JP6715697B2 - 布製型枠およびそれを用いた法面保護工、法面保護工法 - Google Patents

布製型枠およびそれを用いた法面保護工、法面保護工法 Download PDF

Info

Publication number
JP6715697B2
JP6715697B2 JP2016123683A JP2016123683A JP6715697B2 JP 6715697 B2 JP6715697 B2 JP 6715697B2 JP 2016123683 A JP2016123683 A JP 2016123683A JP 2016123683 A JP2016123683 A JP 2016123683A JP 6715697 B2 JP6715697 B2 JP 6715697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
shaped portion
slope
cloth
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016123683A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017227036A (ja
Inventor
靖浩 鍋嶋
靖浩 鍋嶋
安隆 若林
安隆 若林
淳一郎 児玉
淳一郎 児玉
竜也 寺嶋
竜也 寺嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Advance Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Advance Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Advance Corp filed Critical Asahi Kasei Advance Corp
Priority to JP2016123683A priority Critical patent/JP6715697B2/ja
Publication of JP2017227036A publication Critical patent/JP2017227036A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6715697B2 publication Critical patent/JP6715697B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

本発明は、布製型枠およびそれを用いた法面保護工、法面保護工法に関する。
ため池の法面保護工においては、基礎コンクリートの打設や裏込め砕石の敷設が不要であること、また少人数での施工が可能であることから、従来の張りブロック工法よりも安価となる布製型枠工法が近年普及してきている。
この工法は、あらかじめ用意された二層布帛部からなる布製型枠を例えば河川の岸辺や水底等に敷設してコンクリートやモルタルを注入して硬固させる方法である。
ところで、ため池周辺においては、都市化や混住化が進んでいるところも多く存在し、水難事故の危険性が増している。池の周囲を柵で囲ったり、注意を促す看板を設けたり等の各種対策がとられているが、事故を完全に防止することは難しい。
誤ってため池に落ちてしまった場合、岸の斜面をよじ登って池から脱出することができればよいが、布製型枠を用いた法面保護工では、水に濡れた表面はすべりやすく、保護工の斜面をよじ登って脱出することは困難である。表面に苔や土がついた場合にはさらに滑りやすくなる。
法面をよじ登るための手掛かりとなる鎖や取っ手、あるいは階段等を設けたりしている場合もあるが、法面保護工事に加えて、それらを設置するための材料、工程が増え、さらにそれらの管理等も必要になってくる。
また、ため池等に限らず、通常の法面保護工においても、管理等のために昇降用の階段や取っ手を設ける場合があり、通常の法面保護工事に加えて、それらを設置するための材料、工程が増えるという問題があった。
特開2006−037445号公報
本発明は、上述した従来の実情に鑑みてなされたものであり、ため池等に落ちた場合、あるいは法面保護工の管理において容易によじ登ることができ、施工も簡単である、布製型枠及びそれを用いた法面保護工、法面保護工法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を続けた結果、布製型枠をなす第1の袋状部に、突起部となる第2の袋状部を一体的に設けることにより、上記課題を解決できることに想到し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
[1]
法面に沿って配され法面保護に用いられる布製型枠であって、
二層布帛が部分的に結接糸で接続されてなる島状のポイント部を、所定の間隔で千鳥状に複数配した袋体からなる第1の袋状部と、
前記第1の袋状部に空間的に連結し、該第1の袋状部の一面から突出するように、縫製加工または製織にて該第1の袋状部に一体化された、複数の第2の袋状部と、を有し、
複数の前記第2の袋状部は、前記法面に施工された場合の該法面に沿った上下方向に並んで配されており、
前記ポイント部は、上下方向で隣接する2つの前記第2の袋状部の間に、横方向で2列または3列に配されるとともに、少なくとも、該第2の袋状部の幅方向中央部の上側に配されており、
前記布製型枠の内部にモルタルまたはコンクリートが打設された後において、前記複数の第2の袋状部は、前記第1の袋状部の上面に対して突出した突起部となり、該突起部は前記法面をよじ登るための手掛かりまたは足掛かりとなることを特徴とする布製型枠。
[2]
法面に沿って配され法面保護に用いられる布製型枠であって、
複数の島状の一層布帛部を、二層布帛に所定の間隔で千鳥状に形成した袋体からなる第1の袋状部と、
前記第1の袋状部に空間的に連結し、該第1の袋状部の一面から突出するように、縫製加工または製織にて該第1の袋状部に一体化された、複数の第2の袋状部と、を有し、
複数の前記第2の袋状部は、前記法面に施工された場合の該法面に沿った上下方向に並んで配されており、
前記一層布帛部は、上下方向で隣接する2つの前記第2の袋状部の間に、横方向で2列または3列に配されるとともに、少なくとも、該第2の袋状部の幅方向中央部の上側に配されており、
前記布製型枠の内部にモルタルまたはコンクリートが打設された後において、前記複数の第2の袋状部は、前記第1の袋状部の上面に対して突出した突起部となり、該突起部は前記法面をよじ登るための手掛かりまたは足掛かりとなることを特徴とする布製型枠。
[3]
[1]または[2]に記載の布製型枠が用いられてなる法面保護工であって、
法面に敷設された前記布製型枠の内部にモルタルまたはコンクリートが打設されてなり、前記第1の袋状部の面に対して突出した、前記第2の袋状部にて形成される複数の突起部を有し、該突起部の上面中央部が平らになされていることを特徴とする法面保護工。
[4]
前記突起部を貫通するように異形鉄筋が打ち込まれている、[3]に記載の法面保護工。
[5]
[1]または[2]に記載の布製型枠を用いた法面保護工法であって、
以下の工程:
(1) 前記布製型枠を法面に敷設する工程と、
(2) 前記布製型枠の第1の袋状部及び第2の袋状部の内部にモルタルまたはコンクリートを打設する工程と、
を有することを特徴とする法面保護工法。
[6]
前記工程(2)において、前記布製型枠の第1の袋状部及び第2の袋状部の内部にモルタルまたはコンクリートを充填した後であって、該モルタルまたはコンクリートが固化する前に、前記第2の袋状部にて形成される突起部を貫通するように異形鉄筋を打ち込む、[5]に記載の法面保護工法。
本発明によれば、布製型枠をなす第1の袋状部に、突起部となる第2の袋状部を一体的に設けていることにより、布製型枠にモルタルまたはコンクリートを注入することにより、法面保護工と同時に突起部も形成されるので、一度に施工が完了し、別工程にて手すり、階段等を設ける必要がなく工程が短縮できる。また、第2の袋状部の上面中央部の直近にポイント部または一層布帛部が配されていることにより、モルタルまたはコンクリートを注入した際の布の膨らみが抑制されて突起部の上面中央部が平らになり、登りやすい突起部を形成することができる。これにより、この布製型枠を用いた法面保護工によれば、水難事故、また取水設備の操作や池の管理においても、誤って池に転落した際、この突起部を手掛かりまたは足掛かりとして容易によじ登ることができる。あるいは通常の法面保護工の管理において、この突起部を足掛かりとして昇降することができる。
本発明の布製型枠の一構成例を示す平面図。 モルタルまたはコンクリートを打設した後の、布製型枠の断面図。 本発明の布製型枠が法面に敷設された状態を示す断面図。 本発明の布製型枠が法面に敷設された状態を示す斜視図。 第2の袋状部とポイント部との配置と、第2の袋状部の膨らみ方の違いを説明する図。 第2の袋状部とポイント部との配置と、第2の袋状部の膨らみ方の違いを説明する図。 第2の袋状部とポイント部との配置と、第2の袋状部の膨らみ方の違いを説明する図。 本発明の布製型枠の他の一構成例を示す図であり、モルタルまたはコンクリートを打設した後の、布製型枠の断面図。
<第1実施形態>
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、以下の説明では、本発明をため池等の水際における法面保護工に適用した場合を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、水際以外の通常の法面保護工にも適用可能である。
図1は、本発明の布製型枠の一構成例を示す平面図であり、図2は、モルタルまたはコンクリートを打設した後の、布製型枠の断面図である。また、図3および図4は、本発明の布製型枠がため池等の法面に敷設されてなる法面保護工を示す断面図及び斜視図である。
この布製型枠1A(1)は、複数の島状のポイント部4を二層布帛5に所定の間隔で形成した袋体からなる第1の袋状部2と、第1の袋状部2の一面から突出するように設けられた第2の袋状部3とを有し、これらは開口部6a(接合部)でそれぞれの各袋状部内が連通するように接合されている。ポイント部4は、図1に示すように、例えば千鳥状に配置される。
第1の袋状部2は、複数の島状のポイント部4を所定の間隔で形成した二層布帛5からなる。該二層布帛5は上層布6と下層布7で構成され、通常二重織りで製織される。
第1の袋状部2は、二層布帛5で構成され、下層布7、上層布6およびこれらを接続する結接糸8からなり、通常は二重織りで製織して得られる。該二層布帛5の空隙にはモルタルやコンクリート11等が打設される。結接糸8は、打設後のコンクリート11等の厚さを一定にする役割を有し、その接続長さは護岸工事の目的に応じて適宜設定される。布製型枠1は、上層布6側を上側(表側)として敷設される。
下層布7、上層布6は、結接糸8によって部分的に接続されている。下層布7、上層布6は、図2に示すように、クロスさせた結接糸8により、所定の間隔をもって互いに接続され、ポイント部4を形成している。
図1に示すように、ポイント部4は二層布帛5に島状に設けられ、特定の間隔で千鳥状に配されている。ポイント部4の大きさ、数および配置には特に制限はなく、施工現場等に応じて適宜選定されるが、その間隔が狭い方がより平面的な打設面が得られる。
第1の袋状部2には注入口(図示せず)が設けられており、ここからモルタルやコンクリート11等が第1の袋状部2の上層布6と下層布7で形成される空隙、および第2の袋状部3で形成される空隙に同時打設される。
第1の袋状部2の一面、例えば上層布6には、その一部が切り取られることにより任意の形状の開口部6aが設けられ、該開口部6aを覆うように第2の袋状部3が縫い付けられている。
第2の袋状部3は一層布帛9で構成され、1枚の布を縫合して袋状に形成してもよいし、複数の布を縫合して袋状に形成してもよい。
その断面は、特に限定されるものではないが、例えば円形や多角形である。法面に配され、モルタルやコンクリート11が打設された状態において、上側が平らな面となることが好ましい。ここでは、断面を長方形状とした場合を例に挙げている。
図3に示すように、複数の第2の袋状部3は、モルタルやコンクリート11が打設された後において、突起部12となり、法面21をよじ登るための手掛かりまたは足掛かりとなる。
複数の第2の袋状部3は、敷設された場合の上下方向に並んで配されている。複数の第2の袋状部3、ひいては複数の突起部12を上下方向に配することで、この突起部12を上へ順に伝って登ることができる。複数の突起部12は、図4(A)に示すように縦に配置して階段状とすることもできるし、図4(B)に示すように斜めに配置する等、適度に配置することができる。
第2の袋状部3、ひいては突起部12の大きさは、該突起部12を足掛かりとして登るのに十分な大きさ及び強度があればよく、特に限定されない。上面は足を載せる面となるため、奥行きは15cm以上であることが好ましい。突起部12の幅(横方向の長さ)は、例えば30cm〜50cmである。
また、隣接する突起部12間のピッチは、上下方向で例えば50cm程度とする。狭すぎるとその分、第2の袋状部3の数が多くなり、布やモルタル等の材料費が増大してしまう。広すぎると、第2の袋状部3を足掛かりとして斜面を登るのが困難となる。
図1に示すように、第2の袋状部3の上面中央部の直近に、ポイント部4が配されている。第2の袋状部3の上面中央部の直近にポイント部4を配することにより、モルタルまたはコンクリートを注入した際に、このポイント部4により布の膨らみを抑制して、突起部12の上面中央部を平らに形成することができる。
図5〜図7は、第2の袋状部3とポイント部4との配置を変え、モルタルを打設した場合の、第2の袋状部3の膨らみ方の違いを示す図である。
図5(A)に示すように、第2の袋状部3の上面中央部の直近にポイント部4が配されている場合、図6(A)および図7(A)に示すようにモルタルやコンクリート11を充填した際に、ポイント部4で拘束されることにより中央部での布の膨らみが抑制され、特に上面が膨らみすぎることなく形を平らに整えることができ、登りやすい突起部12を形成することができる。
図5(B)に示すように、第2の袋状部3の上面中央部の直近にポイント部4がない場合、図6(B)および図7(B)に示すようにモルタルやコンクリート11を充填した際に、布が拘束されずに中央部が丸く膨らんでしまい、足をかける上面の形状が安定せず、登りづらいものとなってしまう。
第1の袋状部2および第2の袋状部3に用いられる糸素材には特に制限はなく、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ポリアミド、ポリエステル、ビニロン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン等が用いられる。また糸の太さおよび糸密度は、打設時の袋体の強度および打設後のスラリーの余剰水を絞出できる範囲内で選定され、例えば、糸の太さは400〜3000デニールの範囲、糸密度は経糸および緯糸ともに40〜7本/インチの範囲内で選定される。
糸の強伸度は、経糸、緯糸ともにほぼ同じ特性を示す糸を使うのが好ましい。これは打設時に袋体の伸び変形を略同一とするためである。一般には袋体の布帛強度は150kg/3cm巾を下限として織物設計、生産管理をすることにより打設施工現場での布帛強度が得られる。
第1の袋状部2は、経糸および緯糸で製織された一重織物の上層布6と下層布7を重ね合わせ、結接糸8で部分的に島状に連結させて得られる。結接糸8は二重織物の製織時に同時に織りこむこともできる。この結接糸8の長さにより打設後のモルタル層やコンクリート層の厚さを調節することができる。
第2の袋状部3は、経糸および緯糸で製織された一重織物の布からなり、第1の袋状部2の上層布6および下層布7と同じ布を用いることができる。
第1の袋状部2および第2の袋状部3は、電子ジャカード装置を内蔵したレピア織機、その他公知の織機、例えばドビー、タペット、機械的ジャカード、ジェット織機等により製織することができる。
本発明の布製型枠1は、第1の袋状部2と第2の袋状部3を一体的に接合して得られる。この接合は製織時に一体的に織成することにより、または各袋状部を別々に製織した後、これらの袋状部内が連通するように縫合することにより行うことができる。一般に、打設規模は現場により異なり、布製型枠1の経方向と横方向の寸法または第1の袋状部2と第2の袋状部3の面積も異なるため、あらかじめ別々に製織した第1の袋状部2と第2の袋状部3を、打設現場に合わせた設計寸法で縫合するのが好ましい。
なお、布製型枠1の内部にモルタルまたはコンクリート11を注入すると布製型枠1が幾分縮むので、この縮み分を考慮して布製型枠1(第1の袋状部2および第2の袋状部3)の大きさを設計する。
<第2実施形態>
つぎに、本発明の布製型枠の他の実施形態について説明する。
図8は、本実施形態の布製型枠の他の形態を示す図である。
本実施形態の布製型枠1B(1)において、第1の袋状部2は、複数の島状の一層布帛部14を二層布帛5に所定の間隔で形成した袋体からなる。この袋体は、経糸および緯糸を用いて上層布6と下層布7からなる二層布帛(二重織物)5を製織する際に、複数の島状の一層布帛部14を所定の間隔で形成させることにより得られる。一層布帛部14は、図1におけるポイント部4と同様に、例えば千鳥状に配置される。
この袋体は、経糸および緯糸を用いて上層布6と下層布7からなる二層布帛(二重織物)5を製織する際に、複数の島状の一層布帛部14を所定の間隔で形成させることにより得られる。
この布製型枠1B(1)においても、第1の袋状部2の一面から突出するように設けられた第2の袋状部3を有し、これらはそれぞれの各袋状部内が連通するように接合されている。第1の袋状部2には、第一の実施形態における布製型枠1A(1)のような開口部は形成されない。
第2の袋状部3の上面中央部の直近に、一層布帛部14が配されている。モルタルやコンクリート11を充填した際に、一層布帛部14で拘束されることにより中央部での布の膨らみが抑制され、特に上面が膨らみすぎることなく形を平らに整えることができ、登りやすい突起部12を形成することができる。
本実施形態の布製型枠1B(1)の構成は、第1の袋状部2に部分的に形成されるポイント部4と一層布帛部14との違い以外は、上述した第1実施形態の布製型枠1A(1)とほぼ同様であるので、詳細な説明は省略する。
つぎに、このような本発明の布製型枠1を用いた、ため池等の法面保護工法について説明する。
本発明の法面保護工法は、上述した布製型枠1を用いた法面保護工法であって、
以下の工程:
(1)布製型枠1を法面に敷設する工程と、
(2)布製型枠1の第1の袋状部2及び第2の袋状部3の内部にモルタルまたはコンクリート11を打設する工程と、を有する。
以下、詳細に説明する。
(1)布製型枠1を法面に敷設する。
図3に示すように、ため池20等の法面21に、布製型枠1を、上層布6側を上側(表側)として敷設する。
布製型枠1を法面21に敷設する前に、施工場所の法面の成形を行うことが好ましい。法面成形は、主に、例えばため池の土手の場合には、計画断面図に基づいて切土や盛土を行い、地盤の凹凸をなくし、木、草、根などを除去する。
また、保護すべき法面がある程度以上大きい場合に、所定の大きさの布製型枠1のユニットを複数準備して施工場所へ運搬し、現地にて施工場所の形状等を確認しながら、布製型枠1のユニットを適宜組み合わせて、施工場所の法面の大きさや形状に合わせて布製型枠1を形成してもよい。
位置合わせをしながら、例えば法面天端に懸垂支持用の単管パイプを打設し、この単管パイプに布製型枠1を通して懸垂させる等、所定の方法により法面21上に布製型枠1を敷設し、固定する。
(2)布製型枠1の第1の袋状部2及び第2の袋状部3の内部にモルタルまたはコンクリート11を打設する。
敷設工程の後、上層布6と下層布7との間に、流動性のある(未固化状態の)モルタルまたはコンクリート11を注入する。その後、布製型枠1に注入したモルタルまたはコンクリート11が固化するまで現場を保全し、固化に必要な温度の管理や防水の管理などを行うことにより、該モルタルまたはコンクリート11を固化させる。
布製型枠1の第1の袋状部2及び第2の袋状部3の内部にモルタルまたはコンクリート11を充填した後であって、モルタルまたはコンクリート11が固まる前に、第2の袋状部3にて形成される突起部12を貫通するように、異形鉄筋13を打ち込むことが好ましい。これにより、形成される突起部12の強度を高めることができ、例えば突起部12に体重がかかることによる突起部12の折れを防止することができる。
このようにして形成された、図3に示すような法面保護工10は、第1の袋状部2にて形成される布製型枠1に、第2の袋状部3にて形成される突起部12が、複数設けられ、突起部12の上面中央部が平らになされているので、水難事故、また取水設備の操作や池の管理においても、誤ってため池20等に転落した際に、この突起部12を手掛かりまたは足掛かりとして容易によじ登ることができる。
また、本発明の法面保護工法によれば、布製型枠1をなす第1の袋状部2に、突起部12となる第2の袋状部3を一体的に設けていることにより、布製型枠1にモルタルまたはコンクリート11を注入することで、法面保護工10と同時に突起部12も形成されるので、一度に施工が完了する。これにより別工程にて別部材(鉄筋、手摺、擬木等)を用いた突起部、手すり、階段等を設ける必要がなく、工程およびコストが削減できる。
なお、上述した説明では、ため池等の水際における法面保護工に適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、通常の法面保護工においても、管理等のための昇降の安全対策として適用することが可能である。法面保護工の管理において、この突起部を足掛かりとして昇降することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明による布製型枠を用いることで、施工が簡単で、ため池等に落ちた場合であっても容易によじ登ることができるものとなり、ため池等の法面保護工として広く利用することができる。
1A,1B(1) :布製型枠
2 :第1の袋状部
3 :第2の袋状部
4 :ポイント部
5 :二層布帛
6 :上層布
6a :開口部
7 :下層布
8 :結接糸
9 :一層布帛
10 :法面保護工
11 :モルタルまたはコンクリート
12 :突起部
13 :異形鉄筋
14 :一層布帛部
20 :ため池
21 :法面

Claims (6)

  1. 法面に沿って配され法面保護に用いられる布製型枠であって、
    二層布帛が部分的に結接糸で接続されてなる島状のポイント部を、所定の間隔で千鳥状に複数配した袋体からなる第1の袋状部と、
    前記第1の袋状部に空間的に連結し、該第1の袋状部の一面から突出するように、縫製加工または製織にて該第1の袋状部に一体化された、複数の第2の袋状部と、を有し、
    複数の前記第2の袋状部は、前記法面に施工された場合の該法面に沿った上下方向に並んで配されており、
    前記ポイント部は、上下方向で隣接する2つの前記第2の袋状部の間に、横方向で2列または3列に配されるとともに、少なくとも、該第2の袋状部の幅方向中央部の上側に配されており、
    前記布製型枠の内部にモルタルまたはコンクリートが打設された後において、前記複数の第2の袋状部は、前記第1の袋状部の上面に対して突出した突起部となり、該突起部は前記法面をよじ登るための手掛かりまたは足掛かりとなることを特徴とする布製型枠。
  2. 法面に沿って配され法面保護に用いられる布製型枠であって、
    複数の島状の一層布帛部を、二層布帛に所定の間隔で千鳥状に形成した袋体からなる第1の袋状部と、
    前記第1の袋状部に空間的に連結し、該第1の袋状部の一面から突出するように、縫製加工または製織にて該第1の袋状部に一体化された、複数の第2の袋状部と、を有し、
    複数の前記第2の袋状部は、前記法面に施工された場合の該法面に沿った上下方向に並んで配されており、
    前記一層布帛部は、上下方向で隣接する2つの前記第2の袋状部の間に、横方向で2列または3列に配されるとともに、少なくとも、該第2の袋状部の幅方向中央部の上側に配されており、
    前記布製型枠の内部にモルタルまたはコンクリートが打設された後において、前記複数の第2の袋状部は、前記第1の袋状部の上面に対して突出した突起部となり、該突起部は前記法面をよじ登るための手掛かりまたは足掛かりとなることを特徴とする布製型枠。
  3. 請求項1または2に記載の布製型枠が用いられてなる法面保護工であって、
    法面に敷設された前記布製型枠の内部にモルタルまたはコンクリートが打設されてなり、前記第1の袋状部の面に対して突出した、前記第2の袋状部にて形成される複数の突起部を有し、該突起部の上面中央部が平らになされていることを特徴とする法面保護工。
  4. 前記突起部を貫通するように異形鉄筋が打ち込まれている、請求項3に記載の法面保護工。
  5. 請求項1または2に記載の布製型枠を用いた法面保護工法であって、
    以下の工程:
    (1) 前記布製型枠を法面に敷設する工程と、
    (2) 前記布製型枠の第1の袋状部及び第2の袋状部の内部にモルタルまたはコンクリートを打設する工程と、
    を有することを特徴とする法面保護工法。
  6. 前記工程(2)において、前記布製型枠の第1の袋状部及び第2の袋状部の内部にモルタルまたはコンクリートを充填した後であって、該モルタルまたはコンクリートが固化する前に、前記第2の袋状部にて形成される突起部を貫通するように異形鉄筋を打ち込む、請求項5に記載の法面保護工法。
JP2016123683A 2016-06-22 2016-06-22 布製型枠およびそれを用いた法面保護工、法面保護工法 Active JP6715697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016123683A JP6715697B2 (ja) 2016-06-22 2016-06-22 布製型枠およびそれを用いた法面保護工、法面保護工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016123683A JP6715697B2 (ja) 2016-06-22 2016-06-22 布製型枠およびそれを用いた法面保護工、法面保護工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017227036A JP2017227036A (ja) 2017-12-28
JP6715697B2 true JP6715697B2 (ja) 2020-07-01

Family

ID=60891266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016123683A Active JP6715697B2 (ja) 2016-06-22 2016-06-22 布製型枠およびそれを用いた法面保護工、法面保護工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6715697B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7237723B2 (ja) * 2019-05-16 2023-03-13 旭化成アドバンス株式会社 布製型枠および成型物構造体

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51112Y2 (ja) * 1973-07-12 1976-01-06
JPS5845536B2 (ja) * 1976-02-23 1983-10-11 友治 梅基 土木工事用の布帛製畝付型枠
JPS5314907A (en) * 1976-07-27 1978-02-10 Yasunaga Riken Co Ltd Woven cloth inclined scrib work
DE2933551A1 (de) * 1979-08-18 1981-03-26 Huesker Synthetic Gmbh & Co, 48712 Gescher Schalungshuelle zum herstellen von betonplatten
JPS579921A (en) * 1980-06-21 1982-01-19 Asahi Chem Ind Co Ltd Form made of cloth
GB8508562D0 (en) * 1985-04-02 1985-05-09 Netlon Ltd Cuspated structures
JPS6367312A (ja) * 1986-09-06 1988-03-26 Taiyo Kogyo Kk 護岸の構築方法
JPH07207669A (ja) * 1994-01-25 1995-08-08 Okanishi:Kk 布製型枠を用いたコンクリート打設方法および布製型枠
JPH084284A (ja) * 1994-06-24 1996-01-09 Hiroshi Yoshida コンクリート打設方法及び型枠
JPH11166218A (ja) * 1997-12-05 1999-06-22 Asahi Chem Ind Co Ltd 複合布製型枠
JP2000291015A (ja) * 1999-04-12 2000-10-17 Izumi-Cosmo Co Ltd 型 枠
JP6049382B2 (ja) * 2012-10-02 2016-12-21 太陽工業株式会社 耐震耐越流堤体構造
JP6422635B2 (ja) * 2013-07-29 2018-11-14 太陽工業株式会社 布製型枠、法面保護用構造体、及び法面保護方法
JP2017011921A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 株式会社東芝 太陽電池モジュール、布製型枠、および太陽電池モジュールの設置方法
JP6967379B2 (ja) * 2017-06-16 2021-11-17 太陽工業株式会社 法面被覆マット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017227036A (ja) 2017-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6715697B2 (ja) 布製型枠およびそれを用いた法面保護工、法面保護工法
KR100821946B1 (ko) 보강토 블록
JPS58529A (ja) コンクリ−ト打込み構造体の製法と装置
ES2254070T3 (es) Procedimiento para formar una capa exterior para plantar vegetacion en un talud de tierra.
JP2017206826A (ja) 堤防補強工法
JPH05171652A (ja) 斜面安定工法
JP2019002211A (ja) 法面被覆マット
KR101238016B1 (ko) 옹벽블록을 쌓아 구축되는 옹벽 구조물의 시공방법
RU179112U1 (ru) Геобокс
JP6706969B2 (ja) 簡易階段ユニット
KR100886725B1 (ko) 물막이 섬유시트 거푸집
JP4364063B2 (ja) 土留用バッグ及び擁壁の構築方法
JPH07207669A (ja) 布製型枠を用いたコンクリート打設方法および布製型枠
JP6653346B2 (ja) 布製型枠、法面保護構造体および法面保護工法
JPH11166218A (ja) 複合布製型枠
JP6861030B2 (ja) 布製型枠
JP7148340B2 (ja) 階段コンクリートブロック付きマット
JP4264487B2 (ja) 砂浜の安定化方法における排水層の築造方法
KR100879482B1 (ko) 생태복원용 식생호안블록 및 그 제조방법
JP4024064B2 (ja) 護岸構造物及び護岸工法
JP5638352B2 (ja) 階段状コンクリートブロック付きマット
JP2002212931A (ja) 護岸被覆工
JP5242501B2 (ja) 魚巣ブロックを備えたコンクリートブロック付きマット
JP3315977B1 (ja) 土木用ブロック、土木構築物構造、土木構築物構造の構築方法及び土木用ブロックの製造方法
JPS59650B2 (ja) 土木用連続ブロツクの成形型枠

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20160826

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6715697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150