JP6715747B2 - 浴槽用手摺り - Google Patents

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本発明は、原則として浴槽の形式を選ばず、どのような形状や構造を有する浴槽側壁にも取り付けることができ、さらに取付け操作過程において、手摺り(把手)の取付け位置に位置ズレや位置ズレに起因する応力(摩擦力)を生じることなく、所望する位置への固定を可能にする浴槽用手摺りに関する。
従来より、高齢者等が浴槽に出入りする際に身体を容易に支持することができるように、浴槽側壁を洗い場側及び浴槽側からクランプすることによって着脱自在に取り付けることができる浴槽用手摺りが知られている。
また、浴槽には浴槽の内壁も外壁も一体となった強度部材から製作されており、その形状も立方体などの比較的単純な形状を有する従来型の浴槽から、浴槽のユニット化、高機能化、デザイン性の高度化などに伴い、浴槽の内壁は強度部材で製作されており、浴槽のリム部以外の外壁は強度を有さない取り外し可能な化粧板(エプロン)で製作されており、そしてその形状もより複雑化した最新型のユニットバスまでの様々なタイプの浴槽が存在している。
このため、従来型の浴槽のように、浴槽の内壁も外壁も比較的強度を有する部材から製作された浴槽については、例えば特開2011−189069号公報(特許文献1)に記載されているように、略同じ当接面積を有し且つ略鏡面対称となるように対向して配置される押圧板及び押圧受け板によって、浴槽側壁を洗い場側及び浴槽側からクランプするタイプの浴槽用手摺りが提供されている。また、最新型のユニットバスのように、浴槽の内壁は強度を有するがリム部以外の外壁は強度を有していない浴槽については、例えば特開2015−173699号公報(特許文献2)に記載されているように、洗い場側には強度を有する上部リム部のみに当接する上下方向に偏平した押圧板を配置し、そして浴槽側には押圧板よりも広い当接面積を有する押圧受け板を配置することによって、浴槽側壁を洗い場側及び浴槽側からクランプするタイプの浴槽用手摺りが提供されている。
しかしながら、浴槽についての専門知識を有さない浴槽用手摺りの利用者が浴槽の形式を的確に判別し、それに適合する浴槽用手摺りを選定することは困難であるという問題があった。このように、従来の浴槽用手摺りでは、取り付ける浴槽の形式に応じて適合するタイプの浴槽用手摺りを選定しなければならなかったため、浴槽の形式を選ばず、どのような形状や構造を有する浴槽側壁にも簡単に取り付けることができる汎用性の高い浴槽用手摺りの開発が待ち望まれていた。
また、特許文献1,2に記載された浴槽用手摺りの場合は、いずれも側壁載置フレームに支持された押圧板を浴槽へ押し付けることにより浴槽側壁をクランプするものであるため、図11(a)(b)に示されているように、押圧板を浴槽側壁へ押し付けると、側壁載置フレームに支持された手摺りは逆に浴槽側壁から離れてしまい(手摺りの中心と浴槽側壁の中心との距離L)、手摺りを当初予定していた載置位置(手摺りの中心と浴槽側壁の中心との距離L)に取り付けることができないばかりか、取り付け状態も極めて不安定になるという問題があった。
特に特許文献1,2に記載の浴槽用手摺りは、押圧板を浴槽側壁へ押し付けると、浴槽側壁の上に直置きされた側壁載置フレームが浴槽側壁に対して相対的に移動するため、側壁載置フレームと浴槽側壁の上面との間に応力(摩擦力)を生じることになる。その結果、押圧板を浴槽側壁へ押し付けても側壁載置フレームが十分に移動することができず、ラバー等の弾性変形により、側壁載置フレームと浴槽側壁の上面との間に内部応力(摩擦力)が蓄積される結果、浴槽用手摺りや浴槽側壁を変形させたり或いは意図しない内部応力(摩擦力)の解放により、側壁載置フレームと浴槽側壁の上面との間でさらなる位置ズレを発生させるという本質的な問題があった。
また、特許文献2に記載の浴槽用手摺りでは、浴槽外壁の上部リム部のみを押圧する押圧板の押圧部分の中心と、浴槽内壁を押圧板よりも下方領域を押圧する押圧受け板の押圧部分の中心とはそれぞれ上下方向に偏心しているため、浴槽用手摺りには浴槽側壁の内外方向に傾転させるモーメントが生じることになる。このため、特許文献2に記載に記載された浴槽用手摺りの場合は、取り付ける浴槽の形式に拠らず、常に浴槽用手摺りの傾転を防止するために脚部を取り付けなければならず、構造や取付け作業が複雑になるという問題があった。
一方、浴槽用手摺りを取付け際に手摺りが浴槽側壁から離間してしまうという問題や手摺りの取付け位置位置ズレや位置ズレに起因する応力が発生するという問題については、例えば特開2000-336882号公報(特許文献3)に記載されているように、洗い場側に配置される手摺りは浴槽側壁の上に直置きされる側壁載置フレームに取り付け、押圧板は、手摺りとは反対側の浴槽側に配置される連結フレームに進退可能に取り付けることにより上記の問題を解決した浴槽用手摺りが提供されている。
しかしながら、特許文献3に記載の浴槽用手摺りの場合は、浴槽側壁を洗い場側及び浴槽側から均等に押圧するために、平坦で略同じ形状の当接面を有する押圧板及び押圧受け板を用いて平坦な浴槽側壁をクランプすることを基本としているため、例えば浴槽の外壁に段差がある場合は、外壁に段差補正板を接着させて外壁面を平坦にした上で浴槽用手摺りを取り付けなければならない(特許文献3の段落[0057],[0058]及び図1,2参照)。
ところが、段差補正板を用いた場合、手摺りへ、横方向で浴槽側壁の側面と平行な方向に力を加えられると、段差補正板が、浴槽側壁又は浴槽用手摺りの押圧受け面との間で、若しくは段差補正板が積み重ねられている場合は段差補正板同士の間でズレを生じて、浴槽用手摺りが浴槽側壁から転倒又は脱落してしまうという問題があった。また、段差補正板は単純な同一形状を有しているため、浴槽側壁の段差の形状が段差補正板の形状と異なる場合(例えば図8(a),図9(a)参照)は、浴槽側壁を平坦な形状に補正することができないという問題もあった。
特開2011−189069号公報 特開2015−173699号公報 特開2000-336882号公報
そこで、本発明は、浴槽側壁を洗い場側及び浴槽側からクランプすることによって着脱自在に取り付けられる浴槽用手摺りにおいて、原則として浴槽の形式を選ばず、どのような形状や構造を有する浴槽側壁にも取り付けることができ、さらに取付け操作過程において、手摺り(把手)の取付け位置に位置ズレや位置ズレに起因する応力(摩擦力)を生じることなく、所望する位置への固定を可能にする浴槽用手摺りを提供することを目的とする。
本発明者等は、浴槽の種類や、クランプにより浴槽用手摺りを浴槽側壁へ取り付ける方法及びその構成などについて鋭意検討した結果、手摺りは浴槽側壁の上面及び外壁面と直接当接するフレームに設け、押圧板や移動装置などからなる押圧機構は浴槽側に配置し、そして浴槽の外壁と当接する前記フレームの当接面は着脱可能なブロックなどで構成することにより、その一部領域の厚みが残部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化されている、若しくはその一部領域の厚みを残部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化できるようにすることで上記の目的を達成できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明によれば、手摺り本体が取り付けられており、そして浴槽側壁の上面へ載置される載置部と、浴槽側壁の一方の側面へ当接される当接部とを有している本体フレームと、前記本体フレームへ着脱可能に取り付けられる補助フレームと、前記当接部が当接する浴槽側壁の側面とは反対側の他方の側面を押圧する押圧部と、前記補助フレームに取り付けられており、そして前記押圧部を前記当接部へ向けて前進及び後退させるための移動装置を備えており、そして前記当接部は、その一部領域の厚みが残部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化されている、若しくはその一部領域の厚みを残部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化できることを特徴とする浴槽用手摺りが提供される。
本発明の浴槽用手摺りでは、手摺りは浴槽側壁の上面及び外壁面と当接させてその位置において固定することができる本体フレームに設け、押圧部は本体フレームに連結された補助フレームを介して浴槽側に配置しているので、本体フレームは、押圧部を前進及び後退させても浴層側壁に対して不動である。そのため、本発明の浴槽用手摺りは、押圧部を浴槽側壁へ押し付けても本体フレームと浴槽側壁の上面との間に位置ズレや応力(摩擦力)を生じることがなく、極めて安定した状態で取り付けることができる。
また、本発明の浴槽用手摺りは、浴槽の外壁と当接する本体フレームの当接部がその一部領域の厚みが残部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化されている、若しくはその一部領域の厚みを残部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化できるので、原則として浴槽の形状や形式を選ばず、浴槽の内壁も外壁も強度を有する部材から製作されている浴槽であっても、浴槽の内壁は強度を有するがリム部以外の外壁は強度を有さない浴槽であっても取り付けることができる(図8,9参照)。
具体的には、浴槽の外壁が、段差がある場合を含み且つ強度を有する場合、本発明の浴槽用手摺りは、壁面形状に追従するように当接部の一部の厚みを調整することにより当接部の押付け力(反力)を、押圧部の押付け力と略鏡面対称の位置で対向するように当接面全体へ分散させることができる(図9(a)(c)参照)。このため、本発明の浴槽用手摺りは、浴槽用手摺りに回転モーメントを生じさせることなく浴槽側壁の内外において釣り合いのとれたクランプ状態を形成することができる。また、当接部の押付け力(反力)が分散されると単位面積当たり押付け力(反力)も低減されるので、浴槽側壁を損傷するリスクが低減されると共に、浴槽用手摺りの取り付けが許容される浴槽側壁の強度範囲(適用範囲)も拡大される。
また、浴槽の外壁が、段差がある場合を含み且つリム部以外で強度を有さない場合、本発明の浴槽用手摺りは、当接部の一部領域の厚みが、残部領域の厚みよりも予め厚肉化又は薄肉化されているものを準備したり、或いは当接部の一部の厚みを調整することにより当接部の押付け力(反力)を浴槽外壁のリム部のみへ加えられるように集中させることができる。このため、本発明の浴槽用手摺りは、リム部以外の外壁が強度を有さない浴槽についても強固に取り付けることが可能となり、また、リム部以外の強度を有さない部分(エプロン、化粧板)の損傷を防止することもできる(図8(a)(b)参照)。
本発明において、当接部の一部領域の厚みの厚肉化又は薄肉化は、当接部を本体フレームに設けられた当接基部と、当接基部の一部領域に着脱可能に取り付けられるブロックとから構成することによって達成される。すなわち、所定の厚みを有し且つ当接基部の当接面より小さな面積を有するブロックを、例えば当接基部の上部一部領域又は下部一部領域へ装着することにより、当接部の一部領域の厚みを残部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化することができるようになる。
また、本発明において当接部の全部領域の厚みの変更および一部領域の厚みの厚肉化又は薄肉化は、当接部を本体フレームに設けられた当接基部と、当接基部に着脱可能に取り付けられており且つ当接部を上下方向に分割した複数のブロックとから構成することによって達成される。すなわち、当接基部の表面には、例えば所定の厚みを有し且つ当接基部の当接面より小さな面積を有する複数のブロックを一様に装着し、該複数のブロックのうち、例えば全部のブロックを着脱することにより当接部の全部領域の厚みを変更することができるようにもなれば、一部のブロックを取り外すことにより当接部の一部領域の厚みを残部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化することができるようにもなる。
なお、当接部は、滑り止めによるグリップ力の向上や浴槽側壁の損傷防止を目的として、当接基部の表面及びブロックの表面に着脱可能に取り付けられる弾性ラバーを備えていることが好ましい。
本発明では、当接部が複数のブロックを含んでいる場合は、該複数のブロックうち、少なくとも2つのブロックは上下方向において異なる幅を有していることが好ましい。当接部が異なる幅のブロックを備えていると、浴槽側壁が上下方向に幅(高さ)が異なる様々な段差を有している場合においても、当接部を、該段差形状に追従させて当接させることができるようにもなれば(図9(a)(c)参照)、該段差形状に合わせて局部的に当接させることができるようにもなる(図8(a)(b)参照)。
また、本発明では、当接部のブロックを、同一又は異なる大きさ、厚みを有する他のブロックと入れ換えたり、或いは同一又は異なる大きさ、厚みを有する他のブロックをさらにブロックの上へ着脱可能に取り付けることができるようにすることで、当接部の全部領域の厚みを変更できるように、又は当接部の一部領域の厚みを残部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化できるように構成することもできる。
本発明では、ブロックを、着脱可能に積層された同一又は異なる厚みのサブブロックから構成することもできる。ブロックが、積層された異なる厚みのサブブロックから構成されていると、サブブロックの積層数や積層するサブブロックの組み合わせを変えることにより、当接部の全部領域又は一部領域を様々な厚みに変更することができる。その結果、浴槽側壁が様々な凹凸の段差を有している場合においても、当接部を、該段差の凹凸に追従させて当接させることができるようにもなれば、該段差の凹凸に合わせて局部的に当接させることができるようにもなる。また、サブブロックを薄い板状の部品として構成すれば、当接部の厚みを細かく調節できるようにもなる。
本発明では、ブロックと本体フレームの当接基部との連結およびブロックと他のブロックとの連結は、当接基部及び/又はブロックの表面に凸部を設け、ブロックの裏面には該凸部と嵌合する凹部を設け、そしてブロックの凹部を当接基部又は他のブロックの凸部へ嵌め込むことにより達成される。なお、当接基部及び/又はブロックの表面に設けられる凸部及びブロックの裏面に設けられる凹部は複数個配置されていてもよく、また前述の構成とは逆に、凹部を当接基部及び/又はブロックの表面に設け、凸部をブロックの裏面に設けてもよい。
このように、本発明では、ブロックと当接基部との連結およびブロックと他のブロックとの連結は、嵌合方向と直交する方向には物理的に移動できない凹部及び凸部による嵌合構造を利用しているので、例えば手摺りへ傾転させるような横方向の力が加えられても、ブロックと当接基部との間でおよびブロックと他のブロックとの間では位置ズレを生じることがない。
また、ブロックは、上記の位置ズレ防止をさらに強化する目的で、或いは不意に当接部から離脱するのを完全に防止する目的で、ネジ等の留め具を用いて当接基部又は他のブロックへビス止めしてもよい。
近年のユニットバスはデザイン性やメンテナンス性を考慮して、浴槽外壁の上部が内壁と連続する強度を有するリム部として構成され、リム部の下部が強度を有さない取り外し可能なエプロンとして構成されていることが多い。そのため、本体フレームの当接部をその上部領域の厚みがその下部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化されているように構成すると、浴槽外壁の上部(リム部とエプロンの接続部分)に生じる段差を容易に吸収することができるので、本発明の浴槽用手摺りを殆どのユニットバスに適用させることができるようになる。
本発明では、浴槽用手摺りの転倒防止や浴槽側壁からの脱落防止を強化するため、端部が床面と当接する脚部を本体フレームに取り付けてもよい。特に、浴槽内壁は強度を有するがリム部以外の外壁は強度を有さない浴槽へ本発明の浴槽用手摺りを取り付ける場合は、使用者により横方向へ荷重が加えられても或いは浴槽内外のクランプ力の中心位置に偏心が生じていても、浴槽用手摺りが傾転又は転倒するのを極めて効果的に防止することができる。このため、浴槽の内壁及び外壁が一体的に製作されていても、その内部が空洞である場合(図9参照)は外壁が十分に強度を有していないことがあるので、上記脚部を併用すれば浴槽用手摺りのより高い安全性が確保される。
本発明の浴槽用手摺りでは、補助フレームを本体フレームの前記載置部へ取り付けられる水平部と移動装置が取り付けられる垂直部とから構成し、そして垂直部が本体フレームの当接部へ向けて近接離反するように、載置部に対する水平部の取付位置を選択できるようにすることができる。例えば、補助フレームには複数の貫通孔又はスリットを設け、本体フレームには1又は複数のネジ孔を設けることにより、補助フレームの水平部を本体フレームの載置部へ取付位置可変にビス止めできるようにしてもよい。
このように、補助フレームの水平部を本体フレームの載置部へ取付位置可変に装着できるようにすると、浴槽側壁の厚みに合わせて、予め本体フレームの当接部と補助フレームの押圧部との間の距離をできるだけ近接させておくことができるので、浴槽側壁をクランプするために必要となる押圧部の移動距離を必要最小限に抑えることができるようになる。その結果、押圧部を当接部へ向けて前進及び後退させるための移動装置をコンパクトにできるというメリットがある。
移動装置は、補助フレームの垂直部へ回動可能に取り付けられたナットと、ナットを回動するためのハンドルノブと、そして先端部が押圧部に連結されており且つナットに螺合するボルトとから構成されていることが好ましい。
移動装置がナット及びボルトによって構成されていると、ボルトの螺進退により押圧部を当接部に対して容易に近接又は離間させることができ、さらにその状態も確実に保持することができる。さらに、本発明では、ナットは補助フレームの垂直部へ回動可能に取り付けられており、ハンドルノブによってナットを回転させることによりボルト及びその先端に取り付けられた押圧部が螺進退するので、ハンドルノブの位置は垂直部に対して変わることがない。その結果、本発明では、浴槽用手摺り本体からハンドルノブが突出するのを抑制できるので使用者にとって安全である。
上述したように、本発明で用いられる移動装置がナットを回転することによりボルトを螺進退させるものである場合、移動装置は、所定の力未満ではハンドルノブからナットへ回動力を伝達し、そして所定の力以上ではハンドルノブからナットへの回動力の伝達を遮断するトルク伝達・遮断手段を含んでいることが好ましい。
移動装置がトルク伝達・遮断手段を備えていると、使用者がハンドルノブを回して押圧部を当接部へ向けて強力に押し込んでも浴槽側壁を破損することなく、本発明の浴槽用手摺りを必要にして十分な押圧力(クランプ力)をもって浴槽側壁へ取り付けることができる。また、押圧部の移動装置へ上述のトルク伝達・遮断手段を設けても、ハンドルノブの位置は補助フレームの垂直部に対して変わることがない。
本発明の浴槽用手摺りによれば、手摺りは浴槽側壁の上面及び外壁面と当接させてその位置において固定することができる本体フレームに設け、押圧部は本体フレームに連結された補助フレームを介して浴槽側に配置しているので、本体フレームは、押圧部を前進及び後退させても浴層側壁に対して不動である。そのため、本発明の浴槽用手摺りは、押圧部を浴槽側壁へ押し付けても本体フレームと浴槽側壁の上面との間に位置ズレや応力(摩擦力)を生じることがなく、極めて安定した状態で取り付けることができるようになる。
また、本発明の浴槽用手摺りによれば、浴槽の外壁と当接する本体フレームの当接部がその一部領域の厚みを残部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化できるので、原則として浴槽の形状や形式を選ばず、浴槽の内壁も外壁も強度を有する部材から製作されている浴槽であっても、浴槽の内壁は強度を有するがリム部以外の外壁は強度を有さない浴槽であっても取り付けることができるようになる。
特に浴槽の外壁が、段差がある場合を含み且つ強度を有する場合は、壁面形状に追従するように当接部の一部の厚みを調整することにより当接部の押付け力(反力)を、押圧部の押付け力と略鏡面対称の位置で対向するように当接面全体へ分散させることができる。このため、本発明の浴槽用手摺りは、浴槽用手摺りに回転モーメントを生じさせることなく浴槽側壁の内外において釣り合いのとれたクランプ状態を形成することができるようになる。また、当接部の押付け力(反力)が分散されると単位面積当たり押付け力(反力)も低減されるので、浴槽側壁を損傷するリスクが低減されると共に、浴槽用手摺りの取り付けが許容される浴槽側壁の強度範囲(適用範囲)も拡大される。
また、浴槽の外壁が、段差がある場合を含み且つリム部以外で強度を有さない場合は、当接部の一部の厚みを調整することにより当接部の押付け力(反力)を浴槽外壁のリム部のみへ加えられるように集中させることができる。このため、本発明の浴槽用手摺りは、リム部以外の外壁が強度を有さない浴槽についても強固に取り付けることが可能となり、また、リム部以外の強度を有さない部分(エプロン、化粧板)の損傷を防止することもできるようになる。
本発明の浴槽用手摺りの全体概要図である。 図1に示される浴槽用手摺りの分解図である。 図1に示される浴槽用手摺りの側面図である。 図3に示される浴槽用手摺りをボルト軸に沿って切り取った断面図である。 当接部を、当接基部、ブロック(サブブロック)及び弾性ラバーへ分解した状態を示した分解図である。 当接基部、ブロック(サブブロック)及び弾性ラバーを2つの異なる態様の当接部へ組み立てた状態を示した組立図である。 浴槽用手摺りの押圧部側を、ハンドルノブ、トルク伝達・遮断手段、移動装置(ボルト、ナット)及び押圧部へ分解した状態を示した分解図である。 本発明の浴槽用手摺りを、内壁は強度を有するが、リム部以外の外壁(エプロン)は強度を有さない3つの異なる形状の浴槽側壁へ取り付けた状態を示す概要図である。 本発明の浴槽用手摺りを、内壁も外壁も強度を有する3つの異なる形状の浴槽側壁へ取り付けた状態を示す概要図である。 本発明の浴槽用手摺りを浴槽側壁へ仮装着した状態(a)および本装着した状態(b)を示す概要図である。 浴槽側壁を洗い場側から押圧するタイプの従来型の浴槽用手摺りを浴槽側壁へ仮装着した状態(a)および本装着した状態(b)を示す概要図である。
以下、本発明の一実施形態に係る浴槽用手摺りについて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示される実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で各種の変更が可能である。
図1及び図2を用いて、本発明の一実施形態に係る浴槽用手摺り1の主な構成を説明する。図1には、本実施形態に係る浴槽用手摺り1の全体概要が示されており、図2には、図1に示された浴槽用手摺り1を主な部品に分解した態様が示されている。
図1,2に示されているように、浴槽用手摺り1の基本的骨格は、浴槽側壁へ直接載置される本体フレーム2と、天井フレーム32を介して本体フレーム2へ着脱可能に取り付けられる補助フレーム3とからなる。また、本体フレーム2には、使用者の身体を支えるための手摺り本体4と、浴槽用手摺り1の傾転を防止するための脚部5が取り付けられている。一方、補助フレーム3には、押圧部6を前進及び後退させるための移動装置7と、浴槽内の使用者の動きを補助するための側部グリップ8が取り付けられている。また、移動装置7はナット71を回転させるためのハンドルノブ70を含んでおり、ナット71の回転により螺進退されるボルト72の先端には矩形で分厚い板状の押圧部6が首振り自在に取り付けられている。
手摺り本体4は、矩形のリング状の上部グリップ40と、複数の貫通孔42が設けられた1対のグリップ支持部41を含んでおり、グリップ支持部41は、任意の高さの貫通孔42と本体フレーム3のネジ孔(図示せず)を組み合わせることより、ネジ43によって高さ調節可能にネジ止めされる。
また、脚部5は、ネジ52により本体フレーム2へネジ止めされる外筒体50と、外筒体50とスライド可能に嵌合する内筒体51とから構成されている。詳細は図示しないが、内筒体51は外筒体の貫通孔と整列する複数の貫通孔を有しており、内筒体51の貫通孔を外筒体50の貫通孔と整列させてロックピンを差し込むことにより脚部5の長さを調節することができる。また、外筒体50の下端には縦方向に延びた複数のスリットが設けられており、該スリットが設けられた外筒体50のテーパー面上をリング53を回転移動させることにより、外筒体50の下端を縮径又は拡径させて脚部5の長さを調節することもできる。さらに、内筒体51の下端にはナット54と螺合するボルト軸55によって支持された円錐台形のゴム脚56が設けられているので、脚部5の長さを微調節することもできる。
図3には、本実施形態に係る浴槽用手摺り1の側面図が示されており、図4には、本実施形態に係る浴槽用手摺り1をボルト72に沿って切り取った断面図が示されている。
図3,4に示されているように、浴槽用手摺り1の本体フレーム2は、浴槽側壁の上面へ載置される載置部20と、浴槽側壁の一方の側面へ当接される当接部21とを含んでおり、全体として下向きの略L字形の断面形状を有している。また、本体フレーム2へ着脱可能に取り付けられる補助フレーム3は、本体フレーム2の載置部20にスライド及び着脱自在に連結される天井フレーム32と、天井フレーム32にスライド及び着脱自在に連結される水平部30と、そして水平部30と連結した垂直部31とを含んでおり、全体として下向きの略L字形の断面形状を有している。さらに、本体フレーム2の載置部20の下面及び補助フレーム3の水平部30の下面には、浴槽側壁への傷付け防止及び滑り止めを兼ねた弾性を有する樹脂ラバー200及び300がそれぞれに装着されている。
補助フレーム3の垂直部31には、移動装置7のナット71が回動自在に取り付けられており、ナット71の回転により螺進退されるボルト72の先端には、当接部21が当接する浴槽側壁の側面とは反対側の他方の側面を押圧する押圧部6が首振り自在に取り付けられている。また、ナット71は、後述するトルク伝達・遮断手段73を介してハンドルノブ70によって回転させられる。
本実施形態の浴槽用手摺り1では、天井フレーム32には、5つの偏平したコの字形のスリット320が形成されており、本体フレーム2の載置部20及び補助フレーム3の水平部30には、天井フレーム32のスリット320と整列するネジ孔201及び301がそれぞれに設けられている(図2参照)。このため、補助フレーム3は、垂直部31が本体フレーム2の当接部21へ向けて近接離反できるように、天井フレーム32を介して載置部20に対する水平部30の取付位置を任意に選択し、ネジ321により本体フレーム2へビス止めすることができる。
また、図示しないが、補助フレームの水平部に複数の貫通孔又はスリットを設け、本体フレームの載置部に1又は複数のネジ孔を設けることにより、天井フレームを介さず、補助フレームの水平部を本体フレームの載置部へ直接取付位置可変にビス止めできるようにしてもよい。
このように、本実施形態の浴槽用手摺り1では、天井フレーム32を介して補助フレーム3の水平部30を本体フレーム2の載置部20へ取付位置可変に装着できるようにすると、浴槽側壁の厚みに合わせて、予め本体フレーム2の当接部21と、補助フレーム3の垂直部31及び押圧部6との間の距離をできるだけ近接させておくことができるので、浴槽側壁をクランプするために必要となる押圧部6の移動距離を必要最小限に抑えることができるようになる。その結果、押圧部6を当接部21へ向けて前進及び後退させるための移動装置7をコンパクトにすることができる。
図10には、本実施形態の浴槽用手摺り1を浴槽側壁9へ仮装着した状態(a)および本装着した状態(b)が示されている。また、図11には、図10に示された本実施形態の浴槽用手摺り1の比較例として、浴槽側壁9を洗い場側から押圧するタイプの従来型の浴槽用手摺り1xを浴槽側壁へ仮装着した状態(a)および本装着した状態(b)が示されている。
上述したように、本実施形態の浴槽用手摺り1では、手摺り本体4は、浴槽側壁の上面及び外壁面と当接させてその位置において固定することができる本体フレーム2に設けられており、押圧部6は、天井フレーム32を介して本体フレーム2に連結された補助フレーム3の浴槽側に配置されているので、本体フレーム2は、押圧部6を前進及び後退させても浴層側壁に対して不動である。そのため、本実施形態の浴槽用手摺り1は、図10(a)(b)に示されているように、押圧部6を浴槽側壁9へ押し付けても本体フレーム2と浴槽側壁9の上面との間に位置ズレや応力(摩擦力)を生じることがなく(例えば、手摺り4の中心と浴槽側壁9の中心との距離Lは不変で一定)、極めて安定した状態で取り付けることができる。
図5には、本体フレーム2の当接部21を、当接基部210、ブロック211及び弾性ラバー214へ分解した状態が示されており、図6には、本体フレーム2の当接基部210、サブブロック212a〜212c、213a〜213c及び弾性ラバー214a〜214cを2つの異なる態様の当接部21、21aへ組み立てた状態が示されている。
なお、本実施形態の当接部21では、滑り止めによるグリップ力の向上や浴槽側壁の損傷防止を目的として、当接基部210の表面及びブロック211の表面に弾性ラバー214(214a〜214c)が着脱可能に取り付けられている。また、弾性ラバー214は、弾性ラバー214の裏面に設けられた円形の凸部220をブロック211及び当接基部210の表面に設けられた円形の凹部230へ嵌め込むことにより着脱自在に取り付けられる。
例えば、図6(b)を参照して理解されるように、本実施形態の浴槽用手摺り1では、本体フレーム2の当接部21aは、その一部領域の厚みを残部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化できるようになっている。
当接部21、21aの一部領域の厚みの厚肉化又は薄肉化は、当接部21、21aを本体フレーム2に設けられた当接基部210と、当接基部210へ着脱可能であり、そして所定の厚みを有し且つ当接基部210の当接面より小さな面積を有するサブブロック212a〜212c、213a〜213cとから構成することにより達成される(図6参照)。すなわち、本実施形態では、ブロック211a〜211c及び/又はサブブロック212a〜212c、213a〜213cを当接基部210の上部領域又は下部領域へ装着することにより、例えば図6(b)に示されるように、当接部21aの一部領域の厚みを残部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化することができる。
また、本実施形態では、ブロック211を、当接基部210の当接面全体を上下方向に分割するように複数のブロック211a(212a、213a)、211b(212b、213b)、211c(212c、213c)から構成しているので、当接基部210の当接面より小さな面積を有する複数のブロック211a(212a、213a)、211b(212b、213b)、211c(212c、213c)のうち、例えば図6(a)に示されるように、全部のブロック211a〜211cを一様に装着する(又は取り外す)ことにより当接部21の全部領域の厚みを変更することができれば、例えば図6(b)に示されるように、下部のブロック212b、212cを取り外すことにより当接部21aの上部領域の厚み(ブロック211aの部分)を下部領域の厚み(ブロック213b及び213cの部分)よりも厚肉化することもできる。また、図示しないが、上部のブロック211a(212a及び/又は213a)を取り外すことにより当接部21aの下部領域の厚みを上部領域の厚みよりも厚肉化することもできる。
図5を参照してよく理解されているように、本実施形態の当接部21のブロック211は上下方向において異なる幅を有している3つのブロック211a(212a、213a)、211b(212b、213b)、211c(212c、213c)へ分割されている。このため、本実施形態の浴槽用手摺り1は、図8及び図9に示されているように浴槽側壁9a及び9bが上下方向に幅(高さ)の異なる様々な形状の段差を有している場合においても、当接部21を段差部分に局部的に当接させることもできれば(図8(a)〜(c)参照)、段差形状に追従させて外壁全体に当接させることもできる(図9(a)〜(c)参照)。
このように、本実施形態の浴槽用手摺り1では、当接部21のブロック211a、211b、211cを、同一又は異なる大きさ、厚みを有する他のブロック212a〜212c、213a〜213cと入れ換えたり、或いは既に装着済みのブロック211の上へ、さらに同一又は異なる大きさ、厚みを有する他のブロック212a〜212c、213a〜213cを取り付けることで、当接部21の全部領域の厚みを変更したり(図6(a))、又は当接部21aの一部領域の厚みを残部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化することができる(図6(b))。また、本実施形態では、予めブロック211a〜211c及び/又はサブブロック212a〜212c、213a〜213cを当接基部210の上部領域又は下部領域へ固定又は一体成形することにより、当接部21の一部領域の厚みが残部領域の厚みよりも予め厚肉化又は薄肉化されている浴槽用手摺りを準備してもよい。
本実施形態では、ブロック211a、211b、211cは、それぞれが着脱可能に積層された同一又は異なる大きさ、厚みを有するサブブロック212a〜212c、213a〜213cから構成されている。このため、本実施形態では、サブブロック212a〜212c、213a〜213cの積層数や積層するサブブロック212a〜212c、213a〜213cの組み合わせを変えることにより、当接部21の全部領域又は一部領域を様々な厚みに変更することができる。その結果、本実施形態の浴槽用手摺り1は、図8及び図9に示されているように浴槽側壁9a及び9bが様々な凹凸の段差を有している場合においても、当接部21を段差の凹凸に合わせて局部的に当接させることもできれば(図8(a)〜(c)参照)、段差の凹凸に追従させて外壁全体に当接させることもできる(図9(a)〜(c)参照)。なお、サブブロックを212a〜212cのサブブロックようにより薄い板状の部品として構成すると、当接部21の厚みをより細かく調節できるようになる。
本実施形態では、ブロック211(211a〜211c及び212a〜212c、213a〜213c)と本体フレーム2の当接基部210との連結、ブロック211(211a〜211c及び212a〜212c、213a〜213c)と他のブロック211(211a〜211c及び212a〜212c、213a〜213c)との連結は、当接基部210及び/又はブロック211の表面に円形の凸部240を設け、図示しないが、ブロック211の裏面には凸部240と嵌合する凹部を設け、そしてブロック211の凹部を当接基部210又は他のブロック211の凸部240へ嵌め込むことにより達成される。なお、凹部は、凸部240を略完全に収容する開口部だけでなく、例えば複数の短い突起物により凸部240を周囲から部分的に囲むような構造を有するものであってもよい。
本実施形態では、当接基部210及び/又はブロック211の表面に設けられる凸部240及びブロック211の裏面に設けられる凹部は複数個配置されている。また、図示しないが、凸部240及び凹部は、前述の構成とは逆に凹部を当接基部210及び/又はブロック211の表面に設け、凸部240をブロック211の裏面に設けてもよい。なお、本実施形態では、各ブロック211にはビス止めするための孔又は長穴250が形成されており、各ブロック211は、位置ズレや脱落を完全に防止する目的で、ネジ260を用いて当接基部210のネジ孔270へビス止めされる。このため、各ブロック211に設けられた孔又は長穴250は、ネジ260の胴部を通過させるが頭部は通過させないように、下向き凸形の断面を有する2段幅の開口部を形成している。
このように、本実施形態では、ブロック211と当接基部210との連結およびブロック211と他のブロック211との連結は、嵌合方向と直交する方向には物理的に移動できない円形の凸部240と凹部による嵌合構造を利用しているので、例えば手摺り本体4へ傾転させるような横方向の力が加えられても、ブロック211と当接基部210との間でおよびブロック211と他のブロック211との間では位置ズレを生じることがない。
図8には、本実施形態の浴槽用手摺り1を、内壁は強度を有するが、リム部90a以外のエプロン91aは強度を有さない3つの異なる形状の浴槽側壁9aへ取り付けた状態が示されている。図8(a)の浴槽側壁9aは、リム部90aがエプロン91aよりも奥まっており、図8(b)の浴槽側壁9aはリム部90aがエプロン91aと略面一であり、そして、図8(c)の浴槽側壁9aはリム部90aがエプロン91aよりも出張っている形状を有している。また、図9には、本実施形態の浴槽用手摺り1を、内壁も外壁も強度を有する3つの異なる形状の浴槽側壁9bへ取り付けた状態が示されている。図9(a)の浴槽側壁9bは、リム部90bがリム部90b以外の外壁91bよりも奥まっており、図9(b)の浴槽側壁9bはリム部90bがリム部90b以外の外壁91bと略面一であり、そして、図9(c)の浴槽側壁9bはリム部90bがリム部90b以外の外壁91bよりも出張っている形状を有している。
図8、9に示されているように、本実施形態の浴槽用手摺り1は、浴槽の外壁と当接する本体フレーム2の当接部21がその一部領域の厚みを残部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化できるので、原則として浴槽の形状や形式を選ばず、浴槽の内壁も外壁も強度を有する部材から製作されている浴槽(図9)であっても、浴槽の内壁は強度を有するがリム部90a以外の外壁は強度を有さない浴槽(図8)であっても取り付けることができる。
具体的には、図9(a)〜(c)に示されているように、浴槽の外壁が、リム部90b付近に段差がある場合を含み且つ強度を有する外壁の場合、本実施形態の浴槽用手摺り1は、壁面形状に追従するように当接部21の一部の厚みを調整することにより当接部21の押付け力(反力)を、押圧部6の押付け力と略鏡面対称の位置で対向するように当接面全体へ分散させることができる。このため、本実施形態の浴槽用手摺り1は、浴槽用手摺り1に回転モーメントを生じさせることなく浴槽側壁9bの内外において釣り合いのとれたクランプ状態を形成することができる。また、当接部21の押付け力(反力)が分散されると単位面積当たり押付け力(反力)も低減されるので、浴槽側壁9bを損傷するリスクが低減されると共に、浴槽用手摺り1の取り付けが許容される浴槽側壁9bの強度範囲(適用範囲)も拡大される。
なお、図9(a)〜(c)に示されているように、浴槽の内壁及び外壁が一体的に製作されていても、その内部が空洞である場合は外壁が十分に強度を有していないことがあるので、その場合は図1,2に示される脚部5を本体フレーム2へ取り付ければ、浴槽用手摺り1の転倒や浴槽側壁からの脱落を効果的に防止することができ、浴槽用手摺り1のより高い安全性が確保される。
また、浴槽の外壁が、図8(a)〜(c)に示されているように、リム部90a付近に段差がある場合を含み且つリム部90a以外で強度を有さない外壁の場合、本実施形態の浴槽用手摺り1は、当接部21の一部の厚みを調整することにより当接部21の押付け力(反力)を浴槽外壁のリム部90aのみへ加えられるように集中させることができる。このため、本実施形態の浴槽用手摺り1は、リム部90a以外の外壁が強度を有さない浴槽についても強固に取り付けることが可能となり、また、リム部90a以外の強度を有さないエプロン91aの損傷を防止することもできる。
また、本実施形態の浴槽用手摺り1では、上述のような浴槽内壁は強度を有するがリム部90a以外の外壁(エプロン91a)は強度を有さない浴槽へ取り付ける場合は、浴槽用手摺り1の転倒や浴槽側壁9aからの脱落を防止するために、図8(a)〜(c)に示されているような端部のゴム脚56が床面と当接する脚部5を本体フレーム2に取り付けることが好ましい。この場合、使用者により横方向へ荷重が加えられても或いは浴槽内外のクランプ力の中心位置に偏心が生じていても、浴槽用手摺り1が傾転又は転倒するのを極めて効果的に防止することができる。
近年のユニットバスはデザイン性やメンテナンス性を考慮して、浴槽外壁の上部が内壁と連続する強度を有するリム部として構成され、リム部の下部が強度を有さない取り外し可能なエプロンとして構成されていることが多い。そのため、本実施形態の浴槽用手摺り1のように、本体フレーム2の当接部21をその上部領域の厚みがその下部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化されているように構成すると、浴槽外壁の上部(リム部とエプロンの接続部分)に生じる段差を容易に吸収することができるので、殆どのユニットバスに適用させることができるようになる。
図7には、本実施形態に係る浴槽用手摺り1の押圧部側を、ハンドルノブ70、トルク伝達・遮断手段73、移動装置7(ボルト72、ナット71)及び押圧部6へ分解した状態の概要が示されている。
図7に示されているように、本実施形態の移動装置7は、補助フレーム3の垂直部31へ回動可能に取り付けられたナット71と、ナット71を回動するためのハンドルノブ70と、そして先端部が押圧部6に連結されており且つナット71に螺合するボルト72とから構成されている。
本実施形態のように移動装置7がナット71及びボルト72によって構成されていると、ボルト72の螺進退により押圧部6を当接部21に対して容易に近接又は離間させることができ、さらにその状態も確実に保持することができる。さらに、本実施形態では、ナット71は補助フレーム3の垂直部31へ回動可能に取り付けられており、ハンドルノブ70によってナット71を回転させることによりボルト72及びその先端に取り付けられた押圧部6が螺進退するので、ハンドルノブ70の位置は垂直部31に対して変わることがない。その結果、本実施形態では、浴槽用手摺り1からハンドルノブ70が突出するのを抑制できるので使用者にとって安全である。
また、本実施形態の移動装置7には、所定の力未満ではハンドルノブ70からナット71へ回動力を伝達し、そして所定の力以上ではハンドルノブ70からナット71への回動力の伝達を遮断するトルク伝達・遮断手段73が組み込まれている。
移動装置7にトルク伝達・遮断手段73が組み込まれていると、使用者がハンドルノブ70を回して押圧部6を当接部21へ向けて強力に押し込んでも浴槽側壁を破損することなく、本実施形態の浴槽用手摺り1を必要にして十分な押圧力(クランプ力)をもって浴槽側壁へ取り付けることができる。また、押圧部6の移動装置4へ上述のトルク伝達・遮断手段73を設けても、ハンドルノブ70の位置は補助フレーム3の垂直部31に対して変わることがない。
本実施形態の浴槽用手摺り1では、ボルト72の先端部分は矩形形状に加工されており、押圧部6には、ボルト72の先端部分と嵌合する取付穴60が設けられている。このため、ボルト72の先端部分を押圧部6の取付穴60に挿通し、先端部分の一部が露出した側から押圧6をネジ720によりネジ止めすることにより、ボルト72の先端部分に押圧部6が首振り可能に取り付けられる。
一方、補助フレーム3の垂直部31には開口310が設けられており、そしてナット71は、垂直部31の開口310へ挿通される胴部710と、胴部710に固着されており且つ一方の側から垂直部31へ当接させるために開口310より大きな外径を有する第1のフランジ部711と、そして他方の側から垂直部31へ当接させるために開口310より大きな外径を有し且つ胴部410へ着脱自在に取り付けられる第2のフランジ部712とを備えている。
このため、ナット71は、胴部710が開口310へ挿通され、第1のフランジ部711とは反対側から第2のフランジ部712が装着されることにより、補助フレーム3へ回転自在に取り付けられる。また、第1のフランジ部711と垂直部31との間及び第2のフランジ部712と垂直部31との間には樹脂製のワッシャー713が挿入されており、ナット71のガタ付きを抑え、補助フレーム3の垂直部31に対するナット71の回転が円滑になるようにされている。
図5に示されているように、本実施形態で使用されるトルク伝達・遮断手段73は、ハンドルノブ70の回転と同調し、且つハンドルノブ70の回転軸に対して直交するトルク伝達面731を備えた伝達部730と、ナット71の回転と同調し、且つトルク伝達面731に当接されるトルク伝受面733を備えた伝受部732とを有しており、そしてトルク伝達面731及びトルク伝受面733はそれぞれに、伝達される回動力が所定の値未満では、トルク伝達面731とトルク伝受面733とを相互に係止し、そして伝達される回動力が所定の値以上では、トルク伝達面731とトルク伝受面733との間で滑りを生じさせる傾斜面を備えた凹部または凸部を含んでいるという特徴を有している。
また、トルク伝達・遮断手段73は、伝達部730がハンドルノブ70の回転軸方向に移動可能に取り付けられており、そして移動可能に取り付けられた伝達部730を、伝達部730と対向する伝受部732へ向けて付勢する伝達部付勢手段734を備えている。また、伝達部付勢手段734の端部は、ネジ735によってナット71の端部に装着されるストッパー736によって固定されている。
トルク伝達・遮断手段73のトルク伝達面731の中心及びトルク伝受面733の中心は、ハンドルノブ70及びナット71の回転軸と同軸上に配置されている。またトルク伝達面731上及びトルク伝受面733上には、それぞれにトルク伝達面731又はトルク伝受面733から傾斜した斜面を含む凹部/凸部が形成されている。トルク伝達面731の傾斜面及びトルク伝受面733の傾斜面は、押圧部6を浴槽側壁へ押し込むようにハンドルノブ70を回す時、互いに対向する相手側の傾斜面を昇るように勾配が付けられている。
そして、トルク伝達面731を有する環状の伝達部730はハンドルノブ70及びナット71の回転軸に沿ってスライド可能に装着されており、且つ弾性体(伝達部付勢手段)734によってトルク伝受面733に向けて付勢されている。弾性体734は、コイルバネ、皿バネ、弾性樹脂材料など弾性変形可能なものであれば特に限定されることなく公知のものを使用することができる。
このため、トルク伝達面731の傾斜面とトルク伝受面733の傾斜面との間には常に一定の摩擦力が生じている。そしてハンドルノブ70からナット71へ伝達されるトルクが所定の値未満である時、トルク伝達面731の傾斜面はトルク伝受面733の傾斜面を乗り越えることができず、互いに噛み合った状態で係合している。そしてこの係合により、ハンドルノブ70のトルクがナット71へ伝達され、該ナット71と螺合するボルト72が補助フレーム3に取り付けられた押圧部6を浴槽側壁へ向けて押し付ける。
一方、ハンドルノブ70からナット71へ伝達されるトルクが所定の値以上になると、トルク伝達面731の傾斜面はトルク伝受面733の傾斜面との間に滑りが生じる。その結果、トルク伝達面731を備えた環状の伝達部730は弾性体734に抗して後退し、トルク伝達面731の傾斜面がトルク伝受面733の傾斜面を乗り越えることによって両者の係合が解除される。このため、この状態でハンドルノブ70を回してもハンドルノブ70はナット71に対して空回りするのみであり、ハンドルノブ70からナット71へトルクが伝達されることはない。
また、トルク伝達面731の傾斜面の後端にはトルク伝達面731に略直交する垂直面が形成されており、トルク伝受面733の傾斜面の後端にはトルク伝受面733に略直交する垂直面が形成されている。トルク伝達面731の垂直面とトルク伝受面733の垂直面は、補助フレーム3の押圧部6を浴槽の側壁から離間させるようにハンドルノブ70を回す時、互いに当接し係合する。そのため、ハンドルノブ70を、押圧部6を浴槽の側壁から離間させるように回す時は、伝達されるトルクの大きさに拠らず、常にハンドルノブ70とナット71は同調して回転する。
このように、トルク伝達・遮断手段73において、ナット71の回転と同調して回動するトルク伝受面733は、ナット71の外周面に取り付けられている。このため、トルク伝達・遮断手段73は、ナット71本体と一部重複して配置することができるので、トルク伝達・遮断手段73及び該トルク伝達・遮断手段73を備えたハンドルノブ70の補助フレーム3からの突出長さを抑えることができる。
1,1x・・・・・浴槽用手摺り
2・・・・・本体フレーム
20・・・・載置部
200・・・樹脂ラバー
201・・・ネジ孔
21,21a・・・当接部
21x・・・押圧受け部
210・・・当接基部
211,211a〜211c・・・ブロック
212a〜212c,213a〜213c・・・サブブロック
214,214a〜214c・・・弾性ラバー
220・・・凸部
230・・・凹部
240・・・凸部
250・・・長穴、孔
260・・・ネジ
270・・・ネジ孔
3・・・・・補助フレーム
30・・・・水平部
300・・・樹脂ラバー
301・・・ネジ孔
31・・・・垂直部
310・・・開口
32・・・・天井フレーム
320・・・スリット
321・・・ネジ
4,4x・・・・・手摺り本体
40・・・・上部グリップ
41・・・・グリップ支持部
42・・・・貫通孔
43・・・・ネジ
5・・・・・脚部
50・・・・外筒体
51・・・・内筒体
52・・・・ネジ
53・・・・リング
54・・・・ナット
55・・・・ボルト軸
56・・・・ゴム脚
6,6x・・・・・押圧部
60・・・・取付穴
7,7x・・・・・移動装置
70・・・・ハンドルノブ
71・・・・ナット
710・・・胴部
711・・・第1のフランジ部
712・・・第2のフランジ部
713・・・ワッシャー
72・・・・ボルト
720・・・ネジ
73・・・・トルク伝達・遮断手段
730・・・伝達部
731・・・トルク伝達面
732・・・伝受部
733・・・トルク伝受面
734・・・付勢手段
735・・・ネジ
736・・・ストッパー
8・・・・・側部グリップ
9,9a,9b・・・浴槽側壁
90a,90b・・・リム部
91a・・・エプロン
91b・・・外壁
,L,L・・・手摺りの中心と浴槽側壁の中心との距離

Claims (13)

  1. 手摺り本体が取り付けられており、そして浴槽側壁の上面へ載置される載置部と、浴槽側壁の一方の側面へ当接される当接部とを有することにより浴槽側壁に対して不動に取り付けられる本体フレームと、
    前記本体フレームへ着脱可能に取り付けられる補助フレームと、
    前記当接部が当接する浴槽側壁の側面とは反対側の他方の側面を押圧する押圧部と、
    前記補助フレームに取り付けられており、そして前記押圧部を前記当接部へ向けて前進及び後退させるための移動装置を備えており、そして
    前記当接部は、その一部領域の厚みが残部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化されている、若しくはその一部領域の厚みを残部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化することができる浴槽用手摺り。
  2. 前記当接部は、前記本体フレームに設けられた当接基部と、そして前記当接基部の一部領域に着脱可能に取り付けられるブロックを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用手摺り。
  3. 前記当接部は、前記本体フレームに設けられた当接基部と、そして前記当接基部に着脱可能に取り付けられており且つ前記当接部を上下方向に分割した複数のブロックを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用手摺り。
  4. 前記複数のブロックうち、少なくとも2つのブロックは上下方向において異なる幅を有していることを特徴とする請求項3に記載の浴槽用手摺り。
  5. 前記ブロックは、同一又は異なる厚みを有する他のブロックと入れ換えたり、或いは同一又は異なる厚みを有する他のブロックをさらに前記ブロックの上へ着脱可能に取り付けることができる請求項2ないし4のいずれか1項に記載の浴槽用手摺り。
  6. 前記ブロックは、着脱可能に積層された同一又は異なる厚みを有する複数のサブブロックから構成されていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の浴槽用手摺り。
  7. 前記当接基部及び/又は前記ブロックの表面には凸部が設けられており、前記ブロックの裏面には凹部が設けられており、そして前記ブロックはその凹部を前記当接基部又は他のブロックの凸部へ嵌め込むことにより連結されることを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載の浴槽用手摺り。
  8. 前記ブロックは、ネジを介して前記当接基部又は他のブロックへビス止めされていることを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1項に記載の浴槽用手摺り。
  9. 前記当接部は、上部領域の厚みがその下部領域の厚みよりも厚肉化又は薄肉化されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の浴槽用手摺り。
  10. 前記本体フレームには、端部が床面と当接する脚部が取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の浴槽用手摺り。
  11. 前記補助フレームは、前記本体フレームの前記載置部へ取り付けられる水平部と、前記移動装置が取り付けられる垂直部とを有しており、そして前記水平部は、前記垂直部が前記本体フレームの前記当接部へ向けて近接離反するように前記載置部への取付位置を選択できることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の浴槽用手摺り。
  12. 前記移動装置は、前記補助フレームの前記垂直部へ回動可能に取り付けられたナットと、前記ナットを回動するためのハンドルノブと、そして先端部が前記押圧部に連結されており且つ前記ナットに螺合するボルトとから構成されていることを特徴とする請求項11に記載の浴槽用手摺り。
  13. 前記移動装置は、所定の力未満では、前記ハンドルノブからナットへ回動力を伝達し、そして所定の力以上では、前記ハンドルノブから前記ナットへの回動力の伝達を遮断するトルク伝達・遮断手段をさらに含んでいることを特徴とする請求項12に記載の浴槽用手摺り。
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