JP7055685B2 - 浴槽用手摺り - Google Patents

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Description

本発明は浴槽側壁上での回転や転倒が防止されており、浴槽側壁の破壊も防止された浴槽側壁に優しいクランプ方式の浴槽用手摺りに関する。より具体的には、本発明は浴槽側壁の上面に載置し、浴槽側の押圧部を移動させることにより浴槽側壁をクランプして着脱自在に取り付けるタイプの浴槽用手摺りにおいて、特に押圧受け部の当接面の下端を押圧部の当接面の下端よりも高い位置にすることにより、強度を有するリム部の長さが短いユニットバスへの取り付けに適しており、そしてクランプによる応力集中や浴槽側壁に対するねじり応力の発生を抑制したクランプ方式の浴槽用手摺りに関する。
従来より、高齢者等が浴槽に出入りする際に身体を容易に支持することができるように、浴槽側壁を洗い場側及び浴槽側からクランプすることによって着脱自在に取り付けることができる浴槽用手摺りが知られている。
これらの浴槽用手摺りは、クランプ機構が、浴槽用手摺りがクランプする方向へ回転ないし転倒するのを防止する役目を果たすが、浴槽用手摺りがクランプする方向とは直交する方向へ回転ないし転倒するのを防止するための専用構造を有していない。このため、使用者が、浴槽用手摺り本体よりも上方に配置されるグリップへ水平方向の力を加えると、グリップを支持する支柱を介して浴槽用手摺り本体へ回転モーメントが働き、その結果、浴槽用手摺り本体が比較的容易に浴槽側壁上面上で回転したり転倒してしまうという問題があった。
また、浴槽には浴槽の内壁も外壁も一体となった強度部材から製作されており、その形状も立方体などの比較的単純な形状を有する従来型の浴槽から、浴槽のユニット化、高機能化、デザイン性の高度化などに伴い、浴槽の内壁は強度部材で製作されているが、浴槽のリム部以外の外壁は強度を有さない取り外し可能な化粧板(エプロン)で製作されており、そしてその形状もより複雑化した最新型のユニットバスまでの様々なタイプの浴槽が存在している。
このため、従来型の浴槽のように、浴槽の内壁も外壁も比較的強度を有する部材から製作された浴槽については、例えば特開2011-189069号公報(特許文献1)に記載されているように、略同じ当接面積を有し且つ略鏡面対称となるように対向して配置される押圧板及び押圧受け板によって、浴槽側壁を洗い場側及び浴槽側からクランプするタイプの浴槽用手摺りが提供されている。また、最新型のユニットバスのように、浴槽の内壁は強度を有するがリム部以外の外壁は強度を有していない浴槽に対しては、例えば特開2015-173699号公報(特許文献2)に記載されているように、洗い場側には強度を有する上部リム部のみに当接する上下方向に偏平した押圧板を配置し、そして浴槽側には押圧板よりも広い当接面積を有する押圧受け板を配置することによって、浴槽側壁を洗い場側及び浴槽側からクランプするタイプの浴槽用手摺りが提供されている。
しかしながら、浴槽についての専門知識を有さない浴槽用手摺りの利用者が浴槽の形式を的確に判別し、それに適合する浴槽用手摺りを選定することは困難である。このように、従来の浴槽用手摺りでは、取り付ける浴槽の形式に応じて適合するタイプの浴槽用手摺りを選定しなければならなかったため、浴槽の形式を選ばず、どのような形状や構造を有する浴槽側壁にも簡単に取り付けることができる汎用性の高い浴槽用手摺りの開発が待ち望まれていた。
また、特許文献1,2に記載された浴槽用手摺りの場合は、いずれも側壁載置フレームに支持された押圧板を浴槽へ押し付けることにより浴槽側壁をクランプするものであるため、図6(a)(b)に示されているように、押圧板を浴槽側壁へ押し付けると、側壁載置フレームに支持された手摺りは逆に浴槽側壁から離れてしまい(手摺りの中心と浴槽側壁の中心との距離L)、手摺りを当初予定していた載置位置(手摺りの中心と浴槽側壁の中心との距離L)に取り付けることができないばかりか、取り付け状態も極めて不安定になるという問題があった。
特に特許文献1,2に記載の浴槽用手摺りは、押圧板を浴槽側壁へ押し付けると、浴槽側壁の上に直置きされた側壁載置フレームが浴槽側壁に対して相対的に移動するため、側壁載置フレームと浴槽側壁の上面との間に応力(摩擦力)を生じることになる。その結果、押圧板を浴槽側壁へ押し付けても側壁載置フレームが十分に移動することができず、ラバー等の弾性変形により、側壁載置フレームと浴槽側壁の上面との間に内部応力(摩擦力)が蓄積される結果、浴槽用手摺りや浴槽側壁を変形させたり或いは意図しない内部応力(摩擦力)の解放により、側壁載置フレームと浴槽側壁の上面との間でさらなる位置ズレが生じるという本質的な問題があった。
また、特許文献2に記載の浴槽用手摺りでは、側壁載置フレームにスライド可能に取り付けられた可動フレームを動かした時、可動フレームに支持された押圧受け板が側壁載置フレームの水平片の端部と衝突して引っ掛からないようにするため、側壁載置フレームの水平片の底面との間にある程度の隙間を設ける必要がある。このため、特許文献2に記載の浴槽用手摺りでは、浴槽内壁を押圧する押圧受け板の上端若しくは浴槽側壁と当接する押圧受け板当接面の上端が、浴槽外壁の上部リム部を押圧する押圧板の上端若しくは浴槽側壁と当接する押圧板当接面の上端よりも低くなるため、押圧受け板の上端若しくは浴槽側壁と当接する押圧受け板当接面の上端が浴槽内壁を局部的に押圧し、応力集中が生じて浴槽内壁を破壊してしまうという問題があった。
一方、浴槽用手摺りを取付ける際に手摺りが浴槽側壁から離間してしまうという問題や手摺りの取付け位置の位置ズレや位置ズレに起因する応力が発生するという問題については、例えば特開2000-336882号公報(特許文献3)に記載されているように、洗い場側に配置される手摺りは浴槽側壁の上に直置きされる載置フレームへ取り付け、押圧板は、手摺りとは反対側の浴槽側に配置される連結フレームへ進退可能に取り付けることにより上記の問題を解決した浴槽用手摺りが提供されている。
しかしながら、特許文献3に記載の浴槽用手摺りの場合は、浴槽側壁を洗い場側及び浴槽側から均等に押圧するために、平坦で略同じ形状の当接面を有する押圧板及び押圧受け板を用いて平坦な浴槽側壁をクランプすることを基本としているため、例えば浴槽の外壁に段差がある場合は、外壁に段差補正板を接着させて外壁面を平坦にした上で浴槽用手摺りを取り付けなければならない(特許文献3の段落[0057],[0058]及び図1,2参照)。
ところが、段差補正板を用いた場合、手摺りへ、横方向で浴槽側壁の側面と平行な方向に力を加えると、段差補正板が、浴槽側壁又は浴槽用手摺りの押圧受け面との間で、若しくは段差補正板が積み重ねられている場合は段差補正板同士の間でズレを生じて、浴槽用手摺りが浴槽側壁から転倒又は脱落してしまうという問題があった。また、段差補正板は単純な同一形状を有しているため、浴槽側壁の段差の形状が段差補正板の形状と異なる場合は、浴槽側壁を平坦な形状に補正することができないという問題もあった。
特開2011-189069号公報 特開2015-173699号公報 特開2000-336882号公報
そこで、本発明は、浴槽側壁の上面に載置し、浴槽側の押圧部を移動させることにより浴槽側壁をクランプして着脱自在に取り付けるタイプの浴槽用手摺りにおいて、特に強度を有するリム部の長さが短いユニットバスへの取り付けに適しており、そしてクランプによる応力集中や浴槽側壁に対するねじり応力の発生も抑制された浴槽側壁に優しいクランプ方式の浴槽用手摺りを提供することを目的とする。
本発明者等は、浴槽の種類や、クランプにより浴槽用手摺りを浴槽側壁へ取り付ける方法及びその構造などについて鋭意検討した結果、手摺りは浴槽側壁の上面及び側面に直置きされるフレームに設け、押圧板や移動装置などの押圧機構は浴槽側に配置されるフレームに設け、そして押圧受け部の当接面の下端を押圧部の当接面の下端よりも高い位置にすることにより上記の目的を達成できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明によれば、
手摺り本体が取り付けられており、そして浴槽側壁の上面へ載置される載置部と、前記載置部に連結されており浴槽側壁の一方の側面へ当接される押圧受け部が設けられている当接基部とを有している本体フレームと、
前記本体フレームへ着脱可能に取り付けられる補助フレームと、
前記押圧受け部が当接される浴槽側壁の側面とは反対側の他方の側面を押圧する押圧部と、
前記補助フレームに取り付けられており、そして前記押圧部を前記押圧受け部へ向けて前進及び後退させるための移動装置を備えており、そして
前記押圧受け部の前記一方の側面との当接面の下端は、前記押圧部の前記他方の側面との当接面の下端よりも相対的に高い位置に配置されていることを特徴とする浴槽用手摺りが提供される。
本発明の浴槽用手摺りでは、手摺り本体は浴槽側壁の上面及び側面と当接させてその位置に固定される本体フレームに設け、押圧部は本体フレームに連結された補助フレームを介して浴槽側に配置しているので、本体フレームは、押圧部を前進及び後退させても浴層側壁に対して不動になる。また、押圧部の一方の浴槽側壁の側面との当接面の下端は、押圧受け部の他方の浴槽側壁の側面(押圧部が当接する浴槽側壁の側面とは反対側の側面)との当接面の下端よりも相対的に低い位置に配置されている。このため、本発明の浴槽用手摺りは、押圧部を浴槽側壁へ押し付けても本体フレームと浴槽側壁の上面との間に位置ズレや応力(摩擦力)を生じることがなく、極めて安定した状態で取り付けることができる。
さらに、本発明の浴槽用手摺りでは、浴槽側壁の上面と当接する載置部の下面(載置面)の摩擦係数を、押圧部の押圧面の摩擦係数および/または押圧受け部の受け面の摩擦係数よりも小さくすると、押圧部と押圧受け部により浴槽側壁を強力にクランプ(押圧)しても、本体フレームと浴槽側壁上面との間で生じる応力(摩擦力)を殆ど無視し得るほどに小さく抑えることができるので、より安定した取り付け状態を実現することができる。
本発明の浴槽用手摺りでは、押圧部の浴槽側壁(側面)との当接面の上端は、押圧受け部の浴槽側壁(側面)との当接面の上端と同じ高さの位置に配置されていることが好ましい。また、押圧受け部の上端が本体フレームの載置部の下面と接続しているような場合は、押圧部の上端は、好ましくは本体フレームの載置部の下面より下方10mmよりも上側に、より好ましくは本体フレームの載置部の下面より下方5mmより上側に配置されていればよい。
本発明では、押圧部の浴槽側壁(側面)との当接面の上端が押圧受け部の浴槽側壁(側面)との当接面の上端と同じ高さの位置に配置されているか、或いは押圧部の上端が本体フレームの載置部の下面より下方10mmよりも上側に、より好ましくは該下面より下方5mmよりも上側に配置されているので、押圧部の上端或いは押圧部の浴槽側壁(側面)との当接面上端の縁部や角部が浴槽内壁を局部的に押圧することがなくなる結果、応力集中による浴槽内壁の破壊を防止することができる。
なお、以下、本願明細書において、押圧部の浴槽側壁(側面)との「当接面」とは、浴槽側壁(側面)と対向する押圧部の「押圧面」の内、クランプ時、実際に浴槽側壁(側面)と当接(接触)する面を意味し、押圧受け部の浴槽側壁(側面)との「当接面」とは、浴槽側壁(側面)と対向する押圧受け部の「受け面」の内、クランプ時、実際に浴槽側壁(側面)と当接(接触)する面を意味する。また、「押圧部」とは押圧面を支持する部材又は構造体を意味し、「押圧受け部」とは押圧受け面を支持する部材又は構造体を意味する。
本願明細書において、当接面の上端の「高さ」とは絶対的な高さを意味するのではなく、例えば本体フレームの載置部の下面から当接面上端までの距離のように、本体フレームのある部分を基準とした場合の当該部分に対する相対的な位置(高さ)を意味する。
また、本願明細書において、押圧部の当接面の上端と押圧受け部の当接面の上端が「同じ高さ」である態様とは、厳密な意味において同じ高さである必要はなく、例えば押圧部の当接面の上端と押圧受け部の当接面の上端とが互いに高さ方向に5mm程度ズレているような場合であっても、「同じ高さ」である態様として取り扱っている。
なぜなら、通常、ユニットバス等の浴槽側壁上面の縁部にはR(面取り)が施されているが、浴槽側縁部のR(面取り)と洗い場側縁部のR(面取り)の大きさが異なり、例えば浴槽側縁部のR(面取り)が洗い場側縁部のR(面取り)よりも大きい場合がある。このような浴槽側壁へ、同じ高さの上端を有する押圧部の押圧面と押圧受け部の受け面でクランプしても、押圧部の浴槽側壁(側面)との当接面の上端と押圧受け部の浴槽側壁(側面)との当接面の上端は、相対的に高さ方向に5mm程度ズレてしまうからである。
また、押圧受け部の上端が本体フレームの載置部の載置面へ接続しているような場合であっても、押圧部は載置部の載置面の下をスムーズに前進/後退できなければならないので、載置部の載置面との間に少なくとも5mm程度の隙間を設ける必要もあるからである。
このように、本発明の浴槽用手摺りでは、押圧部の浴槽側壁(側面)との当接面の上端が押圧受け部の浴槽側壁(側面)との当接面の上端と実質的に同じ高さの位置に配置されていれば、浴槽用手摺りに回転モーメントを生じさせることなく浴槽側壁の内側外側において釣り合いのとれたクランプ状態を形成することができる。
本発明では、押圧部を押圧受け部へ向けて前進及び後退させるための移動装置は、補助フレームの垂直部へ回動可能に取り付けられたナットと、ナットを回動するためのハンドルノブと、そして先端部が押圧部に連結されており且つナットに螺合するボルト軸とから構成されており、さらに所定の力未満ではハンドルノブからナットへ回動力を伝達し、そして、所定の力以上ではハンドルノブからナットへの回動力の伝達を遮断するトルク伝達・遮断手段を含ませることができる。
上述のように、移動装置をナット及びボルト軸によって構成すると、ボルト軸の螺進退により押圧部を押圧受け部に対して容易に近接又は離間させることができ、さらにその状態も確実に保持することができる。さらに、本発明では、ナットは補助フレームの垂直部へ回動可能に取り付けられており、ハンドルノブによってナットを回転することによりボルト軸及びその先端に取り付けられた押圧部が螺進退されるので、ハンドルノブの位置が垂直部に対して相対的に変化することがない。その結果、本発明では、浴槽用手摺り本体からハンドルノブが突出するのを抑制することができるので、使用者にとって極めて安全である。
また、上述のように押圧部をボルト軸によって支承する場合、押圧部はボルト軸へ上下及び/又は左右方向に首振り可能に取り付けられていることが好ましい。押圧部を上下及び/又は左右方向に首振り可能にボルト軸へ取り付けると、押圧面は浴槽側壁面に沿うように当接し、浴槽側壁面に対して傾いた状態でその上端の縁部や角部を押し付けることがなくなるので、応力集中による浴槽側壁の破壊を効果的に防止することができる。
さらに、本発明では、移動装置にトルク伝達・遮断手段を設けることができるので、使用者がハンドルノブを回して押圧部を押圧受け部へ向けて強力に押し込んでも浴槽側壁を破損することなく、浴槽用手摺りを必要にして十分なクランプ力(押圧力)に拠って浴槽側壁へ取り付けることができる。また、移動装置へ上述のトルク伝達・遮断手段を設けても、ハンドルノブの位置は補助フレームの垂直部に対して相対的に変化することがない。
本発明では、浴槽用手摺りの転倒防止や浴槽側壁からの脱落防止を強化するため、端部が床面と当接する脚部を本体フレームに取り付けてもよい。特に本発明の浴槽用手摺りを、強度を有するリム部の高さが低い浴槽側壁へ取り付ける場合、脚部を有していると、使用者により水平方向への荷重が加えられても、或いは浴槽側壁の内側及び外側のクランプ力(押圧力)の中心位置に偏心が生じていても、浴槽用手摺りが傾転又は転倒するのを効果的に防止することができる。
本発明の浴槽用手摺りでは、補助フレームを、本体フレームの載置部へ取り付ける水平部と、前記水平部に連結されており移動装置を取り付ける垂直部とから構成することで、垂直部が本体フレームの押圧受け部へ向けて近接離反するように、載置部に対する水平部の取付位置を選択できるようにすることが好ましい。例えば、本体フレームの載置部には1又は複数のネジ孔を設け、補助フレームの水平部には載置部のネジ孔の数以上の貫通孔又はスリットを設けることにより、補助フレームの水平部を本体フレームの載置部へ取付位置可変にビス止めすることができる。
例えば、本体フレームの載置部には1又は複数のネジ孔を設け、補助フレームの水平部にも1又は複数のネジ孔を設け、そして本体フレームの載置部と補助フレームの水平部を複数の貫通孔又はスリットが設けられた連結プレートで連結することより取付位置可変にビス止めできるようにしてもよい。
このように、補助フレームを本体フレームへ取付位置可変に装着できるようにすると、浴槽側壁の厚みに合わせて、予め本体フレームの押圧受け部と補助フレームの押圧部との間の距離をできるだけ近接させておくことができるので、浴槽側壁をクランプするために必要となる押圧部の移動距離を必要最小限に抑えることができるようになる。その結果、押圧部を押圧受け部へ向けて前進及び後退させるための移動装置自体の大きさをコンパクトにすることができるというメリットがある。
本発明の浴槽用手摺りによれば、手摺り本体は浴槽側壁の上面及び側面と当接させてその位置に固定される本体フレームに設け、押圧部は本体フレームに連結された補助フレームを介して浴槽側に配置しているので、本体フレームは、押圧部を前進及び後退させても浴層側壁に対して不動になる。また、押圧部の一方の浴槽側壁の側面との当接面の下端は、押圧受け部の他方の浴槽側壁の側面(押圧部が当接する浴槽側壁の側面とは反対側の側面)との当接面の下端よりも相対的に低い位置に配置されている。このため、本発明の浴槽用手摺りは、押圧部を浴槽側壁へ押し付けても本体フレームと浴槽側壁の上面との間に位置ズレや応力(摩擦力)を生じることがなく、極めて安定した状態で取り付けることができる。
また、本発明の浴槽用手摺りによれば、浴槽側壁の上面と当接する載置部の下面(載置面)の摩擦係数を、押圧部の押圧面の摩擦係数および/または押圧受け部の受け面の摩擦係数よりも小さくすることで、押圧部と押圧受け部により浴槽側壁を強力にクランプ(押圧)しても、本体フレームと浴槽側壁上面との間で生じる応力(摩擦力)を殆ど無視し得るほどに小さく抑えることができるので、より安定した取り付け状態を実現することができる。
さらに、本発明の浴槽用手摺りによれば、押圧部の浴槽側壁(側面)との当接面の上端が押圧受け部の浴槽側壁(側面)との当接面の上端と同じ高さの位置に配置されているか、或いは押圧部の上端が本体フレームの載置部の下面より下方10mmよりも上側に、より好ましくは該下面より下方5mmよりも上側に配置されているので、押圧部の上端或いは押圧部の浴槽側壁(側面)との当接面上端の縁部や角部が浴槽内壁を局部的に押圧することがなくなる結果、応力集中による浴槽内壁の破壊を防止することができる。
本発明の浴槽用手摺りの全体概要図である。 図1に示される浴槽用手摺りの分解図である。 図1に示される浴槽用手摺りの側面図である。 図3に示される浴槽用手摺りをボルト軸に沿って切り取った断面図である。 本発明の浴槽用手摺りを浴槽側壁へ仮装着した状態(a)および本装着した状態(b)を示す概要図である。 浴槽側壁を洗い場側から押圧するタイプの従来型の浴槽用手摺りを浴槽側壁へ仮装着した状態(a)および本装着した状態(b)を示す概要図である。
以下、本発明の一実施形態に係る浴槽用手摺りについて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示される実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で各種の変更が可能である。
図1及び図2を用いて、本発明の一実施形態に係る浴槽用手摺り1の主な構成を説明する。図1には、本実施形態に係る浴槽用手摺り1の全体概要が示されており、図2には、図1に示された浴槽用手摺り1を主な部品に分解した態様が示されている。
図1,2に示されているように、浴槽用手摺り1の基本的骨格は、浴槽側壁へ直接載置される本体フレーム2と、本体フレーム2へ着脱可能に取り付けられる補助フレーム3とからなる。また、本体フレーム2には、使用者の身体を支えるための手摺り本体4と、浴槽用手摺り1の傾転を防止するための脚部5が取り付けられている。一方、補助フレーム3には、押圧部6を前進及び後退させるための移動装置8と、浴槽内の使用者の動きを補助するための側部グリップ40が取り付けられている。
また、移動装置8はナット81を回転させるためのハンドルノブ80を含んでおり、ナット81の回転により螺進退されるボルト軸82の先端には、矩形平面を有する板状の押圧部6が上下及び/又は左右方向に首振り自在に取り付けられている(図4参照)。このため、押圧部6の押圧面は浴槽側壁面に沿うように当接し、浴槽側壁面に対して傾いた状態でその上端の縁部や角部を押し付けることがなくなるので、応力集中による浴槽側壁の破壊を効果的に防止することができる。
また、本実施形態の浴槽用手摺り1では、着脱自在に装着可能な保護カバー22,32を用いて本体フレーム2および補助フレーム3を覆うことにより、凹凸部などの危険箇所を減らしたり、通常は操作不要な部位の誤操作を防止したりすると共に、視覚的に見栄えを良くして清潔にしている。
手摺り本体4は、平面視が略矩形のリング状の上部グリップ41と、上部グリップ41と連結されており、複数の固定孔420が設けられている1対のグリップ支持部42とを含んでおり、手摺り本体4は、グリップ支持部42の固定孔420へ本体フレーム2の挿入ピン(図示せず)を挿入することより任意の高さに固定することができる。
また、脚部5は、本体フレーム2へネジ止めされる主脚部50と、主脚部50の内部に設けられた雌ネジ部と螺合する雄ネジ部が外周面に設けられた補助脚部51とから構成されている。脚部5は、主脚部50に対してゴム盤付きの補助脚部51を回転させることによりその長さを調節することができる。
本実施形態の浴槽用手摺り1は、浴槽側壁の上面へ載置される載置部20が、載置部20の幅方向において、グリップ支持部42よりも外側へ向けて延びた延出部23を有しているので、特に手摺り本体4の上部グリップ41へ浴槽側壁の長手方向に沿って水平方向に力が加えられても、延出部23が浴槽側壁上面と当接することにより手摺り本体4に働く回転モーメントを支えるため、浴槽用手摺り1が浴槽側壁上面上で浴槽側壁の長手方向へ回転したり転倒したりするのを強力に防止することができる。なお、本実施形態の浴槽用手摺り1では、上部グリップ41へ浴槽側壁の厚み方向に沿って水平方向に力が加えられても、押圧受け部7及び押圧部6からなるクランプ機構が、浴槽用手摺り1が浴槽側壁の厚み方向へ回転ないし転倒するのを強力に阻止する役目を果たす。
より詳細には、手摺り本体4の上部グリップ41へ加えられた浴槽側壁の長手方向に沿った水平方向の力は、上部グリップ41と連結されたグリップ支持部42を介して載置部20へ伝達されるので、手摺り本体4には、グリップ支持部42と載置部20との取付け部を中心にして浴槽側壁の長手方向へ回転ないし転倒させる力が働くことになる。ところが、本体フレーム2の載置部20には、グリップ支持部42と載置部20との取付け部から更に外側へ向けて延びた延出部23が設けられているので、手摺り本体4へ、グリップ支持部42と載置部20との取付け部を中心にして浴槽側壁の長手方向に回転ないし転倒させようとする力が働いても、延出部23が浴槽側壁上面に支持された腕となって手摺り本体4の回転を強力に阻止することができる。
図3には、本実施形態に係る浴槽用手摺り1の側面図が示されており、図4には、本実施形態に係る浴槽用手摺り1をボルト軸82に沿って切り取った断面図が示されている。
図3,4に示されているように、浴槽用手摺り1の本体フレーム2は、浴槽側壁の上面へ載置される載置部20と、載置部20に連結されており、そして浴槽側壁の一方の側面と当接する押圧受け部7が取り付けられた当接基部21とを含んでおり、全体として下向きの略L字形の断面形状を有している。また、本体フレーム2の載置部20の下面(載置面)には、浴槽側壁への傷付け防止および載置部20の下面と浴槽側壁上面との間で生じる応力(摩擦力)低減を目的として弾性を有する樹脂ラバー24が装着されている。
一方、補助フレーム3は、本体フレーム2の載置部20へ着脱及びスライド可能に取り付けられる水平部30と、水平部30に連結されており、そして浴槽側壁の他方の側面を押圧する押圧部6及びその押圧部6を前進/後退させるための移動装置8が取り付けられた垂直部31とを含んでおり、全体として下向きの略L字形の断面形状を有している。
本実施形態に係る浴槽用手摺り1において、押圧受け部7の浴槽側壁(側面)との当接面の下端は、押圧部6の浴槽側壁(側面)との当接面の下端よりも相対的に高い位置に配置される(図5(b)参照)。このため、本実施形態の浴槽用手摺り1は、押圧部6を浴槽側壁へ押し付けても本体フレーム2と浴槽側壁の上面との間に位置ズレや応力(摩擦力)を生じることがなく、極めて安定した状態で取り付けることができる。
また、本実施形態の浴槽用手摺り1は、浴槽側壁の上面と当接する載置部20の載置面(図4では樹脂ラバー24)の摩擦係数を、押圧部6の押圧面(図4では樹脂ラバー60)の摩擦係数および押圧受け部7の受け面(図4では樹脂ラバー70)の摩擦係数よりも小さくしているので、押圧部6と押圧受け部7により浴槽側壁を強力にクランプ(押圧)しても、本体フレーム2と浴槽側壁の上面との間で生じる応力(摩擦力)を殆ど無視し得るほどに小さく抑えることができ、より安定した取り付け状態を実現することができる。
本実施形態の浴槽用手摺り1では、押圧部6の浴槽側壁(側面)との当接面の上端は、押圧受け部の浴槽側壁(側面)との当接面の上端と同じ高さの位置に配置されている(図3,4)。ただし、押圧部6の当接面の上端と押圧受け部7の当接面の上端が「同じ高さ」である態様とは、厳密な意味において同じ高さである必要はなく、5mm程度の相対誤差を含む実質的に同じ高さであれば足りる。
なぜなら、ユニットバスの浴槽側壁は、通常、後述する図5に示されるようにその上面の縁部にR(面取り)が施されているので、例えば、押圧部6の上端と押圧受け部7の上端が厳密な意味において同じ高さの位置に配置されていても、上述のようなR(面取り)が施された浴槽側壁を取り付けた状態では、押圧部6の浴槽側壁(側面)との当接面の上端と押圧受け部7の浴槽側壁(側面)との当接面の上端は、互いに高さ方向に5mm程度位置ズレを生じる場合があるからである(図5(b)参照)。
また、本実施形態の浴槽用手摺り1では、押圧受け部7の上端が本体フレーム2の載置部20の下面(載置面)と連結しているが、押圧部6は載置部20の下面の下をスムーズに前進/後退できなければならないので、載置部20の下面との間に4mm程度の隙間が設けられている。
このように、本実施形態の浴槽用手摺り1は、押圧部6の上端を本体フレーム2の載置部20の下面より下方10mmよりも上側の約4mmの位置に配置することにより、押圧部6の浴槽側壁(側面)との当接面の上端が押圧受け部7の浴槽側壁(側面)との当接面の上端と同じ高さとなるように配置しているので、押圧部6の当接面上端の縁部や角部が浴槽内壁を局部的に押圧することがなくなり、その結果、応力集中による浴槽内壁の破壊を防止することができる。なお、ここで「押圧部」とは、上述したように押圧面を支持する部材又は構造体を意味するので、「押圧部の上端」とは押圧面を支持する部材又は構造体の上端を意味し、「押圧面」の上端を意味するものではない。
本実施形態の浴槽用手摺り1では、補助フレーム3の水平部30には、そのスライド方向に沿って5つ貫通孔300が設けられており、本体フレーム2の載置部20には、補助フレーム3の貫通孔300と整列する2つのネジ孔200が設けられている(図4参照)。このため、補助フレーム3は、その垂直部31が本体フレーム2の押圧受け部7及び当接基部21へ向けて近接離反できるように、載置部20に対する水平部30の取付位置を任意に選択し、ネジ33により本体フレーム2へビス止めすることができる。
このように、本実施形態の浴槽用手摺り1は、補助フレーム3の水平部30を本体フレーム2の載置部20へ取付位置を変更可能に装着することができるので、浴槽側壁の厚みに合わせて、予め本体フレーム2の当接基部21及び押圧受け部7と、補助フレーム3の垂直部31及び押圧部6との間の距離をできるだけ近接させておくことが可能となり、その結果、浴槽側壁をクランプするために必要となる押圧部6の移動距離を必要最小限に抑えることができるようになる。また、押圧部6を押圧受け部7へ向けて前進及び後退させるためのボルト軸の長さなど移動装置8自体の大きさをコンパクトにすることができる。
図5には、本実施形態の浴槽用手摺り1を浴槽側壁9へ仮装着した状態(a)および本装着した状態(b)が模式的に示されている。また、図6には、図5に示された本実施形態の浴槽用手摺り1の比較例として、浴槽側壁9を洗い場側から押圧するタイプの従来型の浴槽用手摺り1xを浴槽側壁へ仮装着した状態(a)および本装着した状態(b)が模式的に示されている。
上述したように、本実施形態の浴槽用手摺り1では、手摺り本体4は、浴槽側壁9の上面及び外壁面と当接させてその位置において固定することができる本体フレーム2に取り付けられており、そして押圧部6は、本体フレーム2に連結された補助フレーム3によって浴槽側に配置されているので、本体フレーム2は、押圧部6を前進及び後退させても浴層側壁9に対して不動になる。また、押圧受け部7の浴槽側壁9との当接面の下端は、押圧部6の浴槽側壁9との当接面の下端よりも相対的に高い位置に配置されている。このため、本実施形態の浴槽用手摺り1は、図5(a)(b)に示されているように、押圧部6を浴槽側壁9へ押し付けても本体フレーム2と浴槽側壁9の上面との間に位置ズレや応力(摩擦力)を生じることがなく(例えば、手摺り4の中心と浴槽側壁9の中心との距離Lは不変で一定)、極めて安定した状態で取り付けることができる。
また、本実施形態の浴槽用手摺り1は、浴槽側壁9の上面と当接する載置部の載置面(図4では樹脂ラバー24)の摩擦係数を、押圧部6の押圧面(図4では樹脂ラバー60)の摩擦係数および押圧受け部7の受け面(図4では樹脂ラバー70)の摩擦係数よりも小さくしているので、押圧部6と押圧受け部7により浴槽側壁9を強力にクランプ(押圧)しても、本体フレーム2と浴槽側壁9の上面との間で生じる応力(摩擦力)を殆ど無視し得るほどに小さく抑えることができ、より安定した取り付け状態を実現することができる。
なお、本実施形態の浴槽用手摺り1では、図1,3,4に示されるように、浴槽用手摺り1の転倒防止や浴槽側壁からの脱落防止を強化する目的で、ゴム盤付きの端部が床面と当接する脚部5を本体フレーム2に取り付けることができる。特に本実施形態の浴槽用手摺り1を、強度を有するリム部の高さが低い浴槽側壁へ取り付ける場合、脚部5を有していると、使用者により水平方向への荷重が加えられても、或いは浴槽側壁の内側及び外側のクランプ力(押圧力)の中心位置に偏心が生じていても、浴槽用手摺り1が傾転又は転倒するのを効果的に防止することができる。
本実施形態の浴槽用手摺り1では、押圧部6を押圧受け部7へ向けて前進及び後退させるための移動装置8は、補助フレーム3の垂直部31へ回動可能に取り付けられたナット81と、ナット81を回動するためのハンドルノブ80と、そして先端部が押圧部6に連結されており且つナット81に螺合するボルト軸82とから構成されており、さらに所定の力未満ではハンドルノブ80からナット82へ回動力を伝達し、そして、所定の力以上ではハンドルノブ80からナット81への回動力の伝達を遮断するトルク伝達・遮断手段83が含まれている。
本実施形態では、移動装置8はナット81及びボルト軸82によって構成されているので、ボルト軸82の螺進退により押圧部6を押圧受け部7に対して容易に近接又は離間させることができ、さらにその状態も確実に保持することができる。さらに、本実施形態では、ナット81は補助フレーム3の垂直部31へ回動可能に取り付けられており、ハンドルノブ80によってナット81を回転することによりボルト軸82及びその先端に取り付けられた押圧部6が螺進退されるので、ハンドルノブ80の位置が垂直部31に対して相対的に変化することがない。その結果、本実施形態では、浴槽用手摺り1からハンドルノブ80が突出するのを抑制することができるので使用者にとって安全である。
さらに、本実施形態の移動装置8はトルク伝達・遮断手段83を備えているので、使用者がハンドルノブ80を回して押圧部6を押圧受け部7へ向けて強力に押し込んでも浴槽側壁を破損することなく、本実施形態の浴槽用手摺り1を必要にして十分なクランプ力(押圧力)をもって浴槽側壁へ取り付けることができる。また、押圧部6の移動装置8へ上述のトルク伝達・遮断手段83を設けても、ハンドルノブ80の位置は補助フレーム3の垂直部31に対して相対的に変化することがない。
1,1x・・・・・浴槽用手摺り
2・・・・・本体フレーム
20・・・・載置部
200・・・ネジ孔
21・・・・当接基部
22・・・・保護カバー
23・・・・延出部
24・・・・樹脂ラバー
3・・・・・補助フレーム
30・・・・水平部
300・・・貫通孔
31・・・・垂直部
32・・・・保護カバー
33・・・・ネジ
4,4x・・・・・手摺り本体
40・・・・側部グリップ
41・・・・上部グリップ
42・・・・グリップ支持部
420・・・固定孔
5・・・・・脚部
50・・・・主脚部
51・・・・補助脚部
6,6x・・・・・押圧部
60・・・・樹脂ラバー
7,7x・・・・・押圧受け部
70・・・・樹脂ラバー
8,8x・・・・・移動装置
80・・・・ハンドルノブ
81・・・・ナット
82・・・・ボルト軸
83・・・・トルク伝達・遮断手段
9・・・・・浴槽側壁
,L,L・・・手摺りの中心と浴槽側壁の中心との距離

Claims (4)

  1. 手摺り本体が取り付けられており、そして浴槽側壁の上面へ載置される載置部と、前記載置部に連結されており浴槽側壁の一方の側面へ当接される押圧受け部が設けられている当接基部とを有している本体フレームと、
    前記本体フレームへ着脱可能に取り付けられる補助フレームと、
    前記押圧受け部が当接される浴槽側壁の側面とは反対側の他方の側面を押圧する押圧部と、
    前記補助フレームに取り付けられており、そして前記押圧部を前記押圧受け部へ向けて前進及び後退させるための移動装置を備えた浴槽用手摺りにおいて、
    浴槽側壁の上面と当接する前記載置部の載置面には第1の樹脂ラバーが取り付けられ、前記押圧部の押圧面には第2の樹脂ラバーが取り付けられ、前記押圧受け部の受け面には第3の樹脂ラバーが取り付けられており、且つ前記第1の樹脂ラバーの摩擦係数は、前記第2の樹脂ラバーの摩擦係数および/または前記第3の樹脂ラバーの摩擦係数よりも小さく、そして
    前記押圧受け部の前記一方の側面との当接面の下端は、前記押圧部の前記他方の側面との当接面の下端よりも相対的に高い位置に配置されていることを特徴とする浴槽用手摺り。
  2. 前記押圧部の前記他方の側面との当接面の上端は、前記押圧受け部の前記一方の側面との当接面の上端と同じ高さの位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用手摺り。
  3. 前記押圧部の上端は、前記本体フレームの載置部の下面より下方10mmよりも上側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の浴槽用手摺り。
  4. 前記移動装置は、前記押圧部を支承するボルト軸を備えており、前記押圧部は、少なくとも上下方向に首振り可能に前記ボルト軸へ取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の浴槽用手摺り。
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