JP6701233B2 - 医療用ステープル - Google Patents

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Description

本発明は、医療用ステープルに関するものである。
従来、生体組織を縫合するためにステープラが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。ステープラに針として用いられるステープルは、長尺形状のベース部と、該ベース部の一端からベース部の長手方向に交差する方向に突出する針状の挿入部とを有している。特許文献1に開示されているステープルの挿入部は、該挿入部の先端がベース部の長手方向においてベース部の他端と略同一の位置に位置するように、大きく湾曲している。
米国特許第8662369号明細書
しかしながら、特許文献1の挿入部は、アンビルによる変形は容易であるが、挿入部の先端がベース部の長手方向に略平行な方向を向いているため、生体組織に穿刺し難いという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、挿入部を容易に変形させ、かつ、生体組織に確実に穿刺することができる医療用ステープルを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、アンビルおよびカートリッジを有する外科用ステープラに使用され、前記カートリッジ内から前記アンビルに向かって押し出されて前記アンビルとの接触によって所定の方向の押圧力が作用する医療用ステープルであって、一端部と他端部とを有する長尺形状のベース部と、該ベース部の前記一端部から前記ベース部の長手方向に交差する方向に突出し、少なくとも一部が円弧形状の挿入部と、備え、前記挿入部が、前記他端部側に位置する内側側面と、前記他端部とは反対側に位置する外側側面と、先端において前記内側側面と前記外側側面とによって形成される角部からなる針先部と、を有し、前記ベース部の前記長手方向および前記挿入部の長手方向によって画定される平面上で、前記針先部の前記外側側面側の接線と前記押圧力の方向とによって画定される角度θと、前記針先部の前記内側側面側の接線と前記押圧力の方向とによって画定される角度θ2とが、下記条件式を満足する医療用ステープルである。
40°>θ1>θ2>0°
上記態様の一実施形態において、前記針先部は、前記所定の方向に垂直な方向において、前記ベース部の前記一端部よりも前記他端部側に位置する。
上記態様の一実施形態において、前記挿入部は、前記ベース部の前記長手方向に対して垂直方向に突出し、前記針先部は、前記所定の方向に垂直な方向において、前記ベース部の前記一端部よりも前記他端部側に位置する。
上記態様の一実施形態において、前記挿入部は、全体が円弧形状である。
上記態様の一実施形態において、前記挿入部の前記所定の方向における寸法が、前記ベース部の長手方向の寸法よりも大きい。
上記態様の一実施形態において、前記外側側面の表面粗さが、前記内側側面の表面粗さよりも小さい。
上記態様の一実施形態において、前記挿入部における、前記平面に垂直な方向の軸回りの断面2次モーメントが、前記針先部から前記一端部に連結している根元部に向かって連続的に大きくなる。
本発明によれば、挿入部を容易に変形させ、かつ、生体組織に確実に穿刺することができるという効果を奏する。
(a),(b),(c)本発明の一実施形態に係る外科用ステープルが外科用ステープラによって変形される過程を示す図である。 本発明の一実施形態に係る外科用ステープルの全体構成を示す正面図である。 図2の外科用ステープルの第1の変形例の全体構成を示す正面図である。 図2の外科用ステープルの第2の変形例の全体構成を示す正面図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る外科用ステープル(医療用ステープル)1について図面を参照して説明する。
まず、本実施形態に係る外科用ステープル1が使用される外科用ステープラについて説明する。
外科用ステープラは、図1(a)〜(c)に示されるように、外科用ステープル1によって生体組織Sを縫合するための器具であり、開閉可能に相互に連結されたカートリッジ11およびアンビル12を備えている。カートリッジ11およびアンビル12は、閉状態において互いに平行に対向する内面11a,12aを有し、内面11aと内面12aとの間に生体組織Sが把持される。
カートリッジ11の内面11aにはスロット11bが開口している。外科用ステープル1は、スロット11b内に収容され、図示しない押出機構の作動によってスロット11b内から押し出されるようになっている。スロット11b内から押し出された外科用ステープル1は、生体組織Sを貫通した後に、図1(a)に示されるように、アンビル12の内面12aに接触する。このときに、アンビル12の内面12aに接触する外科用ステープル1には、押出機構から外科用ステープル1に与えられる力に応じた所定の方向の押圧力Fが作用する。この押圧力Fによって、図1(b),(c)に示されるように、外科用ステープル1が変形し、生体組織Sが縫合されるようになっている。
次に、本実施形態に係る外科用ステープル1について説明する。
外科用ステープル1は、図2に示されるように、略L字型であり、長尺形状のベース部2と、該ベース部2の一端から延びる単一の挿入部3と、を備えている。略L字型とは、ベース部2の一端から該ベース部2の長手方向に交差する方向に挿入部3が延びる形状を意味する。
ベース部2および挿入部3は、チタン合金やステンレス等の生体親和性の高い金属から形成されている。
ベース部2は、長手方向の両端に第1の端部(一端部)2aおよび第2の端部(他端部)2bを有している。
挿入部3は、生体組織Sを貫通し、アンビル12によって湾曲変形される部分である。挿入部3は、一端においてベース部2の第1の端部2aと連結され、該第1の端部2aからベース部2の長手方向に交差する方向に突出している。挿入部3は、ベース部2とは反対側に凸となる円弧形状を有している。挿入部3の形状は、一定の曲率を有する円弧形状に限らず、一端と他端との間で曲率が変化する円弧形状であってもよい。
以下、ベース部2の長手方向をX方向、ベース部2と挿入部3とによって画定される平面(図2において紙面と同一面)に沿いベース部2の長手方向に垂直な方向をZ方向、前記平面(XZ平面)に垂直な方向をY方向とするXYZ直交座標系を用いて説明する。
挿入部3は、円弧形状の径方向内側(第2の端部2b側)に位置する内側側面5と、径方向外側(第2の端部2bとは反対側)に位置する外側側面6と、を有している。挿入部3の他端(先端)には、内側側面5の縁と外側側面6の縁とが接続することによって形成された角部からなる針先部4が設けられている。針先部4は、ベース部2の長手方向において、第1の端部2aよりも第2の端部2b側に位置し、好ましくは第1の端部2aと第2の端部2bとの間に位置している。
内側側面5および外側側面6は、図2に示されるように、Y方向に外科用ステープル1を見たときに、第1の角度θ1および第2の角度θ2が下記条件式(1)を満足するような形状を有している。
(1) 60°>θ1>θ2>0°
式(1)において、第1の角度θ1は、外側側面6の針先部4におけるXZ平面に沿う方向の接線T1と、押圧力Fの方向と、が成す角度である。第2の角度θ2は、内側側面5の針先部4におけるXZ平面に沿う方向の接線T2と、押圧力Fの方向と、が成す角度である。
第1の角度θ1は、38°±2°であることがさらに好ましい。このようにすることで、生体組織Sに対する針先部4の穿刺性能を高め、かつ、アンビル12による挿入部3の変形を容易にすることができる。
本実施形態においては、外科用ステープル1がスロット11b内からベース部2の長手方向に垂直なZ方向に押し出され、押圧力Fの方向がZ方向である場合を想定している。したがって、第1の角度θ1は、接線T1とZ方向とが成す角度に等しく、第2の角度θ2は、接線T2とZ方向とが成す角度に等しい。
挿入部3の押圧力Fの方向における長さ寸法L3は、X方向におけるベース部2の長さ寸法L2よりも大きくなっている。これにより、押圧力Fによって挿入部3がより容易に変形するようになっている。
外側側面6の表面粗さR1および内側側面5の表面粗さR2は、下記条件式(2)を満足している。
(2) R1<R2
上記のように表面粗さR1を表面粗さR2よりも小さくすることで、アンビル12による挿入部3の変形し易さと、生体組織Sに穿刺した後の生体組織Sに対する挿入部3の安定性との両方を達成することができる。
アンビル12による挿入部3の変形の過程において、外側側面6とアンビル12との接触位置は、針先部4から、挿入部3の針先部4とは反対側の端部である根元部7に向かって移動する。したがって、アンビル12による挿入部3の変形をより容易にするためには、外側側面6とアンビル12との間の摩擦が小さいことが好ましく、外側側面6の表面粗さR1がより小さいことが好ましい。表面粗さR1を低減するために、外側側面6は、鏡面研磨等の機械加工や、コーティング等の表面加工が施されていてもよい。
一方、生体組織Sに穿刺した後に挿入部3の生体組織Sからの抜けを防止して生体組織Sに対する挿入部3の安定性を高めるためには、挿入部3と生体組織Sとの間の摩擦が大きいことが好ましい。したがって、内側側面5の表面粗さR2がより大きいことが好ましい。
挿入部3は、針先部4から根元部7に向かってしだいに太くなるように形成されている。これにより、挿入部3のベース部2と挿入部3との間の各位置におけるY方向の軸回りの断面2次モーメントは、針先部4から根元部7に向かって連続的に大きくなっている。したがって、アンビル12による変形の過程において、挿入部3が、針先部4から根元部7に向かって順番に変形するようになっている。
次に、このように構成された外科用ステープル1の作用について説明する。
外科用ステープル1は、アンビル12に針先部4を向けてスロット11b内に収容され、スロット11b内において、ベース部2が内面11aと平行になるよう支持される。これにより、外科用ステープル1は、図示しない押出機構の作動によって、内面11a,12aに垂直な方向にスロット11b内から押し出されるようになっている。
スロット11b内から押し出された挿入部3は、針先部4によって生体組織Sを穿刺して、カートリッジ11側から生体組織Sを貫通し、その後、図1(a)に示されるように、針先部4においてアンビル12の内面12aに接触する。そして、アンビル12の内面12aと接触する針先部4に、ベース部2に向かうZ方向の押圧力Fが作用することによって、挿入部3は折れ曲がり始める。
スロット11bからの挿入部3の突出量が増加するにつれて、挿入部3のアンビル12の内面12aとの接触位置、すなわち押圧力Fが作用する位置は、挿入部3の外側側面6に沿って針先部4から根元部7へ向かって移動する。このときに、挿入部3が、針先部4から根元部7に向かってしだいに大きくなる断面2次モーメントを有するので、挿入部3は、主な変形部分が断面2次モーメントの小さい部分から断面2次モーメントの大きい部分へ変化しながら、塑性変形していく。
アンビル12の内面12aのスロット11bと対向する位置には、挿入部3をC字形状に曲げ変形させるためのアンビルポケットが形成されている。したがって、図1(b),(c)に示されるように、挿入部3は、C字形状に変形し、アンビル12側から生体組織Sを再度貫通する。これにより、生体組織Sを2か所で安定的に縫合することができる。
この場合に、本実施形態によれば、第2の角度θ2が、60°未満である第1の角度θ1よりもさらに小さくなっているので、生体組織Sの穿刺時において、内側側面5が、内面11a上の生体組織Sの表面に対して垂直に近い角度で生体組織Sに接触する。これにより、針先部4を生体組織Sに確実に穿刺し、挿入部3を生体組織Sに確実に貫通させることができるという利点がある。
さらに、第1の角度θ1が60°未満であり、かつ、第2の角度θ2が0°よりも大きいので、針先部4において内側側面5と外側側面6とが成す角度は鋭角となり、尖鋭な針先部4が形成される。貫通を目的とするドリル等の器具の先端における角度は約120°である。第1の角度θ1を、このような器具の先端における角度の半分未満にすることで、針先部4の穿刺性能を高め、針先部4を生体組織Sにさらに確実に穿刺することができる。
また、第1の角度θ1が60°未満であるので、針先部4のアンビル12の内面12aとの接触時において、外側側面6が内面12aに対して斜めに接触する。したがって、押圧力Fによって、挿入部3には、該挿入部3を曲げ変形させる曲げモーメントが発生する。これにより、挿入部3を容易に曲げ変形させることができるという利点がある。さらに、押圧力Fの作用点となる針先部4が、支点となる根元部7よりも第2の端部2b側にずれた位置に位置することによって、針先部4に作用する曲げモーメントがより大きくなる。これにより、挿入部3の曲げ変形をさらに容易にすることができるという利点がある。 特に、第1の角度θ1が38°±2°である場合には、生体組織Sへの針先部4の穿刺の容易さと、アンビル12による挿入部3の変形の容易さと、の両方において、高い効果を得ることができる。
本実施形態においては、図3に示されるように、挿入部3の内側側面5に返し8が設けられていてもよい。
返し8は、針先部4から根元部7に向かう方向の挿入部3に対する生体組織Sの移動を係止するように形成されている。これにより、挿入部3が生体組織Sから抜けてしまうことをさらに確実に防止することができる。
本実施形態においては、外科用ステープル1が、単一の挿入部3を備えることとしたが、これに代えて、図4に示されるように、ベース部2の長手方向に間隔を空けて設けられた複数の挿入部3を備えていてもよい。
このようにすることで、さらに効率的に生体組織Sを縫合することができる。この変形例においては、複数の挿入部3の長さ寸法L3の和がベース部2の長さ寸法L2よりも大きくなるように、挿入部3の長さ寸法L3が設計される。
本実施形態においては、挿入部3に作用する押圧力Fの方向が、ベース部2の長手方向に垂直な方向であることとしたが、押圧力Fの方向はこれに限定されるものではなく、カートリッジ11およびアンビル12の設計に応じて適宜変更することができる。したがって、内側側面5および外側側面6の形状は、押圧力Fの方向に応じて適宜設計される。
1 外科用ステープル
2 ベース部
2a 第1の端部(一端部)
2b 第2の端部(他端部)
3 挿入部
4 針先部
5 内側側面
6 外側側面
7 根元部
8 返し
11 カートリッジ
12 アンビル
11a,12a 内面

Claims (6)

  1. アンビルおよびカートリッジを有する外科用ステープラに使用され、前記カートリッジ内から前記アンビルに向かって押し出されて前記アンビルとの接触によって所定の方向の押圧力が作用する医療用ステープルであって、
    一端部と他端部とを有する長尺形状のベース部と、
    該ベース部の前記一端部から前記ベース部の長手方向に交差する方向に突出し、少なくとも一部が円弧形状の挿入部と、
    を備え、
    前記挿入部は、前記他端部側に位置する内側側面と、前記他端部とは反対側に位置する外側側面と、先端において前記内側側面と前記外側側面とによって形成される角部からなる針先部と、を有し、
    前記ベース部の前記長手方向および前記挿入部の長手方向によって画定される平面上で、前記針先部の前記外側側面側の接線と前記押圧力の方向とによって画定される角度θ1と、前記針先部の前記内側側面側の接線と前記押圧力の方向とによって画定される角度θ2とが、下記条件式を満たし、
    前記針先部は、前記所定の方向に垂直な方向において、前記ベース部の前記一端部よりも前記他端部側に位置する医療用ステープル。
    40°>θ1>θ2>0°
  2. アンビルおよびカートリッジを有する外科用ステープラに使用され、前記カートリッジ内から前記アンビルに向かって押し出されて前記アンビルとの接触によって所定の方向の押圧力が作用する医療用ステープルであって、
    一端部と他端部とを有する長尺形状のベース部と、
    該ベース部の前記一端部から前記ベース部の長手方向に交差する方向に突出し、少なくとも一部が円弧形状の挿入部と、
    を備え、
    前記挿入部は、前記他端部側に位置する内側側面と、前記他端部とは反対側に位置する外側側面と、先端において前記内側側面と前記外側側面とによって形成される角部からなる針先部と、を有し、
    前記ベース部の前記長手方向および前記挿入部の長手方向によって画定される平面上で、前記針先部の前記外側側面側の接線と前記押圧力の方向とによって画定される角度θ1と、前記針先部の前記内側側面側の接線と前記押圧力の方向とによって画定される角度θ2とが、下記条件式を満たし、
    前記挿入部は、前記ベース部の前記長手方向に対して垂直方向に突出し、
    前記針先部は、前記所定の方向に垂直な方向において、前記ベース部の前記一端部よりも前記他端部側に位置する医療用ステープル。
    40°>θ1>θ2>0°
  3. アンビルおよびカートリッジを有する外科用ステープラに使用され、前記カートリッジ内から前記アンビルに向かって押し出されて前記アンビルとの接触によって所定の方向の押圧力が作用する医療用ステープルであって、
    一端部と他端部とを有する長尺形状のベース部と、
    該ベース部の前記一端部から前記ベース部の長手方向に交差する方向に突出し、少なくとも一部が円弧形状の挿入部と、
    を備え、
    前記挿入部は、前記他端部側に位置する内側側面と、前記他端部とは反対側に位置する外側側面と、先端において前記内側側面と前記外側側面とによって形成される角部からなる針先部と、を有し、
    前記ベース部の前記長手方向および前記挿入部の長手方向によって画定される平面上で、前記針先部の前記外側側面側の接線と前記押圧力の方向とによって画定される角度θ1と、前記針先部の前記内側側面側の接線と前記押圧力の方向とによって画定される角度θ2とが、下記条件式を満たし、
    前記挿入部は、全体が円弧形状である医療用ステープル。
    40°>θ1>θ2>0°
  4. アンビルおよびカートリッジを有する外科用ステープラに使用され、前記カートリッジ内から前記アンビルに向かって押し出されて前記アンビルとの接触によって所定の方向の押圧力が作用する医療用ステープルであって、
    一端部と他端部とを有する長尺形状のベース部と、
    該ベース部の前記一端部から前記ベース部の長手方向に交差する方向に突出し、少なくとも一部が円弧形状の挿入部と、
    を備え、
    前記挿入部は、前記他端部側に位置する内側側面と、前記他端部とは反対側に位置する外側側面と、先端において前記内側側面と前記外側側面とによって形成される角部からなる針先部と、を有し、
    前記ベース部の前記長手方向および前記挿入部の長手方向によって画定される平面上で、前記針先部の前記外側側面側の接線と前記押圧力の方向とによって画定される角度θ1と、前記針先部の前記内側側面側の接線と前記押圧力の方向とによって画定される角度θ2とが、下記条件式を満たし、
    前記挿入部の前記所定の方向における寸法が、前記ベース部の長手方向の寸法よりも大きい医療用ステープル。
    40°>θ1>θ2>0°
  5. アンビルおよびカートリッジを有する外科用ステープラに使用され、前記カートリッジ内から前記アンビルに向かって押し出されて前記アンビルとの接触によって所定の方向の押圧力が作用する医療用ステープルであって、
    一端部と他端部とを有する長尺形状のベース部と、
    該ベース部の前記一端部から前記ベース部の長手方向に交差する方向に突出し、少なくとも一部が円弧形状の挿入部と、
    を備え、
    前記挿入部は、前記他端部側に位置する内側側面と、前記他端部とは反対側に位置する外側側面と、先端において前記内側側面と前記外側側面とによって形成される角部からなる針先部と、を有し、
    前記ベース部の前記長手方向および前記挿入部の長手方向によって画定される平面上で、前記針先部の前記外側側面側の接線と前記押圧力の方向とによって画定される角度θ1と、前記針先部の前記内側側面側の接線と前記押圧力の方向とによって画定される角度θ2とが、下記条件式を満たし、
    前記外側側面の表面粗さが、前記内側側面の表面粗さよりも小さい医療用ステープル。
    40°>θ1>θ2>0°
  6. アンビルおよびカートリッジを有する外科用ステープラに使用され、前記カートリッジ内から前記アンビルに向かって押し出されて前記アンビルとの接触によって所定の方向の押圧力が作用する医療用ステープルであって、
    一端部と他端部とを有する長尺形状のベース部と、
    該ベース部の前記一端部から前記ベース部の長手方向に交差する方向に突出し、少なくとも一部が円弧形状の挿入部と、
    を備え、
    前記挿入部は、前記他端部側に位置する内側側面と、前記他端部とは反対側に位置する外側側面と、先端において前記内側側面と前記外側側面とによって形成される角部からなる針先部と、を有し、
    前記ベース部の前記長手方向および前記挿入部の長手方向によって画定される平面上で、前記針先部の前記外側側面側の接線と前記押圧力の方向とによって画定される角度θ1と、前記針先部の前記内側側面側の接線と前記押圧力の方向とによって画定される角度θ2とが、下記条件式を満たし、
    前記挿入部における、前記平面に垂直な方向の軸回りの断面2次モーメントが、前記針先部から前記一端部に連結している根元部に向かって連続的に大きくなる医療用ステープル。
    40°>θ1>θ2>0°
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