JP2021142212A - 椅子の座板の支持機構 - Google Patents

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典幸 橋本
Noriyuki Hashimoto
典幸 橋本
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【課題】簡素な構成で、座板を安定して前傾姿勢と後傾姿勢の双方に揺動可能とする、座板の支持機構を提供する。【解決手段】座板1は座部1aと背凭れ部1bとが一体となった背座一体型である。支持機構は、脚支柱41に連結される連結部11上に設けられたベースプレート10と、揺動可能な揺動プレート20と、ベースプレート10と揺動プレート20とを軸支連結する軸ピン32を備える。座板1は、揺動プレート20の上面に固定される。軸ピン32は連結部11の上方に位置しており、揺動プレート20からの荷重を支持するコイルバネ31が軸ピン32の前後に配されている。また、揺動プレート20の前傾限界及び後傾限界をそれぞれ規制する、前傾ストッパー30f及び後傾ストッパー30rも設けられている。【選択図】図5

Description

本発明は、いわゆる背座一体型のシェル(座板)を備える椅子において、着座者の姿勢や体重移動に応じて揺動(傾動)可能な座板の支持機構に関する。
座部と背凭れ部とが一体となった背座一体型のシェル(座板)を備える椅子において、着座者の姿勢や体重移動に応じて座板が揺動可能な椅子としては、例えば下記特許文献1が開示されている。特許文献1の椅子は、背座一体型で弾性素材により成型された座板と、該座板の下面を支持する支持体とを備え、支持体が脚支柱に連結固定されている。座板と支持体とは、互いの前端部において連結固定されているが、支持体の上面後部は大きく下方へ傾斜しており、座板後部との間に大きな間隙がある。これにより、座板の前端部は支持体に固定されていることで揺動しないが、背凭れ部を含む座板後部は、着座者の姿勢や体重移動によって上下方向に揺動可能となっている。
特開2013−447号公報
特許文献1では、簡素な構成で着座者の姿勢に応じて座板が最適な形状をなし得る椅子を提供するものである。しかしながら、座板の下面は前端部のみが支持体で支持されているのみであって、着座者の体重(荷重)が最も付加される脚支柱の延長上も含めて中央部から後部にかけては片持ち梁状に浮いており、弾性材料からなる座板の弾性力のみで着座者の体重を支えている。これでは、支持体上面によって最大後傾角度は規制されるが、その途中の揺動機構は不安定である。また、椅子の構造は比較的簡素ではあるが、そのために座板は特殊な弾性材料製とする必要がある。しかも、特許文献1の椅子では、座板を前傾姿勢にできず、使用快適性に限界がある。
そこで、本発明は上記課題を解決するものであって、簡素な構成でありながら、座板を安定して前傾姿勢と後傾姿勢の双方に揺動可能とする、座板の支持機構を提供するものである。
そのための手段として、本発明は椅子の座板の支持機構であって、前記座板は座部と背凭れ部とが一体となった背座一体型であることを前提とし、脚支柱に連結される連結部上に設けられたベースプレートと、前記ベースプレートの上方において揺動可能な揺動プレートと、前記ベースプレートと前記揺動プレートとを軸支連結し、幅方向に延在する支軸と、を備える。前記座板は、前記揺動プレートの上面に固定される。そのうえで、前記支軸は前記連結部の上方に位置しており、前記支軸の前方及び後方に、それぞれ揺動プレートからの荷重を支持する弾性体が配されていることを特徴とする。
前記ベースプレートと前記揺動プレートとの間には、前記揺動プレートの前傾限界及び後傾限界をそれぞれ規制する、前傾ストッパー及び後傾ストッパーを設けることが好ましい。
前記弾性体としては、コイルバネが好ましい。
前記弾性体は、前記支軸の前方及び後方においてそれぞれ左右2つ配すことが好ましい。
本発明の支持機構では、座板が揺動プレートに固定されているので、座板は揺動プレートと一体的に揺動する。その揺動軸となる支軸は連結部の上方位置において幅方向に向けて配されている。つまり、支軸は前後方向において脚支柱の中心軸線上に位置しており、着座者が基本姿勢で着座したときの重心位置(座位基準点)と一致している。これにより、座板は揺動プレートと共に支軸を起点として前傾姿勢と後傾姿勢との間で揺動可能となる。而して、本発明の支持機構によれば、着座者の姿勢や体重移動に追従して座板を後傾姿勢のみならず前傾姿勢にもすることができ、快適性が向上する。
また、ベースプレートと揺動プレートとの間の前後に、それぞれ着座者の体重も含めた揺動プレートからの荷重を支持する弾性体を配している。これにより、揺動プレート及び座板の基本姿勢(着座者が着座していない状態での姿勢)を弾性体の高さを設計することで規定することができる。また、弾性体の弾性力を設計することで、前傾し易くしたり、後傾し易くしたりすることができると共に、揺動の安定性も向上する。
しかも、本発明の支持機構は、少なくともベースプレートと、揺動プレートと、支軸と、弾性体とによって成り立つ構成であり、構造が簡素である。さらに、特殊な座板を使用する必要がなく、従来から公知の一般的な背座一体型の座板を広く使用することができ、汎用性が高い。
ベースプレートと揺動プレートとの間に前傾ストッパー及び後傾ストッパーを設けていれば、弾性体に対して必要以上の荷重が付加することを避けることができる。これにより、弾性体の早期劣化や破損を避けることができる。
弾性体としてコイルバネを使用すれば、その高さや弾性力の設計が容易であるとともに、他の弾性体と比べて荷重耐性が高く使用寿命が長い。
弾性体を支軸の前後において左右2個所、すなわち4点支持すれば、揺動プレート及び座板をより安定して支持することができる。
椅子の要部分解斜視図である。 支持機構の前方視分解斜視図である。 支持機構の後方視分解斜視図である。 支持機構の下方視分解斜視図である。 基本姿勢にある支持機構の図1のA−A線相当断面図である。 前傾姿勢にある支持機構の図1のA−A線相当断面図である。 後傾姿勢にある支持機構の図1のA−A線相当断面図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について説明する。図1〜図5に示すように、支持機構は、座部1aと背凭れ部1bとが一体成型された、いわゆる背座一体型シェル構造の座板1を支持するものである。各図面には最もシンプルな形状の座板1を代表例として示しているが、座部1aと背凭れ部1bとが一体となっており、且つ後述する揺動プレート20上に固定可能なものである限り、全体的形状は特に限定されない。したがって、座部1aと背凭れ部1bとが必ずしも一体成型されている必要はなく、座部1aと背凭れ部1bとを個別に製造したうえで、両者を一体的に揺動するよう固定することもできる。素材も特に限定されず、合成樹脂製、金属製、木製など種々の材料を使用できる。
支持機構は、ベースプレート10と揺動プレート20とを備える。ベースプレート10は金属製であって、平板状のベース部10aと、ベース部10aの左右両側縁から上方に立設する外壁10bとを有する。図示していないが、ベース部10aの中央部には、支柱孔が穿設されている。外壁10bより幅方向内側であって、支柱孔の左右両側縁に臨む位置には、それぞれ内壁10cが立設しており、両内壁10cの上縁間に、支柱孔の上方を覆う天板10dが架設されている。外壁10b及び内壁10cは、側面視でそれぞれ前後方向中央部の高さが最も高くなった山形となっている。
ベース部10aの下面中央部には、上下両面が開口する円筒形の連結部11が設けられている。図示していないが、連結部11の上面開口は支柱孔に臨み、両者は連続している。連結部11は、脚(図示せず)の脚支柱41が挿通されることで、座板1と脚とを連結する部位である。脚支柱41を連結部11の下面開口から挿通すると、脚支柱41はベースプレート10の支柱孔を介して天板10dに当接する。脚支柱41と連結部11の中心軸は一致する。
脚としては、連結部11に挿通可能な脚支柱41を有するものである限り、特に限定されない。例えば、上記特許文献1にも開示されているような、中央に脚支柱41を備え、その下部において複数本の脚部が放射状に延在する形態のものが代表例として挙げられる。
左右の外壁10b及び内壁10cの前後方向中央上部には、当該外壁10bと内壁10cとの間に円筒形の軸筒10eがそれぞれ幅方向に架設されている。軸筒10eの左右両面は、外壁10bと内壁10cを介して内外貫通している。また、左右の内壁10cの間の支柱孔の前後両縁に臨む位置には、それぞれブロック状のブラケット10fが配されている。さらに、外壁10bと内壁10cの間であって、軸筒10eを挟んだ前後位置には、それぞれ突起10gが設けられている。
揺動プレート20も金属製であって、平板状のベース部20aと、ベース部20aの左右両側縁から下方に立設する外壁20bとを有する。外壁20bも、山形となっている。左右の外壁20bの山型膨出部下部には、軸孔20cがそれぞれ穿設されている。また、ベースプレート10の各突起10gに臨む対向位置には、それぞれ突起20gが設けられている。
ベースプレート10と揺動プレート20とを連結するには、ベースプレート10の上方から揺動pうレート20を被せればよい。その前に、ベースプレート10の前後の両ブラケット10fに、それぞれ前傾ストッパー30fと後傾ストッパー30rとを固定しておく。前傾ストッパー30f及び後傾ストッパー30rは金属製でもよいが、硬質ゴム、硬質エラストマー、合成樹脂など、荷重吸収性を有する素材であることが好ましい。
また、ベースプレート10の各突起10gに、本発明の弾性体に相当するコイルバネ31を挿通しておく。そのうえで、ベースプレート10の上方から揺動プレート20を被せ、軸孔20c及び外壁10bの軸孔を介して軸ピン32を軸筒10eに挿通する。これにより、幅方向に延在する軸ピン32を揺動中心として、揺動プレート20がベースプレート10の上方において揺動可能に軸支連結される。したがって、軸ピン32が、本発明の支軸に相当する。ベースプレート10と揺動プレート20とを連結すると、揺動プレート20の各突起20gは、これに臨む4つのコイルバネ31内に挿通される。
最後に、揺動プレート20の上面に座板1をボルト固定することで、座板1が揺動プレート20と一体的に揺動することになる。なお、本実施形態では、各コイルバネ31の高さはそれぞれ同じであり、着座者が着座していない図5に示す基本姿勢では、揺動プレート20及び座板1は水平となっている。また、軸ピン32は、脚支柱41が挿通される連結部11の上方(中心軸線上)に位置している。すなわち、軸ピン32は前後方向において脚支柱41の中心軸線上に位置しており、着座者が基本姿勢で着座した場合に、その重心がある座位基準点と前後方向位置が一致している。これにより、揺動プレート20延いては座板1が前傾姿勢へも後傾姿勢へも円滑に揺動することができる。本実施形態では、各コイルバネ31の弾性力もそれぞれ同じである。
そして、着座者が椅子に着座し、前傾姿勢となったり前方に体重をかけると、座板1は図6に示す前傾姿勢へ揺動プレート20と一体的に揺動(傾動)する。このとき、着座者の体重も含めて揺動プレート20からの荷重がコイルバネ31によって吸収されることで、安定して揺動する。また、大きく前傾した場合は、揺動プレート20が前傾ストッパー30fに当接することで、座板1の前傾限界が規制される。
一方、着座者が後傾姿勢となったり後方に体重をかけると、座板1は図7に示す後傾姿勢へ揺動プレート20と一体的に揺動(傾動)する。このときも、着座者の体重も含めて揺動プレート20からの荷重がコイルバネ31によって吸収されることで、安定して揺動する。また、大きく後傾した場合は、揺動プレート20が後傾ストッパー30rに当接することで、座板1の後傾限界が規制される。
以上、本発明の代表的な実施形態について説明したが、これに限られることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、前傾ストッパー30fと後傾ストッパー30rのいずれか一方または双方は、必ずしも設けなくてもよい。弾性体としては、コイルバネに限らずゴム製等のクッション材とすることもできる。
弾性体は必ずしも4箇所設ける必要はなく、前後1つづつ合計2個所に設けるのみでもよいし、支軸の前方側と後方側のうち、一方に1つ、他方に2つの合計3箇所に設けることもできる。
弾性体の高さも全て同じである必要はなく、前方側と後方側の高さを敢えて異ならせて、着座者の着座していない基本姿勢においてやや前傾または後傾させておくこともできる。また、各弾性体の弾性力も全て同じである必要はなく、前方側と後方側の弾性力を敢えて異ならせることもできる。
1 座板
10 ベースプレート
10a ベース部
10b 外壁
10c 内壁
10d 天板
10e 軸筒
10g 突起
11 連結部
20 揺動プレート
20a ベース部
20b 外壁
20g 突起
30f 前傾ストッパー
30r 後傾ストッパー
31 コイルバネ
32 軸ピン
41 脚支柱

Claims (4)

  1. 椅子の座板の支持機構であって、
    前記座板は、座部と背凭れ部とが一体となった背座一体型であり、
    脚支柱に連結される連結部上に設けられたベースプレートと、
    前記ベースプレートの上方において揺動可能な揺動プレートと、
    前記ベースプレートと前記揺動プレートとを軸支連結し、幅方向に延在する支軸と、
    を備え、
    前記座板は、前記揺動プレートの上面に固定され、
    前記支軸は、前記連結部の上方に位置しており、
    前記ベースプレートと前記揺動プレートとの間には、前記支軸の前方及び後方にそれぞれ揺動プレートからの荷重を支持する弾性体が配されている、椅子の座板の支持機構。
  2. 前記ベースプレートと前記揺動プレートとの間には、前記揺動プレートの前傾限界及び後傾限界をそれぞれ規制する、前傾ストッパー及び後傾ストッパーが設けられている、請求項1に記載の椅子の座板の支持機構。
  3. 前記弾性体がコイルバネである、請求項1または請求項2に記載の椅子の座板の支持機構。
  4. 前記弾性体が、前記支軸の前方及び後方においてそれぞれ左右2つ配されている、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の椅子の座板の支持機構。
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