JP6709852B2 - 電子部品クランプ装置用のテンプレート及びそれを用いた確認方法 - Google Patents

電子部品クランプ装置用のテンプレート及びそれを用いた確認方法 Download PDF

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Description

本明細書に開示する技術は、電子部品クランプ装置用のテンプレート及びそれを用いた確認方法に関する。
例えば、電子部品を基板に実装する実装機では、電子部品をクランプする電子部品クランプ装置を備えたものがある。一般的に電子部品クランプ装置は、対向して配置される一対のツメと、一対のツメを開閉する開閉機構を備えている。一対のツメは、電子部品の一対の側面に接触し、電子部品をクランプする。開閉機構は、電子部品をクランプするための第1位置と、電子部品を解放するための第2位置とに、一対のツメを移動させる。電子部品を基板に実装する際は、一対のツメを第2位置に位置決めした状態で、電子部品に対して電子部品クランプ装置を移動させる。その後、一対のツメを第1位置に移動させ、電子部品を一対のツメでクランプする。電子部品をクランプした状態で電子部品クランプ装置を移動させ、電子部品を基板の実装位置に移動させる。電子部品を実装位置まで移動させると、一対のツメを第2位置まで移動させ、電子部品を解放する。これによって、電子部品が基板に実装される。
この種の電子部品クランプ装置では、複数種類の電子部品がクランプされる。電子部品の種類が異なると、電子部品のサイズが異なることがある。異なるサイズの電子部品を同一の電子部品クランプ装置でクランプするために、一対のツメの間の距離を変更することがある。そして、距離が変更された一対のツメの間に電子部品がクランプされる。これによって、1つの電子部品クランプ装置で複数種類の電子部品をクランプすることを可能としている。なお、異なるサイズの部品を同一の装置を用いて装着するための技術としては、例えば、特許文献1に開示のシールリング組付装置がある。
特開平10−43965号公報
上述した電子部品クランプ装置を用いて電子部品を基板に実装する際に、電子部品の実装位置の周囲に他の部品が既に実装されていることがある。このような基板に対して電子部品を実装しようとすると、電子部品をクランプしている一対のツメが既に実装されている他の部品と干渉することがある。すなわち、一対のツメが他の部品に当たってしまうことがある。特に、一対のツメが電子部品を解放するための第2位置に移動すると、電子部品をクランプするための第1位置にあるときよりも一対のツメの間の距離が広くなるので、一対のツメが他の部品と干渉し易くなる。そこで、一対のツメが他の部品と干渉するか否かを、電子部品を基板に実装する前に事前に確認しておくことがある。この場合に従来では、一対のツメの現物を用いて、その一対のツメが他の部品と干渉するか否かを確認していた。あるいは、CADの図面を用いて一対のツメが他の部品と干渉するか否かを確認していた。しかしながら従来の手法では、干渉確認のたびに一対のツメの現物を用意するかCADの図面を用意しなければならないので手間を要していた。そこで本明細書は、一対のツメが電子部品の実装位置の周辺の他の部品と干渉するか否かを容易に確認することができる技術を提供する。
本明細書は、電子部品クランプ装置で用いられる板状のテンプレートを開示する。電子部品クランプ装置は、基板に実装するための電子部品の一対の側面に接触して電子部品をクランプする一対のツメと、電子部品をクランプするための第1位置と電子部品を解放するための第2位置とに一対のツメを移動させる移動機構と、を備えている。板状のテンプレートは、一対のツメで電子部品をクランプして基板に実装する際に実装位置の周辺の他の部品に一対のツメが干渉するか否かを確認するために用いられる。電子部品クランプ装置では、電子部品のサイズに応じて、一対のツメが第2位置にあるときの一対のツメの間の距離を複数の距離の中から選択可能である。一対のツメの間の複数の距離に対応する複数のテンプレートがある。一対のツメの間の複数の距離の中から選択された距離に対応するテンプレートは、一対のツメが第2位置にあるときの一対のツメの間の選択された距離に対応する幅を有する第1領域を備えている。
上述した構成では、まず電子部品クランプ装置のユーザーが、電子部品のサイズに応じて、一対のツメが第2位置にあるときの一対のツメの間の距離を選択する。例えば、サイズが大きい電子部品をクランプする場合は、一対のツメの間の距離を大きくする。一方、サイズが小さい電子部品をクランプする場合は、一対のツメの間の距離を小さくする。続いて、選択した一対のツメの間の距離に対応するテンプレートを準備する。そして、準備したテンプレートを、電子部品を実装したい基板に重ね合わせる。この基板には、電子部品の実装位置の周辺に他の部品が既に実装されている。例えば、電子部品と電気的に接続される他の部品が既に基板に実装されていることがある。そのため、電子部品を基板に実装する際に、一対のツメが既に基板に実装されている他の部品と干渉する可能性がある。すなわち、一対のツメが他の部品に当たる可能性がある。そこで、一対のツメが他の部品と干渉するか否かを、電子部品を基板に実装する前に事前に確認する。具体的には、基板に重ね合わせたテンプレートの第1領域が他の部品と干渉するか否かを確認する。テンプレートの第1領域は、一対のツメが第2位置にあるときの一対のツメの間の距離に対応する幅を有している。そのため、基板に重ね合わせたテンプレートの第1領域が他の部品と干渉する場合は、一対のツメが第2位置にあるときに他の部品と干渉すると判断することができる。一方、第1領域が他の部品と干渉しない場合は、一対のツメが他の部品と干渉しないと判断することができる。したがって、テンプレートを基板に重ね合わせるだけで、一対のツメが電子部品の実装位置の周辺の他の部品と干渉するか否かを容易に確認することができる。
また、本明細書は、電子部品クランプ装置用のテンプレートを用いた確認方法を開示する。電子部品クランプ装置は、基板に実装するための電子部品の一対の側面に接触して電子部品をクランプする一対のツメと、電子部品をクランプするための第1位置と電子部品を解放するための第2位置とに一対のツメを移動させる移動機構と、を備えている。電子部品クランプ装置において、板状のテンプレートを用いて、一対のツメで電子部品をクランプして基板に実装する際に実装位置の周辺の他の部品に一対のツメが干渉するか否かを確認する。電子部品クランプ装置では、電子部品のサイズに応じて、一対のツメが第2位置にあるときの一対のツメの間の距離を複数の距離の中から選択可能である。一対のツメの間の複数の距離に対応する複数のテンプレートがある。一対のツメの間の複数の距離の中から選択された距離に対応するテンプレートは、一対のツメが第2位置にあるときの一対のツメの間の選択された距離に対応する幅を有する第1領域を備えている。この確認方法は、選択された距離に対応するテンプレートと電子部品を実装する基板とを重ね合わせる工程と、テンプレートの第1領域に基づいて実装位置の周辺の他の部品に一対のツメが干渉するか否かを確認する工程と、を備えている。
このような構成によれば、上記と同様に、一対のツメが電子部品の実装位置の周辺の他の部品と干渉するか否かを容易に確認することができる。
電子部品クランプ装置の正面図である。 電子部品クランプ装置の斜視図である。 電子部品クランプ装置の一部の断面図(図1のIII−III断面図)である。 複数のテンプレートの平面図である。 テンプレートの平面図である。 テンプレートの斜視図である。 基板上にテンプレートを重ね合わせた状況を示す斜視図である。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1)電子部品クランプ装置は、一対のツメに隣接する範囲において一対のツメより上側に位置している隣接部を備えていてもよい。選択された距離に対応するテンプレートは、第1領域に隣接する範囲において隣接部に対応する位置にある第2領域を備えていてもよい。
電子部品クランプ装置は、一対のツメに隣接する範囲の隣接部を備えている。この隣接部は、例えば、一対のツメを移動させる移動機構の一部によって構成されている。また、この隣接部は、一対のツメが電子部品をクランプする際にクランプの邪魔にならないように、一対のツメより上側に位置している。すなわち、一対のツメの高さ位置より高い位置に存在している。電子部品クランプ装置は、一対のツメによって電子部品をクランプして基板に実装する。このとき、電子部品クランプ装置が隣接部を備えていると、この隣接部が電子部品の実装位置に隣接する範囲にある他の部品と干渉する可能性がある。隣接部は一対のツメより上側に位置しているので、電子部品の実装位置に隣接する範囲に電子部品より高い部品が存在すると、隣接部がその部品と干渉する可能性がある。そこで、上記のテンプレートでは、第1領域に隣接する範囲において隣接部に対応する位置にある第2領域を備える構成としている。このような構成によれば、テンプレートを基板に重ね合わせたときに、テンプレートの第2領域と干渉する他の部品がある場合は、電子部品クランプ装置の隣接部が他の部品と干渉する可能性があると判断することができる。テンプレートの第2領域と干渉する部品の高さが高い場合は、その部品と隣接部が干渉する可能性が高くなる。一方、テンプレートの第2領域と干渉する他の部品がない場合は、隣接部が他の部品と干渉する可能性がないと判断することができる。このように、テンプレートを基板に重ね合わせるだけで、テンプレートの第2領域が電子部品の実装位置に隣接する範囲にある他の部品と干渉するか否かを容易に確認することができる。また、テンプレートの第1領域による干渉確認と第2領域による干渉確認を同時に行うことができる。
(特徴2)第1領域と第2領域が色によって表示されていてもよい。第1領域の色の明度と第2領域の色の明度が異なっていてもよい。
このような構成によれば、テンプレートの第1領域と第2領域を明確に区別することができる。そのため、第1領域による干渉確認と第2領域による干渉確認を明確に行うことができる。すなわち、一対のツメが他の部品と干渉するか否かを明確に確認できるとともに、一対のツメに隣接する範囲にある隣接部が他の部品と干渉する可能性があるか否かを明確に確認できる。
(特徴3)電子部品クランプ装置は、一対のツメと隣接部を囲む範囲において隣接部より上側に位置している周辺部を備えていてもよい。選択された距離に対応するテンプレートは、第1領域と第2領域の周辺において周辺部に対応する位置にある第3領域を備えていてもよい。
このような構成によれば、上述した隣接部と第2領域の場合と同様に、周辺部が他の部品と干渉するか否かを第3領域によって確認することができる。具体的には、基板にテンプレートを重ね合わせたときに、テンプレートの第3領域と干渉する他の部品がある場合は、電子部品クランプ装置の周辺部が他の部品と干渉する可能性があると判断することができる。一方、テンプレートの第3領域と干渉する他の部品がない場合は、周辺部が他の部品と干渉する可能性がないと判断することができる。テンプレートの第2領域による確認と第3領域による確認を行うことができるので、多段階の確認を行うことができる。電子部品クランプ装置には、高さ位置が異なる複数の部分(隣接部と周辺部)が存在しているので、高さ位置に応じて他の部品と干渉するか否かを多段階で確認できることは特に有効である。
(特徴4)第3領域が色によって表示されていてもよい。第1領域の色の明度と第2領域の色の明度と第3領域の色の明度が互いに異なっていてもよい。
このような構成によれば、テンプレートの第1領域と第2領域と第3領域を明確に区別することができる。そのため、第1領域による確認と第2領域による確認と第3領域による確認を明確に行うことができる。
(第1実施例)
図面を参照して実施例のテンプレート10を説明する。まず、テンプレート10が用いられる電子部品クランプ装置50について詳細に説明する。電子部品クランプ装置50は、基板に電子部品を実装する部品実装機に装備される。電子部品クランプ装置50は、部品実装機の部品供給部から供給される電子部品をクランプし、電子部品をクランプした状態で基板の所定の位置(実装位置)まで移動し、基板の所定の位置(実装位置)でクランプした電子部品を開放する。これによって、部品供給部から供給される電子部品が基板に実装される。電子部品クランプ装置50は、図1、2に示すように、メカチャック本体70と、電子部品80をクランプするときに電子部品80の上面に当接するアテガネ52と、そのクランプ面54aが電子部品80の一対の側面に接触して電子部品をクランプする一対のツメ54と、一対のツメ54を開閉する開閉機構60(移動機構の一例)と、を備える。
メカチャック本体70の上端には取付部51が設けられている。取付部51の上面51aは、部品実装機のヘッド(図示していない)に取付けられるようになっている。ヘッドがXYZ方向に移動することで、メカチャック本体70もXYZ方向に移動することができる。メカチャック本体70の下端には、開閉機構60が取付けられる。メカチャック本体70には、ヘッドからの指令に応じて、開閉機構60の開閉を制御する制御回路等が収容されている。
開閉機構60は、メカチャック本体70に取付けられる本体61と、本体61に対してx方向に移動可能に取付けられている一対のアーム63を備えている。本体61の下面には取付面64が形成されている。取付面64は、本体61のx方向の略中央に設けられている。取付面64には、複数種類のアテガネ52が着脱可能に取付けられる。このため、電子部品80の形状に応じて、複数種類のアテガネ52から適切な種類のアテガネ52が選択される。アーム63は、本体61の側面(図のyz面)にそれぞれ設けられている。アーム63,63は、図示しないアクチュエータによって、本体61に近接する位置(閉位置(第1位置の一例))と、本体61から離間した位置(開位置(第2位置の一例))に移動可能となっている。アクチュエータは、メカチャック本体70の制御回路によって制御される。各アーム63,63は連動しており、一方が閉位置に移動すると他方も閉位置に移動し、一方が開位置に移動すると他方も開位置に移動する。各アーム63の下面62には、y方向(紙面直交方向)に伸びる複数の溝が形成されている。アーム63の下面62には、複数種類のツメ54が着脱可能に取付けられる。後述するように、ツメ54の上面には、アーム63の下面62に形成された溝と係合する溝が形成されている。本実施例では、アーム63の下面62に複数の溝を形成することで、アーム63に対するツメ54の取付位置をx方向に調整可能となっている。
アテガネ52は、ブロック状の部材であり、その上面が開閉機構60の取付面64に取付けられ、その下面52aが電子部品80の上面に当接するようになっている。電子部品80の上面がアテガネ52の下面52aに当接することで、電子部品80は電子部品クランプ装置50に対して正しい姿勢でクランプされる。すなわち、図2に示すように、電子部品クランプ装置50により電子部品80をクランプする際は、電子部品80の上面にアテガネ52の下面52aが当接された状態にすることで、電子部品80の姿勢が安定する。そのため、電子部品80をずれることなくクランプすることができる。
図3に示すように、メカチャック本体70と、メカチャック本体70に取り付けられている開閉機構60の本体61との間には段差が形成されている。開閉機構60の本体61の下面に隣接部57が形成されている。Y方向において一対のツメ54よりも張り出している本体61の下面によって隣接部57が形成されている。隣接部57は、一対のツメ54に隣接する範囲に形成されている。隣接部57は、一対のツメ54より上側に位置している。また、メカチャック本体70の下面に周辺部59が形成されている。周辺部59は、一対のツメ54と隣接部57の周辺に形成されている。Y方向において開閉機構60の本体61よりも張り出しているメカチャック本体70の下面によって周辺部59が形成されている。周辺部59は、隣接部57より上側に位置している。
図1〜図3に示すように、各ツメ54は、板状の上端部54bと、上端部54bから下方に伸びる中間部54cと、中間部54cから側方に伸びるクランプ部54dを有している。上端部54bには複数の溝が形成されている。上端部54bの複数の溝は、x方向に並んで配置され、それぞれがy方向(紙面直交方向)に伸びている。上端部54bの溝には、アーム63の下面62に形成された溝が係合する。ツメ54は、上端部54bの一端辺(アテガネ52が配置される側の端辺)には、下方に伸びる中間部54cが設けられている。中間部54cの下端部には、Y方向に伸びるクランプ部54dが設けられている。各ツメ54のクランプ部54dは、前端面54eと、後端面54fと、外側の側端面54gを備えている。また、クランプ部54dの一方の面(アテガネ52が配置される側の面)は、電子部品80をクランプするクランプ面54aとなっている。一対のツメ54が一対のアーム63に取付けられると、各ツメ54のクランプ面54aは、それぞれ対向しており、その中間地点にアテガネ52が配置される。本実施例では、アーム63の下面62とツメ54の上端部54bの両者に複数の溝を形成することで、ツメ54は、種々の大きさの電子部品80に対応可能となっている。例えば、電子部品80が大きい場合(x方向のサイズが大きい場合)、中間地点から大きく離間したツメ取付け位置(電子部品80が大きいほど、アテガネ52から離間した位置)に、一対のツメ54を取り付けることができる。その結果、アーム63の移動可能量(ツメ54の移動可能量)を同一としながら、比較的に大きな電子部品80から比較的に小さな電子部品80までを、同一種類のツメ54でクランプすることが可能となる。なお、上記したツメ54の取付け位置の変更だけでは対応できないときのために、アーム63の下面62には、複数種類のツメ54が着脱可能となっている。
開閉機構60が一対のツメ54を開閉することによって、一対のツメ54は、電子部品80をクランプするための閉位置と、電子部品80を解放するための開位置を取り得る。一対のアーム63に対する一対のツメ54の取付け位置によって、一対のツメ54が開位置にあるときの一対のツメ54の側端面54gの間の距離W54が異なる。電子部品クランプ装置50では、電子部品80のサイズに応じて、一対のツメ54が開位置にあるときの一対のツメ54の側端面54gの間の距離W54を複数の距離の中から選択可能である。一対のツメ54の間の複数の距離の中から電子部品80のサイズに応じて適切な距離が選択される。
上述した電子部品クランプ装置50により電子部品80をクランプする際は、まず、開閉機構60のアーム63,63を駆動して、アーム63,63を本体61から最も離間した位置(開位置)に移動させる。これによって、一対のツメ54がアテガネ52から最も離れた位置に位置決めされる。次に、電子部品80の上面にアテガネ52が当接するまで、図示しないヘッドが電子部品80に対してXYZ方向に移動して、電子部品クランプ装置50が移動する。電子部品80の上面にアテガネ52が当接すると、アーム63,63を本体61に接近する方向に移動させる。これによって、一対のツメ54のクランプ面54aが電子部品80の側面に当接し、電子部品80が一対のツメ54でクランプされる。すなわち、アーム63,63を最もアテガネ52に近接する位置(閉位置)に向かって移動させると、その途中で電子部品80の側面にツメ54のクランプ面54aが当接し、アーム63,63及びツメ54,54の移動が停止する。この状態では、アーム63,63は閉位置に移動しようとするため、ツメ54,54が電子部品80の側面を押圧し、これによって電子部品80がクランプされる。したがって、請求項でいう第1位置の一例は、アーム63,63が閉位置に移動したときのツメ54,54の位置である。上記の説明から明らかなように、ツメ54,54が第1位置に位置決めされたときのツメ54,54の間隔より、電子部品80の幅(x方向の幅)が大きい場合に、ツメ54,54によって電子部品80をクランプすることができることとなる。なお、電子部品クランプ装置50で電子部品80をクランプすると、電子部品80をクランプした状態でヘッドがXYZ方向に移動する。これによって、電子部品80が基板の実装位置まで移動する。電子部品80が実装位置まで移動すると、開閉機構60のアーム63,63を駆動して一対のツメ54をアテガネ52から最も離れた位置まで移動させ、電子部品80を解放する。これによって、電子部品80が基板に実装される。
電子部品80が実装される基板には、電子部品80が実装される前に既に他の部品が実装されていることがある。電子部品80の実装位置の周辺に他の部品が実装されていることがある。そうすると、一対のツメ54によって電子部品80をクランプして基板に実装する際に、一対のツメ54が、既に実装されている他の部品と干渉することがある。すなわち、一対のツメ54が電子部品80の他の部品に当たることがある。特に、一対のツメ54が電子部品80を解放するための開位置にあるときは、閉位置にあるときよりも一対のツメ54の間の距離が広くなるので、一対のツメ54が基板に既に実装されている他の部品と干渉する可能性が高くなる。そこで、テンプレート10を用いて、一対のツメ54が他の部品と干渉するか否かを事前に確認する。
次に、テンプレート10の構成について説明する。上述した電子部品クランプ装置50に対して、図4に示すように複数のテンプレート10(10a、10b、10c)が用意されている。上述した電子部品クランプ装置50では、一対のアーム63に対する一対のツメ54の取付け位置によって、一対のツメ54が開位置にあるときの一対のツメ54の間の距離W54に関して複数の距離が存在する。そこで、一対のツメ54の間の複数の距離に対応する複数のテンプレート10(10a、10b、10c)が用意されている。例えば、一対のツメ54の間の距離W54が2cm、4cm、6cmをとり得る場合、それらの距離に対応する2cm用のテンプレート10a、4cm用のテンプレート10b、6cm用のテンプレート10cが用意されている。以下では、代表として2cm用のテンプレート10aについて説明する。4cm用のテンプレート10bと6cm用のテンプレート10cについても、一対のツメ54の間の距離W54が異なる他は、2cm用のテンプレート10aの構成と同様である。よって、4cm用のテンプレート10bと6cm用のテンプレート10cについては説明を省略する。
板状のテンプレート10(10a)は、透明な材料から形成された2次元平面状のプレート部材である。テンプレート10aには、例えば、透明な用紙(OHPフィルム等)を用いることができる。図5及び図6に示すように、テンプレート10aは、第1領域12と第2領域14と第3領域16を備えている。第1領域12と第2領域14と第3領域16は、透明は2次元平面状のプレート部材の表面に表示されている。
第1領域12は、矩形状に形成されている。第1領域12は、色によって表示されている。例えば、第1領域12は青色で表示されている。第1領域12は、光透過性を有している。第1領域12の一対の側端122の位置は、一対のツメ54が開位置にあるときの一対のツメ54の側端面54gの位置に対応している。第1領域12は、一対のツメ54が開位置にあるときの一対のツメ54の間の距離W54に対応する幅W12を有している。第1領域12のX方向の幅W12は、一対のツメ54の側端面54gの間の距離W54に対応している。また、第1領域12の前端124の位置は、一対のツメ54の前端面54eの位置に対応している。第1領域12の後端126の位置は、一対のツメ54の後端面54fの位置に対応している。第1領域12のY方向の幅L12は、一対のツメ54の前端面54eと後端面54fの間の距離L54に対応している。
第2領域14は、矩形状に形成されている。第2領域14は、色によって表示されている。例えば、第2領域14は青色で表示されている。第2領域14は、第1領域12の色と同じ色で表示されている。第2領域14の色の明度は、第1領域12の色の明度より高い。例えば、第1領域12が濃い青色で表示されており、第2領域14が薄い青色で表示されている。第2領域14は、第1領域12の色と異なる色で表示されていてもよい。第2領域14は、光透過性を有している。第2領域14は、第1領域12に隣接する範囲に形成されている。第2領域14の前端144が、第1領域12の後端126に接している。第1領域12が一対のツメ54に対応する位置に形成されており、第2領域14が電子部品クランプ装置50の隣接部57に対応する位置に形成されている。
第3領域16は、矩形状に形成されている。第3領域16は、色によって表示されている。例えば、第3領域16は青色で表示されている。第3領域16は、第1領域12の色と第2領域14の色と同じ色で表示されている。第3領域16の色の明度は、第1領域12の色の明度より高い。また、第3領域16の色の明度は、第2領域14の色の明度より高い。例えば、第1領域12が濃い青色で表示されており、第2領域14が薄い青色で表示されており、第3領域16が更に薄い青色で表示されている。第3領域16は、第1領域12と第2領域14の色と異なる色で表示されていてもよい。第3領域16は、光透過性を有している。第3領域16は、第1領域12と第2領域14の周辺に形成されている。第3領域16は、第1領域12と第2領域14を囲んでいる。第3領域16の内側端162が第1領域12と第2領域14に接している。第3領域16は、電子部品クランプ装置50の周辺部59に対応する位置に形成されている。
第1領域12と第2領域14と第3領域16は、一対のツメ54が電子部品クランプ装置50に装着されたときの、一対のツメ54と隣接部57と周辺部59の位置関係で表示されている。一対のツメ54と隣接部57と周辺部59を平面視して投影したとすると、一対のツメ54の位置が第1領域12に対応し、隣接部57の位置が第2領域14に対応し、周辺部59の位置が第3領域16に対応している。
次に、上述したテンプレート10を用いて干渉確認を行う方法について説明する。干渉確認を行うに先立って、まず電子部品クランプ装置50のユーザーが、クランプ予定の電子部品80のサイズに応じて、一対のツメ54の間の距離W54を複数の距離の中から選択する。一対のアーム63に対する一対のツメ54の取付け位置を調節することによって、一対のツメ54の間の距離W54を調節する。例えば、一対のツメ54の間の距離W54を2cmにしたとする。
続いて、選択した一対のツメ54の間の距離W54に対応するテンプレート10を選択する。例えば、一対のツメ54の間の距離W54を2cmにした場合は、2cm用のテンプレート10aを選択する。
続いて、図7に示すように、選択したテンプレート10(10a)を、電子部品80を実装する予定の基板100に重ね合わせる。基板100には、電子部品80の他の複数の部品81が既に実装されている。他の複数の部品81は、電子部品80を実装する予定の実装位置200の周辺に実装されている。テンプレート10(10a)を基板100に重ね合わせるときに、テンプレート10の第1領域12が電子部品80の実装位置200と重なり合うようにテンプレート10を配置する。
続いて、テンプレート10の第1領域12に基づいて、電子部品クランプ装置50の一対のツメ54が、電子部品80の実装位置200の周辺の他の部品81と干渉するか否かを確認する。具体的には、電子部品80の実装位置に重ね合わせたテンプレート10の第1領域12が実装位置200の周辺の他の部品81と干渉する場合は、一対のツメ54が他の部品81と干渉すると判断する。一方、第1領域12が他の部品81と干渉しない場合は、一対のツメ54が他の部品81と干渉しないと判断する。
また、テンプレート10の第2領域14に基づいて、一対のツメ54に隣接する範囲にある隣接部57が他の部品81と干渉する可能性があるか否かを確認する。具体的には、基板100に重ね合わせたテンプレート10の第2領域14が他の部品81と干渉する場合は、隣接部57が他の部品81と干渉する可能性があると判断する。もしも、第2領域14と干渉する部品81の上面の高さ位置が隣接部57の高さ位置よりも高い場合は、その部品81と隣接部57が干渉する。第2領域14が他の部品81と干渉したとしても、その部品81の上面の高さ位置が隣接部57の高さ位置よりも低い場合は、その部品81と隣接部57は干渉しない。また、テンプレート10の第2領域14が他の部品81と干渉しない場合は、隣接部57が他の部品81と干渉する可能性はないと判断する。
また、テンプレート10の第3領域16に基づいて、一対のツメ54と隣接部57を囲んでいる周辺部59が他の部品81と干渉する可能性があるか否かを確認する。具体的には、基板100に重ね合わせたテンプレート10の第3領域16が他の部品81と干渉する場合は、周辺部59が他の部品81と干渉する可能性があると判断する。もしも、第3領域16と干渉する部品81の上面の高さ位置が周辺部59の高さ位置よりも高い場合は、その部品81と周辺部59が干渉する。第3領域16が他の部品81と干渉したとしても、その部品81の上面の高さ位置が周辺部59の高さ位置よりも低い場合は、その部品81と周辺部59は干渉しない。また、テンプレート10の第3領域16が他の部品81と干渉しない場合は、周辺部59が他の部品81と干渉する可能性はないと判断する。
以上のように、テンプレート10(10a)を基板100に重ね合わせることによって、一対のツメ54が他の部品81と干渉するか否かを確認することができる。また、隣接部57と周辺部59が他の部品81と干渉する可能性があるか否かを確認することができる。
また、電子部品クランプ装置50の一対のツメ54の間の距離W54を変更した場合は、変更した距離に対応するテンプレート10を用いて、上述した方法と同様の干渉確認を行う。例えば、一対のツメ54の間の距離W54を4cm又は6cmにした場合は、4cm用のテンプレート10b又は6cm用のテンプレート10cを用いて上述した干渉確認を行う。
以上、電子部品クランプ装置50用のテンプレート10及びそれを用いた確認方法について説明した。上述した説明から明らかなように、電子部品クランプ装置50は、基板100に実装するための電子部品80の一対の側面に接触して電子部品80をクランプする一対のツメ54と、電子部品80をクランプするための閉位置(第1位置の一例)と電子部品80を解放するための開位置(第2位置の一例)とに一対のツメ54を移動させる開閉機構60と、を備えている。テンプレート10は、一対のツメ54で電子部品80をクランプして基板100に実装する際に実装位置200の周辺の他の部品81に一対のツメ54が干渉するか否かを確認するために用いられる。電子部品クランプ装置50では、電子部品80のサイズに応じて、一対のツメ54が開位置にあるときの一対のツメ54の間の距離W54を複数の距離の中から選択可能である。また、一対のツメ54の間の複数の距離に対応する複数のテンプレート10(10a、10b、10c)がある。一対のツメ54の間の複数の距離の中から選択された距離(例えば2cm)に対応するテンプレート10(10a)は、一対のツメ54が開位置にあるときの一対のツメ54の間の選択された距離に対応する幅W12(例えば2cm)を有する第1領域12を備えている。
このような構成によれば、基板100に重ね合わせたテンプレート10(10a)の第1領域12が、既に基板100に実装されている他の部品81と干渉する場合は、一対のツメ54が開位置にあるときに他の部品81と干渉すると判断することができる。一方、第1領域12が他の部品81と干渉しない場合は、一対のツメ54が他の部品81と干渉しないと判断することができる。このように、テンプレート10(10a)を基板100に重ね合わせるだけで、一対のツメ54が他の部品81と干渉するか否かを容易に確認することができる。
また、上述した電子部品クランプ装置50は、一対のツメ54に隣接する範囲において一対のツメ54より上側に位置している隣接部57を備えている。また、テンプレート10(10a)は、第1領域12に隣接する範囲において57隣接部に対応する位置にある第2領域14を備えている。
電子部品80の実装位置に隣接する範囲においてその電子部品80の高さより高い他の部品81が存在すると、電子部品クランプ装置50の隣接部57がその部品81と干渉する可能性がある。しかしながら、上記のテンプレート10は第2領域14を備えている。このような構成によれば、基板100にテンプレート10を重ね合わせたときに、テンプレート10の第2領域14と干渉する他の部品81がある場合は、隣接部57が他の部品81と干渉する可能性があると判断することができる。一方、第2領域と干渉する他の部品81がない場合は、隣接部57が他の部品81と干渉する可能性がないと判断することができる。第1領域12によって一対のツメ54が他の部品81と干渉するか否かを確認できるとともに、それと同時に第2領域14によって隣接部57が他の部品81と干渉する可能性があるか否かを確認できる。
また、上述したテンプレート10では、第1領域12と第2領域14が色によって表示されている。また、第1領域12の色の明度と第2領域14の色の明度が異なっている。このような構成によれば、第1領域12と第2領域14を明確に区別することができる。そのため、第1領域12による確認と第2領域14による確認を明確に行うことができる。
また、上述した電子部品クランプ装置50は、一対のツメ54と隣接部57を囲む範囲において隣接部57より上側に位置している周辺部59を備えている。また、テンプレート10(10a)は、第1領域12と第2領域14の周辺において周辺部59に対応する位置にある第3領域16を備えている。
このような構成によれば、上述した隣接部57の場合と同様に、基板100にテンプレート10を重ね合わせたときに、テンプレート10の第3領域16と干渉する他の部品81がある場合は、周辺部59が他の部品81と干渉する可能性があると判断することができる。一方、第3領域16と干渉する他の部品81がない場合は、周辺部59が他の部品81と干渉する可能性がないと判断することができる。第2領域14と第3領域16を備えることによって、高さ位置が異なる隣接部57と周辺部59の干渉確認を同時に行うことができる。よって、多段階の干渉確認を行うことができる。
また、上述したテンプレート10では、第3領域16が色によって表示されている。第1領域12の色の明度と第2領域14の色の明度と第3領域16の色の明度が互いに異なっている。このような構成によれば、第1領域12と第2領域14と第3領域16を明確に区別することができる。
また、上述した確認方法は、テンプレート10(10a)と電子部品80を実装する基板100とを重ね合わせる工程と、テンプレート10(10a)の第1領域12に基づいて実装位置20の周辺の他の部品81に一対のツメ54が干渉するか否かを確認する工程とを備えている。これらの工程は、電子部品クランプ装置50によって行われる。また、これらの工程がユーザーによって行われてもよい。このような構成によれば、一対のツメ54が他の部品81と干渉するか否かを容易に確認することができる。
以上、一実施例について説明したが具体的な態様は上記実施例に限定されるものではない。例えば、上記の実施例では、開閉機構60の本体61の下面に隣接部57が形成されていたが、この構成に限定されるものではない。例えば、他の実施例では、アテガネ52の一部がY方向に延びており、一対のツメ54に隣接する範囲までアテガネ52の一部が延びているとする。この場合、アテガネ52の一部によって隣接部57が形成されていてもよい。また、上記の実施例では、メカチャック本体70の下面に周辺部59が形成されていたが、この構成に限定されるものではない。例えば、他の実施例では、開閉機構60の本体61の下面が階段状に形成されており、階段状の下面に隣接部57と周辺部59が形成されていてもよい。周辺部59は、隣接部57の周辺において、隣接部57より高い位置に存在している。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10 :テンプレート
12 :第1領域
14 :第2領域
16 :第3領域
50 :電子部品クランプ装置
51 :取付部
52 :アテガネ
54 :ツメ
54a :クランプ面
54b :上端部
54c :中間部
54d :クランプ部
57 :隣接部
59 :周辺部
60 :開閉機構
61 :本体
63 :アーム
64 :取付面
70 :メカチャック本体
80 :電子部品
81 :部品
100 :基板
200 :実装位置

Claims (6)

  1. 基板に実装するための電子部品の一対の側面に接触して前記電子部品をクランプする一対のツメと、前記電子部品をクランプするための第1位置と前記電子部品を解放するための第2位置とに前記一対のツメを移動させる移動機構と、を備える電子部品クランプ装置で用いられるテンプレートであって、
    前記一対のツメで前記電子部品をクランプして基板に実装する際に実装位置の周辺の他の部品に前記一対のツメが干渉するか否かを確認するために用いられる板状のテンプレートであり、
    前記電子部品クランプ装置では、前記電子部品のサイズに応じて、前記一対のツメが前記第2位置にあるときの前記一対のツメの間の距離を複数の距離の中から選択可能であり、
    前記一対のツメの間の前記複数の距離に対応する複数のテンプレートがあり、
    前記一対のツメの間の前記複数の距離の中から選択された距離に対応するテンプレートは、前記一対のツメが前記第2位置にあるときの前記一対のツメの間の前記選択された距離に対応する幅を有する第1領域を備えている、電子部品クランプ装置用のテンプレート。
  2. 前記電子部品クランプ装置は、前記一対のツメに隣接する範囲において前記一対のツメより上側に位置している隣接部を備えており、
    前記選択された距離に対応するテンプレートは、前記第1領域に隣接する範囲において前記隣接部に対応する位置にある第2領域を備えている、請求項1に記載の電子部品クランプ装置用のテンプレート。
  3. 前記第1領域と前記第2領域が色によって表示されており、
    前記第1領域の色の明度と前記第2領域の色の明度が異なっている、請求項2に記載の電子部品クランプ装置用のテンプレート。
  4. 前記電子部品クランプ装置は、前記一対のツメと前記隣接部を囲む範囲において前記隣接部より上側に位置している周辺部を備えており、
    前記選択された距離に対応するテンプレートは、前記第1領域と前記第2領域の周辺において前記周辺部に対応する位置にある第3領域を備えている、請求項2又は3に記載の電子部品クランプ装置用のテンプレート。
  5. 前記第3領域が色によって表示されており、
    前記第1領域の色の明度と前記第2領域の色の明度と前記第3領域の色の明度が互いに異なっている、請求項4に記載の電子部品クランプ装置用のテンプレート。
  6. 基板に実装するための電子部品の一対の側面に接触して前記電子部品をクランプする一対のツメと、前記電子部品をクランプするための第1位置と前記電子部品を解放するための第2位置とに前記一対のツメを移動させる移動機構と、を備える電子部品クランプ装置において、
    板状のテンプレートを用いて、前記一対のツメで前記電子部品をクランプして基板に実装する際に実装位置の周辺の他の部品に前記一対のツメが干渉するか否かを確認する確認方法であって、
    前記電子部品クランプ装置では、前記電子部品のサイズに応じて、前記一対のツメが前記第2位置にあるときの前記一対のツメの間の距離を複数の距離の中から選択可能であり、
    前記一対のツメの間の前記複数の距離に対応する複数のテンプレートがあり、
    前記一対のツメの間の前記複数の距離の中から選択された距離に対応するテンプレートは、前記一対のツメが前記第2位置にあるときの前記一対のツメの間の前記選択された距離に対応する幅を有する第1領域を備えており、
    前記選択された距離に対応するテンプレートと前記電子部品を実装する基板とを重ね合わせる工程と、
    テンプレートの第1領域に基づいて実装位置の周辺の他の部品に前記一対のツメが干渉するか否かを確認する工程と、を備えている確認方法。
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