JP6713264B2 - 排水システム - Google Patents
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Description
例えば、集中豪雨の初期には、下水の水位は下流側の排水管内に位置している。集中豪雨の中期には、排水管に流出する下水の水量が増え、下水が上流側の排水管内に到達するとともに、建物の排水器具からの排水も排水管内に留まり、排水管内の空気や臭いが建物内に出てくることになる。集中豪雨の末期には、下水及び排水の水位がさらに高まり、上流側に留まる排水管内の水量が増えるので、最悪の場合、下水や排水が排水器具から建物内に溢れ出すという事態が起こる。
例えば、特許文献1には、第1流出管路と、第2流出管路と、他の第1流出管路と、貯留手段と、汚水ますと、を備えた汚水排出システムが開示されている。第1流出管路の一方の端部は排水設備(排水器具)に接続され、第2流出管路の一方の端部は下水本管に接続されている。他の第1流出管路の一方の端部は他の排水設備(排水器具)に接続され、他の第1流出管路の他方の端部は第2流出管路に接続されている。また、汚水ますは、ます本体と、切替手段と、を有する。ます本体は、上方に開口する点検口と、第1流出管路の他方の端部が接続された流入口と、第2流出管路の他方の端部が接続された第1流出口と、貯留手段に接続された第2流出口と、を有する。そして、切替手段は、ます本体に設けられ、流入口から第2流出口へ汚水が流れないように流入口と第1流出口とを連通させる第1の切替位置と、流入口から第1流出口へ汚水が流れないように流入口と第2流出口とを連通させる第2の切替位置との間で位置変更可能とされている。
また、上記排水システムによれば、上流側排水管に貯留部があるので、排水器具からの排水が非常時終了まで一時的に貯留される。非常時にも、貯留部の貯留量と上流側排水管の容量との合計分の排水を留めておくことができるので、排水器具が使用可能とされる。
また、上記排水システムによれば、貯留部の内側底端の高さが下流側排水管の内周面の底端よりも高い位置に配置されているので、下水及び排水の水位が下がり逆流防止弁が快方された際に、貯留部に貯留された排水が、特別な操作やポンプ等の装置等を用いることなく、下水本管に向かって、高低差によって自然に流下する。
また、上記排水システムによれば、貯留部内は上流から下流にかけて下降するように設けられているので、排水が貯留部内に滞留しない。
従って、非常時には逆流防止弁によって上流側排水管内の下水の水位上昇を抑えるとともに、一時的に排水を貯留部に貯留することができる。また、非常時終了後には、高低差を活かして自然原理によって排水を貯留部から排出させることができる。
また、上記排水システムによれば、貯留部と排水管(即ち、上流側排水管)とが軸線を共通にして配置されているので、貯留部の容量が確保されるとともに、排水システム全体の省スペース化が図られる。また、排水の排出高さも従来と同様にし、下流側排水管を下水本管に接続することができるため、建物の改修時にも、上記排水システムを使用することができる。
上記排水システムによれば、排水管の途中に貯留部が設けられ、排水器具からの排水が貯留部の上端部から貯留部の内部に流入するとともに、貯留部の底端部から貯留部の外部へ流出する。従って、貯留部に通気管を接続しなくても、排水の流動が滞ることなく、貯留部の容量がより有効に活用される。
上記排水システムによれば、貯留部が上流側排水管の上方に配置され、貯留部の下部に分岐管が接続されているので、通常時には排水が貯留部に流入しない。そのため、貯留部でのごみ詰まりの発生や汚物・雑物の堆積を抑制することができる。また、排水の排出高さも従来と同様にし、下流側排水管を下水本管に接続することができるため、建物の改修時にも、上記排水システムを使用することができる。
また、本発明に係る排水システムは、建物の排水器具と下水本管との間に設けられる排水システムであって、前記排水器具と前記下水本管とを接続する排水管と、前記排水管に設けられた逆流防止弁と、前記排水器具と前記逆流防止弁との間に位置する上流側排水管に設けられた貯留部と、を備え、前記貯留部の内側の底部は、前記逆流防止弁と前記下水本管との間に位置する下流側排水管の内周面の底端よりも高い位置に配置され、前記貯留部は水平、又は、上流から下流に向かうに従い、下向きとなる下り勾配に配置され、前記貯留部の内側の上面は前記排水器具のトラップの封水面よりも低い位置に配置され、前記上流側排水管には、上り勾配の分岐管が設けられ、前記分岐管は、開閉弁を備えると共に、前記貯留部は、前記上流側排水管の側方又は上方に設けられ、前記分岐管は、一端が前記上流側排水管に接続され、他端が前記一端の接続部分よりも上流側で前記貯留部の下流側端部に接続され、前記貯留部の略最上部に通気兼流入管が接続されていることを特徴とする。
最下階単独排水方式が採用されている場合、排水システム1は、最下階の排水器具2と地中に埋設されている下水本管4との間に設置されている。排水システム1は、排水器具2と下水本管4とを接続する排水管6と、排水管6に設けられた逆流防止弁8と、貯留部10と、を備えている。なお、排水管6には、地上からの雨水排水用の排水管7が連結されている。
以下、排水システム1の実施形態について、詳しく説明する。
先ず、本発明を適用した第一実施形態について説明する。
図2は、第一実施形態に係る排水システム1Aの断面図である。
図2に示すように、排水システム1Aは、マンション(建物)Bの排水器具2と不図示の下水本管4との間に設けられている。排水器具2は、図1に例示するようなトイレに限定されず、台所、洗面、風呂、洗濯パン等に備え付けられている排水器具が該当し、複数設けられていることが多い。
該管材は、例えば長尺な樹脂製若しくは金属製の管から所定の長さで切り出すことで得られる部材である。該管材を構成する材料としては、樹脂製の場合には例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)等が挙げられ、金属製の場合には例えば鋳鉄等が挙げられる。さらに、該管材として、硬質ポリ塩化ビニル樹脂を鋳鉄管の内面に積層した塩化ビニルライニング鋼管(DVLP)や、硬質ポリ塩化ビニル樹脂管の外面に耐火性のセメントモルタルを積層した耐火二層管を使用してもよい。
以下では、逆流防止弁8より上流側の排水管6(即ち、排水器具2と逆流防止弁8との間に位置する排水管6)を上流側排水管6Aとし、逆流防止弁8より下流側の排水管6(即ち、逆流防止弁8と下水本管4との間に位置する排水管6)を下流側排水管6Bとする。なお、図1では、上流側排水管6Aと下流側排水管6Bの範囲を明示するため、それぞれ線種を変えて示している。
管体14の長さ及び直径によって、貯水槽12の容量、即ち貯留部10の容量が決まる。従って、管体14の長さ及び直径は、これらの容量、さらには排水器具2からの排水量及びマンションBの地下スペース等の設置条件を勘案して適切に設定されることが好ましい。貯留部10の容量としては、例えば50L以上100L以下とされているが、特に限定されない。
管体14を構成する樹脂としては、例えばPP、PE、PVC等が挙げられる。
蓋部15A,15Bを構成する素材としては、例えばPP、PE、PVC,合成ゴムが挙げられる。
なお、通気管24は蓋部15A又は蓋部15Bの閉塞板16に接続されていてもよい。また、掃除口26は蓋部15A又は蓋部15Bの閉塞板16から管体14の長手方向に沿って突出するように設けられていてもよい。
なお、貯留部10は既設の排水管6の上流側排水管6Aの所定の位置を切断して、後付によって設置されていてもよい。
通常時には、下水は下水本管4内を流れており、下水の水位は少なくとも下水本管4内に位置しているため、逆流防止弁8は開いている。一方、排水は、排水器具2から上流側排水管6Aに流入し、貯留部10及び逆流防止弁8を通って、下流側排水管6Bに流入し、最終的には下水本管4に排水される。
その後は、上記説明した通常時の排水方法と同様に、排水処理される。
また、排水システム1Aでは、貯留部10の内側底端の高さが下流側排水管6Bの内周面の底端よりも高い位置に配置されているので、貯留部10に貯留された排水及び下水を、弁やバルブの制御等の特別な操作を行う、又はポンプ等の装置等を用いることなく、下水本管4に向かって、高低差のみを活かして自然に流下させることができる。
また、排水システム1Aでは、貯留部10の内部が上流から下流にかけて下降するように、貯水槽12が下り勾配で設置されていることで、排水を貯留部10の内部に滞留させずに、円滑に下流側に流出させることができる。
上記のように、集中豪雨や災害発生等の非常時に特別な操作を必要とせず、一時的に排水を貯留部10等に貯留することができ、且つ、非常時終了後にポンプアップ用の装置を使用することなく、簡単な構造で、非常時に貯留していた排水を下水本管4に排出することができる。また、排水をます等の貯留部からポンプアップするための装置を不要とすることで、該装置のメンテナンスと維持費用が発生することもなく、排水コストを抑えることもできる。
次いで、本発明を適用した第二実施形態について説明する。
なお、以下では、第二実施形態に係る排水システムの構成要素及び排水方法において、第一実施形態に係る排水システム1Aの構成要素及び排水方法と同一の構成要素及び工程については、その説明を省略し、排水システム1Aの構成要素及び排水方法と異なる点について説明する。また、図5から図7に示す第二実施形態に係る排水システムの構成要素において、排水システム1Aの構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
また、貯水槽12の内部には、流入口18Aの底端部と下流側の貯水槽12の内部底面とに係止されたガイド部28が傾斜するように設けられている。閉塞板16の板面方向に対するガイド部28の傾斜角度(内角)は、例えば30度程度とされている。ガイド部28が設けられた貯水槽12の角部(即ち、貯水槽12の上流側底端部)には排水や下水が進入しない。
非常時において、逆流防止弁8と貯留部10との間の上流側排水管6A内の容量以上の排水は、排水器具2から上流側排水管6A内を通って、流入口18Aから貯水槽12の内部に流入する。この際、排水は流入口18Aからガイド部28の上面に沿って円滑に、且つ加速して流入し、貯水槽12の内部に貯留される。
非常時終了後には、貯水槽12の内部に貯留されていた排水がガイド部28の上面及び貯水槽12の内面の底部に沿って流れ、流出口18Bから下流側に流出し、逆流防止弁8及び下流側排水管6Bを通って、速やかに、下水本管4に流れる。
また、排水システム1Bでは、貯水槽12の内部にガイド部28が設けられているので、流入口18Aから貯水槽内に流入する排水が上流から下流に向かう方向に加速される。このように加速された排水が常に貯水槽12の内面の底部を流れているので、貯水槽12、即ち貯留部10の清掃作業やメンテナンス頻度を低減できる。
貯水ます30は、上面及び底面が平面視略円形とされ、比較的高さ寸法の低い円柱体を平置きした状態で配置される。従って、流入口18A及び流出口18Bは貯水ます30の側壁に形成されている。
このような貯水ます30を用いれば、流入口18A及び流出口18Bの形成位置を側壁に沿って任意に設定することができ、上流側及び下流側からそれぞれ貯水ます30に接続する上流側排水管6Aが平面視において互いに平行ではない場合にも、貯水ます30に対して容易に接続することができる。
次いで、本発明を適用した第三実施形態について説明する。
なお、以下では、第三実施形態に係る排水システムの構成要素及び排水方法において、第一実施形態に係る排水システム1Aの構成要素及び排水方法と同一の構成要素及び工程については、その説明を省略し、排水システム1Aの構成要素及び排水方法と異なる点について説明する。また、図8に示す第三実施形態に係る排水システムの構成要素において、排水システム1Aの構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8に示すように、第三実施形態の排水システムの貯留部10は、上流側排水管6Aの長手方向の一部を径方向に拡大させることで、上流側排水管6Aと一体的に形成されている。
次いで、本発明を適用した第四実施形態について説明する。
なお、以下では、第四実施形態に係る排水システムの構成要素及び排水方法において、第一実施形態に係る排水システム1Aの構成要素及び排水方法と同一の構成要素及び工程については、その説明を省略し、排水システム1Aの構成要素及び排水方法と異なる点について説明する。また、図9及び図10に示す第四実施形態に係る排水システムの構成要素において、排水システム1Aの構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9及び図10に示すように、上流側排水管6Aには、上り勾配の上流側分岐管(分岐管)40及び下流側分岐管(分岐管)42が設けられている。そして、流入流出口(流入口、流出口)21A及び流入流出口(流入口、流出口)21Bが貯水槽12の下部に形成されている。
上流側分岐管40及び下流側分岐管42は、それぞれ分岐サドルとともに、貯留部10の貯水槽12の底部に接続されている。また、貯留部10の貯水槽12の上側には、通気管24が接続され、掃除口26が形成されている。なお、上流側分岐管40は省略してもよい。
非常時において、逆流防止弁8と貯留部10との間の上流側排水管6A内の容量以上の排水は、先ず、排水器具2から上流側排水管6A及び下流側分岐管42の内部を通って、流入流出口21Bから貯水槽12の内部に流入する。その後、排水は、より上流側の上流側排水管6A及び上流側分岐管40の内部を通って、流入流出口21Bから貯水槽12の内部に流入する。従って、排水の水位が貯水槽12の深さ方向に上昇しながら、排水が貯水槽12の内部に貯留される。
非常時終了後には、貯水槽12の内部に貯留されていた排水は上流側分岐管40の流入流出口21A及び下流側分岐管42の流入流出口21Bからこれらの分岐管内を通って、上流側排水管6Aに流出し、逆流防止弁8及び下流側排水管6Bを通って、速やかに、下水本管4に流れる。
次いで、本発明を適用した第五実施形態について説明する。
なお、以下では、第五実施形態に係る排水システムの構成要素及び排水方法において、第一実施形態に係る排水システム1Aの構成要素及び排水方法と同一の構成要素及び工程については、その説明を省略し、排水システム1Aの構成要素及び排水方法と異なる点について説明する。また、図11から図13に示す第五実施形態に係る排水システムの構成要素において、排水システム1Aの構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
上流側分岐管50は、上流側排水管6Aから上方に立ち上がり、下流側へ屈曲した後、立ち下がって貯留部10の貯水槽12の上流側の上面であって、略最上部に補強部材とともに接続されている。一方、下流側分岐管52は、下り勾配で配置されるとともに、図13に示すように、貯留部10の貯水槽12の下流側底部から下流方向に延在し、逆流防止弁8よりも上流側の上流側排水管6Aに接続されている。
また、貯留部10の貯水槽12の内側の上面はトラップ20の封水面22より低い位置に配置されている。
また、管体14の下流側の上面には、掃除口26が管体14の周方向外側に突出するように設けられている。
非常時では、開閉弁54を閉めている場合には、逆流防止弁8と貯留部10との間の上流側排水管6A内の容量以上の排水は、先ず、下流側の上流側排水管6A及び下流側分岐管52の内部を通って、貯水槽12の方に排水が流れる。開閉弁54を閉めているので、排水が貯水槽12の内部へ流入しない。その後、排水が排水器具2から上流側排水管6A及び上流側分岐管50の内部を通って、流入口18Aから貯水槽12の内部に流入する。
非常時終了後には、開閉弁54を開けることで、貯水槽12の内部に貯留されていた排水は流出口18Bから下流側分岐管52の内部を通って、上流側排水管6Aに流出し、逆流防止弁8及び下流側排水管6Bを通って、速やかに、下水本管4に流れる。
また、排水システム1Eによれば、逆流防止弁8の作動後に排水器具2からの排水で上流側排水管6A内が満水になった後に、排水が上流側分岐管50を通って貯留部10に流入し、貯留部10に貯留される。また、上流側分岐管50が上流側排水管6Aから略垂直に立ち上がっているので、通常時には貯留部10に排水が流れ込まず、非常時でも短時間集中豪雨等ならば貯留部10への流入がないため、貯留部10でのごみ詰まりの発生や汚物・雑物の堆積を抑制することができる。
たとえば、上記の第一実施形態の排水システム1Aについては貯留部10が上流側排水管6Aとは別体であるものとして説明したが、第三実施形態の排水システムの貯留部10のように、貯留部10は上流側排水管6Aと一体的に形成されていてもよい。
また、貯水槽12や貯水ます30の選択、流入口18A及び流出口18Bの設置位置等は上記の実施形態で説明した例に限定されず、適宜変更することができる。
Claims (4)
- 建物において地面よりも低い位置にある最下階の排水器具と、雨水と汚水が合流する合流方式の下水本管との間に設けられる排水システムであって、
前記排水器具と前記下水本管とを接続する排水管と、
前記排水管に設けられた逆流防止弁と、
前記排水器具と前記逆流防止弁との間に位置する上流側排水管に設けられた貯留部と、
を備え、
前記貯留部の内側の底部は、前記逆流防止弁と前記下水本管との間に位置する下流側排水管の内周面の底端よりも高い位置に配置され、
前記貯留部は水平、又は、上流から下流に向かうに従い、下向きとなる下り勾配に配置され、
前記貯留部の内側の上面は前記排水器具のトラップの封水面よりも低い位置に配置され、
前記貯留部は前記上流側排水管の長手方向の一部を径方向に拡大させた拡大部を備え、
前記貯留部をなす前記拡大部の上面には通気管が接続され、
前記貯留部の下流側の上面には掃除口が設けられ、
前記貯留部は前記建物の地下スペースに設置されている排水システム。 - 前記貯留部の上流側の上端部には、前記貯留部の内部に前記排水器具からの排水を流入させる流入口が形成され、
前記貯留部の下流側の底端部には、前記貯留部の内部から前記排水を流出させる流出口が形成されている請求項1に記載の排水システム。 - 前記上流側排水管には、上り勾配の分岐管が設けられ、
前記分岐管は前記貯留部の底部に接続され、前記貯留部の上側に通気管が接続されている請求項1に記載の排水システム。 - 建物の排水器具と下水本管との間に設けられる排水システムであって、
前記排水器具と前記下水本管とを接続する排水管と、
前記排水管に設けられた逆流防止弁と、
前記排水器具と前記逆流防止弁との間に位置する上流側排水管に設けられた貯留部と、
を備え、
前記貯留部の内側の底部は、前記逆流防止弁と前記下水本管との間に位置する下流側排水管の内周面の底端よりも高い位置に配置され、
前記貯留部は水平、又は、上流から下流に向かうに従い、下向きとなる下り勾配に配置され、
前記貯留部の内側の上面は前記排水器具のトラップの封水面よりも低い位置に配置され、
前記上流側排水管には、上り勾配の分岐管が設けられ、
前記分岐管は、開閉弁を備えると共に、前記貯留部は、前記上流側排水管の側方又は上方に設けられ、
前記分岐管は、一端が前記上流側排水管に接続され、他端が前記一端の接続部分よりも上流側で前記貯留部の下流側端部に接続され、
前記貯留部の略最上部に通気兼流入管が接続されている排水システム。
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