JP6700327B2 - アセトアルデヒドの製造方法 - Google Patents
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Description
また、本発明のさらに他の目的は、酢酸からアセトアルデヒド及び酢酸エチルを工業的に効率よく製造する方法を提供することにある。
[1] 酢酸の水素化によりアセトアルデヒドを製造する方法であって、酢酸を水素化した反応流体を吸収塔に仕込み、該反応流体中の凝縮成分を吸収液で吸収するとともに、非凝縮性ガスを吸収液に溶解する工程と、吸収塔の缶出液の圧力を減じて吸収液に溶解した非凝縮性ガスを放散し、該非凝縮性ガス放散後の液を吸収塔にリサイクルする工程を含むことを特徴とするアセトアルデヒドの製造方法(第1の態様)。
[2] 吸収塔の吸収液に、吸収塔の缶出液からアセトアルデヒドを分離した後の酢酸水溶液の一部を用いる上記[1]に記載のアセトアルデヒドの製造方法(第1の態様)。
[3] 吸収塔の吸収液に、未反応の酢酸と水とを共沸蒸留により分離する際に使用する共沸溶剤含有液の一部を用いる上記[1]に記載のアセトアルデヒドの製造方法(第1の態様)。
[4] 吸収塔の吸収液に、共沸溶剤を10重量%以上含む溶剤を用いる上記[1]に記載のアセトアルデヒドの製造方法(第1の態様)。
[5] 酢酸の水素化によりアセトアルデヒドを製造する方法であって、酢酸を水素化して得られた反応粗液を蒸留塔で蒸留するに際し、該蒸留塔の反応粗液仕込み段と塔頂との間の段から液相のアセトアルデヒドを取り出すことを特徴とするアセトアルデヒドの製造方法(第2の態様)。
[6] 酢酸の水素化によりアセトアルデヒドを製造する方法であって、酢酸を水素化して得られた反応粗液から第1蒸留塔でアセトアルデヒドを分離する工程、アセトアルデヒド分離後の液から第2蒸留塔で未反応の酢酸を分離する工程、(1)未反応の酢酸分離後の液から第3蒸留塔で酢酸エチルよりも沸点の低い低沸点成分を分離する工程、低沸点成分分離後の液から第4蒸留塔でエタノール及び酢酸エチルの混合液と水とを分離する工程、又は、(2)未反応の酢酸分離後の液から第3蒸留塔で水を分離する工程、水分離後の液から第4蒸留塔で酢酸エチルよりも沸点の低い低沸点成分とエタノール及び酢酸エチルの混合液とを分離する工程を含むアセトアルデヒドの製造方法(第3の態様)。
[7] 第2蒸留塔の塔頂ベーパー温度が第1蒸留塔、第3蒸留塔及び第4蒸留塔から選ばれる少なくとも1つの蒸留塔のボトム温度より高くなるように圧力を調整して運転し、第2蒸留塔の塔頂ベーパーを第1蒸留塔、第3蒸留塔及び第4蒸留塔から選ばれる少なくとも1つの蒸留塔の加熱の熱源に使用する上記[6]に記載のアセトアルデヒドの製造方法(第3の態様)。
[8] 酢酸の水素化によりアセトアルデヒドを製造する方法であって、酢酸を水素化して得られた反応粗液から、第1蒸留塔でアセトアルデヒドを分離する工程、アセトアルデヒド分離後の液から第2蒸留塔で共沸溶剤として酢酸エチルを用いて未反応の酢酸を分離する工程、(1)未反応の酢酸分離後の液から第3蒸留塔で酢酸エチルよりも沸点の低い低沸点成分を分離する工程、低沸点成分分離後の液から第4蒸留塔でエタノール及び酢酸エチルの混合液と水とを分離する工程、又は、(2)未反応の酢酸分離後の液から第3蒸留塔で水を分離する工程、水分離後の液から第4蒸留塔で酢酸エチルよりも沸点の低い低沸点成分とエタノール及び酢酸エチルの混合液とを分離する工程、前記エタノール及び酢酸エチルの混合液の一部または全部に酢酸を加え、酸性触媒の存在下、該エタノールをエステル化して酢酸エチルに変換する工程、共沸溶剤である酢酸エチルをリサイクルする工程を含むアセトアルデヒドの製造方法(第4の態様)。
[9] 酢酸の水素化によりアセトアルデヒド及び酢酸エチルを製造する方法であって、酢酸を水素化して得られた反応粗液から、第1蒸留塔でアセトアルデヒドを分離する工程、アセトアルデヒド分離後の液から第2蒸留塔で共沸溶剤として酢酸エチルを用いて未反応の酢酸を分離する工程、(1)未反応の酢酸分離後の液から第3蒸留塔で酢酸エチルよりも沸点の低い低沸点成分を分離する工程、低沸点成分分離後の液から第4蒸留塔でエタノール及び酢酸エチルの混合液と水とを分離する工程、又は、(2)未反応の酢酸分離後の液から第3蒸留塔で水を分離する工程、水分離後の液から第4蒸留塔で酢酸エチルよりも沸点の低い低沸点成分とエタノール及び酢酸エチルの混合液とを分離する工程、前記エタノール及び酢酸エチルの混合液の一部または全部に酢酸を加え、酸性触媒の存在下、該エタノールをエステル化して酢酸エチルに変換する工程、該酢酸エチルを製品として回収する工程を含むアセトアルデヒド及び酢酸エチルの製造方法(第5の態様)。
[10] 酢酸の水素化によりアセトアルデヒド及び酢酸エチルを製造する方法であって、酢酸を水素化して得られた反応粗液から第1蒸留塔でアセトアルデヒドを分離する工程、アセトアルデヒド分離後の液から第2蒸留塔で共沸溶剤を用いて未反応の酢酸を分離する工程、(1)未反応の酢酸分離後の液から第3蒸留塔でエタノールよりも沸点の低い低沸点成分を分離する工程、低沸点成分分離後の液から第4蒸留塔でエタノール及び共沸溶剤の混合液と水を分離する工程、又は、(2)未反応の酢酸分離後の液から第3蒸留塔で水を分離する工程、水分離後の液から第4蒸留塔でエタノールよりも沸点の低い低沸点成分とエタノール及び共沸溶剤の混合液を分離する工程、前記エタノール及び共沸溶剤の混合液の一部又は全部に酢酸を加え、酸性触媒の存在下、該エタノールをエステル化して酢酸エチルに変換する工程、エステル化反応液から第5蒸留塔で塔頂より該酢酸エチルを回収し、塔底より共沸溶剤を回収してリサイクルする工程を含むアセトアルデヒド及び酢酸エチルの製造方法(第6の態様)。
[11] 共沸溶剤が、常圧における沸点が100℃から118℃のエステルである、上記[10]に記載のアセトアルデヒド及び酢酸エチルの製造方法(第6の態様)。
[12] 第2蒸留塔の塔頂ベーパー温度が第1蒸留塔、第3蒸留塔、第4蒸留塔及び第5蒸留塔から選ばれる少なくとも1つの蒸留塔のボトム温度より高くなるように圧力を調整して運転し、第2蒸留塔の塔頂ベーパーを第1蒸留塔、第3蒸留塔、第4蒸留塔及び第5蒸留塔から選ばれる少なくとも1つの蒸留塔の加熱の熱源に使用する上記[10]又は[11]に記載のアセトアルデヒド及び酢酸エチルの製造方法(第6の態様)。
図1に示す例では、水素ガスは水素設備Pからライン1により供給され、コンプレッサーI−1で加圧され、バッファータンクJ−1を経て、ライン2の循環ガスと合流して、ライン3により蒸発器A(酢酸蒸発器)に仕込まれる。蒸発器Aには、酢酸タンクK−1からポンプN−1を用いてライン4より酢酸が供給され、気化した酢酸が水素ガスと共に熱交換器(加熱器)L−1、L−2で加熱され、ライン5より触媒を充填した反応器Bに仕込まれる。蒸発器Aには循環ポンプN−2が備えられている。反応器Bで酢酸は水素化され、主生成物のアセトアルデヒドのほか、非凝縮性のメタン、エタン、エチレン、二酸化炭素、凝縮性のアセトン、エタノール、酢酸エチル、水が生成する。
また、酢酸プロピル(沸点102℃)、酢酸イソブチル(沸点117℃)、酢酸sec-ブチル(沸点112℃)、プロピオン酸イソプロピル(沸点110℃)、酪酸メチル(沸点102℃)、イソ酪酸エチル(沸点110℃)など、常圧における沸点が100℃から118℃のエステルは、水との共沸混合物の水の比率が高く、かつ、酢酸より沸点が低いため、酢酸回収塔Fにおいて酢酸と水の分離をより容易にする。また、これらのエステルは、エタノールとも共沸しないか、または、エタノールとの共沸混合物のエタノールの比率が低く、共沸溶剤の分離・回収が比較的容易である。したがって、常圧における沸点が100℃から118℃のエステルも共沸溶剤として好ましい。
反応系で得られた反応粗液は精製工程(精製系)に供され、アセトアルデヒドが製品として得られる。また、未反応の酢酸や、副生した各成分を回収し、必要に応じて反応器にリサイクルすることができる。精製工程は、例えば、反応粗液からアセトアルデヒドを分離、回収するアセトアルデヒド精製工程、アセトアルデヒドを分離した後の液から、共沸蒸留により未反応の酢酸と水とを分離し、酢酸を回収する酢酸回収工程、酢酸を分離した後の液から、低沸点成分を分離、除去する脱低沸工程、低沸点成分を分離、除去した後の液から、エタノール及び/又は酢酸エチルを分離、回収するエタノール・酢酸エチル回収工程の1又は2以上の工程を含むことができる。
前記第1の方法は、(1)未反応の酢酸分離後の液から第3蒸留塔で(a)酢酸エチルよりも沸点の低い低沸点成分を分離する工程、低沸点成分分離後の液から第4蒸留塔で(b)エタノール及び酢酸エチルの混合液と(c)水とを分離する工程を含む方法である。より詳細には、前記未反応酢酸分離後の液から、まず、第3蒸留塔で(a)酢酸エチルよりも沸点の低い低沸点成分を分離し(脱低沸工程)、次いで、該低沸点成分分離後の液から第4蒸留塔で(b)エタノール及び酢酸エチルの混合液と(c)水とを分離する(エタノール・酢酸エチル回収工程)。
前記第2の方法では、(2)未反応の酢酸分離後の液から第3蒸留塔で(c)水を分離する工程、水分離後の液から第4蒸留塔で(a)酢酸エチルよりも沸点の低い低沸点成分と(b)エタノール及び酢酸エチルの混合液を分離する工程を含む方法である。より詳細には、前記未反応酢酸分離後の液から、まず、第3蒸留塔で(c)水を分離し(水分離工程)、水分離後の液から第4蒸留塔で(a)酢酸エチルよりも沸点の低い低沸点成分と(b)エタノール及び酢酸エチルの混合液とを分離する(低沸点成分回収工程)。
前述したように、酢酸回収塔の留出下相液には、副生物であるアセトン、エタノール、水以外に酢酸エチルが溶解しているため、酢酸エチルの一部は酢酸回収塔から排出される。したがって、酢酸エチルを補給するか、または、留出下相液に溶解する酢酸エチルを回収して酢酸回収塔にリサイクルする必要がある。酢酸エチルを補給する場合には、補給する酢酸エチル費用のため高コストとなり、また、酢酸エチルを回収する場合には、酢酸エチルはエタノールとも共沸するため、留出下相液から酢酸エチルのみを分離・回収するためには煩雑な工程が必要となり、やはり高コストとなる。
前述したように、エタノールと酢酸エチルが共沸するため、副生するエタノール及び酢酸エチルの混合液からエタノールと酢酸エチルを分離するためには、煩雑なプロセスが必要となり、有価物として得られるエタノールおよび酢酸エチルのコストが高くなる。
図9に示される装置により酢酸の水素化を行った。
後述する吸収塔(スクラバー)C−1の塔頂からのガス(ライン12からライン32を流れるガス)1,926NL/hrをコンプレッサーI−2で昇圧してライン2より循環させ、蒸発器A入口圧力が1.7MPa(ゲージ圧)で一定になるように、水素ボンベPより74NL/hrの水素(ライン1)をコンプレッサーI−1で昇圧し、前記循環ガスと合流させてライン3により蒸発器Aに仕込んだ。J−1、J−2、J−3はバッファータンクである。
酢酸タンクK−1からライン4により酢酸を680g/hrで供給し、ライン3からの水素と共に蒸発器(電気ヒーター付蒸発器)Aで300℃まで昇温し、得られた水素と酢酸の混合ガスを、触媒としてFe2O3100重量部に対してPd金属を40重量部担持した触媒157mlを充填した外径43.0mmφの反応器(電気ヒーター付反応器)Bに仕込んだ。蒸発器A内、反応器B内の圧力は1.7MPa(ゲージ圧)である。また、反応温度は300℃である。N−1はポンプである。
反応器Bから流出した反応ガス(ライン6)は冷却器(クーラー)M−11で30℃まで冷却し、ライン7より6mmφ磁製ラシヒリングを高さ1m充填した外径48.6φの吸収塔(スクラバー)C−1の下部に仕込んだ。吸収塔(スクラバー)C−1内の圧力は、1.7MPa(ゲージ圧)である。N−3はポンプ、M−4は冷却器(クーラー)である。
吸収塔(スクラバー)C−1の上段には、前記図3の酢酸回収塔Fの留出上相液ライン15に相当する組成の液である、アセトン3.1重量%、エタノール12.4重量%、酢酸エチル73.0重量%、水11.5重量%からなる30℃の吸収液1,000g/hrをライン33より仕込んだ。K−9は吸収液タンク、N−16はポンプ、34はライン、M−12は冷却器(クーラー)である。
吸収塔(スクラバー)C−1の缶出液(ライン8)は、吸収塔(スクラバー)C−1のボトムの液面が一定になるように、常圧の気液分離器Uに抜き取り、溶存ガスを放散させた。放散したガスはライン10より分離除去した。ガス放散後の液の一部はライン9より30℃、10L/hrで吸収塔(スクラバー)C−1の中間部より仕込んだ(循環させた)。
前記ガス放散後の液の残りはライン14から反応粗液として取り出し、反応粗液タンクK−2に貯留した。反応粗液の組成は、アセトアルデヒド7.2重量%、アセトン2.0重量%、エタノール8.0重量%、酢酸エチル44.0重量%、水10.2重量%、酢酸28.6重量%であり、その製造量は、1,667g/hrであった。
吸収塔(スクラバー)C−1の塔頂ガスライン12に接続されたベントQ−1行きのライン13からパージガスは流さなかったが、蒸発器Aに循環されるライン32のガス組成は、二酸化炭素0.6mol%、メタン1.1mol%、エタンおよびエチレン1.2mol%、プロパンおよびプロピレン0.7mol%、アセトアルデヒド0.2mol%、水素96.2mol%で安定していた。
図9に示される装置により酢酸の水素化を行った。
後述する吸収塔(スクラバー)C−1の塔頂からのガス(ライン12からライン32を流れるガス)1,926NL/hrをコンプレッサーI−2で昇圧してライン2より循環させ、蒸発器A入口圧力が1.7MPa(ゲージ圧)で一定になるように、水素ボンベPより74NL/hrの水素(ライン1)をコンプレッサーI−1で昇圧し、前記循環ガスと合流させてライン3により蒸発器Aに仕込んだ。J−1、J−2、J−3はバッファータンクである。
酢酸タンクK−1からライン4により酢酸を680g/hrで供給し、ライン3からの水素と共に蒸発器(電気ヒーター付蒸発器)Aで300℃まで昇温し、得られた水素と酢酸の混合ガスを、触媒としてFe2O3100重量部に対してPd金属を40重量部担持した触媒157mlを充填した外径43.0mmφの反応器(電気ヒーター付反応器)Bに仕込んだ。蒸発器A内、反応器B内の圧力は1.7MPa(ゲージ圧)である。また、反応温度は300℃である。N−1はポンプである。
反応器Bから流出した反応ガス(ライン6)は冷却器(クーラー)M−11で30℃まで冷却し、ライン7より6mmφ磁製ラシヒリングを高さ1m充填した外径48.6φの吸収塔(スクラバー)C−1の下部に仕込んだ。吸収塔(スクラバー)C−1内の圧力は、1.7MPa(ゲージ圧)である。N−3はポンプ、M−4は冷却器(クーラー)である。
吸収塔(スクラバー)C−1の上段には、前記図3の酢酸回収塔Fの留出上相液ライン15に相当する組成の液である、アセトン3.1重量%、エタノール12.4重量%、酢酸エチル73.0重量%、水11.5重量%からなる30℃の吸収液1,000g/hrをライン33より仕込んだ。K−9は吸収液タンク、N−16はポンプ、34はライン、M−12は冷却器(クーラー)である。
吸収塔(スクラバー)C−1の缶出液(ライン8)は、吸収塔(スクラバー)C−1のボトムの液面が一定になるように、常圧の気液分離器Uに抜き取り、溶存ガスを放散させた。放散したガスはライン10より分離除去した。この例では、ガス放散後の液の全量をライン14を通して反応粗液タンクK−2に抜き取り、吸収塔(スクラバー)C−1の缶出液(ライン8)を吸収塔(スクラバー)C−1に循環することを行わなかった。
運転を継続すると、徐々に蒸発器Aに循環されるライン32のガス中の二酸化炭素およびメタン濃度が上昇し、水素の仕込み量が低下したため、ベントQ−1行きのライン13より41NL/hrでガスのパージを行い、水素の蒸発器Aへの仕込み量も38NL/hr増やして112NL/hrにしたところ、ライン32のガス組成は、二酸化炭素1.5mol%、メタン1.5mol%、エタンおよびエチレン2.4mol%、プロパンおよびプロピレン1.9mol%、水素92.7mol%で安定した。
ライン14[吸収塔(スクラバー)C−1の缶出液ライン8と直接つながっている]からは、アセトアルデヒド7.2重量%、アセトン2.0重量%、エタノール8.0重量%、酢酸エチル44.0重量%、水10.2重量%、酢酸28.6重量%の反応粗液が1,667g/hr得られた。
図9に示される装置により酢酸の水素化を行った。
後述する吸収塔(スクラバー)C−1の塔頂からのガス(ライン12からライン32を流れるガス)1,923NL/hrをコンプレッサーI−2で昇圧してライン2より循環させ、蒸発器A入口圧力が1.7MPa(ゲージ圧)で一定になるように、水素ボンベPより77NL/hrの水素(ライン1)をコンプレッサーI−1で昇圧し、前記循環ガスと合流させてライン3により蒸発器Aに仕込んだ。J−1、J−2、J−3はバッファータンクである。
酢酸タンクK−1からライン4により酢酸を677g/hrで供給し、ライン3からの水素と共に蒸発器(電気ヒーター付蒸発器)Aで300℃まで昇温し、得られた水素と酢酸の混合ガスを、触媒としてFe2O3100重量部に対してPd金属を40重量部担持した触媒157mlを充填した外径43.0mmφの反応器(電気ヒーター付反応器)Bに仕込んだ。蒸発器A内、反応器B内の圧力は1.7MPa(ゲージ圧)である。また、反応温度は300℃である。N−1はポンプである。
反応器Bから流出した反応ガス(ライン6)は冷却器(クーラー)M−11で30℃まで冷却し、ライン7より6mmφ磁製ラシヒリングを高さ1m充填した外径48.6φの吸収塔(スクラバー)C−1の下部に仕込んだ。吸収塔(スクラバー)C−1内の圧力は、1.7MPa(ゲージ圧)である。N−3はポンプ、M−4は冷却器(クーラー)である。
吸収塔(スクラバー)C−1の上段には、前記図3のアセトアルデヒド製品塔Eの缶出液ライン19に相当する組成の液である、アセトン0.4重量%、エタノール1.8重量%、酢酸エチル0.8重量%、水10.2重量%、酢酸86.8重量%からなる30℃の吸収液1,000g/hrをライン33より仕込んだ。K−9は吸収液タンク、N−16はポンプ、34はライン、M−12は冷却器(クーラー)である。
吸収塔(スクラバー)C−1の缶出液(ライン8)は、吸収塔(スクラバー)C−1のボトムの液面が一定になるように、常圧の気液分離器Uに抜き取り、溶存ガスを放散させた。放散したガスはライン10より分離除去した。ガス放散後の液の一部はライン9より30℃、26L/hrで吸収塔(スクラバー)Cの中間部より仕込んだ(循環させた)。
前記ガス放散後の液の残りはライン14から反応粗液として取り出し、反応粗液タンクK−2に貯留した。反応粗液の組成は、アセトアルデヒド7.2重量%、アセトン0.4重量%、エタノール1.7重量%、酢酸エチル0.7重量%、水9.4重量%、酢酸80.6重量%であり、その製造量は、1,659g/hrであった。
吸収塔(スクラバー)C−1の塔頂ガスライン12に接続されたベントQ−1行きのライン13からパージガスは流さなかったが、蒸発器Aに循環されるライン32のガス組成は、二酸化炭素1.2mol%、メタン1.1mol%、エタンおよびエチレン1.2mol%、プロパンおよびプロピレン0.7mol%、アセトアルデヒド0.2mol%、水素95.6mol%で安定していた。
図9に示される装置により酢酸の水素化を行った。
後述する吸収塔(スクラバー)C−1の塔頂からのガス(ライン12からライン32を流れるガス)1,923NL/hrをコンプレッサーI−2で昇圧してライン2より循環させ、蒸発器A入口圧力が1.7MPa(ゲージ圧)で一定になるように、水素ボンベPより77NL/hrの水素(ライン1)をコンプレッサーI−1で昇圧し、前記循環ガスと合流させてライン3により蒸発器Aに仕込んだ。J−1、J−2、J−3はバッファータンクである。
酢酸タンクK−1からライン4により酢酸を677g/hrで供給し、ライン3からの水素と共に蒸発器(電気ヒーター付蒸発器)Aで300℃まで昇温し、得られた水素と酢酸の混合ガスを、触媒としてFe2O3100重量部に対してPd金属を40重量部担持した触媒157mlを充填した外径43.0mmφの反応器(電気ヒーター付反応器)Bに仕込んだ。蒸発器A内、反応器B内の圧力は1.7MPa(ゲージ圧)である。また、反応温度は300℃である。N−1はポンプである。
反応器Bから流出した反応ガス(ライン6)は冷却器(クーラー)M−11で30℃まで冷却し、ライン7より6mmφ磁製ラシヒリングを高さ1m充填した外径48.6φの吸収塔(スクラバー)C−1の下部に仕込んだ。吸収塔(スクラバー)C−1内の圧力は、1.7MPa(ゲージ圧)である。N−3はポンプ、M−4は冷却器(クーラー)である。
吸収塔(スクラバー)C−1の上段には、前記図3のアセトアルデヒド製品塔Eの缶出液ライン19に相当する組成の液である、アセトン0.4重量%、エタノール1.8重量%、酢酸エチル0.8重量%、水10.2重量%、酢酸86.8重量%からなる30℃の吸収液1,000g/hrをライン33より仕込んだ。K−9は吸収液タンク、N−16はポンプ、34はライン、M−12は冷却器(クーラー)である。
吸収塔(スクラバー)C−1の缶出液(ライン8)は、吸収塔(スクラバー)C−1のボトムの液面が一定になるように、常圧の気液分離器Uに抜き取り、溶存ガスを放散させた。放散したガスはライン10より分離除去した。この例では、ガス放散後の液の全量をライン14を通して反応粗液タンクK−2に抜き取り、吸収塔(スクラバー)C−1の缶出液(ライン8)を吸収塔(スクラバー)C−1に循環することを行わなかった。
運転を継続すると、徐々に蒸発器Aに循環されるライン32のガス中の二酸化炭素およびメタン濃度が上昇し、水素の仕込み量が低下したため、ベントQ−1行きのライン13より41NL/hrでガスのパージを行い、水素の蒸発器Aへの仕込み量も38NL/hr増やして115NL/hrにしたところ、ライン32のガス組成は、二酸化炭素1.5mol%、メタン1.5mol%、エタンおよびエチレン2.4mol%、プロパンおよびプロピレン1.9mol%、水素92.7mol%で安定した。
ライン14[吸収塔(スクラバー)C−1の缶出液ライン8と直接つながっている]からは、アセトアルデヒド7.2重量%、アセトン0.4重量%、エタノール1.7重量%、酢酸エチル0.7重量%、水9.4重量%、酢酸80.6重量%の反応粗液が1,659g/hr得られた。
図10に示す理論段数30段の40mmφ真空ジャケット付ガラス製蒸留塔Eを使用して、常圧で、酢酸の水素化で得た反応粗液から製品アセトアルデヒドをサイドカットで分離した。
前記蒸留塔Eの塔頂から20段目(理論段数)に、ライン16より酢酸の水素化で得た反応粗液をポンプで連続的に1,000g/hr仕込んだ。反応粗液は、アセトアルデヒド7.2重量%、アセトン2.0重量%、エタノール8.0重量%、酢酸エチル44.0重量%、水10.2重量%、酢酸28.6重量%を含んでいた。
留出液量が300ml/hrとなるようにボトムの熱媒温度を調節し、留出液は全量ポンプN−6で連続的にライン32から塔頂に還流した。
最上段の液を15℃に冷却して、ポンプN−16で連続的にライン18から72g/hrでサイドカットした。
ボトムの液面が一定になるように、缶出液を30℃に冷却してポンプN−5で連続的にライン19から928g/hr抜き取った。
ライン18のサイドカット液は、低沸成分を1.8重量%含む、純度98.2重量%のアセトアルデヒドであった。
ライン19の缶出液は、アセトアルデヒド0.1重量%、アセトン2.1重量%、エタノール8.7重量%、酢酸エチル47.3重量%、水11.0重量%、酢酸30.8重量%を含んでいた。
図10に示す理論段数30段の40mmφ真空ジャケット付ガラス製蒸留塔Eを使用して、常圧で、酢酸の水素化で得た反応粗液から製品アセトアルデヒドを分離した。
前記蒸留塔Eの塔頂から20段目(理論段数)に、ライン16より酢酸の水素化で得た反応粗液をポンプで連続的に1,000g/hr仕込んだ。反応粗液は、アセトアルデヒド7.2重量%、アセトン2.0重量%、エタノール8.0重量%、酢酸エチル44.0重量%、水10.2重量%、酢酸28.6重量%を含んでいた。
留出液は、300ml/hrをポンプで連続的にラインN−6からライン32により塔頂に還流し、製品アセトアルデヒド72g/hrをポンプN−17で連続的にライン33から抜き取った。
留出受器の液面が一定になるようにボトムの熱媒温度を調節した。ライン18からはサイドカットしなかった。
ボトムの液面が一定になるように、缶出液を30℃に冷却してポンプN−5で連続的にライン19から928g/hr抜き取った。
ライン33の留出液は、低沸成分を3.5重量%含む、純度96.5重量%のアセトアルデヒドであった。
ライン19の缶出液は、アセトアルデヒド0.1重量%、アセトン2.1重量%、エタノール8.7重量%、酢酸エチル47.3重量%、水11.0重量%、酢酸30.8重量%を含んでいた。
実施例1の方法で得られた反応粗液を図3に示すフローで精製した。
理論段数30段の50mmφ真空ジャケット付ガラス製蒸留塔からなる第1蒸留塔(アセトアルデヒド製品塔)Eの塔頂から20段目(理論段数)に、ライン16で酢酸の水素化で得た上記の反応粗液を仕込み、常圧、還流比3で蒸留した。塔頂ベーパー温度は21℃で、製品アセトアルデヒド120g/hrを10℃に冷却してライン18から抜き取った。ボトム液温度は79℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン19から1,547g/hrで抜き取った。缶出液は、アセトン2.1重量%、エタノール8.7重量%、酢酸エチル47.5重量%、水11.0重量%、酢酸30.8重量%を含んでいた。
この缶出液を理論段数30段の100mmφ金属製蒸留塔からなる第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fの塔頂から20段目(理論段数)に仕込み、さらに、ライン23から該第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fの留出液をデカンターSで分液した上相液1,500g/hrを仕込み、190kPaゲージの圧力で蒸留した。塔頂ベーパー温度は103℃で、留出液はコンデンサーM−7で凝縮して20℃に冷却し、デカンターSで分液後、上相液の1,500g/hrは上記のように第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fへ還流し、1,000g/hrは酢酸の水素化反応工程の吸収液としてリサイクルした。ボトム温度は157℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン24から477g/hrで抜き取った。缶出液は、水0.1重量%、酢酸99.9重量%を含んでいた。デカンター下相液79g/hrは、アセトン3.1重量%、エタノール13.8重量%、酢酸エチル13.0重量%、水70.1重量%を含んでいた。
下相液は、理論段数30段の40mmφ真空ジャケット付ガラス製蒸留塔からなる第3蒸留塔(脱低沸塔)Gの塔頂から10段目(理論段数)に仕込み、常圧、還流比210で蒸留した。塔頂ベーパー温度は59℃で、留出液3g/hrはアセトン79.2重量%、エタノール3.6重量%、酢酸エチル15.0重量%、水2.2重量%を含んでいた。ボトム温度は73℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン28から76g/hrで抜き取った。缶出液は、エタノール14.2重量%、酢酸エチル12.9重量%、水72.9重量%を含んでいた。
缶出液は、理論段数10段の40mmφ真空ジャケット付ガラス製蒸留塔からなる第4蒸留塔(エタノール・酢酸エチル回収塔)Hの塔頂から5段目(理論段数)に仕込み、40kPa(絶対圧)、還流比1.1で蒸留した。塔頂ベーパー温度は49℃で、留出液23g/hrはエタノール47.1重量%、酢酸エチル42.9重量%、水10.0重量%を含んでいた。ボトム温度は78℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン31から53g/hrで抜き取った。缶出液は、エタノール0.1重量%、水99.9重量%を含んでいた。
表1に各蒸留塔の塔頂温度およびボトム温度をまとめた。
第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fの塔頂温度は第1蒸留塔(アセトアルデヒド製品塔)Eおよび第3蒸留塔(脱低沸塔)Gおよび第4蒸留塔(エタノール・酢酸エチル回収塔)Hのボトム温度より高いことから、第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fの塔頂ベーパーを第1蒸留塔(アセトアルデヒド製品塔)E、第3蒸留塔(脱低沸塔)G、第4蒸留塔(エタノール・酢酸エチル回収塔)Hから選ばれる少なくとも1つの蒸留塔の加熱に使用することができる。
実施例1の方法で得られた反応粗液を図3に示すフローで精製した。
第1蒸留塔(アセトアルデヒド製品塔)Eの缶出液を理論段数30段の100mmφ金属製蒸留塔からなる第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fの塔頂から20段目(理論段数)に仕込み、さらに、ライン23から第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fの留出液をデカンターSで分液した上相液1,500g/hrを仕込み、常圧で蒸留した点以外は実施例4と同様にして、酢酸の水素化で得られた反応粗液を精製した。
第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fの塔頂ベーパー温度は70℃で、留出液はコンデンサーM−7で凝縮して40℃に冷却し、デカンターSで分液後、上相液の2,000g/hrは上記のように第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fへ還流し、1,000g/hrは酢酸の水素化反応工程の吸収液としてリサイクルした。ボトム温度は121℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン24から477g/hrで抜き取った。缶出液は、水0.1重量%、酢酸99.9重量%を含んでいた。デカンター下相液79g/hrは、アセトン3.1重量%、エタノール13.8重量%、酢酸エチル13.0重量%、水70.1重量%を含んでいた。
表1に第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fの運転圧力を常圧にした場合の塔頂温度およびボトム温度を示す。
この方法においても、実施例4と同様、製品アセトアルデヒド、未反応酢酸、エタノール及び酢酸エチル、アセトン等の低沸点成分を、短い工程で効率よく、分離、回収できる。
但し、第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fの塔頂温度は第1蒸留塔(アセトアルデヒド製品塔)E、第3蒸留塔(脱低沸塔)Gおよび第4蒸留塔(エタノール・酢酸エチル回収塔)Hのボトム温度より低いので、第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fの塔頂ベーパーを他の蒸留塔の加熱に使用することはできない。
実施例1の方法で得られた反応粗液を図5に示すフローで精製した。
理論段数30段の50mmφ真空ジャケット付ガラス製蒸留塔からなる第1蒸留塔(アセトアルデヒド製品塔)Eの塔頂から20段目(理論段数)に、ライン16で酢酸の水素化で得た上記の反応粗液を仕込み、常圧、還流比3で蒸留した。塔頂ベーパー温度は21℃で、製品アセトアルデヒド120g/hrを10℃に冷却してライン18から抜き取った。ボトム液温度は79℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン19から1,547g/hrで抜き取った。缶出液は、アセトン2.1重量%、エタノール8.7重量%、酢酸エチル47.5重量%、水11.0重量%、酢酸30.8重量%を含んでいた。
この缶出液を理論段数30段の100mmφ金属製蒸留塔からなる第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fの塔頂から20段目(理論段数)に仕込み、さらに、ライン23から該第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fの留出液をデカンターSで分液した上相液1,500g/hrを仕込み、190kPaゲージの圧力で蒸留した。塔頂ベーパー温度は103℃で、留出液はコンデンサーM−7で凝縮して20℃に冷却し、デカンターSで分液後、上相液の1,500g/hrは上記のように第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fへ還流し、1,000g/hrは酢酸の水素化反応工程の吸収液としてリサイクルした。
ボトム温度は157℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン24から477g/hrで抜き取った。缶出液は、水0.1重量%、酢酸99.9重量%を含んでいた。デカンター下相液79g/hrは、アセトン3.1重量%、エタノール13.8重量%、酢酸エチル13.0重量%、水70.1重量%を含んでいた。
下相液は、理論段数30段の40mmφ真空ジャケット付ガラス製蒸留塔からなる第3蒸留塔(脱低沸塔)Gの塔頂から10段目(理論段数)に仕込み、常圧、還流比210で蒸留した。塔頂ベーパー温度は59℃で、留出液3g/hrはアセトン79.2重量%、エタノール3.6重量%、酢酸エチル15.0重量%、水2.2重量%を含んでいた。ボトム温度は73℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン28から76g/hrで抜き取った。缶出液は、エタノール14.2重量%、酢酸エチル12.9重量%、水72.9重量%を含んでいた。
缶出液は、理論段数10段の40mmφ真空ジャケット付ガラス製蒸留塔からなる第4蒸留塔(エタノール・酢酸エチル回収塔)Hの塔頂から5段目(理論段数)に仕込み、40kPa(絶対圧)、還流比1.1で蒸留した。塔頂ベーパー温度は49℃で、留出液23g/hrはエタノール47.1重量%、酢酸エチル42.9重量%、水10.0重量%を含んでいた。ボトム温度は78℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン31から53g/hrで抜き取った。缶出液は、エタノール0.1重量%、水99.9重量%を含んでいた。
エタノール47.1重量%、酢酸エチル42.9重量%、水10.0重量%からなるエタノール・酢酸エチル回収塔の留出液100重量部に酢酸245重量部を加え、100g/hrの仕込流量で、強酸性イオン交換樹脂50mlを充填した内径20mmφ、長さ300mmのガラス製ジャケット付反応器Vに仕込み、70℃に昇温した。
反応器出口の組成は、エタノール3.2重量%、酢酸エチル32.4重量%、水7.0重量%、酢酸57.4重量%であった。反応器出口液の酢酸エチル/エタノール重量比は10.1/1.0であり、反応器入口液の酢酸エチル/エタノール重量比0.91/1.0から酢酸エチルの割合が約11倍に増加しているので、反応器出口液を吸収塔、アセトアルデヒド製品塔、酢酸回収塔などに仕込むことにより、酢酸エチルを補給することができる。
実施例1の方法で得られた反応粗液を図7に示すフローで精製した。
理論段数30段の50mmφ真空ジャケット付ガラス製蒸留塔からなる第1蒸留塔(アセトアルデヒド製品塔)Eの塔頂から20段目(理論段数)に、ライン16で酢酸の水素化で得た上記の反応粗液を仕込み、常圧、還流比3で蒸留した。塔頂ベーパー温度は21℃で、製品アセトアルデヒド120g/hrを10℃に冷却してライン18から抜き取った。ボトム液温度は79℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン19から1,547g/hrで抜き取った。缶出液は、アセトン2.1重量%、エタノール8.7重量%、酢酸エチル47.5重量%、水11.0重量%、酢酸30.8重量%を含んでいた。
この缶出液を理論段数30段の100mmφ金属製蒸留塔からなる第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fの塔頂から20段目(理論段数)に仕込み、さらに、ライン23から該第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fの留出液をデカンターSで分液した上相液1,500g/hrを仕込み、190kPaゲージの圧力で蒸留した。塔頂ベーパー温度は103℃で、留出液はコンデンサーM−7で凝縮して20℃に冷却し、デカンターSで分液後、上相液の1,500g/hrは上記のように第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fへ還流し、1,000g/hrは酢酸の水素化反応工程の吸収液としてリサイクルした。
ボトム温度は157℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン24から477g/hrで抜き取った。缶出液は、水0.1重量%、酢酸99.9重量%を含んでいた。デカンター下相液79g/hrは、アセトン3.1重量%、エタノール13.8重量%、酢酸エチル13.0重量%、水70.1重量%を含んでいた。
下相液は、理論段数30段の40mmφ真空ジャケット付ガラス製蒸留塔からなる第3蒸留塔(脱低沸塔)Gの塔頂から10段目(理論段数)に仕込み、常圧、還流比210で蒸留した。塔頂ベーパー温度は59℃で、留出液3g/hrはアセトン79.2重量%、エタノール3.6重量%、酢酸エチル15.0重量%、水2.2重量%を含んでいた。ボトム温度は73℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン28から76g/hrで抜き取った。缶出液は、エタノール14.2重量%、酢酸エチル12.9重量%、水72.9重量%を含んでいた。
缶出液は、理論段数10段の40mmφ真空ジャケット付ガラス製蒸留塔からなる第4蒸留塔(エタノール・酢酸エチル回収塔)Hの塔頂から5段目(理論段数)に仕込み、40kPa(絶対圧)、還流比1.1で蒸留した。塔頂ベーパー温度は49℃で、留出液23g/hrはエタノール47.1重量%、酢酸エチル42.9重量%、水10.0重量%を含んでいた。ボトム温度は78℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン31から53g/hrで抜き取った。缶出液は、エタノール0.1重量%、水99.9重量%を含んでいた。
エタノール47.1重量%、酢酸エチル42.9重量%、水10.0重量%からなるエタノール・酢酸エチル回収塔の留出液(エタノール/酢酸エチル重量比=52/48)100重量部に酢酸245重量部を加え、100g/hrの仕込流量でライン37から、強酸性イオン交換樹脂50mlを充填した内径20mmφ、長さ300mmのガラス製ジャケット付反応器Vに仕込み、70℃に昇温した。
反応器出口の組成(ライン38)は、エタノール3.2重量%、酢酸エチル32.4重量%、水7.0重量%、酢酸57.4重量%(エタノール/酢酸エチル重量比=9/91)であった。
エタノール・酢酸エチル回収塔の留出液のエタノール/酢酸エチル重量比=52/48は、エタノールと酢酸エチルの共沸組成 エタノール/酢酸エチル重量比=31/69よりもエタノールが過剰であるため、酢酸エチルを分離するためには煩雑なプロセスが必要である。
一方、反応器出口液のエタノール/酢酸エチル重量比=9/91は、エタノールと酢酸エチルの共沸組成よりも酢酸エチルが過剰であり、酢酸エチルの分離が容易である。すなわち、該反応器出口液を酢酸エチル精製工程Xに供して、蒸留および抽出などの慣用の方法により未反応エタノール、水、および酢酸を分離除去することにより、製品酢酸エチルを得ることができる。
図9に示される装置により酢酸の水素化を行った。
後述する吸収塔(スクラバー)C−1の塔頂からのガス(ライン12からライン32を流れるガス)1,073NL/hrをコンプレッサーI−2で昇圧してライン2より循環させ、蒸発器A入口圧力が1.7MPa(ゲージ圧)で一定になるように、水素ボンベPより94NL/hrの水素(ライン1)をコンプレッサーI−1で昇圧し、前記循環ガスと合流させてライン3により蒸発器Aに仕込んだ。J−1、J−2、J−3はバッファータンクである。
酢酸タンクK−1からライン4により酢酸を428g/hrで供給し、ライン3からの水素と共に蒸発器(電気ヒーター付蒸発器)Aで300℃まで昇温し、得られた水素と酢酸の混合ガスを、触媒としてFe2O3を100重量部に対してPd金属を40重量部担持した触媒92mlを充填した外径43.0mmφの反応器(電気ヒーター付反応器)Bに仕込んだ。蒸発器A内、反応器B内の圧力は1.7MPa(ゲージ圧)である。また、反応温度は300℃である。N−1はポンプである。
反応器Bから流出した反応ガス(ライン6)は冷却器(クーラー)M−11で30℃まで冷却し、ライン7より6mmφ磁製ラシヒリングを高さ1m充填した外径48.6φの吸収塔(スクラバー)C−1の下部に仕込んだ。吸収塔(スクラバー)C−1内の圧力は、1.7MPa(ゲージ圧)である。N−3はポンプ、M−4は冷却器(クーラー)である。
吸収塔(スクラバー)C−1の上段には、図11の酢酸回収塔Fの留出液をデカンターSで分液した上相液ライン48に相当する組成の液である、アセトン0.9重量%、エタノール13.1重量%、イソ酪酸エチル79.5重量%、水6.5重量%からなる30℃の吸収液63g/hrをライン33より仕込んだ。K−9は吸収液タンク、N−16はポンプ、34はライン、M−12は冷却器(クーラー)である。
吸収塔(スクラバー)C−1の缶出液(ライン8)は、吸収塔(スクラバー)C−1のボトムの液面が一定になるように、常圧の気液分離器Uに抜き取り、溶存ガスを放散させた。放散したガスはライン10より分離除去した。ガス放散後の液の一部はライン9より30℃、3L/hrで吸収塔(スクラバー)C−1の中間部より仕込んだ(循環させた)。
前記ガス放散後の液の残りはライン14から反応粗液として取り出し、反応粗液タンクK−2に貯留した。反応粗液の組成は、アセトアルデヒド25.2重量%、アセトン0.4重量%、エタノール6.3重量%、イソ酪酸エチル9.9重量%、水14.2重量%、酢酸44.0重量%であり、その製造量は、497g/hrであった。
吸収塔(スクラバー)C−1の塔頂ガスライン12に接続されたベントQ−1行きのライン13からパージガスは流さなかったが、蒸発器Aに循環されるライン32のガス組成は、二酸化炭素3.2mol%、メタン1.1mol%、エタンおよびエチレン1.2mol%、プロパンおよびプロピレン0.7mol%、アセトアルデヒド0.2mol%、水素93.6mol%で安定していた。
このようにして得られた反応粗液を図11に示すフローで精製した。
理論段数30段の50mmφ真空ジャケット付ガラス製蒸留塔からなる第1蒸留塔(アセトアルデヒド製品塔)Eの塔頂から20段目(理論段数)に、ライン16で酢酸の水素化で得た上記の反応粗液と後述する第5蒸留塔(酢酸エチル分離塔)缶出液の混合液539g/hr、アセトアルデヒド23.3重量%、アセトン0.3重量%、エタノール6.5重量%、イソ酪酸エチル9.8重量%、水14.2重量%、酢酸45.9重量%を仕込み、常圧、還流比0.7で蒸留した。塔頂ベーパー温度は21℃で、製品アセトアルデヒド130g/hrを10℃に冷却してライン18から抜き取った。ボトム液温度は105℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン19から409g/hrで抜き取った。缶出液は、アセトン0.4重量%、エタノール8.5重量%、イソ酪酸エチル13.0重量%、水18.7重量%、酢酸59.4重量%を含んでいた。
この缶出液を理論段数30段の100mmφ金属製蒸留塔からなる第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fの塔頂から20段目(理論段数)に仕込み、さらに、ライン23から該第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fの留出液をデカンターSで分液した上相液563g/hrを仕込み、190kPaゲージの圧力で蒸留した。塔頂ベーパー温度は109℃で、留出液はコンデンサーM−7で凝縮して20℃に冷却した後、デカンターSで分液し、上相液の563g/hrは上記のように第2蒸留塔(酢酸回収塔)Fへ還流し、63g/hrは酢酸の水素化反応工程の吸収液としてリサイクルした。
ボトム温度は153℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン24から256g/hrで抜き取った。缶出液は、イソ酪酸エチル5.6重量%、酢酸94.4重量%を含んでいた。デカンター下相液105g/hrは、アセトン1.2重量%、エタノール25.5重量%、イソ酪酸エチル3.4重量%、水69.9重量%を含んでいた。
下相液は、理論段数30段の40mmφ真空ジャケット付ガラス製蒸留塔からなる第3蒸留塔(脱低沸塔)Gの塔頂から5段目(理論段数)に仕込み、常圧、還流比25で蒸留した。塔頂ベーパー温度は49℃で、留出液2g/hrはアセトアルデヒド15.6重量%、アセトン69.4重量%、エタノール10.0重量%、イソ酪酸エチル2.1重量%、水2.9重量%を含んでいた。ボトム温度は85℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン28から103g/hrで抜き取った。缶出液は、エタノール25.7重量%、イソ酪酸エチル3.4重量%、水70.9重量%を含んでいた。
缶出液は、理論段数20段の40mmφ真空ジャケット付ガラス製蒸留塔からなる第4蒸留塔(エタノール回収塔)Hの塔頂から15段目(理論段数)に仕込み、常圧、還流比1.6で蒸留した。塔頂ベーパー温度は78℃で、留出液33g/hrはエタノール81.2重量%、イソ酪酸エチル10.8重量%、水8.0重量%を含んでいた。ボトム温度は102℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン31から70g/hrで抜き取った。缶出液は、エタノール0.1重量%、水99.9重量%を含んでいた。
エタノール81.2重量%、イソ酪酸エチル10.8重量%、水8.0重量%からなるエタノール回収塔の留出液100重量部に酢酸73重量部を加え、100g/hrの仕込流量でライン49から、強酸性イオン交換樹脂50mlを充填した内径20mmφ、長さ300mmのガラス製ジャケット付反応器Vに仕込み、70℃に昇温してエステル化した。
反応器出口の組成(ライン38)は、エタノール10.3重量%、酢酸エチル40.3重量%、イソ酪酸エチル4.2重量%、水11.3重量%、酢酸33.9重量%であった。
エステル化反応液を、理論段数30段の40mmφ真空ジャケット付ガラス製蒸留塔からなる第5蒸留塔(酢酸エチル分離塔)の塔頂から10段目(理論段数)に仕込み、常圧、還流比2.0で蒸留した。塔頂ベーパー温度は70℃で、留出液43g/hrはエタノール11.8重量%、酢酸エチル79.4重量%、水8.8重量%を含んでいた。ボトム温度は103℃で、液面が一定になるように、缶出液を連続的にライン47から41g/hrで抜き取った。缶出液は、エタノール8.8重量%、イソ酪酸エチル8.5重量%、水14.0重量%、酢酸68.7重量%を含んでいた。
B 反応器
C 吸収塔
C−1 スクラバー
D 放散塔
E 第1蒸留塔(アセトアルデヒド製品塔)
F 第2蒸留塔(酢酸回収塔)
G 第3蒸留塔
H 第4蒸留塔
I−1〜I−2 コンプレッサー
J−1〜J−3 バッファータンク
K−1 酢酸タンク
K−2 反応粗液タンク
K−3 アセトアルデヒド製品タンク
K−4 回収酢酸タンク
K−5 酢酸エチルタンク
K−6 吸収液タンク
K−7 低沸点成分タンク
K−8 回収エタノール/酢酸エチルタンク
K−9 吸収液タンク
K−10 アセトアルデヒド製品タンク
K−11 エステル化反応液タンク
K−12 酢酸エチルタンク
L−1〜L−2 加熱器
M−1〜M−13 冷却器(クーラー)
N−1〜N−25 ポンプ(送液ポンプ)
O−1〜O−4 リボイラー
O−5 加熱器
O−6 リボイラー
P 水素設備(水素ボンベ)
Q−1〜Q−3 ベント
R−1〜R−5 受器(タンク)
S デカンター
T 排水設備
U 気液分離器
V エステル化反応器
W 酢酸
X 酢酸エチル精製工程
Y 第5蒸留塔(酢酸エチル分離塔)
1〜50 ライン
Claims (1)
- 酢酸の水素化によりアセトアルデヒドを製造する方法であって、
酢酸を水素化して得られた反応粗液を蒸留塔で蒸留するに際し、該蒸留塔の理論段数が10段から50段であり、
該蒸留塔の反応粗液仕込み段と塔頂との間の段であって、最上段(1段目)から5段目の間から液相のアセトアルデヒドを取り出すことを特徴とするアセトアルデヒドの製造方法。
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