JP5928325B2 - 浴槽用手すり - Google Patents

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本発明は、浴槽へ出入りする際に浴槽壁を跨ぐ動作を補助する浴槽用手すりに関し、より詳しくは該動作を妨げないように構成した浴槽用手すりに関するものである。
従来、浴槽用手すりは、入浴者が高齢者や身障者や児童等である場合に、浴槽への出入りに際して浴槽壁を跨ぐ動作が困難となるため、該動作を補助するべく提供されたものである。
上記浴槽用手すりは、固定フレームと、該固定フレームから真っ直ぐ上方に立ち上がった手すり枠とによって構成される。また該固定フレームは、例えば下向き凹字状等のような浴槽壁を挟んで浴槽の内外を跨ぐことが可能な形状とされており、その内側で浴槽壁を挟みつけることで該浴槽壁に固定される。但し、一般的な浴槽の浴槽壁の厚みは一定ではなく、特にコーナー付近の浴槽壁の厚みが厚くなっているため、該コーナー付近の浴槽壁の厚さが固定フレームの取り付け可能範囲を超えることから、浴槽用手すりの多くは、浴槽への出入り時に跨ぐ浴槽壁の上縁部の中央付近に取り付けられる。
しかし、浴槽への出入り時に跨ぐ浴槽壁の上縁部の中央付近に浴槽用手すりを取り付けると、通常は手すり枠が固定フレームから真っ直ぐ上方に立ち上がった構成となっているため、浴槽のサイズにもよるが、該手すり枠が邪魔になり、浴室が使いづらくなる場合がある。詳しくは、浴槽においては、該浴槽への出入り時に跨ぐ浴槽壁の上部の空間が浴槽に出入りするためのスペースとなる。そして浴槽壁の上縁部の中央付近に浴槽用手すりを取り付けると、該スペースの略中央に該浴槽用手すりの手すり枠が位置することになり、該手すり枠に手をかけて浴槽に出入りするとなれば、該スペースを略半分しか使うことが出来ず、浴槽壁を跨ごうとして上げた入浴者の足が浴室の壁面に当たってしまい、浴室が使いづらくなる。
そこで特許文献1には、浴槽用手すりとして、隣接する2つの浴槽壁(長壁と短壁)に跨がって設置することで浴槽のコーナーに取り付けるように構成されたものが提案されている。だがしかし、一般的な浴槽にあっては、浴槽壁のうちの短壁が浴室の壁に接している、あるいは短壁が浴室の壁と連なっているものが多く、該浴槽用手すりを取り付けることが出来ない。
そこで特許文献2では、固定フレームの洗い場側(浴槽外側)に連結板を設けるとともに、該連結板に手すり枠を取り付け、該固定フレームに対する該連結板の取り付け位置を横方向へずらすことで、該手すり枠を浴槽壁の上縁部の中央付近からコーナー寄りにずらすことが出来るように構成されたものが提案されている。
実開平3−27680号公報 特開2003−24231号公報
ところが、上記特許文献2の発明においては、固定フレームの洗い場側に連結板を設けたため、該固定フレームで浴槽壁を挟みつけるべく使用する締付けハンドルは、該固定フレームの浴槽側(浴槽内側)に設けざるを得ない。すなわち、該締付けハンドルは、浴槽内に突出することになり、入浴中に邪魔になってしまうという問題があった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、固定フレームを固定するための締付けハンドルを浴槽外に配したうえで、浴槽壁を跨ごうとする動作を妨げないような位置に手すり枠を動かすことが出来る浴槽用手すりを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の浴槽用手すりの発明は、浴槽において洗い場に面した浴槽壁の上縁部に取り付け固定される固定フレームと、該固定フレームに取り付けられた手すり枠とを備える浴槽用手すりであって、上記固定フレームは、上記浴槽壁を挟んで上記浴槽の内外を跨ぐことが可能な所定形状をなす支持枠と、該支持枠の内側に設けられて上記浴槽壁の壁面に当接される当接部と、該当接部に対して進退可能に並設するべく該支持枠の内側にネジ棒を介して支持されて該当接部との間で上記浴槽壁を挟み込む押圧部と、該支持枠に回転自在に支持されつつ該ネジ棒と螺着されることで回転操作により該ネジ棒を螺退又は螺入させて該押圧部を該当接部に対して進退させる締付けハンドルと、を備えており、上記固定フレームの上記浴槽への取り付けに際しては、上記当接部を上記浴槽の内側で上記浴槽壁の内壁面に当接させ、かつ上記押圧部を該浴槽の外側で上記浴槽壁の外壁面に当接させて、上記締付けハンドルを上記浴槽の外側に配置するものとし、上記手すり枠は、上記固定フレームの上記支持枠と上記締付けハンドルの間に介装された取着部と、該取着部から立設された支柱部と、該支柱部の先端に設けられた把持部と、を備えており、上記手すり枠の取着部を上記固定フレームに対し、上記締付けハンドルを中心として上記固定フレームが取り付けられた上記浴槽壁の延びる方向に沿って回動可能に装着することにより、上記手すり枠を上記固定フレームに対して傾動可能とし、上記手すり枠の把持部を上記固定フレームの直上位置から移動可能に構成したことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の浴槽用手すりの発明において、上記手すり枠の把持部を上記固定フレームの直上位置から移動する際には上記固定フレームに対する上記手すり枠の取着部の回動を許容し、上記手すり枠の把持部を上記固定フレームの直上位置から移動して所定位置に固定する際には、上記固定フレームに対する上記手すり枠の取着部の回動を規制する、手すり位置固定手段を設けたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の浴槽用手すりの発明において、上記手すり枠の把持部を正面視で円環形状としたことを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の浴槽用手すりの発明において、上記手すり枠の把持部を、上記浴槽の内外方向に延びる円筒状としたことを要旨とする。
〔作用〕
本発明の浴槽用手すりによれば、固定フレームの浴槽への取り付けに際し、締付けハンドルは該浴槽の外側に配置されるようになっており、該締付けハンドルが浴槽内で入浴者の邪魔になることはない。
更に手すり枠は、固定フレームと締付けハンドルの間に介装された取着部が、該締付けハンドルを中心として固定フレームが取り付けられた浴槽壁の延びる方向に沿って回動可能に装着されているため、固定フレームに対して傾動可能となっており、その把持部を固定フレームの直上位置から移動させることができるため、浴槽壁を跨ごうとする動作を妨げないような位置に手すり枠を動かすことが出来る。
また浴槽用手すりは、手すり位置固定手段を設けることで、手すり枠の回動を規制することができ、浴槽壁を跨ごうとする動作を妨げない丁度よい位置で手すり枠を固定することができる。
また手すり枠の把持部の形状を、円環形状又は円筒枠状とすることで、何れの箇所を手で握っても遜色がないため、手すり枠を傾動させて把持部の位置や傾きが変わっても、好適に身体を支えることができる。
〔効果〕
本発明にあっては、固定フレームを固定するための締付けハンドルを浴槽外に配したうえで、浴槽壁を跨ごうとする動作を妨げないような位置に手すり枠を動かすことが出来る浴槽用手すりを提供することが出来る。
実施形態の浴槽用手すりを示す斜視図。 浴槽に浴槽用手すりを取り付けた状態を示す斜視図。 固定フレームを示す分解状態の斜視図。 固定フレームを示す側断面図。 手すり枠を示す分解状態の斜視図。 手すり枠を示す側断面図。 (a),(b)は浴槽用手すりを使用して入浴者が浴槽に出入りする状態を示す説明図。 別形態の手すり枠の把持部を示す斜視図。
以下、本発明の浴槽用手すりを具体化した実施形態について、図面に基づき説明する。
図1に示すように、浴槽用手すり10は、固定フレーム11と、該固定フレーム11に取り付けられた手すり枠12とを備えている。
図2に示すように、上記浴槽用手すり10は、浴室内に設置された浴槽BTにおいて、洗い場に面する浴槽壁BWの上縁部に、上記固定フレーム11を介して取り付けられて使用される。
図3及び図4に示すように、上記固定フレーム11は、支持枠21を備えている。該支持枠21は、断面L字状をなす第1枠材21Aと、断面L字状をなす第2枠材21Bとを組み合わせることで、上記浴槽壁BWを挟んで上記浴槽BTの内外を跨ぐことができるように、下向きの凹字状に形成されている。該支持枠21は、第1枠材21Aと第2枠材21Bを相互に接近又は離隔させることで該浴槽壁BWの厚みに応じて間隔を変更調節することが可能である。
また第1枠材21Aの上壁にはスリット21Cが形成されるとともに、第2枠材21Bには孔部21Dが形成されており、該スリット21Cを介して該孔部21Dにピン21Eを挿入することで、該支持枠21は、該浴槽壁BWの厚みに応じて変更調節した間隔で固定することが可能である。
なお上記孔部21Dとピン21Eは、雌ネジ孔と雄ネジに変更してもよい。
上記支持枠21の内側において第1枠材21Aには、当接部22が設けられている。該当接部22は、四角板状に形成され、その表面に発泡ゴム、スポンジ等といった弾性材料からなるクッション部22Aが設けられるとともに、第1枠材21Aに対して揺動ピン22Bを介して揺動自在に取り付けられている。そして該当接部22は、例えば上記浴槽壁BWの壁面が斜面状をなしている場合であっても、該壁面の傾きに応じて揺動し、またクッション部22Aが適宜潰れることで、該浴槽壁BWの壁面に好適に当接することができるように構成されている。
上記支持枠21において第2枠材21Bには、押圧部23及び締付けハンドル24を取り付けて支持するべく、側壁部の中央に円筒状の支持スリーブ25が設けられている。
上記押圧部23は、四角板状に形成され、裏面の中央にネジ棒23Aが揺動自在に取り付けられている。また該押圧部23の表面には発泡ゴム、スポンジ等といった弾性材料からなる滑り止め部23Bが設けられている。
上記締付けハンドル24は、基部24Aと、握り部24Bとによって構成されている。該締付けハンドル24の基部24Aは、円筒状に形成されるとともに、その内部には雌ネジが螺刻されており、また先端には多角筒状(図中では六角筒状)をなす連結柱24Cが突設されている。該締付けハンドル24の握り部24Bは、略円柱状に形成されるとともに、その基端には、該連結柱24Cが嵌入されるべく、該連結柱24Cと対応する形状をなす嵌入孔24Dが設けられている。
上記押圧部23は、ネジ棒23Aの先端に上記締付けハンドル24の基部24Aを螺着し、更に該基部24Aを上記支持枠21の内側から上記第2枠材21Bの支持スリーブ25の内部に挿通することで、該支持枠21の内側に支持されている。
上記締付けハンドル24は、上記基部24Aが上記第2枠材21Bの支持スリーブ25の内部に挿通支持された状態で、該支持スリーブ25の外部に突出する連結柱24Cと、上記握り部24Bの嵌入孔24Dとを嵌合することで、上記支持枠21に回転自在に支持されている。
上記固定フレーム11にあっては、上記締付けハンドル24の握り部24Bを握って回転操作することにより、基部24Aの内部に上記押圧部23のネジ棒23Aが螺入又は螺退されて、上記押圧部23が上記当接部22に対して進退する(図4中の矢印を参照)。そして上記押圧部23と上記当接部22との間で上記浴槽壁BWを挟み込みつつ、該押圧部23を上記浴槽壁BWに圧接させることで、上記固定フレーム11が上記浴槽壁BWに固定される。また上記押圧部23は、上記支持枠21に支持されたネジ棒23Aが揺動自在に取り付けられていることから、該支持枠21に対して揺動可能となっているため、例えば上記浴槽壁BWの壁面が斜面状をなしている場合であっても、該壁面の傾きに応じて揺動し、更に滑り止め部23Bが適宜潰れたりすることで該浴槽壁BWの壁面に好適に圧接される。
なお上記締付けハンドル24の内部において、基部24Aの内部、連結柱24Cの内部及び握り部24Bの嵌入孔24Dは、全て連通した空間となっており、該空間がネジ棒23Aを収容するスペースとされる。そして、該締付けハンドル24の内部の空間を大きくして該ネジ棒23Aの螺入量を大きくすることで、該ネジ棒23Aの螺入又は螺退による上記押圧部23の進退ストロークを確保し、浴槽壁BWの厚みに応じた調整幅を広くしている。
図5及び図6に示すように、上記手すり枠12は、取着部31と、支柱部32と、把持部33とを備えている。
上記取着部31は、板状に形成され、その中央には回動支持孔31Aが貫通形成されているとともに、正面視で左右の両側部には円筒状をなす支柱支持部31Bが設けられている。
上記支柱部32は、丸棒状に形成され、その基端部が上記取着部31の支柱支持部31Bに挿入されることにより、該取着部31から立設されている。また該支柱部32は、該支柱支持部31Bへの挿入量に応じて上記把持部33の高さ位置を変更調節することができ、さらに上下一対の固定ピン32Aを該支柱支持部31Bの外側から差し込むことにより、該変更調節後の該把持部33の高さ位置を固定することが可能である。
上記把持部33は、正面視で円環形状をなすように形成されており、左右一対からなる支柱部32の先端に取り付けられ、下方から支持されている。
上記手すり枠12は、上記取着部31が、その回動支持孔31Aの内側に上記固定フレーム11の上記支持枠21に設けられた支持スリーブ25が挿通されることで、該支持枠21と上記締付けハンドル24の間に介装されて、該支持枠21に取り付けられている。そして該手すり枠12は、該取着部が上記固定フレーム11の支持枠21に対し、上記締付けハンドル24を中心として所定方向へ回動できるように構成されている。
上記固定フレーム11において、上記支持枠21の第2枠材21Bには、上記支持スリーブ25を中心とした周囲に、複数のネジ孔34が円形状をなすように等間隔おきに形成されている。この実施形態でネジ孔34は、45度間隔おきに合計8つが形成されている。
上記手すり枠12において、上記取着部31には、該ネジ孔34と対応する高さ位置となるように挿通孔35が上下一対設けられている。
上記ネジ孔34及び上記挿通孔35は、固定ネジ36とともに、手すり位置固定手段を構成している。
すなわち、上記手すり枠12は、上記固定ネジ36を上記取着部31の挿通孔35に挿通したうえで上記支持枠21のネジ孔34に螺入することで、上記締付けハンドル24を中心とした上記取着部31の回動が規制され、該支持枠21に対して固定される。また一方、上記手すり枠12は、上記固定ネジ36が上記支持枠21のネジ孔34に螺入されていない状態では、上記締付けハンドル24を中心とした上記取着部31の回動を許容されており、該支持枠21に対して傾動させることが可能となる。
上記浴槽用手すり10を浴槽BTへ取り付ける場合、以下のようにして行う。
まず浴槽壁BWの厚みに応じて固定フレーム11の支持枠21の間隔を調整し、該支持枠21を該浴槽壁BWの上縁部に被せる。次いで、固定フレーム11の当接部22を浴槽BTの内側で浴槽壁BWの内壁面に当接させるとともに、押圧部23を該浴槽BTの外側で浴槽壁BWの外壁面に当接させる。この状態で締付けハンドル24は浴槽BTの外側に配置されており、該締付けハンドル24を回転させることで押圧部23を浴槽壁BWの外壁面に圧接させ、押圧部23と当接部22の間で浴槽壁BWを挟み付けることで、浴槽用手すり10の取り付けが完了する。
上記のように浴槽用手すり10を取り付けた後は、必要に応じて手すり枠12を固定フレーム11に対して傾動させる。
例えば、図7(a)に示すように、手すり枠12の把持部33を握って入浴者Mが浴槽BTに出入りしようとする際に、該入浴者Mの足Fが浴室の壁Wに当たってしまう場合には、手すり枠12を固定フレーム11に対して傾動させる。
該手すり枠12を傾動させるには、固定ネジ36をネジ孔34及び挿通孔35から引き抜きぬくと、支持スリーブ25に支持された取着部31が浴槽壁BWの延びる方向に沿って締付けハンドル24を中心に回動できるようになり、該取着部31が回動することにより該手すり枠12が固定フレーム11に対して傾動する。そして、手すり枠12を固定フレーム11に対して傾動させつつ、ネジ孔34に挿通孔35が合う位置でネジ孔34及び挿通孔35に固定ネジ36を差し込み、手すり枠12を固定フレーム11に対して所定の傾きで固定する。
図7(b)に示すように、手すり枠12を固定フレーム11に対して傾動させることで、手すり枠12の把持部33は、該固定フレーム11の直上位置から、浴槽壁BWの延びる方向に沿って側方へ移動する。その結果、図7(a)に示した状態よりも浴槽壁BWの上方のスペースが広くなり、入浴者Mは浴槽壁BWを跨ぎ越しやすくなる。
また上記手すり枠12の把持部33は円環状に形成されており、何れの箇所も握ることが出来るため、手すり枠12を傾動させる前後で握りやすさが変わらず、使いやすい。
本発明は必ずしも上記実施形態の構成に限定されるものではなく、以下のように変更してもよい。
図8に示すように、手すり枠12の把持部33を円筒枠状に形成してもよい。このように把持部33を円筒枠状にした場合、握ることが出来る範囲が広がるため、さらに使いやすいものとなる。
また手すり枠12の把持部33の形状は、上記した円環状や円筒枠状の他にも、例えば上下方向(鉛直方向)や横方向(水平方向)に延びる略四角枠状や、正面視逆U字状で基端部(下端部)が上下方向に延びて途中から先端部(上端部)が斜め上方や横方向に延びる形状等としてもよい。
上記手すり位置固定手段は、ネジ孔34と固定ネジ36の螺合に限らず、例えばネジ孔34に代えて挿入孔を設け、固定ネジ36に代わるピンを該挿入孔に挿入してもよい。あるいはラチェット機構を設け、手すり位置固定手段としてもよい。なお手すり位置固定手段としてラチェット機構を設ける場合、例えば支持スリーブ25をその外周面上に歯を設けた歯車状とし、取着部31には回動支持孔31A内に突出して支持スリーブ25の歯と噛合するように歯止めを回動可能に内装することで、該歯止めを固定した場合に固定フレーム11に対する手すり枠12の取着部31の回動を規制し、該歯止めの固定を解除した場合に固定フレーム11に対する手すり枠12の取着部31の回動を許容することができる。
本発明にあっては、固定フレームを固定するための締付けハンドルを浴槽外に配したうえで、浴槽壁を跨ごうとする動作を妨げないような位置に手すり枠を動かすことが出来、使用者にとって使い勝手が良いから、産業上の利用可能性がある。
10 浴槽用手すり
11 固定フレーム
12 手すり枠
21 支持枠
22 当接部
23 押圧部
24 締付けハンドル
23A ネジ棒
31 取着部
32 支柱部
33 把持部
34 ネジ孔
35 挿通孔
36 固定ネジ
BT 浴槽
BW 浴槽壁

Claims (4)

  1. 浴槽において洗い場に面した浴槽壁の上縁部に取り付け固定される固定フレームと、該固定フレームに取り付けられた手すり枠とを備える浴槽用手すりであって、
    上記固定フレームは、上記浴槽壁を挟んで上記浴槽の内外を跨ぐことが可能な所定形状をなす支持枠と、該支持枠の内側に設けられて上記浴槽壁の壁面に当接される当接部と、該当接部に対して進退可能に並設するべく該支持枠の内側にネジ棒を介して支持されて該当接部との間で上記浴槽壁を挟み込む押圧部と、該支持枠に回転自在に支持されつつ該ネジ棒と螺着されることで回転操作により該ネジ棒を螺退又は螺入させて該押圧部を該当接部に対して進退させる締付けハンドルと、を備えており、
    上記固定フレームの上記浴槽への取り付けに際しては、上記当接部を上記浴槽の内側で上記浴槽壁の内壁面に当接させ、かつ上記押圧部を該浴槽の外側で上記浴槽壁の外壁面に当接させて、上記締付けハンドルを上記浴槽の外側に配置するものとし、
    上記手すり枠は、上記固定フレームの上記支持枠と上記締付けハンドルの間に介装された取着部と、該取着部から立設された支柱部と、該支柱部の先端に設けられた把持部と、を備えており、
    上記手すり枠の取着部を上記固定フレームに対し、上記締付けハンドルを中心として上記固定フレームが取り付けられた上記浴槽壁の延びる方向に沿って回動可能に装着することにより、上記手すり枠を上記固定フレームに対して傾動可能とし、上記手すり枠の把持部を上記固定フレームの直上位置から移動可能に構成した
    ことを特徴とする浴槽用手すり。
  2. 上記手すり枠の把持部を上記固定フレームの直上位置から移動する際には上記固定フレームに対する上記手すり枠の取着部の回動を許容し、上記手すり枠の把持部を上記固定フレームの直上位置から移動して所定位置に固定する際には、上記固定フレームに対する上記手すり枠の取着部の回動を規制する、手すり位置固定手段を設けた
    請求項1に記載の浴槽用手すり。
  3. 上記手すり枠の把持部を正面視で円環形状とした
    請求項1又は請求項2に記載の浴槽用手すり。
  4. 上記手すり枠の把持部を、上記浴槽の内外方向に延びる円筒枠状とした
    請求項1又は請求項2に記載の浴槽用手すり。

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