JP6705529B2 - 画像形成装置、及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、及び画像形成方法に関する。
従来、光源からの光を偏向し、偏向された光を検知し、検知の結果を用いて画像形成を行う方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、全色モード、及び減色モードで各モードで使用される色のタイミング信号をビーム光の走査開始信号に基づいてモードごとに生成する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、従来方法では、予め設定する色に基づいて信号を生成しないため、色のモードが変更された等の場合、記録媒体の搬送のタイミングを調整する必要がある場合があった。
本発明の1つの側面は、記録媒体を搬送するタイミングを同じにすることを目的とする。
一態様における、複数の色を用いる画像形成、及び単色を用いる画像形成を行う画像形成装置であって、感光体と、前記感光体に照射する光の光源と、前記光源の点灯を制御するための信号である制御信号に基づいて前記光源の点灯を制御する制御手段と、予め定められた色である第1の色であって、記録媒体の搬送方向である副走査方向における最下流の色に対応する前記制御信号を生成する信号生成手段と、前記複数の色を用いる画像形成、及び前記第1の色以外の色である第2の色を単色で用いる画像形成を行う場合、前記第1の色に対応する制御信号に基づいたタイミングで前記記録媒体を搬送する搬送手段と、を有することを特徴とする。
記録媒体を搬送するタイミングを同じにすることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成の一例を説明する概要図である。 本発明の一実施形態に係る作像装置の構成の一例を説明する概要図である。 本発明の一実施形態に係る光ビーム走査装置の構成の一例を説明する概要図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成制御部、及び光ビーム走査装置の構成の一例を説明する機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係るVCOクロック生成部の一例を説明する機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る同期検出用点灯制御部の出力信号のタイミングの一例を説明するタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係る書出開始位置制御部の一例を説明する機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る書出開始位置制御部による主走査方向の制御の一例を説明するタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係る書出開始位置制御部による副走査方向の制御の一例を説明するタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像信号の取り込みを実現するための構成の一例を説明する機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係るLD制御部による光源の点灯、及び消灯の制御の一例を説明するタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係る5色のカラーの画像形成の場合の副走査制御信号のタイミングの一例を説明するタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係るモノクロの画像形成の場合の副走査制御信号のタイミングの一例を説明するタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係るホワイトの画像形成の場合の副走査制御信号のタイミングの一例を説明するタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係る全体処理の一例を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
<第1実施形態>
<画像形成装置の概略構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成の一例を説明する概要図である。
画像形成装置100は、例えばカラー画像形成でタンデム方式と称される二次転写機構を有する電子写真方式の画像形成装置である。以下、画像形成装置100を例に説明する。
画像形成装置100は、中間転写ユニット(図示せず)を有する。中間転写ユニットは、無端ベルトの中間転写ベルト10を有する。中間転写ベルト10は、3つの支持ローラ14乃至16に掛けられ、図1の場合、時計回りに回転する。
中間転写体クリーニングユニット17は、作像プロセスが行われた後、中間転写ベルト10の上に残留するトナーを除去する。
作像装置20は、クリーニングユニット13と、帯電ユニット18と、除電ユニット19と、現像ユニット29と、感光体ユニット40と、を有する。
画像形成装置100は、図1の場合、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の各色(以下、適宜括弧内に示した記号で色を表す場合がある)に対応して別々の作像装置20を有する。
作像装置20は、第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15の間に設置される。各色の作像装置20は、中間転写ベルト10の搬送方向に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の順で設置されている。
作像装置20は、画像形成装置100に対して脱着が可能である。作像装置20の詳細は、後述する。
光ビーム走査装置21は、各色の感光体ユニット40の感光体ドラムに画像形成のための光ビームを照射する。
二次転写ユニット22は、2つのローラ23と、二次転写ベルト24と、を有する。
二次転写ベルト24は、無端ベルトであり、2つのローラ23に掛けられ、回転する。ローラ23及び二次転写ベルト24は、中間転写ベルト10を押し上げて、第3の支持ローラ16に押し当てるように設置される。
二次転写ベルト24は、中間転写ベルト10の上に形成された画像を、記録媒体へ転写する。記録媒体は、例えば紙、又はプラスチックシート等である。以下、記録媒体が紙の場合を例に説明する。
定着ユニット25は、定着のプロセスを行う。定着ユニット25には、トナー像が転写された記録媒体が送られる。定着ユニット25は、定着ベルト26、及び加圧ローラ27を有する。定着ベルト26は、無端ベルトである。定着ベルト26、及び加圧ローラ27は、定着ベルト26に、加圧ローラ27を押し当てるように設置される。定着ユニット25は、加熱を行う。
シート反転ユニット28は、送られてきた記録媒体の表面と裏面を反転させる。シート反転ユニット28は、表面に画像形成した後、裏面に画像形成する場合に用いられる。
自動給紙装置(ADF(Auto Document Feeder))400は、操作ユニット(図示せず)のスタートボタンが押され、かつ、給紙台30の上に記録媒体がある場合、記録媒体をコンタクトガラス32の上に搬送する。自動給紙装置400は、給紙台30の上に記録媒体がない場合、ユーザによって置かれたコンタクトガラス32の上の記録媒体を読み取るために、画像読み取りユニット300を起動させる。
画像読み取りユニット300は、第1のキャリッジ33と、第2のキャリッジ34と、結像レンズ35と、CCD(Charge Coupled Device)36と、光源(図示せず)と、を有する。
画像読み取りユニット300は、コンタクトガラス32の上の記録媒体を読み取るために、第1のキャリッジ33、及び第2のキャリッジ34を動作させる。
第1のキャリッジ33にある光源は、コンタクトガラス32に向かって発光する。第1のキャリッジ33にある光源からの光は、コンタクトガラス32の上の記録媒体で反射する。
反射した光は、第1のキャリッジ33にある第1のミラー(図示せず)で、第2のキャリッジ34に向かって反射する。第2のキャリッジ34に向かって反射した光は、結像レンズ35を通して、読み取りセンサであるCCD36に結像する。
画像形成装置100は、CCD36で得た情報に基づいてY、M、C、及びK等の各色に対応する画像データを作成する。
画像形成装置100は、操作ユニット(図示せず)のスタートボタンが押された場合、PC(Personal Computer)等の外部装置(図示せず)から画像形成の指示があった場合、中間転写ベルト10の回転を開始する。また、画像形成装置100は、ファクシミリの出力指示があった場合、中間転写ベルト10の回転を開始する。
中間転写ベルト10の回転が開始された場合、作像装置20は、作像プロセスを開始する。トナー画像が転写された記録媒体は、定着ユニット25に送られる。定着ユニット25は、定着のプロセスを行うことによって、記録媒体に画像が画像形成される。
給紙テーブル200は、給紙ローラ42と、給紙ユニット43と、分離ローラ45と、搬送コロユニット46と、を有する。給紙ユニット43は、複数の給紙トレイ44を有する場合がある。搬送コロユニット46は、搬送ローラ47を有する。
給紙テーブル200は、給紙ローラ42のうち1つを選択する。給紙テーブル200は、選択した給紙ローラ42を回転させる。
給紙ユニット43は、複数の給紙トレイ44のうち1つを選択し、給紙トレイ44から記録媒体を送る。送り出された記録媒体は、分離ローラ45によって1枚に分離され、搬送コロユニット46に入れられる。
搬送コロユニット46は、搬送ローラ47によって記録媒体を画像形成装置100に送る。
記録媒体は、搬送コロユニット48によってレジストローラ49に送られる。レジストローラ49に送られた記録媒体は、レジストローラ49に突き当てて止められる。記録媒体は、トナー画像が二次転写ユニット22に進入する際に、所定の位置に転写が行われるタイミングで二次転写ユニット22に搬送される。
記録媒体は、手差しトレイ51から送られてもよい。手差しトレイ51から記録媒体を送る場合、画像形成装置100は、給紙ローラ50、及び給紙ローラ52を回転させる。
給紙ローラ50及び給紙ローラ52は、手差しトレイ51上にある複数の記録媒体から1枚の記録媒体に分離させる。給紙ローラ50、及び給紙ローラ52は、分離させた記録媒体を給紙路53へ送る。給紙路53に送られた記録媒体は、レジストローラ49に送られる。記録媒体がレジストローラ49に送られた以降の処理は、給紙テーブル200から記録媒体を送る場合と同様である。
記録媒体は、定着ユニット25によって定着され、排出される。定着ユニット25から排出された記録媒体は、切換爪55によって排出ローラ56に送られる。排出ローラ56は、送られてきた記録媒体を排紙トレイ57に送る。
また、切換爪55は、定着ユニット25から排出された記録媒体をシート反転ユニット28に送ってもよい。シート反転ユニット28は、送られてきた記録媒体の表面と裏面を反転させる。反転させられた記録媒体は、表面と同様に裏面に画像形成、いわゆる両面印刷が行われ、排紙トレイ57へ送られる。
一方、中間転写ベルト10に残るトナーは、中間転写体クリーニングユニット17によって除去される。画像形成装置100は、中間転写ベルト10に残るトナーが除去されると、次の画像形成に備える。
画像形成装置100は、図1の構成に限られない。画像形成装置100は、5色以上の色を用いて画像形成を行ってもよい。画像形成装置100が5色以上の色を用いる場合、画像形成装置100は、用いる色の数に合わせて作像装置20の有する数が変更される。以下、ホワイト(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の5色を用いて画像形成を行う作像装置20を例に説明する。
<作像装置>
図2は、本発明の一実施形態に係る作像装置の構成の一例を説明する概要図である。
画像形成装置100は、中間転写ベルト10と、各色に対応した作像装置20と、各色に対応した光ビーム走査装置21と、中間転写体クリーニングユニット17と、二次転写ユニット22と、を有する。
光ビーム走査装置21から、作像装置20に光ビームが入射される。光ビーム走査装置21の詳細は、後述する。
作像装置20は、入射された光ビームに基づいて作像プロセスを行う。電子写真の画像形成のプロセスは、帯電、露光、現像、転写、及び定着の5つのプロセスが行われる。作像プロセスは、帯電、露光、現像、及び転写である。
作像装置20は、作像プロセスで、各色のトナー画像を中間転写ベルト10に形成する。各色の作像装置20が形成した各色のトナー画像を順に重ねて、5色のカラーのトナー画像が形成される。
作像装置20の感光体ユニット40には、画像データに基づいて変調された光ビームが入射される。
帯電ユニット18は、帯電のプロセスを行う。帯電のプロセスは、帯電ユニット18が感光体ユニット40の表面を帯電させるプロセスである。
帯電した感光体ユニット40は、光ビームにより露光のプロセスが行われる。露光のプロセスは、感光体ユニット40の表面に静電潜像を形成するプロセスである。
現像ユニット29は、現像のプロセスを行う。現像のプロセスは、感光体ユニット40に形成された静電潜像に対してトナーを付着させ、トナー画像を形成するプロセスである。現像ユニット29には、トナーボトル(図示せず)からトナーの供給が行われる。
トナー画像は、転写器62によって中間転写ベルト10の上に転写される。
作像された各色のトナー像は、中間転写ベルト10の上で重ねられ、1つのトナー画像として記録媒体に転写される。
転写の後、除電ユニット19は、感光体ユニット40の除電を行い、クリーニングユニット13は、トナー画像の除去を行う。
転写されたトナー画像が二次転写ユニット22に進入する際、媒体は、二次転写ユニット22に送られる。二次転写ユニット22に送られた記録媒体に、中間転写ベルト10の上のトナー画像が転写される。
二次転写ユニット22は、中間転写ベルト10に形成された5色のカラーのトナー画像を記録媒体に転写する。その後、定着ユニット25が定着のプロセスを行う。
中間転写体クリーニングユニット17は、転写プロセスの後、5色のカラーのトナー画像を除去する。
<光ビーム走査装置>
図3は、本発明の一実施形態に係る光ビーム走査装置の構成の一例を説明する概要図である。図3は、図2の光ビーム走査装置21を上から見た上面図である。光ビーム走査装置21は、各色の光ビーム走査装置21とも同じ構成である。
光ビーム走査装置21は、LD(Laser Diode)31と、各種のミラー37、及び38と、を有する。光ビーム走査装置21は、各種のレンズ12、39、及び41と、同期センサ54と、ポリゴンミラー11と、を有する。
LD31は、光ビームを発光させる光源である。以下、光源がLDの場合を例に説明する。
LD31は、画像形成装置100に入力される画像データに基づいて点灯、及び消灯する光源である。LD31から発光された光ビームは、シリンダレンズ41を通り、ポリゴンミラー11で反射する。ポリゴンミラー11は、モータ(図示せず)によって回転し、入射してきた光ビームを偏向させる。なお、光ビーム走査装置21は、複数のLD31を有する構成、又は複数の色で光源を共有する構成であってもよい。
ポリゴンミラー11で反射した光は、fθレンズ12を通り、折り返しミラー37に向かう。折り返しミラー37で反射した光は、各色の作像装置20に入射し、感光体ユニット40の上を走査する。
主走査方向の書き出しである端部では、fθレンズ12を通った光は、同期ミラー38で反射し、同期レンズ39を通って、同期センサ54に入射する。同期センサ54は、入射する光から主走査方向の書き出し開始のタイミングを検出する。
なお、主走査方向は、記録媒体の搬送方向に対して垂直方向である。副走査方向は、記録媒体の搬送方向である。以下、主走査方向、及び副走査方向は、同様に記載する。
<機能構成>
図4は、本発明の一実施形態に係る画像形成制御部、及び光ビーム走査装置の構成の一例を説明する機能ブロック図である。
画像データの信号は、同期検出用強制点灯信号BD、光量制御タイミング信号APC、及び画素クロック信号PCLKと同期したタイミングで入力される。
画像形成装置100は、画素クロック(clock)生成部100F1と、同期検出用点灯制御部100F2と、ポリゴンモータ制御部100F3と、ラインデータ記憶部100F7と、を有する。画像形成装置100は、書出開始位置制御部100F4と、プリンタ制御部100F5と、操作部100F6と、を有する。
画像形成装置100は、プリンタ制御部100F5、及び操作部100F6以外の各部を色ごとに有する。
光ビーム走査装置21は、図示するように書出開始位置側に同期センサ54を設置する。光ビームは、図3で説明したように書出開始位置でfθレンズ12を通り、同期ミラー38で反射する。同期ミラー38で反射した光ビームは、同期レンズ39を通って、同期センサ54に入射する。同期センサ54に光ビームが入射した場合、同期センサ54は、同期検出信号XDETPを出力する。同期検出信号XDETPは、画素クロック生成部100F1、同期検出用点灯制御部100F2、及び書出開始位置制御部100F4に出力される。
画素クロック生成部100F1は、同期検出信号XDETPに同期した画素クロック信号PCLKを生成する。画素クロック信号PCLKは、同期検出用点灯制御部100F2、書出開始位置制御部100F4、及びラインデータ記憶部100F7に出力される。
画素クロック生成部100F1は、基準クロック生成部100F11と、VCO(Voltage Controlled Oscillator)クロック生成部100F12と、位相同期クロック生成部100F13と、を有する。
基準クロック生成部100F11は、基準となるクロック信号である基準クロック信号FREFを生成する。
VCOクロック生成部100F12は、VCOクロック信号VCLKを生成する。
図5は、本発明の一実施形態に係るVCOクロック生成部の一例を説明する機能ブロック図である。
VCOクロック生成部100F12は、位相比較器100F121と、ローパスフィルタ(Low Pass Filter)100F122と、VCO100F123と、1/N分周器100F124と、を有する。
位相比較器100F121は、図4の基準クロック生成部100F11からの入力信号である基準クロック信号FREFと、1/N分周器100F124から1/N分周されたVCOクロック信号VCLKと、が入力される。位相比較器100F121は、入力された2つの信号の立ち下がりエッジの位相を比較し、誤差成分を所定の電流でローパスフィルタ100F122に出力する。
ローパスフィルタ100F122は、位相比較器100F121の出力から高周波成分である雑音等を取り除き、直流電圧をVCO100F123に出力する。
VCO100F123は、ローパスフィルタ100F122の出力に基づいて、所定の周波数であるVCOクロック信号VCLKを出力する。
1/N分周器100F124は、入力されるVCOクロック信号VCLKを、設定された分周比Nで1/Nに分周する。
なお、基準クロック信号の周波数、及び分周比Nは、プリンタ制御部100F5から設定が可能である。画素クロック生成部100F1は、基準クロック信号の周波数と、分周比Nの値を変更することで、VCOクロック信号VCLKの周波数を変更することができる。
位相同期クロック生成部100F13は、VCOクロック信号VCLK、及び同期検出信号XDETPが入力される。位相同期クロック生成部100F13は、同期検出信号XDETPに同期させた画素クロック信号PCLKを同期検出用点灯制御部100F2、書出開始位置制御部100F4、及びラインデータ記憶部100F7に出力する。画素クロック信号PCLKの周波数は、VCOクロック信号VCLKの周波数に基づいて変更できる。
同期検出用点灯制御部100F2は、同期検出信号XDETPを同期センサ54に出力させるために、同期検出用強制点灯信号BDをアサート(Assert)する。同期検出用強制点灯信号BDは、LD制御部21F1に出力される。LD制御部21F1は、アサートされた同期検出用強制点灯信号BDが入力された場合、光源を点灯させる制御を行う。
同期検出用点灯制御部100F2は、同期検出信号XDETPを検出した場合、同期検出信号XDETP、及び画素クロック信号PCLKに基づいてフレア光が発生しないタイミングで同期検出用強制点灯信号BDをアサートする。
図6は、本発明の一実施形態に係る同期検出用点灯制御部の出力信号のタイミングの一例を説明するタイミングチャートである。
図6において同期検出用強制点灯信号BD、及び光量制御タイミング信号APCは、Highレベルがアサート(Assert)された状態の信号、いわゆるハイアクティブ信号である。図6において同期検出信号XDETPは、Lowレベルがアサートされた状態の信号、いわゆるローアクティブ信号である。
図6で示すように、光量制御タイミング信号APCは、画像形成が行われている以外のタイミングでアサートされる。即ち、光量制御タイミング信号APCの処理は、LDが点灯するため、画像形成が行われていないタイミングで実行される。
同期検出用強制点灯信号BDは、図6で示すように、画像形成が行われていない、かつ、光量制御タイミング信号APCの処理が実行されていないタイミングでアサートされる。
同期検出用点灯制御部100F2は、例えば図5で示すようなタイミングで、APC信号、及び同期検出用強制点灯信号BDをLD制御部21F1に出力する。
なお、光量制御タイミング信号APC、及び同期検出用強制点灯信号BDをアサートするタイミングは、図6の場合に限定されない。例えば、複数の光源を有するLDアレイ、かつ、光量を測定するPD(Photo Diode)が1個の場合、各々の光源について光量制御タイミング信号APCの処理を行う必要がある。そのため、光量制御タイミング信号APCは、光源の数に対応してアサートされてもよい。
ポリゴンモータ制御部100F3は、プリンタ制御部100F5の制御に基づいてポリゴンミラー11を回転させるポリゴンモータ(図示せず)の回転数を制御する回転制御等を行う。
書出開始位置制御部100F4は、同期検出信号XDETP、画素クロック信号PCLK、及びプリンタ制御部100F5からの設定信号と、印刷開始信号が入力される。書出開始位置制御部100F4は、画像の書出開始タイミング、及び画像形成を行う幅を決定するための主走査方向用の制御信号である主走査制御信号XRGATE、及び副走査方向用の制御信号である副走査制御信号XFGATEを生成する。
制御信号は、例えば副走査制御信号XFGATEである。以下、副走査制御信号XFGATEを例に説明する。
図7は、本発明の一実施形態に係る書出開始位置制御部の一例を説明する機能ブロック図である。
書出開始位置制御部100F4は、副走査制御信号生成部100F41と、主走査制御信号生成部100F42と、主走査ライン同期信号生成部100F43と、を有する。
主走査ライン同期信号生成部100F43は、副走査カウンタ100F411、及び主走査カウンタ100F421を動作させる信号であるカウンタ制御信号XLSYNCを生成する。
副走査制御信号生成部100F41は、副走査カウンタ100F411と、コンパレータ100F412と、制御信号生成部100F413と、を有する。
副走査制御信号生成部100F41は、副走査制御信号XFGATEを生成する。副走査制御信号XFGATEは、画像信号の取り込みタイミング、即ち副走査方向の画像の書き出しタイミングを決定する信号である。
副走査カウンタ100F411は、プリンタ制御部100F5からの印刷開始信号で動作を開始し、カウンタ制御信号XLSYNCごとにカウントアップ(count up)するカウンタである。
コンパレータ100F412は、副走査カウンタ100F411によるカウンタ値と、プリンタ制御部100F5からの設定信号による設定値と、を比較し、比較結果を出力する。
制御信号生成部100F413は、コンパレータ100F412からの比較結果に基づいて副走査制御信号XFGATEを生成する。
主走査制御信号生成部100F42は、主走査カウンタ100F421と、コンパレータ100F422と、制御信号生成部100F423と、を有する。
主走査制御信号生成部100F42は、主走査制御信号XRGATEを生成する。主走査制御信号XRGATEは、画像信号の取り込みタイミング、即ち主走査方向の画像の書き出しタイミングを決定する信号である。
主走査カウンタ100F421は、カウンタ制御信号XLSYNCで動作を開始し、画素クロック信号PCLKごとにカウントアップ(count up)するカウンタである。
コンパレータ100F422は、主走査カウンタ100F421によるカウンタ値と、プリンタ制御部100F5からの設定信号による設定値と、を比較し、比較結果を出力する。
制御信号生成部100F423は、コンパレータ100F422からの比較結果に基づいて主走査制御信号XRGATEを生成する。
書出開始位置制御部100F4は、主走査方向について画素クロック信号PCLKの1周期単位、即ち1ドット(dot)単位で書出位置の補正が設定値で行うことができる。書出開始位置制御部100F4は、副走査方向についてカウンタ制御信号XLSYNCの1周期単位、即ち1ライン(line)単位で書出位置の補正が設定値で行うことができる。設定値となる補正データは、プリンタ制御部100F5の記憶部(図示せず)に記憶されている。
プリンタ制御部100F5は、画像形成装置100の有する各部の制御を行う。操作部100F6は、画像形成装置100のユーザに操作を入力させる処理を行う。
ラインデータ記憶部100F7は、1ラインデータを記憶する。ラインデータ記憶部100F7は、ラインメモリ70によって実現する。ラインメモリ70の詳細は、後述する。
図4で説明した操作部100F6以外の各部は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)(図示せず)等によって電子回路で実現される。操作部100F6は、タッチパネル等で構成される操作パネル(図示せず)によって実現される。なお、各部の行う処理の一部、又は全部は、CPU(Central Processing Unit)(図示せず)等によって実現されてもよい。
<主走査方向>
図8は、本発明の一実施形態に係る書出開始位置制御部による主走査方向の制御の一例を説明するタイミングチャートである。
図8において、画素クロック信号PCLKは、クロック信号である。画素クロック信号PCLKの立ち上がりエッジのタイミングで、各種カウンタが動作する。図8において同期検出信号XDETP、カウンタ制御信号XLSYNC、副走査制御信号XFGATE、及び主走査制御信号XRGATEは、Lowレベルがアサートされた状態の信号、いわゆるローアクティブ信号である。
図7の主走査カウンタ100F421は、図示するようにカウンタ制御信号XLSYNCがアサートされたタイミングT1でカウンタ値を「0」とする、いわゆるリセットを行う。タイミングT1以降、図7の主走査カウンタ100F421は、図示するように、画素クロック信号PCLKごとにカウンタ値のカウントアップを行う。
例えば図7の設定信号によって設定値「X」が入力されている場合、図7のコンパレータ100F422は、カウントアップされていくカウンタ値が設定値「X」に達しているか否かの比較を行う。カウンタ値が設定値「X」に達した場合、図7のコンパレータ100F422は、設定値「X」に達したとの比較結果を出力する。設定値「X」に達したとの比較結果に基づいて、図7の制御信号生成部100F423は、主走査制御信号XRGATEをアサートする。画像形成装置100は、図示するように主走査制御信号XRGATEがアサートされたタイミングT2から画像信号の取り込みを開始、即ち画像形成が開始される。タイミングT2から取り込まれる画像信号に基づいて画像形成装置100は、画像形成を行う。主走査制御信号XRGATEは、主走査方向の画像幅分、アサートされる信号である。
<副走査方向>
図9は、本発明の一実施形態に係る書出開始位置制御部による副走査方向の制御の一例を説明するタイミングチャートである。
図9において印刷開始信号、カウンタ制御信号XLSYNC、及び副走査制御信号XFGATEは、Lowレベルがアサートされた状態の信号、いわゆるローアクティブ信号である。
図7の副走査カウンタ100F411は、図示するように印刷開始信号がアサートされたタイミングT3でカウンタ値を「0」とする、いわゆるリセットを行う。タイミングT3以降、図7の副走査カウンタ100F411は、図示するように、カウンタ制御信号XLSYNCがアサートされるごとにカウンタ値のカウントアップを行う。
例えば図7の設定信号によって設定値「Y」が入力されている場合、コンパレータ100F412は、カウントアップされていくカウンタ値が設定値「Y」に達しているか否かの比較を行う。カウンタ値が設定値「Y」に達した場合、図7のコンパレータ100F412は、設定値「Y」に達したとの比較結果を出力する。設定値「Y」に達したとの比較結果に基づいて、図7の制御信号生成部100F413は、副走査制御信号XFGATEをアサートする。画像形成装置100は、図示するように副走査制御信号XFGATEがアサートされたタイミングT4から画像信号の取り込みを開始、即ち画像形成が開始される。タイミングT4から取り込まれる画像信号に基づいて画像形成装置100は、画像形成を行う。副走査制御信号XFGATEは、副走査方向の画像長さ分、アサートされる信号である。
<画像信号の取り込み>
図10は、本発明の一実施形態に係る画像信号の取り込みを実現するための構成の一例を説明する機能ブロック図である。
画像形成装置100は、ラインメモリ70を有する。ラインメモリ70は、画像信号で入力される画像データを記憶する。
ラインメモリ70は、入力される画素クロック信号PCLKに同期して画像信号の出力を行う。ラインメモリ70は、入力される主走査制御信号XRGATEに基づいて図4のLD制御部21F1に画像信号を出力する。即ち、ラインメモリ70は、LD制御部21F1の前段の処理を行う。ラインメモリ70は、図4のプリンタ制御部100F5、フレームメモリ(図示せず)、又はスキャナ(図示せず)等から入力された画像信号を図4のLD制御部21F1に画像信号を出力する。図4のLD制御部21F1は、ラインメモリ70から出力されたタイミングで図4のLD31を点灯させる。
<LD制御部>
図11は、本発明の一実施形態に係るLD制御部による光源の点灯、及び消灯の制御の一例を説明するタイミングチャートである。
図4のLD制御部21F1は、画像信号に基づいて図4のLD31を制御するためのLD駆動信号を出力する。LD31は、LD駆動信号に基づいて点灯、及び消灯が制御される。即ち、図3で説明したLD31から発光される光ビームは、LD制御部21F1によって制御された光である。
図4のLD31は、LD駆動信号のパルス信号のデューティ(Duty)比に基づいてを発光する時間を制御される、いわゆるPWM制御(以下、PWM制御という)によって制御される。デューティ比に基づいてLD31の点灯、及び消灯を制御することによって、図4のLD制御部21F1は、画像の濃度を制御する。
図4のLD制御部21F1は、入力される画像信号の値に基づいてLD駆動信号を生成する。LD駆動信号は、画像信号に対して、パルス(Pulse)信号を生成する。
なお、LD駆動信号のパルス幅は、パルス幅調整信号によって画像形成装置100のユーザが決定することができる。また、LD駆動信号は、PWM信号に限られない。
また、図4のLD制御部21F1は、同期検出用強制点灯信号BDに基づいて図4のLD31を点灯させる。
図4のLD31は、図示するようにLD駆動信号のパルスの時間幅に基づいて、発光する時間を制御される。
LD駆動信号は、図11で示すように、入力される画像信号の値に対応した所定の時間幅のパルス信号である。
図11は、例えば画像信号が2ビット幅、即ち、0、1、2、又は3のうち何れかの値である場合で例示する。LD駆動信号のデューティ比は、例えば画像信号の値が3の場合、パルス幅W1で示すように100パーセントである。同様に、画像信号の値が2の場合、LD駆動信号のデューティ比は、パルス幅W2で示すように66パーセントである。画像信号の値が1の場合、LD駆動信号のデューティ比は、パルス幅W3で示すように33パーセントである。
画像信号の値が0の場合、画像信号はLDを消灯させることを示す。画像信号の値が0の場合、LD駆動信号は、パルス幅W4で示すように発光のディレイより短い時間幅のLD駆動信号を生成してもよい。
画像信号の値が0の場合でも、発光のディレイより短い時間幅のLD駆動信号を生成することで、その後の点灯の際、光源の応答性を良くすることができる。例えば、タイミングT5に示すように、画像信号の値が0の場合が続いた際、LD駆動信号が連続して短いパルス幅で生成されても、光源が点灯しないため、地汚れの発生を抑えることができる。
また、画像信号の値が0の場合が続く際、画像信号の値が1以上となる直前の制御信号は、発光のディレイより短い時間幅のLD駆動信号を生成することが望ましい。
なお、画像信号のビット幅は、2ビットに限られない。例えば、画像信号のビット幅は1ビット、即ち、画像信号は0または1の2値でもよい。また、画像信号のビット幅は3ビット以上のものでもよい。
なお、LD駆動信号のデューティ比は、100パーセント、66パーセント、33パーセントに限られない。例えば、LD駆動信号のデューティ比は、図4のプリンタ制御部100F5から入力されるパルス幅調整信号によって各画像信号に対するデューティ比を設定することができてもよい。
<カラーの画像形成の場合の副走査制御信号>
図12は、本発明の一実施形態に係る5色のカラーの画像形成の場合の副走査制御信号のタイミングの一例を説明するタイミングチャートである。
画像形成装置100は、図9等で説明した副走査制御信号XFGATEを色ごとに有する。ホワイト(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の5色の場合、画像形成装置100は、5つの副走査制御信号XFGATEを有する。ホワイト用の副走査制御信号は、副走査制御信号XFGATE_Wである。イエロー用の副走査制御信号は、副走査制御信号XFGATE_Yである。マゼンタ用の副走査制御信号は、副走査制御信号XFGATE_Mである。シアン用の副走査制御信号は、副走査制御信号XFGATE_Cである。ブラック用の副走査制御信号は、副走査制御信号XFGATE_Kである。
第1の色の制御信号は、例えばブラックの副走査制御信号XFGATE_Kである。第2の色の制御信号は、例えばホワイトの副走査制御信号XFGATE_W、イエローの副走査制御信号XFGATE_Y、マゼンタの副走査制御信号XFGATE_M、及びシアンの副走査制御信号XFGATE_Cである。以下、第1の色の制御信号は、ブラックの副走査制御信号XFGATE_K、及び第2の色の制御信号は、ブラック以外の副走査制御信号XFGATEの場合を例に説明する。
各色の副走査制御信号は、図示するように印刷開始信号をトリガにして出力が開始される。図示するように各色の副走査制御信号は、図2の感光体ユニット40の設置位置に基づいてタイミングがずれて出力される。
画像形成装置100は、各色について各色の副走査制御信号に基づいて図2の感光体ユニット40の表面に静電潜像を形成し、静電潜像に基づいて図2の中間転写ベルト10に5色のトナーを重ねてトナー画像を形成する。トナー画像は、図2の二次転写ユニット22によって記録媒体に転写される。図2の二次転写ユニット22が転写を行う際、記録媒体の所定の位置にトナー画像を転写させるため、記録媒体の搬送するタイミングは、副走査制御信号に基づいて決定される。記録媒体の搬送するタイミングは、例えばブラックの副走査制御信号XFGATE_Kに基づいて決定される。
搬送手段は、例えば図1のレジストローラ49である。以下、図1のレジストローラ49を例に説明する。記録媒体の搬送するタイミングは、例えば図1のレジストローラ49から記録媒体を搬送するタイミングである。即ち、記録媒体は、ブラックの副走査制御信号XFGATE_Kに基づいて図1のレジストローラ49によって搬送され、記録媒体の所定の位置に転写が行われる。
<モノクロの画像形成の場合の副走査制御信号>
図13は、本発明の一実施形態に係るモノクロの画像形成の場合の副走査制御信号のタイミングの一例を説明するタイミングチャートである。
モノクロの画像形成は、ブラックによって画像形成を行う場合である。したがって、ブラック以外の使用しない色については、作像を行わないため、図示するように副走査制御信号を生成しなくともよい。
ブラックの副走査制御信号XFGATE_Kは、図12の場合と同様である。記録媒体の搬送するタイミングは、図12と同様に例えばブラックの副走査制御信号XFGATE_Kに基づいて決定される。
<ホワイトによる画像形成の場合の副走査制御信号>
図14は、本発明の一実施形態に係るホワイトの画像形成の場合の副走査制御信号のタイミングの一例を説明するタイミングチャートである。
ホワイトの画像形成は、ホワイトによって画像形成を行う場合である。単色で画像形成を行う場合は、例えばホワイトによって画像形成を行う場合である。以下、ホワイトによって画像形成を行う場合を例に説明する。
ホワイトの画像形成の場合、画像形成装置100は、ブラックの副走査制御信号XFGATE_Kを生成する。ブラックの副走査制御信号XFGATE_Kは、図12、及び図13と同じタイミングである。ブラックの副走査制御信号XFGATE_Kは、記録媒体の搬送するタイミングを決定するのに用いられる。
ホワイトの画像形成の場合、ブラックの図4のLD31に流される電流は、画像形成の際の電流より小さい電流であってもよい。画像形成の際、図4のLD31に流される電流は、光源の発光特性を向上させるために、いわゆるバイアス(Bias)電流が流されている。ホワイトの画像形成の場合、ブラックの図4のLD31に流される電流は、図2の感光体ユニット40上を走査する際、バイアス電流より小さい電流である。例えばバイアス電流が10ミリアンペアの場合、ホワイトの画像形成の場合、図2の感光体ユニット40上を走査する際、ブラックの図4のLD31に流される電流は、例えば0乃至5ミリアンペアである。
なお、バイアス電流、及びブラックの図4のLD31に流される電流は、上述した電流値に限られない。各電流値は、光源の特性に対応して設定されてもよい。バイアス電流、及びブラックの図4のLD31に流される電流は、感光体の劣化を少なくするため、光源が点灯しない電流値が望ましい。
ホワイトの画像形成の場合、ブラックの図4のLD31に流される電流は、同期検出信号XDETPの検出を行う場合、光源が点灯する程度の電流が流される。
ホワイトの画像形成は、ブラックの色の画像形成を行わない場合である。ホワイトの画像形成の場合に、画像形成装置100は、ブラックの図4のLD31に流される電流を、図2の感光体ユニット40上を走査する際、バイアス電流より小さい電流にする。バイアス電流は、光源の点灯を待機する際に流される電流であるため、バイアス電流より小さい電流であると、光源が点灯しにくい。バイアス電流より小さい電流にすることによって、画像形成装置100は、ブラックの図4のLD31の点灯を抑えることができる。画像形成装置100は、ブラックの図4のLD31の光源の点灯を抑えることによって、図2の感光体ユニット40の劣化を少なくすることができる。
なお、色は、ホワイトに限定されない。ホワイトの画像形成は、ホワイトに代えて別の色を用いる場合でもよい。
カラーの画像形成の場合、モノクロの画像形成の場合、及びホワイトによる画像形成の場合は、いわゆるモード(mode)である。即ち、いずれのモードであっても、記録媒体の搬送するタイミングは、ブラックの副走査制御信号XFGATE_Kで決定する。いずれのモードであっても、記録媒体の搬送するタイミングを決定するために、画像形成装置100は、ブラックの副走査制御信号XFGATE_Kを生成する。ブラックの副走査制御信号XFGATE_Kを生成は、ブラックの画像に係るデータが入力されるか否かによらずに行われる。
いずれのモードでもブラックの副走査制御信号XFGATE_Kを生成するため、いずれのモードでも記録媒体の搬送するタイミングは、ブラックの副走査制御信号XFGATE_Kに基づいて決定することができる。したがって、記録媒体の搬送するタイミングは、いずれのモードでもブラックの副走査制御信号XFGATE_Kに基づくため、いずれのモードでも記録媒体を搬送するタイミングを同じにすることができる。よって、いずれのモードによっても、画像形成装置100は、記録媒体の同じ位置に画像形成を行うことができる。
例えばホワイトの画像形成の場合、かつ、ブラックの副走査制御信号XFGATE_Kを生成しない場合、記録媒体の搬送するタイミングは、ホワイトの副走査制御信号XFGATE_Wで行う必要がある。図12で説明した通り、ブラックの副走査制御信号XFGATE_Kと、ホワイトの副走査制御信号XFGATE_Wと、については、ずれがある。そのため、ホワイトの副走査制御信号XFGATE_Wに基づいて記録媒体の搬送するタイミングの決定は、ずれを考慮して調整を行う必要がある。ホワイトの画像形成の場合でもブラックの副走査制御信号XFGATE_Kを生成することによって、画像形成装置100は、調整等を必要なく、同じタイミングで搬送するタイミングを決定できる。
記録媒体の搬送するタイミングは、ブラックの副走査制御信号XFGATE_Kを用いる場合が望ましい。ブラックは、モノクロ、及びカラー等で使用される色である。即ち、ブラックは、他の色の比較して使用されることが多い色である。したがって、ブラックの副走査制御信号XFGATE_Kは、画像形成に用いられるために生成される場合が多い。そのため、ブラックの副走査制御信号XFGATE_Kは、他の色と比較して搬送するタイミングを決定するためのみに生成する場合が少ない。よって、画像形成装置100は、記録媒体の搬送するタイミングにブラックの副走査制御信号XFGATE_Kを用いることによって、作像しない色の副走査制御信号の生成を少なくすることができる。また、画像形成装置100は、記録媒体の搬送するタイミングにブラックの副走査制御信号XFGATE_Kを用いることによって、作像しない色の光源の劣化を少なくすることができる。画像形成装置100は、作像しない色の光源の使用を抑えることによって、作像しない色の感光体ユニットの劣化を少なくすることができる。
なお、モードは、図12乃至図15で説明した3のモードに限られない。実施形態は、例えば他のモードでブラックの副走査制御信号XFGATE_Kを生成してもよい。
<全体処理>
図15は、本発明の一実施形態に係る全体処理の一例を説明するフローチャートである。
ステップS1501では、画像形成装置100は、図3のポリゴンミラー11を回転させるポリゴンモータを図4のプリンタ制御部100F5が指示する回転数で回転させる処理を行う。ステップS1501は、図4の操作部100F6の有する操作パネルによってスタートの操作が行われた場合である。
ステップS1502では、画像形成装置100は、図4のプリンタ制御部100F5に補正データを入力させる処理を行う。ステップS1502は、画像形成装置100が図4の操作部100F6の有する操作パネル等によってユーザに入力させる処理である。補正データは、例えば図7の設定信号で送られる設定値等である。
ステップS1503では、画像形成装置100は、図4のLD制御部21F1に光源を点灯させる処理を行う。光源を点灯させる処理は、例えば同期検出用強制点灯信号BDを出力させるための点灯、及び各光源を所定の光量で点灯させるためのいわゆるAPC動作等を行う処理である。
ステップS1504では、画像形成装置100は、画像形成を行う。画像形成は、画像形成装置100に入力された画像データに基づいた図4のLD制御部21F1による光源の制御等によって記録媒体に画像形成を行う。
ステップS1505では、画像形成装置100は、次の画像があるか否かの判断を行う。画像形成装置100は、次の画像があると判断した場合(ステップS1505でYES)、ステップS1504に戻り、次の画像の画像形成を行う。画像形成装置100は、次の画像がないと判断した場合(ステップS1505でNO)、ステップS1506に進む。
ステップS1506では、画像形成装置100は、光源を消灯させる。
ステップS1507では、画像形成装置100は、図3のポリゴンミラー11を回転させるポリゴンモータ(図示せず)を停止させ、全体処理を終了する。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
100 画像形成装置
100F1 画素クロック生成部
100F11 基準クロック生成部
100F12 VCOクロック生成部
100F121 位相比較器
100F122 ローパスフィルタ
100F123 VCO
100F124 1/N分周器
100F13 位相同期クロック生成部
100F2 同期検出用点灯制御部
100F3 ポリゴンモータ制御部
100F4 書出開始位置制御部
100F41 副走査制御信号生成部
100F411 副走査カウンタ
100F412 コンパレータ
100F413 制御信号生成部
100F42 主走査制御信号生成部
100F421 主走査カウンタ
100F422 コンパレータ
100F423 制御信号生成部
100F43 主走査ライン同期信号生成部
100F5 プリンタ制御部
100F6 操作部
100F7 ラインデータ記憶部
10 中間転写ベルト
11 ポリゴンミラー
12 fθレンズ
13 クリーニングユニット
14、15、16 支持ローラ
17 中間転写体クリーニングユニット
18 帯電ユニット
20 作像装置
21 光ビーム走査装置
21F1 LD制御部
22 二次転写ユニット
23 ローラ
24 二次転写ベルト
25 定着ユニット
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
28 シート反転ユニット
29 現像ユニット
30 給紙台
31 LD
32 コンタクトガラス
33、34 キャリッジ
35 結像レンズ
36 CCD
37 折り返しミラー
38 同期ミラー
39 同期レンズ
40 感光体ユニット
41 シリンダレンズ
42、50、52 給紙ローラ
43 給紙ユニット
44 給紙トレイ
45 分離ローラ
46、48 搬送用コロユニット
47 搬送ローラ
49 レジストローラ
51 手差しトレイ
53 給紙路
54 同期センサ
55 切換爪
62 転写器
70 ラインメモリ
200 給紙テーブル
300 画像読み取りユニット
400 自動給紙装置(ADF)
BD 同期検出用強制点灯信号
APC 光量制御タイミング信号
PCLK 画素クロック信号
XDETP 同期検出信号
FREF 基準クロック信号
VCLK VCOクロック信号
XRGATE 主走査制御信号
XFGATE 副走査制御信号
XLSYNC カウンタ制御信号
特開2012−194468号公報 特開2004−9349号公報

Claims (7)

  1. 複数の色を用いる画像形成、及び単色を用いる画像形成を行う画像形成装置であって、
    感光体と、
    前記感光体に照射する光の光源と、
    前記光源の点灯を制御するための信号である制御信号に基づいて前記光源の点灯を制御する制御手段と、
    予め定められた色である第1の色であって、記録媒体の搬送方向である副走査方向における最下流の色に対応する前記制御信号を生成する信号生成手段と、
    前記複数の色を用いる画像形成、及び前記第1の色以外の色である第2の色を単色で用いる画像形成を行う場合、前記第1の色に対応する制御信号に基づいたタイミングで前記記録媒体を搬送する搬送手段と、を有する画像形成装置。
  2. 前記第1の色は、ブラックである請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御信号は、前記副走査方向について制御を行うための信号である請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送手段は、
    イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラック以外の色で画像形成を行う場合、
    前記第1の色に対応する制御信号に基づいて搬送を行う請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記第2の色を単色で用いる画像形成を行う場合、かつ、前記感光体を前記光源の光が走査する際、
    前記第1の色の前記光源にバイアス電流より小さい電流を流す請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、
    同期検出信号の検出を行う際、
    画像形成を行う場合の電流で前記第1の色に対応する前記光源を点灯させる制御を行う請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 複数の色を用いる画像形成、及び単色を用いる画像形成を行う画像形成装置に行わせる画像形成方法であって、
    前記画像形成装置は、
    感光体と、
    前記感光体に照射する光の光源と、
    前記光源の点灯を制御するための信号である制御信号に基づいて前記光源の点灯を制御する制御手段と、を有し、
    前記画像形成装置に、
    予め定められた色である第1の色であって、記録媒体の搬送方向である副走査方向における最下流の色に対応する前記制御信号を生成させる信号生成手順と、
    前記複数の色を用いる画像形成、及び前記第1の色以外の色である第2の色を単色で用いる画像形成を行う場合、前記第1の色に対応する制御信号に基づいたタイミングで前記記録媒体を搬送させる搬送手順と、を行わせる画像形成方法。
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