JP6712866B2 - 燃料ピットの補強方法および補強構造 - Google Patents

燃料ピットの補強方法および補強構造 Download PDF

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Description

本発明は、複数の核燃料の集合体である燃料集合体を一時的に貯蔵する核燃ピットの補強方法および補強構造に関するものである。
原子力発電プラントに使用される原子炉として、加圧水型原子炉や沸騰水型原子炉などがある。このような原子炉では、内部に多数の燃料集合体(核燃料)を配置すると共に、軽水を原子炉冷却材及び中性子減速材として使用し、核燃料が核分裂することで発生した熱により軽水を加熱し、この加熱された軽水(蒸気)により発電を行っている。
このような原子炉では、既に使用された使用済の燃料集合体や新たに使用する未使用の燃料集合体を、水中で一時的に貯蔵する燃料ピットが原子炉建屋に設けられている。燃料ピットは、コンクリートにより形成された貯水槽の内面にステンレス鋼板により形成されたライニングが敷設されて構成されている。
例えば、特許文献1に記載された貯蔵プールの施工方法は、型枠兼用ライニング材を現場にて内型枠としてボルトナットで連結して枠組みし、内型枠の外側に外型枠を枠組みした後、内型枠の側面の孔とライニングの背面の孔とを覆うボックスを内型枠の枠体に設けてボックスの外周囲を気密に溶接した後、内型枠と外型枠との間にコンクリートを打設し、コンクリート養生後に外型枠を取り外して容器を形成し、ライニング間を溶接する。
特開昭63−115097号公報
ところで、近年では、耐震基準が見直しされ、これにより燃料ピットのコンクリート躯体の強度が不足とされた場合、既存の燃料ピットのコンクリート躯体の厚さを増加させる必要がある。
この場合、既存の燃料ピットに貯蔵されている燃料集合体を取り出し、燃料ピット内の水を抜いてドライ環境とすることで、既設のライニングを除去し、鉄筋を設置し、内型枠を設けてコンクリートを打設し、新たなコンクリートの壁面に新たなライニングを張り付ける工事ができる。この際、例えば、特許文献1に記載された型枠兼用ライニング材を既存の燃料ピットの内側に配置してコンクリートを打設することが想到できる。
しかし、既存の燃料ピットに貯蔵されている燃料集合体を他で貯蔵することができず、燃料ピットに燃料集合体を貯蔵したままでコンクリート躯体の厚さを増加させる工事を行わなければならない場合は、燃料ピット内の水が抜けないため、上述した工事を行うことができない。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、燃料集合体を貯蔵したままで燃料ピットのコンクリート躯体の厚さを増加させる工事を行うことのできる燃料ピットの補強方法および補強構造を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の燃料ピットの補強方法は、燃料集合体を水中で貯蔵する燃料ピットのコンクリート躯体の厚さを増加させる燃料ピットの補強方法であって、ライニング板が枠状に接合されたライニング枠体を、前記燃料ピット内の水中に貯蔵されている全ての前記燃料集合体の外側を覆う態様で前記燃料ピットの周壁面に所定間隔を隔てて配置すると共に前記ライニング枠体の下端と前記燃料ピットの床面との間に水密性を確保する設置工程と、前記ライニング枠体と前記燃料ピットの周壁面との間の水を抜き取る水抜工程と、前記燃料ピットの周壁面に設けられている既設ライニング板を除去する除去工程と、前記ライニング枠体と前記燃料ピットの周壁面との間にコンクリートを打設する打設工程と、を含むことを特徴とする。
この燃料ピットの補強方法によれば、燃料ピット内の水中で貯蔵されている燃料集合体を全て取り出すことなく、燃料ピットのコンクリート躯体の厚さを増加させる工事を行うことができる。
また、本発明の燃料ピットの補強方法では、前記水抜工程の後であって前記打設工程の前に、前記ライニング枠体の下端と前記燃料ピットの床面とを水密に溶接して接合する溶接工程を含むことを特徴とする。
この燃料ピットの補強方法によれば、ライニング枠体の下端と燃料ピットの床面との溶接部によりライニング枠体の下端の水密性を恒久的に維持することができる。この結果、打設後のコンクリートの下端に燃料ピット内の水が浸入することを防止できる。
また、本発明の燃料ピットの補強方法では、前記設置工程の前に前記ライニング枠体の外面に鋼棒を予め設けることを特徴とする。
この燃料ピットの補強方法によれば、鋼棒により打設されたコンクリートとライニング板とを一体化させることができる。そして、この鋼棒が設置工程の前にライニング枠体に予め設けられているため、施工を容易に行うことができる。
また、本発明の燃料ピットの補強方法では、前記設置工程の前に前記ライニング枠体の外面に前記燃料ピットの周壁面と接触する支持部材を予め設けることを特徴とする。
この燃料ピットの補強方法によれば、支持部材により水抜工程で水を抜いたときにライニング枠体の枠状の内側からの水圧によりライニング板が枠状の外側へ過大に膨出変形する事態を抑止することができる。そして、この支持部材が設置工程の前にライニング枠体に予め設けられているため、施工を容易に行うことができる。
また、本発明の燃料ピットの補強方法では、前記ライニング枠体は、前記燃料ピットに設けられた燃料出入口に対向する位置に前記ライニング枠体の一部を開放する開口部が前記設置工程の前に予め設けられ、当該開口部の両開口縁と前記燃料出入口の両開口縁とをそれぞれ連結する出入口ライニング板と、前記開口部を閉塞する蓋材とを有し、前記設置工程の前に前記ライニング枠体に対して前記出入口ライニング板および前記蓋材を予め設けておき、前記水抜工程の後に前記出入口ライニング板を前記燃料出入口の開口縁に取り付け、前記打設工程の後に前記蓋材を取り外すことを特徴とする。
この燃料ピットの補強方法によれば、燃料出入口の開口縁においてコンクリート躯体の厚さを増加させる工事を行うことができる。そして、設置工程の前にライニング枠体に対して出入口ライニング板および蓋材を予め設けられているため、施工を容易に行うことができる。
上述の目的を達成するために、本発明の燃料ピットの補強構造は、燃料集合体を水中で貯蔵する燃料ピットのコンクリート躯体の厚さを増加させた燃料ピットの補強構造であって、増加されたコンクリートの周壁面に沿って張り付けられたライニング板と、当該ライニング板の下端と前記燃料ピットの床面との間に設けられたシール材と、を備えることを特徴とする。
この燃料ピットの補強構造によれば、増加したコンクリートの下端での水密性を確保しつつコンクリートを増加させることができる。
また、本発明の燃料ピットの補強構造では、増加された前記コンクリートの内部に、前記ライニング板の下端と前記燃料ピットの床面とを水密に溶接して接合した溶接部を備えることを特徴とする。
この燃料ピットの補強構造によれば、溶接部によりライニング板の下端の水密性を恒久的に維持することができる。この結果、増加したコンクリートの下端に燃料ピット内の水が浸入することを防止できる。
また、本発明の燃料ピットの補強構造では、増加された前記コンクリートの内部に、前記ライニング板から増加される前のコンクリート材の周壁面に延在する支持部材を備えることを特徴とする。
この燃料ピットの補強構造によれば、支持部材により燃料ピット内の水圧による応力で当該ライニング板が変形し損傷する事態を抑止することができる。
本発明によれば、燃料集合体を貯蔵したままで燃料ピットのコンクリート躯体の厚さを増加させる工事を行うことができる。
図1は、燃料ピットの平面図である。 図2は、燃料ピットの側断面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る燃料ピットの補強方法の工程図である。 図4は、本発明の実施形態に係る燃料ピットの補強方法におけるライニング枠の正面図である。 図5は、本発明の実施形態に係る燃料ピットの補強方法におけるライニング枠の側面図である。 図6は、本発明の実施形態に係る燃料ピットの補強方法におけるライニング枠の部分拡大側断面図である。 図7は、本発明の実施形態に係る燃料ピットの補強方法におけるライニング枠の部分拡大側断面図である。 図8は、本発明の実施形態に係る燃料ピットの補強方法におけるライニング枠の平面図である。 図9は、本発明の実施形態に係る燃料ピットの補強方法におけるライニング枠の部分拡大平面図である。 図10は、本発明の実施形態に係る燃料ピットの補強方法におけるライニング枠の平面図である。 図11は、本発明の実施形態に係る燃料ピットの補強方法におけるライニング枠の部分拡大平面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、燃料ピットの平面図である。図2は、燃料ピットの側断面図である。
燃料ピット101は、矩形状で上部が開放されたコンクリート躯体のプールとして構成されている。この燃料ピット101は、内部に水が貯留された状態で、燃料集合体100が立てられた状態で貯蔵される。燃料集合体100は、複数の核燃料(燃料棒)が束ねられた集合体である。燃料集合体100は、燃料ピット101内に設置された燃料収納ラック(図示せず)に立てられた状態で支持されて収納される。また、燃料ピット101は、その周壁面101aおよび床面101bの前内面において、コンクリート面に既設ライニング板101cが張り付けられて構成されている。既設ライニング板101cは、厚さ6mm程度のオーステナイト系ステンレス鋼からなり、燃料ピット101の周壁面101aおよび床面101bの前内面を保護するものである。また、燃料ピット101は、その側部がゲート103により開閉可能に設けられた燃料出入口102が形成されている。燃料出入口102は、ゲート103を開けることで開放されて燃料集合体100の出し入れが行われる。燃料出入口102は、燃料集合体100を貯蔵する通常時はゲート103を閉じて閉塞されている。また、燃料出入口102は、燃料ピット101の外部に通じる通路104に通じている。通路104は、隣接する他の燃料ピット101の燃料出入口102に通じている。
このような燃料ピット101において、例えば、耐震基準によりコンクリート躯体の強度が不足とされた場合、既存の燃料ピット101のコンクリート躯体の厚さを増加させる補強工事が必要となる。
図3は、本実施形態に係る燃料ピットの補強方法の工程図である。
本実施形態の燃料ピット101の補強方法にあっては、図3に示すように、主に、ステップ1〜ステップ3の工程を含む。ステップ1は、設置工程を含み、ステップ2は、水抜工程および除去工程を含み、ステップ3は、打設工程を含む。また、本実施形態の燃料ピット101の補強方法は、燃料ピット101内の水中に燃料集合体100が貯蔵されたままの状態でライニング枠体1を用いて工事を行う。ライニング枠体1の構成は後述するが、主に、ライニング板2が枠状に接合されたものである。
設置工程では、燃料ピット101内に水中で貯蔵された状態の全ての燃料集合体100の外側を覆うように、ライニング枠体1を燃料ピット101の水中に挿入し、燃料ピット101の周壁面101aに所定間隔を隔てて配置する。さらに、設置工程では、ライニング枠体1の下端と燃料ピット101の床面101bとの間に水密性を確保する。
水抜工程では、ライニング枠体1と燃料ピット101の周壁面101aとの間の水を抜き取る。これにより、ライニング枠体1の下端と燃料ピット101の床面101bとの間に水密性を確保されているため、ライニング枠体1と燃料ピット101の周壁面101aとの間にドライ空間Sが形成される。
除去工程では、ドライ空間Sにおいて、燃料ピット101の周壁面101aに設けられている既設ライニング板101cを除去する。
打設工程では、ライニング枠体1と燃料ピット101の周壁面101a(既設ライニング板101cが除去されている)との間のドライ空間SにコンクリートCを打設する。なお、図には明示しないが、打設工程では、コンクリートCを打設する前に、既設ライニング板101cが除去されている燃料ピット101の周壁面101aに、コンクリート躯体と連結するように鉄筋を設置する。
ここで、上述したライニング枠体1の詳細を説明する。図4は、本実施形態に係る燃料ピットの補強方法におけるライニング枠の正面図である。図5は、本実施形態に係る燃料ピットの補強方法におけるライニング枠の側面図である。図6は、本実施形態に係る燃料ピットの補強方法におけるライニング枠の部分拡大側断面図である。図7は、本実施形態に係る燃料ピットの補強方法におけるライニング枠の部分拡大側断面図である。図8は、本実施形態に係る燃料ピットの補強方法におけるライニング枠の平面図である。図9は、本実施形態に係る燃料ピットの補強方法におけるライニング枠の部分拡大側断面図である。図10は、本実施形態に係る燃料ピットの補強方法におけるライニング枠の平面図である。図11は、本実施形態に係る燃料ピットの補強方法におけるライニング枠の部分拡大平面図である。
図4および図5に示すように、ライニング枠体1は、厚さ6mm程度のオーステナイト系ステンレス鋼からなる複数のライニング板2が枠状に接合されたものである。ライニング板2の接合において、枠状の四辺をなす水平方向に長手状のライニング板2の長手方向の端部同士を溶接して接合する。また、ライニング板2の接合において、上記枠状の四辺をなす構成を上下方向で溶接して接合する。また、ライニング板2の接合において、図6に示すように、ライニング板2の強度を確保し、かつ接合したライニング板2間の水密性を恒久的に維持するため、水平な溶接部Wに沿ってライニング枠体1の外面に骨材3が溶接して接合される。骨材3は、H形鋼からなり、そのフランジをライニング板2間の溶接部Wに合わせ、かつフランジの縁をライニング板2の面に溶接して接合する。本実施形態では、上下方向に5枚のライニング板2が接合されており、ライニング枠体1全体の上端および下端を含み、骨材3がライニング枠体1の周りを囲むように上下6箇所に設けられている。また、ライニング枠体1の角部においてライニング枠体1の周りを囲む各骨材3は、そのフランジ同士が溶接して接合される。これにより、ライニング枠体1は、ライニング板2の強度を確保され、かつ各溶接部Wにより接合したライニング板2間の水密性が恒久的に維持される。
また、図7に示すように、ライニング枠体1は、その下端に沿ってシール材4が設けられている。シール材4は、ライニング枠体1の下端を囲むように当該下端に沿って連続して設けられた骨材3の一方のフランジに固定されている。シール材4は、弾性を有し、設置工程(図3のステップ1)において、ライニング枠体1の燃料ピット101への挿入により床面101bの既設ライニング板101cに当接することでライニング枠体1の下端と燃料ピット101の床面101bとの間に水密性を確保する。
また、図7に示すように、ライニング枠体1は、下端に設けられた骨材3の他方のフランジにスペーサ5が設けられている。スペーサ5は、設置工程(図3のステップ1)において、ライニング枠体1の燃料ピット101への挿入によりシール材4と共に床面101bの既設ライニング板101cに当接するもので、既設ライニング板101cに当接する前はシール材4が下方に高さが低く形成されている。従って、スペーサ5は、燃料ピット101の床面101bの既設ライニング板101cと、ライニング枠体1の下端の骨材3との間に所定の間隔Hを確保する。このため、間隔H内にシール材4が収まり、シール材4が潰れすぎずかつ弾性を維持できるようにしてシール材4による水密性を確保する機能を十分に発揮させることができる。
また、図7に示すように、ライニング枠体1は、ライニング板2の枠状の外面に鋼棒6が複数設けられる。鋼棒6は、ライニング板2の枠状の外面から突出するように溶接して接合されている。鋼棒6は、打設工程(図3のステップ3)において、打設されたコンクリートCとライニング板2とを一体化させるもので、例えば、ボルト形状をなすスタッドボルトからなる。この鋼棒6は、設置工程(図3のステップ1)の前に予めライニング枠体1に設けられる。
また、図7に示すように、ライニング枠体1は、下端に設けられた骨材3の他方のフランジにL形鋼7が設けられる。L型鋼7は、ライニング枠体1の下端を囲むように当該下端に沿って連続して配置され、その角部をスペーサ5の角部に合わせてスペーサ5の底面と面一に側面が配置されるように骨材3の他方のフランジに溶接して接合される。L型鋼7は、水抜工程(図3のステップ2)の後であって打設工程(図3のステップ3)の前に、燃料ピット101の床面101bの既設ライニング板101cと溶接して接合される(溶接工程)。このため、L型鋼7は、既設ライニング板101cとの溶接部Wおよびライニング枠体1の骨材3との溶接部Wによりライニング枠体1の下端の水密性を恒久的に維持する。なお、L型鋼7は、水抜工程(図3のステップ2)の後であって打設工程(図3のステップ3)の前に、ライニング枠体1の下端の骨材3の他方のフランジに溶接して接合されてもよいが、設置工程(図3のステップ1)の前に予め骨材3の他方のフランジに溶接して接合されていてもよい。このL型鋼7は、打設工程(図3のステップ3)においてコンクリートCの内部に残される。
また、図8および図9に示すように、ライニング枠体1は、ライニング板2の枠状の外面であって当該外面に設けられた骨材3に支持部材8が設けられる。支持部材8は、骨材3と同様にH型鋼からなり、骨材3からライニング板2の外面に突出するように骨材3に対して溶接して接合されている。支持部材8は、設置工程(図3のステップ1)の前に予めライニング枠体1に設けられる。そして、支持部材8は、設置工程(図3のステップ1)の際に、燃料ピット101の周壁面101aの既設ライニング板101cと干渉せず、水抜工程(図3のステップ2)において水を抜いたとき、ライニング枠体1の枠状の内側からの水圧によりライニング板2が枠状の外側に膨出変形した場合に、燃料ピット101の周壁面101aの既設ライニング板101cや、除去工程(図3のステップ2)で既設ライニング板101cを除去した後の燃料ピット101の周壁面101aと接触するように、骨材3と共にライニング板2の外面から突出する突出長さLが設定されている。すなわち、支持部材8は、水抜工程(図3のステップ2)において水を抜いたとき、燃料ピット101の周壁面101aと接触することで、ライニング枠体1の枠状の内側からの水圧によりライニング板2が枠状の外側へ過大に膨出変形する事態を抑止するものである。この支持部材8は、打設工程(図3のステップ3)においてコンクリートCの内部に残される。
また、図10および図11に示すように、ライニング枠体1は、燃料ピット101の燃料出入口102に対向する位置に、ライニング板2の枠状の一部を開放する開口部9が設置工程(図3のステップ1)の前に予め設けられている。また、ライニング枠体1は、設置工程(図3のステップ1)の後に開口部9の両開口縁と燃料出入口102の両開口縁とをそれぞれ連結する出入口ライニング板10と、開口部9を閉塞する蓋材11と、を有している。
出入口ライニング板10は、図11に示すように、ライニング板2と同様に上下方向で溶接して接合される。また、出入口ライニング板10の接合において、出入口ライニング板10の強度を確保し、かつ接合した出入口ライニング板10間の水密性を恒久的に維持するため、水平な溶接部に沿ってライニング枠体1の外面に骨材3が溶接して接合される。この出入口ライニング板10に係り、図7で示すシール材4、スペーサ5、鋼棒6、およびL型鋼7が設けられる。また、ライニング枠体1は、開口部9の開口縁の位置で、上下方向に連通するH型鋼からなる骨材12が設けられている。骨材12は、ライニング板2、ライニング板2の骨材3、出入口ライニング板10、および出入口ライニング板10の骨材3に対し、互いに溶接により接合され、当該溶接部Wにより水密性が恒久的に維持される。この骨材12は、開口部9の開口縁を構成する。出入口ライニング板10は、設置工程(図3のステップ1)の前にライニング枠体1に予め設けられる。
蓋材11は、鋼板からなり、開口部9の開口縁をなす骨材12のH型鋼のフランジにボルト13により着脱可能に取り付けられる。また、蓋材11は、骨材12のH型鋼のフランジとの間に上下方向に連続してシール材14が設けられる。また、蓋材11は、その下端に図7で示すようにシール材4が設けられている。これにより、蓋材11は、ライニング枠体1の開口部9を水密性を確保して閉塞する。出入口ライニング板10は、設置工程(図3のステップ1)の前にライニング枠体1に予め取り付けられる。
そして、図10および図11に示すように、ゲート103で燃料出入口102を閉じ、水抜工程(図3のステップ2)においてゲート103と蓋材11との間の水を抜く。これにより、ゲート103と蓋材11と出入口ライニング板10とで囲まれる領域にドライ空間S’が形成される。その後、ドライ空間S’において、図11に示すように、燃料出入口102の開口縁において燃料ピット101の周壁面101aの既設ライニング板101cに対して出入口ライニング板10を溶接により接合する。当該溶接部Wにより水密性が恒久的に維持される。その後、打設工程(図3のステップ3)の後に蓋材11を取り外す。
以上説明したように、本実施形態の燃料ピット101の補強方法は、ライニング板2が枠状に接合されたライニング枠体1を、燃料ピット101内の水中で貯蔵されている全ての燃料集合体100の外側を覆う態様で燃料ピット101の周壁面101aに所定間隔を隔てて配置すると共にライニング枠体1の下端と燃料ピット101の床面101bとの間に水密性を確保する設置工程と、ライニング枠体1と燃料ピット101の周壁面101aとの間の水を抜き取る水抜工程と、燃料ピット101の周壁面101aに設けられている既設ライニング板101cを除去する除去工程と、ライニング枠体1と燃料ピット101の周壁面101aとの間にコンクリートCを打設する打設工程と、を含む。
この燃料ピット101の補強方法によれば、燃料ピット101内の水中で貯蔵されている燃料集合体100を全て取り出すことなく、燃料ピット101のコンクリート躯体の厚さを増加させる工事を行うことができる。
なお、設置工程において、ライニング枠体1を燃料ピット101内に設置するにあたり、燃料ピット101の周壁面101a寄りの燃料集合体100の一部がライニング枠体1に干渉する場合は、当該燃料集合体100の一部のみを燃料ピット101から取り出す。
また、本実施形態の燃料ピット101の補強方法では、水抜工程の後であって打設工程の前に、ライニング枠体1の下端と燃料ピット101の床面101bとを水密に溶接して接合する溶接工程を含む。
この燃料ピット101の補強方法によれば、ライニング枠体1の下端と燃料ピット101の床面101bとの溶接部Wによりライニング枠体1の下端の水密性を恒久的に維持することができる。この結果、打設後のコンクリートCの下端に燃料ピット101内の水が浸入することを防止できる。
また、本実施形態の燃料ピット101の補強方法では、設置工程の前にライニング枠体1の外面に鋼棒6を予め設ける。
この燃料ピット101の補強方法によれば、鋼棒6により打設されたコンクリートCとライニング板2とを一体化させることができる。そして、この鋼棒6が設置工程の前にライニング枠体1に予め設けられているため、施工を容易に行うことができる。
また、本実施形態の燃料ピット101の補強方法では、設置工程の前にライニング枠体1の外面に燃料ピット101の周壁面101aと接触する支持部材8を予め設ける。
この燃料ピット101の補強方法によれば、支持部材8により水抜工程で水を抜いたときにライニング枠体1の枠状の内側からの水圧によりライニング板2が枠状の外側へ過大に膨出変形する事態を抑止することができる。そして、この支持部材8が設置工程の前にライニング枠体1に予め設けられているため、施工を容易に行うことができる。
また、本実施形態の燃料ピット101の補強方法では、ライニング枠体1は、燃料ピット101に設けられた燃料出入口102に対向する位置にライニング枠体1の一部を開放する開口部9が設置工程の前に予め設けられ、当該開口部9の両開口縁と燃料出入口102の両開口縁とをそれぞれ連結する出入口ライニング板10と、開口部9を閉塞する蓋材11とを有し、設置工程の前にライニング枠体1に対して出入口ライニング板10および蓋材11を予め設けておき、水抜工程の後に出入口ライニング板10を燃料出入口102の開口縁に取り付け、打設工程の後に蓋材11を取り外す。
この燃料ピット101の補強方法によれば、燃料出入口102の開口縁においてコンクリート躯体の厚さを増加させる工事を行うことができる。そして、設置工程の前にライニング枠体1に対して出入口ライニング板10および蓋材11を予め設けられているため、施工を容易に行うことができる。
また、本実施形態の燃料ピット101の補強構造は、増加されたコンクリートCの周壁面に沿って張り付けられたライニング板2と、ライニング板2の下端と燃料ピット101の床面101bとの間に設けられたシール材4と、を備える。
この燃料ピット101の補強構造によれば、増加したコンクリートCの下端での水密性を確保しつつコンクリートCを増加させることができる。
また、本実施形態の燃料ピット101の補強構造は、増加されたコンクリートCの内部に、ライニング板2の下端と燃料ピット101の床面101bとを水密に溶接して接合した溶接部Wを備える。
この燃料ピット101の補強構造によれば、溶接部Wによりライニング板2の下端の水密性を恒久的に維持することができる。この結果、増加したコンクリートCの下端に燃料ピット101内の水が浸入することを防止できる。
また、本実施形態の燃料ピット101の補強構造は、増加されたコンクリートCの内部に、ライニング板2から増加される前のコンクリート材の周壁面101aに延在する支持部材8を備える。
この燃料ピット101の補強構造によれば、支持部材8により燃料ピット101内の水圧による応力で当該ライニング板が変形し損傷する事態を抑止することができる。
1 ライニング枠体
2 ライニング板
3 骨材
4 シール材
5 スペーサ
6 鋼棒
7 L形鋼
8 支持部材
9 開口部
10 出入口ライニング板
11 蓋材
12 骨材
13 ボルト
14 シール材
100 燃料集合体
101a 周壁面
101b 床面
101c 既設ライニング板
101 燃料ピット
102 燃料出入口
103 ゲート
104 通路
C コンクリート
H 間隔
S,S’ ドライ空間
W 溶接部

Claims (8)

  1. 燃料集合体を水中で貯蔵する燃料ピットのコンクリート躯体の厚さを増加させる燃料ピットの補強方法であって、
    ライニング板が枠状に接合されたライニング枠体を、前記燃料ピット内の水中に貯蔵されている全ての前記燃料集合体の外側を覆う態様で前記燃料ピットの周壁面に所定間隔を隔てて配置すると共に前記ライニング枠体の下端と前記燃料ピットの床面との間に水密性を確保する設置工程と、
    前記ライニング枠体と前記燃料ピットの周壁面との間の水を抜き取る水抜工程と、
    前記燃料ピットの周壁面に設けられている既設ライニング板を除去する除去工程と、
    前記ライニング枠体と前記燃料ピットの周壁面との間にコンクリートを打設する打設工程と、
    を含むことを特徴とする燃料ピットの補強方法。
  2. 前記水抜工程の後であって前記打設工程の前に、前記ライニング枠体の下端と前記燃料ピットの床面とを水密に溶接して接合する溶接工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の燃料ピットの補強方法。
  3. 前記設置工程の前に前記ライニング枠体の外面に鋼棒を予め設けることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料ピットの補強方法。
  4. 前記設置工程の前に前記ライニング枠体の外面に前記燃料ピットの周壁面と接触する支持部材を予め設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の燃料ピットの補強方法。
  5. 前記ライニング枠体は、前記燃料ピットに設けられた燃料出入口に対向する位置に前記ライニング枠体の一部を開放する開口部が前記設置工程の前に予め設けられ、当該開口部の両開口縁と前記燃料出入口の両開口縁とをそれぞれ連結する出入口ライニング板と、前記開口部を閉塞する蓋材とを有し、
    前記設置工程の前に前記ライニング枠体に対して前記出入口ライニング板および前記蓋材を予め設けておき、前記水抜工程の後に前記出入口ライニング板を前記燃料出入口の開口縁に取り付け、前記打設工程の後に前記蓋材を取り外すことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の燃料ピットの補強方法。
  6. 燃料集合体を水中で貯蔵する燃料ピットのコンクリート躯体の厚さを増加させた燃料ピットの補強構造であって、
    増加されたコンクリートの周壁面に沿って張り付けられたライニング板と、
    当該ライニング板の下端と前記燃料ピットの床面との間に設けられたシール材と、
    増加されたコンクリートの内部において前記ライニング板の下端と前記燃料ピットの床面との間に前記シール材が収まる間隔を確保するように設けられたスペーサと、
    を備えることを特徴とする燃料ピットの補強構造。
  7. 増加された前記コンクリートの内部に、前記ライニング板の下端と前記燃料ピットの床面とを水密に溶接して接合した溶接部を備えることを特徴とする請求項6に記載の燃料ピットの補強構造。
  8. 増加された前記コンクリートの内部に、前記ライニング板から増加される前のコンクリート材の周壁面に延在する支持部材を備えることを特徴とする請求項6または7に記載の燃料ピットの補強構造。
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