JP6713736B2 - セメント組成物用pH調整剤、コンクリート組成物、セメント組成物、及びセメント組成物用pH調整剤の使用方法 - Google Patents
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Description
(2)更に亜硝酸塩を含むことを特徴とする(1)記載のセメント組成物用pH調整剤。
(3)硝酸イオン及び亜硝酸イオンの合計量が全体の30〜60重量%であることを特徴とする(2)記載のセメント組成物用pH調整剤。
(4)上記(1)乃至(3)いずれかに記載のセメント組成物用pH調整剤と、結合材と骨材とを含むコンクリート組成物。
(5)前記結合材は、セメントとシリカ質混和材とを更に含み、前記シリカ質混和材の合計重量が前記セメントの重量より大であることを特徴とする(4)記載のコンクリート組成物。
(6)前記シリカ質混和材はフライアッシュとシリカフュームとからなることを特徴とする(5)記載のコンクリート組成物。
(7)前記セメント組成物用pH調整剤が前記結合材100kgに対して4〜6Lで配合され、少なくとも水を含む溶液と混練してなるコンクリート系材料の間隙水pHが9.0以下となることを特徴とする(4)記載のコンクリート組成物。
(8)上記(1)乃至(3)いずれかに記載のセメント組成物用pH調整剤と、結合材とを含むセメント組成物。
(9)前記結合材は、セメントとシリカ質混和材とを更に含み、前記シリカ質混和材の合計重量が前記セメントの重量より大であることを特徴とする(8)記載のセメント組成物。
(10)前記シリカ質混和材はフライアッシュとシリカフュームとからなることを特徴とする(9)記載のセメント組成物。
(11)前記セメント組成物用pH調整剤が前記結合材100kgに対して4〜6Lで配合され、少なくとも水を含む溶液と混練してなるセメント系材料の間隙水pHが9.0以下となることを特徴とする(8)記載のセメント組成物。
(12)硝酸塩を含むセメント組成物用pH調整剤を、結合材100kgに対して2〜8kgで配合することを特徴とするセメント組成物用pH調整剤の使用方法。
(13)前記セメント組成物用pH調整剤は、更に亜硝酸塩を含むことを特徴とする(12)記載のセメント組成物用pH調整剤の使用方法。
(14)前記セメント組成物用pH調整剤に含まれる硝酸イオン及び亜硝酸イオンの合計量が全体の30〜60重量%であり、結合材100kgに対して3〜6Lで配合されることを特徴とする(13)記載のセメント組成物用pH調整剤の使用方法。
(15)前記セメント組成物用pH調整剤を前記結合材100kgに対して4〜6Lで配合し少なくとも水を含む溶液と混練してなるセメント系材料又はコンクリート系材料の間隙水pHを9.0以下に調整することを特徴とする(12)記載のセメント組成物用pH調整剤の使用方法。
本発明に係るセメント組成物用pH調整剤(以下、単にpH調整剤と称する)は、硝酸塩を含んでいる。このpH調整剤は、結合材等と共に水を含む溶液と混和することで得られるセメント系材料における間隙水のpHを、pH調整剤を混和しないセメント組成物を用いたセメント系材料の間隙水pHと比較して有意に低くすることができる。ここで、セメント系材料とは、セメント等の結合材と水とを混練してなるセメントペースト、当該セメントペーストに骨材を混練したコンクリートやモルタルを含む意味である。
本発明に係るコンクリート組成物は、少なくとも、上述したpH調整剤とセメント等の結合材と骨材とを含んでいればよい。また、本発明に係るセメント組成物は、少なくとも、上述したpH調整剤とセメント等の結合材とを含んでいればよい。本発明で使用するセメントとしては、特に限定されないが、JIS(JIS R 5210)で規定されるポルトランドセメントや混合セメントを挙げることができる。具体的には、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、超早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメント、及びそれらの低アルカリ型ポルトランドセメント、さらに高炉セメント、フライアッシュセメント、シリカセメント等を挙げることができる。
本実施例では、表1に示すように、コンクリート組成物を調整し、pH調整剤を所定量で配合して得られるセメント系材料の間隙水pHを評価した。
このとき、製造したコンクリートについては、JIS A 1101に従いスランプ値(cm)を測定した。
本実施例では、表3に示すように、セメントペースト組成物を調整し、pH調整剤を所定量で配合して得られる試料の間隙水pHを評価した。
混和したpH調整剤(ポズテック99)の量、間隙水pHの測定結果を表4に纏めた。また、pH調整剤の添加量と間隙水pHとの関係を図2に示した。
Claims (13)
- 硝酸塩を含むセメント組成物用pH調整剤と、結合材と、骨材とを含み、前記結合材は、セメントとシリカ質混和材とを含み、前記シリカ質混和材の合計重量は、前記セメントの重量より大であるコンクリート組成物。
- 前記セメント組成物用pH調整剤が、亜硝酸塩を更に含むことを特徴とする請求項1記載のコンクリート組成物。
- 前記シリカ質混和材がフライアッシュとシリカフュームとからなることを特徴とする請求項1又は2記載のコンクリート組成物。
- 前記セメント組成物用pH調整剤が前記結合材100kgに対して4〜6Lで配合され、少なくとも水を含む溶液と混練してなるコンクリート系材料の間隙水pHが9.0以下となることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項記載のコンクリート組成物。
- 硝酸塩を含むセメント組成物用pH調整剤と、結合材とを含み、前記結合材は、セメントとシリカ質混和材とを含み、前記シリカ質混和材の合計重量は、前記セメントの重量より大であるセメント組成物。
- 前記セメント組成物用pH調整剤が、亜硝酸塩を更に含むことを特徴とする請求項5記載のセメント組成物。
- 前記シリカ質混和材がフライアッシュとシリカフュームとからなることを特徴とする請求項5又は6記載のセメント組成物。
- 前記セメント組成物用pH調整剤が前記結合材100kgに対して4〜6Lで配合され、少なくとも水を含む溶液と混練してなるセメント系材料の間隙水pHが9.0以下となることを特徴とする請求項5乃至7いずれか一項記載のセメント組成物。
- 硝酸塩を含むセメント組成物用pH調整剤を、セメントとシリカ質混和材とを含む結合材100kgに対して2〜8kgで配合することを特徴とするセメント組成物用pH調整剤の使用方法。
- 前記セメント組成物用pH調整剤が、亜硝酸塩を更に含むことを特徴とする請求項9記載のセメント組成物用pH調整剤の使用方法。
- 前記セメント組成物用pH調整剤に含まれる硝酸イオン及び亜硝酸イオンの合計量が全体の30〜60重量%であり、結合材100kgに対して3〜6Lで配合されることを特徴とする請求項10記載のセメント組成物用pH調整剤の使用方法。
- 前記セメント組成物用pH調整剤を前記結合材100kgに対して4〜6Lで配合し、少なくとも水を含む溶液と混練してなるセメント系材料又はコンクリート系材料の間隙水pHを9.0以下に調整することを特徴とする請求項11記載のセメント組成物用pH調整剤の使用方法。
- 前記シリカ質混和材がフライアッシュとシリカフュームとからなることを特徴とする請求9乃至12いずれか一項記載のセメント組成物用pH調整剤の使用方法。
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