JP6708010B2 - 内服固形製剤 - Google Patents
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Description
[1](A)アセトアミノフェン、
(B)イブプロフェン、
(C)エチルセルロース、合成ヒドロタルサイト、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム及び酸化マグネシウムからなる群より選ばれる1種以上、及び
(D)クロスポビドン、カルボキシメチルスターチナトリウム及びカルボキシメチルセルロースカルシウムからなる群より選ばれる1種以上
を含有する内服固形製剤。
[2]100×(C)/[(A)+(B)]で表される、(C)成分の(A)成分及び(B)成分の合計質量に対する配合質量比が0.05〜15である[1]記載の内服固形製剤。
[3]100×(D)/[(A)+(B)]で表される、(D)成分の(A)成分及び(B)成分の合計質量に対する配合質量比が2〜35である[1]又は[2]記載の内服固形製剤。
[4](A)成分と(C)成分とを含有する造粒物を配合してなる[1]〜[3]のいずれか1項記載の内服固形製剤。
本発明の内服固形製剤は、(A)アセトアミノフェン、(B)イブプロフェン、(C)エチルセルロース、合成ヒドロタルサイト、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム及び酸化マグネシウムからなる群より選ばれる1種以上、及び(D)クロスポビドン、カルボキシメチルスターチナトリウム(CMS−Na)及びカルボキシメチルセルロースカルシウム(CMC−Ca)からなる群より選ばれる1種以上、を含有してなるものである。
(A)アセトアミノフェンは解熱鎮痛成分のひとつであり、発熱や頭痛等の症状を抑える解熱鎮痛剤の主要な成分のひとつとして使われる薬剤である。その粒子径は特に限定されないが、1〜500μmが好ましく、10〜350μmがより好ましく、20〜300μmが更に好ましい。粒子径を上記の範囲とすることで打錠性も良好となる。(A)成分の添加方法は特に限定されず、原末のままでも造粒したものを使用しても、微粒子コーティングを施したものを使用してもよい。(A)成分の配合量は特に限定されないが製剤中3〜60質量%が好ましく、5〜45質量%がより好ましく、7〜35質量%が更に好ましい。(A)成分の配合量を上記の範囲とすることで打錠性も良好となる。
(B)イブプロフェンは、上記(A)成分と同様、解熱鎮痛成分のひとつであり、発熱や頭痛等の症状を抑える解熱鎮痛剤の主要な成分のひとつとして使われる薬剤である。本発明においては、イブプロフェン(2−(4−isobutylphenyl)propionic acid)及びその薬学的に許容される塩類を用いることができる。その粒子径は特に限定されないが、0.5〜200μmが好ましく、1〜150μmがより好ましく、5〜100μmが最も好ましい。粒子径を上記の範囲とすることで打錠性も良好となる。(B)成分の添加方法は特に限定されず、原末のままでも造粒したものを使用しても、微粒子コーティングを施したものを使用してもよい。本発明では、特に他の賦形剤とともに造粒した造粒物を使用することが好ましい。
(B)成分の配合量は特に限定されないが、製剤中3〜60質量%が好ましく、5〜45質量%がより好ましく、7〜35質量%が更に好ましい。(B)成分の配合量を上記の範囲とすることで打錠性も良好となる。
(C)成分は、エチルセルロース、合成ヒドロタルサイト、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム及び酸化マグネシウムからなる群より選ばれる1種以上の成分であり、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。その粒子径は特に限定されないが、1〜500μmが好ましく、10〜350μmがより好ましく、20〜300μmが最も好ましい。粒子径を上記の範囲とすることで打錠性も良好となる。(C)成分の配合量は特に限定されないが、製剤中0.2〜4.4質量%が好ましく、0.6〜3.3質量%がより好ましく、1.3〜2.6質量%が更に好ましい。また、100×(C)/[(A)+(B)]で表される、(C)成分の(A)成分及び(B)成分の合計質量に対する配合質量比は、0.05〜15が好ましく、0.5〜12がより好ましく、0.5〜10が最も好ましい。(C)成分の配合量を上記の範囲とすることで打錠性も良好となる。
(D)成分は、クロスポビドン、カルボキシメチルスターチナトリウム(CMS−Na)、カルボキシメチルセルロースカルシウム(CMC−Ca)からなる群より選ばれる1種以上であり、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。本発明ではこれらの中でも、クロスポビドン及びカルボキシメチルセルロースカルシウムから選ばれる1種以上が好ましく、クロスポビドンが最も好ましい。その粒子径は特に限定されないが、1〜500μmが好ましく、10〜350μmがより好ましく、20〜300μmが更に好ましい。粒子径を上記の範囲とすることで打錠性も良好となる。(D)成分の添加方法は特に限定されず、原末のまま配合しても予め造粒したものを配合してもよいが、原末のまま添加することが好ましい。(D)成分の配合量は特に限定されないが、製剤中0.7〜7.2質量%が好ましく、1.3〜7.2質量%がより好ましく、2.0〜5.6質量%が更に好ましい。また、100×(D)/[(A)+(B)]で表される、(D)成分の(A)成分及び(B)成分の合計質量に対する配合質量比は、2〜35が好ましく、2.5〜35がより好ましく、3〜25がより一層好ましく、7〜20が更に好ましい。(D)成分の配合量を上記の範囲とすることで優れた変色抑制効果を発揮し、打錠性も良好となる。また、(D)成分の比率を高くすると、錠剤の吸湿性が増して変色しやすくなる傾向がある。
本発明の内服固形製剤は、(A)アセトアミノフェン、(B)イブプロフェン、(C)エチルセルロース、合成ヒドロタルサイト、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム及び酸化マグネシウムからなる群より選ばれる1種以上、及び(D)クロスポビドン、カルボキシメチルスターチナトリウム及びカルボキシメチルセルロースカルシウムからなる群より選ばれる1種以上を含有するものである。これらの各成分を含有する内服固形製剤(錠剤)を製造するにあたっては、少なくとも(A)、(C)及び(D)成分を、通常は(A)〜(D)成分を混合する混合工程と、該混合工程で得られた混合物(混合粉体)を打錠する打錠工程とを経ることにより得ることができる。更に、本発明では、上記混合工程を実施する前に予め(A)成分及び(C)成分を含有する造粒物を作製する造粒工程を実施し、該造粒物を混合工程に供することにより、打錠性をより向上させることができる。
以下、各工程について具体的に説明する。
造粒工程は(A)成分及び(C)成分を含有する造粒物を作製する工程である。本発明では、予め(A)成分及び(C)成分を造粒物とすることにより、(A)成分に特有の苦味を改善したり、打錠障害を抑制したりすることができる。なお、その一方で(A)成分が変色しやすくなることがあるが、本発明では(D)成分を配合することにより上記の利点を得つつその変色を可及的に抑制することができるようになる。造粒方法は特に限定はされないが、通常の乾式造粒法や湿式造粒法を採用することができる。本発明では、(A)成分の粒子表面を(C)成分でより均一にコーティングする観点から湿式造粒法をより好適に採用することができる。
まず、精製水に(C)成分及び任意成分を所定の割合で入れ、よく攪拌してコーティング液を得る。次いで、公知の流動層造粒機(例えば、(株)パウレック製の「マルチプレックスMP−01」)に(A)成分のアセトアミノフェン粒子を投入し、そこに上記で得たコーティング液を噴霧し、乾燥させることにより(A)成分の粒子表面が(C)成分にコーティングされたコーティング顆粒を得ることができる。この際、コーティング液の噴霧速度は(A)成分4.2kgに対して好ましくは4〜34g/minである。また、(A)成分に対するコーティング量は、(C)成分及び任意成分の固形分総量が(A)成分の投入量に対して好ましくは10〜35質量%である。
混合工程は、上記の各成分を混合して混合物(混合粉体)を得る工程である。本発明では、上記の各成分を混合する方法は特に限定されないが、少なくとも(A)、(C)及び(D)成分を、通常は(A)〜(D)成分を手混合で又は公知の混合機を使用して混合することができる。なお、上記の各成分を混合する際、各成分の原末を通常の条件で均一に混合すればよいが、(A)成分及び(C)成分に関しては、上記の造粒工程で作製した造粒物を使用することが好ましい。本発明で使用できる混合機の具体例としては、ボーレコンテナミキサー(例えば、寿工業(株)製の「LM20」)等の容器回転式の混合機、リボンミキサー(例えば、(株)徳寿工作所製の「寿ミックスウエルR−5」)及びハイスピードミキサー(例えば、(株)アーステクニカ製の「LFS−GS−2J」)等の撹拌式混合機等を挙げることができる。本発明では、これらの中でも良好な打錠性を得る観点から容器回転式の混合機を好適に使用することができる。
打錠工程は、上記混合工程で作製した混合粉体を打錠し、錠剤(内服固形製剤)を得る工程である。本発明の内服固形製剤は、通常の打錠方法により得ることができ、ロータリー打錠(例えば、(株)菊水製作所製の「LIBRA2−3L」)等の装置を用いて打錠することにより得ることができる。ロータリー打錠機を用いる場合、打錠機の回転速度は10〜45rpmが好ましく、10〜30rpmが更に好ましい。打錠圧は特に限定されないが、錠剤硬度が3〜7kNの範囲となるように設定することが好ましい。
・標準R錠:R=4.0〜24.0mm、ランド部=0.05〜0.1mm
・2段R錠:R1=1.2〜8.0mm、R2=4.5〜21.5mm、ランド部=0.05〜0.1mm
・糖衣R錠:R=2.0〜18.5mm、ランド部=0.01〜0.1mm
・スミ角平錠:立上り角度=25〜35°、ランド部=0.05〜0.1mm
・円形スミ角錠:立上り角度=25〜35°、ランド部=0.05〜0.1mm
・円形スミ丸錠:丸部のR=0.7〜5.0mm、ランド部=0.05〜0.1mm
ここで、各寸法の意味は以下の通りである。
R:球欠部の曲率半径
R1:球欠部の周縁部の曲線についての曲率半径
R2:球欠部の天頂部の曲線についての曲率半径
ランド部:錠剤側面から、面取り部立ち上がり箇所までの距離
立上り角度:面取り部の垂直方向に対する角度
(A)アセトアミノフェン、
(B)イブプロフェン、
(C)エチルセルロース、合成ヒドロタルサイト、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム及び酸化マグネシウムからなる群より選ばれる1種以上、及び
(D)クロスポビドン、カルボキシメチルスターチナトリウム及びカルボキシメチルセルロースカルシウムからなる群より選ばれる1種以上
を含有する内服固形製剤を製造する方法であって、
(A)成分及び(C)成分を含有する造粒物を作製する工程と、該造粒物と少なくとも(D)成分とを混合して混合物を得る工程と、得られた混合物を打錠する工程とを含む内服固形製剤の製造方法を提供することができる。なお、上記の製造方法を実施する際、各成分の配合量は上記の通りとすればよく、使用する装置や錠剤の形状等についても本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更しても差し支えない。
(1)コーティング顆粒の作製
まず、精製水に所定の(C)成分及びトリアセチンをコーティング液における総固形分濃度が20質量%になる割合で入れ、よく攪拌してコーティング液を得た。なお、エチルセルロースを使用する場合は、予め水分散液としたものを使用した。次いで、流動層造粒機マルチプレックスMP−01((株)パウレック製)に(A)成分のアセトアミノフェン粒子を4.2kg投入し、給気温度65℃、排気温度25〜40℃となる風量に設定した。そこに上記で調製したコーティング液を14g/minの速度で、(C)成分及びトリアセチンの固形分総量が(A)成分の投入量に対して20質量%となるように噴霧した。その後、給気温度80℃で30分間乾燥し、(A)成分の粒子表面が(C)成分でコーティングされたコーティング顆粒を得た。
なお、比較例5及び6に関しては、
(2)内服固形製剤の作製
表1に示した配合に従って(1)で得たコーティング顆粒、(B)イブプロフェン、(D)クロスポビドン及び任意成分を手混合した。なお、比較例5及び6においては、上記コーティング顆粒のかわりに、アセトアミノフェンの原薬をそのまま配合した。次に、得られた混合粉体を下記に示す打錠条件で打錠し、本発明の錠剤(内服固形製剤)を得た。この際、打錠中の杵の状態を目視で観察して打錠性を評価した。得られた内服固形製剤(サンプル製剤)はPTPシ−トに包装し、変色抑制効果を下記の方法により評価した。打錠性及び変色抑制効果の評価結果は表1及び表2に併記した。なお、下記表において、(C)成分のエチルセルロースの配合量については固形分換算量を記載した(以下、同様)。
打錠機:ロータリー式打錠機LIBLA2((株)菊水製作所製)
盤回転数:15rpm
杵:Φ11mmスミ角平形状(立ち上がり角度30度、膨出部高さ0.44mm)、硬質クロムメッキ処理
打錠圧:錠剤硬度が3〜7kN(5kN中心)となる範囲で打錠
打錠性は、打錠中の杵の状態を目視で観察し、以下の基準に従って評価した。なお、2点以上を合格とした。
〈評価基準〉
3:2時間連続打錠しても、杵付着を生じない。
2:30分以上2時間未満の連続打錠で、杵付着を生じた。
1:30分未満の連続打錠で、杵付着を生じた。
まず、保存を開始する前に内服固形製剤(サンプル製剤)のb*値を分光測色計(コニカミノルタセンシング(株)製、測定条件:L*a*b*表色系)にて測定した。次いで、PTPシ−トに包装したサンプル製剤を50℃、75%RHの恒温室で3日間保存した。保存後のサンプル製剤をPTPシ−トから取り出し、上記と同様にしてb*値を測定した。なお、各組成の評価に際しては、比較対象として(D)成分を含有しないブランク製剤を作製し、同時に評価することにより比較した。
サンプル製剤及びブランク製剤の保管前後のb*値から、下記の算出方法に従って変色抑制率を算出し、内服固形製剤の変色抑制効果を評価した。
〈変色抑制率の算出方法〉
サンプル製剤及びブランク製剤の保存前後におけるそれぞれのb*値を以下のように定義し、下記式により変色抑制率を算出した。
B1:ブランク製剤の保存前のb*値
B2:ブランク製剤の保存後のb*値
S1:サンプル製剤の保存前のb*値
S2:サンプル製剤の保存後のb*値
変色抑制率(%)=[(B2−B1)−(S2−S1)]/(B2−B1)×100
変色抑制率の評価基準は以下の通りである。
〈評価基準〉
◎:90%以上
○:70%以上90%未満
△:50%以上70%未満
▲:20%以上50%未満
×:0%以上20%未満
−:変色の課題が生じない
本発明では、△以上を合格と判定した。
製造した錠剤20錠を取り、1錠ずつの質量から重量ばらつき(CV)を求めた。
錠剤の重量ばらつきの評価基準は以下の通りである。2.5%以下(△以上)を合格とした。
〈評価基準〉
◎:1.0%以下
○:1.0%を超え2.0%以下
△:2.0%を超え2.5%以下
×:2.5%を超える
一方、表2の結果より、(D)成分を添加しなかった比較例1〜4の錠剤では、打錠性は良好だった(打錠障害を生じなかった)が、保存後に変色が生じた。
また、(C)成分を添加しなかった比較例5及び6の錠剤では、(D)成分の配合の有無にかかわらず変色が生じなかったが、打錠性に劣ることが確認された。また、得られた錠剤も割れや欠けが発生して外観に劣るものとなった。更には、流動性が悪く錠剤の重量ばらつきが大きいことから、錠剤ごとの薬物含量が不均一であることも確認された。
(D)成分の代わりにヒドロキシプロピルセルロースを配合した比較例7、及びカルボキシメチルセルロースを配合した比較例8では、打錠性は良好だった(打錠障害を生じなかった)が、保存後に変色が生じた。
表3に示した配合に従って、上記の手順で作製したコーティング顆粒、(B)成分、(D)成分及び任意成分を手混合した。次に、得られた混合粉体を上記と同様の打錠条件で打錠し、本発明の錠剤(内服固形製剤)を得た。この際、同様に打錠中の杵の状態を目視で観察して打錠性を評価した。得られた内服固形製剤(サンプル製剤)はPTPシ−トに包装し、変色抑制効果を上記と同様にして評価した。打錠性及び変色抑制効果の評価結果は表3に併記した。
(D)成分のクロスポビドンの配合量を変化させて作製した錠剤について、上記各実施例と同様にして変色抑制効果を評価した。また、同様にして打錠性も評価した。結果を表4に示す。
(C)成分のエチルセルロースの配合量を変化させて作製した錠剤について、上記各実施例と同様にして変色抑制効果を評価した。また、同様にして打錠性も評価した。結果を表5に示す。
表6に示した配合に従って、上記の手順で作製したコーティング顆粒、(B)成分、(D)成分及び任意成分を手混合した。次に、得られた混合粉体を上記と同様の打錠条件で打錠し、本発明の錠剤(内服固形製剤)を得た。この際、同様に打錠中の杵の状態を目視で観察して打錠性を評価した。得られた内服固形製剤(サンプル製剤)はPTPシ−トに包装し、変色抑制効果を上記と同様にして評価した。打錠性及び変色抑制効果の評価結果は表6に併記した。
アセトアミノフェン:マリンクロットジャパン(株)製、「SPECIAL GRANULAR」(粒子径:297μm)
イブプロフェン:BASF社製、「IBUPROFEN25」(粒子径:26μm)
エチルセルロース:ダウ・ケミカル社製、「エトセル」(水分散液、エチルセルロース含有量:30%)
合成ヒドロタルサイト:協和化学工業(株)製、「アルカマックVF」(粒子径:35μm)
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム:富士化学工業(株)製、「ノイシリンUFL2」(粒子径:5μm)
酸化マグネシウム:富田製薬(株)製、「酸化マグネシウムNK」日本薬局方(粒子径:35μm)
クロスポビドン:BASF社製、「Kollidon CL−SF」医薬品添加物規格(粒子径:20μm)
カルボキシメチルスターチナトリウム:ロケット社製、「GLYCOLYS」(粒子径:55μm)
カルボキシメチルセルロースカルシウム:五徳薬品(株)製、「E.C.G−505」日本薬局方(粒子径:44μm)
ヒドロキシプロピルセルロース:日本曹達(株)製、「HPC−L」(粒子径:155μm)
カルボキシメチルセルロース:五徳薬品(株)製、「NS−300」日本薬局方(粒子径:59μm)
トリアセチン:大八化学工業(株)製、「トリアセチン」
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース:信越化学工業(株)製、「L−HPC」日本薬局方
エリスリトール:三栄源エフ・エフ・アイ(株)製、「エリスリトール」
ステアリン酸マグネシウム:太平化学工業(株)製、「ステアリン酸マグネシウム(軽質)」日本薬局方
Claims (4)
- (A)アセトアミノフェン、
(B)イブプロフェン、
(C)エチルセルロース、合成ヒドロタルサイト、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム及び酸化マグネシウムからなる群より選ばれる1種以上、及び
(D)クロスポビドン、カルボキシメチルスターチナトリウム及びカルボキシメチルセルロースカルシウムからなる群より選ばれる1種以上
を含有し、
100×(C)/[(A)+(B)]で表される、(C)成分の(A)成分及び(B)成分の合計質量に対する配合質量比が0.05〜15、
100×(D)/[(A)+(B)]で表される、(D)成分の(A)成分及び(B)成分の合計質量に対する配合質量比が2〜35であり、
(A)成分と(C)成分とを含有する造粒物を配合してなる内服固形製剤。 - (C)成分の配合量が、製剤中0.2〜4.4質量%である請求項1記載の内服固形製剤。
- (D)成分の配合量が、製剤中0.7〜7.2質量%である請求項1又は2記載の内服固形製剤。
- (A)成分及び(B)成分の合計量が、製剤中10〜70質量%である請求項1〜3のいずれか1項記載の内服固形製剤。
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