JPH0821083A - 球形タンク内部足場装置 - Google Patents

球形タンク内部足場装置

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JPH0821083A
JPH0821083A JP18061694A JP18061694A JPH0821083A JP H0821083 A JPH0821083 A JP H0821083A JP 18061694 A JP18061694 A JP 18061694A JP 18061694 A JP18061694 A JP 18061694A JP H0821083 A JPH0821083 A JP H0821083A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で軽量で組立容易な球形タンク内
部足場装置を提供する。 【構成】 足場装置は、旋回支持部1と平面部2と立体
部3とを有し、出入口102を備えたパイプタワー10
3の設けられる球形タンク100内に配設される。平面
部2は、旋回支持部1に結合されてタンク内表面の近傍
に沿って赤道104の近辺まで延設される。立体部3
は、平面部2に結合されてこれを補強する。平面部2
は、支持ローラ4を介してタンク内面で移動自在に支持
されている。構造体の頂部には、赤道104部分の点
検、補修ができるようにステージ5及び囲い6が設けら
れている。足場装置は牽引ロープ7で矢印方向に旋回さ
れる。 【効果】 パイプタワーに旋回支持用プラットフォーム
がなくても装置を組立られる。足場構造体をタンク内面
の複数位置で支持するので、装置を小型軽量化し、且つ
安定性を良くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばLNGタンク等
の内部の点検や補修等に用いられる球形タンク内部足場
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】球形タンクの内部点検用の設備として
は、従来、例えばLNG球形タンク用の点検設備とし
て、図12に示すような装置がタンク内にその都度仮設
されていた。この装置は、球形タンク100のパイプタ
ワー103の上下2か所にプラットフォーム105、1
06を予め設け、ビーム200の一端側をパイプタワー
103回りに回転自在なように中央のプラットフォーム
105で支持し、ビーム200の他端側にゴンドラ式の
インスペクション・ケージ201を取り付け、上方のプ
ラットフォーム106から巻取り・巻戻し及びパイプタ
ワー103回りの旋回が可能なように係止されたワイヤ
ー202でビーム200の他端側を係止することにより
形成されている。この装置によれば、ビームの旋回とワ
イヤー操作により球形タンクの内面全体の点検が可能で
ある。
【0003】しかしながら、このような検査設備は、パ
イプタワー103にプラットフォーム105、106を
設ける必要があること、ビーム200が一端側のみで支
持され他端側はワイヤーで係止されているため安定性に
欠け動揺し易く検査等の作業性が良くないこと、プラッ
トフォームのないパイプタワーが装備されたタンクやタ
ンク寸法の異なったタンクには使用できないため汎用性
がないこと、構造が複雑であるため故障等が発生し易い
こと、タンク全体の点検が可能になっているためゴンド
ラ式になっていて、危険度が高く組み立ても容易でない
こと、そのため安全性に対する要請が厳しく例えば労働
基準局の許認可を必要とし、構造が一層複雑化して高価
になったり許認可の手続きが煩雑であること、等の課題
を有する。
【0004】また、この他実開昭55ー108079号
公報にこれと類似のものが開示されているが、安全性、
構造の複雑化などの点で上記従来技術と同様な課題を有
している。
【0005】一方、LNGタンクやその他の球形タンク
では、一般にタンクの赤道部分でタンク全体の荷重を支
持するため、その部分が構造的及び強度的にも重要な部
分になることから、赤道部分の点検を行う場合が多い。
更に、検査の必要性は北半球である上部よりも南半球で
ある下部の方がより大きい。従って、赤道部分を含む南
半球部分の検査のできる設備の有用性が高い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術に於
ける上記問題を解決し、簡単な構造で故障等の発生がな
く、安定性が良く、他の球形タンクへの転用性があり、
パイプタワーにプラットフォーム等の特別の構造物がな
くても簡単に組み立てられ、球形タンクの南半球におけ
る点検、補修等の作業のできる球形タンク内部足場装置
を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1の発明は、球形タンク内部足場装
置が、タンク底部の中心部分に設けられた上下方向の筒
状体を有する球形タンク内に配設され、底部構造体と球
面上構造体と補強構造体と球面上支持部材とを有し、前
記底部構造体は、複数の細長い第1部材の結合により形
成され前記筒状体の周囲を回転自在なように支持され、
前記球面上構造体は、複数の細長い第2部材の結合によ
り形成され、前記底部構造体に結合されて球形タンクの
内表面の近傍に沿って赤道近辺まで延設され、球形タン
クの経度線方向の複数の位置で球面に直角の方向に回転
可能なように結合され、前記補強構造体は、複数の細長
い第3部材の結合により形成され前記球面上構造体を補
強し、前記球面上支持部材は、タンク内表面に接触し前
記球面上構造体の接続部の近傍を少なくとも球形タンク
の緯度線方向に移動自在に支持し、前記球面上構造体と
前記補強構造体とは前記底部構造体及び前記球面上支持
部材に支持されたときに一体として形状を維持できる剛
性を備えるように形成されていることを特徴とし、請求
項2の発明は、上記に加えて、前記第2部材は、平面剛
性を備えるように梯子状に形成された組立部材を有する
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、構造体は複数の細長
い第1〜第3部材の結合により構成されているので、パ
イプ等を配設したりタンク底部へのアクセス用として球
形タンクの中央に設けられている筒状体のパイプタワー
開口から単体の第1〜第3部材をタンク内部に搬入し、
タンク内部でこれらを構造体として組み立てられる。底
部構造体はタンクの中心部分に設けられ筒状体の周囲を
回転自在なように支持されているので、これを底部を中
心として360°回転させて使用することができる。球
面上構造体は底部構造体に結合されて球形タンクの内表
面の近傍に沿って赤道近辺まで延設されているので、球
面上構造体に適当な足場等を設け、底部構造体を360
°回転させることにより、少なくとも赤道までの南半球
の全域においてタンクの内面検査等の作業が可能にな
る。
【0009】球面上構造体は、又、複数の細長い第2部
材の結合により形成され、経度線方向の複数の位置でタ
ンク内部の曲率に合わせて調整できるように球面に直角
の方向に回転可能なように接続され、その近傍を球面上
支持部材によって緯度線方向に移動自在に支持されてい
るので、その複数の支持点を球面に接触させて、球面に
沿って順次組み立てることにより、赤道近辺まで延設可
能である。この場合、球面上構造体の荷重は支持部材を
介して球面で支持されるので、球面方向に対しては、構
造体全体としての曲げ剛性等の強度を必要としない。従
って、構造体が軽量で簡単な構造になり、且つ組み立て
の容易なものとなる。そして、その支持部材が緯度線方
向に移動自在であるため、検査等の作業時において球面
内で緯度線方向へ容易に旋回できる。
【0010】一方、この球面上構造体は補強構造体によ
り補強され、これらは底部構造体及び球面上支持部材に
支持されたときに一体として形状を維持できる剛性を備
えているので、球面から反射する方向、球面に沿った経
度線方向及び緯度線方向の力に対して大きな変形をせ
ず、構造体の安全性が維持される。この場合、球面から
反射する方向及び球面に沿った緯度線方向には、本来的
には外力が作用せず、又自重に伴う球面に沿った経度線
方向の外力も軽量構造であるため小さいものである。従
って、構造体の強度を保つために複雑で重い補強は必要
でない。
【0011】請求項2の発明によれば、上記に加えて、
球面上構造体を形成する第2部材が平面剛性を備えるよ
うに梯子状に形成された組立部材を有するので、強度を
保つために必要となる部材数を減少させ、構造及び組み
立てを一層簡素化することができる。又、この組立部材
を、組立・解体作業時の足場として兼用することができ
る。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係る球形タンク内部足場装置
の全体構造の概略を示す。足場装置は、例えばLNG船
用の球形タンク100内に配設され、底部構造体として
の旋回支持部1と、球面上構造体としての平面部2と、
補強構造体としての立体部3とを有する。この足場装置
が組み立てられる球形タンク100は、その底部101
の中心部分に設けられ開口部としての扉付きの出入口1
02を備えた筒状体としてのパイプタワー103を有す
る。平面部2は、旋回支持部1に結合されて球形タンク
100の内表面の近傍に沿って赤道104の近辺まで延
設されている。立体部3は、平面部2に結合されてこれ
を補強している。平面部2は、球面上支持部材としての
支持ローラ4を介して球形タンク100の内面で移動自
在に支持されている。構造体の頂部には、赤道部分の点
検・補修ができるようにステージ5及び囲い6が設けら
れている。符号7は足場装置を矢印で示すように緯度線
方向に旋回させるための牽引ロープである。
【0013】図2は旋回支持部1の構造を示す。旋回支
持部1は、複数の細長い第1部材としてのパイプ11に
より8角形に形成され、それぞれのパイプ間は、パイプ
に溶接されたフランジ12をボルト締めすることにより
結合される。旋回支持部1には、パイプタワー103に
接触するガイドローラ13と、図3にも示すように球形
タンクの底部101に接触するターニングローラ14と
が取り付けられ、これらにより旋回支持部1はパイプタ
ワー103の周囲を回転自在になっている。ガイドロー
ラ13のうち平面部2が接続されるパイプ11−1に取
り付けられたガイドローラ13−1、13−2は、平面
部2からの押し圧力を支持するために、図において紙面
に直角方向である上下方向にそれぞれ2個づつ設けられ
ている。ターニングローラ14は、ガイドローラ13と
同様の構造のものでもよいが、本実施例では、円軌道を
より滑らかに回転させるために、任意の方向に移動自在
な自在ローラとしている。
【0014】図4は旋回支持部1及び平面部2の構造を
示し、球形タンク100の内面に直角に内面方向に見た
立面図である。平面部2は、複数の細長い第2部材であ
り又組立部材である両側のパイプラダー21と、それら
を結ぶ横パイプ22とが結合されることにより形成され
ている。また両側のパイプタワーは、平面部の構造部材
であると同時に、本足場装置の組立時及び解体時の足場
としても用いられる。そしてパイプラダー21間は、図
8にも示す如く、経度線方向の複数の位置P1 〜P4
タンク内側の曲率に合わせて位置調整できるように球面
に直角の方向に回転可能なように結合されていると共
に、長さ及び重量がパイプタワー内及びタンク内の運搬
に支障のない程度の適当な値になるように、経度線方向
の位置Q1 〜Q5 でも結合されている。平面部2の中央
部分には、昇降梯子23が設けられている。平面部2の
先端部分は、第2部材としての縦及び斜め材のパイプ2
4、25が互いに結合されて構成されている。パイプラ
ダー21は、ガス管等でできていて、両側のパイプ21
a間にステップパイプ21bが溶接されることにより形
成されている。平面部2の先端に近い部分の両側と旋回
支持部1の幅方向の両側間には、適当な張力で張られた
ワイヤロープ等から成るワイヤステー8が設けられ、平
面部2の補強と揺れ止めに兼用されている。
【0015】図5(a)及び(b)は、それぞれ位置P
及びQにおけるパイプラダー21相互間の継手部の構造
を示す。結合される両側のパイプラダーのパイプ21a
には、それぞれ穴21c−1を備え先端が半円状の鋼板
21cが溶接により固定されていて、重ね合わせられた
穴をボルト締めすることによりそれぞれのパイプラダー
21が結合されるようになっている。位置Pの継手部で
は穴が1つになっていて、両側のパイプラダー21は相
互に回転可能であり、タンク内側の曲率に合わせること
ができるが、位置Qの継手部は回転しない。
【0016】図6は、旋回支持部1と平面部2とが接続
されている位置P´におけるパイプラダー21とパイプ
11との結合部の構造を示す。この部分も上記図5
(a)に示す継手部と同様に、タンク内側の曲率に合わ
せられる構造になっている。この部分では、鋼板11a
はパイプ11に対して直角方向に溶接により固定されて
いる。パイプラダー21のパイプ21aの一方側の位置
には、図3にも示したターニングローラ取付板11bが
溶接により固定されている。
【0017】図7は、P位置近傍におけるパイプラダー
21のパイプ21aと横パイプ22との結合部の構造を
示す。両方のパイプは、パイプクランプ23、24で結
合されている。横パイプ22の両端には短いパイプ22
aが溶接されていて、パイプラダー21のパイプ21a
の一方側のものはこの短いパイプ22aと結合されてい
る。これらのパイプの下方には、支持ローラ4の取付板
26が溶接により固定されている。支持ローラ4は、支
持板26に取り付けられていて、構造体を支持すること
になる。又このローラは、構造体を緯度線方向に容易に
移動できるようにするためのものでもあるから、本来的
にはその方向に進行できるローラであればよいが、構造
体が組み立てられるに従って経度線方向にも伸縮したり
位置ずれする可能性があるので、本実施例ではターニン
グローラ14と同様に自在ローラになっている。但し通
常のローラであってもよい。
【0018】図8は平面部2及び立体部3の概略形状を
示し、球形タンク100の断面方向に見た側面図であ
る。又、図9は立体部3のタンク内面方向の立面形状を
示し、図10は位置P及びQ部分の平面部2及び立体部
3の断面形状を示す。立体部3の主要部分は、複数の細
長い第3部材としてのトライアングル形成パイプ31、
連結パイプ32及び頂点連結パイプ33により構成され
ている。これらのパイプ間は全てパイプクランプによっ
て結合される。位置Q5 から上方の構造体の頂部には、
R位置部分の立面図である図11にも示す如く、縦、
横、斜めパイプ34、35、36が結合された枠に昇降
梯子37を取り付けた中間構造部が設けられ、その頂部
にステップ5及び囲い6が設けられている。平面部2及
びこれから立ち上がった立体部3は、位置P1 〜P4
び位置P´でタンク内面及び旋回支持部1によって支持
されている。
【0019】以上のように、この球形タンク内面点検用
の足場装置では、自在ローラ4を介して構造体をタンク
内面の複数の位置で支持しているので、平面部をこの部
分で屈曲させつつタンク内面に近接して沿わせることが
でき、球形タンクの内面に沿って、底部から順次上方に
容易に足場装置を組み立てることができる。この場合、
多点支持構造であるため、装置が小型軽量化され、一層
組み立てが容易になっている。又、全ての部材が細長く
且つ適当な長さになっているので、パイプタワー103
の出入口102から搬入/搬出可能である。そして、タ
ンクの大きさやパイプタワーの直径の異なる球形タンク
に対しても、先端部分や旋回支持部等部材の一部分を変
更するだけで、この足場装置を使用することができる。
更に、平面部にパイプラダー21を用いているので、こ
れを横パイプ22と結合することにより、少ない部材数
で大きな平面剛性が得られている。
【0020】この足場装置は、牽引ロープ7を引っ張る
ことによりその力を球面上構造体に伝達し、その回転力
を位置P´の結合部及びワイヤステー8を介して底部構
造体に伝達し、旋回支持部1を回転させ、タンク底を中
心として足場構造全体を360°回転させることによ
り、赤道104部分を主としてそれから下の南半球全体
の点検や補修に使用される。この場合、構造体が十分な
平面剛性を有するため、旋回による加速度に耐えられる
と共に、停止した位置で動揺することなく安定性を維持
できる。又、立体部3が平面構造を補強しているので、
頂部の検査用ステージ5等タンク表面から突出した構造
物があっても、それによって生ずるタンク中心方向のモ
ーメントに対して十分な曲げ剛性を有する。このよう
に、構造体全体としての形状を維持するために必要な剛
性を備えることにより、足場装置の安全性が確保されて
いる。
【0021】なお以上では、構造体がパイプラダー等を
用いたパイプ構造である場合の例を示したが、これらに
代えて、アングルやチャンネル材等を用いたり、トラス
構造等他の構造形式を採用してもよいことは勿論であ
る。又、旋回支持部を8角形にしているが、6角形や円
形等他の形状にしてもよい。なおパイプタワーが円筒形
でなく角形である場合には、これに円筒形のガイドリン
グを追加装備することにより、同様な旋回支持部を形成
させることができる。更に、パイプタワーのない構造の
球形タンクにおいても、上下方向の筒状体としてタンク
中央部に円筒形のガイドを工事用として仮設することに
より、旋回支持部を形成させることができる。
【0022】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、請求項1の
発明においては、構造体を球形タンク内面の複数の位置
で支持するので、球形タンク内部足場装置を、簡単な構
造で組み立て易く、安定性の良いものにすることができ
る。又、1つの装置で全ての球形タンクへの兼用が可能
になる。更に、パイプタワーにプラットフォームが設け
られていない球形タンクにも、容易に旋回式足場装置を
組み立てることができる。請求項2の発明においては、
上記に加えて、第2部材が梯子状に形成された組立部材
を有するので、タンク内で組み立てる部材数を減少さ
せ、構造及び組み立てを一層簡素化できると共に、組立
部材を、足場装置の組立時及び解体時の足場として兼用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の球形タンク内部足場装置の全体構造を
示す斜視図である。
【図2】上記装置の旋回支持部の平面図である。
【図3】上記装置の旋回支持部のターニングローラ部の
構造を示す正面図である。
【図4】上記装置の平面部の構造を示す立面図で、長手
方向を(a)及び(b)に分割して示した図である。
【図5】上記装置のパイプラダーの継手部の構造を示す
側面図である。
【図6】上記装置の平面部と旋回支持部との結合部分を
示す平面図である。
【図7】上記装置のパイプラダーと横パイプとの結合部
分を示す正面図である。
【図8】上記装置の平面部及び立体部の構造を示す側面
図で、長手方向を(a)及び(b)に分割して示した図
である。
【図9】上記装置の立体部の構造を示す立面図である。
【図10】上記装置の位置P及びQの構造を示す正面図
である。
【図11】上記装置の上部の構造を示す立面図である。
【図12】従来の球形タンク内部点検用足場装置の概略
構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 旋回支持部(底部構造体) 2 平面部(球面上構造体) 3 立体部(補強構造体) 4 支持ローラ(球面上支持部材) 11 パイプ(第1部材) 21 パイプラダー(第2部材) 31 トライアングル形成パイプ(第3部材) 32 連結パイプ(第3部材) 33 頂点連結パイプ(第3部材) 100 球形タンク 101 底部 102 出入口(開口部) 103 パイプタワー(筒状体)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク底部の中心部分に設けられた上下
    方向の筒状体を有する球形タンク内に配設され、底部構
    造体と球面上構造体と補強構造体と球面上支持部材とを
    有する球形タンク内部足場装置であって、 前記底部構造体は、複数の細長い第1部材の結合により
    形成され前記筒状体の周囲を回転自在なように支持さ
    れ、 前記球面上構造体は、複数の細長い第2部材の結合によ
    り形成され、前記底部構造体に結合されて球形タンクの
    内表面の近傍に沿って赤道近辺まで延設され、球形タン
    クの経度線方向の複数の位置で球面に直角の方向に回転
    可能なように結合され、 前記補強構造体は、複数の細長い第3部材の結合により
    形成され前記球面上構造体を補強し、 前記球面上支持部材は、タンク内表面に接触し前記球面
    上構造体の接続部の近傍を少なくとも球形タンクの緯度
    線方向に移動自在に支持し、 前記球面上構造体と前記補強構造体とは前記底部構造体
    及び前記球面上支持部材に支持されたときに一体として
    形状を維持できる剛性を備えるように形成されている、 ことを特徴とする球形タンク内部足場装置。
  2. 【請求項2】前記第2部材は、平面剛性を備えるように
    梯子状に形成された組立部材を有することを特徴とする
    請求項1に記載の球形タンク内部足場装置。
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