JP6711250B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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    • G05F1/66Regulating electric power

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
電力変換装置として、並列接続された複数のチョッパ回路を備えた装置(例えば、特許文献1〜3参照)が知られている。また、そのような電力変換装置として、状況(負荷電流等)に応じて、運転するチョッパ回路の数(以下、運転回路数とも表記する)及びスイッチング周波数を変更するタイプの装置(例えば、特許文献3参照)も知られている。
特開2006−340442号公報 特開2014−87185号公報 特開2015−136202号公報
太陽電池用の高性能のパワーコンディショナを開発するために、上記タイプの電力変換装置について鋭意研究した結果、上記タイプの電力変換装置では、運転回路数の減少時にチョッパ回路への入力電力値(特に入力電流値)が比較的に大きく変動することを見出した。また、上記タイプの電力変換装置では、運転回路数の増加及びスイッチング周波数の減少時にチョッパ回路への入力電力値(特に入力電圧値)が比較的に大きく変動する場合があることも、見出した。
チョッパ回路への入力電力値が大きく変動すると、MPPT制御に悪影響を与える可能性がある。また、MPPT制御を行わない場合であっても、入力電力値が急変すると、チョッパ回路内の素子が破損する虞がある。従って、並列接続された複数の昇圧チョッパ回路を備えた、状況に応じて運転回路数とスイッチング周波数とを変更する電力変換装置には、運転回路数及びスイッチング周波数の変更時におけるチョッパ回路への入力電力値の変動量が小さいことが望まれる。
そこで、本発明の課題は、並列接続された複数の昇圧チョッパ回路を備えた、状況に応じて運転回路数及びスイッチング周波数を変更する電力変換装置であって、運転回路数の変更時におけるチョッパ回路への入力電力値の変動量を低減できる電力変換装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の電力変換装置は、並列接続されたN(≧2)個の昇圧チョッパ回路を含む昇圧部と、PWM信号により前記昇圧部内の各昇圧チョッパ回路を運転する制御部であって、運転する昇圧チョッパ回路の数及び前記PWM信号の周波数であるスイッチング周波数を、前記昇圧部への入力電力値又は前記昇圧部からの出力電力値を表す判定用状態値に応じて変更する制御部と、を備える。そして、電力変換装置の制御部は、運転する昇圧チョッパ回路の数及びスイッチング周波数を減少させるときに、運転を停止する昇圧チョッパ回路である運転停止予定回路へのPWM信号のデューティ比を減少させながら、所定時間の間、当該運転停止予定回路を運転し、その後、当該運転停止予定回路の運転を停止すると共に、スイッチング周波数を前記判定用状態値に応じた周波数に変更する。
すなわち、本発明の電力変換装置は、運転停止予定回路の運転が実際に停止される前に、運転停止予定回路へのPWM信号のデューティ比を減少させつつ、所定時間の間、運転停止予定回路を運転する構成を有する。運転停止予定回路をそのように運転すれば、運転中の各昇圧チョッパ回路への入力電力値(主として入力電流値)が急変しなくなる。従って、本発明によれば、運転回路数の変更時(減少時)におけるチョッパ回路への入力電力値の変動量を低減することが出来る。
また、発明者らが鋭意研究した結果、運転回路数及びスイッチング周波数の増加時に、運転中の昇圧チョッパ回路の動作モードが電流連続モードから電流不連続モードに移行してしまうと、チョッパ回路への入力電力値の変動量が大きくなることが判明している。また、スイッチング周波数(PWM信号の周波数)の変更時に、周波数変更前後のパルス幅の間のパルス幅を有する1つ以上のパルスを昇圧チョッパ回路に供給することにより、パルス幅を急変した場合よりもパルス幅の変更に伴う入力電力値の変動量を小さくできることも見出している。
従って、運転回路数及びスイッチング周波数の増加時に昇圧チョッパ回路への入力電力値の変動量が大きくなることを防ぐために、本発明の電力変換装置に、制御部として、1個の昇圧チョッパ回路の運転開始により運転中の他の各昇圧チョッパ回路の動作モードが電流連続モードから電流不連続モードに移行しない前記判定用状態値の値として定められた増加用しきい値を、運転中の昇圧チョッパ回路の数別に保持し、前記判定用状態値が、運転中の昇圧チョッパ回路の数に対応付けられた前記増加用しきい値以上となったときに、運転している各昇圧チョッパ回路へのPWM信号の周波数を、前記判定用状態値に応じた周波数に変更すると共に、運転を停止していた昇圧チョッパ回路の運転を開始するユニットを採用しておいても良い。
また、本発明の他の態様の電力変換装置は、並列接続されたN(≧2)個の昇圧チョッパ回路を含む昇圧部と、PWM信号により前記昇圧部内の各昇圧チョッパ回路を運転する制御部であって、運転する昇圧チョッパ回路の数及び前記PWM信号の周波数であるスイッチング周波数を、前記昇圧部への入力電力値又は前記昇圧部からの出力電力値を表す判定用状態値に応じて変更する制御部と、を備える。そして、電力変換装置の制御部は、1個の昇圧チョッパ回路の運転を開始しても運転中の他の各昇圧チョッパ回路の各動作モードが電流連続モードから電流不連続モードに移行しない前記判定用状態値の値として定められた増加用しきい値を、運転中の昇圧チョッパ回路の数別に保持し、前記判定用状態値が、運転中の昇圧チョッパ回路の数に対応付けられた前記増加用しきい値以上となったときに、スイッチング周波数を、前記判定用状態値に応じた周波数に変更すると共に、運転を停止していた昇圧チョッパ回路の運転を開始する。
すなわち、本発明の他の態様の電力変換装置は、運転回路数及びスイッチング周波数の増加時に、運転中の昇圧チョッパ回路の動作モードが電流連続モードから電流不連続モードに移行しない構成を有している。従って、本発明によれば、運転回路数の変更時(増加時)におけるチョッパ回路への入力電力値の変動量を低減することが出来る。
また、パルス幅の変更に伴う入力電力値の変動量を小さくするために、本発明の各態様の電力変換装置に、制御部として、運転している各昇圧チョッパ回路へのPWM信号の周波数を、前記判定用状態値に応じた周波数に変更する前に、PWM信号のパルス幅を、一時的に、周波数変更前のPWM信号のパルス幅と周波数変更後のPWM信号のパルス幅との間のパルス幅に制御する構成のものを採用しておいても良い。
本発明によれば、並列接続された複数の昇圧チョッパ回路を備えた、状況に応じて運転回路数及びスイッチング周波数を変更する電力変換装置の、運転回路数の変更時における昇圧チョッパ回路への入力電力値の変動量を低減することが出来る。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置の概略構成及び使用形態の説明図である。 図2は、第1実施形態に係る電力変換装置内の昇圧回路の構成図である。 図3は、第1実施形態に係る電力変換装置内の制御部が実行する運転回路数変更処理の流れ図である。 図4Aは、判定用電力値の他の算出法を説明するための図である。 図4Bは、判定用電力値の他の算出法を説明するための図である。 図4Cは、判定用電力値の他の算出法を説明するための図である。 図4Dは、判定用電力値の他の算出法を説明するための図である。 図5は、Duty低減処理の説明図である。 図6は、制御部の、運転回路数減少時におけるスイッチング周波数の変更手順の説明図である。 図7は、第1実施形態に係る電力変換装置の、運転回路数及びスイッチング周波数の減少手順の説明図である。 図8は、第1実施形態に係る電力変換装置の、運転回路数及びスイッチング周波数の増加手順の説明図である。 図9は、第1実施形態に係る電力変換装置の、スイッチング周波数の増加手順の説明図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係る電力変換装置の概略構成及び使用形態の説明図である。 図11は、第2実施形態に係る電力変換装置内の制御部が実行する運転回路数変更処理の流れ図である。 図12は、第2実施形態に係る電力変換装置の、運転回路数及びスイッチング周波数の減少手順の説明図である。 図13は、昇圧回路として使用可能なチョッパ回路の構成図である。 図14は、電力変換装置の変形形態の説明図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
《第1実施形態》
まず、図1及び図2を用いて、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置10の概要を説明する。図1は、電力変換装置10の概略構成及び使用形態の説明図であり、図2は、電力変換装置10に使用されている昇圧回路11の構成図である。
図1に示してあるように、電力変換装置10は、太陽電池30と系統40とに接続されて使用される装置(パワーコンディショナ)であり、2つの昇圧回路11とインバータ(INV)12と制御部20とを備える。以下、電力変換装置10内の2つの昇圧回路11のことを、昇圧回路#1、昇圧回路#2とも表記する。
電力変換装置10が備える各昇圧回路11(昇圧回路#1、#2)は、通常の昇圧チョッパ回路である。すなわち、各昇圧回路11は、図2に示してあるように、リアクトルLとスイッチング素子SとダイオードDとにより構成されている。なお、スイッチング素子S(図2では、IGBT)のソース・ドレイン間に配置されているダイオードは、いわゆ
る転流ダイオードである。
図1に示してあるように、各昇圧回路11の一対の入力端子は、電力変換装置10の一対の入力端子と接続されている。また、各昇圧回路11の一対の出力端子は、インバータ12の一対の入力端子と接続されている。すなわち、電力変換装置10の2つの昇圧回路11は、並列接続されている。そして、電力変換装置10では、2つの昇圧回路11が並列接続された部分(以下、昇圧部と表記する)により、太陽電池30の出力電圧が昇圧されてインバータ12に供給される。
インバータ12は、昇圧部からの直流電力を、50Hz又は60Hzの交流電力に変換する回路である。図示してあるように、このインバータ12の各出力端子は、平滑用リアクトル13を介して電力変換装置10の特定の出力端子と接続されている。
電力変換装置10内の各昇圧回路11の一対の入力端子間には、コンデンサ15が配置されている。また、インバータ12の一対の入力端子間(昇圧部の一対の出力端子間)には、コンデンサ16が配置されており、電力変換装置10の一対の出力端子間には、コンデンサ17が配置されている。
電力変換装置10内には、それぞれ、昇圧回路#1の入力電流値DCI1、入力電圧値DCV1を計測するための電流センサ22、電圧センサ23が設けられている。電力変換装置10内には、それぞれ、昇圧回路#2の入力電流値DCI2、入力電圧値DCV2を計測するための電流センサ22、電圧センサ23も設けられている。なお、図示は省略してあるが、電力変換装置10の各所には、センサ22、23以外の電流センサ、電圧センサも設けられている。
制御部20は、電力変換装置10内の2つの昇圧回路11とインバータ12とを制御するユニットである。制御部20は、プロセッサ(CPU,マイクロコントローラ等)、ゲートドライバ等から構成されており、図示してあるように、制御部20には、センサ22、23を含む各種センサの出力が入力されている。
以下、制御部20の機能を説明する。なお、制御部20がインバータ12に対して行う制御は、一般的なパワーコンディショナ内の制御部がインバータに対して行う制御と同様のものである。そのため、以下では、昇圧部(2つの昇圧回路11)に対する制御の内容を中心に、制御部20の機能を説明する。
制御部20は、通常は、以下の2処理のいずれかを実行している。
・2回路用周波数f2のPWM信号を昇圧回路#1に供給し、当該PWM信号に対して位相が180°ずれた2回路用周波数f2のPWM信号を昇圧回路#2に供給する2回路運転処理
・2回路用周波数f2より低い1回路用周波数f1のPWM信号を昇圧回路#1に供給し、昇圧回路#2の運転を行わない1回路運転処理
なお、各運転処理時、制御部20は、PWM信号のデューティ比(以下、Dutyと表記する)を、MPPT(Max Power Point Tracking)制御等のために調整(変更)する処理も行う。
2回路用周波数f2とは、昇圧回路#1、#2を共に運転する場合のスイッチング周波数(PWM信号の周波数)として予め定められている周波数のことである。1回路用周波数f1とは、1つの昇圧回路11(本実施形態では、昇圧回路#1)だけを運転する場合のスイッチング周波数として予め定められている、f2よりも低い周波数のことである。また、“昇圧回路#2の運転を行わない”とは、“昇圧回路#2へ供給するPWM信号を
、ローレベルの信号(Dutyが0%のPWM信号)とする”ということである。
要するに、制御部20は、昇圧回路#1、#2を共に運転する場合には、2回路運転処理を行い、昇圧回路#1だけを運転する場合には、1回路運転処理を行うユニットとなっている。ただし、実行する運転処理を単純に切り替えることにより、運転する昇圧回路11の数(以下、運転回路数と表記する)が変更されるようにしたのでは、運転回路数の変更時における昇圧回路11への入力電力値の変動量が大きくなってしまう。当該変動量を低減するために、制御部20は、図3に示した手順の運転回路数変更処理で運転回路数を変更するように構成されている。なお、この運転回路数変更処理は、昇圧回路#1、#2の双方を運転している状態(2回路運転処理を実行している状態)で開始される処理である。換言すれば、図3に示した運転回路数変更処理の流れ図は、太陽電池30の発電開始時における制御部20の制御内容を省略したものとなっている。
図3に示してあるように、この運転回路数変更処理を開始した制御部20は、まず、ステップS101の処理を繰り返している状態、すなわち、運転回路数減少条件が成立するのを監視している状態となる。
運転回路数減少条件は、運転回路数を減少させる条件として予め設定されている“判定用電力値が減少用しきい値以下となる”という条件である。ここで、減少用しきい値とは、予め設定されている電力値のことである。また、判定用電力値とは、昇圧部への入力電力値、昇圧部の出力電力値等の、昇圧部を入出力する電力の大きさを表す値のことである。
判定用電力値として、昇圧部への入力電力値を用いる場合、当該入力電力値は、式“DCI1×DCV1+DCI2×DCV2”(図1参照)により求めることが出来る。昇圧部への入力電力値は、図4Aに示してある箇所に配置された電流センサ22aによって計測される昇圧部への入力電流値DCIと、昇圧回路#1の入力電圧値DCV1と、昇圧回路#2の入力電圧値DCV2とから、式“DCI×(DCV1+DCV2)/2”により求めることも出来る。また、判定用電力値として、昇圧部の出力電力値を用いる場合、当該出力電力値は、図4Bに示してある箇所に配置された電流センサ22b1、電流センサ22b2、電圧センサ23bにより計測される昇圧回路#1の出力電流値DDI1、昇圧回路#2の出力電流値DDI2、インバータ12の入力電圧値DDVから、式“(DCI1+DCI2)×DDV”により求めることが出来る。昇圧部の出力電力値は、図4Cに示してある箇所に配置された電流センサ22c、電圧センサ23cにより計測されるインバータ12への入力電流値DDI、入力電圧値DDVから、式“DCI×DDV”により求めることも出来る。さらに、インバータ12の出力電力値は、昇圧部の出力電力値とほぼ等しくなる。従って、図4Dに示してある箇所に配置された電流センサ22dと電圧センサ23dとにより計測されるインバータ12の出力電流値OUTIと出力電圧値OUTVとから、インバータ12の出力電力値を求め、求めた値を判定用電力値として使用することも出来る。
運転回路数減少条件が成立した場合(ステップS101;YES)、制御部20は、ステップS102にて、Duty漸減処理を行う。
Duty漸減処理は、運転を停止する昇圧回路#2へのPWM信号のDutyを徐々に低下させる処理である。このDuty漸減処理としては、様々なものを採用することが出来る。例えば、Duty漸減処理として、Dutyを、規定時間をかけて0%まで下げる処理を採用することが出来る。
Duty漸減処理時のDutyの時間変化パターンも、特に限定されない。例えば、D
uty漸減処理時のDutyの時間変化パターンは、図5の(A)〜(D)に示されているようなものであっても良い。すなわち、Duty漸減処理時のDutyの時間変化パターンは、Dutyの減少速度が時間経過に伴い増加していくパターン(図5の(A))であっても、Dutyがステップ状に減少していくパターン(図5の(B))であっても良い。また、Duty漸減処理時のDutyの時間変化パターンは、Dutyが一定速度で減少するパターン(図5の(C))であっても、Dutyの減少速度が時間経過に伴い減少していくパターン(図5の(D))であっても良い。
さらに、Duty漸減処理は、処理開始時のDutyの値により規定時間を変更する処理(処理開始時のDutyの値が小さいほど、規定時間を短くする処理)であっても良い。また、Duty漸減処理は、Dutyを0%まで下げない処理、例えば、Dutyを5%まで下げる処理や、Dutyを処理開始時の値の10%まで下げる処理であっても良い。
Duty漸減処理を終えた制御部20は、スイッチング周波数(PWM信号の周波数)を1回路用周波数f1に変更すると共に、昇圧回路#2の運転制御を中止する(ステップS103)。制御部20は、このステップS103におけるスイッチング周波数の変更を、図6に示したような形で行う。この図6及び後述する図8において、Ts、Tsは、それぞれ、周波数f1、f2に対応する周期(周波数f1、f2の逆数)であり、Dは、Duty(デューティー比)である。
すなわち、制御部20は、ステップS103の処理時、PWM信号のパルス幅を、一時的に(図6では、1パルス分)、周波数変更前のPWM信号のパルス幅DTsと周波数変更後のPWM信号のパルス幅DTsとの間のパルス幅(図6では、DTsとDTsの平均値)に制御する。
ここで、ここまで説明した処理の作用効果について説明しておくことにする。
時間t0に運転回路数減少条件が成立した場合を考える。この場合、図7に示してあるように、スイッチング周波数がf2に維持された状態で、Duty漸減処理が開始される。Duty漸減処理では、昇圧回路#2へのPWM信号のDutyが徐々に低下される。従って、Duty漸減処理の実行中、昇圧回路#1への入力電力値(主として入力電流値)は、急増せずに、徐々に増加する。
Duty漸減処理が時間t1に終了すると、スイッチング周波数がf1に変更されると共に昇圧回路#2の運転制御が中止される。Duty漸減処理がDutyを0%まで低下する処理である場合(図7の場合)、昇圧回路#2の運転制御を中止しても、昇圧回路#1への入力電力値は変化しない。Duty漸減処理がDutyを0%まで低下させない処理である場合には、昇圧回路#2の運転制御の中止により昇圧回路#1への入力電力値が変化する。ただし、その変化量は僅かなものである。
このように、上記手順で運転回路数を減少させれば、運転回路数の減少時に昇圧回路#1への入力電力値の変動量が大きくなるのを防止することが出来る。
さらに、上記手順の処理では、スイッチング周波数のf2からf1への変更時、PWM信号のパルス幅が、一時的に、周波数変更前のPWM信号のパルス幅DTsと周波数変更後のPWM信号のパルス幅DTsとの間のパルス幅に制御される(図6参照)。従って、上記手順の処理によれば、スイッチング周波数の変更(パルス幅の変更)に伴う入力電力値の変動量を小さくすることも出来る。
図3に戻って、運転回路数変更処理の説明を続ける。
ステップS103の処理を終えた制御部20は、ステップS104の処理を繰り返している状態、すなわち、運転回路数増加条件が成立するのを監視している状態となる。運転回路数増加条件の詳細については後述する。
運転回路数増加条件が成立した場合(ステップS104;YES)、制御部20は、スイッチング周波数を2回路用周波数f2に変更すると共に、昇圧回路#2の運転制御を開始する(ステップS105)。すなわち、運転回路数増加条件が成立した場合、制御部20は、図8に示したように、スイッチング周波数を2回路用周波数f2に変更すると共に、昇圧回路#2へのPWM信号のDutyであるDuty#2を、0%から、その時点の状況(入力電圧値等)に応じた値に変更する。
また、制御部20は、スイッチング周波数の変更に伴う入力電力値の変動量を小さくために、ステップS105におけるスイッチング周波数の変更を、ステップS103におけるスイッチング周波数の変更時と同様に、図9に示したような形で行う。すなわち、制御部20は、PWM信号のパルス幅を、一時的に(図9では、1パルス分)、周波数変更前のPWM信号のパルス幅DTsと周波数変更後のPWM信号のパルス幅DTsとの間のパルス幅(図9では、DTsとDTsの平均値)に制御する。
そして、ステップS105の処理を終えた制御部20は、ステップS101に戻って、運転回路数減少条件が成立するのを監視(待機)する。
以下、運転回路数増加条件について説明する。
運転回路数増加条件は、運転回路数を増加させる条件として予め設定されている“判定用電力値が増加用しきい値以上となる”という条件である。判定用電力値は、既に説明したように、昇圧部への入力電力値、昇圧部の出力電力値等の、昇圧部を入出力する電力の大きさを表す値である。
増加用しきい値は、以下の条件1,2を満たすように予め定められる値である。
条件1:“増加用しきい値>減少用しきい値”が成立する。
条件2:判定用電力値が増加用しきい値と一致したときに昇圧回路#2の運転を開始しても、昇圧回路#1の動作モードが電流連続モードから電流不連続モードに移行しない。
条件1は、運転回路数の変更が頻繁に行われないようにするための条件である。条件2は、並列接続された昇圧回路を備えた電力変換装置について鋭意研究した結果として得られた『運転回路数の増加時に昇圧回路#1の動作モードが電流連続モードから電流不連続モードに移行すると、電流連続モードが維持される場合に比して、昇圧回路#1への入力電力値の変動が大きくなる』という知見に基づき、想到された条件である。
すなわち、Dutyが同じであっても、電流連続モードと電流不連続モードとでは、昇圧回路11の出力電圧(昇圧率)が異なる。そのため、運転回路数の増加時に昇圧回路#1の動作モードが電流連続モードから電流不連続モードに移行すると、昇圧回路#1への入力電力値の変動が大きくなってしまう。従って、運転回路数の増加時における昇圧回路#1への入力電力値の変動を抑制するためには、運転回路数の増加時に昇圧回路#1の動作モードが電流連続モードから電流不連続モードに移行しないようにすれば良いことになる。そして、増加用しきい値の値を調整すれば、運転回路数の増加時に昇圧回路#1の動作モードを電流不連続モードに移行させないことが出来るので、上記条件2を満たすように増加用しきい値を定めているのである。
以上、説明したように、本実施形態に係る電力変換装置10では、運転停止予定回路(昇圧回路#2)の運転が実際に停止される前に、PWM信号のデューティ比を減少させながら、所定時間の間、運転停止予定回路が運転される。運転停止予定回路がそのように運転されれば、運転中の昇圧回路11(昇圧回路#1)への入力電力値(主として入力電流値)が急変しなくなる。従って、電力変換装置10は、運転回路数及びスイッチング周波数の減少時における昇圧回路への入力電力値の変動量が小さい装置として機能する。
また、電力変換装置10では、昇圧回路#1の動作モードが電流連続モードから電流不連続モードに移行しない電力値で、運転回路数が増加される(昇圧回路#2の運転が開始される)。従って、電力変換装置10は、運転回路数及びスイッチング周波数の減少時における昇圧回路11(昇圧回路#1)への入力電力値の変動量が小さい装置としても機能する。
さらに、電力変換装置10は、スイッチング周波数(PWM信号の周波数)を変更する前に、PWM信号のパルス幅を、一時的に、周波数変更前のPWM信号のパルス幅と周波数変更後のPWM信号のパルス幅との間のパルス幅に制御する。従って、電力変換装置10によれば、スイッチング周波数の変更(パルス幅の変更)に伴う入力電力値の変動量も小さくできることになる。
《第2実施形態》
以下、本発明の第2実施形態に係る電力変換装置について、上記した第1実施形態に係る電力変換装置10と異なる部分を中心に説明する。
図10に、第2実施形態に係る電力変換装置10の概略構成及び使用形態を示す。
この図10にから明らかなように、本実施形態に係る電力変換装置10は、昇圧回路11、コンデンサ15等からなる部分の数N(≧3)が第1実施形態に係る電力変換装置10よりも多い装置である。以下、説明の便宜上、第1実施形態に係る電力変換装置10、第2実施形態に係る電力変換装置10のことを、それぞれ、第1電力変換装置10、第2電力変換装置10とも表記する。また、第2電力変換装置10内のN個の昇圧回路11のことを、昇圧回路#1〜#Nとも表記する。
第2電力変換装置10の制御部20は、第1電力変換装置10の制御部と同様に、電力変換装置10内の各昇圧回路11とインバータ12とを制御するユニットである。
ただし、第2電力変換装置10の制御部20は、運転回路数(運転する昇圧回路11の数)を、1からNまでの任意の数とすることができるように構成されている。
具体的には、制御部20は、運転回路数がm(=1〜N)である場合、『m回路用周波数の、位相が360°/mずつずれたPWM信号#1〜#mを、昇圧回路#1〜#mに供給し、PWM信号#(m+1)〜#NのDutyを0%とするm回路運転処理』を行う。ここで、m回路用周波数とは、m個の昇圧回路11を運転する場合のスイッチング周波数として予め定められている周波数のことである。m回路用周波数は、通常、m値が大きくなるほど大きな値となるように定められる。ただし、例えば、1回路用周波数と2回用周波数とを一致させ、3回路用周波数と4回用周波数とを一致させるといったように、スイッチング周波数の総数をNよりも少なくしておいても良い。
また、制御部20は、運転回路数の変更を、図11に示した手順の運転回路数変更処理により行う。
すなわち、運転回路数変更処理を実行している制御部20は、通常は、ステップS20
1とステップS202の処理ループを繰り返すことにより、運転回路数減少条件又は運転回路数増加条件が成立することを監視(待機)している。
運転回路数減少条件は、第1電力変換装置10における運転回路数減少条件と同様に、“判定用電力値が減少用しきい値以下となる”という条件であり、運転回路数増加条件は、第1電力変換装置10における運転回路数増加条件と同様に、“判定用電力値が増加用しきい値以下となる”という条件である。
ただし、第2電力変換装置10では、減少用しきい値及び増加用しきい値が、運転回路数別に定められている。なお、各運転回路数m(m=1〜N)用の増加用しきい値は、第1電力変換装置10における増加用しきい値と同様に、以下の条件3、4を満たすように定められている。
条件3:“運転回路数m用の増加用しきい値>運転回路数m用の減少用しきい値”が成立する。
条件4:判定用電力値が運転回路数m用の増加用しきい値と一致したときに昇圧回路#(m+1)の運転を開始しても、昇圧回路#1〜#mの動作モードが電流連続モードから電流不連続モードに移行しない。
このように、減少用しきい値及び増加用しきい値が運転回路数別に定められているため、ステップS201では、その時点における運転回路数に対応付けられている減少用しきい値と判定用電力値との比較により、運転回路数減少条件が成立しているか否かが判断される。また、ステップS202では、その時点における運転回路数に対応付けられている増加用しきい値と判定用電力値との比較により、運転回路数増加条件が成立しているか否かが判断される。
以下、運転回路数減少条件又は運転回路数増加条件の成立時における運転回路数を、kと表記する。
運転回路数減少条件が成立した場合(ステップS201;YES)、制御部20は、ステップS203にて、運転を停止する予定の昇圧回路11である運転停止予定回路に対するDuty漸減処理を行う。上記したm回路運転処理の内容から明らかなように、第2電力変換装置10では、運転回路数がmである場合、昇圧回路#1〜#mが運転される。従って、ステップS201の処理(判定)時の運転回路数がkである場合、運転停止予定回路は、昇圧回路#kである。
ステップ203の処理を終えた制御部20は、スイッチング周波数を、(k−1)回路用周波数に変更すると共に、運転停止予定回路(昇圧回路#k)の運転制御を中止する(ステップS204)。制御部20は、このステップS204におけるスイッチング周波数の変更を、ステップS103におけるスイッチング周波数の変更時と同様の形(図6参照)で行う。
そして、ステップS204の処理を終えた制御部20は、(k−1)回路運転処理を実行しながら、運転回路数減少条件又は運転回路数増加条件が成立することを監視(待機)している状態に戻る。
制御部20は、運転回路数増加条件が成立した場合(ステップS202;YES)には、スイッチング周波数を(k+1)回路用周波数に変更すると共に、運転を開始する昇圧回路11(図では、運転開始対象回路)の運転制御を開始する(ステップS205)。制御部20は、このステップS205におけるスイッチング周波数の変更を、ステップS105におけるスイッチング周波数の変更時と同様の形(図9参照)で行う。
そして、ステップS205の処理を終えた制御部20は、ステップS201に戻って、(k+1)回路運転処理を実行しながら、運転回路数減少条件が成立するのを監視(待機)する。
以上、説明したように、第2電力変換装置10は、昇圧回路11の数は第1電力変換装置10よりも多いが、運転回路数及びスイッチング周波数の変更時に第1電力変換装置10と同じ制御を行う装置となっている。従って、第2電力変換装置10は、運転回路数及びスイッチングの変更(減少及び増加)時における昇圧回路への入力電力値の変動量が小さく、スイッチング周波数の変更(パルス幅の変更)に伴う入力電力値の変動量も小さい装置として機能する。
なお、判定用電力値は、太陽電池30への太陽光の入射量に応じた値となる。従って、判定用電力値は、急激に変化(減少、増加)することがある。例えば、運転回路数がNとなっている状況下、判定用電力値が、運転回路数を1とすべき値まで低下する場合もあるが、第2電力変換装置10は、運転回路数を1ずつ変更するように構成されている(図11参照)。そのため、第2電力変換装置10では、そのような場合における昇圧回路11への入力電力の変動量も小さくなる。
具体的には、N=3である第2電力変換装置10で、運転回路数が3となっている状況下、判定用電力値が、運転回路数を1とすべき値まで低下した場合を考える。この場合、図12に示したように、判定用電力値が低下した時間t0に、昇圧回路#3に対するDuty低減処理が開始されて、昇圧回路#3へのPWM信号のDuty#3が徐々に低下する。そして、昇圧回路#3に対するDuty低減処理が完了すると、スイッチング周波数が3回路用周波数f3から2回路用周波数f2に変更される。その後、運転回路数減少条件が成立しているか否かが判断されるが、上記場合、この判断時に、運転回路数減少条件が成立していると判断される。従って、図12に示してあるように、スイッチング周波数の2回路用周波数f2への変更完了時(時間t1)から、昇圧回路#2に対するDuty低減処理が開始されて、昇圧回路#2へのPWM信号のDuty#2が徐々に低下する。そして、昇圧回路#2に対するDuty低減処理が完了したときに、スイッチング周波数が1回路用周波数f1に変更される。
第2電力変換装置10では、上記場合、このような手順で運転回路数が1まで減少される。第2電力変換装置10では、運転回路数が2以上増加させる必要がある場合にも、同様に、運転回路数が1ずつ増加される。従って、第2電力変換装置10によれば、他の手順で運転回路数及びスイッチング周波数を変更する場合に比して、判定用電力値の急変時における昇圧回路11への入力電力の変動量を小さくすることができる。
《変形形態》
上記した各実施形態に係る電力変換装置10は、各種の変形が可能なものである。例えば、各実施形態に係る電力変換装置10を、DC/DCコンバータに変形することが出来る。また、電力変換装置10を、昇圧回路11として、図13に示した構成を有する双方向チョッパ回路を採用して実現しても良い。
電力変換装置10を、図14に示した構成の装置、すなわち、昇圧回路11毎にコンデンサ15を設ける代わりに、1つのコンデンサ15′を設けた構成の装置に変形しても良い。
スイッチング周波数変更時に挿入するパルス(以下、中間幅パルスと表記する)のパルス幅は、周波数変更前後のパルス幅の間の幅であれば良い。従って、中間幅パルスのパル
ス幅を、波数変更前後のパルス幅の平均値とは異なる幅にしておいても良い。また、電力変換装置10を、スイッチング周波数変更時に、中間幅パルスを複数個挿入する装置に変形しても良い。電力変換装置10を、そのように変形する場合、中間幅パルスのパルス幅が徐々に波数変更後のパルス幅に近づくようにしておくことが出来る。
判定用電力値の代わりに、他の情報、例えば、昇圧部への入力電流値や、昇圧部からの出力電流値を用いても良い。また、第2実施形態に係る電力変換装置10を、運転回路数のみを変更する場合がある装置、例えば、N=4であり、運転回路数を2から3へ増加させる場合と、運転回路数を3から2へ減少させる場合には、スイッチング周波数を変更するが、他の場合には、スイッチング周波数を変更しない装置、に変形することが出来る。なお、そのような変更は、例えば、1回路用周波数=2回路用周波数、及び、3回路用周波数=4回路用周波数が成立するように、各回路用周波数の値を決定しておくことにより実現できる。
10 電力変換装置
11 昇圧回路
12 インバータ
13 平滑用リアクトル
15、16、17 コンデンサ
30 太陽電池
40 系統

Claims (5)

  1. 並列接続されたN(≧2)個の昇圧チョッパ回路を含む昇圧部と、
    PWM信号により前記昇圧部内の各昇圧チョッパ回路を運転する制御部であって、運転する昇圧チョッパ回路の数及び前記PWM信号の周波数であるスイッチング周波数を、前記昇圧部への入力電力値又は前記昇圧部からの出力電力値を表す判定用状態値に応じて変更する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、運転する昇圧チョッパ回路の数及びスイッチング周波数を減少させるときに、運転を停止する昇圧チョッパ回路である運転停止予定回路へのPWM信号のデューティ比を減少させながら、所定時間の間、当該運転停止予定回路を運転し、その後、当該運転停止予定回路の運転を停止すると共に、スイッチング周波数を前記判定用状態値に応じた周波数に変更する
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記制御部は、
    1個の昇圧チョッパ回路の運転を開始しても運転中の他の各昇圧チョッパ回路の各動作モードが電流連続モードから電流不連続モードに移行しない前記判定用状態値の値として定められた増加用しきい値を、運転中の昇圧チョッパ回路の数別に保持し、
    前記判定用状態値が、運転中の昇圧チョッパ回路の数に対応付けられた前記増加用しきい値以上となったときに、スイッチング周波数を、前記判定用状態値に応じた周波数に変更すると共に、運転を停止していた昇圧チョッパ回路の運転を開始する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 並列接続されたN(≧2)個の昇圧チョッパ回路を含む昇圧部と、
    PWM信号により前記昇圧部内の各昇圧チョッパ回路を運転する制御部であって、運転する昇圧チョッパ回路の数及び前記PWM信号の周波数であるスイッチング周波数を、前記昇圧部への入力電力値又は前記昇圧部からの出力電力値を表す判定用状態値に応じて変更する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    1個の昇圧チョッパ回路の運転を開始しても運転中の他の各昇圧チョッパ回路の各動作
    モードが電流連続モードから電流不連続モードに移行しない前記判定用状態値の値として定められた増加用しきい値を、運転中の昇圧チョッパ回路の数別に保持し、
    前記判定用状態値が、運転中の昇圧チョッパ回路の数に対応付けられた前記増加用しきい値以上となったときに、スイッチング周波数を、前記判定用状態値に応じた周波数に変更すると共に、運転を停止していた昇圧チョッパ回路の運転を開始する
    ことを特徴とする電力変換装置。
  4. 前記制御部は、スイッチング周波数を、前記判定用状態値に応じた周波数に変更する前に、PWM信号のパルス幅を、一時的に、周波数変更前のPWM信号のパルス幅と周波数変更後のPWM信号のパルス幅との間のパルス幅に制御する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  5. 前記昇圧部から出力される直流電力を交流電力に変換するインバータを、さらに備える
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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