JP6600202B2 - 撮像装置、撮像システム及び撮像装置の駆動方法 - Google Patents

撮像装置、撮像システム及び撮像装置の駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6600202B2
JP6600202B2 JP2015179221A JP2015179221A JP6600202B2 JP 6600202 B2 JP6600202 B2 JP 6600202B2 JP 2015179221 A JP2015179221 A JP 2015179221A JP 2015179221 A JP2015179221 A JP 2015179221A JP 6600202 B2 JP6600202 B2 JP 6600202B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charge
period
exposure period
transistor
pixels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015179221A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017055320A5 (ja
JP2017055320A (ja
Inventor
裕介 大貫
武史 市川
昌弘 小林
一成 川端
関根  寛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015179221A priority Critical patent/JP6600202B2/ja
Priority to US15/226,651 priority patent/US10205894B2/en
Publication of JP2017055320A publication Critical patent/JP2017055320A/ja
Publication of JP2017055320A5 publication Critical patent/JP2017055320A5/ja
Priority to US16/233,920 priority patent/US10771718B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6600202B2 publication Critical patent/JP6600202B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、撮像装置、撮像システム及び撮像装置の駆動方法に関する。
近年、CMOSイメージセンサにおいて、グローバル電子シャッタの機能を有するものが提案されている。特許文献1及び特許文献2にはグローバル電子シャッタの機能を備えた撮像装置が記載されている。このような撮像装置は、動きの速い被写体を撮影する場合であっても被写体像がゆがみにくいという利点がある。
特開2004−111590号公報 特開2006−246450号公報
グローバル電子シャッタの機能を備えた撮像装置を用いた動画撮影において、撮影シーンの輝度の変化への対応等のため、フレームごとに露光期間を変えて撮影を行う機能が求められることがある。このような場合に、各フレームの露光期間の中心の間隔が一定でなくなるために、動きのある被写体の動作が不自然になるジャーキネスと呼ばれる画質劣化が生じ得る。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、グローバル電子シャッタの機能を備えた撮像装置において、フレームごとに露光時間を変えた場合であっても画質が良好な動画撮影を可能とすることを目的とする。
本発明の一観点によれば、入射光に応じて電荷を生成する光電変換部と、前記電荷を保持する保持部と、前記電荷に基づく信号を出力する増幅トランジスタと、前記光電変換部から前記保持部に前記電荷を転送する第1の転送トランジスタと、前記保持部から前記増幅トランジスタに前記電荷を転送する第2の転送トランジスタと、前記光電変換部から前記電荷を排出するオーバーフロートランジスタと、を各々が有する、複数の画素を有し、複数のフレーム期間のうちの第1のフレーム期間において、第1の露光期間に生じた電荷が蓄積され、前記第1のフレーム期間の次の第2のフレーム期間において、前記第1の露光期間とは期間の長さが異なる第2の露光期間に生じた電荷が蓄積され、前記第1の露光期間及び前記第2の露光期間の各々は、前記複数の画素の前記オーバーフロートランジスタが同時にオンからオフになることにより開始し、前記複数の画素の前記第1の転送トランジスタが同時にオンからオフになり前記電荷が前記光電変換部から前記保持部に転送されることにより終了し、前記第1の露光期間及び前記第2の露光期間の各々の後に、前記複数の画素で順に、前記第2の転送トランジスタが前記電荷を前記保持部から前記増幅トランジスタに転送することにより、前記増幅トランジスタが前記電荷に基づく信号を出力するように構成されており、前記第1の露光期間の時間重心と前記第2の露光期間の時間重心との間隔と、前記第1のフレーム期間の時間重心と第2のフレーム期間の時間重心の間隔とは等しく、前記複数の画素の各々において、前記第1の露光期間の終了から前記第1の露光期間に生じた前記電荷が前記第2の転送トランジスタによって前記増幅トランジスタに転送されるまでの期間の長さと、前記第2の露光期間の終了から前記第2の露光期間に生じた前記電荷が前記第2の転送トランジスタによって前記増幅トランジスタに転送されるまでの期間の長さと、が異なっている撮像装置が提供される。
本発明の他の観点によれば、入射光に応じて電荷を生成する光電変換部と、前記電荷を保持する保持部と、前記電荷に基づく信号を出力する増幅トランジスタと、前記光電変換部から前記保持部に前記電荷を転送する第1の転送トランジスタと、前記保持部から前記増幅トランジスタに前記電荷を転送する第2の転送トランジスタと、前記光電変換部から前記電荷を排出するオーバーフロートランジスタと、を各々が有する、複数の画素を有し、複数のフレーム期間の各々は、電荷の蓄積が行われる露光期間を含み、前記露光期間は、前記複数の画素の前記オーバーフロートランジスタが同時にオンからオフになることにより開始し、前記複数の画素の前記第1の転送トランジスタが同時にオンからオフになり前記露光期間に生じた前記電荷が前記光電変換部から前記保持部に転送されることにより終了し、前記露光期間の後に、前記複数の画素で順に、前記第2の転送トランジスタが、前記露光期間に生じた前記電荷を前記保持部から前記増幅トランジスタに転送することにより、前記増幅トランジスタが、前記露光期間に生じた前記電荷に基づく信号を出力するように構成されており、前記複数のフレーム期間のうちの、長さが同一でかつ連続する2つのフレーム期間において、前記露光期間の長さが互いに異なり、かつ、前記露光期間の開始時刻と終了時刻との中間の時刻の間隔がフレーム期間の長さと同一であり、前記複数の画素の各々は、前記2つのフレーム期間において、前記露光期間の終了から前記露光期間に生じた前記電荷が前記第2の転送トランジスタによって前記増幅トランジスタに転送されるまでの期間の長さが異なっている撮像装置が提供される。
本発明の他の観点によれば、入射光に応じて電荷を生成する光電変換部と、前記電荷を保持する保持部と、前記電荷に基づく信号を出力する増幅トランジスタと、前記光電変換部から前記保持部に前記電荷を転送する第1の転送トランジスタと、前記保持部から前記増幅トランジスタに前記電荷を転送する第2の転送トランジスタと、前記光電変換部から前記電荷を排出するオーバーフロートランジスタと、を各々が有する、複数の画素を有する撮像装置の駆動方法であって、複数のフレーム期間のうちの第1のフレーム期間において、第1の露光期間に生じた電荷を蓄積し、前記第1のフレーム期間の次の第2のフレーム期間において、前記第1の露光期間とは期間の長さが異なる第2の露光期間に生じた電荷を蓄積し、前記第1の露光期間及び前記第2の露光期間の各々は、前記複数の画素の前記オーバーフロートランジスタを同時にオンからオフにすることにより開始し、前記複数の画素の前記第1の転送トランジスタを同時にオンからオフにして前記電荷を前記光電変換部から前記保持部に転送することにより終了し、前記第1の露光期間及び前記第2の露光期間の各々の後に、前記複数の画素で順に、前記第2の転送トランジスタにより前記電荷を前記保持部から前記増幅トランジスタに転送することにより、前記増幅トランジスタにより前記電荷に基づく信号を出力し、前記第1の露光期間の時間重心と前記第2の露光期間の時間重心との間隔と、前記第1のフレーム期間の時間重心と第2のフレーム期間の時間重心の間隔とは等しく、前記複数の画素の各々において、前記第1の露光期間の終了から前記第1の露光期間に生じた前記電荷が前記第2の転送トランジスタによって前記増幅トランジスタに転送されるまでの期間の長さと、前記第2の露光期間の終了から前記第2の露光期間に生じた前記電荷が前記第2の転送トランジスタによって前記増幅トランジスタに転送されるまでの期間の長さと、が異なっている撮像装置の駆動方法が提供される。
本発明によれば、グローバル電子シャッタの機能を備えた撮像装置において、フレームごとに露光時間を変えた場合であっても画質が良好な動画撮影が可能となる。
第1実施形態に係る撮像装置の概略構成を表すブロック図である。 第1実施形態に係る撮像装置に含まれる画素の等価回路を表す図である。 第1実施形態に係る撮像装置の動作タイミングを示すタイミング図である。 第1実施形態に係る各フレームにおける読み出し動作を示す模式図である。 第2実施形態に係る撮像装置の動作タイミングを示すタイミング図である。 第2実施形態に係る各フレームにおける読み出し動作を示す模式図である。 第2実施形態の変形例に係る撮像装置の動作タイミングを示すタイミング図である。 第2実施形態の変形例に係る各フレームにおける読み出し動作を示す模式図である。 第3実施形態に係る撮像装置の動作タイミングを示すタイミング図である。 第3実施形態に係る各フレームにおける読み出し動作を示す模式図である。 第4実施形態に係る撮像装置の動作タイミングを示すタイミング図である。 第4実施形態に係る各フレームにおける読み出し動作を示す模式図である。 第5実施形態に係る撮像装置の動作タイミングを示すタイミング図である。 第5実施形態に係る各フレームにおける読み出し動作を示す模式図である。 第6実施形態に係る撮像装置の動作タイミングを示すタイミング図である。 第6実施形態に係る各フレームにおける読み出し動作を示す模式図である。 第6実施形態の変形例に係る撮像装置の動作タイミングを示すタイミング図である。 第6実施形態の変形例に係る各フレームにおける読み出し動作を示す模式図である。 第7実施形態に係る撮像システムのブロック図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図1から図4を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る撮像装置の概略構成を表すブロック図である。撮像装置は画素アレイ100、垂直走査回路101、列増幅回路102、水平走査回路103、出力回路104、制御回路105を備える。画素アレイ100は、XYの行列状に配置された複数の画素20を備えている。垂直走査回路101は、画素20のトランジスタをオン(導通状態)又はオフ(非導通状態)に制御するための制御信号を供給する。垂直走査回路101には、シフトレジスタやアドレスデコーダなどの論理回路が用いられ得る。画素20の各列には列信号線8が設けられており、画素20からの信号が列ごとに列信号線8に読み出される。列増幅回路102は列信号線8に出力された画素信号を増幅し、リセット時の信号及び光電変換時の信号に基づく相関二重サンプリング処理を行う。水平走査回路103は、列増幅回路102の増幅器に接続されたスイッチと、該スイッチをオン又はオフに制御するための制御信号を供給する。出力回路104はバッファアンプ、差動増幅器などから構成され、列増幅回路102からの画素信号を撮像装置の外部の信号処理部に出力する。なお、AD変換部を撮像装置に設け、デジタルの画像信号を出力しても良い。
図2は、本実施形態に係る撮像装置における画素20の等価回路を示している。図2には行方向及び列方向に2次元配列された複数の画素20のうち、3行×3列の9個の画素20が示されているが、撮像装置はさらに多くの画素20を有している。
複数の画素20の各々は、光電変換部1、保持部2、第1の転送トランジスタ4、第2の転送トランジスタ5、オーバーフロートランジスタ6、選択トランジスタ7、リセットトランジスタ9及び増幅トランジスタ10を備える。
光電変換部1は、入射光を光電変換するとともに、光電変換された電荷を蓄積する。第1の転送トランジスタ4は、オンとなることにより光電変換部1の電荷を保持部2に転送する。保持部2は、光電変換部1から転送された電荷を保持する。保持部2は、回路図上では、一方のノードが接地端子11に接続された容量として表現される。
第2の転送トランジスタ5は、オンとなることにより保持部2の電荷を増幅トランジスタ10の入力ノード(ゲートノード)であるフローティングディフュージョン3に転送する。増幅トランジスタ10はソースフォロアを構成し、フローティングディフュージョン3の電圧に基づく信号を選択トランジスタ7を介して列信号線8に出力する。列信号線8には定電流源16が接続されている。リセットトランジスタ9は、オンとなることによりフローティングディフュージョン3の電圧を電源端子12の電圧でリセットする。なお、p列目の列信号線8に出力される電圧をVout(p)とする。オーバーフロートランジスタ6は、オンとなることにより光電変換部1で生成される電荷を、電源端子12の電圧を有するノード(オーバーフロードレイン)に排出する。
同一行の画素20に対しては共通の制御信号が垂直走査回路101から供給される。すなわち、第m行の画素20の第1の転送トランジスタ4、第2の転送トランジスタ5、選択トランジスタ7、リセットトランジスタ9には、制御信号pTX1(m)、pTX2(m)、pSEL(m)、pRES(m)がそれぞれ供給される。また、オーバーフロートランジスタ6には、制御信号pOFG(m)が供給される。これらのトランジスタは、制御信号がハイレベルのときにオンとなり、ローレベルのときにオフとなる。また、これらのトランジスタは、例えば、MOSトランジスタで構成し得る。
このような構成により、複数の画素20の間で光電変換を行う期間が一致するような撮像動作、すなわち、グローバル電子シャッタの動作を行うことができる。また、光電変換部1にはオーバーフロートランジスタ6が接続されているので、保持部2が電荷を保持している間に光電変換部1で生じた電荷を、光電変換部1に蓄積することができる。あるいは、光電変換部1で生じた電荷を光電変換部1に蓄積せずにオーバーフロートランジスタ6を介して電荷を排出することもできる。これにより、露光時間の制御を行うことができる。
本実施形態の撮像装置は、動画撮影に用いることができる。動画撮影を行う際には、撮像装置は、所定の期間(フレーム期間)ごとに、動画を構成する複数の画像を取得する。
なお、露光とは、光電変換によって光電変換部1で生じた電荷が信号として蓄積又は保持されることを意味する。露光期間とは、各フレーム期間において露光の開始から終了までの期間を意味する。露光時間とは、露光期間の長さを意味する。
次に、第1実施形態の撮像装置の駆動方法について、図3及び図4を用いて説明する。図3は、第1実施形態に係る撮像装置の動作タイミングを示すタイミング図である。また、図4は、第1実施形態に係る各フレームにおける読み出し動作を示す模式図である。図3及び図4では、動画を構成する複数の静止画像の各々の撮像を行う期間(フレーム期間)のうち、露光時間が互いに異なる第nフレームから第n+2フレームまでの撮像動作が示されている。
図4に示されているように、第n+1フレームの露光時間は第nフレームの露光時間よりも短く、第n+2フレームの露光時間は第n+1フレームの露光時間よりも短い。図3には、m〜m+2行目の画素についての、垂直走査回路101から供給される制御信号pTX1、pTX2、pOFGが示されている。
時刻T1以前の期間において、各行の制御信号pTX2が順次ハイレベルになる。これにより、第nフレームの前のフレーム(不図示の第n−1フレーム)の期間において蓄積された電荷が保持部2からフローティングディフュージョン3に順次転送され、信号が読み出される。時刻T1は、この読み出しが完了する時刻である。なお、図3及び図4において、第nフレームより前のフレームの動作は破線で示されている。
本実施形態における第nフレームの露光は、時刻T1から時刻T2の間の一部又は全部の期間に行われる。露光期間の開始時刻(第nフレームでは時刻T1)において、制御信号pTX1はローレベルであり、第1の転送トランジスタ4はオフに維持されている。また、同時刻において、制御信号pOFGが全行同時にハイレベルからローレベルになり、オーバーフロートランジスタ6が全画素で同時にオンからオフになる。オーバーフロートランジスタ6がオフになることで、光電変換部1での電荷の蓄積が開始する。
なお、本明細書において、「同時」とは、厳密に同時刻である場合に限定されるものではなく、撮像装置の動作において実質的に同時である場合も含むものとする。例えば、制御信号の遅延時間等により動作時間差が生じる場合、設計上の理由で実質的に動作に問題が生じない範囲でわずかな動作時間差が与えられている場合等も「同時」に含まれ得る。また、タイミング図等において複数の信号が同時刻に変化するように図示されている場合であっても、上述と同様に厳密に同時刻である場合に限定されるものではなく、これらの信号に時間差がある場合を除外することを意図するものではない。
その後、制御信号pTX1が全行同時にローレベルからハイレベルになり、第1の転送トランジスタ4が全画素で同時にオフからオンになる。これにより、光電変換部1に蓄積された電荷が保持部2に転送される。その後、制御信号pTX1が全行同時にローレベルになる。この時刻が露光期間の終了時刻(第nフレームでは時刻T2)である。
制御信号pTX1が全行同時にローレベルになった時点以後、制御信号pOFGが全行同時にローレベルからハイレベルになり、オーバーフロートランジスタ6が全画素で同時にオフからオンになる。これ以降、光電変換部1で生成された電荷はオーバーフロートランジスタ6を介してオーバーフロードレインに排出される。また、時刻T2から、各行の制御信号pTX2が順次ハイレベルになる。これにより、第nフレームの露光期間において蓄積された電荷が保持部2からフローティングディフュージョン3に順次転送され、信号が読み出される。
時刻T2から第1の期間が経過する時刻T3までの期間において、第1の転送トランジスタ4はオフに維持される。本実施形態では、全ての画素20の第1の転送トランジスタ4がオフに維持される。しかしながら、少なくとも1つの画素において、時刻T2から時刻T3まで、第1の転送トランジスタ4がオフに維持されていればよい。
さらに時刻T2から第1の期間が経過する時刻T3までの期間(第n+1フレームにおける第1の期間)は、制御信号pOFGはハイレベルであり、オーバーフロートランジスタ6はオンに維持される。本実施形態では、全ての画素20のオーバーフロートランジスタ6が第1の期間においてオンに維持されるものとする。しかしながら、少なくとも1つの画素において、時刻T2から時刻T3まで、オーバーフロートランジスタ6がオンに維持されていればよい。第1の期間に生じる電荷はオーバーフロートランジスタ6を介してオーバーフロードレインに排出される。
一方、第n+1フレームにおける第1の期間において、保持部2は、第nフレームで生じた電荷を保持している。この期間に、保持部2に保持された電荷はフローティングディフュージョン3に順次転送される。フローティングディフュージョン3の容量と転送された電荷の量に応じて、フローティングディフュージョン3の電圧が変化する。増幅トランジスタ10は、フローティングディフュージョン3の電圧に基づく信号を列信号線8に順次出力する。この読み出し動作が、1行目の画素から最後の行の画素までのそれぞれにおいて行われる。時刻T3は、前フレームの時刻T1に対応する時刻であり、第nフレームに保持部2に転送された電荷が、フローティングディフュージョン3に順次読み出される動作が完了する時刻である。
上述のように、第nフレームの露光期間は、時刻T1から時刻T2までの期間である。第nフレームの露光期間における時間重心T(n)は次の式(1)で与えられる。
T(n)=(T1+T2)/2 (1)
次に第nフレームよりも露光期間が短縮された第n+1フレームについて説明する。時刻T3から時間Aだけ後の時刻(T3+A)において、制御信号pOFGがローレベルになり、オーバーフロートランジスタ6が全画素同時にオンからオフになる。これにより、光電変換部1における電荷の蓄積が開始する。すなわち、時刻(T3+A)が第n+1フレームの露光開始時刻である。
その後、制御信号pTX1がハイレベルになり、第1の転送トランジスタ4が全画素同時にオンになることで、光電変換部1から保持部2への電荷の転送が開始する。さらにその後、時刻T4から時間Aだけ前の時刻(T4−A)において、制御信号pTX1がローレベルになり、第1の転送トランジスタ4が全画素同時にオンからオフになる。この時刻(T4−A)が第n+1フレームの露光終了時刻である。これに続き、制御信号pOFGが全画素同時にハイレベルになり、オーバーフロートランジスタ6が全画素同時にオフからオンになる。
上述のように、第n+1フレームの露光期間は、時刻(T3+A)から時刻(T4−A)までの期間である。第n+1フレームの露光期間における時間重心T(n+1)は次の式(2)で与えられる。
T(n+1)={(T3+A)+(T4−A)}/2=(T3+T4)/2 (2)
ここで、時刻T3は時刻T1の1フレーム期間経過後の時刻であり、時刻T4は時刻T2の1フレーム期間経過後の時刻である。したがって、第n+1フレームの露光期間における時間重心T(n+1)と、第nフレームの露光期間における時間重心T(n)との時間間隔は、1フレーム期間の長さに相当する。そのため、第nフレーム及び第n+1フレームでの露光期間の時間重心の位置が、各時間重心が属するフレーム期間に対して揃った状態となる。なお、1フレーム期間の長さは、例えば、第nフレームの時間重心と第n+1フレームの時間重心の間隔と定義することができる。あるいは、フレーム期間の長さを第n+1フレームの開始時刻T2から終了時刻T4までの期間の長さと定義することもできる。
これを言い換えると以下のように説明できる。第1のフレーム期間の露光期間を第1の露光期間とし、第2のフレームの露光期間を第2の露光期間とする。ここで、第1のフレーム期間が本実施形態の第nフレームに、第2のフレーム期間が本実施形態の第n+1フレームに対応するものとする。このとき、第1の露光期間の時間重心と第2の露光期間の時間重心との間隔は、1フレーム期間の長さ(例えば、第1のフレーム期間の時間重心と第2のフレーム期間の時間重心の間隔)に相当する。また、第1のフレーム期間が本実施形態の第n+1フレームに、第2のフレーム期間が本実施形態の第n+2フレームに対応するものとするものと読み替えた場合にも、同じ関係となっている。このように任意のnに対して順次上述の関係を適用すると、隣接フレーム間における露光期間の時間重心同士の間隔が全て1フレーム期間の長さに対応し、一定値となる。別の観点では、所定の露光期間に生じた電荷を蓄積する蓄積動作が複数回行われる。複数回の蓄積動作には、互いに異なる露光期間、例えば、図4の第nフレームの露光期間と第n+1フレームの露光期間を持つ蓄積動作が含まれる。これらの複数回の蓄積動作において、露光期間の時間重心が一定の間隔である。この一定の間隔は典型的にはフレーム期間の長さに等しい。例えば、60fpsの動画を撮影する場合には、一定の間隔は1/60秒である。
続いて図4を参照しつつ本実施形態の効果を説明する。
図4には、各フレームにおける露光期間と、光電変換部1が電荷を蓄積している期間(光電変換部の蓄積期間)と、保持部2が電荷を保持している期間(保持部の保持期間)とが示されている。「光電変換部の蓄積期間」の項において、各光電変換部1で電荷の生成及び蓄積が行われている期間には「PD(n)」等と表示されている。また、光電変換部1からオーバーフロートランジスタ6を介してオーバーフロードレインに電荷が排出される期間には「OFD」と表示され、さらに枠にハッチングが付されている。「保持部の保持期間」の項において、光電変換部1から保持部2に電荷が転送され、保持部2が電荷を保持している期間には、「MEM(n)」等と表示されている。図4に示されるように、第1の期間において、複数の画素の読み出し動作が順次行われる。なお、読み出し動作は、第2の転送トランジスタ5による保持部2からフローティングディフュージョン3への電荷の転送と、増幅トランジスタ10からの信号の出力とを含む動作である。
本実施形態では、第nフレームから第n+2フレームの3つのフレーム期間において、露光期間が互いに異なっている。しかしながら、図3に示すような動作タイミングにより撮像装置を動作させることにより、各フレームでの露光期間の時間重心のフレーム期間に対する位置を揃えることができる。言い換えると、隣接フレーム間における露光期間の時間重心の間隔が一定となる。これにより、動画撮影において、動きのある被写体の動作が不自然になるジャーキネスと呼ばれる画質劣化が生じにくくなる。したがって、グローバル電子シャッタの機能を備えた撮像装置において、フレームごとに露光時間を変えた場合であっても画質が良好な動画撮影が可能となる。
[第2実施形態]
図5乃至図8を参照しつつ第2実施形態を説明する。本実施形態は、第1の転送トランジスタ4の駆動方法の点で第1実施形態と異なる。撮像装置の回路構成及びその他のトランジスタの動作は第1実施形態と同様であるため、共通する部分についての説明を省略又は簡略化する。
第2実施形態の撮像装置の駆動方法について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、第2実施形態に係る撮像装置の動作タイミングを示すタイミング図である。また、図6は、第2実施形態に係る各フレームにおける読み出し動作を示す模式図である。
本実施形態では時刻T1から時刻T2の間の露光期間の中間付近の時刻において、制御信号pTX1が一度、一時的に全行同時にハイレベルになり、複数の第1の転送トランジスタ4が同時に一時的にオンになる。これにより、時刻T1から制御信号pTX1がハイレベルになるまでの期間に光電変換部1に蓄積された電荷の全てが保持部2に転送される。その後再び制御信号pTX1はローレベルになり、複数の第1の転送トランジスタ4は同時にオフになり、光電変換部1には再び電荷が蓄積される。すなわち、本実施形態では、1回の露光期間において、露光期間の中間付近の時刻と露光の終了時刻の2回にわたり、光電変換部1の電荷が保持部2に転送される点が第1実施形態と異なる。
続いて本実施形態の効果を説明する。本実施形態の駆動方法では、各フレームの露光期間内において、光電変換部1から保持部2に電荷を転送する回数が第1実施形態と異なる。すなわち、本実施形態では、1回の露光期間に光電変換部1で生じる電荷を2回に分けて保持部2に転送する。そのため、1回の露光期間に蓄積可能な電荷量を光電変換部1の飽和電荷量の2倍とすることができ、画素20の飽和電荷量を実質的に増加させることができる。これにより、ダイナミックレンジが向上する効果が得られる。
次に本実施形態の変形例を説明する。図7は、第2実施形態の変形例に係る撮像装置の動作タイミングを示すタイミング図である。また、図8は、第2実施形態の変形例に係る各フレームにおける読み出し動作を示す模式図である。本変形例では、1回の露光期間に生じる光電変換部1の電荷を4回に分けて転送する。この場合、1回の露光期間に蓄積可能な電荷量を光電変換部1の飽和電荷量の4倍とすることができ、画素20の飽和電荷量を実質的に増加させることができる。すなわち、転送回数は2回には限られず、複数回、すなわち2回以上の任意の回数とすることができる。このように、本実施形態においては、複数の第1の転送トランジスタ4が同時にオフからオンになり、その後再び同時にオフになる動作が複数回繰り返される。なお、転送回数が複数回である場合、複数回の第1の転送トランジスタ4の動作のうちの最後にオフになる時刻が露光期間の終了時刻である。
本実施形態では、第1実施形態で述べた効果に加え、1回の露光期間に光電変換部1で生じる電荷を複数回に分けて保持部2に転送することで、動画撮影においてダイナミックレンジを向上させることができる。
なお、制御信号pTX1がハイレベルになり、第1の転送トランジスタ4がオンになるタイミング、あるいは、制御信号pTX1がローレベルになり、第1の転送トランジスタ4がオフになるタイミングは、一定の間隔とすることがより好ましい。光電変換部1の飽和電荷量を最大限に活用することができ、ダイナミックレンジがより向上するためである。
[第3実施形態]
図9及び図10を参照しつつ第3実施形態を説明する。本実施形態は、第1の転送トランジスタ4の駆動方法の点で第1実施形態と異なる。撮像装置の回路構成及びその他のトランジスタの動作は第1実施形態と同様であるため、共通する部分についての説明を省略又は簡略化する。図9は、第3実施形態に係る撮像装置の動作タイミングを示すタイミング図である。また、図10は、第3実施形態に係る各フレームにおける読み出し動作を示す模式図である。
本実施形態では、露光の開始時刻(制御信号pOFGがローレベルになる時刻)に、制御信号pTX1がハイレベルになり、第1の転送トランジスタ4をオンにする点が第1実施形態と異なっている。その後、第1の転送トランジスタ4がオフになり露光が終了するまで、第1の転送トランジスタ4はオンに維持される。この動作は全画素同時に行われる。これにより、露光期間の開始直後から光電変換部1で生成された電荷は、生成後すぐに保持部2に転送される。
続いて本実施形態の効果を説明する。本実施形態の駆動方法では、各フレームで、保持部2が電荷を保持している期間が第1実施形態と異なる。本実施形態では、露光期間の開始直後から光電変換部1で生じた電荷は、生成後すぐに保持部2に転送される。これにより、光電変換部1の飽和電荷量が実質的に十分に大きくなったものと考えることができ、ダイナミックレンジが向上する効果が得られる。
本実施形態では、第1実施形態で述べた効果に加え、露光期間の開始直後から光電変換部1で生じた電荷がすぐに保持部2に転送される構成とすることで、動画撮影においてダイナミックレンジを向上させることができる。
[第4実施形態]
図11及び図12を参照しつつ第4実施形態を説明する。本実施形態は、第1の転送トランジスタ4及びオーバーフロートランジスタ6の駆動方法の点で第1実施形態と異なる。撮像装置の回路構成及びその他のトランジスタの動作は第1実施形態と同様であるため、共通する部分についての説明を省略又は簡略化する。図11は、第4実施形態に係る撮像装置の動作タイミングを示すタイミング図である。また、図12は、第4実施形態に係る各フレームにおける読み出し動作を示す模式図である。
まず、第nフレームの露光期間を参照して説明する。本実施形態では、時刻T1から時刻T2の間の露光期間において、第1実施形態と同様の露光開始動作から露光終了動作までの動作を間欠的に4回繰り返し行っている。言い換えると、1回の露光期間が複数に分割されている。本実施形態は、この点で第1実施形態と異なる。すなわち、時刻T1から時刻T2までの露光期間において、露光開始動作と露光終了動作の間の時間に生じた電荷のみが保持部2に転送され、その他の期間の電荷はオーバーフロートランジスタ6を介してオーバーフロードレインに排出される。この転送と排出とが間欠的に繰り返される。このように、本実施形態では、複数回にわたって露光が間欠的に行われるため、光電変換部1で光電変換により生じた電荷のうち、出力信号に寄与するのは露光期間のうちの一部の時間(光電変換時間と呼ぶ)に生じたもののみである。
なお、本実施形態において、露光の開始時刻は、あるフレーム期間において最初に制御信号pOFGがローレベルになり、オーバーフロートランジスタ6が全画素同時にオンからオフになる時刻である。また、露光の終了時刻は、最後に制御信号pTX1がローレベルになり、第1の転送トランジスタ4が全画素同時にオンからオフになる時刻である。
次に、第n+1フレームの露光期間を参照して光電変換時間の短縮方法について説明する。第n+1フレームでは、第nフレームの露光に対して、制御信号pOFGがローレベルの期間が短くなり、ハイレベルの期間が長くなっている。これにより、電荷が排出される時間が長くなり、光電変換時間が短くなっている。なお、この場合であっても時間重心T(n+1)のフレーム期間に対する位置は時間重心T(n)と揃えられている。したがって、第1実施形態の場合と同様に、隣接フレーム間における露光期間の時間重心同士の間隔が全て1フレーム期間の長さに対応し、一定値となっている。
次に、第n+2フレームの露光期間を参照して光電変換時間の別の短縮方法について説明する。第n+2フレームでは、第nフレームの露光に対して、制御信号pOFGをローレベルにする期間とハイレベルの期間の両方が短くなっている。これにより、露光期間が短くなっている。この場合も時間重心T(n+2)のフレーム期間に対する位置は時間重心T(n)と揃えられている。
続いて本実施形態の効果を説明する。高輝度でかつちらつき現象(フリッカ)がある被写体を含む動画を撮影する場合、信号電荷の欠損による画質の劣化が一部のフレームに生じ得る。このような被写体の例としては、ブラウン管を用いたディスプレイ、蛍光灯等が挙げられる。また、フラッシュ光のような極めて短い時間に高輝度で発光する被写体においても同様の劣化が生じ得る。露光期間を短くするとこの信号電荷の欠損による画質の劣化はより顕著になり得る。本実施形態の駆動方法では、出力信号に寄与する電荷の蓄積及び転送が間欠的に行われる。そのため、1フレーム内での信号電荷の欠損の発生を低減することができる。
本実施形態では、第1実施形態で述べた効果に加え、出力信号に寄与する電荷の蓄積及び転送が間欠的に行われるようにすることで、動画撮影における信号電荷の欠損による画質の劣化を低減することができる。
[第5実施形態]
図13及び図14を参照しつつ第5実施形態を説明する。本実施形態は、第1の転送トランジスタ4及びオーバーフロートランジスタ6の駆動方法の点で第1実施形態と異なる。撮像装置の回路構成及びその他のトランジスタの動作は第1実施形態と同様であるため、共通する部分についての説明を省略又は簡略化する。図13は、第5実施形態に係る撮像装置の動作タイミングを示すタイミング図である。また、図14は、第5実施形態に係る各フレームにおける読み出し動作を示す模式図である。
第1実施形態の駆動方法では、前のフレームに保持部2に保持された電荷をフローティングディフュージョン3に転送して読み出しを行う第1の期間は露光期間に含まれない。しかしながら、本実施形態の駆動方法では、前のフレームに保持部2に保持された電荷を順次読み出す動作が完了する時刻T1よりも前から、当該フレームの露光期間が開始する。
第nフレームの時刻T0から時刻T1の第1の期間において、各行の制御信号pTX2が順次ハイレベルになる。これにより第nフレームの前のフレーム(不図示の第n−1フレーム)において蓄積された電荷が保持部2からフローティングディフュージョン3に順次転送され、信号が読み出される。これと並行して、時刻T0において、各行の制御信号pOFGがローレベルになり、オーバーフロートランジスタ6がオフになる。この動作により、第nフレームの露光期間が開始される。この駆動方法により1回の露光期間を、最大で1フレーム期間にまで延ばすことができる。
第nフレームよりも露光期間が短縮された第n+1フレームについては、第1実施形態と同様にして、露光期間の時間重心のフレーム期間に対する位置を揃えるように設定される。すなわち、第n+1フレームの露光期間における時間重心T(n+1)は、第nフレームの露光期間における時間重心T(n)から1フレーム期間経過後の時刻となるように設定される。これにより第1実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態では、第1実施形態で述べた効果に加え、前のフレームに保持部2に保持された電荷を順次読み出す動作が完了する時刻よりも前から、当該フレームの露光期間が開始する構成とすることで、露光期間をより長くすることができる。
[第6実施形態]
図15乃至図18を参照しつつ第6実施形態を説明する。本実施形態は、第1の転送トランジスタ4及びオーバーフロートランジスタ6の駆動方法の点で第1実施形態と異なる。撮像装置の回路構成及びその他のトランジスタの動作は第1実施形態と同様であるため、共通する部分についての説明を省略又は簡略化する。
第6実施形態の撮像装置の駆動方法について、図15及び図16を用いて説明する。図15は、第6実施形態に係る撮像装置の動作タイミングを示すタイミング図である。また、図16は、第6実施形態に係る各フレームにおける読み出し動作を示す模式図である。
本実施形態では時刻T0から時刻T2の間の露光期間の中間付近の時刻において、制御信号pTX1が一度、一時的にハイレベルになり、第1の転送トランジスタ4が一時的にオフからオンになる。これにより、時刻T0から制御信号pTX1がハイレベルになるまでの期間に光電変換部1に蓄積された全ての電荷が保持部2に転送される。その後再び制御信号pTX1はローレベルになり、第1の転送トランジスタ4はオフになり、光電変換部1には再び電荷が蓄積される。すなわち、本実施形態では、第2実施形態と同様に、1回の露光期間において、露光期間の中間付近の時刻と露光の終了時刻の2回にわたり、光電変換部1の電荷が保持部2に転送される。また、本実施形態では、露光期間の中間付近の時刻における光電変換部1から保持部2への転送は、前のフレームに保持部2に保持された電荷の順次読み出しが完了する時刻T1以後に実施される。
続いて本実施形態の効果を説明する。本実施形態では、第2実施形態と同様に、1回の露光期間に光電変換部1で生じる電荷を2回に分けて保持部2に転送する。そのため、1回の露光期間に蓄積可能な電荷量を光電変換部1の飽和電荷量の2倍とすることができ、画素20の飽和電荷量を実質的に増加させることができる。これにより、ダイナミックレンジが向上する効果が得られる。また、第5実施形態と同様に、前のフレームに保持部2に保持された電荷を順次読み出す動作が完了する時刻よりも前から、当該フレームの露光期間が開始する構成としているので、露光期間をより長くすることができる。
次に本実施形態の変形例を説明する。図17は、第6実施形態の変形例に係る撮像装置の動作タイミングを示すタイミング図である。また、図18は、第6実施形態の変形例に係る各フレームにおける読み出し動作を示す模式図である。本変形例では、1回の露光期間に生じる光電変換部1の電荷を4回に分けて転送する。この場合、1回の露光期間に蓄積可能な電荷量を光電変換部1の飽和電荷量の4倍とすることができ、画素20の飽和電荷量を実質的に増加させることができる。このように、本実施形態において、転送回数は2回には限られず、2回以上の任意の回数とすることができる。また、本変形例では、4回の転送のうちの最初の1回については、第5実施形態と同様に、前のフレームの電荷の読み出しと並行して、当該フレームの露光が行われる構成となっている。そのため、露光期間をより長くすることができる。
本実施形態では、第1実施形態で述べた効果に加え、1回の露光期間に光電変換部1で生じる電荷を複数回に分けて保持部2に転送することで、動画撮影においてダイナミックレンジを向上させることができる。さらに、本実施形態では、前のフレームに保持部2に保持された電荷を順次読み出す動作が完了する時刻よりも前から、当該フレームの露光期間が開始する構成としているので、露光期間をより長くすることができる。
[第7実施形態]
第7実施形態に係る撮像システムについて説明する。上述の各実施形態の撮像装置は、種々の撮像システムに適用可能である。撮像システムの一例としては、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダ、複写機、ファックス、携帯電話、車載カメラ、観測衛星などがあげられる。また、レンズなどの光学系と撮像装置とを備えるカメラモジュールも、撮像システムに含まれる。図19に、撮像システムの例としてデジタルスチルカメラのブロック図を示す。
撮像システムは、レンズ1002の保護のためのバリア1001、被写体の光学像を撮像装置1004に結像させるレンズ1002、レンズ1002を通過する光量を可変にするための絞り1003、上述の実施形態のいずれかの撮像装置1004を有する。また、撮像システムは、撮像装置1004から出力される出力信号の処理を行う信号処理部1007を有する。信号処理部1007は、撮像装置1004から出力される信号に基づき画像を生成する。具体的には、信号処理部1007は、撮像装置1004から出力された信号に各種の補正、データ圧縮等を行って画像データを出力する。
また、撮像システムは、さらに、撮像装置1004及び信号処理部1007に各種タイミング信号を出力するタイミング発生部1008、撮像システム全体を制御する制御部1009を有する。撮像システムは、さらに、画像データを一時的に記憶するためのメモリ部1010、画像データを保持する半導体メモリ等の記録媒体1012、記録媒体1012に記録又は読み出しを行うための記録媒体インターフェース(I/F)部1011を有する。記録媒体1012は撮像システムに内蔵されていてもよく、着脱可能であってもよい。さらに、撮像システムは、外部コンピュータ等と通信するための外部インターフェース(I/F)部1013を有する。
ここで、タイミング信号等は撮像システムの外部から入力されてもよく、撮像システムは少なくとも撮像装置1004と、撮像装置1004から出力された撮像信号を処理する信号処理部1007とを有すればよい。
以上のように、本実施形態の撮像システムは、上述の実施形態のいずれかの撮像装置1004を適用して撮像動作を行うことが可能である。
本発明を適用し得る実施形態は、上述の実施形態のみに限定されない。例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を、他の実施形態に追加した実施形態、あるいは他の実施形態の一部の構成と置換した実施形態も本発明を適用し得る実施形態であると理解されるべきである。
また、第7実施形態に示した撮像システムは、本発明の撮像装置を適用しうる撮像システムの一例を示したものであり、本発明の撮像装置を適用可能な撮像システムは図19に示した構成に限定されるものではない。
1 光電変換部
2 保持部
4 第1の転送トランジスタ
5 第2の転送トランジスタ
6 オーバーフロートランジスタ
10 増幅トランジスタ
20 画素

Claims (12)

  1. 入射光に応じて電荷を生成する光電変換部と、前記電荷を保持する保持部と、前記電荷に基づく信号を出力する増幅トランジスタと、前記光電変換部から前記保持部に前記電荷を転送する第1の転送トランジスタと、前記保持部から前記増幅トランジスタに前記電荷を転送する第2の転送トランジスタと、前記光電変換部から前記電荷を排出するオーバーフロートランジスタと、を各々が有する、複数の画素を有し
    数のフレーム期間のうちの第1のフレーム期間において、第1の露光期間に生じた電荷が蓄積され、
    前記第1のフレーム期間の次の第2のフレーム期間において、前記第1の露光期間とは期間の長さが異なる第2の露光期間に生じた電荷が蓄積され、
    前記第1の露光期間及び前記第2の露光期間の各々は、前記複数の画素の前記オーバーフロートランジスタが同時にオンからオフになることにより開始し、前記複数の画素の前記第1の転送トランジスタが同時にオンからオフになり前記電荷が前記光電変換部から前記保持部に転送されることにより終了し、
    前記第1の露光期間及び前記第2の露光期間の各々の後に、前記複数の画素で順に、前記第2の転送トランジスタが前記電荷を前記保持部から前記増幅トランジスタに転送することにより、前記増幅トランジスタが前記電荷に基づく信号を出力するように構成されており、
    前記第1の露光期間の時間重心と前記第2の露光期間の時間重心との間隔と、前記第1のフレーム期間の時間重心と第2のフレーム期間の時間重心の間隔とは等しく、
    前記複数の画素の各々において、前記第1の露光期間の終了から前記第1の露光期間に生じた前記電荷が前記第2の転送トランジスタによって前記増幅トランジスタに転送されるまでの期間の長さと、前記第2の露光期間の終了から前記第2の露光期間に生じた前記電荷が前記第2の転送トランジスタによって前記増幅トランジスタに転送されるまでの期間の長さと、が異なっている
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記複数の画素の各々は、前記第1のフレーム期間と前記第2のフレーム期間とにおいて、前記第2の転送トランジスタが前記電荷を前記保持部から前記増幅トランジスタに転送するタイミングが同じである
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記複数の画素のそれぞれで、前記第1の転送トランジスタがオフからオンになり、その後再びオフになる動作が複数回繰り返されることにより、前記第1の露光期間又は前記第2の露光期間に生じた前記電荷が、前記光電変換部から前記保持部に複数回にわたって転送され、
    前記複数回の前記第1の転送トランジスタの動作のうちの最後にオフになる動作により、前記第1の露光期間又は前記第2の露光期間が終了する
    ことを特徴とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の転送トランジスタがオフからオンになり、その後再びオフになる複数回の動作において、前記第1の転送トランジスタがオフになるタイミングが一定の間隔である
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の露光期間又は前記第2の露光期間が開始した後に、前記複数の画素の前記第1の転送トランジスタが同時にオフからオンになり、
    その後、前記複数の画素の前記第1の転送トランジスタがオンからオフになることにより前記第1の露光期間又は前記第2の露光期間が終了するまでの期間、前記複数の画素の前記第1の転送トランジスタがオンに維持される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  6. 記複数の画素の前記オーバーフロートランジスタが同時にオンからオフになり、その後再び同時にオンになる動作が複数回繰り返されることにより、1回の露光期間が複数に分割され、
    前記複数回の前記オーバーフロートランジスタの動作のうちの最初にオフになる動作により、前記第1の露光期間又は前記第2の露光期間が開始する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  7. 前記第1の露光期間の一部において、前記複数の画素の前記光電変換部が、入射光によって生じた前記電荷を蓄積する動作と並行して、
    前記複数の画素で順に、前記第2の転送トランジスタが、前記保持部の保持する前記電荷を前記増幅トランジスタに転送し、
    前記複数の画素で順に、前記増幅トランジスタが、前記電荷に基づく信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 入射光に応じて電荷を生成する光電変換部と、前記電荷を保持する保持部と、前記電荷に基づく信号を出力する増幅トランジスタと、前記光電変換部から前記保持部に前記電荷を転送する第1の転送トランジスタと、前記保持部から前記増幅トランジスタに前記電荷を転送する第2の転送トランジスタと、前記光電変換部から前記電荷を排出するオーバーフロートランジスタと、を各々が有する、複数の画素を有し
    数のフレーム期間に対応して、それぞれ所定の期間に生じた電荷を蓄積する複数の蓄積動作を行い、
    前記複数の蓄積動作は、互いに前記所定の期間の異なる第1の蓄積動作及び第2の蓄積動作を少なくとも含み、
    前記所定の期間は、前記複数の画素の前記オーバーフロートランジスタが同時にオンからオフになることにより開始し、前記複数の画素の前記第1の転送トランジスタが同時にオンからオフになり前記電荷が前記光電変換部から前記保持部に転送されることにより終了し、
    前記所定の期間の後に、前記複数の画素で順に、前記第2の転送トランジスタが前記電荷を前記保持部から前記増幅トランジスタに転送することにより、前記増幅トランジスタが前記電荷に基づく信号を出力するように構成されており、
    前記複数の蓄積動作において、前記所定の期間の時間重心が一定の間隔であり、
    前記複数の画素の各々において、前記第1の蓄積動作が行われる前記所定の期間の終了から前記第1の蓄積動作によって蓄積された前記電荷が前記第2の転送トランジスタによって前記増幅トランジスタに転送されるまでの期間の長さと、前記第2の蓄積動作が行われる前記所定の期間の終了から前記第2の蓄積動作によって蓄積された前記電荷が前記第2の転送トランジスタによって前記増幅トランジスタに転送されるまでの期間の長さと、が異なっている
    ことを特徴とする撮像装置。
  9. 前記複数の蓄積動作のそれぞれにおける前記時間重心は、前記所定の期間の開始時刻と前記所定の期間の終了時刻との中間の時刻である
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  10. 入射光に応じて電荷を生成する光電変換部と、前記電荷を保持する保持部と、前記電荷に基づく信号を出力する増幅トランジスタと、前記光電変換部から前記保持部に前記電荷を転送する第1の転送トランジスタと、前記保持部から前記増幅トランジスタに前記電荷を転送する第2の転送トランジスタと、前記光電変換部から前記電荷を排出するオーバーフロートランジスタと、を各々が有する、複数の画素を有し
    数のフレーム期間の各々は、電荷の蓄積が行われる露光期間を含み、
    前記露光期間は、前記複数の画素の前記オーバーフロートランジスタが同時にオンからオフになることにより開始し、前記複数の画素の前記第1の転送トランジスタが同時にオンからオフになり前記露光期間に生じた前記電荷が前記光電変換部から前記保持部に転送されることにより終了し、
    前記露光期間の後に、前記複数の画素で順に、前記第2の転送トランジスタが、前記露光期間に生じた前記電荷を前記保持部から前記増幅トランジスタに転送することにより、前記増幅トランジスタが、前記露光期間に生じた前記電荷に基づく信号を出力するように構成されており、
    前記複数のフレーム期間のうちの、長さが同一でかつ連続する2つのフレーム期間において、前記露光期間の長さが互いに異なり、かつ、前記露光期間の開始時刻と終了時刻との中間の時刻の間隔がフレーム期間の長さと同一であり、
    前記複数の画素の各々は、前記2つのフレーム期間において、前記露光期間の終了から前記露光期間に生じた前記電荷が前記第2の転送トランジスタによって前記増幅トランジスタに転送されるまでの期間の長さが異なっている
    ことを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置から出力される信号を処理する信号処理部と
    を有する撮像システム。
  12. 入射光に応じて電荷を生成する光電変換部と、前記電荷を保持する保持部と、前記電荷に基づく信号を出力する増幅トランジスタと、前記光電変換部から前記保持部に前記電荷を転送する第1の転送トランジスタと、前記保持部から前記増幅トランジスタに前記電荷を転送する第2の転送トランジスタと、前記光電変換部から前記電荷を排出するオーバーフロートランジスタと、を各々が有する、複数の画素を有する撮像装置の駆動方法であって
    数のフレーム期間のうちの第1のフレーム期間において、第1の露光期間に生じた電荷を蓄積し、
    前記第1のフレーム期間の次の第2のフレーム期間において、前記第1の露光期間とは期間の長さが異なる第2の露光期間に生じた電荷を蓄積し、
    前記第1の露光期間及び前記第2の露光期間の各々は、前記複数の画素の前記オーバーフロートランジスタを同時にオンからオフにすることにより開始し、前記複数の画素の前記第1の転送トランジスタを同時にオンからオフにして前記電荷を前記光電変換部から前記保持部に転送することにより終了し、
    前記第1の露光期間及び前記第2の露光期間の各々の後に、前記複数の画素で順に、前記第2の転送トランジスタにより前記電荷を前記保持部から前記増幅トランジスタに転送することにより、前記増幅トランジスタにより前記電荷に基づく信号を出力し、
    前記第1の露光期間の時間重心と前記第2の露光期間の時間重心との間隔と、前記第1のフレーム期間の時間重心と第2のフレーム期間の時間重心の間隔とは等しく、
    前記複数の画素の各々において、前記第1の露光期間の終了から前記第1の露光期間に生じた前記電荷が前記第2の転送トランジスタによって前記増幅トランジスタに転送されるまでの期間の長さと、前記第2の露光期間の終了から前記第2の露光期間に生じた前記電荷が前記第2の転送トランジスタによって前記増幅トランジスタに転送されるまでの期間の長さと、が異なっている
    ことを特徴とする撮像装置の駆動方法。
JP2015179221A 2015-09-11 2015-09-11 撮像装置、撮像システム及び撮像装置の駆動方法 Active JP6600202B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015179221A JP6600202B2 (ja) 2015-09-11 2015-09-11 撮像装置、撮像システム及び撮像装置の駆動方法
US15/226,651 US10205894B2 (en) 2015-09-11 2016-08-02 Imaging device and imaging system
US16/233,920 US10771718B2 (en) 2015-09-11 2018-12-27 Imaging device and imaging system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015179221A JP6600202B2 (ja) 2015-09-11 2015-09-11 撮像装置、撮像システム及び撮像装置の駆動方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017055320A JP2017055320A (ja) 2017-03-16
JP2017055320A5 JP2017055320A5 (ja) 2018-09-06
JP6600202B2 true JP6600202B2 (ja) 2019-10-30

Family

ID=58321316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015179221A Active JP6600202B2 (ja) 2015-09-11 2015-09-11 撮像装置、撮像システム及び撮像装置の駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6600202B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10896923B2 (en) * 2015-09-18 2021-01-19 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of operating an imaging device with global shutter system
EP3378223A4 (en) * 2016-03-11 2019-08-21 Invisage Technologies, Inc. IMAGE SENSORS WITH ELECTRONIC SHUTTER
JP7025182B2 (ja) * 2017-11-16 2022-02-24 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP7277251B2 (ja) * 2019-05-13 2023-05-18 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4404823B2 (ja) * 2005-08-26 2010-01-27 三洋電機株式会社 撮像装置
JP5258551B2 (ja) * 2008-12-26 2013-08-07 キヤノン株式会社 固体撮像装置、その駆動方法及び撮像システム
JP2013183380A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Canon Inc 撮像素子、撮像素子の駆動方法及び撮像システム
JP2013254805A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Sony Corp 固体撮像素子及びその制御方法、並びに電子機器
JP2014060519A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Sony Corp 固体撮像素子及びその制御方法、並びに電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017055320A (ja) 2017-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10771718B2 (en) Imaging device and imaging system
JP6541523B2 (ja) 撮像装置、撮像システム、および、撮像装置の制御方法
JP4978818B2 (ja) 固体撮像素子及びその駆動方法
JP5176215B2 (ja) 固体撮像素子
JP6508929B2 (ja) 固体撮像装置及びその駆動方法
US8610809B2 (en) Solid-state imaging device and camera system that controls a unit of plural rows
JP6734649B2 (ja) 撮像装置、撮像システム、及び、撮像装置の制御方法
JP6600202B2 (ja) 撮像装置、撮像システム及び撮像装置の駆動方法
JP5434485B2 (ja) 固体撮像素子、固体撮像素子の駆動方法、およびカメラシステム
US9325919B2 (en) Image sensing apparatus
US8300122B2 (en) Solid-state imaging device, camera system, and signal reading method
JP2010206653A (ja) 撮像装置、撮像素子およびその駆動方法
JP2007166486A (ja) 固体撮像装置
JP6574653B2 (ja) 撮像装置及び撮像システム
JP2020114020A (ja) 撮像素子および撮像装置
KR20140107212A (ko) 고체 촬상 소자 및 그 구동 방법, 카메라 시스템
JP5460342B2 (ja) 固体撮像素子および固体撮像素子の駆動方法
JP2013106224A (ja) 撮像装置
JP2012065309A (ja) 撮像装置
US20150029370A1 (en) Solid-state imaging device
JP6412347B2 (ja) 画素回路およびこれを搭載した撮像装置
JP5672363B2 (ja) 固体撮像素子およびカメラシステム
JP2016103701A (ja) 撮像素子及びその制御方法
WO2023002643A1 (ja) 撮像素子及び撮像装置
JP2017220949A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20171214

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180727

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191004

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6600202

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151