JP6704632B2 - シャフトアッセンブリ - Google Patents

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Description

本発明は、車両用の変速機に設けられ、シフトレバーの操作に連動するシャフトアッセンブリに関する。
自動車などの車両に搭載される手動変速機には、運転者によるシフトレバーの操作に連動するシャフトアッセンブリが設けられている。
図4は、従来のシャフトアッセンブリ101が設けられた手動変速機103の一部を示す斜視図である。
シャフトアッセンブリ101は、シフトアンドセレクトシャフト(シフト&セレクトシャフト)102を備えている。シフトアンドセレクトシャフト102は、手動変速機103のケース104に対して軸線方向に移動可能かつ軸線まわりに回動可能に設けられている。シフトアンドセレクトシャフト102の上端部には、シフトアウタレバー105が設けられている。
シフトアウタレバー105は、シフトアンドセレクトシャフト102の軸線方向に見た形状が略V字状をなし、その屈曲した部分において、シフトアンドセレクトシャフト102に固定されている。シフトアウタレバー105は、シフトアンドセレクトシャフト102からシフトアンドセレクトシャフト102の軸線方向と直交する径方向に延出する板状の第1アーム部106と、シフトアンドセレクトシャフト102から径方向かつ第1アーム部106の延出方向と異なる方向に延出する板状の第2アーム部107とを一体的に有している。第1アーム部106は、シフトアンドセレクトシャフト102から径方向に延び、下側に屈曲して延び、径方向外側に屈曲して延びている。第1アーム部106の先端部には、その上面から上方に突出するケーブル接続部108が一体に形成されている。
また、手動変速機103のケース104には、セレクトアウタレバー109が設けられている。セレクトアウタレバー109は、その一端部がシフトアンドセレクトシャフト102の軸線方向と直交する方向(径方向)に延びる軸線まわりに回動可能に設けられている。セレクトアウタレバー109の他端部には、径方向に突出するケーブル接続部110が一体に形成されている。
シフトアウタレバー105のケーブル接続部108およびセレクトアウタレバー109のケーブル接続部110には、それぞれシフトケーブルおよびセレクトケーブル(いずれも図示せず)の一端が接続されている。シフトケーブルおよびセレクトケーブルの各他端は、運転者によって操作されるシフトレバーに連結されている。シフトレバーのセレクト操作が行われると、そのセレクト操作力がセレクトケーブルを介してセレクトアウタレバー109に伝達され、セレクトアウタレバー109が回動することにより、シフトアンドセレクトシャフト102が軸線方向に移動する。また、シフトレバーのシフト操作が行われると、そのシフト操作力がシフトケーブルを介してシフトアウタレバー105に伝達され、シフトアウタレバー105が回動することにより、シフトアンドセレクトシャフト102が軸線まわりに回動する。これにより、シフトフォークが選択的に移動され、手動変速機のギヤの噛み合い状態が変更されて、シフトレバーのセレクト操作およびシフト操作に応じた変速段が構成される。
シフトアウタレバー105には、第1アーム部106からシフトアンドセレクトシャフト102の軸線とケーブル接続部108とを通る直線に対して第2アーム部107側に延出する延出部111が一体に形成されている。延出部111上には、シフトアウタレバー105の回動にイナーシャを付与するための慣性マス(メインマス)112が固設されている。また、第2アーム部107の先端部にも、その下面に慣性マス(カウンタマス)113が固設されている。シフト操作時に、シフトアウタレバー105の回動に伴って、慣性マス112,113がシフトアンドセレクトシャフト102の軸線を中心に回動する。このとき、慣性マス112,113に生じる慣性力がシフトアンドセレクトシャフト102の回動に作用し、シフト操作の操作フィーリング(シフトフィーリング)が向上する。
特開2015−4392号公報 特開2001−246957号公報
ところが、シフトアウタレバー105に慣性マス112,113が設けられた構成では、シフトフィーリングの向上の背反として、エンジンの振動によるシャフトアッセンブリ101の振動の問題がある。シャフトアッセンブリ101が振動すると、その振動がシフトケーブルを介してシフトレバーに伝達され、シフトレバー(シフトノブ)が振動する。シフトレバーの振動(ノブ振動)は、運転者や同乗者によっては不快に感じてしまう。
また、ノブ振動は、エンジンの特性やマウント剛性などの周辺環境の影響も受ける。そのため、従来、慣性マス112,113を含むシフトアウタレバー105が車種ごとに設計され、シフトアウタレバー105(シャフトアッセンブリ101)に汎用性がないという問題もある。
本発明の目的は、振動を低減することができ、かつ、種々の手動変速機への汎用性を持たせることができる、シャフトアッセンブリを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明の一の局面に係るシャフトアッセンブリは、車両用の変速機に設けられ、シフトレバーの操作に連動するシャフトアッセンブリであって、変速機のケースに対して軸線方向に移動可能かつ軸線まわりに回動可能に設けられるシフトアンドセレクトシャフトと、シフトアンドセレクトシャフトに固定され、シフトアンドセレクトシャフトに対する径方向の一方側および他方側にそれぞれ延出する第1アーム部および第2アーム部を有するシフトアウタレバーと、第1アーム部に設けられ、シフトレバーから延びるケーブルが接続されるケーブル接続部と、第1アーム部および第2アーム部のそれぞれに設けられ、重心の位置がシフトアンドセレクトシャフト上に設定された慣性マスとを含む。
本願発明者は、シフトアウタレバーに慣性マスが設けられた構成において、シャフトアッセンブリの振動が発生する原因を探求すべく、シャフトアッセンブリの振動の問題に関する鋭意研究を重ねた。その結果、慣性マスの重心の位置がシフトアンドセレクトシャフト上から外れていると、エンジンの振動などによるシャフトアッセンブリの振動が生じやすいことを究明し、本発明の一の局面に係る構成に至った。
この構成によれば、シフトアウタレバーの第1アーム部および第2アーム部のそれぞれに慣性マスが設けられており、それらの慣性マスの重心の位置がシフトアンドセレクトシャフト上に設定されている。これにより、慣性マスの重心の位置がシフトアンドセレクトシャフト上から外れた構成と比較して、エンジンの振動によるシャフトアッセンブリの振動を低減することができる。その結果、シフトレバーの振動(ノブ振動)を低減することができる。
また、慣性マスの重心の位置がシフトアンドセレクトシャフト上に設定されているので、ノブ振動がエンジンの特性やマウント剛性などの周辺環境の影響を受けにくい。そのため、シャフトアッセンブリ(シフトアウタレバー)を車種ごとに設計する必要をなくすことができ、シャフトアッセンブリに汎用性を持たせることができる。
さらには、慣性マスの重量(マス量)を増大させても、慣性マスの重心の位置がシフトアンドセレクトシャフト上に設定されていれば、シャフトアッセンブリの振動を抑制できるので、マス量を増大させることにより、シャフトアッセンブリの振動を抑制しながら、シフトフィーリングおよびシフト操作音の向上を図ることができる。
本発明の他の局面に係るシャフトアッセンブリは、車両用の変速機に設けられ、シフトレバーの操作に連動するシャフトアッセンブリであって、変速機のケースに対して軸線方向に移動可能かつ軸線まわりに回動可能に設けられるシフトアンドセレクトシャフトと、シフトアンドセレクトシャフトに固定され、シフトアンドセレクトシャフトに対する径方向の一方側および他方側にそれぞれ延出する第1アーム部および第2アーム部を有するシフトアウタレバーと、第1アーム部に設けられ、シフトレバーから延びるケーブルが接続されるケーブル接続部と、第1アーム部および第2アーム部のそれぞれに設けられた慣性マスとを含み、第1アーム部は、径方向の寸法(長さ)が第2アーム部よりも大きく、第1アーム部に設けられた慣性マスは、サイズ(重量)が第2アーム部に設けられた慣性マスよりも小さい。
この構成によれば、シフトアウタレバーの第1アーム部および第2アーム部のそれぞれに慣性マスが設けられており、第1アーム部に設けられた慣性マス(メインマス)のサイズが第2アーム部に設けられた慣性マス(カウンタマス)のサイズよりも小さい。また、第1アーム部の径方向の寸法が第2アーム部の径方向の寸法よりも大きい。そのため、メインマスのサイズがカウンタマスのサイズよりも小さくても、それらの慣性マスの重心の位置をシフトアンドセレクトシャフト上に設定することが可能である。慣性マスの重心の位置がシフトアンドセレクトシャフト上に設定されることにより、慣性マスの重心の位置がシフトアンドセレクトシャフト上から外れた構成と比較して、エンジンの振動によるシャフトアッセンブリの振動を低減することができる。その結果、シフトレバーの振動(ノブ振動)を低減することができる。
また、慣性マスの重心の位置がシフトアンドセレクトシャフト上に設定されていれば、ノブ振動がエンジンの特性やマウント剛性などの周辺環境の影響を受けにくい。そのため、シャフトアッセンブリ(シフトアウタレバー)を車種ごとに設計する必要をなくすことができ、シャフトアッセンブリに汎用性を持たせることができる。
さらには、慣性マスの重量(マス量)を増大させても、慣性マスの重心の位置がシフトアンドセレクトシャフト上に設定されていれば、シャフトアッセンブリの振動を抑制できるので、マス量を増大させることにより、シャフトアッセンブリの振動を抑制しながら、シフトフィーリングおよびシフト操作音の向上を図ることができる。
また、メインマスのサイズがカウンタマスのサイズよりも小さいので、カウンタマスを変速機のカバーに近づけて配置することができる。その結果、シフトアウタレバー全体としてのサイズをコンパクトに設計することができる。
第1アーム部の慣性マスは、シフトアンドセレクトシャフトの軸線に対してケーブル接続部よりも径方向に離れた位置に配置されていてもよい。
これにより、第1アーム部の慣性マスの重量がケーブル接続部の重量より小さくても、その慣性マスがシフトアウタレバーの回動に与えるイナーシャをケーブル接続部がシフトアウタレバーの回動に与えるイナーシャよりも大きくすることができる。その結果、シフトフィーリングに対して、慣性マスによるイナーシャがケーブル接続部によるイナーシャよりも支配的となる。よって、慣性マスによるイナーシャを好適に設定することにより、良好なシフトフィーリングを実現することができる。
慣性マスは、それぞれ第1アーム部および第2アーム部から吊り下がった状態に設けられていることが好ましい。
これにより、慣性マスの重心の位置を下げることができ、シャフトアッセンブリの振動をより低減することができる。その結果、ノブ振動を一層低減することができる。
本発明によれば、シャフトアッセンブリの振動を低減することができ、ひいては、シフトレバーの振動を低減することができる。また、シャフトアッセンブリに種々の手動変速機への汎用性を持たせることができる。
本発明の一実施形態に係るシャフトアッセンブリが設けられた手動変速機の一部を示す斜視図である。 シャフトアッセンブリの平面図(シフトアンドセレクトシャフトの軸線方向に見た図)である。 シャフトアッセンブリの側面図(シフトアンドセレクトシャフトの径方向に見た図)である。 従来のシャフトアッセンブリが設けられた手動変速機の一部を示す斜視図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るシャフトアッセンブリ1が設けられた手動変速機2の一部を示す斜視図である。
シャフトアッセンブリ1は、自動車などの車両に搭載される手動変速機2に設けられる。シャフトアッセンブリ1は、シフトアンドセレクトシャフト3、シフトアウタレバー4、ケーブル接続部5、メインマス6およびカウンタマス7を備えている。
図2は、シャフトアッセンブリ1の平面図である。図3は、シャフトアッセンブリ1の側面図である。
シフトアンドセレクトシャフト3は、細長い略円柱状(丸棒状)をなしている。シフトアンドセレクトシャフト3は、手動変速機2のケース8に対して軸線方向に移動可能かつ軸線まわりに回動可能に設けられている。シフトアンドセレクトシャフト3の上端部は、図1に示されるように、手動変速機2のケース8外に突出している。
シフトアウタレバー4は、手動変速機2のケース8外において、シフトアンドセレクトシャフト3の上端部に固定されている。シフトアウタレバー4は、図2に示されるように、軸線方向に見て、シフトアンドセレクトシャフト3から径方向の一方側に延出する板状の第1アーム部11と、シフトアンドセレクトシャフト3から径方向の他方側に延出する板状の第2アーム部12とを一体的に有している。径方向は、シフトアンドセレクトシャフト3の直径の方向であり、シフトアンドセレクトシャフト3の軸線方向(以下、単に「軸線方向」という。)と直交する方向である。
第1アーム部11は、細分化すると、図3に示されるように、シフトアンドセレクトシャフト3から径方向に延びる基端部13と、基端部13から下側に屈曲して延び、径方向外側にさらに屈曲するクランク状部14と、クランク状部14から径方向外側に延びる中間部15と、中間部15から径方向外側に延出する先端部16とを備えている。中間部15には、円形の挿通孔17が厚さ方向に貫通して形成されている。先端部16は、略矩形板状をなし、図2に示されるように、軸線方向に見て、シフトアンドセレクトシャフト3の軸線(軸心)と挿通孔17の中心とを通る直線Lに対して一方側に僅かに(たとえば、5°の傾斜角で)傾斜する方向に延びている。
第2アーム部12は、略矩形板状をなし、軸線方向に見て、シフトアンドセレクトシャフト3の軸線と挿通孔17の中心とを通る直線Lに対して他方側に所定の傾斜角(たとえば、25°)で傾斜する方向に延びている。第2アーム部12の径方向の寸法(長さ)は、第1アーム部11の径方向の寸法よりも小さい。
ケーブル接続部5は、図3に示されるように、略円板状のストッパ部21と、ストッパ部21の中央に立設された略円柱状の挿通部22とを一体的に有している。挿通部22が第1アーム部11の中間部15の下側から挿通孔17に挿通され、ストッパ部21が中間部15の下面に当接した状態で、ケーブル接続部5が中間部15に溶着により固定されている。これにより、挿通部22は、中間部15から上方に突出している。挿通部22の上端部には、ケーブル係止孔23が挿通部22の径方向に貫通して形成されている。ケーブル係止孔23には、シフトケーブル24の一端が係止される。シフトケーブル24の他端は、運転者により操作されるシフトレバー(図示せず)に連結されている。
メインマス6は、扁平な略円柱状をなし、第1アーム部11の先端部16の下面に溶接により固定されている。
カウンタマス7は、第2アーム部12の先端部の下面に溶接により固定されている。カウンタマス7は、比較的肉厚な略円弧板状をなしている。具体的には、カウンタマス7は、軸線方向に見た形状がシフトアンドセレクトシャフト3の軸線を中心とする略円弧状をなし、径方向に厚みを有し、軸線方向に延びている。カウンタマス7の下端は、軸線方向において、メインマス6の下端とほぼ同じ位置に位置している。また、カウンタマス7は、メインマス6と同じ材料からなり、メインマス6よりもサイズが大きく、それゆえメインマス6よりも重量が大きい。
そして、シャフトアッセンブリ1では、メインマス6およびカウンタマス7の重心の位置がシフトアンドセレクトシャフト3上に設定されている。この設定に従って、メインマス6およびカウンタマス7の各サイズ(重量)、ならびに、メインマス6およびカウンタマス7の各位置が設計されている。さらには、メインマス6およびカウンタマス7が設計された位置に配置されるよう、シフトアウタレバー4の第1アーム部11および第2アーム部12の径方向の各寸法(長さ)が設計されている。
また、図1に示されるように、手動変速機2のケースには、セレクトアウタレバー9が設けられている。セレクトアウタレバー9は、その一端部が径方向に延びる軸線まわりに回動可能に設けられている。セレクトアウタレバー9の他端部には、径方向に突出する略円柱状のケーブル接続部31が一体に形成されている。ケーブル接続部31の先端部には、ケーブル係止孔32がケーブル接続部31の径方向に貫通して形成されている。ケーブル係止孔32には、セレクトケーブル(図示せず)の一端が係止される。セレクトケーブルの他端は、シフトレバーに連結されている。
シフトレバーのセレクト操作が行われると、そのセレクト操作力がセレクトケーブルを介してセレクトアウタレバー9に伝達され、セレクトアウタレバー9が回動することにより、シフトアンドセレクトシャフト3が軸線方向に移動する。また、シフトレバーのシフト操作が行われると、そのシフト操作力がシフトケーブル24を介してシフトアウタレバー4に伝達され、シフトアウタレバー4が回動することにより、シフトアンドセレクトシャフト3が軸線まわりに回動する。これにより、シフトフォークが選択的に移動され、手動変速機2のギヤの噛み合い状態が変更されて、シフトレバーのセレクト操作およびシフト操作に応じた変速段が構成される。
以上のように、シフトアウタレバー4の第1アーム部11および第2アーム部12にそれぞれメインマス6およびカウンタマス7が設けられており、メインマス6およびカウンタマス7の重心の位置がシフトアンドセレクトシャフト3上に設定されている。これにより、メインマス6およびカウンタマス7の重心の位置がシフトアンドセレクトシャフト3上から外れた構成と比較して、車両に搭載されたエンジンの振動によるシャフトアッセンブリ1の振動を低減することができる。その結果、シフトレバーの振動(ノブ振動)を低減することができる。
また、メインマス6およびカウンタマス7の重心の位置がシフトアンドセレクトシャフト3上に設定されているので、ノブ振動がエンジンの特性やマウント剛性などの周辺環境の影響を受けにくい。そのため、シャフトアッセンブリ1(シフトアウタレバー4)を車種ごとに設計する必要をなくすことができ、シャフトアッセンブリ1に汎用性を持たせることができる。
さらには、メインマス6およびカウンタマス7の重量(マス量)を増大させても、メインマス6およびカウンタマス7の重心の位置がシフトアンドセレクトシャフト3上に設定されていれば、シャフトアッセンブリ1の振動を抑制できるので、マス量を増大させることにより、シャフトアッセンブリ1の振動を抑制しながら、シフトフィーリングおよびシフト操作音の向上を図ることができる。
また、シャフトアッセンブリ1の構成を他の局面から見ると、第1アーム部11に設けられたメインマス6のサイズが第2アーム部12に設けられたカウンタマス7のサイズよりも小さい。また、第1アーム部11の径方向の寸法が第2アーム部12の径方向の寸法よりも大きい。そのため、メインマス6のサイズがカウンタマス7のサイズよりも小さくても、メインマス6およびカウンタマス7の重心の位置をシフトアンドセレクトシャフト3上に設定することが可能である。
メインマス6のサイズがカウンタマス7のサイズよりも小さいので、第2アーム部12の径方向の寸法を小さくして、カウンタマス7を手動変速機2のケース8に近づけて配置することができる。その結果、シフトアウタレバー4全体としてのサイズをコンパクトに設計することができる。
第1アーム部11のメインマス6は、シフトアンドセレクトシャフト3の軸線に対してケーブル接続部5よりも径方向に離れた位置に配置されている。これにより、第1アーム部11のメインマス6の重量がケーブル接続部5の重量より小さくても、そのメインマス6およびカウンタマス7がシフトアウタレバー4の回動に与えるイナーシャをケーブル接続部5がシフトアウタレバー4の回動に与えるイナーシャよりも大きくすることができる。その結果、シフトフィーリングに対して、メインマス6によるイナーシャがケーブル接続部5によるイナーシャよりも支配的となる。よって、メインマス6およびカウンタマス7によるイナーシャを好適に設定することにより、良好なシフトフィーリングを実現することができる。
メインマス6およびカウンタマス7は、それぞれ第1アーム部11および第2アーム部12から吊り下がった状態に設けられている。これにより、メインマス6およびカウンタマス7の重心の位置を下げることができ、シャフトアッセンブリ1の振動をより低減することができる。その結果、ノブ振動を一層低減することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、シフトアウタレバー4の第1アーム部11は、クランク状部14を有する構成に限らず、平板状に形成されていてもよい。
また、メインマス6およびカウンタマス7の各形状についても、前述の形状に限らず、任意の形状を採用することができる。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 シャフトアッセンブリ
2 手動変速機(変速機)
3 シフトアンドセレクトシャフト
4 シフトアウタレバー
5 ケーブル接続部
6 メインマス(慣性マス)
7 カウンタマス(慣性マス)
8 ケース
11 第1アーム部
12 第2アーム部
24 シフトケーブル(ケーブル)

Claims (1)

  1. 車両用の変速機に設けられ、シフトレバーの操作に連動するシャフトアッセンブリであって、
    前記変速機のケースに対して軸線方向に移動可能かつ軸線まわりに回動可能に設けられるシフトアンドセレクトシャフトと、
    前記シフトアンドセレクトシャフトに固定され、前記シフトアンドセレクトシャフトに対する径方向の一方側および他方側にそれぞれ延出する第1アーム部および第2アーム部を有するシフトアウタレバーと、
    前記第1アーム部に設けられ、前記シフトレバーから延びるケーブルが接続されるケーブル接続部と、
    前記第1アーム部および前記第2アーム部のそれぞれに設けられ、重心の位置が前記シフトアンドセレクトシャフト上に設定された慣性マスとを含み、
    前記第1アーム部は、径方向の寸法が前記第2アーム部よりも大きく、
    前記第1アーム部に設けられた前記慣性マスは、サイズが前記第2アーム部に設けられた前記慣性マスよりも小さく、
    前記第1アーム部に設けられた前記慣性マスは、前記シフトアンドセレクトシャフトの軸線に対して前記ケーブル接続部よりも径方向に離れた位置に配置され
    前記軸線の方向に見て、前記軸線と前記ケーブル接続部の中心線とを通る直線に対して当該直線と直交する方向の一方側に、前記第1アーム部に設けられた前記慣性マスの重心が位置し、前記直線に対して前記一方側と反対側の他方側に、前記第2アーム部に設けられた前記慣性マスの重心が位置している、シャフトアッセンブリ。
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