JP6715710B2 - トルクレンチ - Google Patents

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Description

本発明は、トルクレンチチューブの内側に異物が進入することを抑制するトルクレンチに関する。
特許文献1には、防水型トルクレンチが開示されている。具体的には、ヘッドおよびハンドルの間に生じる隙間に、シリコンゴム等からなるシールを配置することにより、この隙間における防水性を確保している。
特開平08−90441号公報(段落0017等)
ヘッドおよびハンドルの間に生じる隙間にシールを配置しただけでは、防水性が不十分となることがある。具体的には、シールの経年劣化が発生すると、シールおよびヘッドの間や、シールおよびハンドルの間に隙間が発生しやすくなり、防水性を確保することができなくなってしまうことがある。
本発明のトルクレンチは、トルクレンチチューブと、ヘッドと、弾性チューブとを有する。トルクレンチチューブは、トグル機構を収容している。ヘッドは、トグル機構と連結されており、トルクレンチチューブの先端部から突出している。また、ヘッドは、トルクレンチチューブの先端部から離れた位置において、フランジ部を有する。このフランジ部は、トルクレンチチューブの先端部の外形に沿った外形を有する。また、フランジ部は、トルクレンチの長手方向におけるヘッドの先端側からトルクレンチチューブの先端部を見たとき、トルクレンチチューブの先端部の外形と略一致する外形を有する。弾性チューブは、トルクレンチチューブおよびフランジ部の外面と接触し、トルクレンチチューブの先端部およびフランジ部の間に形成された隙間を覆っている。
本発明によれば、弾性チューブを用いることにより、トルクレンチチューブの先端部およびフランジ部の間に形成された隙間からトルクレンチチューブの内側に異物(液体や埃など)が進入することを抑制できる。また、フランジ部の外形は、トルクレンチチューブの先端部の外形に沿っているため、フランジ部およびトルクレンチチューブの外面に沿って弾性チューブを配置しやすくなり、隙間が発生しにくくなる。これは、異物の進入を抑制する上で効果的である。
本発明において、弾性チューブの外面を覆うカバーを設けることができる。ここで、カバーには、弾性チューブの外面から離れて、トルクレンチチューブおよびヘッドの相対的な回転を許容する凹部を設けることができる。カバーを設けることにより、弾性チューブを保護することができる。また、カバーに凹部を設けることにより、締結部材の締付トルク値が目標トルク値以上となり、ヘッドに対してトルクレンチチューブが回動するとき、この回動がカバーによって妨げられることを抑制できる。
弾性チューブは、複数の弾性層によって構成することができる。複数の弾性層のそれぞれを、トルクレンチチューブおよびフランジ部の外面に沿って配置し、複数の弾性層を重ねることができる。例えば、弾性チューブを第1弾性層および第2弾性層によって構成することができる。第1弾性層は、トルクレンチチューブおよびフランジ部の外面に接触させることができる。第2弾性層は、第1弾性層を覆うとともに、トルクレンチチューブおよびフランジ部の外面に接触させることができる。
トルクレンチの断面図である。 トルクレンチの上面図である。 トルクレンチの一部の構造を示す断面図である。
本実施形態のトルクレンチについて、図1および図2を用いて説明する。図1は、トルクレンチの長手方向における断面図である。図2は、図1に示す矢印D1の方向からトルクレンチを見たときの図(上面図)である。図2において、弾性チューブ23およびカバー24だけは断面図として示している。
トルクレンチ1は、ハンドル11と、トルクレンチチューブ12と、ヘッド13とを有する。ハンドル11は、トルクレンチチューブ12の基端部12aを覆っている。トルクレンチチューブ12の基端部12aの内側には、目標トルク値を設定するための部品(不図示)が収容されている。目標トルク値を設定するための部品としては、スプリング等の公知の部品が用いられるため、詳細な説明は省略する。また、ハンドル11には、設定された目標トルク値を表示するための目盛(不図示)が設けられている。
シート14は、トルクレンチチューブ12の内側に配置されており、シート14の外周面は、トルクレンチチューブ12の内壁面に接触している。シート14の受け面14aには、トルク値を設定するためのスプリング(不図示)の一端が接触している。これにより、スプリングは、図1の左方向にシート14を付勢する。
スラスタ15は、フランジ部15aと、フランジ部15aから突出するピン15bとを有する。ピン15bは、シート14に形成された貫通孔14bに挿入されている。フランジ部15aは、貫通孔14bの周囲において、シート14の突き当て面14cに接触している。突き当て面14cは、シート14において、受け面14aの反対側に形成されている。
スラスタ15は、切り欠き部15cを有し、切り欠き部15cは、ローラ16の軸部16bと係合している。ローラ16は、ローラ本体16aおよび軸部16bを有しており、ローラ本体16aは、軸部16bを中心に回転する。ローラ本体16aの外周面の一部は、トルクレンチチューブ12の内壁面と接触している。ここで、トルクレンチチューブ12には、平坦な面で構成された第1平坦部12bが形成されており、第1平坦部12bの内壁面にローラ本体16aの外周面の一部が接触している。トルクレンチチューブ12の上部(図1の上側の面)において、第1平坦部12bを除いた領域は、曲率を有している。
トグル17の一端部は、トグルピン18aを介して、スラスタ15に連結されている。トグル17は、スラスタ15に対して、トグルピン18aを中心に回転可能である。トグル17の他端部は、トグルピン18bを介して、ヘッド13の基端部13aに連結されている。トグル17は、ヘッド13の基端部13aに対して、トグルピン18bを中心に回転可能である。
ヘッド13の基端部13aには、貫通孔13bが形成されている。ネジ回り止め部材19は、貫通孔13bに挿入されているとともに、貫通孔13bに固定されている。補正ネジ20は、貫通孔13bに挿入されており、補正ネジ20の外周面に形成されたネジ溝は、回り止め部材19の内周面に形成されたネジ溝と噛み合っている。
補正ネジ20の先端部は、ネジ回り止め部材19を貫通し、貫通孔13bから突出している。そして、補正ネジ20の先端部は、トルクレンチチューブ12の内壁面と接触している。ここで、トルクレンチチューブ12には、平坦な面で構成された第2平坦部12cが形成されており、第2平坦部12cの内壁面に補正ネジ20の先端面が接触している。補正ネジ20の先端面は平坦な面であるため、この先端面の全体と接触できるように、トルクレンチチューブ12には第2平坦部12cが形成されている。トルクレンチチューブ12の下部(図1の下側の面)において、第2平坦部12cを除いた領域は、曲率を有している。
補正ネジ20の頭部(上述した先端部とは反対側の端部)には、六角穴が形成されており、この六角穴に治具(不図示)を係合させることにより、補正ネジ20を回転させることができる。ここで、トルクレンチチューブ12のうち、補正ネジ20の六角穴と対向する領域には、円形の開口部12dが形成されている。そして、開口部12dは、第1平坦部12bに形成されている。開口部12dは、補正ネジ20の六角穴と係合する治具を挿入させるために用いられる。
補正ネジ20を回転させることにより、貫通孔13bからの補正ネジ20の突出量を変化させることができる。これにより、トグル17の傾斜角度(トグル角度)を変更することができ、トルクレンチ1のゲインを補正することができる。ここで、トグル角度とは、トルクレンチ1の長手方向に延びる基準軸に対して、トグル17が傾斜する角度である。また、ゲインの補正とは、ハンドル11に設けられた目盛上の目標トルク値と実測のトルク値との関係を示す直線の傾きを変更することである。
開口部12dは、封止栓21によって塞がれる。封止栓21は、開口部12dに挿入される挿入部21aと、頭部21bとを有する。挿入部21aは、開口部12dに沿った形状に形成されている。頭部21bは、開口部12dの開口サイズよりも大きいため、挿入部21aを開口部12dに挿入したとき、頭部21bは、トルクレンチチューブ12の外壁面と接触する。ここで、トルクレンチチューブ12と接触する頭部21bの接触面は、平坦な面で構成されている。封止栓21を用いることにより、開口部12dからトルクレンチチューブ12の内側に液体(水等)や埃などの異物が進入することを抑制できる。ここで、治具を用いて補正ネジ20を回転させるとき、封止栓21は、開口部12dから取り外される。
本実施形態では、トルクレンチチューブ12の第1平坦部12bに開口部12dを形成し、封止栓21の頭部21bを第1平坦部12bに接触させている。第1平坦部12bは、封止栓21の頭部21bに沿って形成されているため、頭部21bおよび第1平坦部12bにおける接触面積を確保することができる。これにより、頭部21bおよび第1平坦部12bの間に隙間が発生することを抑制でき、異物が開口部12dに到達することを抑制できる。
一方、挿入部21aの外周面にネジ溝を形成するとともに、開口部12dの内周面にネジ溝を形成することができる。そして、挿入部21aのネジ溝を開口部12dのネジ溝に噛み合わせることにより、挿入部21aおよび開口部12dの間における密閉性を確保することができる。
本実施形態では、開口部12dの開口領域が円形であるが、他の形状とすることもできる。この場合には、開口部12dの形状に沿うように、挿入部21aの形状を決めればよい。また、封止栓21を弾性変形可能な材料で形成し、挿入部21aを弾性変形させた状態で開口部12dに挿入させることができる。これにより、挿入部21aを開口部12dに密接させることができ、挿入部21aおよび開口部12dの間における密閉性を確保することができる。
なお、本実施形態では、封止栓21の頭部21bを第1平坦部12bに接触させているが、これに限るものではない。具体的には、頭部21bおよび第1平坦部12bの間に座金を配置することができる。この座金としては、各種の座金、例えば、平座金、ばね座金、波形座金を用いることができる。
トルクレンチ1を用いて、ボルトやナットなどの締結部材を締め付けるとき、締結部材の締付トルク値が、上述したスプリングによって設定された目標トルク値以上になると、ヘッド13に対してトルクレンチチューブ12が回転することになる。このとき、ヘッド13の基端部13aに形成された衝突面13cは、トルクレンチチューブ12の第1平坦部12bに衝突する。このときの操作感によって、トルクレンチ1の作業者は、締付トルクが目標トルクに到達したことを認識することができる。
本実施形態では、図3に示すように、第1平坦部12bが長さL1を有している。長さL1は、トルクレンチ1の長手方向における第1平坦部12bの長さである。ここで、ローラ本体16aおよびヘッド13の衝突面13cが第1平坦部12bに接触するように、長さL1が設定されている。言い換えれば、長さL1の範囲内には、ローラ本体16aおよび第1平坦部12bが接触する位置と、衝突面13cおよび第1平坦部12bが接触する位置とが含まれている。なお、開口部12dは、ローラ本体16aおよび第1平坦部12bが接触する位置と、衝突面13cおよび第1平坦部12bが接触する位置との間に形成されている。
上述したように、開口部12dからトルクレンチチューブ12の内側に異物が進入することを抑制するためには、封止栓21の頭部21bが接触する位置まで第1平坦部12bを形成すればよい。具体的には、トルクレンチ1の長手方向における第1平坦部12bの長さを長さL2(図3参照)とすることができる。しかし、この場合には、図3に示す長さL3の範囲内において、トルクレンチチューブ12の段差部Sが位置することになる。段差部Sは、図3から分かるように、トルクレンチチューブ12に第1平坦部12bを形成することによって、第1平坦部12bの外縁に形成される段差である。
長さL3の範囲内に段差部Sが位置している場合には、ヘッド13およびトルクレンチチューブ12が相対的に回転したとき、段差部Sに対する衝突面13cの衝突位置が変動してしまうおそれがある。これにより、所望の操作感が得られにくくなってしまう。
本実施形態では、長さL1の範囲内で第1平坦部12bを形成しているため、ヘッド13の衝突面13cを第1平坦部12bに衝突させ続けることができる。これにより、締結部材の締付トルク値が目標トルク値に到達したときに、所望の操作感が得られやすくなる。
なお、本実施形態では、1つの第1平坦部12bをトルクレンチチューブ12に形成しているが、これに限るものではない。上述したように、開口部12dからトルクレンチチューブ12の内側に異物が進入することを抑制するためには、開口部12dの周囲に平坦部が形成されていればよい。このため、ローラ本体16aが接触する領域と、開口部12dを含む領域と、衝突面13cが衝突する領域とに分けて、3つの平坦部を形成することができる。また、上述した3つの領域のうち、隣り合う2つの領域に対して、1つの平坦部を形成することができる。
球体のコーキュ22は、ヘッド13の外面に取り付けられている。コーキュ22は、図1に示すヘッド13の表面と、図1に示すヘッド13の裏側の表面とに設けられている。これらのコーキュ22の一部は、トルクレンチチューブ12の内壁面と接触している。
ヘッド13の先端側には、フランジ部13dと、フランジ部13dから突出する固定部13eが設けられている。固定部13eには、交換式ヘッド(不図示)が固定される。交換式ヘッドとしては、例えば、オープンスパナヘッド、リングヘッド、ラチェットヘッドがある。なお、本実施形態では、交換式ヘッドが固定部13eに着脱可能であるが、交換式ヘッドおよび固定部13eが一体的に形成されたヘッドを用いることもできる。
フランジ部13dは、トルクレンチチューブ12の先端部12eからトルクレンチチューブ12の外側に突出しており、先端部12eから離れている。図1に示す矢印D2の方向からトルクレンチ1を見たとき、フランジ部13dは、トルクレンチチューブ12の先端部12eに沿った形状に形成されている。具体的には、図1に示す矢印D2の方向からトルクレンチ1を見たとき、フランジ部13dの外形は、トルクレンチチューブ12の先端部12eの外形と略一致(製造上の誤差を含む)している。
トルクレンチチューブ12の先端部12eの外面およびフランジ部13dの外面には、弾性チューブ23が設けられている。弾性チューブ23は、二層構造となっており、第1弾性層23aおよび第2弾性層23bを有する。第1弾性層23aおよび第2弾性層23bは、トルクレンチチューブ12およびフランジ部13dの外面に沿ってそれぞれ重ねられており、弾性変形が可能な材料で形成されている。ここで、第1弾性層23aおよび第2弾性層23bは、同一の材料で形成することもできるし、互いに異なる材料で形成することもできる。
第1弾性層23aは、フランジ部13dの外壁面およびトルクレンチチューブ12の外壁面に接触している。第2弾性層23bは、第1弾性層23aの外面を覆っている。また、第2弾性層23bの一端部は、フランジ部13dの外壁面に接触しているとともに、第2弾性層23bの他端部が、トルクレンチチューブ12の外壁面に接触している。
弾性チューブ23は、ヘッド13のフランジ部13dとトルクレンチチューブ12の先端部12eとの間に形成された隙間を覆っているため、この隙間からトルクレンチチューブ12の内部に異物が進入することを抑制できる。
また、フランジ部13dの外形は、トルクレンチチューブ12の先端部12eの外形と略一致しているため、フランジ部13dの外面は、先端部12eの外面の延長線上に位置することになる。これにより、フランジ部13dおよびトルクレンチチューブ12の外壁面に沿って弾性チューブ23を配置することができるとともに、フランジ部13dおよびトルクレンチチューブ12の先端部12eに対して、弾性チューブ23を取り付けやすくなる。
トルクレンチチューブ12およびヘッド13において、弾性チューブ23と接触する部分に段差が発生してしまうと、隙間が発生しやすくなってしまう。本実施形態によれば、トルクレンチチューブ12およびヘッド13の外壁面に沿って弾性チューブ23を配置することができるため、トルクレンチチューブ12および弾性チューブ23の間や、ヘッド13のフランジ部13dおよび弾性チューブ23の間に隙間が発生することを抑制できる。これにより、トルクレンチチューブ12の内側に異物が進入することを抑制できる。
なお、本実施形態では、弾性チューブ23が二層構造であるが、これに限るものではない。すなわち、弾性チューブ23を単層構造としたり、三層以上の層構造としたりすることができる。弾性チューブ23を二層以上の層構造とすることにより、弾性チューブ23の外側の弾性層に亀裂等が発生しても、この弾性層よりも内側に位置する弾性層において、トルクレンチチューブ12の内側に異物が進入することを抑制できる。また、弾性チューブ23の外側の弾性層に亀裂等が発生した場合には、外側の弾性層だけを取り替えるだけで良い。
弾性チューブ23の外面には、カバー24が配置されている。カバー24は、弾性チューブ23を覆うことにより、弾性チューブ23を保護する。カバー24の材料は適宜選択することができ、例えば、弾性チューブ23よりも剛性の高い材料でカバー24を形成することができる。
カバー24の内周面の一部は、弾性チューブ23の外面(言い換えれば、第2弾性層23bの外面)と接触している。カバー24の内周面には、凹部24aが形成されており、凹部24aの端は、トルクレンチチューブ12の先端部12eと同一面内に位置している。凹部24aは、弾性チューブ23の外面から離れている。凹部24aおよび弾性チューブ23の間に形成された隙間は、トルクレンチチューブ12およびヘッド13の相対的な回転を許容するための隙間となる。以下、この点について具体的に説明する。
締結部材の締付トルク値が目標トルク値以上となり、ヘッド13に対してトルクレンチチューブ12が回転したときには、ヘッド13のフランジ部13dがトルクレンチチューブ12の先端部12eに対してずれて弾性チューブ23が変形する。ここで、カバー24に形成された凹部24aにおいて、トルクレンチチューブ12の先端部12eに対するフランジ部13dのずれを許容することができる。
なお、本実施形態では、カバー24を設けているが、カバー24を省略することもできる。
1:トルクレンチ、11:ハンドル、12:トルクレンチチューブ、12e:先端部、
13:ヘッド、13d:フランジ部、17:トグル、23:弾性チューブ、
23a:第1弾性層、23b:第2弾性層、24:カバー、24a:凹部

Claims (4)

  1. トグル機構を収容するトルクレンチチューブと、
    前記トグル機構と連結され、前記トルクレンチチューブの先端部から突出するヘッドであって、前記先端部から離れた位置において、前記先端部の外形に沿った外形を有するフランジ部であって、トルクレンチの長手方向における前記ヘッドの先端側から前記トルクレンチチューブの先端部を見たとき、前記トルクレンチチューブの先端部の外形と略一致する外形を有する前記フランジ部を備えたヘッドと、
    前記トルクレンチチューブおよび前記フランジ部の外面と接触し、前記先端部および前記フランジ部の間に形成された隙間を覆う弾性チューブと、
    を有することを特徴とするトルクレンチ。
  2. 前記弾性チューブの外面を覆うカバーを有しており、
    前記カバーは、前記弾性チューブの外面から離れて、前記トルクレンチチューブおよび前記ヘッドの相対的な回転を許容する凹部を有することを特徴とする請求項1に記載のトルクレンチ。
  3. 前記弾性チューブは、前記トルクレンチチューブおよび前記フランジ部の外面に沿ってそれぞれ重ねられた複数の弾性層によって構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のトルクレンチ。
  4. 前記複数の弾性層は、
    前記トルクレンチチューブおよび前記フランジ部の外面と接触する第1弾性層と、
    前記第1弾性層を覆うとともに、前記トルクレンチチューブおよび前記フランジ部の外面と接触する第2弾性層と、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載のトルクレンチ。
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