アーム部材を回動させながら上下動させる。
請求項6に記載のワーククランプ装置の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のワーククランプ装置であって、前記クランプ機構は、前記アーム部材に回転可能に軸支されたクランプピンからなるクランパを備えたことを特徴とする。
かかる構成によれば、クランプ機構は、クランパがアーム部材に回転可能に軸支されている。このため、クランパがワークに押し付けられると、そのワークが回転した場合には、クランパもワークと一緒に回転する。
請求項7に記載のワーククランプ方法の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のワーククランプ装置を用いて前記ワークをクランプするワーククランプ方法であって、前記ワーククランプ装置は、工作機械に設置され、前記モータによって回転する前記回転テーブル上に載置された前記ワークを、前記往復機構の水平方向の動きを前記平カム機構と前記円筒カム機構とによって上下動しながら旋回する動きに変換された前記クランプ機構でクランプすることを特徴とする。
かかる構成によれば、ワーククランプ装置が、C軸モータによって回転する回転テーブル上のワークを、C軸モータの軸受に直接負荷がかからないようにしてクランプすることができる。
本発明に係るワーククランプ装置及びワーククランプ方法によれば、ワークが載置される回転テーブル及び回転テーブルを回転させるモータの耐久性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るワーククランプ装置を搭載した工作機械を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るワーククランプ装置の平面図である。 本発明の実施形態に係るワーククランプ装置を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係るワーククランプ装置の要部分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るワーククランプ装置の平カム体を示す拡大縦断面図である。 本発明の実施形態に係るワーククランプ装置のアンクランプ時の状態を示す要部断面図である。 本発明の実施形態に係るワーククランプ装置のアーム旋回時の状態を示す要部断面図である。 本発明の実施形態に係るワーククランプ装置のクランプ時の状態を示す要部断面図である。 平カム体の平カム溝の下側緩斜面部と平カム用ピンとを示す図であり、(a)は下側緩斜面部の角度とピストンの押圧力との関係を示す要部拡大概略図、(b)は下側緩斜面部の角度とクランプ荷重との関係を示す要部拡大概略図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係るワーククランプ装置及びワーククランプ方法を説明する。なお、便宜上、図面の前後側を上、下とし、図面の左右側を左、右として説明する。
本発明のワーククランプ装置1を説明するにあたって、まず始めに、このワーククランプ装置1が搭載される工作機械Kについて説明する。
≪工作機械の構成≫
図1に示すように、工作機械Kは、この工作機械Kによって加工素材であるワークWを切削、研削、切断、圧延、溶接等して所定の形状に加工する加工機であり、ワーククランプ装置1を搭載している。つまり、工作機械Kは、ワークWをクランプするワーククランプ装置1(図2及び図3参照)を搭載している機械であればよく、ワークWをどのように加工する装置であるかは、特に限定されない。以下、本発明の実施形態として、羽根車(ワークW)を製造する加工機を例に挙げて説明する。
工作機械Kは、テーブル11と、このテーブル11に載設された固定台12と、この固定台12に連結部材13を介在して固定されたハウジング14と、このハウジング14内に回転自在に配置された回転テーブル9と、この回転テーブル9を回転させるC軸モータMと、ハウジング14に載設されたワーククランプ装置1と、を主に備えて構成されている。
<固定台及び連結部材の構成>
図3に示すように、固定台12は、C軸モータM、ハウジング14及びワーククランプ装置1を保持するための部材であり、テーブル11(図1参照)に対してA軸により回動自在な状態に設置された金属製厚板部材からなる。固定台12には、C軸モータMを取り付けるための取付孔12aが穿設されている。
連結部材13は、固定台12とハウジング14とを連結するための部材であり、例えば、厚板状の部材からなる。連結部材13は、下端部が固定台12に溶接等によって固定され、上端部が締結部材T1によってハウジング14に固定されている。
≪ハウジングの構成≫
図3及び図4に示すように、ハウジング14は、回転テーブル9をベアリングB1を介在して回転自在に軸支すると共に、ワーククランプ装置1を載置するための固定部材である。ハウジング14は、回転テーブル9及びベアリングB1を軸支するテーブル支持孔14aと、ワーククランプ装置1を載置する平らな載置面14bと、直進シャフト5の下端部を上下動自在に支持するブッシュ51が挿入される軸穴14cと、が形成された金属製厚板からなる。
≪回転テーブルの構成≫
図3に示すように、回転テーブル9は、ワークWが載置される台であり、例えば、回転テーブル本体91と、回転テーブル連結体92と、ワーク支持台部93とを締結部材T3,T4で一体的に連結されて構成されている。
回転テーブル本体91は、C軸モータMのロータM1上に締結部材T2によって固定されて回転する回転体であり、円形の金属製厚板材からなる。
回転テーブル連結体92は、回転テーブル本体91の上面に締結部材T3によって固定されて回転テーブル本体91と一体に回転する部材であり、段差状のテーブル支持孔14aの下側部分に挿入されて配置された厚い金属製厚板材からなる。この回転テーブル連結体92の外周面には、前記ベアリングB1の内輪部材が外嵌されている。回転テーブル連結体92の上面中央部には、ワーク支持台部93の下面中央に形成された円形溝93aが外嵌される環状突起92aが形成されている。
ワーク支持台部93は、ワークWが載置されるワーク取付面を上端に有する部材であり、段付きの円盤状部材からなる。このワーク支持台部93は、回転テーブル連結体92の環状突起92aに円形溝93aを嵌入することによって、位置合わせした状態で、締結部材T4によりその回転テーブル連結体92の上面に固定されている。
≪C軸モータの構成≫
図3に示すように、前記C軸モータMは、ロータM1と、モータケースM2と、ロータM1とモータケースM2との間に介在されたベアリングB2と、ベアリング保持部材M3と、を備えて構成されている。
ロータM1は、回転軸が垂直に配置された回転体であり、外周部にベアリングB2の内輪部材が外嵌され、上端部に回転テーブル9がボルト締めされた鍔部M1aが一体形成され、下端部にベアリング保持部材M3が設けられている。その鍔部M1aは、モータケースM2の上面に形成された環状溝M2aに係合してガイドされる環状凸部M1bが下側に向けた突設されている。
モータケースM2は、ロータM1の周囲を覆うケース部材であり、略円筒状に形成されている。このモータケースM2は、外周部が固定台12の取付孔12aに内嵌されてボルト締めされ、内壁にベアリングB2の外輪部材が内嵌されている。
ベアリング保持部材M3は、ベアリングB2の内輪部材をロータM1に固定するための円板状部材と、ベアリングB2の外輪部材をモータケースM2に固定するためのリング状板材と、から構成されている。
≪ワーククランプ装置の構成≫
図3に示すように、ワーククランプ装置1は、C軸モータMによって回転する回転テーブル9のワーク支持台部93上に載置されたワークWをスイングクランプする装置である。このワーククランプ装置1は、前記回転テーブル9と、前記C軸モータM(モータ)と、クランプ機構7と、往復動機構2と、平カム機構3と、直進シャフト5と、円筒カム用ピン43と、回動シャフト6と、アーム部材8と、を主に備えて構成されている。
≪クランプ機構の構成≫
クランプ機構7は、前記ワークWをクランプする装置であり、クランパ71と、軸受部材72とを備えて構成されている。クランパ71は、ワークWの上面を押圧する押圧部を有し、アーム部材8に軸受部材72により回転可能に軸支されたクランプピンからなる。
≪往復動機構の構成≫
図3に示すように、往復動機構2は、平カム体31を水平方向に往復動させるためのシリンダ装置である。前記回転テーブル9の外周部のハウジング14に設置されて、平面視して、回転テーブル9外に対してずらして配置されている。この往復動機構2は、シリンダケース21と、ピストン22と、空気圧源(図示省略)と、空気圧制御装置23と、バルブ25と、空気圧供給配管24と、を主に備えて構成されている。
シリンダケース21は、空気圧源(図示省略)から空気圧(流体圧)が供給されるケース体であり、このシリンダケース21には、ピストン22が水平方向へ進退自在に内設されている。シリンダケース21には、ピストンロッド22aを往復動自在に挿入すると共に、このシリンダケース21の端部をクランパケース体41にボルト締めされる筒状連結部21aが一体形成されている。
ピストン22は、シリンダケース21に供給された空気圧よって進退して平カム体31を水平方向へ直線往復動させる部材であり、先端に、平カム体31のねじ孔31aに螺合して連結される雄ねじ部22bが形成されている。このピストン22のストロークは、例えば、約25mmである。
空気圧制御装置23は、シリンダケース21内に送るピストン作動用の空気圧を制御する装置であり、不図示の電源スイッチや制御盤等を備えている。この空気圧制御装置23は、一方がコンプレッサからなる空気圧源(図示省略)に空気圧供給配管24により接続され、他方が電磁弁からなるバルブ25を介してシリンダケース21に接続されている。
空気圧供給配管24は、空気圧源(図示省略)から空気圧制御装置23及びバルブ25を介してシリンダケース21内に空気圧を送るための配管である。
≪平カム機構の構成≫
図3及び図4に示すように、平カム機構3は、前記往復動機構2に連設されて連動するカム機構であり、平カム体31と、平カム溝32と、平カム用ピン33とを備えて構成されている。
平カム体31は、平面視してコ字状に形成された金属製厚板状部材からなり、右側側板部中央に前記ねじ孔31aが穿設され、前後側板部に同一形状の平カム溝32が形成されている。この平カム体31は、前記ピストン22に押圧されてクランパケース体41の平カム収納部41a内を左右方向に進退可能に配置されている。
平カム溝32は、平カム用ピン33の前後端部が斜め上下方向に往復動可能に挿入される溝であり、前記ピストン22及び平カム体31が往復動する左右方向に対して傾斜して形成されて形成されている。
図5に示すように、平カム溝32は、その下端部に形成された下側緩斜面部32aと、上端部に形成された上側緩斜面部32bと、それらの間に形成された急斜面部32cと、を連続して形成した略S字状の貫通溝からなる。
下側緩斜面部32a及び上側緩斜面部32bは、ピストン22が移動水平方向に対して、急斜面部32cより緩い角度で形成されている。下側緩斜面部32a及び上側緩斜面部32bの傾斜する角度θは、0度〜10度が好ましく、さらに好ましくは3度〜7度である。急斜面部32cは、例えば、約45度の角度で形成されている。
図4に示すように、平カム用ピン33は、直進シャフト5を平カム体31の平カム溝32に連結し、この平カム溝32とで左右方向に往復動する平カム体31の動きを直進シャフト5が上下動するように変換するためのピンである。平カム用ピン33は、例えば、円筒状の金属製部材からなり、平カム体31の平カム溝32及び直進シャフト5のカムピン挿入孔5aに挿入した状態で、止めねじN1によって直進シャフト5に固定されている。
≪円筒カム機構の構成≫
円筒カム機構4は、前記平カム機構3によって上下動する直進シャフト5の動きを回動方向の動きに変換して回動シャフト6及び円筒連結体10を介在してアーム部材8に伝達するための装置である。この円筒カム機構4は、円筒カム溝42が形成されたクランパケース体41と、このクランパケース体41に挿入されて上下動する直進シャフト5と、円筒カム溝42に挿入された円筒カム用ピン43と、この円筒カム用ピン43が固定される回動シャフト6、円筒連結体10及びアーム部材8と、を備えて構成されている。
≪クランパケース体の構成≫
クランパケース体41は、平カム体31、直進シャフト5、回動シャフト6、円筒カム用ピン43、円筒連結体10及びアーム部材8を支持するためのケースである。クランパケース体41には、前記平カム体31の左右方向に移動可能に収納する平カム収納部41aと、直進シャフト5及び回動シャフト6を収納すると共に円筒連結体10及びアーム部材8を回動可能に外嵌した支持筒部41bと、前記円筒カム機構4の円筒カム溝42と、が形成されている。クランパケース体41は、平カム収納部41aの上面から締結部材T5(図2参照)によりハウジング14の盤面上に、軸穴14cを覆うように固定される。
図4に示すように、平カム収納部41aは、左右方向に移動する平カム体31の移動方向をガイドすると共に、その平カム体31を覆うように形成され、下面が開口された箱状の部位である。平カム収納部41aは、クランパケース体41の下端部に形成され、左側側面に平カム体31を出没自在に配置するための開口部41cが形成されている。
支持筒部41bは、円筒状に形成されて、その内部下側に直進シャフト5が上下動自在に挿入され、その内部上側に回動シャフト6が回動及び上下動自在に挿入されている。その支持筒部41bの外側には、アーム部材8と円筒連結体10とが締結部材T6によって連結された状態で、回動自在に外嵌されている。
円筒カム溝42は、円筒カム用ピン43の両端部がこの円筒カム溝42内を約90度回動可能に配置される一対のガイド孔(長孔)であり、円筒カム用ピン43が斜めに上下降するように、支持筒部41bに螺旋状に平面視して約90度円弧状に穿設されている。
≪直進シャフトの構成≫
図3及び図4に示すように、直進シャフト5は、平カム機構3によって上下方向に移動する略軸棒部材である。この直進シャフト5は、ハウジング14の軸穴14c内と、平カム機構3の平カム体31内と、中空の支持筒部41b内と、に上下方向にそれぞれ往復動自在に挿入されている。直進シャフト5には、平カム用ピン33が挿入されるカムピン挿入孔5aと、直進シャフト5の回動を防止する角柱部5bと、止めねじN1が螺合されるねじ穴5cと、ブッシュ51が外嵌されるブッシュ嵌入部5dと、回動シャフト6の係止部6a及び軸部6bが回動自在に挿入される係合部5eと、が形成されている。
図4に示すように、カムピン挿入孔5aは、直進シャフト5の中央部に形成された角柱部5bに穿設された横孔からなる。
角柱部5bは、支持筒部41b内に形成された断面四角形の内壁部に上下動自在、かつ、回動不能な状態に挿入される四角柱状部位である。角柱部5bには、前記カムピン挿入孔5aに直交するようにねじ穴5cが形成されている。
ねじ穴5cは、平カム用ピン33を直進シャフト5に固定するためのねじ部材である。
ブッシュ嵌入部5dは、ブッシュ51を介在してハウジング14の軸穴14cに上下動自在に軸支される。
係合部5eは、直進シャフト5の上部に回動シャフト6を回動自在に連結するための部位であり、回動シャフト6の係止部6aが回動自在に内嵌されるように、段付き円筒状に形成されている。その係合部5eは、係止部6a及び軸部6bを横方向から挿入して係合できるように、側面視して逆T字状に形成された切欠溝からなる。
≪回動シャフトの構成≫
図3及び図4に示すように、回動シャフト6は、直進シャフト5の上下動が、円筒カム機構4によって回動方向の動きに変換されて回動する回動部材であり、円筒状の支持筒部41b内に回動自在に挿入された略円柱状の部材からなる。図4に示すように、この回動シャフト6は、係止部6aと、軸部6bと、円柱形状部6cと、円筒カムピン挿入孔6dと、ねじ穴6eとが形成されている。回動シャフト6は、直進シャフト5の上部に配置され、円筒カム用ピン43が、クランパケース体41に形成した円筒カム溝42にガイドされて回動することによって、一緒に90度回動するようになっている。
係止部6a及び軸部6bは、直進シャフト5が上下動した際に、回動シャフト6が回動しながら上下方向に連動して動くように連結するための部位であり、係合部5eに回動自在に連結されている。係止部6aは、係合部5eに対して係止されて上下方向に連動すると共に、係合部5eに対して横方向から係合・離間できるように形成されている。係止部6aは、軸部6bより大径で、円柱状に形成されている。
軸部6bは、回動シャフト6の下端部に形成された係止部6aと、その上端部に形成された円柱形状部6cとを直進シャフト5に対して回動自在に連結する軸状部位である。
円柱形状部6cは、直進シャフト5の上端の上に配置され、支持筒部41bの内壁面に回動自在に隣接される部位である。
円筒カムピン挿入孔6dは、円筒カム用ピン43が挿入される貫通孔であり、円柱形状部6cに水平に穿設されている。
ねじ穴6eは、円筒カム用ピン43を回動シャフト6に固定するための止めねじN2が螺合される穴であり、円筒カムピン挿入孔6dに直交するように円柱形状部6cの上面に形成されている。
≪アーム部材の構成≫
アーム部材8は、円筒カム用ピン43、止めねじN2、締結部材T6及び円筒連結体10によって回動シャフト6に連結して、支持筒部41bを中心として一緒に回動する部材であり、クランプ機構7を備えている。アーム部材8は、例えば、平面視して略長円形状に形成された厚板部材からなり、支持筒部41bが挿通される軸孔8aと、円筒連結体10を連結するための締結部材T6が螺着される雌ねじ部8bと、クランプ機構7のクランパ71及び軸受部材72が取り付けられる取付孔8cと、が形成されている。
≪円筒連結体の構成≫
図4に示すように、円筒連結体10は、回動する回動シャフト6の動きをアーム部材8に伝達するための円筒状の部材であり、前記締結部材T6によってアーム部材8の軸孔8aの上側に載設される。円筒連結体10には、支持筒部41bに回動自在に外嵌される内壁部10aと、クランパケース体41の円筒カム溝42及び回動シャフト6の円筒カムピン挿入孔6dに挿通した円筒カム用ピン43の両端部が挿入される円筒カムピン軸支孔10bと、前記締結部材T6が貫通される貫通孔10cと、が形成されている。
≪作用≫
次に、図6〜図8を主に、各図を参照しながら本発明の実施形態に係るワーククランプ装置1及びワーククランプ方法の作用を説明する。
図1に示すように、工作機械KでワークWを加工する場合には、ワークWを回転テーブル9のワーク支持台部93上にクランプして加工する。
<アンクランプ時>
図1、図2及び図6を参照してワーククランプ装置1のアンクランプ時を説明する。
ワークWをクランプしないアンクランプ時のワーククランプ装置1のOFF状態のときには、図2に仮想線で示すように、アーム部材8が、平面視して、ワークW上から前方向(矢印a方向)側へ90度旋回してずれた位置にある。このとき、往復動機構2のピストン22は、図6に示すように、左方向(矢印c方向)側に後退した状態にあり、平カム機構3の平カム体31も左方向に寄った状態にある。
このため、平カム用ピン33が平カム溝32の上側緩斜面部32bに位置している。この平カム用ピン33が上昇した位置にあることによって、平カム用ピン33と一体に上下動する直進シャフト5、回動シャフト6、円筒カム用ピン43、円筒連結体10、アーム部材8及びクランパ71(図7参照)が共に上昇した位置にある。
<アーム旋回時>
次に、図7を参照してワーククランプ装置1のアーム部材8が旋回するアーム旋回時を説明する。
前記アンクランプ時の状態からアーム部材8がワークWの上側である矢印b方向へ旋回する場合は、まず、空気圧制御装置23(図3参照)及びバルブ25をONさせて、空気圧制御装置23から空気圧供給配管24を介してシリンダケース21内に圧縮空気を送り込む。すると、ピストン22は、その圧縮空気に押圧されて右方向(矢印d方向)にストロークS1分移動して、同じ右方向へ平カム体31を水平方向へ同じ距離L1分移動させる。
平カム体31が右方向(矢印d方向)へ移動すると、平カム溝32の上側緩斜面部32bにあった平カム用ピン33が、平カム溝32内の上側緩斜面部32bから急斜面部32cを下側方向(矢印e方向)へ高さH1分下降する。
すると、平カム用ピン33と一体に上下動する直進シャフト5、回動シャフト6、円筒カム用ピン43、円筒連結体10、アーム部材8及びクランパ71が共に高さH1分下側(矢印g方向)に下降する。
このとき、円筒カム用ピン43は、回動シャフト6が直進シャフト5によって押し下げられることにより共に、90度螺旋状に形成された円筒カム溝42内を下降することにより、回動シャフト6、円筒連結体10、アーム部材8及びクランパ71を矢印b方向へ旋回させる。つまり、アーム旋回時には、円筒カム用ピン43等が旋回しながら下降する。
<クランプ時>
次に、図8を参照してワーククランプ装置1のアーム部材8がワークWをクランプするクランプ時を説明する。
ワークWをクランプするクランプ時の場合は、さらに、空気圧制御装置23(図3参照)から空気圧供給配管24及びバルブ25(図3参照)を介してシリンダケース21内に圧縮空気が送り込まれる。すると、ピストン22は、その圧縮空気に押圧されて右方向(矢印d方向)にさらにストロークS2分移動して、同じ右方向へ平カム体31を水平方向へ同じ距離L2分移動させる。
平カム体31が右方向(矢印d方向)へ移動すると、平カム溝32の急斜面部32cの下端部にあった平カム用ピン33が、平カム溝32内を下側緩斜面部32aの中央部まで斜め下側方向(矢印f方向)へ高さH2だけ下降する。
すると、平カム用ピン33と一体に上下動する直進シャフト5、回動シャフト6、円筒カム用ピン43、円筒連結体10、アーム部材8及びクランパ71が共に高さH2だけ下側(矢印g方向)に下降する。そして、クランパ71は、下方向(矢印h方向)に下降してワークWに当接しワークWをクランプする。クランプする際に、平カム用ピン33が緩い傾斜角で形成された下側緩斜面部32aを下降すると、後記する増加効果によって大きなクランプ力を出力することができる。また、クランパ71は、ピストン22の横方向のストロークが大きく(例えば、25mm)、これを平カム機構3と円筒カム機構4とで上下動及び回動に変換するので、動作が滑らかになる。
なお、このとき、円筒カム用ピン43は、回動シャフト6が直進シャフト5によって押し下げられることにより共に、円周方向に90度螺旋状に形成された円筒カム溝42内を下降することで、回動シャフト6、円筒連結体10、アーム部材8及びクランパ71を矢印b方向に僅かに旋回させる。つまり、クランプ時には、円筒カム用ピン43等がアンクランプ時から90度旋回し、下降する。
図1に示す工作機械KでワークWを加工する場合には、C軸モータMを駆動させて、回転テーブル9を適宜に回転させ、切削工具等(図示省略)によって加工する。この場合、ワーククランプ装置1の駆動源となる往復動機構2が回転テーブル9外に配置されているため、回転テーブル9及びC軸モータMに大きな負荷(クランプ荷重)がかからない。
図5に示すように、平カム機構3は、クランプ時に下側緩斜面部32aにある。下側緩斜面部32aは、その角度θ1が緩やかな傾斜となっており、楔効果によりクランプ力Aが、
クランプ力A=シリンダ押出力B/tan(θ)
となり、ピストン22が押圧するシリンダ押出力Bより数倍のクランプ力Aが得られる。つまり、ワーククランプ装置1は、空気圧を動力源とする往復動機構2でクランパ71を作動させても、比較的小さな平カム機構3によって、強大なクランプ力を得ることができる。
図3に示すように、クランパ71のクランプ力によって下方向に押圧されたワークWは、ワーク支持台部93、回転テーブル連結体92を下側に押し下げる。その下側に押し下げるクランプ力は、回転テーブル連結体92によって受け止められるため、直接、ロータM1やベアリングB2に負荷されない。このため、回転テーブル9、ロータM1及び工作機械Kに負担かからない。さらに、C軸モータMの耐久性を向上させて寿命を長くすることが可能である。
その結果、本発明は、スペースが小さい回転テーブル9及びC軸モータM上に大きなクランプ力が負荷されても耐えることができ、静的及び動的精度を落すことなく、大きなクランプ力の出力が可能な小型のスイングクランプ治具を工作機械Kに設置することができる。
≪実際に測定したクランプ荷重について≫
次に、図9(a)、(b)を参照しながら実際に測定したデータについて説明する。
シリンダケース21の内径を40[mm]、ピストン22のストロークSを20[mm]、空気圧源からの空気圧を0.45[MPa]、シリンダケース21の内面積Aとすると、シリンダケース21の内面積Aは、
=40/4×π=1,256[mm
となる。
シリンダケース21の押出力をF[N]とすると、押出力をFは、
=0.45[N/mm]×1,256[mm]=565[N]
となる。
平カム機構3の平カム用ピン33と下側緩斜面部32aとによる楔増加効果により、クランプ荷重Fを3,000[N]以上になるようにするには、下側緩斜面部32aの傾斜角度θ=10度のときの荷重Fを、
=F/tanθ=565/tan10度=3,204[N]
にする。
この場合、F>Fとなるが、実際には、下側緩斜面部32a及び平カム用ピン33の摩擦係数が影響する。下側緩斜面部32aと平カム用ピン33との摩擦係数を仮にμ=0.17とすると、摩擦角ρは、次の式で表され、
摩擦角ρ=tan−1(μ)=tan−1(0.17)=9.6[度]
となる。よって、実際は、θ+ρ=19.6[度]が接触角となる。接触圧力(クランプ荷重)Fは、
=F/tan(θ+ρ)=565/tan(19.6)=1,587[N]
となる。現実に測定した接触圧力(クランプ荷重)Fは、1,550[N]であった。
シリンダ出力656に対して、約2.7倍のクランプが得られた。この場合、平カム溝32の下側緩斜面部32aの表面は、研削していないため、粗いので、実際の摩擦係数μは、さらに大きい値になると予測できる。
[変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
例えば、往復動機構2は、図3に示すように空気圧によってピストン22を作動させる場合を例に挙げて説明したが、油圧等の流体圧を使用する装置であっても構わない。
また、クランプ機構7は、ワークWを支えたり、保持したりする機能を有するものであればよく、その他のクランプ装置であっても構わない。
1 ワーククランプ装置
2 往復動機構
3 平カム機構
4 円筒カム機構
5 直進シャフト
6 回動シャフト
7 クランプ機構
8 アーム部材
9 回転テーブル
14 ハウジング
21 シリンダケース(シリンダ)
22 ピストン
31 平カム体
32 平カム溝
32a 下部緩斜面部(緩斜面部)
33 平カム用ピン
41 クランパケース体
41b 支持筒部
42 円筒カム溝
43 円筒カム用ピン
71 クランパ
K 工作機械
M C軸モータ(モータ)
T1〜T6 締結部材
W ワーク

Claims (7)

  1. モータで回転される回転テーブルに載置されたワークをクランプするクランプ機構を備えたワーククランプ装置において、
    水平方向に往復動する往復動機構と、
    該往復動機構に設けられると共に、前記往復動する往復動機構の動きを上下方向の往復動に変換する平カム機構と、
    該平カム機構によって上下方向に往復動する直進シャフトと、
    該直進シャフトの上下方向の往復動を回動方向の往復動に変換する円筒カム機構と、
    前記直進シャフトの上部に配置され、前記円筒カム機構によって回動する回動シャフトと、
    該回動シャフトに連結して一緒に回動すると共に、前記クランプ機構を備えたアーム部材と、
    前記直進シャフトを上下動自在に支持すると共に、前記アーム部材を回動自在に支持する支持筒部を有するクランパケース体と、を備え、
    前記往復動機構は、前記回転テーブルの外周部に配置されたハウジングに設置されていることを特徴とするワーククランプ装置。
  2. 前記往復動機構は、流体圧が供給されるシリンダと、
    該シリンダに供給された流体圧で作動し、先端に前記平カム溝が形成された平カム体を連結したピストンと、を備えてなることを特徴とする請求項1に記載のワーククランプ装置。
  3. 前記平カム機構は、前記ピストンによって水平方向に往復動する平カム体と、
    該平カム体に前記ピストンが往復動する方向に対して斜めに形成された平カム溝と、
    該平カム溝に係合されると共に、当該平カム溝にガイドされて移動して前記直進シャフトを上下動させる平カム用ピンと、
    を備えていることを特徴とする請求項2に記載のワーククランプ装置。
  4. 前記平カム溝は、前記ピストンが往復する方向に対して傾斜して形成された緩斜面部を端部に有し、
    該緩斜面部は、その傾斜する角度が3度〜10度に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のワーククランプ装置。
  5. 前記円筒カム機構は、前記支持筒部に前記直進シャフトが上下動する方向に対して斜めに形成した円筒カム溝と、
    前記回動シャフトに設けられて前記直進シャフトが上下動した際に、前記円筒カム溝にガイドされて回動する円筒カム用ピンと、
    円筒カム用ピンと前記アーム部材とを連結する締結部材と、
    を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のワーククランプ装置。
  6. 前記クランプ機構は、前記アーム部材に回転可能に軸支されたクランプピンからなるクランパを備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のワーククランプ装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のワーククランプ装置を用いて前記ワークをクランプするワーククランプ方法であって、
    前記ワーククランプ装置は、工作機械に設置され、前記モータによって回転する前記回転テーブル上に載置された前記ワークを、前記往復機構の水平方向の動きを前記平カム機構と前記円筒カム機構とによって上下動しながら旋回する動きに変換された前記クランプ機構でクランプすることを特徴とするワーククランプ方法。
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