JPH0899690A - Ｌｎｇの球型タンクの防熱点検設備 - Google Patents
Ｌｎｇの球型タンクの防熱点検設備Info
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- JPH0899690A JPH0899690A JP6261261A JP26126194A JPH0899690A JP H0899690 A JPH0899690 A JP H0899690A JP 6261261 A JP6261261 A JP 6261261A JP 26126194 A JP26126194 A JP 26126194A JP H0899690 A JPH0899690 A JP H0899690A
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- Japan
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- inspection
- tank
- spherical tank
- heat insulation
- scaffolds
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安全迅速かつ低コストで施工することができ
る経済的なＬＮＧの球型タンクの防熱点検設備を提供す
る。 【構成】 上半球の高さの約１／２のレベルでその外周
に等間隔で配設され、それぞれ水密構造を有する開放可
能な点検口９と、上記各点検口９のコーミング９−４に
それぞれボルトナット１０−４により固定され、作業員
が搭乗することができる点検用鋼製かご１０を具えたこ
と。また、図６〜図８に示すように、その点検用足場を
その点検口９から搬入搬出可能なタラップ状構造とした
こと。
る経済的なＬＮＧの球型タンクの防熱点検設備を提供す
る。 【構成】 上半球の高さの約１／２のレベルでその外周
に等間隔で配設され、それぞれ水密構造を有する開放可
能な点検口９と、上記各点検口９のコーミング９−４に
それぞれボルトナット１０−４により固定され、作業員
が搭乗することができる点検用鋼製かご１０を具えたこ
と。また、図６〜図８に示すように、その点検用足場を
その点検口９から搬入搬出可能なタラップ状構造とした
こと。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＬＮＧの球型タンクの
防熱点検設備に関する。
防熱点検設備に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＬＮＧ船の球型タンクにおいては、従
来、図９（Ａ）縦断面図に示すように、タンク１の外面
に沿って梯子状の足場等からなる点検設備７を同図
（Ｂ）平面図の破線で示すように十字状に等間隔で配設
している。このような防熱点検設備の施工は、後記する
ように、タンク防熱施工後の工事となり、防熱材への防
火対策，装置取付けの上向き作業であるから、危険でし
かも多大の工数を要している。ここで、３は小径環板状
の上部点検ステージ、４は赤道部を囲繞する大径環板状
点検ステージ、５，６はそれぞれタンクカバー２の上端
部，赤道部にそれぞれ配設されたマンホール、８は船底
部からタンクカバーの内部へ達するタラップである。
来、図９（Ａ）縦断面図に示すように、タンク１の外面
に沿って梯子状の足場等からなる点検設備７を同図
（Ｂ）平面図の破線で示すように十字状に等間隔で配設
している。このような防熱点検設備の施工は、後記する
ように、タンク防熱施工後の工事となり、防熱材への防
火対策，装置取付けの上向き作業であるから、危険でし
かも多大の工数を要している。ここで、３は小径環板状
の上部点検ステージ、４は赤道部を囲繞する大径環板状
点検ステージ、５，６はそれぞれタンクカバー２の上端
部，赤道部にそれぞれ配設されたマンホール、８は船底
部からタンクカバーの内部へ達するタラップである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、ＬＮＧ船の
球型アルミタンクの外周面には内部に低温の液化ガスを
積載するため、保温の目的で防熱板を張り詰めている。
この種の球型アルミタンクは温度差による収縮が大き
く、場合によっては防熱板割れ，剥離等が発生する惧れ
があるので、事故防止の観点よりその早期発見及び補修
が肝要であり、そのための点検設備を必要とする。割
れ，剥離が発生すると、その部分に氷着が生ずるので、
割れ，剥離の発生個所は目視により、容易に発見でき
る。タンクは球形であるから、外面は上部点検ステージ
３，赤道部点検ステージ４からほとんど点検者の視界に
入るが、両者の央部については十分な点検が困難である
ため、従来、上半球用として点検用昇降設備を設けてい
る。しかし、下半球については船体構造上、点検可能で
あることから点検設備は設けていない。昇降設備は、従
来、タンクカバー内面に取り付けているので、アルミタ
ンク防熱施工後の取付けになる関係上、多大の工費を要
するとともに、施工作業時の危険度は大である。点検設
備としての機能は、タンク防熱の氷着部の有無の確認が
目的であり、上半部タンク中位の高さにおいて、四方か
らタンク防熱を見渡せる装置であれば良い。ところで、
球型タンクの上半部の央部レベルの前後左右の点検設備
７は防熱材１の施工後の工事を必要とし、しかも、防熱
材とタンクカバー２との間隔は１〜1.5 Ｍというように
狭いので、長大な２０〜３０ｍの点検設備７を施工する
ことは点検設備の形状，防熱材の損傷防止，狭い作業空
間への長尺物の搬入，火気使用等の諸関係により仲々に
困難である。
球型アルミタンクの外周面には内部に低温の液化ガスを
積載するため、保温の目的で防熱板を張り詰めている。
この種の球型アルミタンクは温度差による収縮が大き
く、場合によっては防熱板割れ，剥離等が発生する惧れ
があるので、事故防止の観点よりその早期発見及び補修
が肝要であり、そのための点検設備を必要とする。割
れ，剥離が発生すると、その部分に氷着が生ずるので、
割れ，剥離の発生個所は目視により、容易に発見でき
る。タンクは球形であるから、外面は上部点検ステージ
３，赤道部点検ステージ４からほとんど点検者の視界に
入るが、両者の央部については十分な点検が困難である
ため、従来、上半球用として点検用昇降設備を設けてい
る。しかし、下半球については船体構造上、点検可能で
あることから点検設備は設けていない。昇降設備は、従
来、タンクカバー内面に取り付けているので、アルミタ
ンク防熱施工後の取付けになる関係上、多大の工費を要
するとともに、施工作業時の危険度は大である。点検設
備としての機能は、タンク防熱の氷着部の有無の確認が
目的であり、上半部タンク中位の高さにおいて、四方か
らタンク防熱を見渡せる装置であれば良い。ところで、
球型タンクの上半部の央部レベルの前後左右の点検設備
７は防熱材１の施工後の工事を必要とし、しかも、防熱
材とタンクカバー２との間隔は１〜1.5 Ｍというように
狭いので、長大な２０〜３０ｍの点検設備７を施工する
ことは点検設備の形状，防熱材の損傷防止，狭い作業空
間への長尺物の搬入，火気使用等の諸関係により仲々に
困難である。
【０００４】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、安全迅速かつ低コストの経済的なＬＮＧの球
型タンクの防熱点検設備を提供することを目的とする。
たもので、安全迅速かつ低コストの経済的なＬＮＧの球
型タンクの防熱点検設備を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そのために請求項１の発
明は、球型タンクの外面を防熱材を介して囲繞するタン
クカバーの上半球の高さの約１／２のレベルでその外周
に等間隔で配設されそれぞれ水密構造を有する開放可能
な複数の点検口と、上記各点検口に挿入され外端がその
コーミングにそれぞれボルトナットにより固定され作業
員が中に入って上記球型タンクの外面を点検することが
できるかご状点検用足場を具えたことを特徴とする。
明は、球型タンクの外面を防熱材を介して囲繞するタン
クカバーの上半球の高さの約１／２のレベルでその外周
に等間隔で配設されそれぞれ水密構造を有する開放可能
な複数の点検口と、上記各点検口に挿入され外端がその
コーミングにそれぞれボルトナットにより固定され作業
員が中に入って上記球型タンクの外面を点検することが
できるかご状点検用足場を具えたことを特徴とする。
【０００６】また、請求項２の発明は、請求項１におい
て、その点検用足場をその点検口から搬入及び搬出可能
な折りたたみ式組立構造のタラップ状足場としたことを
特徴とする。
て、その点検用足場をその点検口から搬入及び搬出可能
な折りたたみ式組立構造のタラップ状足場としたことを
特徴とする。
【０００７】さらに、請求項３の発明は、請求項１にお
いて、その点検口の数を４〜５個とするとともに、その
足場をそれぞれかご状点検用足場又はタラップ状足場と
したことを特徴とする。
いて、その点検口の数を４〜５個とするとともに、その
足場をそれぞれかご状点検用足場又はタラップ状足場と
したことを特徴とする。
【０００８】
【作用】このような構成によれば、図１に示すように、
赤道部からタンク上半部外周面を点検するには、上部点
検ステージ３，赤道部点検ステージ４及びタンクカバー
の中位高さに配設された合計４点以上の点検口９から上
半部タンク外周全面を点検することができる。なぜなら
ば、上記４個所の点検口は互いにタンク外周を接線とす
る直線で結ばれることで外周全面が可視範囲に入ること
になるからである。また、点検設備の取付けをタンクカ
バー２に外面付けにすることで、工費減及び安全面で大
きなメリットがあり、工期を大幅に短縮することが可能
である。点検口９のカバーは、高所での開閉を容易にす
るためアルミ等の軽合金製としてヒンジ９−２付とす
る。また、点検口は内部に作業員が入って点検すること
が可能であるように鋼製かご１０を設置する。
赤道部からタンク上半部外周面を点検するには、上部点
検ステージ３，赤道部点検ステージ４及びタンクカバー
の中位高さに配設された合計４点以上の点検口９から上
半部タンク外周全面を点検することができる。なぜなら
ば、上記４個所の点検口は互いにタンク外周を接線とす
る直線で結ばれることで外周全面が可視範囲に入ること
になるからである。また、点検設備の取付けをタンクカ
バー２に外面付けにすることで、工費減及び安全面で大
きなメリットがあり、工期を大幅に短縮することが可能
である。点検口９のカバーは、高所での開閉を容易にす
るためアルミ等の軽合金製としてヒンジ９−２付とす
る。また、点検口は内部に作業員が入って点検すること
が可能であるように鋼製かご１０を設置する。
【０００９】
【実施例】本発明の実施例を図面について説明すると、
図１は本発明をＬＮＧ船に適用した第１実施例を示す全
体図であり、同図（Ａ）はその横断面図、同図（Ｂ）は
その平面図、図２は図１（Ａ）の点検口の配置を示すII
−II矢視水平断面図、図３は図１の点検口を示すIII −
III 矢視平面図、図４は図３のIV−IV矢視縦断面図、図
５は図４の鋼製かごを示すＶ−Ｖ矢視平面図、図６は本
発明の第２実施例の曲がりタラップを示す縦断面図、図
７は図６の曲がりタラップを示す平面図、図８は図７の
VIII部の曲がりタラップの折りたたみ状態を示す側面図
である。
図１は本発明をＬＮＧ船に適用した第１実施例を示す全
体図であり、同図（Ａ）はその横断面図、同図（Ｂ）は
その平面図、図２は図１（Ａ）の点検口の配置を示すII
−II矢視水平断面図、図３は図１の点検口を示すIII −
III 矢視平面図、図４は図３のIV−IV矢視縦断面図、図
５は図４の鋼製かごを示すＶ−Ｖ矢視平面図、図６は本
発明の第２実施例の曲がりタラップを示す縦断面図、図
７は図６の曲がりタラップを示す平面図、図８は図７の
VIII部の曲がりタラップの折りたたみ状態を示す側面図
である。
【００１０】上図において、図９と同一の符号はそれぞ
れ同図と同一の部材を示し、本実施例が図９に示した従
来の構造と大きく相違するところは、従来のタンクカバ
ー内部の球型タンク外面に付設されたタラップを省略す
るとともに、タンクカバーの上半球の外面の１／２レベ
ルに等間隔で４個の点検口９を設けるとともに上端が点
検口に達する１／４円弧状のタラップ８ａをそれぞれ配
設したことにある。
れ同図と同一の部材を示し、本実施例が図９に示した従
来の構造と大きく相違するところは、従来のタンクカバ
ー内部の球型タンク外面に付設されたタラップを省略す
るとともに、タンクカバーの上半球の外面の１／２レベ
ルに等間隔で４個の点検口９を設けるとともに上端が点
検口に達する１／４円弧状のタラップ８ａをそれぞれ配
設したことにある。
【００１１】まず、図１に示す第１実施例において、８
ａはそれぞれタンク１の上半部のタンクカバー２の下半
部外周に沿って子午線方向に付設された１／４円弧状の
タラップ、９はタラップ８ａの上端レベルにおいてタン
クカバー２に施工された円形，長方形等の点検口であ
り、その他の構造は図９のそれと実質的に同一である。
点検口９は、図２〜図３に示すように、タンクカバー２
の上半部の央部に等間隔で４個所に開口され一側が上下
１対のヒンジ９−２でタンクカバー２に枢着され、他端
の央部がボルトナット９−５でタンクカバー２に固着さ
れる長方形マンホールカバー９−６により開閉可能に閉
塞されている。マンホールカバー９−６は本実施例では
長方形であるが、楕円形，円形等であってもよい。マン
ホールカバー９−６は、図４に示すように、その内面に
周設された凹溝に嵌着されたパッキン９−３を有し、閉
塞時には点検口９に周設されたコーミング９−４の外端
との当接により、気密に全閉される。なお、点検口９に
は、図４〜図５に示すように、長方形取付枠１０−１及
びパイプ枠１０−２よりなる枠体にワイヤネット１０−
３を張った異形四角錐型の鋼製かご１０の長方形取付枠
１０−１がボルトナット１０−４により固着されてお
り、点検者は定検時等必要に応じて点検口から鋼製かご
１０に入り、ここでワイヤネット１０−３の間から球型
タンク１の外面状態を容易かつ安全にチェックすること
ができる。
ａはそれぞれタンク１の上半部のタンクカバー２の下半
部外周に沿って子午線方向に付設された１／４円弧状の
タラップ、９はタラップ８ａの上端レベルにおいてタン
クカバー２に施工された円形，長方形等の点検口であ
り、その他の構造は図９のそれと実質的に同一である。
点検口９は、図２〜図３に示すように、タンクカバー２
の上半部の央部に等間隔で４個所に開口され一側が上下
１対のヒンジ９−２でタンクカバー２に枢着され、他端
の央部がボルトナット９−５でタンクカバー２に固着さ
れる長方形マンホールカバー９−６により開閉可能に閉
塞されている。マンホールカバー９−６は本実施例では
長方形であるが、楕円形，円形等であってもよい。マン
ホールカバー９−６は、図４に示すように、その内面に
周設された凹溝に嵌着されたパッキン９−３を有し、閉
塞時には点検口９に周設されたコーミング９−４の外端
との当接により、気密に全閉される。なお、点検口９に
は、図４〜図５に示すように、長方形取付枠１０−１及
びパイプ枠１０−２よりなる枠体にワイヤネット１０−
３を張った異形四角錐型の鋼製かご１０の長方形取付枠
１０−１がボルトナット１０−４により固着されてお
り、点検者は定検時等必要に応じて点検口から鋼製かご
１０に入り、ここでワイヤネット１０−３の間から球型
タンク１の外面状態を容易かつ安全にチェックすること
ができる。
【００１２】次に、図６〜図８に示す第２実施例は、第
１実施例における鋼製かごの代わりに、組立構造のタラ
ップを採用している。ここで、１１−６は防熱材１ａの
外面曲線に沿った形状の左右１対の平行的な曲がりタラ
ップであり、それぞれ四方に内向半径方向のタラップ支
持材１１−７をヒンジ１１−８で接続してなる。これを
図８に示すように、ヒンジ１１−８及びタラップ支持材
１１−７を折り畳んだ状態でマンホールを経てタンクカ
バー内に搬入後、図６に示すように、開いてヒンジ１１
−６とタラップ取付部１１−９をボルトナット１１−１
０で固定する。このような構造のタラップ状点検用足場
において、点検者は点検時にタラップ上で点検作業を行
う。なお、点検者は赤道部点検ステージ４からタンクカ
バー２の外面に布設した各タラップ８ａを経て各点検口
９へ行くことができる。
１実施例における鋼製かごの代わりに、組立構造のタラ
ップを採用している。ここで、１１−６は防熱材１ａの
外面曲線に沿った形状の左右１対の平行的な曲がりタラ
ップであり、それぞれ四方に内向半径方向のタラップ支
持材１１−７をヒンジ１１−８で接続してなる。これを
図８に示すように、ヒンジ１１−８及びタラップ支持材
１１−７を折り畳んだ状態でマンホールを経てタンクカ
バー内に搬入後、図６に示すように、開いてヒンジ１１
−６とタラップ取付部１１−９をボルトナット１１−１
０で固定する。このような構造のタラップ状点検用足場
において、点検者は点検時にタラップ上で点検作業を行
う。なお、点検者は赤道部点検ステージ４からタンクカ
バー２の外面に布設した各タラップ８ａを経て各点検口
９へ行くことができる。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、下記の効果が奏せられ
る。 （１）点検口を上半球の中央レベルに等間隔で４〜５個
所に設けたので、従来のタンクカバー内に設けた四方向
点検設備を不要とし、工事費の節減及び安全作業の向上
を図ることができる。４〜５個の点検口を配設するなら
ば、大径の球型タンクにおいても、死界をなくして十分
に綿密にタンク外周面の点検を行うことができる。 （２）鋼製かご，曲がりタラップをマンホールより搬入
した後、固定することにより不安全作業を廃止すること
ができる。 （３）現場作業がすべてボルトナットによる取付作業を
可能とするので、火気使用による防熱材損傷を防止し、
作業の安全と品質の向上を図ることができる。 （４）本発明はＬＮＧ船のみならず、陸上のＬＮＧ球型
タンクにも適用することができる。
る。 （１）点検口を上半球の中央レベルに等間隔で４〜５個
所に設けたので、従来のタンクカバー内に設けた四方向
点検設備を不要とし、工事費の節減及び安全作業の向上
を図ることができる。４〜５個の点検口を配設するなら
ば、大径の球型タンクにおいても、死界をなくして十分
に綿密にタンク外周面の点検を行うことができる。 （２）鋼製かご，曲がりタラップをマンホールより搬入
した後、固定することにより不安全作業を廃止すること
ができる。 （３）現場作業がすべてボルトナットによる取付作業を
可能とするので、火気使用による防熱材損傷を防止し、
作業の安全と品質の向上を図ることができる。 （４）本発明はＬＮＧ船のみならず、陸上のＬＮＧ球型
タンクにも適用することができる。
【００１４】要するに請求項１の発明によれば、球型タ
ンクの外面を防熱材を介して囲繞するタンクカバーの上
半球の高さの約１／２のレベルでその外周に等間隔で配
設されそれぞれ水密構造を有する開放可能な複数の点検
口と、上記各点検口に挿入され外端がそのコーミングに
それぞれボルトナットにより固定され作業員が中に入っ
て上記球型タンクの外面を点検することができるかご状
点検用足場を具えたことにより、安全迅速かつ低コスト
の経済的なＬＮＧの球型タンクの防熱点検設備を得るか
ら、本発明は産業上極めて有益なものである。
ンクの外面を防熱材を介して囲繞するタンクカバーの上
半球の高さの約１／２のレベルでその外周に等間隔で配
設されそれぞれ水密構造を有する開放可能な複数の点検
口と、上記各点検口に挿入され外端がそのコーミングに
それぞれボルトナットにより固定され作業員が中に入っ
て上記球型タンクの外面を点検することができるかご状
点検用足場を具えたことにより、安全迅速かつ低コスト
の経済的なＬＮＧの球型タンクの防熱点検設備を得るか
ら、本発明は産業上極めて有益なものである。
【００１５】請求項２の発明によれば、請求項１におい
て、その点検用足場をその点検口から搬入及び搬出可能
な折りたたみ式組立構造のタラップ状足場としたことに
より、安全迅速かつ低コストの経済的なＬＮＧの球型タ
ンクの防熱点検設備を得るから、本発明は産業上極めて
有益なものである。
て、その点検用足場をその点検口から搬入及び搬出可能
な折りたたみ式組立構造のタラップ状足場としたことに
より、安全迅速かつ低コストの経済的なＬＮＧの球型タ
ンクの防熱点検設備を得るから、本発明は産業上極めて
有益なものである。
【００１６】請求項３の発明によれば、請求項１におい
て、その点検口の数を４〜５個とするとともに、その足
場をそれぞれかご状点検用足場又はタラップ状足場とし
たことにより、安全迅速かつ低コストの経済的なＬＮＧ
の球型タンクの防熱点検設備を得るから、本発明は産業
上極めて有益なものである。
て、その点検口の数を４〜５個とするとともに、その足
場をそれぞれかご状点検用足場又はタラップ状足場とし
たことにより、安全迅速かつ低コストの経済的なＬＮＧ
の球型タンクの防熱点検設備を得るから、本発明は産業
上極めて有益なものである。
【図１】本発明をＬＮＧ船に適用した第１実施例を示す
全体図であり、同図（Ａ）はその横断面図、同図（Ｂ）
はその平面図である。
全体図であり、同図（Ａ）はその横断面図、同図（Ｂ）
はその平面図である。
【図２】図１の点検口を示す図１（Ａ）のII−II矢視水
平断面図である。
平断面図である。
【図３】図２の点検口を示すIII −III 矢視平面図であ
る。
る。
【図４】図３のIV−IV矢視縦断面図である。
【図５】図４の鋼製かごを示すＶ−Ｖ矢視平面図であ
る。
る。
【図６】本発明の第２実施例の曲がりタラップ型防熱点
検設備を示す縦断面図である。
検設備を示す縦断面図である。
【図７】図６の曲がりタラップを示す平面図である。
【図８】図６の曲がりタラップ及びタラップ支持材の折
畳み状態を示すVIII部の側面図である。
畳み状態を示すVIII部の側面図である。
【図９】従来のＬＮＧ船の球型タンクの防熱点検装置を
示す全体図であり、同図（Ａ），（Ｂ）はそれぞれその
縦断面図，平面図である。
示す全体図であり、同図（Ａ），（Ｂ）はそれぞれその
縦断面図，平面図である。
１ 球型タンク（タンク） １ａ 防熱材 ２ タンクカバー ３ 上部点検ステージ ４ 赤道部点検ステージ ５ マンホール ６ マンホール ８ タラップ ８ａ タラップ ９ 点検口 ９−２ ヒンジ ９−３ パッキン ９−４ コーミング ９−５ ボルトナット ９−６ マンホールカバー １０ 鋼製かご １０−１ 取付枠 １０−２ パイプ枠 １０−３ ワイヤネット １０−４ ボルトナット １１−１ マンホールカバー １１−２ ヒンジ １１−３ パッキン １１−４ コーミング １１−５ ボルトナット １１−６ ヒンジ １１−７ タラップ支持材 １１−８ ヒンジ １１−９ タラップ取付部 １１−１０ ボルトナット
Claims (3)
- 【請求項１】 球型タンクの外面を防熱材を介して囲繞
するタンクカバーの上半球の高さの約１／２のレベルで
その外周に等間隔で配設されそれぞれ水密構造を有する
開放可能な複数の点検口と、上記各点検口に挿入され外
端がそのコーミングにそれぞれボルトナットにより固定
され作業員が中に入って上記球型タンクの外面を点検す
ることができるかご状点検用足場を具えたことを特徴と
するＬＮＧの球型タンクの防熱点検設備。 - 【請求項２】 請求項１において、その点検用足場をそ
の点検口から搬入及び搬出可能な折りたたみ式組立構造
のタラップ状足場としたことを特徴とするＬＮＧの球型
タンクの防熱点検設備。 - 【請求項３】 請求項１において、その点検口の数を４
〜５個とするとともに、その足場をそれぞれかご状点検
用足場又はタラップ状足場としたことを特徴とするＬＮ
Ｇの球型タンクの防熱点検設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6261261A JPH0899690A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | Ｌｎｇの球型タンクの防熱点検設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6261261A JPH0899690A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | Ｌｎｇの球型タンクの防熱点検設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0899690A true JPH0899690A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17359374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6261261A Withdrawn JPH0899690A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | Ｌｎｇの球型タンクの防熱点検設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0899690A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102089202A (zh) * | 2008-08-29 | 2011-06-08 | 三菱重工业株式会社 | 液化气运输船 |
| KR20190006424A (ko) | 2017-07-10 | 2019-01-18 | 미츠비시 조우센 가부시키가이샤 | 선박 |
| KR20190006415A (ko) * | 2017-07-10 | 2019-01-18 | 미츠비시 조우센 가부시키가이샤 | 선박 |
| JP2020164036A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 三井Ｅ＆Ｓ造船株式会社 | 船舶 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP6261261A patent/JPH0899690A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102089202A (zh) * | 2008-08-29 | 2011-06-08 | 三菱重工业株式会社 | 液化气运输船 |
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| JP2019014428A (ja) * | 2017-07-10 | 2019-01-31 | 三菱造船株式会社 | 船舶 |
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