JP6700758B2 - 撮像装置の駆動方法 - Google Patents

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Description

撮像装置の駆動方法に関する。
特許文献1に記載された撮像装置には、画素から出力された信号を保持する複数のメモリが配されている。そして、連続的に光が入射された光電変換部に生じた電荷に対応して画素から出力された信号を、各々のメモリに保持している。このメモリでの保持は光電変換部で生じた電荷をソースフォロワ回路で電圧に変換したのちに行っている。そして電圧に変換したのちに保持した信号を、後段の回路で加算あるいは平均化処理を行うことでダイナミックレンジ拡大を図っている。
特開2013−55610号公報
光電変換部に生じた電荷に対応して画素から出力された信号を、複数のメモリが保持する構成においては、画素において光電変換部で生じた電荷を電圧に変換したのちに信号として保持される。各々の信号にソースフォロアに起因したノイズを含んだ状態で保持されてしまう恐れがある。特に、光電変換部で生じた電荷のうち、各々が異なる期間で生じた電荷に基づく信号を用いる場合には、異なる時間に生じた信号を取り扱うため、さらにこのノイズが時間的に変化してばらつく可能性が高い。
そのため、保持した信号を加算した際にS/N比(信号/ノイズ比)の向上という点で検討が必要であった。
本発明は上記課題に鑑み、異なる期間に光電変換部で生じた電荷を用いて画像を生成する際に、S/N比を向上させることが可能な撮像装置の駆動方法を提供する。
本発明は、光電変換部と、一つの光電変換部で生じた電荷を保持する少なくとも二つの電荷保持部と、一つの光電変換部で生じた電荷を、二つの電荷保持部のうち一方の電荷保持部へ転送する第1転送部と、他方の電荷保持部へ転送する第2転送部と、二つの電荷保持部で保持された電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、一方の電荷保持部からフローティングディフュージョンへ電荷を転送する第3転送部と、他方の電荷保持部からフローティングディフュージョンへ電荷を転送する第4転送部と、を有する複数の画素を行列状に有する撮像装置の駆動方法であって、異なる期間に一つの光電変換部において生じた電荷を、二つの電荷保持部の各々に保持させた後、第3転送部をオン状態としてフローティングディフュージョンへ電荷を転送した後、フローティングディフュージョンで転送された電荷を保持した状態で、第4転送部をオン状態とすることを特徴とする。
複数の電荷保持部を有する画素において、異なる期間に光電変換部で生じた電荷を用いて画像を生成する際に、S/N比を向上させることが可能となる。
撮像装置のブロック図 画素の回路図 駆動概念図 駆動パルス図 画素の回路図 駆動概念図 駆動パルス図 駆動概念図 駆動パルス図 駆動概念図 駆動パルス図 駆動概念図
(実施例1)
図1〜図4を用いて、本実施例の撮像装置の駆動方法を説明する。各図面において同じ符号が付されている部分は、同じ素子もしくは同じ領域を指す。
図1に撮像装置101のブロック図を示す。撮像装置101は、画素部102、パルス生成部103、垂直走査回路104、列回路105、水平走査回路106、信号線107、出力回路108を有している。
画素部102は、光を電気信号へ変換し、変換した電気信号を出力する画素100を撮像面に複数有している。複数の画素100は行列状に配置されている。
垂直走査回路104はパルス生成部103からの制御パルスを受け、各画素に駆動パルスを供給する。垂直走査回路104にはシフトレジスタやアドレスデコーダなどの論理回路が用いられる。
各々の信号線107は画素部102の画素列毎に配されており画素からの信号が出力される。
列回路105には、信号線107を介して並列に出力され所定の処理が行われる。所定の処理とはノイズ除去、信号の増幅、AD変換の少なくとも一つである。
水平走査回路106は、列回路105で処理されたのちの信号を順次出力するための駆動パルスを列回路105に供給する。
出力回路108は、バッファアンプ、差動増幅器などから構成され、列回路105からの画素信号を撮像装置101の外部の信号処理部に出力する。
図2に画素100の回路図を示す。図2では行列状に配列された複数の画素100のうち、2行2列の4つの画素100を示す。
本実施例では電子を信号電荷(以下、電荷とも表現する)として扱う。各トランジスタはN型のトランジスタとして説明する。電荷をホールとする場合には、光電変換部201、電荷保持部およびFD205を構成するそれぞれの半導体領域の導電型を反対導電型にすればよい。
各画素は一つの光電変換部で生じた電荷を各々が保持する二つの電荷保持部を有している。両者を区別するために、一方の電荷保持部を第1電荷保持部、他方の電荷保持部を第2電荷保持部として説明する。
光電変換部201は、光が入射すると電荷対が生じ、電子を蓄積する。ここでは光電変換部201の例としてフォトダイオードを示している。
第1電荷保持部203および第2電荷保持部213は光電変換部201から転送された電荷を保持する。
第1転送部202は、光電変換部201で生じた電荷を第1電荷保持部203に転送する。第1転送部202には、駆動パルスpGS1が供給され、駆動パルスpGS1により第1転送部202のオン状態(導通)、オフ状態(非導通)が切り替えられる。具体的には、駆動パルスpGS1がHighレベル(以下、Hレベル)となることで第1転送部202がオン状態となる。さらに、駆動パルスpGS1がLowレベル(以下、Lレベル)以下となることで第1転送部202がオフ状態となる。
第2転送部212は、光電変換部201で生じた電荷を第2電荷保持部213に転送する。第2転送部212には、駆動パルスpGS2が供給され、駆動パルスpGS2により第2転送部212のオン状態、オフ状態が切り替えられる。
第3転送部204は、第1電荷保持部203で保持された電荷をフローティングディフュージョン(以下FD)205に転送する。第3転送部204には、駆動パルスpTX1が供給され、駆動パルスpTX1により第3転送部204のオン状態、オフ状態が切り替えられる。
第4転送部214は、第2電荷保持部213で保持された電荷をFD205に転送する。第4転送部214には、駆動パルスpTX2が供給され、駆動パルスpTX2により第4転送部214のオン状態、オフ状態が切り替えられる。各転送部はトランジスタにより構成することができる。
FD205は、第3転送部204および第4転送部214によって、各電荷保持部の電荷が転送される半導体領域である。FD205は所定期間電荷を保持する。そして、FD205は増幅トランジスタ207のゲートと接続され増幅トランジスタ207の入力ノードの一部を構成する。
増幅トランジスタ207は、ソースフォロアを構成し、FD205に転送された電荷に基づく信号を増幅して選択トランジスタ208を介して信号線207へ出力する。増幅トランジスタ207のドレインは電源電圧VDDが供給されている電源配線に接続される。増幅トランジスタ207のソースは、選択トランジスタ208のドレインに接続され、選択トランジスタ208のソースは信号線107に接続されている。
リセットトランジスタ206は、FD205を含む入力ノードの電圧をリセットする。リセットトランジスタ206のゲートには駆動パルスpRESが供給される。駆動パルスpRESがHレベルとなることでオン状態となり、Lレベルとなることでオフ状態となる。
選択トランジスタ208は、増幅トランジスタ207と信号線107との電気的導通を制御し、1つの信号線107に対して複数設けられている画素100の信号を1画素ずつもしくは複数画素ずつ信号線107に出力させる。選択トランジスタ208のゲートには駆動パルスpSELが供給される。駆動パルスpSELがHレベルとなることでオン状態となり、Lレベルとなることでオフ状態となる。
本実施例の構成に代えて、選択トランジスタ208を設けずに、増幅トランジスタ207のドレインもしくは増幅トランジスタ207のゲートの電位を切り替えることにより、信号線107への選択状態、非選択状態を切り替えてもよい。
次に本実施例の撮像装置の光電変換部で生じた電荷の転送、保持の時間的変化および信号が読み出される様子を図3を用いて説明する。図において電荷保持部をMEMとして表記する。これは以下の図においても同様である。
以下では、複数の画素行つまり行列状に配された複数の画素で、光電変換部201における電荷生成の開始を揃え、光電変換部201から各電荷保持部への電荷の転送とを揃えるグローバル電子シャッタ動作を説明する。
ただし、各画素行で光電変換部201の電荷蓄積の開始と、光電変換部201から各電荷保持部への電荷の転送とを順次行うローリングシャッタ動作にも適用可能である。さらに、メカシャッタ―動作においても適用可能であり、その場合にはフレームとフレームの間(例えば図3の第nフレームと第n+1フレームの間)に非露光期間を有する。これらは本実施例以外の実施例においても同様である。
また以下の図および説明におけるフレームとは、複数フレームの画像により動画像を撮影する際の各フレームに対応する期間である。つまり、たとえば1秒間に60フレームの画像を撮影する場合には、各フレームは1/60秒となる。静止画撮影の場合も同様に、所定期間を撮影画像の数で割った時間である。たとえば1秒間に10コマの撮影をする場合には1/10秒となる。また各フレームに対応する期間の開始時刻と終了時刻として以下の例をあげる。
一つ目は、光電変換部のリセットが解除されて光電変換部における電荷蓄積が可能になった時刻を開始時刻とし、終了時刻は、次フレームの光電変換部のリセットが解除されて光電変換部における電荷蓄積が可能になった時刻とする場合である。たとえば、後述の図6などの動作である。
二つ目は、前フレームの光電変換部の電荷の転送が開始した時刻を開始時刻とし、終了時刻を、そのフレームの画像を生成するための電荷の転送が開始する時刻とする場合である。たとえば後述の図3、8,10,12などの動作である。なお、これらの例の開始時刻と終了時刻を組み合わせてもよい。
これらは具体例であるが、さらに各実施例においてオーバーフロードレイン(以下、OFD)を用いて、光電変換部の蓄積時間をフレキシブルに変更してもよい。このような場合には、前フレームの光電変換部の電荷の転送完了時刻から、光電変換部のリセットが解除される時刻との間の任意の時間に、開始時刻、終了時刻を設定してもよい。
図3は光電変換部で生じる電荷と電荷保持部で保持される電荷、およびそれらの出力動作を概念的に示す図である。光電変換部から第1電荷保持部へ転送されるタイミングを矢印で示している。また、光電変換部から第2電荷保持部へ転送されるタイミングを矢印で示している。
図3では第nフレームの画像を生成するための動作を実線で、それ以外のフレームの画像を生成するための動作を点線で示している。本実施例では主に第nフレームに対応する動作を説明する。
図3において、期間T0−T2が第nフレームの画像に対応する期間であり、期間T2−T4が第n+1フレームの画像に対応する期間である。
時刻T0で第nフレームに対応する期間が開始する。時刻T0において、光電変換部201で生じた電荷の蓄積が開始される。この時、第1電荷保持部203には、第n−1フレームの画像を生成するための電荷(PDn−1(1))が保持され、第2電荷保持部213には、第n−1フレームの画像を生成するための電荷(PDn−1(2))が保持されている。そして、期間T0−T1において、各画素行の画素の各電荷保持部に保持した電荷に対応した信号が、順次行ごとに出力される。
時刻T1では、期間T0−T1に光電変換部201で生じた電荷PDn(1)が、全画素において一括して第1電荷保持部203へ転送される。そして、電荷転送が終了した光電変換部201において生じた電荷の蓄積が開始される。
時刻T2では、期間T1−T2に光電変換部201で生じた電荷PDn(2)が、全画素において一括して第2電荷保持部213へ転送される。なお、当該転送は、時刻T1で転送された電荷PDn(1)が第1電荷保持部203で保持されている状態で行う。
さらに、時刻T2において第nフレームの画像を生成するための電荷の転送が完了する。したがって、時刻T2において、第n+1フレームに対応する期間が開始され、光電変換部201において生じた電荷の蓄積が開始される。
なお、期間T2−T3において、各電荷保持部に保持した電荷PDn(1)、PDn(2)に対応した信号が、順次行ごとにFD205に転送され、画素外へ出力される。
つまり本実施例は、異なる期間に一つの光電変換部において生じた電荷を、二つの電荷保持部の各々に保持させた後、二つの電荷保持部の各々に保持した電荷をFD205で加算することを特徴としている。
ここでFD205は期間T0−T1に光電変換部で生じた電荷と期間T1−T2で生じた電荷の両者をFD205で加算することでソースフォロアに起因したノイズを含まないで保持した電荷の加算が可能になり、S/N比を向上することが可能となる。
図4は、本実施例の駆動パルス図である。図4の駆動パルス図では、m行目の画素100に供給される駆動信号の末尾に(m)、m+1行目の画素100に供給される駆動信号の末尾に(m+1)を付けて説明する。なお、特に行を区別せずに説明する際には駆動パルス名の末尾に付与せず説明を行う。また図3で示した各時刻を示す符号と同じ符号を用いている部分は同様の時刻を示している。
図4(a)で、時刻T0に駆動パルスpGS2はLレベルになり、第2転送部212がオフ状態となり、光電変換部201で生じた電荷の蓄積が開始される。
期間T0―T1では光電変換部201に生じた電荷を蓄積する。同時に、第n−1フレームの画像を生成するための信号の出力動作を行う。
時刻T21において、駆動パルスpGS1はHレベルになり、第1転送部202がオン状態となり、時刻T1において、駆動パルスpGS1はLレベルとなり、第1転送部202はオフ状態となる。
期間T21−T1では、期間T0−T1において光電変換部201に生じた電荷PDn(1)が、第1電荷保持部203に転送される。
時刻T22において、駆動パルスpGS2はHレベルになり、第2転送部212がオン状態となり、時刻T2において、駆動パルスpGS2はLレベルとなり、第2転送部212はオフ状態となる。
期間T22−T2に、期間T1−T2に光電変換部201に生じた電荷PDn(2)が、第2電荷保持部213に転送される。
以上により、第nフレームに対応する期間が終了する。
次に時刻T2に第n+1フレームに対応する期間が開始される。なお、期間T2−T3において、光電変換部201で生じた電荷の蓄積が開始され、同時に、第nフレームの画像を生成するための信号の出力動作が行われる。
なお、時刻T2は時刻T0、時刻T3は時刻T1に対応した動作を行う。本実施例において、期間T0−T1(ΔT1)と期間T1−T2(ΔT2)の期間は等しいものとする。
図4(b)を用いて図4(a)の「Read」における具体的な出力動作(第1出力動作)を説明する。図4(b)において、時刻T10にm行目の画素行の画素の選択トランジスタ208に供給される駆動パルスpSEL(m)がHレベルとなり選択トランジスタ208がオン状態となる。時刻T10からm行目の第1出力動作が開始する。なお、選択トランジスタ208が連続してオン状態である行を選択行と呼ぶ。
次に、時刻T23に駆動パルスpRES(m)がHレベルとなりリセットトランジスタ206がオン状態となり、時刻T11に駆動パルスpRES(m)がLレベルとなり、リセットトランジスタ206がオフ状態となる。期間T23−T11において、FD205に存在する電荷を電源Vddに排出するリセット動作を行う。
その後、期間T11−T24において、リセット動作によって生じたノイズ信号が図1の列回路105に出力され、保持される(N読み)。
時刻T24に駆動パルスpTX1(m)がHレベルとなり、第3転送部204がオン状態となり、時刻T12に駆動パルスpTX1(m)がLレベルとなり、第3転送部204がオフ状態となる。
期間T24−T12において、第1電荷保持部203に保持されていた第nフレームの画像を生成するための電荷PDn(1)がFD205に転送される。その後、期間T12−T25において、FD205に転送された電荷PDn(1)に対応した信号は増幅トランジスタ207のソースフォロワ動作によって増幅され、列回路105に出力され、保持される(S読み)。
次に時刻T25に駆動パルスpTX2(m)がHレベルとなり、第4転送部214がオン状態となり、時刻T13に駆動パルスpTX2(m)がLレベルとなり、第4転送部214がオフ状態となる。
期間T25−T13において、第2電荷保持部213に保持されていた第nフレームの画像を生成するための電荷(PDn(2))がFD205に転送される。なお、期間T12−T13においてFD205はリセットされない。そのため、FD205には電荷PDn(1)と電荷PDn(2)とを加算した電荷が保持される。
期間T13−T14において、FD205に転送された電荷PDn(1)と電荷PDn(2)とを加算した電荷に対応した信号は増幅トランジスタ207のソースフォロワ動作によって増幅され、列回路105に出力され、保持される(L読み)。
そして時刻T14に駆動パルスpSEL(m)がLレベルとなり、オフ状態となる。これにより、m行目の選択を終了する。
以降、行ごとに順次、第1出力動作を行う。
本実施例では、第1電荷保持部203で保持された電荷PDn(1)をFD205に転送し、電荷PDn(1)に対応した信号を列回路105に出力し保持する。その後、第2電荷保持部213で保持された電荷PDn(2)をFD205に転送し、電荷PDn(1)と電荷PDn(2)のとを加算した電荷に対応した信号を列回路105に出力し保持する。
これによって、光電変換部201の蓄積期間が期間ΔT1の電荷に対する信号と期間ΔT1の2倍の蓄積期間の電荷に対する信号を得ることができる。
なお、第3転送部をオン状態とする期間の少なくとも一部と第4転送部をオン状態とする期間の少なくとも一部とを重ねてもよい。これは以下の実施例においても同様である。
さらに、期間ΔT1に対応した信号を短い蓄積期間(短秒蓄積期間)の電荷に対する信号として扱い、加算した信号を長い蓄積期間(長秒蓄積期間)の電荷に対する信号として扱うことで、ダイナミックレンジを拡大することが可能である。
また、列回路105で電荷PDn(1)に対応した信号と電荷PDn(2)に対応した信号とを加算する場合にには、各々の電荷に対応した信号がソースフォロワでのランダムノイズを含んでいるため、ランダムノイズが加算されてしまう。一方、本実施例ではFD205において電荷PDn(1)と電荷PDn(2)とを加算しているため、ランダムノイズを減らすことができる。そのため低照度におけるS/N比を向上することが可能である。
さらに、第1電荷保持部203の電荷PDn(1)に対応した信号と第2電荷保持部213の電荷PDn(2)に対応した信号を別々に読みだす場合には、期間T12−T25において、FD205をリセットする必要がある。
しかしその場合には、第1電荷保持部203からFD205への電荷の転送前に行うリセット後のノイズ信号と、第2電荷保持部213からFD205への電荷の転送前に行うリセット後のノイズ信号とは、リセット後のKTCノイズに相関が無くなる。そのため、各々のノイズ信号を出力する必要がある。
一方、本実施例では、期間T12−T25において、FD205をリセットする必要がない。そのため、ノイズ信号の読み出しが1回でよいため、1行の出力期間の短縮と、後段の回路での信号処理を簡略化することが可能となる。
本実施例では、一つの光電変換部201に対して、2個の電荷保持部の場合を例示したが、一つの光電変換部201に対して、3個以上の電荷保持部を配してもよい。これは以下の実施例においても同様である。
(実施例2)
本実施例の撮像装置に関して図5〜図7を用いて説明する。本実施例と実施例1のとの違いは、第1電荷保持部に保持される電荷の光電変換部201での電荷蓄積時間が、第2電荷保持部213に保持される電荷の光電変換部201での電荷蓄積期間より短い点である。つまり、本実施例は、一方の電荷保持部(第1電荷保持部)に転送される電荷の一つの光電変換部で蓄積された期間の長さが、他方の電荷保持部(第2電荷保持部)に転送される電荷の一つの光電変換部で蓄積された期間の長さよりも短い。以下では、実施例1との違いに着目して説明を行う。
なお、本実施例では光電変換部の電荷をリセットするオーバーフロードレイントランジスタ(以下OFDトランジスタ)を設けた場合について説明するが設けなくてもよい。
図5は本実施例で用いる画素100の回路図である。OFDトランジスタ211のゲートには駆動パルスpOFDが供給され、オン状態、オフ状態が制御される。
OFDトランジスタ211をオン状態とすることで強い光が光電変換部201に入射した際の不要な電荷を排出する。また、OFDトランジスタ211によって光電変換部201の蓄積時間を制御すことが可能である。
次に本実施例の撮像装置の光電変換部で生じた電荷の転送、保持の時間的変化および信号が読み出される様子を図6を用いて説明する。
実施例1では、光電変換部における電荷の生成は、光電変換部から各電荷保持部への電荷の転送により制御していたが、本実施例では、電荷の転送とは別にOFDトランジスタ211を用いて任意の時刻に光電変換部における電荷生成期間の開始を制御できる。
また、本実施例は、光電変換部201から第1電荷保持部203に転送される電荷の蓄積期間の長さと、光電変換部201から第2電荷保持部213に転送される電荷の蓄積期間の長さとが異なる。
図6は光電変換部で生じる電荷と電荷保持部で保持される電荷、およびそれらの出力動作を概念的に示す図である。図6では、期間T0−T3が第nフレームに対応する期間であり、期間T3−T6が第n+1フレームに対応する期間である。
時刻T0にOFDトランジスタ211がオン状態からオフ状態となり、光電変換部201において第nフレームの画像を生成するための電荷の生成が開始する。
この時、第1電荷保持部203には、第n−1フレームの画像を生成するための電荷PDn−1(1)が保持され、第2電荷保持部213には、第n−1フレームの画像を生成するための電荷PDn−1(2)が保持されている。
時刻T1になると、期間T0―T1に光電変換部201に生じた電荷PDn(1)は、光電変換部201から第1電荷保持部203に全画素一括して転送され、第1電荷保持部203に保持される。
時刻T2になると、期間T1―T2に光電変換部201に生じた電荷PDn(2)が、光電変換部201から第2電荷保持部213に全画素一括して転送され、第2電荷保持部213に保持される。この転送は第1電荷保持部203に電荷が保持されている状態で行われる。
期間T2―T3において、光電変換部201で生じた電荷は、OFDトランジスタ211をオン状態とすることで電源Vddに排出される。以後、OFDトランジスタ211をオンさせて電荷を排出する動作をOFD動作と呼ぶ。
時刻T3において、OFD動作が終了すると、第n+1フレームの画像に対応する期間が開始し、光電変換部201に生じた電荷の蓄積が開始する。
時刻T4において、期間T3−T4に蓄積された電荷PDn+1(1)が第1電荷保持部203に全画素一括で転送される。
期間T2―T4に各電荷保持部に保持した電荷PDn(1)、PDn(2)に対応した信号が、順次行ごとに画素外へ出力される。以上が本実施例の動作である。
本実施例の動作は、異なる期間に一つの光電変換部で生じた電荷を第1電荷保持部203で保持した状態で、一つの光電変換部で生じた電荷を第2電荷保持部213へ電荷を転送することは実施例1と同様である。異なるのは、1度の転送動作で転送される電荷が光電変換部で蓄積されていた期間の長さである。具体的には、1度の転送動作で第1電荷保持部203に転送され保持される電荷が光電変換部で蓄積されていた期間の方が、1度の転送動作で第2電荷保持部213に転送され保持される電荷が光電変換部で蓄積されていた期間よりも短い。つまり期間T0−T1(ΔT1)<期間T1−T2(ΔT2)の関係になっている。
次に図7は図6の駆動概念に基づいた駆動パルス図である。
図7に示すように、時刻T0に駆動パルスpOFDはHレベルからLレベルになり、光電変換部201に生じた電荷の電源Vddへの排出が終了し、第nフレームの画像を生成するための電荷の蓄積を開始する。
時刻T26において駆動パルスpGS1はHレベルとなり第1転送部202がオン状態となり、時刻T1において駆動パルスpGS1はLレベルとなり、第1転送部202がオフ状態となる。これにより、期間T0−T1において光電変換部201に生じた電荷の第1電荷保持部203への全画素一括の転送が終了する。
時刻T1の後、駆動パルスpGS1がLレベルになると、光電変換部201に生じた電荷の蓄積が開始する。
次に時刻T27において、駆動パルスpGS2がHレベルとなり、第2転送部212がオン状態となり、時刻T2において駆動パルスpGS2がLレベルとなり、第2転送部212がオフ状態となる。
これにより、期間T1−T2において光電変換部201に生じた電荷の第2電荷保持部213への全画素一括の転送が終了する。
時刻T2の後、駆動パルスpGS2がLレベルになると、光電変換部201に生じた電荷の蓄積が開始する。
そして、時刻T28において駆動パルスpOFDがHレベルとなり、OFDトランジスタ211がオン状態となり、時刻T3において駆動パルスpOFDがLレベルとなり、OFDトランジスタ211がオフ状態となる。これにより、期間T2−T3に光電変換部201に生じた電荷が電源Vddに排出される。なお、前述したように期間T2−T4にnフレームの画像を形成するための信号の出力動作を行う。
ここで、期間Δ1と期間ΔT2は、1:4の比となっており、ΔT1の方がΔT2と比較して期間が短い。以下の説明では、期間ΔT1を短秒蓄積期間とよび、期間ΔT2を長秒蓄積期間と呼ぶ。本実施例において、期間ΔT1の蓄積電荷に対応した信号を短秒信号として扱い、期間ΔT1の蓄積電荷と期間ΔT2の蓄積電荷とをFD205で加算した電荷に対応した信号を長秒信号として扱う。
そして、本実施例における具体的な出力動作は、図4(b)と同じ第1出力動作であるため、説明を省略する。なお、本実施例において出力動作を行うときは、まず、短秒蓄積期間に生じた電荷を保持する第1電荷保持部203の電荷をFD205に転送する。そして、FD205に転送された電荷PDn(1)に対応した信号を列回路105に出力し、保持する。その後で、長秒蓄積期間で蓄積された電荷を保持する第2電荷保持部213の電荷をFD205に転送する。そして、FD205に転送された電荷PDn(1)と電荷PDn(2)とを加算した電荷に対応した信号を列回路105に出力し、保持する。
このような構成によれば実施例1よりもさらにダイナミックレンジを拡大することが可能である。
次に、長い電荷蓄積期間である期間ΔT2の電荷よりも先に短い電荷蓄積期間である期間ΔT1の電荷をFD205に転送する理由を説明する。
これは、先に長秒蓄積期間である期間ΔT2に生じた電荷をFD205に転送した場合には、FD205が飽和してしまう恐れがあるからである。一方で先に短秒蓄積期間である期間ΔT1に生じた電荷をFD205に転送する場合には飽和する可能性が下がる。
さらに、先に期間ΔT2に生じた電荷をFD205に転送した場合に、期間ΔT1に生じた電荷をFD205に転送した場合に得られる信号を取得するためには、期間ΔT1+期間ΔT2の電荷に対応した信号(L読み)から期間ΔT2の電荷に対応した信号(S読み)を後段の回路で減算する必要がある。
このような場合には、期間ΔT1の電荷に対応した信号に加え、期間ΔT1+期間ΔT2の信号に対応する光ショットノイズの一部が残る。そのため、期間ΔT1の電荷に対応した信号のみを出力する場合に比べて信号のノイズ成分が増大し、S/N比を低下させる。
なお、第1電荷保持部203に転送される電荷と第2電荷保持部213に転送される電荷の比は1:4を例示したが、その限りではなく、期間ΔT1が期間ΔT2よりも短いという条件下であれば、自由に選択可能である。
さらに、3つ以上の電荷保持部を用いて、例えば、長い蓄積期間、短い蓄積期間、中間の蓄積期間の電荷を保持する構成としてもよい。これは以下の実施例においても同様である。
(実施例3)
本実施例の撮像装置の駆動方法について図8、図9を用いて説明する。撮像装置の回路構成や画素回路以外のトランジスタの動作は実施例1と同様であるため、説明は省略する。
本実施例と実施例2とは、光電変換部201から電荷保持部への電荷の転送において、長秒蓄積期間の電荷の転送を先に行い、短秒蓄積期間の電荷の転送を後に行っている点で異なる。つまり本実施例は、他方の電荷保持部(第2電荷保持部)で長秒蓄積期間の電荷を保持している状態で、一方の電荷保持部(第1電荷保持部)に短秒蓄積期間の電荷を転送する動作を有することを特徴としている。
本実施例では、実施例2と異なる部分に着目して説明する。
図8は本実施例の撮像装置の駆動方法を示す駆動概念図である。
時刻T0で第nフレームに対応する期間が開始する。時刻T0において光電変換部201で生じた電荷の蓄積が開始される。この時、第2電荷保持部213には、第n−1フレームの画像を生成するための電荷(PDn−1(1))が保持され、第1電荷保持部203には、第n−1フレームの画像を生成するための電荷(PDn−1(2))が保持されている。そして、期間T0−T1において、各画素行の画素の各電荷保持部に保持した電荷に対応した信号が、順次行ごとに出力される。
時刻T1では、期間T0−T1に光電変換部201で生じた電荷PDn(1)が、全画素において一括して第2電荷保持部213へ転送される。そして、電荷転送が終了した光電変換部201において生じた電荷の蓄積が開始される。
時刻T2では、期間T1−T2に光電変換部201で生じた電荷PDn(2)が、全画素において一括して第1電荷保持部203へ転送される。なお、当該転送は、時刻T1で転送された電荷PDn(1)が第1電荷保持部203で保持されている状態で行う。
さらに、時刻T2において第nフレームの画像を生成するための電荷の転送が完了する。したがって、時刻T2において、第n+1フレームに対応する期間が開始され、光電変換部201において生じた電荷の蓄積が開始される。
なお、期間T0−T1の長さは、期間T1−T2の長さよりも長くなっている。
期間T2−T3において、各電荷保持部に保持した電荷PDn(1)、PDn(2)に対応した信号が、順次行ごとに画素外へ出力される。
次に図9を用いて、上記駆動を実現するための実際の駆動パルスのタイミングについて説明する。
図9の説明では、時刻T0に駆動パルスpGS1はLレベルになり、第1転送部212をオフ状態となり、光電変換部201は入射光に対応する電荷の蓄積を開始する。
期間T0―T1では光電変換部201に電荷を蓄積する。同時に、第n−1フレームの画像を生成するための信号の出力動作を行う。
時刻T30において、駆動パルスpGS2はHレベルになり第2転送部212がオン状態となり、時刻T1において、駆動パルスpGS2はLレベルとなり第2転送部212はオフ状態となる。
期間T30−T1に、期間T0−T1において光電変換部201に生じた電荷PDn(1)が、第2電荷保持部213に転送される。
時刻T31において駆動パルスpGS1はHレベルになり、第1転送部202がオン状態となり、時刻T2において駆動パルスpGS1はLレベルとなり、第1転送部202はオフ状態となる。
期間T31−T2に、期間T1−T2に光電変換部201において生じた電荷PDn(2)が、第1電荷保持部203に転送される。
以上により、第nフレームの画像に対応する期間が終了する。
次に第n+1フレームの画像に対応する期間を行う。
期間T2−T3において、光電変換部201に電荷を蓄積する。同時に、第nフレームの画像を生成するための信号の出力動作を行う。
期間T0―T1(期間ΔT1)と期間T1―T2(期間ΔT2)は比が4:1となっており、期間ΔT2の方が期間ΔT1と比較して短くなっている。以下の説明では期間ΔT2を短秒蓄積期間とよび、期間ΔT1を長秒蓄積期間と呼ぶ。
そして、本実施例では長秒蓄積期間に光電変換部201に蓄積した電荷の第2電荷保持部213への転送が、短秒蓄積期間に光電変換部201に蓄積した電荷の第1電荷保持部203への転送より先に行われている。
なお本実施例における具体的な出力動作として、図4(b)と同じ第1出力動作が行われる。本実施例においても第1出力動作を行うときは、実施例2と同様に、先に短秒蓄積期間に生じた電荷を保持する第1電荷保持部203の電荷をFD205に転送してから、長秒蓄積期間に生じた電荷を保持する第2電荷保持部213の電荷をFD205に転送したほうがよい。
本実施例のように、長秒蓄積期間の電荷を第1電荷保持部203に転送した後、短秒蓄積期間の電荷を第2電荷保持部213に転送する構成によれば、グローバル電子シャッタ動作を行う際にフレーム出力動作が高速化されていない場合にも出力が可能となる。以下でその理由を説明する。
電荷保持部からFD205への転送を終える前に、光電変換部201から電荷保持部への一括転送を行うと、電荷保持部に蓄積された電荷に対応する蓄積時間が揃わなくなる恐れがある。
つまり、光電変換部201から電荷保持部への転送動作を行う前に、前フレームの画像を生成するための信号の出力動作を終えることが必要となる。その際に、短秒蓄積期間の電荷の第1電荷保持部203への転送を先に行うとき、第1電荷保持部203からFD205への電荷の転送ならびに信号の出力動作を終えていなければならない。そのため、電荷転送速度および信号の出力速度の少なくとも一方の高速化が必要となる。
また、電荷転送速度および信号出力速度の少なくとも一方を速められない場合には、実施例2のようにOFD期間を設ける必要がある。OFD期間を設けるとフレームレートが下がる恐れがある。
一方、光電変換部201から電荷保持部への転送動作を行うときに長秒蓄積期間に対応した電荷を先に転送することで、前フレームの画像に対応する期間の出力期間と現フレームの画像に対応する期間における光電変換部の蓄積期間とを重ねる際に、時間的な余裕が生じる。そのため、OFD期間の設置や電荷転送速度の高速化などを行わなくても電子シャッタ動作を実現することが可能となる。
また、OFD期間を設けなくてもよいため、各フレームの画像に対応する期間のほとんどを光電変換部の蓄積期間とすることが可能となり、低照度時のS/N比がよくなる可能性がある。
また、本実施例でも電荷保持部からFD205への転送は短秒蓄積期間に対応した電荷が先となっているため、実施例2と同様の効果が得られる。
また、長秒蓄積期間の信号と短秒蓄積期間の信号の比は4:1を例示したが、その限りではなく、長秒蓄積期間と短秒蓄積期間の長さが異なっていれば、自由に選択可能である。
(実施例4)
本実施例の撮像装置の駆動方法について図10、図11を用いて説明する。図10は本実施例の撮像装置の駆動方法を示す駆動概念図である。
本実施例は、ローリング蓄積動作である点で実施例3と異なる。つまり本実施例は、光電変換部の電荷蓄積が各画素行で順次開始する。
さらに、本実施例は電荷保持部のリセット動作を行っている点で実施例3と異なる。つまり本実施例は、一方の電荷保持部(第1電荷保持部)に電荷を転送する前に、第3転送部とリセットトランジスタとを同時にオン状態とすることで、一方の電荷保持部をリセットする動作を有することを特徴としている。
図10では、期間T0−T54が第nフレームの画像に対応する期間であり、期間T5−T7が第n+1フレームの画像に対応する期間である。ここでは、1行目の画素行と2行目の画素行を用いて説明する。なお、第nフレームの画像に対応する期間において、すべての画素行の光電変換部201から電荷保持部への電荷転送が終了してから第n+1フレームの画像に対応する期間を行ってもよい。
第nフレームの画像に対応する期間は時刻T0から始まる。時刻T0に1行目の光電変換部に生じた電荷の蓄積を開始する。時刻T1に2行目の光電変換部の電荷の蓄積を開始する。
時刻T2になると、期間T0―T2に1行目の光電変換部201に生じた電荷PDn(1)が1行目の第2電荷保持部213へと転送され、
1行目の第2電荷保持部213に保持される。電荷の転送が終了すると、1行目の光電変換部201に生じた電荷の蓄積を開始する。
次に、時刻T3になると、期間T1−T3に2行目の光電変換部201に生じた電荷PDn(1)が第2電荷保持部213へと転送され、第2電荷保持部213にて保持される。電荷の転送が終了すると、2行目の光電変換部201は電荷に生じた電荷の蓄積を開始する。
時刻T4において、期間T2−T4に1行目の光電変換部201に生じた電荷PDn(2)は、第1電荷保持部203に転送され、第1電荷保持部203に保持される。その後、1行目において第2電荷保持部213に保持された電荷PDn(1)と、第1電荷保持部203に保持された電荷PDn(2)とが、FD205に転送される。電荷の転送が終了すると、1行目の光電変換部201は第n+1フレームの画像を生成するための電荷の蓄積を開始する。
時刻T5において、期間T3−T5に2行目の光電変換部201に蓄積された電荷PDn(2)は、第1電荷保持部203に転送され、第1電荷保持部203に保持される。
その後、2行目において第2電荷保持部213に保持された電荷PDn(1)と第1電荷保持部203に保持された電荷PDn(2)とが、FD205に転送される。電荷の転送が終了すると、2行目の光電変換部201は第n+1フレームにおける電荷の蓄積を開始する。
以後、光電変換部201から第2電荷保持部213への蓄積電荷の転送と、光電変換部201から第1電荷保持部203への蓄積電荷の転送と、各電荷保持部からFD205への転送が行順次に行われる。
次に図11は図10の動作を実現するための具体的な駆動パルスの一例を示す図であり、図11を用いて撮像装置の動作の説明を行う。
時刻T0から時刻T1までの間にm行目の第n―1フレームの画像を生成するための信号の出力動作を行う。m行における出力動作の詳細は図11(b)にて後述する。
時刻T55に駆動パルスpGS1(m+1)がHレベルとなり、第1転送部202をオン状態とし、時刻T1に駆動パルスpGS1(m+1)がHレベルからLレベルになり、第1転送部202をオフ状態とする。この動作により、m+1行目の光電変換部201から第1電荷保持部203へ第n−1フレームの画像を生成する電荷の転送が終了する。
時刻T56に駆動パルスpGS2(m)がHレベルとなり、第2転送部212がオン状態となり、時刻T2に駆動パルスpGS2(m)がLレベルとなり、第2転送部212がオフ状態となる。この動作により、期間T0―T2にm行目の光電変換部201に生じた第nフレームの画像を生成する電荷がm行目の第2電荷保持部213に転送される。
時刻T57に駆動パルスpGS2(m+1)がHレベルとなり、第2転送部212がオン状態となり、時刻T3に駆動パルスpGS2(m+1)がLレベルとなり第2転送部212がオフ状態となる。この動作により、期間T1―T3にm行目の光電変換部201に生じた第nフレームの画像を生成する電荷がm+1行目の第2電荷保持部213に転送される。
時刻T58に駆動パルスpGS1(m)がHレベルとなり、第1転送部202がオン状態となり、時刻T4に駆動パルスpGS1(m)がLレベルとなり、第1転送部202がオフ状態となる。この動作により、期間T2―T4にm行目の光電変換部201に蓄積された第nフレームの画像を生成する電荷がm行目の第1電荷保持部203に転送される。
時刻T59に駆動パルスpGS1(m+1)がHレベルとなり、第1転送部202がオン状態となり、時刻T5に駆動パルスpGS1(m+1)がLレベルとなり第1転送部202がオフ状態となる。この動作により、期間T3―T5にm+1行目の光電変換部201に生じた第nフレームの画像を生成する電荷がm+1行目の第1電荷保持部203に転送される。
期間T4の後に、m行目の出力動作を行う。また、期間T5の後に、m+1行目の出力動作を行う。
そして、期間T0―T2(期間ΔTL)と期間T2―T4(期間ΔTS)は、期間ΔTSよりも期間ΔTLのほうが長く、その比は4:1となっている。以下では、期間ΔTLが長秒蓄積期間に対応し、期間ΔTSが短秒蓄積期間に対応する。
本実施例では短秒蓄積期間に光電変換部201に蓄積された電荷が転送される電荷保持部は、当該電荷を転送する前にリセットする。例えばm行目においては時刻T4において本実施例では光電変換部201から第1電荷保持部203に電荷を転送する前に、期間T2−T4において、m行目の第1電荷保持部203をリセットする。
なお、期間ΔTLに光電変換部201に蓄積された電荷が転送される第2電荷保持部213を、当該電荷が転送される前にリセットしてもよい。
次に図11(b)を用いて、m行目とm+1行目の出力動作とm+1行目の電荷保持部のリセット動作について説明する。
まず、m行目とm+1行目の出力動作について説明する。m行目においては、期間T40−T46において、前述した第1出力動作を行う。同様に、m+1行目においては、期間T46−T60において前述した第1出力動作を行う。
次に、m+1行目の第2電荷保持部213のリセット動作の説明を行う。時刻T42において、pRES(m+1)がHレベルとなり、時刻T44にオフ状態となる。これにより期間T42−44においてリセットトランジスタがオン状態となる。
期間T42−T44に内包される、期間T42−T43において、pTX1(m+1)がHレベルとなり、時刻T43でpTX1(m+1)がLレベルとなる。
この動作により、第1電荷保持部203に保持された電荷が排出される。このとき保持されている電荷は、暗電流によるものや、遮光漏れによる電荷であり、第2転送部212をオン状態とすることで光電変換部201から転送する電荷とは異なるものである。
そして時刻T44の後に、m+1行目において第1出力動作を行う。
図11(b)において、実施例2と同様に、電荷保持部からFD205への保持電荷の転送は短秒蓄積期間に対応した電荷が先となる。そのため実施例2と同様に、FD205の飽和を防ぐ効果と、短秒蓄積期間に生じた電荷に対応した信号のS/N比を向上する効果が得られる。
また、図11(a)において、実施例3と同様に長秒蓄積期間の電荷が光電変換部201から第2電荷保持部213に転送されることが先となり、短秒蓄積期間の電荷が光電変換部201から第1電荷保持部203に転送されることが後となってもよい。
これにより、ローリングシャッタ動作時には、短秒蓄積期間の電荷を光電変換部201から第1電荷保持部203への転送と、第1電荷保持部203からFD205への転送をほぼ1行の読み出し期間内に行うことができる。
本実施例のように、光電変換部201から短秒蓄積期間の電荷を蓄積する第1電荷保持部203への電荷の転送前に、第1電荷保持部203のリセット動作を行うことで、遮光漏れや暗電流等によって生じた不要電荷の影響を抑制することが可能となる。
さらに、遮光漏れによる影響は信号の小さい短秒蓄積期間の場合に顕著であるため、より効果的であるが、光電変換部201から長秒蓄積期間の電荷を蓄積する第2電荷保持部213への電荷の転送前に、第1電荷保持部203のリセット動作を行っても同様の効果を得られる。
また、本実施例のリセット動作は、実施例1〜3においても暗電流などによって生じた不要電荷の影響を抑制することが可能となる。
(実施例5)
本実施例の撮像装置の駆動方法について図12を用いて説明する。画素を除いた撮像装置の回路構成や画素回路以外のトランジスタの動作は実施例3と同様であるため、説明は省略する。図12は本実施例における光電変換部で生じる電荷と電荷保持部で保持される電荷、およびそれらの出力動作を概念的に示した図である。
本実施例と実施例3とは、本実施例において光電変換部201から各電荷保持部への電荷の転送を、各電荷保持部をリセットせずに複数回行う点で異なる。
図12において、第nフレームの画像に対応する期間の時刻T0において光電変換部201の電荷蓄積を開始する。
時刻T2では、期間T0―T2において光電変換部201で生じた電荷PD1(n)を第1電荷保持部203に転送する。時刻T2の後、光電変換部201で電荷の蓄積を開始する。
次に時刻T3では、期間T2−T3において光電変換部201で生じた電荷PD2(n)を第2電荷保持部213に転送する。時刻T3の後、光電変換部201で電荷の蓄積を開始する。
時刻T4では、期間T3−T4において光電変換部201で生じた電荷PD3(n)を第1電荷保持部203に転送する。時刻T4の後、光電変換部201で電荷の蓄積を開始する。
ここで光電変換部201で蓄積された電荷を各電荷保持部に転送する動作をサンプリング動作と呼ぶ。そして、期間T3―T4(期間ΔTLとする)は、期間T2―T3(期間ΔTSとする)より長くなっている。同様に、期間T0−T2(期間ΔTLLとする)は、期間ΔTSよりも長くなっている。
以降、期間ΔTLにおけるサンプリング動作と、期間ΔTSにおけるサンプリング動作とを、時刻T12まで繰り返し行う。そして、期間T12−T14において、第n+1フレーム目の期間ΔTLLのサンプリング動作を行う。
本実施例では、長秒蓄積期間(期間ΔTL,期間ΔTLL)のサンプリングを6回、短秒蓄積期間(ΔTS)のサンプリング動作を5回行い、長秒蓄積期間のサンプリング動作と短秒蓄積期間のサンプリングが交互に行われている。
時刻T12から第nフレーム目の出力動作を行う。
なお、1回のサンプリング動作と次のサンプリング動作の終了までの期間をサンプリング周期と呼び、フレーム間でのサンプリング動作の開始からサンプリング動作の終了までの期間をサンプリング期間と呼ぶ。
本実施例の効果について説明する。サンプリング周期とサンプリング期間が異なることにより、光源のフリッカ現象に対して、幅広い光源周期に対応することが可能となる。
図12に明滅周期の長い光源を矩形波で示している。明滅周期はフレーム周期とほぼ同じである。短秒蓄積期間のサンプリング期間が短い場合、たとえば、期間T9―T11をサンプリング期間とした場合には、例示した明滅周期の長い光源の消灯期間にしかサンプリング動作が行われず、光源の点灯を認識できない可能性がある。
具体的には例えば明るい昼間に信号機の赤信号が点灯している場合、短い露光時間での撮像では信号が点灯していないと誤検出してしまう可能性がある。また、光源明滅の位相がずれることにより、動画においては光源が点滅した映像となってしまい、画質の低下を生じる。
それに対し、本実施例では、サンプリング期間を期間T2―T11としている。期間T2−T11の長さは、1フレームの期間T0−12の長さの1/2より長くしている。
これにより、期間T2−T4において、明滅する光源の点灯状態を捉えることを可能としている。つまり、光源の位相がずれた場合においても確実に光源の点灯状態を捉えることができる。
上述では明滅周期が長い光源について述べたが、明滅周期は、短秒蓄積期間のサンプリング期間の2倍より小さい周期の光源までに対応できる。例として図12では明滅周期の短い光源を矩形波で示している。サンプリング周期を短くすることにより、光源周期の短い光源にも対応することができる。
明滅する光源の例としては、一般的に商用電源を用いる蛍光灯の照明や、信号機等が挙げられる。商用電源の場合は、50Hzや60Hzと地域によって周波数がばらばらである。また、LEDの電光掲示板などでは、種類ごとに周波数が固定でない場合もあるので、幅広い光源の周期に対応できるようにすることで、様々な被写体に対してフリッカを低減することができる。
また、光源の点滅と短時間の露光との位相の関係を合わせる必要性が少なくなるため、光源の点滅を検出する点灯検出部を必要としない。また光源の点滅する位相と撮像装置の露光の動作の位相とを一致させなくてもよいため、回路構成が簡単になる。この結果、安価な撮像装置が実現される。
本実施例では第1電荷保持部203に長秒蓄積期間に対応する信号電荷を保持し、第2電荷保持部213に短秒蓄積期間に対応する電荷を保持した。しかし、蓄積時間の長短は逆でもよい。
201 光電変換部
203 第1電荷保持部
213 第2電荷保持部
202 第1転送部
212 第2転送部
205 フローティングディフュージョン
204 第3転送部
214 第4転送部
207 増幅トランジスタ

Claims (13)

  1. 光電変換部と、
    一つの前記光電変換部で生じた電荷を保持する少なくとも二つの電荷保持部と、
    前記一つの光電変換部で生じた電荷を、前記二つの電荷保持部のうち一方の電荷保持部へ転送する第1転送部と、
    他方の電荷保持部へ転送する第2転送部と、
    前記二つの電荷保持部で保持された電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、
    前記一方の電荷保持部から前記フローティングディフュージョンへ前記電荷を転送する第3転送部と、
    前記他方の電荷保持部から前記フローティングディフュージョンへ前記電荷を転送する第4転送部と、
    を有する複数の画素を行列状に有する撮像装置の駆動方法であって、
    前記複数の画素において、前記第1転送部または前記第2転送部を、行ごとに順次オン状態とし、
    異なる期間に前記一つの光電変換部において生じた電荷を、前記二つの電荷保持部の各々に保持させた後、前記第3転送部をオン状態として前記フローティングディフュージョンへ電荷を転送した後、前記フローティングディフュージョンで転送された電荷を保持した状態で、前記第4転送部をオン状態とすることを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  2. 光電変換部と、
    一つの前記光電変換部で生じた電荷を保持する少なくとも二つの電荷保持部と、
    前記一つの光電変換部で生じた電荷を、前記二つの電荷保持部のうち一方の電荷保持部へ転送する第1転送部と、
    他方の電荷保持部へ転送する第2転送部と、
    前記二つの電荷保持部で保持された電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、
    前記一方の電荷保持部から前記フローティングディフュージョンへ前記電荷を転送する第3転送部と、
    前記他方の電荷保持部から前記フローティングディフュージョンへ前記電荷を転送する第4転送部と、
    を有する複数の画素を行列状に有する撮像装置の駆動方法であって、
    異なる期間に前記一つの光電変換部において生じた電荷を、前記二つの電荷保持部の各々に保持させた後、前記第3転送部をオン状態とする期間の少なくとも一部と前記第4転送部をオン状態とする期間の少なくとも一部とを重ねることを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  3. 光電変換部と、
    一つの前記光電変換部で生じた電荷を保持する少なくとも二つの電荷保持部と、
    前記一つの光電変換部で生じた電荷を、前記二つの電荷保持部のうち一方の電荷保持部へ転送する第1転送部と、
    他方の電荷保持部へ転送する第2転送部と、
    前記二つの電荷保持部で保持された電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、
    前記一方の電荷保持部から前記フローティングディフュージョンへ前記電荷を転送する第3転送部と、
    前記他方の電荷保持部から前記フローティングディフュージョンへ前記電荷を転送する第4転送部と、
    を有する複数の画素を行列状に有する撮像装置の駆動方法であって、
    前記複数の画素において、前記第1転送部または前記第2転送部を、行ごとに順次オン状態とし、
    異なる期間に前記一つの光電変換部において生じた電荷を、前記二つの電荷保持部の各々に保持させた後、前記一方の電荷保持部で保持された電荷と前記他方の電荷保持部で保持された電荷とを前記フローティングディフュージョンで加算することを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  4. 前記第1転送部を一度オン状態とすることで前記光電変換部から前記一方の電荷保持部に転送される電荷の前記光電変換部における電荷蓄積期間は、前記第2転送部を一度オン状態とすることで前記光電変換部から前記他方の電荷保持部に転送される電荷の前記光電変換部における電荷蓄積期間よりも短いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置の駆動方法。
  5. 異なる期間に前記一つの光電変換部において生じた電荷を、前記二つの電荷保持部の各々に保持させる際に、前記他方の電荷保持部で電荷を保持させてから、前記一方の電荷保持部で電荷を保持させることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置の駆動方法。
  6. 異なる期間に前記一つの光電変換部において生じた電荷を、前記二つの電荷保持部の各々に保持させる際に、前記第1転送部および前記第2転送部の少なくとも一方を複数回オン状態とさせることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置の駆動方法。
  7. 異なる期間に前記一つの光電変換部において生じた電荷を、前記二つの電荷保持部の各々に保持させる際に、前記第1転送部と前記第2転送部とを交互にオン状態とすることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置の駆動方法。
  8. 前記第2転送部をオン状態とする前に、前記他方の電荷保持部に保持されている電荷をリセットすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置の駆動方法。
  9. 前記第1転送部をオン状態とする前に、前記一方の電荷保持部に保持されている電荷をリセットすることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置の駆動方法。
  10. 異なる期間に前記つの光電変換部において生じた電荷を、前記つの電荷保持部の各々に保持させた後、異なる期間に前記つの光電変換部において生じた電荷を、最初に保持するまでの期間に電荷蓄積を行い、
    前記期間に前記一方の電荷保持部に保持した電荷と、前記他方の電荷保持部に保持した電荷とを前記フローティングディフュージョンへ電荷を転送することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置の駆動方法。
  11. 前記第1転送部もしくは前記第2転送部を、行列状に配置された前記複数の画素において同時にオン状態とすることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置の駆動方法。
  12. 前記第1転送部もしくは前記第2転送部を、行列状に配置された前記複数の画素において、行ごとに順次オン状態とすることを特徴とする請求項に記載の撮像装置の駆動方法。
  13. 前記画素は、
    前記光電変換部をリセットするオーバーフロードレイントランジスタを有し、
    前記光電変換部における電荷蓄積期間は、前記オーバーフロードレイントランジスタをオン状態とすることによって開始されることを特徴とする請求項1乃至12に記載の撮像装置の駆動方法。
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