JP2002209781A - 浴槽用手すり - Google Patents

浴槽用手すり

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JP2002209781A
JP2002209781A JP2001011609A JP2001011609A JP2002209781A JP 2002209781 A JP2002209781 A JP 2002209781A JP 2001011609 A JP2001011609 A JP 2001011609A JP 2001011609 A JP2001011609 A JP 2001011609A JP 2002209781 A JP2002209781 A JP 2002209781A
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JP
Japan
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bathtub
handrail
side wall
inner plate
mounting means
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Pending
Application number
JP2001011609A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Minobe
浩 美濃部
Kenichi Totsuka
健一 戸塚
Hitoshi Nakamura
仁 中村
Masatoshi Ishii
賢俊 石井
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Combi Corp
Original Assignee
Combi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入浴をする人が浴槽をまたぐ際に両手でつか
むことが容易な浴槽用手すりを提供する。 【解決手段】 浴槽50の側壁52に取付けられる浴槽
用手すり1であって、側壁52の厚み方向に延伸する水
平な部材を複数有し、側壁52のほぼ真上に配置される
ループ状の手すり10と、側壁52に取付けられる浴槽
取付部20と、手すり10と浴槽取付部20とを連結す
る連結部32、36とを備えたので、手すり10の向か
い合う辺を一つずつ片手で握れば入浴をする人が浴槽を
またぐ際に両手でつかむことが容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽に用いる手す
りに関する。
【0002】
【従来の技術】高齢者等のように足の不自由な人が入浴
する場合には、浴槽をまたぐことが困難なことがある。
そこで、浴槽の縁に手すりを設け、浴槽をまたぐ時にこ
のような手すりにつかまるようにして、浴槽を容易にま
たぐことができるようにすることがある。このとき、手
すりの形状、構造などの制限から、片手で手すりにつか
まりながら持ち変えも行わないで、浴槽をまたぐことが
通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手すり
に片手でしかつかまれないのでは、持ち変えもできない
ため、浴槽をまたぐ時に入浴者の姿勢が不安定になりや
すい。さらに、片手でつかまる場合は、両手でつかまる
場合にくらべて、不安定になりやすい。
【0004】そこで、本発明は、入浴をする人が浴槽を
またぐ際に両手でつかむことが容易な浴槽用手すりを提
供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、浴槽の側壁に取付けられる浴槽用手すりであって、
側壁の厚み方向に延伸する水平な部材を複数有し、側壁
のほぼ真上に配置される手すりと、側壁に取付けられる
浴槽取付手段と、手すりと浴槽取付手段とを連結する連
結手段と、を備えるように構成される。
【0006】上記のように構成された浴槽用手すりによ
れば、手すりが側壁のほぼ真上に配置されているので、
入浴者が浴槽の側壁をまたぐ時に入浴者が手すりをつか
みやすい。しかも、手すりは側壁の厚み方向に延伸する
水平な部材を有するので、入浴者が浴槽の側壁をまたぎ
始めてからまたぎ終わるまでの姿勢の変動に、手すりを
つかんでいる手が対応しやすい。例えば手すりをつかん
でいる手を持ちかえると対応しやすい。また、持ちかえ
なくても、側壁の厚み方向に延伸している手すりの方が
つかみやすい。さらに、手すりは水平な部材を複数有す
るため、両手でつかみやすい。
【0007】なお、ここでいう「側壁のほぼ真上」と
は、手すりの少なくとも一部が側壁の真上にあることを
いう。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明であって、手すりは水平のループ状であるように
構成される。
【0009】手すりは水平のループ状であるため、手す
りを両手でつかみやすい。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明であって、連結手段は、手すりを支持
し、浴槽取付手段に接する支持部と、支持部を浴槽取付
手段に固定する固定部と、を有するように構成される。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明であって、支持部は、高さが太さよりも大きい円
筒状であるように構成される。
【0012】支持部の高さが高くすることができるた
め、入浴者が手すりをつかみやすい。なお、円筒は中
空、中実のいずれでもよい。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項3または
4に記載の発明であって、固定部は、支持部および浴槽
取付手段を貫通し、支持部に突き当たるテーパ部を有す
るように構成される。
【0014】手すりは、側壁の厚み方向に延伸する水平
なものであるため、支持部の浴槽取付手段に固定されて
いる部分には、大きな力がかかることになる。そこで、
固定部におけるテーパ部を支持部に突き当て、緊密に固
定するようにすることが好適である。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明であって、固定部および浴槽取付手段は、互いに
適合するねじ部を有するように構成される。
【0016】固定部が、浴槽取付手段にねじ部により緊
密に固定されるため、浴槽取付手段と支持部とがより緊
密に固定される。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項3または
4に記載の発明であって、手すりと浴槽取付手段との高
度差を調節可能であるように構成される。
【0018】入浴者の体格に応じて手すりと浴槽取付手
段との高度差を調節可能とすることが好適である。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明であって、固定部は、支持部および浴槽取付手段
を貫通し、支持部は、固定部が挿入される第一挿入孔を
有し、浴槽取付手段は、固定部が挿入される第二挿入孔
を有するように構成される。
【0020】請求項9に記載の発明は、請求項3または
4に記載の発明であって、支持部は、側壁の外面よりも
外側にあるように構成される。
【0021】支持部が側壁の外面よりも外側にあるた
め、浴槽の蓋をしめる際には、支持部が障害とはならな
い。
【0022】請求項10に記載の発明は、請求項1また
は2に記載の発明であって、浴槽取付手段は、浴槽の側
壁の内面に接する内側板と、浴槽の側壁の外面に接する
外側板と、内側板を、側壁の厚み方向に移動可能に、内
面に押さえつける押さえつけ手段と、内側板と外側板と
を連結する、側壁の上面に向かい合わせに設けられた連
結手段と、を備えるように構成される。
【0023】連結手段は、内側板と外側板とを連結でき
ればよく、薄くすることが可能である。そこで、側壁の
上面からの連結手段の高さを低くすることができ、浴槽
の蓋をしめやすくできる。
【0024】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明であって、内側板が浴槽に接する接触面およ
び外側板が浴槽に接する接触面の内の一つ以上が、接触
面の辺に開放する溝を有するように構成される。
【0025】接触面の辺に開放する溝から、接触面と浴
槽の壁面との間にある空気を逃がすことができるため、
接触面と浴槽の壁面とが貼りついてしまうことを防止で
きる。
【0026】請求項12に記載の発明は、請求項10に
記載の発明であって、連結手段は、内側板を浴槽の側壁
の厚み方向にある一定のピッチごとに移動可能に、内側
板と外側板とを連結し、押さえつけ手段による内側板が
移動可能な距離であるストロークは、ピッチよりも大き
いように構成される。
【0027】上記の構成によれば、連結手段により外側
板を移動できる全距離を大きくとっても、ストロークが
大きいため、側壁が薄いものから厚いものまで無段階に
対応できる。
【0028】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の発明であって、連結手段は、外側板に接続され浴
槽の側壁の上面を覆うように延伸し、側壁の上面に延伸
した部分に第一連結穴を有する外側板連結部と、内側板
に接続され、浴槽の側壁の上面を覆うように延伸し、側
壁の上面に延伸した部分に第二連結穴を有する内側板連
結部と、第一連結穴および第二連結穴に挿入される挿入
部材と、を有し、第一連結穴または第二連結穴の側壁の
厚み方向の間隔がピッチであるように構成される。
【0029】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の発明であって、挿入部材はねじであり、ねじの頭
部は側壁の上面側に配置されるように構成される。
【0030】ねじの頭部は側壁の上面側に配置されるた
め、ねじの頭部が表側に出ることが無い。よって、入浴
者がねじの頭部に触れてしまうことを効果的に防止でき
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0032】図1は、本発明の実施形態にかかる浴槽用
手すり1が浴槽50に取り付けられた状態を示す概観斜
視図である。図2は、本発明の実施形態にかかる浴槽用
手すり1が浴槽50に取り付けられた状態を示す側面図
である。図3は、手すり10の平面図である。
【0033】まず、図1において、浴槽用手すり1は、
手すり10、浴槽取付部20、連結部30(図1におい
ては円柱状支持柱32、キャップ36のみ図示)を備え
る。浴槽用手すり1は、浴槽50の側壁52に、浴槽取
付部20によって取付けられている。
【0034】手すり10は、図3に示すようにループ状
である。すなわち端部がない。詳細には、一対の平行な
長辺10aが浴槽50の側壁52の上面52a(図1、
2参照)を通過している。図3に戻り、一対の平行な短
辺10bは、側壁52とほぼ平行に配置されている。長
辺10aと短辺10bとは接続し、接続部分は、丸みR
がついている。よって、平面図に表した手すり10の形
状は角が丸い長方形状であるともいえる。長辺10aは
側壁52の厚み方向に延伸する水平な部材であるといえ
る。しかも、長辺10aは一対すなわち二個あるため、
複数あるといえる。
【0035】また、図2において、手すり10の長辺1
0aは側壁52の厚み方向に延伸する水平なものであ
る。また、手すり10は側壁52のほぼ真上に配置され
ている。ここでいう、ほぼ真上とは、手すり10の少な
くとも一部が側壁52の真上にあることをいう。手すり
10の長辺10aが側壁52を通過している(図3参
照)ことから、手すり10は側壁52のほぼ真上に配置
されているといえる。
【0036】浴槽取付部20は、浴槽50の側壁52の
上部に取付けられる。図2において、浴槽取付部20
は、本体21、内側板22、連結部24、外側板26、
押さえつけ用ノブ28を有する。本体21は、側壁52
の外部に配置される。内側板22は浴槽50の側壁52
の内面52bに接する。外側板26は浴槽50の側壁5
2の外面52cに接する。連結部24は内側板22と外
側板26を連結する。連結部24は側壁52の上面52
aに向かい合わせに設けられている。押さえつけ用ノブ
28は、内側板22を側壁52の内面52bに押さえつ
ける。なお、内側板22は側壁52の厚み方向に移動可
能に押さえつけられている。ここで、内側板22がやや
斜めに傾いているが、内側板22はやや斜めに傾けるこ
とができるものである。詳細な構成は後述する。
【0037】また、ここでいう内面52bとは、浴槽5
0において湯に浸る面を意味する。外面とは、内面52
bの裏側に位置する面を意味する。上面52aとは、内
面52bと外面とを接続する高さが一定の、いわゆる浴
槽の縁(へり)の部分である。
【0038】次に、図1において、連結部30は、手す
り10と浴槽取付部20とを連結する。連結部30は、
円柱状支持柱(支持部)32を有する。円柱状支持柱3
2は、手すり10を支持し、浴槽取付部20に挿入され
ている。円柱状支持柱32は、浴槽取付部20と接する
ことになる。また、円柱状支持柱32は、固定用部材3
8(後述、図4〜7参照)により、浴槽取付部20に固
定されている。キャップ36は、固定用部材38を覆う
キャップである。よって、図1においては、固定用部材
38はキャップ36に隠されて見えない。円柱状支持柱
32の高さは、太さよりも大きく、手すり10を側壁5
2の上面52aよりもかなり高くすることができる。こ
れにより、手すり10の高低を調整できる範囲がおおき
くなり、入浴者の体格の相違に柔軟に対処できる。ま
た、円柱状支持柱32は側壁52の外面52cよりも外
側にある。
【0039】次に、各構成部分の詳細な構成を説明して
いく。図4は、手すり10を最も低くし、かつ内側板2
2と外側板26との間隔を狭くした場合の、浴槽用手す
り1の正面図(図4(a))、側面図(図4(b))で
ある。図5は、手すり10を最も高くし、かつ内側板2
2と外側板26との間隔を広くした場合の、浴槽用手す
り1の側面図(図5(a))、背面図(図5(b))で
ある。
【0040】図4(a)において、円柱状支持柱32は
第一挿入孔34a、b、c(34d、e、fは浴槽取付
部20に隠されて見えない)を有する。図5(b)にお
いて、円柱状支持柱32は第一挿入孔34d、e、f
(34a、b、cは浴槽取付部20に隠されて見えな
い)を有する。図4(a)において、第一挿入孔34a
〜fは、一定の間隔dで円柱状支持柱32に開けられて
いる。二本の固定用部材38が第一挿入孔34a〜fの
内のいずれか二つに挿入される。なお、第一挿入孔34
aが最低の位置に開けられており、34b、34c、…
の順に高い位置に開けられ、第一挿入孔34fが最高の
位置に開けられている。
【0041】図4(b)において、浴槽取付部20の本
体21には、第二挿入孔35が二個開けられている。第
二挿入孔35にも、固定用部材38が挿入される。第二
挿入孔35は二個ともに円柱状支持柱32に沿って開け
られている。キャップ36は、第二挿入孔35に挿入さ
れている。図4(a)において、第二挿入孔35の間隔
Dは、第一挿入孔34a〜fとの間隔dの二倍である。
すなわち、D=2dである。よって、二本の固定用部材
38が第一挿入孔34a〜fの内の一つ空いた隣同士の
二つの第一挿入孔に挿入される。
【0042】すなわち、二本の固定用部材38を第一挿
入孔34dおよびfに挿入すれば、図4に示すように浴
槽取付部20と手すり10との間隔が最低になるので、
手すり10の側壁52の上面52aに対する高さは最低
になる。一方、二本の固定用部材38を第一挿入孔34
aおよびcに挿入すれば、図5に示すように浴槽取付部
20と手すり10との間隔が最高になるので、手すり1
0の側壁52の上面52aに対する高さは最高になる。
このようにして手すり10の高さを調整できる。
【0043】また、図5(a)の固定用部材38付近を
拡大して、連結手段30を図6に示す。連結手段30
は、円柱状支持柱32、第一挿入孔34a〜f、第二挿
入孔35、キャップ36、固定用部材38、ナット39
を有する。円柱状支持柱32、第一挿入孔34a〜f、
第二挿入孔35については先に説明した。
【0044】固定用部材38を図7に示す。図7(b)
は正面図である。固定用部材38は、ねじ部38A、テ
ーパ部38B、軸部38C、正六角形状凹部38Dを有
する。ねじ部38Aは、固定用部材38において最大の
直径を有する部分であり、雄ねじが刻まれている。テー
パ部38Bは、ねじ部38Aと軸部38Cとの間にあ
る。テーパ部38Bの直径は、ねじ部38Aの直径から
軸部38Cの直径にまで小さくなっていき、テーパを形
成している。軸部38Cは、その直径がねじ部38Aの
直径よりも小さい。軸部38Cの先端(ねじ部38Aと
は接続されていない方の末端)は面取りがしてある。図
7(a)は側面図である。ねじ部38Aには六角レンチ
用の正六角形状凹部38Dが設けられている。すなわ
ち、正六角形状凹部38Dには、六角レンチがはめら
れ、六角レンチをまわすことによって、ねじ部38Aを
雌ねじにねじこむ。なお、正六角形状凹部38Dのかわ
りに、プラス(+)、マイナス(−)、あるいは放射状
(例えば、*のような形状)の凹部を設けてもよい。こ
のような場合は、ねじ回し(プラスドライバ、マイナス
ドライバなど)を凹部にはめこんで、ねじ部38Aを雌
ねじにねじこむ。
【0045】ここで、図6に戻る。ナット39には、固
定用部材38のねじ部38Aがねじこまれる雌ねじが刻
まれている。ナット39は第二挿入孔35に位置してい
る。よって、浴槽取付部20がナット39を有するとい
える。キャップ36は、第二挿入孔35にはめこむもの
であり、ナット39および固定用部材38を覆ってい
る。
【0046】固定用部材38は、第一挿入孔34a〜f
および第二挿入孔35に挿入される。第一挿入孔34a
または34cは、円柱状支持柱32に開けられており、
第二挿入孔35は浴槽取付部20に開けられているの
で、固定用部材38は、円柱状支持柱32および浴槽取
付部20を貫通しているといえる。また、固定用部材3
8のテーパ部38Bは第一挿入孔34aまたは34cに
突き当たる。第一挿入孔34aまたは34cは、円柱状
支持柱32に開けられているため、テーパ部38Bは円
柱状支持柱32に突き当てられているといえる。
【0047】ここで、図5(a)および(b)を参照
し、押さえつけ用ノブ28周辺の構造を説明する。
【0048】押さえつけ用ノブ28は、図5(a)に示
すように、中間部材28A、雌ネジ部28B、雄ネジ部
28C、ビス28Dと共に、内側板22を側壁の厚み方
向に移動可能に押さえつける、押さえつけ手段を構成す
る。
【0049】押さえつけ用ノブ28は、手でつかみやす
いように末端がふくらんだ円筒である。押さえつけ用ノ
ブ28は、図5(b)に示すように、内側板連結部24
B(後述)の下端に取付けられている。また、押さえつ
け用ノブ28は内側板22のほぼ中央に位置している。
図5(a)に戻り、押さえつけ用ノブ28は中空であ
り、この中空部分は、ほぼ円筒形である。
【0050】中間部材28Aは、末端部に直径が大きい
部分であるフランジ部28A’を有したほぼ円筒形の部
材である。ただし、穴があけられ、この穴に雌ネジが切
られている。中間部材28Aは、押さえつけ用ノブ28
の中空部分に挿入される。押さえつけ用ノブ28の他の
末端(手でつかむ部分とは反対側)と、中間部材28A
のフランジ部28A’との間に、内側板連結部24Bを
はさみこんで押さえつけ用ノブ28を内側板連結部24
Bに取付ける。なお、押さえつけ用ノブ28と中間部材
28Aとは、ピン28Jで固定されている。
【0051】雌ネジ部28Bは、中間部材28Aに切ら
れた雌ネジである。雌ネジ部28Bには、雄ネジ部28
Cがねじこまれている。雄ネジ部28Cは、雌ネジ部2
8Bに適合する雄ネジが切られている。雄ネジ部28C
には、内側板22がビス28Dにより取付けられてい
る。ビス28Dは、およそ内側板22のほぼ中央に位置
している。なお、ビス28Dの頭部は、内側板22とは
若干離れており、これにより内側板22は多少傾けるこ
とができる(図4(b)参照)。
【0052】ここで、押さえつけ用ノブ28を、図5
(b)に示す矢印方向にまわすと、雄ネジ部28Cが、
浴槽50の側壁52の厚み方向に移動する。実線で表さ
れた内側板22が、最も外側板26と内側板22との間
隔が開いた場合の内側板22の位置を示す。二点鎖線で
表された内側板22が、最も外側板26と内側板22と
の間隔が狭まった場合の内側板22の位置を示す。実線
で表された内側板22と二点鎖線で表された内側板22
との、側壁52の厚み方向に関する距離が押さえつけ用
ノブ28による内側板22の移動可能な距離であり、こ
れをストローク(S)と称する。
【0053】連結部24は、表面カバー24A、内側板
連結部24B、外側板連結部24C、下部カバー24D
を有する。表面カバー24Aは、内側板連結部24Bよ
りも上方に配置されている。なお、図8は、図5(a)
における連結部24を拡大した部分拡大図であり、図8
および図5を参照して説明を行う。
【0054】内側板連結部24Bは、押さえつけ用ノブ
28等により構成される押さえつけ手段を介して、内側
板22に接続されている。内側板連結部24Bは、さら
に、浴槽50の側壁52の上面52a(図1、2参照)
を覆うように延伸している。内側板連結部24Bの内側
板22に取付けられている部分は、内側板22とほぼ平
行である。内側板連結部24Bにおける側壁52の上面
52aを覆うように延伸した部分には、一定間隔Pの第
一連結穴24E(図8参照)が開けられている。
【0055】外側板26が外側板連結部24Cに取り付
けられている。外側板連結部24Cは、さらに、浴槽5
0の側壁52の上面52a(図1、2参照)を覆うよう
に延伸している。外側板連結部24Cの外側板26に取
付けられている部分は、外側板26とほぼ平行である。
よって、外側板連結部24Cはほぼ直角に折れ曲がって
いる。外側板連結部24Cにおける側壁52の上面52
aを覆うように延伸した部分には、第二連結穴24F
(図8参照)が開けられている。外側板連結部24C
は、側壁52の上面52aを覆うように延伸した部分に
おいて、内側板連結部24Bの下に配置される。
【0056】下部カバー24Dは、外側板連結部24C
が側壁52の上面52aと向かい合う面を覆うカバーで
ある。下部カバー24Dには、第三連結穴24G(図8
参照)が第二連結穴24Fに対応する位置に開けられて
いる。
【0057】また、第一連結穴24E、第二連結穴24
Fおよび第三連結穴24Gには、ねじ24Hが挿入され
ている。ねじ24Hにより、内側板連結部24Bおよび
外側板連結部24Cが重なり合った状態に固定される。
ねじ24Hの頭部は、側壁52の上面52a側(図5
(a)においては下側)に配置する。ここで、内側板連
結部24Bに開けられた第一連結穴24Eの内、隣同士
の第一連結穴24Eの間隔をピッチ(P)と称する。
【0058】内側板連結部24Bを側壁52の厚み方向
に移動させて第一連結穴24Eとを第二連結穴24Fを
重ね合わせ、ねじ24Hにより固定することで内側板2
2を移動させることができる。この場合は、内側板22
はピッチ(P)ごとに移動可能である。このように内側
板22はピッチ(P)ごとに移動可能とさせることで、
外側板26と内側板22との間隔を変化させることがで
きる。図4(b)は、外側板26と内側板22との間隔
が狭くなるように連結部24を調整した状態を示してい
る。一方、図5(a)には、外側板26と内側板22と
の間隔が広くなるように連結部24を調整した状態を示
している。図4(b)においては、第一連結穴24Eの
最も右側のものと第二連結穴24Fとをあわせている。
図5(a)においては、第一連結穴24Eの最も左側の
ものと第二連結穴24Fとをあわせている。
【0059】なお、図4(b)、図5(a)および図8
に示す例では、第一連結穴24Eを一定の間隔であるピ
ッチ(P)ごとに設けていたが、逆に第二連結穴24F
を一定の間隔であるピッチ(P)ごとに設けることも可
能である。
【0060】ここで、図4(b)に示すようにピッチ
(P)よりもストローク(S)の方を大きくするように
してある。
【0061】また、連結部24は上記のように表面カバ
ー24A、内側板連結部24B、外側板連結部24Cお
よび下部カバー24Dといった薄いプレートが重なりあ
ったものである。よって、上面52a付近における連結
部24の厚さは薄いものである。
【0062】図9は、内側板22が浴槽50の側壁52
の内面52bに接する面の形状を示す平面図および側面
図である。なお、下部カバー24Dが浴槽50の側壁5
2の上面52aに接する面の形状および外側板26が浴
槽50の側壁52の外面52cに接する面の形状も同様
である。
【0063】内側板22が浴槽50の側壁52の内面5
2bに接する面の材質はゴム等の軟質材である。下部カ
バー24Dが浴槽50の側壁52の上面52aに接する
面の形状および外側板26が浴槽50の側壁52の外面
52cに接する面も同様に材質はゴムである。
【0064】内側板22が内面52bに接する面には、
正六角形(ただし各頂点にわずかに丸みをつけてある)
の模様がある。正六角形の部分が凸部であり、その他の
部分が溝となっており、凹部となっている。この溝は、
内側板22の周辺に開放されている。すなわち、内側板
22の側面から内側板22を見ると、溝がくぼんでいる
状態を見ることができる。
【0065】内側板22が内面52bに接する面の形状
(下部カバー24Dが上面52aに接する面の形状およ
び外側板26が外面52cに接する面の形状も同様)
は、図7に示した正六角形状のものに限らず、図10に
示すような形状であってもよい。すなわち、面に設けら
れた溝が、面の周辺に開放されていればよい。図10
(a)には、円状の模様が円錐状に凸である形状が、図
10(b)には、格子状に溝が設けられている形状が、
図10(c)には、横縞の模様の、断面が三角形状に凸
である形状が、図10(d)には、横縞の模様の、断面
が台形状に凸である形状が、示されている。ただし、図
10(b)の平面図においては、格子状の溝の部分は、
単なる直線で簡略に図示している。
【0066】次に、本発明の実施形態の動作を説明す
る。
【0067】まず、浴槽50の側壁52へ浴槽取付部2
0を取付ける。詳細には、まず連結部24の内側板連結
部24Bおよび外側板連結部24Cを相互にずらして、
外側板26との内側板22との間隔を調整し、側壁52
の厚みにおよそ適合するようにする(図4、5および8
参照)。そして、ねじ24H(図8参照)により、内側
板連結部24Bおよび外側板連結部24Cを相互に固定
する。このとき、ねじ24Hの頭部は、側壁52の上面
52a側にあるため、ねじ24Hの頭部が表側に出るこ
とが無い。よって、入浴者がねじ24Hの頭部に触れて
しまうことを効果的に防止できる。ねじ24Hで固定す
るためには、第一連結穴24Eおよび第二連結穴24F
を位置合わせする必要があり、第一連結穴24Eは所定
の間隔(ピッチ:P)で開いているため、上記のような
連結部24による外側板26との内側板22との間隔の
調整はピッチごとにしかできず、おおまかなものにな
る。
【0068】この状態で、外側板26を外面52cに、
内側板22を内面52bに、下部カバー24Dを上面5
2aに向かい合うように浴槽用手すり10を配置する。
ここで、押さえつけ用ノブ28をまわして内側板22を
側壁52の厚み方向に動かして、側壁52の内面52b
に押さえつける。すなわち、押さえつけ用ノブ28をま
わすことで、中間部材28Aがまわり、それとともに雌
ネジ部28Bもまわる。これにより雄ネジ部28Cが、
中間部材28Aに進入あるいは退出するように動く。雄
ネジ部28Cには、ビス28Dにより内側板22が取付
けられているので、内側板22が、外側板26から遠ざ
かるあるいは近づくように動く。これにより外側板26
と内側板22との間隔の微調整が行える。
【0069】ここで、押さえつけ用ノブ28による内側
板22の、側壁52の厚み方向の移動可能距離(ストロ
ーク:S)は、ピッチPよりも大きい。これが本発明の
実施形態の特徴の一つである。すなわち、ストロークS
は、本来は押さえつけ用ノブ28が微調整用なので、ピ
ッチPよりも小さめにすればすむものである。しかし、
本発明の実施形態のようにストロークSをピッチPより
も大きくすると、側壁52が薄いものから厚いものまで
無段階に対応できるという効果が生ずる。
【0070】すなわち、側壁52が厚い場合に対応でき
るように、内側板連結部24Bおよび外側板連結部24
Cの上面52aを覆う部分は長くなっている(図5
(a)参照)。そこで、ストロークSを小さくすると、
内側板連結部24Bおよび外側板連結部24Cの側壁5
2の厚み方向の長さよりわずかに薄い厚さの浴槽の側壁
にしか取付けられない(図4(b)参照)。しかし、ス
トロークSが大きいため、内側板連結部24Bおよび外
側板連結部24Cの側壁52の厚み方向の長さよりもか
なり薄い浴槽50の側壁52にも取付け可能である。
【0071】次に、手すり10の高さを調節する。ま
ず、固定用部材38を外した状態で、手すり10の好ま
しい高さを決定する。そして、好ましい高さの近辺で、
第一挿入孔34a〜fと第二挿入孔35とをあわせる。
そして、固定用部材38を第二挿入孔35に挿入する。
そして、六角レンチを正六角形状凹部38Dにはめてま
わす。これにより、ねじ部38Aをナット39にねじこ
む。さらに、テーパ部38Bが第一挿入孔34a〜fに
突き当たるようにして第一挿入孔34a〜fに固定用部
材38を挿入する。そしてキャップ36を第二挿入孔3
5にはめこむ。テーパ部38Bが第一挿入孔34a〜f
に突き当たるので、円柱状支持柱32は浴槽取付部20
に緊密に固定される。しかも、ねじ部38Aがナット3
9にねじこまれているので、固定用部材38が浴槽取付
部20に緊密に固定される。
【0072】上記のようにして浴槽用手すり1の浴槽5
0への取付けは終わる。そこで、次は浴槽50に湯を満
たし、入浴者が入浴する。このとき、入浴者は手すり1
0につかまって、浴槽50の側壁52をまたぐ。このと
き、手すり10の長辺10a(図3参照)の内の一つを
片手で、もう一つの長辺10aを他の手で握る。そし
て、浴槽50の側壁52をまたぎ始めてから、またぎ終
わるまで、入浴者の身体は前進していくことになる。こ
のとき、側壁52の厚み方向に延伸した長辺10aを持
ちかえながら伝い歩きするように側壁52をまたいでい
く。
【0073】入浴者が入浴を終えると、浴槽50の蓋
(図示省略)を閉めることが一般的である。浴槽用手す
り1は、上面52aよりも高い部分は連結部24のみで
あり、連結部24は薄いため、蓋を閉めやすい。しか
も、円柱状支持柱32は、側壁52の外面52cよりも
外側にあるため、蓋を閉める際の障害にはならない。
【0074】また、浴槽用手すり1は浴槽50から押さ
えつけ用ノブ28を緩めることで取り外すこともでき
る。このとき、内側板22が浴槽50の側壁52の内面
52bに接する面には、内側板22の周辺に開放された
溝が形成されているので、この溝から、内側板22と内
面52bとの間の空気が逃げていく。よって、浴槽用手
すり1を取り外す際に、内側板22が内面52bに貼り
ついてとれないといった現象を防止できる。実際に、内
側板22がゴム等の軟質材であり、その面が完全にフラ
ットである場合は、貼りついてとれなくなることがある
ので、上記のような溝を設けたことは効果的である。
【0075】なお、下部カバー24Dが浴槽50の側壁
52の上面52aに接する面および外側板26が浴槽5
0の側壁52の外面52cに接する面も同様である。
【0076】本発明の実施形態によれば、手すり10は
ループ状で、一対の長辺10aを両手で握りやすく、浴
槽50の側壁52をまたぐ際の姿勢の安定を保ちやす
い。しかも、一対の長辺10aは側壁52の厚み方向に
延伸しているため、持ちかえながら伝い歩きするように
できるので、側壁52をまたいでいきやすい。さらに、
手すり10は側壁52のほぼ真上にあるため、側壁52
をまたぐ際に入浴者がつかみやすい。
【0077】また、手すり10の高さを調節することが
できる。しかも、ねじ部38Aがナット39にねじこま
れているので、固定用部材38が浴槽取付部20に緊密
に固定される。さらに、テーパ部38Bが第一挿入孔3
4a〜fに突き当たるので、円柱状支持柱32は浴槽取
付部20に緊密に固定される。よって、円柱状支持柱3
2は浴槽取付部20にさらに緊密に固定される。
【0078】また、ストロークSが大きいため、側壁5
2が厚い場合でも薄い場合でも浴槽用手すり1を浴槽5
0に取付けられる。しかも、連結部24は薄いため、浴
槽50の蓋を閉めやすい。また、円柱状支持柱32は、
側壁52の外面52cよりも外側にあるため、蓋を閉め
る際の障害にはならない。さらに、内側板22(外側板
26、下部カバー24Dも同様)の周辺に開放された溝
が形成されているため、空気が逃げやすく、内側板22
の側壁52への貼りつきを防止できる。また、ねじ24
Hの頭部は、側壁52の上面52a側にあるため、ねじ
24Hの頭部が表側に出ることが無い。よって、入浴者
がねじ24Hの頭部に触れてしまうことを効果的に防止
できる。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、手すりが側壁のほぼ真
上に配置されているので、入浴者が浴槽の側壁をまたぐ
時に入浴者が手すりをつかみやすい。しかも、手すりは
側壁の厚み方向に延伸する水平な部材を有するので、入
浴者が浴槽の側壁をまたぎ始めてからまたぎ終わるまで
の姿勢の変動に、手すりをつかんでいる手が対応しやす
い。例えば手すりをつかんでいる手を持ちかえると対応
しやすい。また、持ちかえなくても、側壁の厚み方向に
延伸している手すりの方がつかみやすい。さらに、手す
りは水平な部材を複数有するため、両手でつかみやす
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる浴槽用手すり1が浴
槽50に取り付けられた状態を示す概観斜視図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる浴槽用手すり1が浴
槽50に取り付けられた状態を示す側面図である。
【図3】手すり10の平面図である。
【図4】手すり10を最も低くし、かつ内側板22と外
側板26との間隔を狭くした場合の、浴槽用手すり1の
正面図(図4(a))、側面図(図4(b))である。
【図5】手すり10を最も高くし、かつ内側板22と外
側板26との間隔を広くした場合の、浴槽用手すり1の
側面図(図5(a))、背面図(図5(b))である。
【図6】図5(a)の固定用部材38付近を拡大した、
連結手段30を示す側面図である。
【図7】固定用部材38を示す側面図(図7(a))お
よび正面図(図7(b))である。
【図8】図5(a)における連結部24を拡大した部分
拡大図である。
【図9】内側板22が浴槽50の側壁52の内面52b
に接する面の形状を示す平面図および側面図である。
【図10】内側板22が浴槽50の側壁52の内面52
bに接する面の形状の変形例を示す平面図および側面図
である。
【符号の説明】
1 浴槽用手すり 10 手すり 10a 長辺 10b 短辺 20 浴槽取付部 22 内側板 24 連結部 24A 表面カバー 24B 内側板連結部 24C 外側板連結部 24D 下部カバー 24E 第一連結穴 24F 第二連結穴 24G 第三連結穴 24H ねじ 26 外側板 28 押さえつけ用ノブ 28A 中間部材 28B 雌ネジ部 28C 雄ネジ部 28D ビス 30 連結部 32 円柱状支持柱(支持部) 34a〜f 第一挿入孔 35 第二挿入孔 36 キャップ 38 固定用部材 38A ねじ部 38B テーパ部 38C 軸部 38D 正六角形状凹部 39 ナット 50 浴槽 52 側壁 52a 上面 52b 内面 52c 外面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 仁 東京都新宿区若葉1−21 マンションリキ ュー43 NIDOインダストリアルデザイ ン事務所内 (72)発明者 石井 賢俊 東京都新宿区若葉1−21 マンションリキ ュー43 NIDOインダストリアルデザイ ン事務所内 Fターム(参考) 2D032 DA00 4C094 BC25

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽の側壁に取付けられる浴槽用手すりで
    あって、 前記側壁の厚み方向に延伸する水平な部材を複数有し、
    前記側壁のほぼ真上に配置される手すりと、 前記側壁に取付けられる浴槽取付手段と、 前記手すりと前記浴槽取付手段とを連結する連結手段
    と、 を備えた浴槽用手すり。
  2. 【請求項2】前記手すりは水平のループ状である、請求
    項1に記載の浴槽用手すり。
  3. 【請求項3】前記連結手段は、 前記手すりを支持し、前記浴槽取付手段に接する支持部
    と、 前記支持部を前記浴槽取付手段に固定する固定部と、 を有する、請求項1または2に記載の浴槽用手すり。
  4. 【請求項4】前記支持部は、高さが太さよりも大きい円
    筒状である、請求項3に記載の浴槽用手すり。
  5. 【請求項5】前記固定部は、前記支持部および前記浴槽
    取付手段を貫通し、前記支持部に突き当たるテーパ部を
    有する、 請求項3または4に記載の浴槽用手すり。
  6. 【請求項6】前記固定部および前記浴槽取付手段は、互
    いに適合するねじ部を有する、 請求項5に記載の浴槽用手すり。
  7. 【請求項7】前記手すりと前記浴槽取付手段との高度差
    を調節可能である、 請求項3または4に記載の浴槽用手すり。
  8. 【請求項8】前記固定部は、前記支持部および前記浴槽
    取付手段を貫通し、 前記支持部は、前記固定部が挿入される第一挿入孔を有
    し、 前記浴槽取付手段は、前記固定部が挿入される第二挿入
    孔を有する、 請求項7に記載の浴槽用手すり。
  9. 【請求項9】前記支持部は、前記側壁の外面よりも外側
    にある、 請求項3または4に記載の浴槽用手すり。
  10. 【請求項10】前記浴槽取付手段は、前記浴槽の前記側
    壁の内面に接する内側板と、 前記浴槽の前記側壁の外面に接する外側板と、 前記内側板を、前記側壁の厚み方向に移動可能に、前記
    内面に押さえつける押さえつけ手段と、 前記内側板と前記外側板とを連結する、前記側壁の上面
    に向かい合わせに設けられた連結手段と、 を備えた請求項1または2に記載の浴槽用手すり。
  11. 【請求項11】前記内側板が前記浴槽に接する接触面お
    よび前記外側板が前記浴槽に接する接触面の内の一つ以
    上が、前記接触面の辺に開放する溝を有する、 請求項10に記載の浴槽用手すり。
  12. 【請求項12】前記連結手段は、前記内側板を前記浴槽
    の前記側壁の厚み方向にある一定のピッチごとに移動可
    能に、前記内側板と前記外側板とを連結し、 前記押さえつけ手段による前記内側板が移動可能な距離
    であるストロークは、前記ピッチよりも大きい、 請求項10に記載の浴槽用手すり。
  13. 【請求項13】前記連結手段は、 前記外側板に接続され前記浴槽の前記側壁の上面を覆う
    ように延伸し、前記側壁の上面に延伸した部分に第一連
    結穴を有する外側板連結部と、 前記内側板に接続され、前記浴槽の前記側壁の上面を覆
    うように延伸し、前記側壁の上面に延伸した部分に第二
    連結穴を有する内側板連結部と、 前記第一連結穴および前記第二連結穴に挿入される挿入
    部材と、 を有し、 前記第一連結穴または前記第二連結穴の前記側壁の厚み
    方向の間隔が前記ピッチである、 請求項12に記載の浴槽用手すり。
  14. 【請求項14】前記挿入部材はねじであり、前記ねじの
    頭部は前記側壁の上面側に配置される、請求項13に記
    載の浴槽用手すり。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101530299B (zh) * 2008-03-14 2011-08-10 Amg医药公司 浴盆扶手
JP2014144154A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Aron Kasei Co Ltd 浴槽用手摺りの回転ハンドル
JP2019180546A (ja) * 2018-04-03 2019-10-24 アロン化成株式会社 浴槽用手摺り

Cited By (4)

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