JP6711517B2 - 商品自動搬出機 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の商品が収納されると共に収納された商品を順次搬出して、商品を利用者に提供する商品自動搬出機に関する。
商品を利用者に提供する装置としては、例えば、特許文献1に記載されている自動販売機が一般的に知られている。この種の装置は、適宜の容器に入れられた複数の種類の容器入り飲料等の商品を商品収納庫内に収納し、利用者により硬貨等の金銭が投入されると共に商品選択ボタンが押され、投入金銭等が選択された商品の代金以上であることを判別した場合に、選択された商品を商品収納庫から商品受取部に搬出することにより、利用者に商品を提供するように構成されている。
このように、この種の装置の利用者は、商品を受取るためには、少なくとも硬貨等を投入すると共に商品選択ボタンを押下するという操作を行う必要がある。
特開2011−170586号公報
ところで、この種の装置の利用者は、金銭投入、商品選択ボタンの押下及び必要な場合は返却硬貨等の受取りといった一連の操作(動作)を行わなければならず、この一連の操作の手数が多く、煩わしさを感じる場合があり、その工夫が求められている。
この点について、例えば、利用者の購入希望商品についての情報が記録された非接触式のICカードを店舗等において事前に発行すると共に装置にカードリーダを設け、ICカードの情報を装置側のカードリーダに読取らせ、その情報に応じた商品を搬出させて利用者に提供すると共に高価なICカードを装置側で回収し再利用することが考えられる。
ここで、汎用のカードリーダは、常に磁界を発生させることによりICカードと通信可能に構成されている。しかし、このようなカードリーダを装置に設ける場合、ICカードがカードリーダの通信可能範囲に位置していれば、装置は商品を搬出することになり、高価なICカードを装置側で回収できなくなる可能性がある。
そこで、本発明は、このような実状に鑑み、商品を受取る際の装置に対する利用者の操作手数を減らし、利用者が簡単に商品を受取ることが可能であると共に、高価なICカードを確実に回収可能な商品自動搬出機を提供することを目的とする。
本発明の一側面による商品自動搬出機は、商品が収納されると共に収納された商品を順次搬出する商品収納装置と、該商品収納装置の商品搬出動作を制御する制御部とを筐体内に備える。前記商品自動搬出機は、前記筐体の一側面に設けられ少なくとも前記商品の搬出許可情報を含む情報が記録された非接触式のICカードの投入口を有する投入部と、前記投入口から投入された前記ICカードから前記情報を読取るカードリーダと、前記カードリーダにより前記情報が読取られた前記ICカードを収納して回収する回収部と、を含む。前記制御部は、前記投入口から投入された前記ICカードが前記筐体内の所定領域に進入したことが検知されたことを条件に、前記カードリーダによる読取情報に応じて前記商品収納装置に前記商品の搬出を許可する搬出許可指令を出力する。
前記一側面による商品自動搬出機によれば、カードリーダによって、少なくとも商品の搬出許可情報を含む情報が記録された非接触式のICカードから情報を読取り、制御部によって、投入口から投入されたICカードが筐体内の所定領域に進入したことが検知されたことを条件に、カードリーダによる読取情報に応じて商品収納装置に商品の搬出を許可する搬出許可指令を出力し、回収部によって、情報読取後のICカードを回収する。したがって、利用者は、単に、ICカードを投入口から投入して、ICカードの情報をカードリーダに読取らせれば、商品収納装置によって搬出された商品を受取ることができる。また、ICカードは返却されることなく回収部によって回収されるため、利用者がICカードのその後の処理や管理に煩わしさを感じることもない。さらに、投入口から投入されたICカードが筐体内の所定領域に進入したことが検知されたことを条件に、制御部から商品収納装置に商品の搬出を許可する搬出許可指令を出力する構成であるため、利用者がICカードを意図せず又は意図して筐体外においてカードリーダの通信可能範囲内に位置させたとしても、商品は搬出されない。したがって、利用者が商品を受取るために、利用者にICカードを投入口から投入することを促すことができる。その結果、ICカードを確実に回収することができ、回収したICカードを再利用することができる。
このようにして、商品を受取る際の装置に対する利用者の操作手数を減らし、利用者が簡単に商品を受取ることが可能であると共に、高価なICカードを確実に回収可能な商品自動搬出機を提供することができる。
本発明の実施形態における商品自動搬出機の正面図である。 図1に示す商品自動搬出機の外扉が開いた状態を示す斜視図である。 上記商品自動搬出機の概略のブロック図である。 図1に示すA−A矢視における要部断面図である。 上記商品自動搬出機の動作を説明するための概念図である。 上記商品自動搬出機の動作を説明するための別の概念図である。 上記商品自動搬出機の動作を説明するためのさらに別の概念図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態における商品自動搬出機100の正面図(利用者側から見た図)である。図2は、商品自動搬出機100について、後述する外扉2が開いた状態を示す斜視図である。図3は商品自動搬出機100の概略ブロック図であると共に商品自動搬出機100の動作を説明するための概念図である。
商品自動搬出機100は、商品として容器入り飲料(本実施形態ではペットボトルに入った飲料)を冷却して収納すると共に利用者の求めに応じて商品を搬出可能に構成され、前面を開口した商品自動搬出機本体1と、商品自動搬出機本体1の前面を開閉する外扉2と、後述する商品収納庫1aの前面を開閉する内扉3とを備えている。
なお、本実施形態では、商品自動搬出機100は、例えば、コンビニエンスストア等の店舗内に配置されている場合を一例に挙げて以下説明する。
この商品自動搬出機100は、硬貨、紙幣、電子マネーではなく、少なくとも商品の搬出を許可する搬出許可情報を含む情報が予め記録された非接触式のICカード(以下において、「商品引換カード」という)Cを介して、商品を利用者の求めに応じて搬出可能に構成されたものである。
本実施形態において、商品引換カードCは、図示を省略するが、渦巻状のコイルアンテナと、前記情報が記録されると共に前記コイルアンテナと接続されるICチップとを内蔵した一般的な非接触式のICカードである。この商品引換カードCに記録された前記情報の詳細、及び、利用者がこの商品引換カードCを入手する方法については後に詳述する。
前記商品自動搬出機本体1は、商品を収納するための商品収納庫1aと、商品を冷却するための冷却装置の一部を収容する機械室1bとに区分されている。機械室1bは商品収納庫1aの下方に位置する。商品自動搬出機本体1は、前面が開口され、商品収納庫1aを囲む断熱壁1cを有して形成されている。本実施形態において、断熱壁1cと外扉2からなり商品自動搬出機100の外殻をなす箱体が、本発明に係る「筐体」に相当する。
前記商品収納庫1aは、前面が開口され、上面側、背面側、底面側及び左右両側面側が断熱壁1cによって囲まれた断熱構造を有して形成されている。この商品収納庫1a内には、商品収納装置4が配設されている。つまり、商品収納装置4は、断熱壁1cと外扉2とからなる前記筐体内に備えられている。商品収納装置4の下方には、多数の通気孔を有する平板状の部材であり、商品自動搬出機100の前面側に向って下降するように傾斜して配設される商品シュータ5(図3参照)が設けられている。また、商品収納庫1aの下部には、前記冷却装置の一部が設けられている。
本実施形態では、商品収納庫1aは、左右幅方向の中央部に上下方向に延設される隔壁1dを介して二つに区画されており、この区画された各庫室にそれぞれ商品収納装置4が配置されている。なお、商品収納装置4については、後に詳述する。
前記外扉2は、商品自動搬出機本体1の前面を開閉する扉であり、断熱壁1cと共に前記筐体を構成する。外扉2は、その幅方向一端側が商品自動搬出機本体1に回動自在に支持されている。外扉2の前面(つまり、筐体の一側面)には、利用者が商品引換カードCを投入するための投入口6aを有する投入部6が設けられている。投入口6aは、外扉2に開口された貫通孔2aと連通している。また、外扉2の前面には、利用者が商品を受取るための受取口2bが開口されている。投入部6は、例えば、外扉2に開口された貫通孔2aの位置に合わせて外扉2の前面側に取付けられる樹脂製部材からなるものである。外扉2の背面側における投入部6に対応する部位には、商品引換カードCの情報を読取るためのカードリーダユニット10が取付けられている。また、受取口2bの開口上端部には外扉側フラップ7が前後方向に回動可能に取付けられ、この外扉側フラップ7により受取口2bが開閉される。そして、外扉2の背面側における受取口2bに対応する部位には、商品収納装置4内から払出された商品を受ける商品受部8が取付けられている。また、外扉2の背面側には、商品引換カードCの回収部20と、前記冷却装置等の動作を制御する制御部30とが設けられている。つまり、回収部20及び制御部30は、断熱壁1cと外扉2とからなる前記筐体内に備えられている。
なお、カードリーダユニット10、回収部20及び制御部30については、後に詳述する。
前記内扉3は、商品自動搬出機本体1内の商品収納庫1aの前面を開閉する扉であり、断熱材を内部に備えて形成された扉である。この断熱性の内扉3の下部には、商品収納庫1aと受取口2bとを連通する商品搬出口3aが幅方向(左右方向)に複数(図では二つ)開口されている。商品搬出口3aの開口上端部には内扉側フラップ9が前後方向に回動可能に取付けられ、この内扉側フラップ9により商品搬出口3aが開閉される。
前記商品収納装置4は、複数の商品が収納されると共に収納された商品を順次搬出するものである。本実施形態では、商品収納装置4は、複数種類の商品を収納可能に構成されている。また、本実施形態では、商品収納装置4は、商品収納庫1a内の隔壁1dにより区画される各庫室にそれぞれ配置されている。この二つの商品収納装置4は、それぞれ、前後方向に複数(ここでは五つ)の商品収納コラム4aを有する。各商品収納コラム4aは、同種の複数の商品(容器入り飲料)を上下方向に並べて収納すると共に最下部に位置する商品から順次搬出可能に構成されている。商品収納装置4は、いわゆるサーペンタイン式の機構を有して形成されている。商品収納装置4では、各商品収納コラム4aの上端側の商品投入口から投入された商品を、商品収納コラム4aにおける蛇行状の商品通路内に上下方向に積み重ねて収納する。そして、商品収納装置4の下端側に設けられた商品搬出機構4bによって、最下端に位置する商品から順に1つずつ商品シュータ5側に落下搬出可能に構成されている。
本実施形態では、各商品収納装置4(図2において、左側を「第1収納装置41」、右側を「第2収納装置42」という)はそれぞれ5種類の商品を収納可能である。したがって、商品収納庫1a内には合計10種類の商品を収納可能であるが、本実施形態では、各商品収納装置4(41,42)には、それぞれ、同じバリエーションの商品が同様に収納されている場合を一例に挙げて以下説明する。つまり、第1収納装置41内の5種類の商品と第2収納装置42内の5種類の商品は同じであり、同種の商品が収納される商品収納コラム4aの前後方向の位置も同じであるものとする。この前後方向の位置が同じ商品収納コラム4aにはそれぞれ、同じコラム番号CNが振り当てられている。つまり、例えば、第1収納装置41の最前列の商品収納コラム4aのコラム番号CNと第2収納装置42の最前列の商品収納コラム4aのコラム番号CNは同じであり、コラム番号CNとしては、最前列側から順に1,2,3,4,5が振り当てられる。
本実施形態において、商品収納庫1a内の各庫室は、その内部が図示省略した冷却装置によってそれぞれ冷却され、商品収納装置4内に収納された商品を、過冷却状態に冷却する過冷却室として機能するように構成されているものとする。そのため、前記冷却装置は、制御部30によって、前記各庫室内の温度が商品を過冷却状態に冷却し保持可能な設定温度に保持されるように、その動作が制御されている。
ここで、前記設定温度は、商品としての容器入り飲料の凝固点以下の温度であり、例えば、−5℃前後(−2℃〜−8℃)とされ、通常のコールド飲料よりも、温度が低い上、その設定温度範囲が狭い。この商品としての容器入り過冷却飲料は、所定時間の間、過冷却状態で維持されることにより、その商品価値を有する。したがって、例えば、過冷却飲料が各庫室に配置された第1収納装置41及び第2収納装置42内にて過冷却状態で収納されていたとしても、オペレータ等により常温の商品が補充されると、商品補充がされた一方の庫室内の温度が変化し、その庫室内の商品の商品価値を損ねてしまう。
この点について、本実施形態では、各商品収納装置4(41,42)のうちの一方を、搬出可能な搬出中装置として設定し、他方を、搬出を強制停止する準備中装置として設定し、所定時間毎に、搬出中装置及び準備中装置の設定対象を切替え可能に構成されている。これにより、オペレータ等が準備中装置として設定された一方の商品収納装置(41又は42)に商品を補充することにより、搬出中装置として設定された他方の商品収納装置(42又は41)内の商品価値を損ねることを防止することができる。
次に、商品引換カードCに記録された前記情報、及び、利用者がこの商品引換カードCを入手する方法について説明する。
商品引換カードCに記録される前記情報は、商品収納装置4内に収納された商品についての搬出を許可する搬出許可情報を少なくとも含む。この搬出許可情報は、本実施形態では、利用者がコンビニエンスストア等の店舗のカウンター等において店員に購入意思を伝えた搬出対象(購入対象)の商品種別(商品の種類)を識別可能な商品識別情報からなるものであり、商品種別毎にそれぞれ予め定められている。商品識別情報としては、例えば、飲料番号DNが商品種別毎に振り当てられる。具体的には、5種類の商品を商品収納装置4内に収納する本実施形態では、例えば、飲料番号DNが1の商品は、コラム番号CNが1の商品収納コラム4aに収納され、以下同様に、飲料番号DNが2〜5の商品は、コラム番号CNが2〜5の商品収納コラム4aにそれぞれ収納されるものとする。
また、本実施形態おいて、前記情報には、各商品引換カードCに固有のカード識別情報(以下において、「カードID情報」という)を含む。つまり、商品引換カードCには、前記情報として、商品識別情報(搬出許可情報)とカードID情報とが予め記録されている。
前記カードID情報は、商品引換カードC毎に固有の情報であり、例えば、適宜桁数の数字からなる情報である。また、カードID情報は、同一店舗内に設置された同種の商品自動搬出機100はもちろんのこと、他店舗に設置された同種の商品自動搬出機100に使用される商品引換カードCのカードID情報と重複しないように設定(発番)されている。そして、カードID情報は、例えば、各商品収納コラム4aに収容可能な商品本数を目安として、同じ種類の商品(つまり、同じ飲料番号DN)については連番となるように、発番されている。
例えば、各商品収納コラム4aの収容可能な商品本数がそれぞれ30本であるものとする。この場合、カードID情報は、飲料番号DNが1については001〜030、飲料番号DNが2については031〜060、飲料番号DNが3については061〜090、飲料番号DNが4については091〜120、飲料番号DNが5については121〜150というように発番される。ここで、例えば、各商品収納装置4(41,42)における5つの商品収納コラム4aにそれぞれ最大本数(30本)の商品を収納して、第1収納装置41に150本、第2収納装置42に150本の商品を収納し、全体として300本の商品を収納しているものとする。この場合、本実施形態では、前述したように、所定のタイミングにおいて、実際に商品搬出を担うのは、搬出中装置として設定された第1収納装置41又は第2収納装置42のいずれか一方であるため、実際に利用者の求めに応じて搬出可能な商品総数は150本である。このため、本実施形態では、カードID情報は、300本分の商品に対応して300組発番されるのではなく、実際に搬出可能な150本分の商品に対応して150組(つまり001から150)発番される。したがって、カードID情報の発番数と商品自動搬出機100における商品搬出可能本数は一致している。言い換えると同一店舗内で発行する商品引換カードCの枚数は、商品自動搬出機100における商品搬出可能本数と一致している。
利用者は、例えば、コンビニエンスストア等の店舗のカウンター等において、店員に購入したい商品についての購入意思を伝えると共にその商品の対価に対する決済を、現金(硬貨、紙幣)、電子マネーカード、クレジットカード、プリペイドカード、デビットカード等の所望の方法(形態)により行う。そして、利用者は、その決済後、店員からその商品の商品識別情報とカードID情報が記録された商品引換カードCを受取る。このように、利用者は、購入したい商品の選択とその商品についての決済を、装置(商品自動搬出機100)に対してではなく、店員との対面式により行うことにより、商品引換カードCを入手する。したがって、例えば、利用者が店舗内の商品棚等に陳列されている他の商品についても購入する場合には、その陳列商品と、商品自動搬出機100内に収納されている商品についての決済を、前記所望の方法(形態)にて一度に行うこともできる。また、装置の操作に不慣れな高齢者や外国人等の利用者であっても、商品自動搬出機100内に収納されている商品について、店員のサポート等によりスムーズに商品選択及び決済を対面式により行うことができる。
次に、カードリーダユニット10、回収部20及び制御部30について、図1〜図5を参照して詳述する。
図4は、図1に示すA−A矢視におけるカードリーダユニット10を含む要部断面図である。図5は、商品自動搬出機100の動作を説明するための概念図である。
前記カードリーダユニット10は、商品引換カードCから情報を読取るためのものであり、例えば、本体部11と、カードリーダ12と、カード検知部13、カードロック部14、とを備える。
前記本体部11は、外扉2の背面側から投入口6a及び貫通孔2aを覆うように外扉2の背面に取付けられている。この本体部11内には、利用者等により投入口6aから投入(挿入)された商品引換カードCをカードリーダ12の近傍を通過させて回収部20へと導く通路が形成されている。本実施形態では、通路11aは、上下方向に延伸するように形成され、その一端(上端)が貫通孔2a及び投入口6aに開口し、他端(下端)が回収部20に向かって下向きに開口している。
前記カードリーダ12は、投入口6aから投入された商品引換カードCから前記情報を読取るものである。カードリーダ12は、通路11aに面するように本体部11に取付けられ、投入口6aから投入されて通路11aを通過する商品引換カードCから前記情報を、非接触で読取可能に構成されている。
本実施形態では、このカードリーダ12として、一般的なカードリーダ装置が採用されている。このカードリーダ12は、常に磁界を発生させることにより、所定の通信可能範囲内に進入した商品引換カードCと通信可能に構成されている。詳しくは、商品引換カードCがカードリーダ12の通信可能範囲内に位置し、商品引換カードC内のコイルアンテナの内側をカードリーダ12から発振された磁束が通過すると、コイルアンテナに誘起電力が発生する。商品引換カードC内のICチップは、この誘起電力により起動されると共に、予め記録された前記情報を示すデータ信号を発生させる。このデータ信号はコイルアンテナを介して送信されて、カードリーダ12により受信される(読取られる)。このカードリーダ12で読取られた読取情報(商品識別情報、カードID情報)は、例えば、制御部30に出力される。
前記カード検知部13は、投入口6aから投入された商品引換カードCが前記筐体内の所定領域Sに進入したことを検知するものであり、例えば、透過型や反射型等の光学式センサーからなるものである。この光学式センサーとしては、具体的には、光の指向性が狭い(シャープな)ものや指向性の広い(ブロードな)もの等を利用することができる。
本実施形態では、カード検知部13は、具体的には、カードリーダ12とカードロック部14との間に配置され、所定領域Sを通路11a内のうちのカードリーダ12と回収部20との間に設け、商品引換カードCの下部が所定領域Sに進入したか否かを検知するように構成されている。つまり、本実施形態では、所定領域S(言い換えるとカード検知部13の検知領域)は、通路11a内のうちのカードリーダ12とカードロック部14との間に設定されている。このカード検知部13の検知結果は、例えば、制御部30に出力される。なお、本実施形態において、前記カード検知部13が本発明に係る「検知部」に相当する。
前記カードロック部14は、カード検知部13の下方に配置され、投入された商品引換カードCの落下を阻止(ロック)するためのものであり、前後方向に進退可能な進退ロッド14aと、この進退ロッド14aを進退させるための図示省略したソレノイドやモーター等の適宜の駆動部とを備えている。進退ロッド14aは、通路11aのうちのカード検知部13により検知される所定領域Sより下方の領域にて進退することにより、商品引換カードCの移動を規制する。
例えば、カードロック部14は、初期状態(つまり、商品引換カードCの投入前及び投入時)では進退ロッド14aを通路11a内に進出(突出)させて、商品引換カードCの下端に進退ロッド14aを当接させる。これにより、カードロック部14は、商品引換カードCを通路11a内におけるカードリーダ12の前方位置で停止させる。このカードロック部14の動作は制御部30により制御される。
なお、進退ロッド14aが進出して商品引換カードCが位置決めされている状態で、商品引換カードCの上端が投入口6aより十分に下方に位置するように、カードリーダ12及びカードロック部14が配置されている。したがって、投入口6aから投入された商品引換カードCが所定領域Sに進入している状態では、商品引換カードCは外部から容易に抜き取ることができない位置(つまり、外部からのアクセスが困難又は不能な位置)にある。
前記回収部20は、カードリーダ12により前記情報が読取られた商品引換カードCを収納して回収可能に形成された箱体である。
例えば、回収部20は、通路11aを通じて落下する商品引換カードCを回収可能に箱体の上方を開口して形成されると共に、カードリーダユニット10の下方に配置されている。この回収部20内に収容された使用済みの商品引換カードCは、商品収納装置4(41,42)についての搬出中装置及び準備中装置の設定対象を切替えの際(つまり、オペレータ等による商品補充の際)にオペレータ等により回収され、同一店舗のカウンター等に残っている未決済(未使用)の商品引換カードCと合わせて、次の搬出中装置用の商品引換カードCとして、同一の商品自動搬出機100に対して再利用される。この再利用される商品引換カードC内の情報は、書替えられることなくそのまま用いられる。つまり、カードID情報及び飲料番号DNが記録された商品引換カードCは、そのまま同一店舗内の同一の商品自動搬出機100に対して再利用される。
また、回収部20の箱体内には、図5等に示すように、箱体の底面に対して傾斜させて配置された傾斜板21が設けられている。この傾斜板21により、通路11aの開口端から順次落下する商品引換カードCを、所定の方向に一様に積層した状態で収納(回収)するようにガイドすることができる。その結果、箱体容積を抑えつつ簡易な構成で商品引換カードCを順序良く一方向に積層させて収納(回収)することができる。なお、回収部20内における商品引換カードCの収納姿勢は、斜めに限らず、水平又は垂直であってもよい。そして、単に、商品引換カードCを回収部20内に落下させるものとしたが、これに限らず、通路11aの開口端と回収部20との間に滑り台状やチューブ状のガイドを設けてもよい。
前記制御部30は、外扉2の背面側に設けられ、例えば、商品自動搬出機100の全体の動作を制御するものである。制御部30は、前述したように前記冷却装置の動作を制御する。また、制御部30は、搬出中装置及び準備中装置の設定対象の切替え、搬出中装置として設定された商品収納装置(詳しくは、商品搬出機構4b)4の商品搬出動作、カードロック部14の動作を制御する機能を有すると共に、適宜の情報を予め記憶する記憶部31を備える。また、制御部30にはカード検知部13からの検知結果の情報が入力される。
前記記憶部31には、使用予定(つまり、店舗で発行・発番される予定)の複数の商品引換カードCのカードID情報(媒体識別情報)が予め記憶されている。本実施形態では、記憶部31は、カードID情報を対応する飲料番号DNと関連付けて記憶する。
また、本実施形態において、記憶部31には、どのコラム番号CN(=1〜5)の商品収納コラム4aにどの商品種別の商品が収納されているかを判別可能に、飲料番号DNとコラム番号CNとが関連付けて記憶されている。つまり、記憶部31には、カードID情報、飲料番号DN及びコラム番号CNが関連付けて予め記憶されている。
次に、制御部30による前記切替え設定及び商品搬出動作の制御について詳述する。
制御部30は、各商品収納装置4(41,42)のうちの一方を、商品搬出を可能な搬出中装置として設定し、他方を、商品搬出を強制停止する準備中装置として設定し、所定時間毎に、搬出中装置及び準備中装置の設定対象を切替え可能に構成している。制御部30は、例えば、内蔵されたタイマーにより24時間毎に、搬出中装置及び準備中装置の設定対象を自動的に切替えるように制御する。この切替え直前においては、例えば、搬出中装置(41又は42)は商品収納残数が減った状態であり、準備中装置(42又は41)は過冷却状態の商品を搬出可能な状態になっている。例えば、この切替え直後に、新たな準備中装置(41又は42)に対して、オペレータ等により商品が補充される。
また、制御部30は、投入口6aから投入された商品引換カードCが所定領域Sに進入したことがカード検知部13により検知されたことを条件に、カードリーダ12による読取情報に応じて商品搬出機構4bに商品の搬出を許可する搬出許可指令を出力する。
具体的には、制御部30は、カード検知部13による商品引換カードCの所定領域Sへの進入検知後に、カードリーダ12による読取情報に応じて前記搬出許可指令を出力する。より具体的には、制御部30は、カード検知部13からのカード有りを示す信号が入力されている場合に、搬出中装置として設定されている商品収納装置4(41又は42)のうち、カードリーダ12の読取情報内の飲料番号DN(商品識別情報)に対応するコラム番号CNの商品収納コラム4aの商品搬出機構4bに対して、搬出許可指令を出力可能に構成されている。
また、本実施形態では、制御部30は、カード検知部13による商品引換カードCの所定領域Sへの進入検知後にカードリーダ12から出力された読取情報を、有効データとして処理し、商品引換カードCの所定領域Sへの進入検知前にカードリーダ12から出力された読取情報を、無効データとして処理する。
また、本実施形態では、制御部30は、商品搬出機構4bに対して、搬出許可指令を出力した場合、その商品が搬出済みであることを示す搬出済み情報を記憶部31に記憶させる。この搬出済み情報は、カードリーダ12による読取情報内のカードID情報と一致する記憶部31内のカードID情報に関連付けて、記憶部31に記憶される。
また、本実施形態では、記憶部31に記憶された全ての前記搬出済み情報は、所定時間毎に消去可能に構成される。使用済みの商品引換カードCは、そのまま同一店舗内の同一の商品自動搬出機100に対して再利用することを予定している。このため、制御部30は、例えば、前述した搬出中装置及び準備中装置の設定対象の切替えと同時に又はこの切替えタイミングからオペレータ等による商品補充作業時間に応じて予め設定した時間分だけずらして遅延させた時刻に、記憶部31に記憶されている情報のうち搬出済み情報についてのみ消去し、飲料番号DNと関連付けて記憶されているカードID情報については消去せずにそのまま記憶する。
ここで、不正な商品引換カードCを投入して商品を不正に搬出させたり、正規に入手した商品引換カードCを不正に複製させたりする等の不正行為を防止する必要がある。そのため、本実施形態では、制御部30は、所定領域Sに進入した商品引換カードCが正規カードか否かをカード識別情報に基づいて判定し、以下に詳述するように前記不正行為を防止する。
例えば、発番されていないカードID情報を記録した商品引換カードCを利用する不正行為X1が想定される。
この不正行為X1に対して、制御部30は、カードリーダ12による読取情報内のカードID情報が記憶部31内に記憶されているカードID情報と一致するか否かにより、投入された商品引換カードCが正規カードであるか否かを判定する。詳しくは、制御部30は、カードリーダ12による読取情報内のカードID情報と一致するカードID情報が記憶部31内に記憶されていることにより、投入された商品引換カードCが正規カードであると判定した場合は、カードロック部14の進退ロッド14aを後退させ、商品引換カードCを下方に落下させて回収部20に収容させると共に、搬出許可指令を出力する。一方、制御部30は、カードリーダ12による読取情報内のカードID情報と一致するカードID情報が記憶部31内に記憶されていないことにより、投入された商品引換カードCが正規カードではない(つまり不正カード)と判定した場合は、進退ロッド14aの進出(突出)を維持させて商品引換カードCを通路11a内に保持すると共に、搬出許可指令を出力しない。そして、この場合(不正カードと判定した場合)、制御部30は、図示を省略した適宜の報知手段等により、店舗の店員に対して商品引換カードCが不正なカード等であることを知らせる。これにより、カードID情報を用いた簡易な方法で、前記不正行為X1に対処することができる。
また、正規に発番されたカードID情報を記録された商品引換カードCであっても、同一の商品引換カードCにより商品を重複して搬出させようとする不正行為X2も想定される。
この不正行為X2に対して、制御部30は、カードリーダ12による読取情報内のカードID情報と一致する記憶部31内のカードID情報に関連付けて、前記搬出済み情報が記憶部31に記憶されていない場合は、商品引換カードCが正規カード(未使用カード)であると判定し、カードロック部14の進退ロッド14aを後退させると共に、搬出許可指令を出力する。一方、制御部30は、カードリーダ12による読取情報内のカードID情報と一致する記憶部31内のカードID情報に関連付けて、前記搬出済み情報が記憶部31に記憶されている場合は、商品引換カードCが不正カード(使用済カード)であると判定し、進退ロッド14aの進出を維持させると共に、前記報知手段により異常を報知し、且つ、搬出許可指令を出力しない。これにより、カードID情報を用いた簡易な方法で、前記不正行為X2に対処することができる。
また、商品引換カードCを正規に入手し、これを不正に複製して不正カードを利用する不正行為X3も防止する必要がある。この場合、店舗において商品引換カードCを入手してから、その商品引換カードCを使用するまでには所定の時間を要すると考えられる。
この不正行為X3に対して、制御部30は、記憶部31に予め記憶された複数のカードID情報のうちの特定のカードID情報を無効化し、この無効化されたカードID情報を読取った場合は、商品引換カードCが不正カードであると判定し、進退ロッド14aの進出を維持させると共に前記報知手段により異常を報知し、且つ、搬出許可指令を出力しない。
具体的には、店舗のカウンター等で決済済みの商品引換カードCのカードID情報に関連付けて記憶部31に記憶されるべき搬出済み情報が、例えば、商品の補充時等に記憶部31に記憶されていない場合、そのカードID情報を無効化するように、制御部30に手動で設定可能に構成すればよい。これにより、カードID情報を用いた簡易な方法で、前記不正行為X3に対処することができる。
また、商品引換カードCを投入口6aから投入した後に、不正に抜き取ろうとする行為も想定される。このような抜き取り行為を防止又は抑制することは、前述の不正行為を未然に防ぐために必要であると共に高価な商品引換カードを確実に回収するためにも必要である。
この抜き取り行為X4に対して、制御部30は、商品引換カードCの所定領域Sへの進入検知が第1の所定時間T1の間継続(つまり、進入検知がT1の間維持)していることを、進退ロッド14aを退避させる条件及び搬出許可指令を出力するための条件に含むように構成されている。
例えば、図3及び図4に示すように、投入口6aから商品引換カードCが投入されて進退ロッド14aにより通路11a内に保持されている状態で、カードリーダ12により商品引換カードCの情報が読取られると共に、カード検知部13により商品引換カードCの所定領域Sへの進入が検知されているとする。この直後に、図6に示すように、商品引換カードCが不正に抜き取られようとしている場合を想定し、制御部30は、商品引換カードCの所定領域Sへの進入が検知された直後に、進退ロッド14aを退避させず、且つ、搬出許可指令を出力しない。制御部30は、商品引換カードCの所定領域Sへの進入検知が第1の所定時間T1の間継続している場合に、進退ロッド14aを退避させると共に搬出許可指令を出力する。一方、図6に示すように、商品引換カードCが抜き取られる際中であり、商品引換カードCの進入検知が第1の所定時間T1の間継続しなかった場合(つまり、T1経過前に進入検知がされなくなった場合)は、制御部30は進退ロッド14aの進出を維持させると共に、前記報知手段により異常を報知し、且つ、搬出許可指令を出力しない。
また、商品引換カードCの進入検知が第1の所定時間T1の間継続した場合、前述したように進退ロッド14aは退避するので、抜き取り行為X4が行われない場合等には、商品引換カードCはその自重により落下し始める。この落下の際に、商品引換カードCがカード検知部13の所定領域Sの範囲外に移動するまでの間は、商品引換カードCの進入は検知され続けている。つまり、通常であれば、商品引換カードCの所定領域Sへの進入検知は、進退ロッド14aを退避させた時から起算して、商品カード引換カードCの長さ、自重、及び所定領域Sの範囲に基づいて定まる第2の所定時間T2の間継続する。一方、前記抜き取り行為X4において、例えば、進退ロッド14aが退避した直後に、商品引換カードCを抜き取ろうとする場合X41も想定される。
この場合X41に対して、制御部30は、商品引換カードCの所定領域Sへの進入検知が進退ロッド14aを退避させた時から起算して第2の所定時間T2の間継続しない場合(つまり、T2経過前に進入検知がされなくなる場合)に、前記報知手段により異常を報知するように構成されている。
また、商品引換カードCの所定領域Sへの進入検知が進退ロッド14aを退避させた時から起算して第2の所定時間T2の間継続した後においては、通常は、商品引換カードCは所定領域Sの範囲外に移動(落下)しているため、進入検知はされないはずである。一方、前記抜き取り行為X4の際に、進退ロッド14aの退避から起算した第2の所定時間T2を経過しても、商品引換カードCの下部が、図7に示すように、カード検知部13の所定領域Sにさらに第3の所定時間T3以上継続して位置する場合X42も想定される。詳しくは、前記抜き取り行為X4の際に、進入検知が、第2の所定時間T2の間継続すると共にこの第2の所定時間T2経過時から起算した第3の所定時間T3以上継続する(つまり、進入検知がT2の起算時からT3の終了時まで継続する)場合X42も想定される。
この場合X42に対し、制御部30は、商品引換カードCの所定領域Sへの進入検知が進退ロッド14aを退避させた時から起算して第2の所定時間T2の間継続した後に、さらに第3の所定時間T3以上継続している場合に、前記報知手段により異常を報知する。
次に、本実施形態の商品自動搬出機100における前記情報の読取りから商品搬出までの動作を、図3〜図5を参照して説明する。なお、前述した不正行為や抜き取り行為はないものとして説明する。
利用者により投入口6aを介して商品引換カードCが投入されると、商品引換カードCは通路11a介してカードリーダ12側に導かれる。この初期状態において、カードロック部14は、図3及び図4に示すように進退ロッド14aを通路11a内に進出させて、商品引換カードCを通路11a内におけるカードリーダ12の前方位置で停止させる。この時、カード検知部13は、商品引換カードCの所定領域Sへの進入(カード有り)を示す信号を制御部30に出力する。カード有りを示す信号が制御部30に入力されると、制御部30は、カードリーダ12から出力される読取情報を有効データとして処理する。そして、制御部30は、読取情報内のカードID情報が記憶部31内に記憶されているカードID情報と一致すること、このカードID情報と関連付けて前記搬出済み情報が記憶部31内に記憶されていないこと、このカードID情報が無効化されていないこと、及び、カード検知部13からのカード有りを示す信号が所定時間継続して入力されていること、を確認(演算)する。さらに、制御部30は、進退ロッド14aを退避させると共に、搬出中装置として設定されている商品収納装置4(41又は42)のうち、読取情報内の飲料番号DNに対応するコラム番号CNの商品収納コラム4aの商品搬出機構4bに対して、搬出許可指令を出力する。商品搬出機構4bに対して搬出許可指令が出力されると、商品搬出機構4bは、図5に示すように搬出方向に回動し、その商品収納コラム4aの最下部から商品を下方に落下させる。その後、商品は、商品シュータ5の斜面に沿って転動し、商品搬出口3aに取付けられた内扉側フラップ9を押し開いて、商品受部8内に払出される。利用者は、外扉側フラップ7を開いて商品受部8内の商品を受取る。一方、投入された商品引換カードCは、進退ロッド14aが退避されると、下方に落下して回収部20に収容され、回収される。
かかる本実施形態による商品自動搬出機100によれば、カードリーダ12によって、少なくとも商品の搬出許可情報を含む情報が記録された商品引換カードCから情報を読取り、制御部30によって、投入口6aから投入された商品引換カードCが断熱壁1cと外扉2からなる前記筐体内の所定領域Sに進入したことが検知されたことを条件に、カードリーダ12による読取情報に応じて商品搬出機構4bに搬出許可指令を出力し、回収部20によって、情報読取後の商品引換カードCを回収する。したがって、利用者は、単に、商品引換カードCを投入口6aから投入して、商品引換カードCの情報をカードリーダ12に読取らせれば、商品搬出機構4bによって搬出された商品を受取ることができる。また、商品引換カードCは返却されることなく回収部20によって回収されるため、利用者が商品引換カードCのその後の処理や管理に煩わしさを感じることもない。さらに、投入口6aから投入された商品引換カードCが前記筐体内の所定領域Sに進入したことが検知されたことを条件に、制御部30から商品搬出機構4bに搬出許可指令を出力する構成であるため、利用者が商品引換カードCを意図せず又は意図して筐体外においてカードリーダ12の通信可能範囲内に位置させたとしても、商品は搬出されない。したがって、利用者が商品を受取るために、利用者に商品引換カードCを投入口6aから投入することを促すことができる。その結果、商品引換カードCを確実に回収することができ、回収した商品引換カードCを再利用することができる。
このように、利用者は、従来必要であった装置に対する硬貨等の金銭投入、商品選択ボタンの押下及び返却硬貨等の受取りといった操作等を行うことなく、単に、装置に対して商品引換カードの情報を読取らせるという操作を行うだけで商品を受取ることができる。そして、商品自動搬出機を運用する事業者は、高価な商品引換カードを確実に回収して再利用することができる。
このようにして、商品を受取る際の装置に対する利用者の操作手数を減らし、利用者が簡単に商品を受取ることが可能であると共に、高価な商品引換カードCを確実に回収可能な商品自動搬出機100を提供することができる。
また、本実施形態では、商品自動搬出機100は、投入口6aから投入された商品引換カードCをカードリーダ12の近傍を通過させて回収部20へ導く通路11aと、所定領域Sを通路11a内のうちのカードリーダ12と回収部20との間に設け、商品引換カードCの下部が所定領域Sに進入したか否かを検知するカード検知部13と、含み、制御部30は、カード検知部13による商品引換カードCの所定領域Sへの進入検知後に、カードリーダ12による読取情報に応じて搬出許可指令を出力する構成とした。これにより、単に、所定領域Sを、商品引換カードCを外部から抜き取り困難又は不能な位置に適宜に設定するだけで、商品引換カードCの外部からの抜き取り行為を抑制又は防止すると共に、商品引換カードCを確実に回収することができる。
また、本実施形態では、通路11aは上下方向に延伸するように形成され、通路11aのうちのカード検知部13により検知される所定領域Sより下方の領域にて進退することにより、商品引換カードCの移動を規制する進退ロッド14aを含む構成とした。これにより、商品引換カードCを通路11a内におけるカードリーダ12の前方位置で停止させて、カードリーダ12により商品引換カードC内の前記情報を確実に読取らせることができる。また、通路11aを介して、商品引換カードCを投入口6aから回収部20へ容易に導くことができる。
また、本実施形態では、商品収納装置4は、複数種類の商品を収納可能に構成され、搬出許可情報は、搬出対象の商品種別を識別可能な商品識別情報からなるものとした。これにより、本実施形態のように、搬出可能な商品の種類が複数ある場合において、搬出許可情報を、搬出を許可する情報としてだけではなく、搬出対象の商品種別を特定する情報としても、カードリーダ12を介して制御部30に伝達することができる。
また、本実施形態では、商品引換カードCに、カードID情報が予め記憶され、制御部30は、所定領域Sに進入した商品引換カードCが正規カードか否かをこのカードID情報に基づいて判定する構成とした。これにより、商品引換カードCに関する不正行為を防止する際に、カードID情報を有用な情報として用いることができる。
また、本実施形態では、制御部30は、商品引換カードCが正規カードであると判定した場合は、進退ロッド14aを退避させると共に搬出許可指令を出力し、商品引換カードが正規カードではないと判定した場合は、進退ロッド14aの進出を維持すると共に搬出許可指令を出力しない構成とした。これにより、不正カードを用いた商品の搬出を簡易な方法で防止することができる。
また、本実施形態では、制御部30は、商品引換カードCの所定領域Sへの進入検知が第1の所定時間T1の間継続していることを、進退ロッド14aを退避させる条件及び搬出許可指令を出力するための条件に含む構成とした。これにより、例えば、商品引換カードCが抜き取られようとしている場合に、商品の搬出をしないようにすることができるため、その不正行為者が商品を受取るために、不正行為者に商品引換カードCを投入口6aから投入することを促すことができる。その結果、高価なICカードを回収することができると共に、商品引換カードCの抜き取り行為X4を防止することができる。また、商品引換カードCの進入検知が第1の所定時間T1の間継続しなかった場合に、適宜の報知手段により異常を報知することにより、店舗の店員等に対して異常を知らせることができ、抜き取り行為X4を防止することができる。
また、本実施形態では、制御部30は、商品引換カードCの所定領域Sへの進入検知が進退ロッド14aを退避させた時から起算して第2の所定時間T2の間継続しない場合に、前記報知手段により異常を報知する構成とした。これにより、抜き取り行為X4を確実に防止することができる。
また、本実施形態では、制御部30は、商品引換カードCの所定領域Sへの進入検知が進退ロッド14aを退避させた時から起算して第2の所定時間T2の間継続した後に、さらに第3の所定時間T3以上継続している場合に、前記報知手段により異常を報知する構成とした。これにより、抜き取り行為X4をより確実に防止することができると共に、例えば、進退ロッド14aの動作不良や通路11a内における異物詰まり等の商品自動搬出機100自体の異常を検知することもできる。
また、本実施形態では、制御部30は、商品引換カードCの所定領域Sへの進入検知後にカードリーダ12から出力された読取情報を、有効データとして処理し、商品引換カードCの所定領域Sへの進入検知前にカードリーダ12から出力された読取情報を、無効データとして処理する構成とした。したがって、商品引換カードCが所定領域Sに進入する前に、カードリーダ12からの読取情報が制御部30に入力されていたとしても、制御部30は、その読取情報を無効データとして処理し、カード検知部13からのカード有りを示す信号が入力されるまで待機する。これにより、常に磁界を発生させて所定の通信可能範囲内のICカードと常時通信可能な一般的なカードリーダ12が採用されたとしても、制御部30において、投入口6aから投入された商品引換カードCからの読取情報についてのみ演算処理を行わせることができる。そして、投入口6aの近傍等にかざされた商品引換カードCからの読取情報については、制御部30において無効データとして扱い、その無効データに基づいて搬出許可指令等の制御動作を実行させないようにすることができる。
また、本実施形態では、カードID情報の発番数と商品自動搬出機100における商品搬出可能本数は一致しているものとした。これにより、店員等が店舗のカウンター等に残っている商品引換カードCの枚数をカウントしたり、回収部20内に収納されている商品引換カードCをカウントしたりするだけで、店舗において販売可能な商品数を視覚的に把握することができる。
また、本実施形態では、使用予定の複数の商品引換カードCのカードID情報を予め記憶する記憶部31を更に備え、制御部30は、カードリーダ12により情報が読取られて、搬出許可指令を出力した場合、搬出済み情報を、カードリーダ12による読取情報内のカードID情報と一致する記憶部31内のカードID情報に関連付けて記憶部31に記憶させる構成とした。これにより、この搬出済み情報により、利用者が、商品引換カードCを入手後、実際に商品を受取ったか否かを確認できると共に、商品の搬出本数又は在庫数を容易に管理できる。なお、搬出済み情報に搬出時刻を付加することにより、搬出履歴を詳細に管理可能に構成してもよい。
また、本実施形態では、記憶部31に記憶された全ての搬出済み情報は、所定時間毎に消去可能に構成されるものとした。これにより、記憶部31内に搬出済み情報が記憶されて使用済み商品引換カードCであると識別されている商品引換カードCを、制御部30による管理上において未使用カードにリセットすることができる。このため、記憶部31に記憶されているカードID情報については消去せずにそのまま記憶させるだけで、商品引換カードCをそのまま再利用することができる。
なお、本実施形態では、カード検知部13は、光学式センサーからなるものとしたが、これに限らず、例えば、カンチレバー式マイクロスイッチ等の機械式のセンサーからなるものとしてもよい。また、カード検知部13は、カードリーダ12やカードロック部14とは独立して設けられる場合を一例に挙げて説明したが、これに限らず、カードリーダ12やカードロック部14と一体的に設けてもよい。
また、本実施形態では、カード検知部13は、一箇所にのみ設ける場合を一例に挙げて説明したが、これに限らず、通路11aの延伸方向(つまり本実施形態では上下方向)にずらした複数の箇所に設けてもよい。具体的には、図4に示すカード検知部13の上方又は下方に同一のカード検知部13を更に設けたり、通路11aの回収部20側の開口端と回収部20との間や回収部20内にカード検知部13を更に設けたりしてもよい。これらの場合、例えば、制御部30等において、複数のカード検知部13からの検知結果に基づいて、通路11a内等における商品引換カードCの進行方向(移動方向)を演算し、商品引換カードCが進入方向(回収部20側に向う方向)に移動しているのか、抜き取り方向(投入口6a側に向う方向)に移動しているのかを判定し、抜き取り方向に移動していると判定した場合には、前記各所定時間T1〜T3の条件を満たしていても、例えば、適宜の前記報知手段により異常を報知するように構成する。これにより、抜き取り行為X4に対し、前記各所定時間(T1〜T3)だけでなく商品引換カードCの進行方向を異常報知等についてのパラメータとすることができる。その結果、抜き取り行為X4をより確実に防止することができる。
また、カードリーダ12は情報読取機能のみを有するものとしたが、これに限らず、商品引換カードCに対する情報書き込み機能を備えてもよい。
また、商品識別情報は一桁からなる単なる飲料番号DN(1〜5)であるものとしたが、これに限らず、JANコード等の適宜の識別情報を用いることができる。また、搬出許可情報は、商品識別情報からなるものとしたが、これに限らず、その商品が収納されるコラム番号CNであってもよい。また、搬出許可情報は、商品識別情報やコラム番号CNに限らない。例えば、収納される商品が1種類である場合には、商品の種別やその商品が収納される商品収納コラム4aの位置を制御部30に伝達する必要がないため、搬出を許可することを識別可能な予め定めた情報であってもよい。
また、本実施形態では、主に、カードID情報を用いたデータ管理上の制御により、前述した不正行為を防止するものとしたが、これに加えて、例えば、一旦挿入した商品引換カードCの抜き取りをより確実に防止する抜取防止機構をカードリーダ12の上方等に適宜設けてもよい。
また、商品自動搬出機100は、商品として過冷却飲料を収納及び搬出するものであるとしたが、これに限らず、設定温度範囲が広い(緩い)通常のコールド飲料やホット飲料を収納及び搬出するように構成してもよい。この場合、第1収納装置41及び第2収納装置42の両方を常に搬出中装置として設定すればよい。また、商品としては、容器入り飲料に限らず、適宜の商品を収納及び搬出することができる。
また、商品自動搬出機100は、装置に対する金銭決済処理を行わずに商品引換カードCを介して商品を利用者に提供する構成とした。つまり、商品自動搬出機100は、従来の自動販売機に設けられる商品選択ボタン、硬貨投入口、紙幣投入口等からなる金銭処理装置を備えないものとしたが、これに限らず、前記金銭処理装置を備えてもよい。この場合、商品自動搬出機100は、例えば、装置の操作に不慣れな高齢者や外国人等に売れ筋の商品については商品引換カードCを介して搬出可能にし、残りの商品又は全ての商品について従来の自動販売機と同じように利用者により商品選択ボタンを介して選択された商品について、金銭処理装置を介して金銭決済が行われるように構成してもよい。
以上、好ましい実施形態及びその変形例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、さらに、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
1c・・・・断熱壁(筐体)
2・・・・・外扉(筐体)
6・・・・・投入部
6a・・・・投入口
4・・・・・商品収納装置
11a・・・通路
12・・・・カードリーダ
13・・・・カード検知部(検知部)
14a・・・進退ロッド
20・・・・回収部
30・・・・制御部
100・・・商品自動搬出機
C・・・・・商品引換カード(ICカード)
S・・・・・所定領域(検知領域)
T1・・・・第1の所定時間
T2・・・・第2の所定時間
T3・・・・第3の所定時間

Claims (5)

  1. 商品が収納されると共に収納された商品を順次搬出する商品収納装置を筐体内に備えてなる商品自動搬出機であって、
    前記筐体の一側面に設けられ、少なくとも前記商品の搬出許可情報を含む情報が記録された非接触式のICカードの投入口を有する投入部と、
    前記投入口から投入された前記ICカードから前記情報を読取るカードリーダと、
    前記カードリーダにより前記情報が読取られた前記ICカードを収納して回収する回収部と、
    前記筐体内に備えられ前記商品収納装置の商品搬出動作を制御する制御部であって、前記投入口から投入された前記ICカードが前記筐体内の所定領域に進入したことが検知されたことを条件に、前記カードリーダによる読取情報に応じて前記商品収納装置に前記商品の搬出を許可する搬出許可指令を出力する前記制御部と、
    前記投入口から投入された前記ICカードを前記カードリーダの近傍を通過させて前記回収部へ導き、上下方向に延伸するように形成された通路と、
    前記所定領域を前記通路内のうちの前記カードリーダと前記回収部との間に設け、前記ICカードの下部が前記所定領域に進入したか否かを検知する検知部と、
    前記通路のうちの前記検知部により検知される前記所定領域より下方の領域にて進退することにより、前記ICカードの移動を規制する進退ロッドと、
    を含み、
    前記情報は、前記ICカードに固有のカード識別情報を含み、
    前記制御部は、前記検知部による前記ICカードの前記所定領域への進入検知後に前記カードリーダによる読取情報に応じて前記搬出許可指令を出力し、前記所定領域に進入した前記ICカードが正規カードか否かを前記カード識別情報に基づいて判定し、前記ICカードが正規カードであると判定した場合は前記進退ロッドを退避させると共に前記搬出許可指令を出力し、前記ICカードが正規カードではないと判定した場合は前記進退ロッドの進出を維持すると共に前記搬出許可指令を出力しないように構成されており、
    前記制御部は、前記ICカードの前記所定領域への進入検知が第1の所定時間の間継続していることを、前記進退ロッドを退避させる条件及び前記搬出許可指令を出力するための前記条件に含む、商品自動搬出機。
  2. 商品が収納されると共に収納された商品を順次搬出する商品収納装置を筐体内に備えてなる商品自動搬出機であって、
    前記筐体の一側面に設けられ、少なくとも前記商品の搬出許可情報を含む情報が記録された非接触式のICカードの投入口を有する投入部と、
    前記投入口から投入された前記ICカードから前記情報を読取るカードリーダと、
    前記カードリーダにより前記情報が読取られた前記ICカードを収納して回収する回収部と、
    前記筐体内に備えられ前記商品収納装置の商品搬出動作を制御する制御部であって、前記投入口から投入された前記ICカードが前記筐体内の所定領域に進入したことが検知されたことを条件に、前記カードリーダによる読取情報に応じて前記商品収納装置に前記商品の搬出を許可する搬出許可指令を出力する前記制御部と、
    前記投入口から投入された前記ICカードを前記カードリーダの近傍を通過させて前記回収部へ導き、上下方向に延伸するように形成された通路と、
    前記所定領域を前記通路内のうちの前記カードリーダと前記回収部との間に設け、前記ICカードの下部が前記所定領域に進入したか否かを検知する検知部と、
    前記通路のうちの前記検知部により検知される前記所定領域より下方の領域にて進退することにより、前記ICカードの移動を規制する進退ロッドと、
    を含み、
    前記情報は、前記ICカードに固有のカード識別情報を含み、
    前記制御部は、前記検知部による前記ICカードの前記所定領域への進入検知後に前記カードリーダによる読取情報に応じて前記搬出許可指令を出力し、前記所定領域に進入した前記ICカードが正規カードか否かを前記カード識別情報に基づいて判定し、前記ICカードが正規カードであると判定した場合は前記進退ロッドを退避させると共に前記搬出許可指令を出力し、前記ICカードが正規カードではないと判定した場合は前記進退ロッドの進出を維持すると共に前記搬出許可指令を出力しないように構成されており、
    前記制御部は、前記ICカードの前記所定領域への進入検知が前記進退ロッドを退避させた時から起算して第2の所定時間の間継続しない場合に、異常を報知する、商品自動搬出機。
  3. 前記制御部は、前記ICカードの前記所定領域への進入検知が前記進退ロッドを退避させた時から起算して前記第2の所定時間の間継続した後に、さらに第3の所定時間以上継続している場合に、異常を報知する、請求項に記載の商品自動搬出機。
  4. 前記制御部は、前記ICカードの前記所定領域への進入検知後に前記カードリーダから出力された前記読取情報を、有効データとして処理し、前記ICカードの前記所定領域への進入検知前に前記カードリーダから出力された前記読取情報を、無効データとして処理する、請求項1〜のいずれか一つに記載の商品自動搬出機。
  5. 前記商品収納装置は、複数種類の商品を収納可能に構成され、
    前記情報に含まれる前記搬出許可情報は、搬出対象の商品種別を識別可能な商品識別情報からなる、請求項1〜のいずれか一つに記載の商品自動搬出機。
JP2016092396A 2016-05-02 2016-05-02 商品自動搬出機 Active JP6711517B2 (ja)

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