JP6710183B2 - 船舶 - Google Patents

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Description

この発明は、船舶に関する。
LNG(Liquefied Natural Gas)等の液化ガスを運搬する船舶は、液化ガスを収容するカーゴタンクを備えている。カーゴタンクは、一般に、上部構造よりも船首側の貨物搭載区画(カーゴホールド)に配置されている。カーゴタンクは、その上部を、貨物搭載区画に設けられた上甲板よりも上方に突出させて設けられている。
このような船舶は、カーゴタンクを保護するため、カーゴタンクのうち上甲板よりも上方に突出した部分を覆うタンクカバーを備えている。
また、カーゴタンクの外表面には、一般に、外部からの入熱を抑える断熱材が設けられている。
例えば、特許文献1には、カーゴタンクの外表面に設けられた断熱材の設置状態等を点検するため、タンクカバーの内周面に、カーゴタンク側に張り出す足場が形成されている。この足場は、上下方向において球状のタンクの最大径部分よりも上方に配置されている。作業員は、この足場から、カーゴタンクの上部に設けられた断熱材を目視により点検する。
実開平1−123795号公報
ところで、上述したカーゴタンクと、タンクカバーが上甲板から立ち上がる立ち上がり部との間には、隙間が設けられている。この隙間は、船体を大型化せずにカーゴタンクの容量をなるべく大きくしようとした場合、なるべく小さくすることが望まれる。
しかし、カーゴタンクとタンクカバーとの隙間を小さくすると、この隙間への作業員の立ち入りや、隙間における移動がし難くなる場合がある。また、隙間が小さいと、作業員はカーゴタンクから遠ざかることができないため、作業員が断熱材を目視できる範囲が狭くなる。つまり、カーゴタンクとタンクカバーとの隙間を小さくすると、断熱材の点検作業を行い難くなる。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、タンクカバーとカーゴタンクとの隙間を小さくしても、カーゴタンクに設けられた断熱材の点検を効率良く行うことができる船舶を提供することを目的とする。
この発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
この発明の第一態様によれば、船舶は、船体と、前記船体の上甲板から上部が突出するように設けられたカーゴタンクと、前記カーゴタンクの外表面を覆うように設けられた断熱材と、前記カーゴタンクを径方向外側から覆い、上下方向に延びて上下方向において一定の内径を有した円筒状の立ち上がり部、及び、前記立ち上がり部上に設けられて、前記カーゴタンクを上方から覆う上部カバー部を有するタンクカバーと、前記立ち上がり部の前記カーゴタンクに近い側の内面から径方向内側に突出して設けられ、前記立ち上がり部の周方向に連続して延びる平面視円環状のプラットフォームと、前記周方向に間隔をあけて形成され、前記プラットフォームを上下方向に貫通する複数の開口部と、を備え、前記カーゴタンクは、上下方向に一定の径寸法を有した円筒状部と、前記円筒状部上に設けられ、下方から上方に向かって径寸法が漸次縮小する上部縮径部と、を備え、前記立ち上がり部の上端は、前記円筒状部の上端よりも上方に設けられ、前記プラットフォームは、前記円筒状部よりも上方に設けられている。
このように、タンクカバーの立ち上がり部の内面に設けたプラットフォームに開口部を形成することで、この開口部を通してプラットフォームの下方を目視することができる。これにより、プラットフォームの下方において、タンクカバーとカーゴタンクとの隙間が小さくても、カーゴタンクの外表面に設けられた断熱材を、上方から目視により点検することができる。また、これにより、タンクカバーとカーゴタンクとの隙間を小さくして、カーゴタンクの径寸法を大きくし、カーゴタンクの容量を増大させることができる。
さらに、このようにプラットフォームを円筒状部よりも上方に設けることで、タンクカバーとカーゴタンクの円筒状部との隙間を小さくしても、プラットフォームの設置が妨げられるのを抑える。
また、プラットフォームは、下方から上方に向かって径方向が漸次縮小する上部縮径部の径方向外側に位置することになる。上部縮径部は、上方に行くほど円筒状部よりも径寸法が小さくなるので、タンクカバーと上部縮径部との隙間が大きくなる。これによって、プラットフォームの設置スペースを、より容易に確保することができる。
この発明の第二態様によれば、第一態様に係る前記開口部は、前記プラットフォームの前記径方向外側の外周端部に近い側にオフセットして設けられていてもよい。
このように開口部をプラットフォームの外周端部に近い側にオフセットして設けることで、プラットフォームの下方の、カーゴタンクの断熱材を、より径方向外側から目視することができる。これにより、カーゴタンクの断熱材を、より広い視野で効率良く点検することができる。
この発明の第態様によれば、第一又は第二態様に係る前記プラットフォームは、前記立ち上がり部の前記内面から前記径方向内側への突出寸法が、前記カーゴタンクの前記円筒状部と前記タンクカバーの立ち上がり部との隙間よりも大きくてもよい。
このように構成することで、上部縮径部は、上方に行くほど円筒状部よりも径寸法が小さくなるので、プラットフォームの径方向内側への突出寸法を、より大きくすることができる。これによってプラットフォームの幅寸法が大きくなるので、作業員がプラットフォーム上を移動する際に歩行し易くなる。
この発明の第態様によれば、第一から第態様の何れか一つの態様に係る前記プラットフォームは、前記立ち上がり部を補強する補強要素であってもよい。
このように構成することで、プラットフォームによって、タンクカバーの立ち上がり部を補強することができる。つまり、プラットフォームが、補強要素と、点検用の作業員の足場とを兼ねるため、部品点数の増加を抑え、コスト上昇を抑えることができる。
この発明の第態様によれば、第一から第態様の何れか一つの態様に係る前記開口部に、透過性を有した窓部材が設けられていてもよい。
このように構成することで、プラットフォームの下方における断熱材の目視による点検を、窓部材を通して行うことができる。
この発明の第態様によれば、第一から第態様の何れか一つの態様に係る前記開口部に開閉可能に設けられた閉塞部材が設けられているようにしてもよい。
このように構成することで、閉塞部材をあければ、開口部を通して、プラットフォームの下方における断熱材の目視による点検を行うことができる。
上記船舶によれば、タンクカバーとカーゴタンクとの隙間を小さくしても、カーゴタンクに設けられた断熱材の点検を効率良く行うことができる。
この発明の実施形態における船舶の全体構成を示す側面図である。 上記船舶の全体構成を示す平面図である。 上記船舶に設けられたカーゴタンク及びタンクカバーを船首尾方向から見た半断面図である。 上記タンクカバーの立ち上がり部に設けられたプラットフォームを示す拡大断面図である。 図3のX−X線に沿う断面図である。 上記実施形態の第一変形例におけるプラットフォームを示す拡大断面図である。 上記実施形態の第二変形例におけるプラットフォームを示す拡大断面図である。
以下、この発明の実施形態における船舶を図面に基づき説明する。
図1は、この実施形態における船舶の全体構成を示す側面図である。図2は、上記船舶の全体構成を示す平面図である。
図1、図2に示すように、この実施形態の船舶10は、液化天然ガス(LNG)等の液化ガスを積荷として運搬する。この船舶10は、船体11と、上甲板12と、上部構造17と、カーゴタンク20と、断熱材40(図3参照)と、タンクカバー30と、プラットフォーム50(図3参照)と、を少なくとも備えている。
船体11は、一対の舷側14を有している。船体11は、居住区を有する上部構造17よりも船首11c側の一対の舷側14間に貨物搭載区画(ホールド)15を備えている。
上甲板12は、外部に露出する全通甲板であり、貨物搭載区画15の上方を覆うように設けられている。貨物搭載区画15よりも船尾11d側の上甲板12上に、上述した上部構造17が形成されている。
カーゴタンク20は、例えばアルミニウム合金製で、その内部に、運搬対象である液化ガスを収容する。カーゴタンク20は、貨物搭載区画15内に、船体11の船首11c側と船尾11d側とを結ぶ船首尾方向Daに並んで複数配置されている。各カーゴタンク20は、その上部20aを、船体11の上甲板12よりも上方に突出させて設けられている。
図3は、上記船舶に設けられたカーゴタンク及びタンクカバーを船首尾方向から見た半断面図である。
図3に示すように、各カーゴタンク20は、下部半球状部21と、円筒状部22と、上部非真球形状部(上部縮径部)23と、を備えている。
下部半球状部21は、カーゴタンク20の下部において、一定の曲率半径を有した真球形状とされている。
円筒状部22は、カーゴタンク20の上下方向Dvの中間部に形成され、下部半球状部21の上端から上方に向かって延びている。円筒状部22は、一定の内径を有した円筒状とされている。なおここで、円筒状部22は、下方から上方に向かって内径が漸次増加又は減少する円錐台形状とすることもできる。
上部非真球形状部23は、円筒状部22上、言い換えるとカーゴタンク20の上部20aに形成されている。上部非真球形状部23は、下方から上方に向かって径寸法が漸次縮小している。この実施形態において、上部非真球形状部23は、下方から上方に向かって段階的に曲率半径が大きくなるよう形成されている。すなわち、上部非真球形状部23は、その下方に形成され、曲率半径R1を有した第一湾曲部23aと、第一湾曲部23aの上方に形成され、曲率半径R1よりも大きな曲率半径R2を有した第二湾曲部23bと、を有している。なお、カーゴタンク20は、上記に示した形状に限らない。カーゴタンク20は、上部非真球形状部23を真球状としてもよいし、円筒状部22を有さない球形状とすることも可能である。また、“下部半球状部21”を非真球としてもよい。
カーゴタンク20の頂部20tには、上方に向かって突出するドームトップ25が形成されている。このドームトップ25の上部には、径方向外側に拡がる庇部26が一体に設けられている。
断熱材40は、このようなカーゴタンク20の外表面を覆うように設けられている。断熱材40は、外部からの入熱を抑える。
タンクカバー30は、カーゴタンク20の上部20aを上方から覆うよう、船体11の上甲板12上に設けられている。タンクカバー30は、立ち上がり部31と、上部カバー部34と、を備えている。
立ち上がり部31は、上甲板12から上方に立ち上がるように形成されている。立ち上がり部31は、上下方向Dvにおいて一定の内径を有した円筒状に形成されている。立ち上がり部31は、平面視(図2参照)で、カーゴタンク20の径方向外側(側方)に間隔をあけて、カーゴタンク20の全周を取り囲むように形成されている。立ち上がり部31の上端31tは、円筒状部22の上端22tよりも上方に配置されている。
上部カバー部34は、カーゴタンク20を上方から覆う。上部カバー部34は、天面部32と、真球形状部33と、を備える。
天面部32は、カーゴタンク20の頂部20tに対向するように上方に配置されている。天面部32は、水平面内に位置する平面状をなしている。
天面部32の中央部には開口部32hが形成されている。カーゴタンク20の頂部20tに形成されたドームトップ25は、この開口部32hを通して上方に突出している。庇部26は、天面部32に対して上方に間隔をあけて設けられている。この庇部26は、開口部32hの内径よりも大きな外径を有している。
真球形状部33は、立ち上がり部31と天面部32とを接続するよう形成されている。真球形状部33は、一定の曲率半径R4で形成されている。
また、上記タンクカバー30の立ち上がり部31においてカーゴタンク20側とは反対側の外周面31fには、上下方向Dvに間隔をあけて複数の補強部材35が設けられている。各補強部材35は、断面視L字状や断面視T字状で、水平方向に延び、タンクカバー30の周方向に連続している。
図4は、上記タンクカバーの立ち上がり部に設けられたプラットフォームを示す拡大断面図である。図5は、図3のX−X線に沿う断面図である。 図4、図5に示すように、プラットフォーム50は、立ち上がり部31の上端31tに取り付けられている。より具体的には、プラットフォーム50は、立ち上がり部31の上端31tのうち、カーゴタンク20に近い側の面である内周面(内面)31gに取り付けられている。このプラットフォーム50は、立ち上がり部31の周方向に延び、立ち上がり部31の全周に連続するよう平面視円環状に形成されている。
プラットフォーム50は、その径方向外側の外周端部50eが立ち上がり部31に溶接等によって接合されている。プラットフォーム50は、立ち上がり部31の内面31gから径方向内側に水平に突出するよう設けられている。このように形成されることで、プラットフォーム50は、その上面を作業員が歩行できるようになっている。この実施形態におけるプラットフォーム50は、水平面内に位置する鋼板により形成され、立ち上がり部31を補強する補強要素としても機能する。
プラットフォーム50は、上下方向においてカーゴタンク20の円筒状部22よりも上方に位置する、上部非真球形状部23の径方向外側の位置に設けられている。
また、プラットフォーム50は、立ち上がり部31の内面31gからの突出寸法である幅寸法W1が、タンクカバー30の立ち上がり部31とカーゴタンク20の円筒状部22との隙間100Sの幅寸法W2よりも大きくなるように形成されている。
図5に示すように、プラットフォーム50には、その周方向に間隔をあけて複数の開口部51が形成されている。この実施形態においては、開口部51は、プラットフォーム50の周方向に間隔をあけて8つ設けられている場合を例示している。
図4に示すように、各開口部51は、プラットフォーム50を上下方向Dvに貫通するよう形成されている。この開口部51は、例えば平面視円形に形成することができる。、この開口部51の内径は、例えば300〜450mm程度とすることができる。
また、各開口部51は、プラットフォーム50の幅方向の中心よりも径方向外側の外周端部50eに近い側にオフセットして設けられている。
図5に示すように、各開口部51は、各開口部51からカーゴタンク20の断熱材40側を向く視野Vが、周方向で隣り合う開口部51からの視野Vと、少なくとも一部が重なり合うように設けてもよい。
カーゴタンク20の外表面に設けられた断熱材40を点検するには、まず、作業員がタンクカバー30内のプラットフォーム50上に、階段や梯子(図示無し)を介して登る。次いで、作業員は、プラットフォーム50に形成された開口部51を通して、プラットフォーム50の下方を目視し、プラットフォーム50の下方における断熱材40を点検する。これにより、作業員は、タンクカバー30とカーゴタンク20との隙間100Sにおいて、円筒状部22に設けられた断熱材40を目視して点検することができる。また、作業員は、床部50a上で、プラットフォーム50よりも上方に設けられた断熱材40を点検することもできる。
したがって、上述した実施形態の船舶10によれば、タンクカバー30の立ち上がり部31の内面31gに設けたプラットフォーム50に開口部51を形成することで、この開口部51を通してプラットフォーム50の下方を目視することができる。これにより、プラットフォーム50の下方において、タンクカバー30とカーゴタンク20との隙間100Sが小さくても、カーゴタンク20の外表面に設けられた断熱材40を、目視により点検することができる。また、タンクカバー30とカーゴタンク20との隙間100Sを小さくすることで、カーゴタンク20の径寸法を大きくし、カーゴタンク20の容量を増大させることができる。
また、開口部51をプラットフォーム50の外周端部50eに近い側にオフセットして設けることで、プラットフォーム50の下方に位置するカーゴタンク20の断熱材40を、より広い視野Vで目視して点検することができる。
また、プラットフォーム50をカーゴタンク20の円筒状部22よりも上方に設けることで、タンクカバー30とカーゴタンク20の円筒状部22との隙間100Sを小さくしても、プラットフォーム50の設置が妨げられることを抑制できる。
また、上部非真球形状部23は、上方に行くほど円筒状部22よりも径寸法が小さくなるため、タンクカバー30と上部非真球形状部23との間隔が大きくなる。そのため、プラットフォーム50が上部非真球形状部23の径方向外側に位置することで、プラットフォーム50の設置スペースを、より容易に確保することができる。
さらに、プラットフォーム50は、立ち上がり部31の内面31gから径方向内側への突出寸法である幅寸法W1が、カーゴタンク20の円筒状部22とタンクカバー30の立ち上がり部31との隙間100Sの幅寸法W2よりも大きい。これによって、プラットフォーム50の径方向内側への突出寸法、すなわちプラットフォーム50の幅寸法W1が大きくなるので、作業員がプラットフォーム50上を移動する際に歩行し易くなる。
また、プラットフォーム50は、立ち上がり部31を補強する補強要素になっている。そのため、プラットフォーム50によって、タンクカバー30の立ち上がり部31を補強することができる。このようにして、プラットフォーム50が、補強要素と、点検用の作業員の足場とを兼ねることで、部品点数の増加を抑え、コスト上昇を抑えることができる。
(実施形態の第一変形例)
上述した実施形態では、開口部51が上下方向に貫通して開口している場合について説明したが、この構成に限られるものではない。
図6は、上記実施形態の第一変形例におけるプラットフォームを示す拡大断面図である。
図6に示すように、開口部51には、透過性を有した窓部材52を設けるようにしてもよい。このような窓部材52としては、ガラスや透明な樹脂パネル、多数の開口を有したメッシュ材等を用いることができる。
このような窓部材52を備えることで、窓部材52を通して、プラットフォーム50の下方における断熱材40の目視による点検を行うことができる。
(実施形態の第二変形例)
また、上述した実施形態では、開口部51が上下方向に貫通して開口している場合について説明したが、この構成に限られるものではない。
図7は、上記実施形態の第二変形例におけるプラットフォームを示す拡大断面図である。
図7に示すように、開口部51には、開口部51を開閉可能に閉塞する、ハッチや扉等の閉塞部材53を設けるようにしてもよい。
このように構成することで、閉塞部材53を閉塞位置から開放位置にすることで、開口部51を通して、プラットフォーム50の下方における断熱材40の目視による点検を行うことができる。また、点検時以外には、閉塞部材53によって開口部51を閉塞した状態にすることができるため、開口部51を通じて、作業者の所持品等が落下することを防止できる。なお、図7においては、閉塞部材53が閉塞位置にある場合を示している。
(その他の変形例)
この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、タンクカバー30の上部カバー部34が、天面部32と、真球形状部33と、を備えるようにしたが、この構成に限られない。上部カバー部34は、上方に向かってその径方向が漸次小さくなる半球状や円錐状等、他の形状としてもよい。
また、カーゴタンク20の形状については、上記実施形態及び各変形例で例示した以外のいかなる形状としてもよい。
10 船舶
11 船体
11c 船首
11d 船尾
12 上甲板
14 舷側
15 貨物搭載区画
17 上部構造
20 カーゴタンク
20a 上部
20t 頂部
21 下部半球状部
22 円筒状部
22t 上端
23 上部非真球形状部(上部縮径部)
23a 第一湾曲部
23b 第二湾曲部
25 ドームトップ
26 庇部
30 タンクカバー
31 立ち上がり部
31f 外周面
31g 内面
31t 上端
32 天面部
32h 開口部
33 真球形状部
34 上部カバー部
35 補強部材
40 断熱材
50 プラットフォーム
50e 外周端部
51 開口部
52 窓部材
53 閉塞部材
100S 隙間
Da 船首尾方向
Dv 上下方向
V 視野
W1、W2 幅寸法

Claims (6)

  1. 船体と、
    前記船体の上甲板から上部が突出するように設けられたカーゴタンクと、
    前記カーゴタンクの外表面を覆うように設けられた断熱材と、
    前記カーゴタンクを径方向外側から覆い、上下方向に延びて上下方向において一定の内径を有した円筒状の立ち上がり部、及び、前記立ち上がり部上に設けられて、前記カーゴタンクを上方から覆う上部カバー部を有するタンクカバーと、
    前記立ち上がり部の前記カーゴタンクに近い側の内面から径方向内側に突出して設けられ、前記立ち上がり部の周方向に連続して延びる平面視円環状のプラットフォームと、
    前記周方向に間隔をあけて形成され、前記プラットフォームを上下方向に貫通する複数の開口部と、
    を備え、
    前記カーゴタンクは、
    上下方向に一定の径寸法を有した円筒状部と、
    前記円筒状部上に設けられ、下方から上方に向かって径寸法が漸次縮小する上部縮径部と、
    を備え、
    前記立ち上がり部の上端は、前記円筒状部の上端よりも上方に設けられ、
    前記プラットフォームは、前記円筒状部よりも上方に設けられている船舶。
  2. 前記開口部は、前記プラットフォームの前記径方向外側の外周端部に近い側にオフセットして設けられている請求項1に記載の船舶。
  3. 前記プラットフォームは、前記立ち上がり部の前記内面から前記径方向内側への突出寸法が、前記カーゴタンクの前記円筒状部と前記タンクカバーの立ち上がり部との隙間よりも大きい請求項1又は2に記載の船舶。
  4. 前記プラットフォームは、前記立ち上がり部を補強する補強要素である請求項1から3の何れか一項に記載の船舶。
  5. 前記開口部に、透過性を有した窓部材が設けられている請求項1から4の何れか一項に記載の船舶。
  6. 前記開口部に開閉可能に設けられた閉塞部材が設けられている請求項1から4の何れか一項に記載の船舶。
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