JP6704392B2 - バランスジョイント - Google Patents

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Description

本発明は、チェア、ソファ、および同様の着座装置のためのバランスジョイントに関する。バランスジョイントという用語は、2つの要素を、これらの要素がバランス点または平衡点を中心として互いに対して回動され得るように、接合する可動ジョイントを意味している。本発明は、バランスジョイントを有するリクライニングチェア、バランスジョイントを備えるモジュール式家具にも関する。
チェアまたはシートをいかに2つ以上の位置間において傾動または揺動させるかについての多数の解決策が知られている。シート部分がその前部においてヒンジ接続され、かつバネに当接され、これによって、シートがチェア内において後方かつ下方に傾動されるようになっているものがある。このような解決策は、利用者をチェア内に沈み込ませ、チェア内に沈み込む快適さを与える。しかし、この解決策は、利用者が起き上がるときに問題を生じることがある。何故なら、利用者は、多くの場合、膝から臀部にわたる大腿部が下方に傾斜しているからである。
同時に、例えば、会議ホールまたはより最新式のダイニングチェアに用いられる軽量チェアにより適した他の簡単な解決策も知られている。このようなチェアでは、シートは、チェアの下を横切って位置する軸に回動可能に取り付けられており、チェアに座っている利用者は、体重移動によって、シートを前後に揺動させることができる。利用者が規制されずに前後に揺動するのを阻止するために、取付具がバネ機構に接続されていてもよく、これによって、利用者は、シートが略水平の平衡位置からシートを押し出すことになる。これらのチェアは、ある種の阻止物を有していてもよく、これによって、シートは、所定角度までしか傾動せず、偶発的に倒れることがない。このようなチェアは、比較的快適な着座性をもたらすが、不快な衝突を生じることがある。具体的には、前後方向の傾きが余りに早すぎると、チェアが阻止物に衝突することがある。
チェアの中心脚を中心として要素間の接続部を回動させることによって、チェアが種々の角度において自重点をもたらす解決策も知られている。加えて、シートまたはシートおよび背もたれが、着座位置と多数のリクライニング位置との間でレールシステムおよび/またはヒンジアームによって軸支される解決策も知られている。このようなチェアは、多くの場合、互いに対して機能する多数の部品を有する総合的システムを有しており、それ故、利用者にとっては高価なものとなる。同時に、総合的な手順によって傾動機能に関する摩耗部品を取り換えることになるので、利用者は、補修に代わってチェアの廃棄を選択することになる。何故なら、補修が高価になる可能性があるからである。
本発明の目的は、周知の回動可能なジョイントよりも良好な快適さをもたらすバランスジョイントを提供することにある。また、本発明の目的は、本発明によるジョイントを備えるチェアまたは他の着座機構の利用者に快適な傾動をもたらすジョイントを提供することにある。同時に、このバランスジョイントは、利用者が快適さを感じるジョイントの運動を得るために、少ない構成部品しか必要としない。
同時に、本発明は、前記バランスジョイントを備える改良された休息チェアに関する。
具体的には、本発明の課題は、前述のバランスジョイントを備え、かつ、利用可能な解決策よりも少ない部品から作製された下部フレームを有するリクライニングチェアであって、下部構造が適合化された弾性を有し、同時に摺動機構を支持するのに十分な剛性を有することによって、大きな快適さを利用者にもたらすようになっている、リクライニングチェアを提供することにある。
また、本発明の目的は、モジュールから作製される自立ソファであって、シートモジュールがバランスジョイントを備えている、自立ソファを提供することにある。このようなソファは、周知のソファよりも著しく簡単かつ迅速に取り付けることができ、同時にユーサーに快適さをもたらし、同様の原理によって作製された少ない家具部品しか備えていない。
これらおよび他の課題ならびに目的は、添付の請求項1に記載のバランスジョイントによって達成され、このバランスジョイントを備えたチェア、リクライニングチェアソファ、または、組立キットとして実現される
従って、シート機構とチェア脚機構との間に取り付けるのに適したバランスジョイントであって、中空空間を共同して画成する第1および第2の取付具と、少なくとも1つのヒンジとを備え、前記取付具は、前記少なくとも1つのヒンジによって、互いに回動可能に取り付けられ、前記中空空間内に少なくとも1つの弾性介挿材(パッキン)が配置されており、前記少なくとも1つの弾性介挿材は、その拡張(伸張)の可能性が少なくとも2つの方向において取付具によって制限されるように、取付具間に配置されていることを特徴とするバランスジョイントが記載されている。
2つの取付具が互いに回動可能に取り付けられており、弾性介挿材がこれらの取付具間に配置されているので、バランスジョイント内における2つの取付具間の変位が大きくなるにつれて、介挿材の抵抗が徐々に増大することになる。取付具間の傾動は、介挿材が取付具間においてもはや圧縮されることができないときに終了する。換言すれば、運動が完全に阻止されるまで、徐々に増大する抵抗が得られることになる。この解決策によって、取付具の完全な回動時に取付具が互いに対してまたは阻止装置に対して衝突することが阻止されることになる。
有利な実施形態では、バランスジョイントは、取付プレートおよび側壁として形成された取付具を備えており、第1の取付具の側壁は、第2の取付具の側壁の外側に配置されている。バランスジョイントには、側壁および取付プレートによって画定された中空空間が形成されており、弾性介挿材は、中空空間内に配置されている。介挿材は、少なくとも取付プレートおよび側壁に当接または近接して位置するように、寸法決めされている。好ましくは、介挿材は、取付プレートおよび側壁に当接または近接して位置している。介挿材は、2つ以上の方向において中空空間よりも大きくなっていてもよく、これによって、介挿材は、中空空間の少なくとも2つの壁に対して与圧されることになる。
バランスジョイントのいくつかの実施形態では、側壁は、ヒンジの導出に適した嵌合孔を備えている。ヒンジは、バランスジョイントの取付プレート間を通過し、バランスジョイントの部品のための回動軸を形成する。
バランスジョイントのいくつかの実施形態では、少なくとも1つの取付プレートは、シート機構またはチェア脚機構への取付のための孔を備えている。バランスジョイントが用いられるチェアまたは家具に対して、バランスジョイントを容易にネジ締結またはボルト締結することができる。もしバランスジョイントが2つの取付プレートを備えているなら、これらの取付プレートの両方が孔を備えることができ、これによって、互いに対して傾動または揺動しようとする両方の家具要素に対して、バランスジョイントをボルト締結またはネジ締結することができる。
バランスジョイントの他の実施形態では、取付具の一方の取付プレートは、貫通孔を備えており、貫通孔から突出する柱脚が、取付具の他方の内面に取り付けられている。この実施形態によって、バランスジョイントを柱脚接続部内に用いることができる。この柱脚接続部では、家具の1つの家具部分を取付具を中心として傾動させることができ、かつ柱脚接続部を中心として回動させることができる。
バランスジョイントのいくつかの実施形態では、柱脚は、端部分において、固定要素またはネジ付き固定要素に適した中空体またはネジ付き中空体を備えている。この中空体は、バランスジョイントを固定要素に容易に固定する方法をもたらすことになる。
また、前述のバランスジョイントを備えるチェアの実施形態および前述の少なくとも1つのバランスジョイントによってチェア脚機構に取り付けられた多数のシート機構を備えるソファの実施形態も記載されている。バランスジョイントは、すでに知られている傾動ジョイントと比較して、改良された傾動および減衰阻止機構を家具内にもたらすことになる
さらに、背もたれ部分にヒンジ接続されたシート部分を備えるリクライニングチェアであって、シート部分および背もたれ部分は、下部フレーム内に懸垂されている、リクライニングチェアにおいて、下部フレームは、2つの金属製側要素を保持する積層弓状部を備えており、金属製ブラケットが、積層弓状部の中心に取り付けられている一方、足部の中心ハブに回動可能に取り付けられている、リクライニングチェアが記載されている。リクライニングチェアの一実施形態では、ブラケットは、前述の傾動可能なバランスジョイントである。
このようなリクライニングチェアは、剛性金属要素といくらかの弾性を有する積層要素との特別の組合せによって、改良された快適さをもたらすことになる。バランスジョイントを有するこのようなリクラニングチェアは、シート部分および背もたれ部分が下部フレームを中心として前後に回動可能であると共にシート部および背もたれ部分との間の接続部において互いにヒンジ接続されていることに加えて、チェア部分が足部に対して傾動可能になっている点において、改良された快適さをもたらすものである。
リクライニングチェアの一実施形態では、積層弓状部は、木材の多数の層から構成されており、アームレスト弓状部は、クッションまたはアームレストクッションの取付けのための一体化取付機構を備えている。積層弓状部は、利用者に良好な快適さを与える弾性をもたらすと共に十分な機械的安定性をもたらす。積層弓状部は、チェアに座っている利用者が動くときに生じる降伏が小さいという点において、チェアの利用者に柔らかい感じを与えることになる。アームレストの一体化取付機構は、孔またはノブのような取付要素を備える弓状区域または表面部分から構成されており、クッションまたはアームレストクッションの嵌合取付要素が該一体化取付機構に取り付けられるようになっている。
また、細長の水平アルミニウム形材および2つの足要素または基部要素を備える家具であって、多数のモジュール要素がアルミニウム形材に取り付けられている、家具も記載されている。アルミニウム形材は、上側に少なくとも1つの溝を備えている。各家具モジュールは、シート部分、背もたれ部分、およびシート部分の底面の取付ブラケットを備えており、ブラケットは、アルミニウム形材の溝内に保持されるように配置された少なくとも1つのボルトを備えている。このような家具は、制限された数の単一部品を備えており、これによって、モジュールの形態で移送可能であり、組立が容易であり、モジュール式という点において融通性があり、同時に良好な着座の快適さをもたらす家具を利用者に提供することができる。
家具の一実施形態では、ブラケットは、シートモジュールとアルミニウム形材との間に揺動接続をもたらす前述のバランスジョイントを備えている。バランスジョイントは、シートモジュールとシートモジュールを水平形材に取り付ける取付ブラケットとの間に傾動可能な移行部を形成し、これによって、利用者に改良された快適さをもたらすことになる。同時に、バランスジョイントは、利用者がシート内において急激に動いたときにまたは家具上に急激に座ったときに、例えば、シート上に倒れ込んだときに生じる衝撃および負荷を吸収および減衰することになる。バランスジョイントがシートモジュールの運動を減衰するので、取付ブラケットと形材との間の取付具への負荷が均一化されることになる。
家具の一実施形態では、端部材(エンドピース)がアルミニウム形材の各端に取り付けられている。端部材によって、モジュールが形材上を移動しないことが確実になり、またソファの側部の装飾的な仕上げが得られることいなる。
家具の一態様では、アルミニウム形材は、中空であり、その家具の上側として用いられる側に2つのT字状長孔を備えており、家具モジュールの各々は、T字状長孔内に嵌合されるボルトを備えている。形材およびモジュールのこれらの嵌合取付装置は、モジュールを形材に簡単かつ確実に取り付け方法をもたらすことになる。
家具の他の態様では、アルミニウム形材は、家具の底面として用いられる側に、足要素または基部要素を保持するように配置された2つの把持溝を備えている。押出加工されたアルミニウム形材は、該形材に複雑な断面を形成することができるので有利である。多数の溝またはリブは、形材の長さ方向に形成されている。一方の側の把持溝によって、足要素または基部要素の簡単かつ頑丈な取付部が得られることになる。
前述の家具の家具要素は、シート、シート部分および背もたれ部分を備えるシートモジュール、側要素またはアームレスト、テーブル台、およびキャビネットを含む群から選択されている。アルミニウム形材の溝が該形材のいくつかの側において要素を受け入れるように適合されているので、前述の家具要素に基づく最終家具の設計において大きな融通性が得られることになる。
また、長手方向溝を備える細長のアルミニウム形材と、2つ以上の足要素または基部要素、1つまたは複数のシートモジュール、および2つの端部材を含む多数のモジュール要素と、を備えるソファを組み立てるための組立キットまたは既製部品セットであって、基部要素、シートモジュール、および端部材は、アルミニウム形材の長手方向溝の少なくとも1つに嵌合する取付機構を備えている、組立キットまたは既製部品セットも記載されている。
前述の組立キットまたは既製部品セットの一態様では、1つまたは複数の側要素またはアームレストは、アルミニウム形材の溝の少なくとも1つに嵌合する取付機構を備えている。
家具は、種々の取付溝を有する細長の形材およびモジュールの割り当てられた係留機構によって組立が容易になっているので、総合的な訓練を行なうことなく、完成ソファを組み立てることが可能である。また、容易な組立は、家具の間違った組立の可能性を極めてわずかにすることもできる。
また、ソファを組み立てるための方法であって、
表面に溝を備える細長のアルミニウム形材を準備するステップと、
シート部分、背もたれ部分およびアルミニウム形材への係留装置を備える1つまたは複数のシートモジュールをアルミニウム形材上を摺動させるステップと、
1つまたは複数の基部要素をアルミニウム形材上を摺動させるステップと、
端部分をアルミニウム形材の少なくとも一端上を摺動させるステップと、
モジュールおよび要素をアルミニウム形材に取り付けるステップと、
を含む、方法も記載されている。
この方法の一態様では、シートモジュールの係留装置は、前述のバランスジョイントを備えている。
モジュール式ソファを作製するこの方法は、簡単かつ確実な取付けをもたらし、同時に使いやすいソファおよび各ソファモデルの設計における大きな融通性をもたらすことになる。
以下、本発明をさらに明らかにするために、添付の図面を参照して、有利な実施形態の例についてさらに詳細に説明する。
非動作位置にある本発明によるバランスジョイントの第1の実施形態の斜視図である。 負荷位置または傾斜位置にある図1のバランスジョイントの実施形態の斜視図である。 上から見た図1の傾斜ジョイントの断面図である。 図2aのA−Aに沿った側断面図である。 図1の傾斜ジョイントの側面図である。 図3aのB−Bに沿った側断面図である。 図2の負荷されたバランスジョイントの図2aのA−Aに沿った断面図である。 2つの異なる傾斜位置における図1のバランスジョイントを有するシートモジュールの例を示す図である。 非動作位置にある本発明によるバランスジョイントの第2の実施形態の斜視図である。 負荷位置または傾斜位置にある図7のバランスジョイントの実施形態の斜視図である。 図7の傾斜ジョイントの側面図である。 図9aのC−Cに沿った側断面図である。 図8の負荷されたバランスジョイントの図8aのC−Cに沿った断面図である。 バランスジョイントの第3の実施形態の斜視図である。 2つの異なる傾斜位置にある図7mのバランスジョイントを有するチェアの例を示す図である。 本発明によるバランスジョイントを有するリクライニングシートの斜視図である。 図12のリクライニングチェアの下部構造を詳細に示す図である。 本発明によるバランスジョイントを備える完全に組み立てられたソファの例を示す図である。 図14のソファの部分側断面図である。 図14のソファに含まれる形材の断面図である。 組立中(または分解中)の図14のソファを示す図である。
図1は、非動作位置にある本発明によるバランスジョイント1の第1の実施形態の斜視図を示している。バランスジョイント1は、少なくとも1つのガジョンピンまたはヒンジピン4によって互いに回動可能に接続された2つの取付具2,3を備えている。シート部分を第1の取付具に取り付け、チェア脚部分を第2の取付具3に取り付けることによって、シートは、傾斜ジョイントによってチェア脚に対して揺動することになる。図2は、傾斜位置にあるバランスジョイントを示している。
図3a〜4bは、本発明による傾斜ジョイントの実施形態の種々の図を示している。2つの取付具2,3およびガジョンピンまたはヒンジピン4に加え、バランスジョイントは、ヒンジピンに隣接して2つの取付具間に配置された少なくとも1つの弾性介挿材5を備えている。
取付具には、平面状の取付けプレート21,31および側壁22,23,32,33が形成されている。第1の取付具2は、第2の取付具3におけるよりも広い取付プレート21を有しており、これによって、第1の取付具2の側壁22,23は、第2の取付具3の側壁32,33の外側に配置されることになる。側壁22,32,23,33は、好ましくは、2つの取付具間の接触面に不必要な摩擦が生じないように、互いに当接または近接して配置されている。
弾性介挿材は、ガジョンピンまたはヒンジピン4の位置において、取付具の取付けプレート21,31および狭い方の第2の取付具3の側壁32,33に近接または当接して配置されている。図示されている実施形態では、介挿材は、ヒンジピ4を取り囲んでいる(特に図3b,4b参照)。取付具2,3が互いに対して回動または傾斜するに従って、介挿材は、ヒンジピンの一方の側に徐々に圧縮される。介挿材が圧縮されると(図5参照)、その材料が、取付プレート間における空間を埋めるように、側壁方向の外方に膨出しようとする。しかし、介挿材はその拡張が阻止されているので、圧縮に対する抵抗が徐々に増大し、変位の増大と共に回動または傾動に対する抵抗が大きくなる。
本発明に係るバランスジョイントを有するチェアに座っている利用者は、シートの変位が大きくなるに従って、シートが後方への更なる傾斜を阻止する縁面または嵌合面に突然突き当たる代わりに、ジョイントを傾斜させることが徐々に困難になることに気付くだろう。バランスジョイントの揺動抵抗を高めるために、バランスジョイントの組立中に弾性介挿材を与圧することができ、これによって、バランスジョイントは、バランス位置において所定の大きさの張力が保たれた状態に圧縮されることになる。
シート部分およびチェア脚をそれぞれバランスジョイントに取り付けるために、有利には、多数の孔24,34が、取付具2,3の取付プレート21,31に設けられていてもよい(図1参照)。
図6は、本発明によるバランスジョイント1によってチェア脚機構7に取り付けられたシート6を示している。この図は、非動作位置(無負荷位置)および傾斜位置にあるシートを示している。バランスジョイントは、その後側が、シート6の背部の方に圧縮されている。バランスジョイントは、わずかな部品によってシート機構6およびチェア脚機構7に対して良好かつ確実な傾斜機能または揺動機能をもたらし、同時に傾動または揺動に対する穏やかな停止を確実にもたらすことになる。さらに、バランスジョイントは、着座構造物のシート部分およびチェア脚部分にそれぞれ面する2つの取付プレート2,3を有している。ボルト、ネジ、などによって種々の部品間に良好かつ頑丈な接続部を簡単に得ることができる。
バランスジョイントは、ボルトなどによって取付けられるので、例えば、保守のためにバランスジョイントを分解することもでき、必要に応じて、着座機構の部品を取り換えることもできる。これによって、本発明によるバランスジョイントを有するチェアまたはソファを長期間にわたって用いることができる。何故なら、実用的に、チェアまたはソファを取り換える代わりに保守することができるからである。これは、チェアまたはソファの所有者および環境の両方にとって節約になる。何故なら、チェアまたはソファが、より長い有効寿命を得るからである。
図7,8は、それぞれ、無負荷位置および回動した負荷位置にある本発明によるバランスジョイント101の第2の実施形態を示している。バランスジョイントは、取付プレート121および側壁122,123を有する第1の取付具102、取付プレート131および側壁132,133を有する第2の取付具103、弾性介挿材105、およびヒンジピン104を備えている。2つの取付具間の開口へのアクセスを阻止するために、一方の取付具102を、弾性介挿材105および第2の取付具103を包囲するように、拡張または延長させることができる。これにより、介挿材105は、拡大された取付具102内にカプセル化され、外部から視認できなくなる。このような拡大された取付具102は、シートまたはシート機構に取り付けるための孔または凹部の形態にある係留機構を備えていてもよい。
図9aは、バランスジョイントの部分断面を示しており、図9a,9bは、それぞれ、無負荷位置および傾斜位置(負荷位置)にある図9aのC−Cに沿った断面を示している。この実施形態では、取付プレート121に、傾斜ジョイントをシート部分にボトル止めするのに適した小孔124に加えて、貫通部125が設けられている。さらに、柱脚108が、貫通部125を貫通し、第2の取付具103の取付プレート131の内面に取り付けられ、これによって、柱脚は、バランスジョイントから突出し、チェア脚機構107への係留に適した取付部分を構成することになる。このような柱脚は、チェア脚機構に対して回動可能な連結部をもたらし、これによって、前述のバランスジョイントを有するチェアは、シート部分を揺動させ、それ自体の軸を中心として回動可能になる。
バランスジョイントは、有利には、より大きい付属品内に含まれるようになっていてもよい。これによって、バランスジョイントがチェアまたはソファ機構のシートに取り付けられたとき、2つの移動可能な取付具2,3間の開口がアクセス不能となり、または肉眼で見えなくなる。カプセル化は、例えば、第2の取付具を包囲するケース機構またはハウジングによる延長または拡張によって行なうことができ、この場合、両方の取付具は、依然としてシート部分などおよび足部などの各々に取付け可能となっている。このようなカプセル化されたバランスジョイントが、図10a,10bに示されている。この実施形態では、取付具102は、バランスジョイントをカプセル化するために拡大された貫通部を備えている。カプセルは、チェアのシート部分への取付けのための孔を備えており、その一方、柱脚108は、チェアの足部分への取付けのためにケーシングを貫通している。ケーシングは、取付具102と一体に成型され、チェア取付具に取り付けられるようになっていてもよい。
図示されている実施形態では、柱脚の端区域119にネジ付き中空部118が軸方向に設けられている。ネジ付き中空部118は、柱脚をボルト、ネジ、などのネジ付き取付要素によってチェア脚機構107に取り付けるのに適している。柱脚10は、図示されている例では、チェア脚の支柱117内に配置され、取付要素(図示せず)によって下からチェア脚支柱に取り付けられるようになっている。
シート機構106は、ボルトなどによって第1の取付具の取付プレート121に取り付けられる。図9b,9cは、取付部102,103の断面を示している。ここでは、負荷が加えられたとき、第1の取付具103がいかに第2の取付具102に対して傾斜または揺動するかが示されている。介挿材105は、取付プレート121,131間において一緒に加圧され、これによって、第2の取付具103の側壁132,133の方に拡張しようとする。圧縮されると、側壁が介挿材の側方への拡張を阻止するので、傾動に対する抵抗が徐々に大きくなる。図11,12は、本発明によるバランスジョイントを備えるチェアの例を示している。
図12は、本発明によるリクライニングチェアの態様を示している。このリクライニングチェアは、ヘッドレスト203を支持する背もたれ部分202にヒンジ接続されたシート部分201を備えている。シート部分および背もたれ部分は、4つの懸垂機構を含む下部フレームまたは下部構造内に懸垂されている。懸垂機構は、チェアの各側の弓状のアームレスト部分においてシート部分とアームレスト領域との間に配置された摺動可能なホイール装置209と、チェアの背もたれ部分の各側において背もたれ部分と下部構造との間の接触領域に配置された回動可能な連結装置または自転連結装置と、を含んでいる。下部構造は、1つの略平面状の中央部分および2つの略垂直アームを有する積層弓状部207を備えている。弓状部207に、2つの側要素208が取り付けられている。側要素には、広幅の上部分と、ホイール装置209を摺動可能に取り付けるのに適した狭幅の弓状下部分と、が形成されている。側要素は、2つの機能を有している。具体的には、各上部分は、アームレストクッション210を支持し、弓状下部分は、シート部分および背もたれ部分の傾斜機構に対して摺動レールとして機能する。
この例では、弓状部207は、木材のいくつかの層が積層されたものであり、その一方、側要素208は、金属から作製されている。本発明によるチェアに着座している利用者が移動すると、積層弓状部207は、ある程度のたわみをもたらすので、チェアの移動が穏やかなになり、その一方、金属製の側要素208は、剛性なので、アーム(弓状部)に対して堅固なかつ安定した支持をもたらすことになる。これによって、利用者は、弓状部207のわずかなたわみによる快適さと側要素の剛性による安全性の両方を実感することになるだろう。この快適さと安全性は、利用者に改良された着座感をもたらすことになる。積層弓状部207は、ブラケットまたはバランスジョイント206、すなわち、バランスの取れた休止位置においてチェアを保持するジョイントによって、足部204内に回動可能に支持されており、その一方、積層弓状部207は、ジョイントにおけるいくらかの撓み運動を可能とし、これによって、シートは、ある程度まで前後に揺動することが可能になる。図示されている実施形態では、足部204は、ハブ205に向かって延在するスポークを有するリング212から作製されている。リング212は、積層材料から作製されており、スポーク214およびハブは、金属から作製されている。積層リングによって、足部がチェアの移動にある程度追従することが可能であり、その一方、金属製のスポークおよびハブによって、チェアと足部との間の堅固な接続が確実になる。
足部は、プレートとして作製されていてもよい。支持体または軸受部は、弓状部の略平面部分の中心において弓状部207の下側に取り付けられたブラケットまたはバランスジョイントを備えている。ブラケット206は、ハブ205の軸受内に向かって下方に導出される軸頚または柱脚108(図9a参照)を備えている。ブラケット206は、バランスジョイントとすることができ、この場合、ジョイントの第1の部分は、弓状部の略平面部分に取り付けられ、ジョイントの第2の部分は、ハブ205内に配置可能な柱脚208を備えている。バランスジョイントの第1の部分は、第2の部分に対して回動可能または傾動可能に取り付けられており、これによって、弓状部207は、第2の部分に対して回動可能または傾動可能に取り付けることができ、その結果、弓状部207は、弓状部、従って、チェアが足部に対して傾動または揺動可能となるように、ハブ205に対して回動可能または傾動可能に連結されることになる。柱脚は、有利には、ハブ内に回動可能に配置され、これによってチェアがそれ自体の軸を中心として回動できるようになっている。バランスジョイントは、有利には、ある種のケーシング内に成形されていてもよく、この場合、ジョイントの可動部分は、チェアの下側からアクセスすることができず、または肉眼で見えないことになる。従って、この場合、チェアの弓状部207に取り付けられたケーシングおよびハブ205内に向かって下方に延在する柱脚のみしか見えないことになる。
背もたれ部分202は、背もたれの幅方向の各側にける回動支点ジョイントによって、背もたれ部分の高さの略中心部によって、および側要素と積層弓状部207との交差領域によって、下部構造または下部フレーム内に懸垂されている。また、シート部分は、シートの各側において、摺動ユニット209によって、下部構造内に懸垂されている。摺動ユニット209は、摺動ユニットと弓状部との間の摩擦をネジまたは回動可能な摩擦連結具によって変更させることができるという点において、可変である。
図13は、下部構造をさらに詳細に示している。この図では、積層弓状部207が側要素を支持してること、具体的には、これらの側要素が2つの領域において積層弓状部に取り付けられていることが示されている。側要素が取り付けられている第1の領域は、弓状アームまたは弓状部207の上端であり、側要素が取り付けられている下側の箇所は、弓状部がチェアの下方に湾曲する手前のアーム部分であり、側要素は、該アーム部分に向かっていくらか長く下方に延在している。側要素は、アームレストクッションを取付けかつ支持するための一体化された取付プレート211を備えている。足部204のハブ205の軸受213内に向かって下方に延在する軸頚または柱脚を有するブラケット206が示されている。弓状部207は、木材のいくつかの層が積層されたものである。弓状部は、チェアの利用者に快適さを与えるのに十分なたわみをもたらし、同時に背部のための調節機構を支持するのに十分な剛性を有するように、構成されている。これは、均一かつ最適な厚みの弓状部を用いることによって、中心からアームに向かって変化する厚みを有する弓状部を用いることによって、または積層弓状部の層の組成を変化させることによって、得られることになる。弓状部の一部に、特に、垂直アームに向う部分に金属層または繊維強化プラスチック材料が添加されてもよい。
図14は、3つのシートを備えるソファを示している。ソファの中心に、2つの足弓状部302から直立した中空のアルミニウム形材301が配置されている。アルミニウム形材に、第1端アームレストまたは端側要素304、3つのシート要素305,306,307、および端側要素308が連続して取付けられている。家具要素は、アルミニウム形材301の溝内に取付けられている。形材は、各端において端部材303によって閉鎖されている。
図15は、ソファ断面を示している。図示されている実施形態におけるアルミニウム形材301は、3つのチャンバを有する中空体である。形材は、形材の互いに対向する面にT字状長孔を有している。足弓状部が、形材の2つの下側長孔内に該長孔に入るヘッドを有する貫通ボルトをねじ込むことによって取り付けられる。シートモジュールは、ブラケット309を備えているが、該ブラケット309が、モジュール内の内側フレーム310に取り付けられる。ブラケットは、シートモジュールがアルミニウム形材301に対して傾動または揺動することを可能にするために、バランスジョイントから構成されているとよい。ブラケット309にも、下側から突出する2つのボルトが同様に配置される。各ボルトは、形材301の長孔に連結される。その結果、モジュールをそれらが正確な位置に達するまで形材301に沿って摺動させ、その後、ボルトを締め付け、モジュールを形材に係止することができる。端部材303は、形材の開端を覆うものであり、形材301に家具モジュールを係止するのに役立ち、これによって、家具モジュールは、取り付けられた後、再び摺動しないことになる。
図16は、形材301の断面を示している。形材は、上側および下側が平面状であり、3つの閉鎖チャンバ319,320,321を備えている。下面には、T字状長孔313,314が配置されており、これらの長孔は、各々、ボルトの一端、すなわち、ボルトのヘッドまたはボルトの端に着座するナットのいずれかを受け入れるように、適合されている。上面には、同様に、家具モジュールの下側に着座するボルトを収容するように構成された2つのT字状長孔311,312が配置されている。形材には、端部材を定位置に保持するネジを収容するように設計された4つの長手方向長孔または溝315〜318が配置されている。代替的に、端部材は、形材の端に押し込まれるように設計されていてもよい。すなわち、端部材は、形材の断面内に嵌合されるフランジを備えていてもよい。
図17は、組立中のソファを示している。第1の側要素304は、適所に配置されており、シート部分、背もたれ部分、および取付ブラケットを備える第1および第2のシートモジュール305,306も同じように配置されている。ここで、シートモジュールのシート部分の取付ブラケットは、好ましくは、バランスジョイントから構成されている。最後のシートモジュール307は、まさに取り付けられようとしている。具体的には、最後のシートモジュール307は、該シートモジュールの下の取付ブラケット309がアルミニウム形材301の溝または長孔に係合するように、該溝または長孔内にすべり込もうとしている。モジュールが適所に配置された後、形材のT字状長孔に係合しているボルトが締め付けられる。その後、最後の側要素が設置され、ボルトが締め付けられ、端部材が取り付けられることになる。
この例のソファは、3つのシートモジュールおよびアームレストを備えている。しかし、このようなソファは、この数よりも少ないシートモジュールおよびこの数よりも多いシートモジュールを備えていてもよい。シートモジュールは、少なくとも1つのシート部分および1つの背もたれ部分を備えており、自立している。さらに、例えば、シートモジュールのいくつかをテーブルプレートまたは低キャビネットモジュールと取り換えることができる。これに関して、例えば、ワードローブまたはテーブルを支持するために、ソファ以外の他の種類の家具用の足弓状部および端部材を支障なく用いることができる。また、形材の下の他の種類の脚、または家具を床に取り付けることを可能にするブラケットを用いることもできる。
アルミニウム形材は、好ましくは、押出加工されたアルミニウム形材である。このような形材の利点は、製造プロセスが、形材の断面の選択に高い融通性をもたらし、これによって、多数の長手方向長孔または溝を使用されるシートモジュール、足モジュールまたは基部モジュールおよび/または端ブラケットに適合させることができることにある。例えば、いくつかの平行長孔によってより多くの取付定点または係留点をもたらし、これによって、モジュールの係留に高い融通性をもたらし、その一方、わずかな取付溝によってモジュールの容易な組立および容易な係留をもたらすことが想定される。
このようなモジュール式家具は、家具を容易に組み立てる方法をもたらし、同時に利用者に対して良好な着座感をもたらす点において、特に有利である。ソファの下の横断形材は、完成したソファ構造体を床の上に持上げ、これによって、床上にまで下方に延びるソファよりも軽量感を与え、かつソファ下の空間へのアクセス可能性を高めることになる。後者のアクセス可能性は、ソファの下の清掃を簡素化することになる。
ソファの組立が容易なので、モジュールの誤った組立のおそれをもたらすことなく、組立前に、ソファ部分をエンド利用者の可能な限り近くに移送することも可能になる。
例えば、図1〜4に示されているようなバランスジョイントを備える取付ブラケットを有するシートモジュールを提供すると、特に有利である。バランスジョイントは、シートモジュールのシート部分とブラケットとの間に位置し。これによって、ブラケットは、完成されたソファ上において下方の形材に固定されることになる。これによって、シートモジュールは、取付ブラケットに関して傾動または揺動することになる。
仮にバランスジョイントが、取付具間の中空空間内に配置された介挿材が外側からアクセス可能となるように開いていても、2つのさらなる側壁を有する少なくとも1つの取付具を設け、これによって、介挿材を全ての側方向において閉じ込めることも考えられる。例えば、第2の取付具の側壁の外側に位置する2つの側壁を有する第1の取付具が、2つの追加的な側壁を備え、これによって、取付具間の中空空間を側壁によって完全に区切ることも考えられる。また、側壁は、バランスジョイントの周りにある種のハウジングを形成するために拡大されてもよい。
図1〜4のバランスジョイントの実施形態の第1の例は、ガジョンピンまたはヒンジピンを包囲する介挿材を示しており、図7〜9の実施形態の第2の例は、柱脚を包囲する介挿材を示している。介挿材は、バランスジョイントの中空空間における壁の少なくとも2つにまで延在している。図示されている例では、介挿材は、中空空間の壁の4つに当接しており、中空空間内において残っている2つの互いに向き合った方向に延在している。カプセル化された実施形態では、介挿材は、2つの移動可能な取付具2,102,3,103によって形成されたバランスジョイントの中空空間を充填することが想定されている。何故なら、介挿材は、中空空間内に配置されたとき、中間空間と略同一の体積を有しているからである。
しかし、取付プレート間と側壁との間の中空空間が介挿材によって略充填されるように、2つ以上の弾性介挿材をバランスジョイント内に配置することも可能である。例えば、ヒンジピンの下側および上側の各々に細長の介挿材を互いに対しておよび取付プレートに対して当接するように配置することも考えられ、短い介挿材をピンまたは柱脚の各側に配置し、これによって、ピンまたは柱脚の各側の中空空間を充填させることも考えられ、または互いに当接する多数の介挿材の組合せを、介挿材機構の弾性と剛性との間の関係を最適化するために、さらなる取付手段を設けることなく、すなわち、例えば、接着剤によって接続させることも考えられる。
狭幅または薄肉の側部および広幅または厚肉の側部を有する弾性パキンを特定することによって、各方向における回転抵抗を最適化させることができる。このような実施形態では、介挿材の一部が、バランスジョイントの中空空間において少なくともいくつかの壁から離れて配置されることになる。
明細書において、ボルトまたはネジのような取外し可能な固定要素によって、バランスジョイントがシート機構およびチェア脚機構に取り付けられると記載されているが、溶接、接着、ハンダ付け、などによって、バランスジョイントをシート機構とチェア脚機構との間に恒久的に取り付けることも可能である。

Claims (9)

  1. シート機構とチェア脚機構との間に取り付けるのに適したバランスジョイントであって、中空空間を共同して画成する第1および第2の取付具と、前記第1および第2の取付具を互いに回動可能に結合する少なくとも1つのヒンジピンと、前記中空空間内に配置された少なくとも1つの弾性介挿材と、を備え、
    前記第1および第2の取付具は、それぞれ、取付プレートおよび側壁を有し、前記第1の取付具の前記側壁が前記第2の取付具の前記側壁の外側に配置され、かつ、前記第1および第2の取付具の一方は2つの追加的な側壁を有し、前記取付具間の前記中空空間の周囲が区切られ、前記弾性介挿材の拡張の可能性が全ての方向において前記取付具によって制限されいるバランスジョイント。
  2. 前記第1および第2の取付具の前記側壁は、前記少なくとも1つのヒンジピンの導入に適した嵌合孔を備えている、請求項1に記載のバランスジョイント。
  3. 少なくとも1つの取付プレートは、シート機構またはチェア脚機構への取付けのための孔を備えている、請求項1記載のバランスジョイント。
  4. 前記取付具の一方の前記取付プレートは、貫通孔を備えており、前記貫通孔から突出した柱脚が、前記取付具の他方の内面に取り付けられている、請求項1に記載のバランスジョイント。
  5. 前記柱脚は、端区域において、取付要素またはネジ付き取付要素に適した中空体またはネジ付き中空体を備えている、請求項4に記載のバランスジョイント。
  6. 前記弾性介挿材は、前記中空空間と同じ体積を有している、請求項1に記載のバランスジョイント。
  7. 前記弾性介挿材は、前記各側面の回転抵抗を最適化するために、前記弾性介挿材の一部が前記中空空間の内の壁の少なくとも一部から離れて位置するように、狭い側または薄い側と広い側または厚い側を有するように設計されている、請求項1に記載のバランスジョイント。
  8. 請求項1記載のバランスジョイントを備えたチェア。
  9. 請求項1記載のバランスジョイントによってチェア脚機構に取り付けられた複数のシート機構を備えたソファ。
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