JP6699236B2 - 露光装置、画像形成装置及び露光装置の製造方法 - Google Patents

露光装置、画像形成装置及び露光装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、露光装置、露光装置を備えた画像形成装置、及び露光装置の製造方法に関するものである。
複写機やプリンターなどの電子写真方式の画像形成装置では感光体ドラムの表面に静電潜像を形成するために露光装置が用いられる。露光装置の光源としてはLED(Light Emitting Diode)や有機EL素子(Organic Light Emitting Diode、OLED、有機LED)等の固体発光素子を複数、1列或いは千鳥状に1方向に配列したものが知られている。このような露光装置は、回転多面鏡(ポリゴンミラー)等を用いて光を偏向走査する装置と比較して、機械的な動作がないので低騒音であり、光源から感光体までの距離が短くできるので省スペース化が可能であるという利点がある。露光装置の従来技術の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載された露光装置は一方向に並べて配置された複数のLEDが実装された基板と、LEDと同じ一方向に並べて配置された複数のロッドレンズが設けられたレンズアレイと、貫通孔が設けられてその貫通孔の開口両端各々に基板及びレンズアレイが固定される筐体とを備える。筐体に対するレンズアレイの固定には接着剤が用いられる。
ここで、露光装置ではレンズアレイの位置や傾きが僅かでも変化すると、感光体表面に照射されるビーム形状が大きく変化する。特にレンズアレイの、発光素子の配列方向と平行な軸線回りの回転(傾き)については画像品質への影響が大きく、光軸の傾きの許容範囲が非常に狭くなっている。したがって、レンズアレイの固定に用いた接着剤の厚みムラに起因する接着箇所ごとの硬化時の収縮バラツキや接着剤の経時的なクリープ変形などによってレンズアレイの光軸の傾きが比較的大きくなると、画像品質の低下につながる虞があることが問題となっていた。
このような問題に対して、特許文献1に記載された露光装置は、筐体に設けたレンズアレイが挿入される貫通孔の幅がレンズアレイの幅よりも狭くなるように筐体を成形し、貫通孔を弾性変形させて広げてレンズアレイを挿入する。これにより、筐体の復元力を利用して、レンズアレイを筐体で挟み込む。これにより、レンズアレイの光軸が傾くことを防止することができ、画像品質の低下を抑制することが可能になる。
特開2014−94472号公報
特許文献1に記載された露光装置のように筐体の復元力を利用すると、接着剤の厚みムラは低減できる可能性がある。しかしながら、筐体の加工誤差などに起因してレンズアレイの周囲の筐体の復元力が不均一になる虞があり、その復元力の悪影響によってレンズアレイの傾きを発生させてしまうという課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、レンズアレイの傾きを補正することが可能であり、レンズアレイが好適に配置された露光装置、画像形成装置及び露光装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の露光装置は、光軸と交差する一方向に並ぶ複数の光源と、複数の前記光源が並ぶ方向と同じ方向に並ぶ複数のレンズ部材が設けられて長手状を成して前記光源が照射する光を結像するためのレンズアレイと、前記レンズアレイが挿入される貫通孔が設けられたホルダーとを備え、前記レンズアレイの長手方向に延びて互いに反対側を向く2つの外面と、前記貫通孔の内面に設けられて前記レンズアレイの長手方向に沿って延びる対向面とが個別に接着剤にて接着されるとともに、それら2つの前記外面に係る接着条件が互いに異なることを特徴とする。
この構成によると、レンズアレイの長手方向に延びる2つの外面各々に塗布された接着剤の硬化時の収縮力に差異が生じる。これにより、ホルダーの貫通孔にレンズアレイを挿入した段階で生じ得るレンズアレイの傾きが補正される。
また、上記構成の露光装置において、前記接着条件が接着箇所の数、前記接着剤の塗布量、前記接着剤の種類の少なくとも一つであることを特徴とする。
また、上記構成の露光装置において、前記対向面が、前記レンズアレイの前記外面と接触する接触部と、光軸方向に前記接触部と隣接するとともに光軸方向に前記接触部から離れるに従って前記レンズアレイの前記外面から離隔する傾斜を有する傾斜部とを含み、前記傾斜部に前記接着剤が塗布されることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、上記構成の露光装置を備えることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明は、光軸と交差する一方向に並ぶ複数の光源と、複数の前記光源が並ぶ方向と同じ方向に並ぶ複数のレンズ部材が設けられて長手状を成して前記光源が照射する光を結像するためのレンズアレイと、前記レンズアレイが挿入される貫通孔が設けられたホルダーとを有する露光装置の製造方法であって、前記レンズアレイの長手方向に延びて互いに反対側を向く2つの外面と、前記貫通孔の内面に設けられて前記レンズアレイの長手方向に沿って延びる対向面とを個別に接着剤にて接着するに際し、それら2つの前記外面に係る接着条件を互いに異ならせて接着する接着工程を含むことを特徴とする。
また、上記構成の露光装置の製造方法で、前記接着工程において、前記レンズアレイの2つの前記外面に係る第1の接着条件を互いに同一にして接着後、前記レンズアレイの光軸の傾き量及び傾き方向を計測するとともにそれら傾き量及び傾き方向に基づいて前記レンズアレイの2つの前記外面に係る第2の接着条件を互いに異ならせて接着することを特徴とする。
また、上記構成の露光装置の製造方法で、前記接着工程において、前記貫通孔に前記レンズアレイを挿入した後、接着前に前記レンズアレイの光軸の傾き量及び傾き方向を計測するとともにそれら傾き量及び傾き方向に基づいて前記レンズアレイの2つの前記外面に係る接着条件を互いに異ならせて接着することを特徴とする。
また、上記構成の露光装置の製造方法で、前記接着工程において、調整治具を用いて前記レンズアレイの傾きを規制した状態で前記貫通孔に前記レンズアレイを挿入して前記調整治具による規制を解除した後、前記レンズアレイの光軸の傾き量及び傾き方向を計測することを特徴とする。
また、上記構成の露光装置の製造方法で、前記接着工程において、前記レンズアレイの光軸の傾き量及び傾き方向に関して予め計測された記録された情報に基づいて前記レンズアレイの2つの前記外面に係る接着条件を互いに異ならせて接着することを特徴とする。
また、上記構成の露光装置の製造方法で、前記接着条件が接着箇所の数、前記接着剤の塗布量、前記接着剤の種類の少なくとも一つであることを特徴とする。
また、上記構成の露光装置の製造方法で、前記対向面が、前記レンズアレイの前記外面と接触する接触部と、光軸方向に前記接触部と隣接するとともに光軸方向に前記接触部から離れるに従って前記レンズアレイの前記外面から離隔する傾斜を有する傾斜部とを含み、前記傾斜部に前記接着剤が塗布されることを特徴とする。
本発明の構成によれば、レンズアレイの長手方向に延びる2つの外面各々に塗布された接着剤の硬化時の収縮力に差異を生じさせることができる。したがって、ホルダーの貫通孔にレンズアレイを挿入した段階で生じ得るレンズアレイの傾きを補正することが可能である。そして、レンズアレイが好適に配置された露光装置、画像形成装置及び露光装置の製造方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態の画像形成装置の部分垂直断面正面図である。 本発明の第1実施形態の画像形成装置の画像形成部の概略垂直断面正面図である。 本発明の第1実施形態の画像形成部の露光装置を示す外観斜視図である。 本発明の第1実施形態の露光装置の光源基板周辺を示す概略平面図である。 本発明の第1実施形態の露光装置の上面図である。 本発明の第1実施形態の露光装置のレンズアレイの基礎接着剤の箇所を示す垂直断面図である。 本発明の第1実施形態の露光装置のレンズアレイの追加接着剤の箇所を示す垂直断面図である。 本発明の第2実施形態の露光装置のレンズアレイの接着剤の箇所を示す垂直断面図である。 本発明の第3実施形態の露光装置の製造工程の第1段階を示す垂直断面図である。 本発明の第3実施形態の露光装置の製造工程の第2段階を示す垂直断面図である。 本発明の第3実施形態の露光装置の製造工程の第3段階を示す垂直断面図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
<第1実施形態>
最初に、本発明の第1実施形態の画像形成装置について、図1を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は画像形成装置の部分垂直断面正面図の一例である。なお、図中の矢印付き二点鎖線は用紙の搬送経路及び搬送方向を示す。また、図1の上下方向、左右方向及び紙面奥行き方向が画像形成装置の上下方向、左右方向及び奥行き方向である。
画像形成装置1は、図1に示すように所謂タンデム型のカラー複写機であり、その本体筐体1aに原稿の画像を読み取る画像読取部2と、読み取った画像を用紙等の転写材に印刷する印刷部3と、印刷条件の入力や稼働状況の表示を行うための操作部4と、主制御部5とを備える。
画像読取部2は不図示のプラテンガラスの上面に載置された原稿の画像を不図示のスキャナを移動して読み取る公知のものである。原稿の画像は赤(R)、緑(G)、青(B)の三色に色分解され、不図示のCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーで電気信号に変換される。これにより、画像読取部2は赤(R)、緑(G)、青(B)の色別の画像データを得る。
画像読取部2が得た色別の画像データは主制御部5において各種処理が行われ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色の画像データに変換されて主制御部5の不図示のメモリーに格納される。メモリーに格納された再現色別の画像データは位置ずれ補正のための処理を受けた後、像担持体である感光体ドラム21に対する光走査を行うために用紙の搬送と同期して走査ラインごとに読み出される。
印刷部3は電子写真方式によって画像を形成し、その画像を用紙等に転写する。印刷部3は中間転写体を無端状のベルトとして形成した中間転写ベルト11を備える。中間転写ベルト11は駆動ローラ12、テンションローラ13及び従動ローラ14に巻き掛けられる。中間転写ベルト11には、テンションローラ13が不図示のバネによって図1における上方に付勢されることにより張力が与えられる。中間転写ベルト11は駆動ローラ12によって図1における反時計回りに回転移動する。
駆動ローラ12は中間転写ベルト11を挟んで対向する二次転写ローラ15に圧して接触する。従動ローラ14の箇所では、中間転写ベルト11を挟んで従動ローラ14に対向するように設けられた中間転写クリーニング部16が中間転写ベルト11の外周面に接触する。中間転写クリーニング部16は中間転写ベルト11の外周面に形成されたトナー像が用紙Pに転写された後、中間転写ベルト11の外周面に残留したトナーなどの付着物を除去してクリーニングする。
中間転写ベルト11の下方にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色に対応する画像形成部20Y、20M、20C、20Kが設けられる。なおこの説明において、特に限定する必要がある場合を除き、「Y」、「M」、「C」、「K」の識別記号の記載を省略して、例えば「画像形成部20」と総称することがある。4台の画像形成部20は中間転写ベルト11の回転方向に沿って、回転方向の上流側から下流側に向けて一列にして配置される。4台の画像形成部20は構成がすべて同じであり、図1における時計回りに回転する感光体ドラム21を中心としてその周囲に帯電部22、露光装置30、現像部24、ドラムクリーニング部25及び一次転写ローラ26を備える(図2参照)。
中間転写ベルト11の上方には、4台の各再現色の画像形成部20に対応するトナーボトル71及びトナーホッパー72が設けられる。現像部24及びトナーホッパー72に対しては各々の内部のトナーの残量を検出する不図示の残量検出部が設けられる。また、現像部24とトナーホッパー72との間及びトナーホッパー72とトナーボトル71との間には各々不図示のトナーの補給装置が設けられる。残量検出部によって現像部24の内部のトナーの残量の低下が検出されると、補給装置がトナーホッパー72から現像部24にトナーを補給するように駆動する。さらに、残量検出部によってトナーホッパー72の内部のトナーの残量の低下が検出されると、補給装置がトナーボトル71からトナーホッパー72にトナーを補給するように駆動する。トナーボトル71は本体筐体1aに対して着脱可能に設けられ、適宜新しいものと交換することができる。
4台の画像形成部20の下方には用紙供給装置81が設けられる。用紙供給装置81はその内部に複数の用紙Pを積載して収容し、供給部82によって用紙束の最上紙から順に用紙Pを1枚ずつ用紙搬送路Qに送り出す。用紙供給装置81から用紙搬送路Qに送り出された用紙Pはレジストローラ対84の箇所に到達する。そして、レジストローラ対84が用紙Pの斜め送りを矯正(スキュー補正)しつつ中間転写ベルト11の回転と同期をとって、中間転写ベルト11と二次転写ローラ15との接触部(二次転写ニップ部)に向けて用紙Pを送り出す。
画像形成部20では露光装置30から照射された光によって感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成され、その静電潜像が現像部24によってトナー像として可視像化される。感光体ドラム21の表面に形成されたトナー像は感光体ドラム21が中間転写ベルト11を挟んで一次転写ローラ26と対向する箇所において中間転写ベルト11の外周面に一次転写される。そして、中間転写ベルト11の回転とともに所定のタイミングで各画像形成部20のトナー像が順次中間転写ベルト11に転写されることにより、中間転写ベルト11の外周面にはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト11の外周面に一次転写されたカラートナー像はレジストローラ対84により同期をとって送られてきた用紙Pに、中間転写ベルト11と二次転写ローラ15とが接触して形成される二次転写ニップ部にて転写される。
二次転写ニップ部の上方には定着部85が備えられる。二次転写ニップ部にて未定着トナー像が転写された用紙Pは定着部85へと送られて加熱ローラ及び加圧ローラに挟まれ、トナー像が加熱、加圧されて用紙Pに定着される。定着部85を通過した用紙Pは中間転写ベルト11の上方に設けられた用紙排出部86に排出される。
操作部4は画像読取部2の正面側に設けられる。操作部4は、例えばユーザーによる印刷に使用する用紙Pの種類やサイズ、拡大縮小、両面印刷の有無といった印刷条件などの設定の入力や、ファクシミリ送信におけるファックス番号や送信者名などの設定の入力を受け付ける。また、操作部4は、例えば装置の状態や注意事項、エラーメッセージなどを表示部4wに表示することによって、それらをユーザーに対して報知するための報知部としての役割も果たす。
また、画像形成装置1にはその全体の動作制御のため、不図示のCPUや画像処理部、その他の図示しない電子部品で構成された主制御部5が設けられる。主制御部5は中央演算処理装置であるCPUと画像処理部とを利用し、メモリーに記憶、入力されたプログラム、データに基づき画像読取部2や印刷部3などといった構成要素を制御して一連の画像形成動作、印刷動作を実現する。
続いて、画像形成装置1の画像形成部20の構成及びその動作について、図1に加えて図2を用いて説明する。図2は画像形成部20の概略垂直断面正面図である。なお、図2の上下方向、左右方向及び紙面奥行き方向が画像形成装置1及び画像形成部20の上下方向、左右方向及び奥行き方向である。また前述のように、4色の各画像形成部20は構造が共通するので「Y」、「M」、「C」、「K」の識別記号の記載は省略する。
画像形成部20は、図2に示すようにその中心に像担持体である感光体ドラム21を備える。感光体ドラム21の近傍には、その回転方向に沿って順に帯電部22、露光装置30、現像部24及びドラムクリーニング部25が配置される。一次転写ローラ26は感光体ドラム21の回転方向に沿って現像部24とドラムクリーニング部25との間に設けられる。なお、ドラムクリーニング部25の、感光体ドラム21の回転方向下流側には不図示の除電装置が配置される。
感光体ドラム21は画像形成装置1の用紙搬送方向と直角をなす用紙幅方向、すなわち図1及び図2の紙面奥行き方向に延び、その軸線方向を水平にして配置される。感光体ドラム21は、例えばアルミニウム等により構成される導電性ローラ状基体の外側に無機光導電性材料の感光層を設けた無機感光体のドラムである。感光体ドラム21は不図示の駆動装置によってその周速度が用紙搬送速度とほぼ同じになるように、正面から見て時計回りに回転される。
帯電部22は感光体ドラム21に接触する帯電ローラ22aを備える。帯電ローラ22aは所定の圧力で感光体ドラム21に接触し、感光体ドラム21の回転に従って回転する。この帯電ローラ22aにより、感光体ドラム21の表面はマイナス極性の所定電位で一様に帯電する。
露光装置30は形成する画像データに基づき変調された光Lを感光体ドラム21の表面に照射する。これにより、帯電部22によって帯電させた電位が部分的に光減衰して原稿画像の静電潜像が形成される。露光装置30の詳細な構成については後述する。
現像部24は現像部材である現像ローラ24aを備える。現像ローラ24aはその周面が感光体ドラム21の周面に近接して対向するように配置される。現像部24によって現像剤のトナーが帯電されて感光体ドラム21の表面の静電潜像に供給され、静電潜像が現像される。現像部24は現像剤として、例えば非磁性トナー粒子と磁性キャリアとを混合して成る二成分現像剤を使用する。
一次転写ローラ26は中間転写ベルト11を挟んで感光体ドラム21に接触する。一次転写ローラ26は所定の圧力で中間転写ベルト11に接触し、中間転写ベルト11の回転に従って回転する。一次転写ローラ26には必要に応じて、感光体ドラム21やトナーの帯電極性とは異なる極性の一次転写バイアスが印加される。
ドラムクリーニング部25は感光体ドラム21に接触するクリーニングローラ25aを備える。クリーニングローラ25aは所定の圧力で感光体ドラム21に接触し、不図示の駆動装置によってその周速度が感光体ドラム21の周速度とほぼ同じかやや速くになるように回転される。ドラムクリーニング部25は感光体ドラム21の表面に形成されたトナー像が中間転写ベルト11に転写された後、感光体ドラム21の表面に残留したトナーなどの付着物を除去してクリーニングする。
除電装置は感光体ドラム21の回転方向に沿ってドラムクリーニング部25の下流側に配置される。除電装置は感光体ドラム21の軸線方向(用紙幅方向)に複数並べられたLEDを備える。除電装置はLEDの除電光を感光体ドラム21に照射することによりその表面の帯電電荷を除去して静電潜像を消去し、次回の画像形成動作時における帯電工程のための準備を整える。
続いて、画像形成装置1の露光装置30に係る構成について、図3〜図7を用いて説明する。図3は露光装置30を示す外観斜視図である。図4は露光装置30の光源基板周辺を示す概略平面図である。図5は露光装置30の上面図である。図6及び図7は露光装置30のレンズアレイの基礎接着剤及び追加接着剤の箇所を示す垂直断面図である。
露光装置30は、図3に示すように全体としての外形が略直方体形状を成し、感光体ドラム21の軸線方向(用紙幅方向)に沿って比較的長く延びる。露光装置30は、図3〜図6に示す光源基板31、レンズアレイ32、フレーム33及びホルダー40を備える。
光源基板31は平板状を成すフレーム33の表面に設置される。光源基板31は例えば平面視矩形の平板状のプリント配線基板から成り、その表面に光源31a及びドライバーIC31bが設けられる。光源31aは例えばLEDで構成され、複数が1方向に、すなわち感光体ドラム21の軸線方向(用紙幅方向)に沿って1列或いは千鳥状に配列される。
光源31aは配線31cを介してドライバーIC31bと電気的に接続される。ドライバーIC31bは、例えばFPC(Flexible Printed Circuits)から成る配線31dを介して主制御部5のCPU5aと電気的に接続される。感光体ドラム21の表面に対する露光量にムラが発生することを抑制するために、主制御部5は露光量が一定になるように光源31aの駆動電流を調整する。光源31aの駆動電流は不図示の駆動電流記憶部に記録される。
レンズアレイ32はホルダー40の感光体ドラム21側の先端であって、光源31aが照射する光の進行方向下流側に配置される。レンズアレイ32は後述する貫通孔42に挿入される。レンズアレイ32は複数の光源31aが並ぶ方向と同じ方向に、すなわち感光体ドラム21の軸線方向(用紙幅方向)に沿って延びる長手状の直方体形状を成す。レンズアレイ32の長手方向に延びて互いに反対側を向く2つの外面32bが後述するホルダー40の貫通孔42の内面に接着される。
レンズアレイ32には複数の光源31aが並ぶ方向と同じ方向に並ぶ複数のレンズ部材32aが設けられる。レンズ部材32aは例えばロッドレンズで構成され、その軸線が光源31aから照射される光の光軸に沿って平行に延びる。レンズアレイ32は光源31aが照射する光を感光体ドラム21の表面に導き、結像する。
フレーム33は例えば金属などの剛性が比較的高い材料で構成され、平板状に形成される。フレーム33の光源基板31が設置された側にホルダー40が固定される。
ホルダー40は例えば液晶ポリマーから成り、フレーム33の表面に設置された光源基板31を覆うようにフレーム33に固定される。ホルダー40は空間部41及び貫通孔42を備える。空間部41は光源基板31が配置された領域の周囲に形成される。貫通孔42は空間部41とホルダー40の感光体ドラム21側の先端部とを連通させるようにホルダー40の内外を貫通する。貫通孔42は光の進行方向及び感光体ドラム21の軸線方向(用紙幅方向)に沿って延びる断面矩形を成す。
貫通孔42は2箇所の対向面42aを含む。対向面42aは貫通孔42の内面に設けられ、レンズアレイ32の長手方向に沿って延びる。対向面42aは図6及び図7に示すように光軸方向に互いに隣接する接触部42b及び傾斜部42cを備える。
接触部42bは対向面42aの光軸方向の上流部(図6及び図7における下側)に設けられる。接触部42bは光軸方向及びレンズアレイ32の長手方向に略平行に延びる平面を成す。接触部42bはレンズアレイ32の長手方向に延びる外面32bと接触する。
傾斜部42cは対向面42aの光軸方向の下流部(図6及び図7における上側)に設けられる。傾斜部42cは光軸方向に接触部42bから離れるに従って、すなわち図6及び図7における上側に進むに従ってレンズアレイ32の外面32bから離隔する傾斜を有する。
そして、貫通孔42の対向面42aにはレンズアレイ32の長手方向に延びる外面32bが接着される。
レンズアレイ32の外面32bと貫通孔42の対向面42aとは、露光装置30の製造方法に係る接着工程において接着剤43を用いて接着される。接着剤43は2液混合型の接着剤でも良いし、ホルダー40やレンズアレイ32が変性しない程度の温度で硬化する熱硬化接着剤でも良い。
接着剤43は対向面42aの傾斜部42cに塗布される。また、接着剤43は、図5に示すようにレンズアレイ32の長手方向(図5の左右横方向)に沿って複数箇所に塗布される。
レンズアレイ32の2つの外面32bはともに、5箇所に塗布された基礎接着剤43Aで対向面42aと接着される。5箇所の基礎接着剤43Aはレンズアレイ32の長手方向(図5の横方向)に沿って等間隔に配置され、レンズアレイ32の長手方向と交差する方向(図5の上下方向)に並ぶ。
さらに、レンズアレイ32の一方の外面32bは、4箇所に塗布された追加接着剤43Bで対向面42aと接着される。他方の外面32bには追加接着剤43Bが塗布されない。4箇所の追加接着剤43Bは5箇所の基礎接着剤43A各々の中間であって、レンズアレイ32の長手方向(図5の横方向)に沿って等間隔に配置される。
接着工程では、まずレンズアレイ32を貫通孔42に挿入した後、レンズアレイ32の2つの外面32bに係る第1の接着条件を互いに同一にして接着する。すなわち、2つの外面32bに関して、基礎接着剤43Aを各々5箇所に塗布する。その後、レンズアレイ32の光軸の傾き量及び傾き方向を計測する。そして、それら傾き量及び傾き方向に基づいてレンズアレイ32の2つの外面32bに係る第2の接着条件を互いに異ならせて接着する。すなわち、一方の外面32bにのみ、追加接着剤43Bを4箇所に塗布する。
上記のように、レンズアレイ32の2つの外面32bに係る接着条件は互いに異なる。接着条件としては例えば接着箇所の数であって、レンズアレイ32の一方の外面32bは基礎接着剤43Aのみの5箇所であり、他方の外面32bは基礎接着剤43A及び追加接着剤43Bの9箇所である。
このように、第1実施形態の露光装置30によれば、レンズアレイ32の長手方向に延びる外面32bに係る接着条件が互いに異なるので、2つの外面32b各々に塗布された接着剤43の硬化時の収縮力に差異を生じさせることができる。これにより、ホルダー40の貫通孔42にレンズアレイ32を挿入した段階で生じ得るレンズアレイ32の傾きを補正することが可能である。その結果、レンズアレイ32が好適に配置された露光装置30、画像形成装置1及び露光装置30の製造方法を提供することができる。
なお、基礎接着剤43Aは5箇所に限定されるわけではなく、また基礎接着剤43Aは4箇所に限定されるわけではなく、それぞれ他の数であっても良い。さらに、接着箇所はレンズアレイ32の長手方向に等間隔でなくても良い。また、接着箇所における接着剤の塗布量を異ならせることで、2つの外面32bに係る接着条件が互いに異なるようにしても良い。
追加接着剤43Bは基礎接着剤43Aと同じものを使用しても良いし、硬化収縮率がより高く、硬化時のヤング率が高いものを使用しても良い。硬化収縮率及びヤング率が高い接着剤を用いることで、比較的少量であってもレンズアレイ32の傾きを補正する効果を向上させることができる。
このように、接着条件が接着箇所の数、接着剤43の塗布量、接着剤43の種類の少なくとも一つであるので、レンズアレイ32の多様な傾きに対応してそれら傾きを補正することができる。したがって、レンズアレイ32を好適に配置する作用が向上する。なお、接着箇所の数、接着剤43の塗布量、接着剤43の種類といった接着条件はレンズアレイ32の傾き度合いに基づいて最適な条件を導出することが好ましい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の露光装置について、図8を用いて説明する。図8は露光装置のレンズアレイの接着剤の箇所を示す垂直断面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ名称、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。
第2実施形態の露光装置30は、図8に示すように貫通孔42の対向面42aが光軸方向に互いに隣接する接触部42b及び傾斜部42cを備える。
接触部42bは対向面42aの光軸方向の中央部(図8における上下方向の中央部)に設けられる。傾斜部42cは対向面42aの光軸方向において接触部42bを挟んだ上流部及び下流部(図8における上下方向の中央部を挟んだ上側及び下側)に設けられる。傾斜部42cは光軸方向に接触部42bから離れるに従って、すなわち図8における上側若しくは下側に進むに従ってレンズアレイ32の外面32bから離隔する傾斜を有する。
接着剤43は対向面42aの光軸方向の上流部の傾斜部42cまたは下流部の傾斜部42cに塗布される。図8に示すように、例えば接着剤43はレンズアレイ32の一方の外面32bに対して光軸方向の上流部の傾斜部42cに塗布され、他方の外面32bに対して光軸方向の下流部の傾斜部42cに塗布される。
また図示しないが、接着剤43をレンズアレイ32の一方の外面32bに対して光軸方向の上流部の傾斜部42c及び下流部の傾斜部42cに塗布し、他方の外面32bに対して光軸方向の上流部の傾斜部42cまたは下流部の傾斜部42cのいずれかに塗布することにしても良い。また、接着剤43をレンズアレイ32の一方の外面32bに対してのみ、光軸方向の上流部の傾斜部42c及び下流部の傾斜部42cに塗布することにしても良い。
第2実施形態の露光装置30によれば、接着剤43を対向面42aの光軸方向において接触部42bを挟んだ上流部の傾斜部42c及び下流部の傾斜部42cに塗布することができる。これにより、例えばレンズアレイ32の長手方向(図8の紙面に対して垂直を成す方向)に沿って延びる軸線回りの同一方向の回転モーメントを、レンズアレイ32の2つの外面32b各々に対して与えることができる。したがって、比較的少量の接着剤43によってレンズアレイ32の傾きを補正することが可能になる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態の露光装置について、図9、図10及び図11を用いて説明する。図9、図10及び図11は露光装置の製造工程の第1段階、第2段階及び第3段階を示す垂直断面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ名称、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。
第3実施形態の露光装置30に関して、その製造方法について説明する。
図9に示すように、露光装置30の製造工程の第1段階において、レンズアレイ32を調整治具101、102で保持しながらホルダー40の貫通孔42の内側に挿入する。調整治具101は光軸方向に関して、その上流側から(図9における下方から)レンズアレイ32を保持する。調整治具102は光軸と交差する方向に関して、その両側から(図9における左右両側から略水平方向に)レンズアレイ32を保持する。
調整治具101、102はレンズアレイ32が意図しない方向にずれることを抑制しながら、自身を上下させることでレンズアレイ32の光軸方向と位置を調整する。このとき、ホルダー40の弾性力、すなわち貫通孔42へのレンズアレイ32の挿入時に生じる弾性変形に起因する復元力によってレンズアレイ32に傾きが発生することがある。図9及び図10の横方向に延びる白抜き矢印がホルダー40の復元力を意味する。しかしながら実際には、レンズアレイ32は調整治具101、102で保持されているので、傾きが規制されて光軸方向と位置の調整が可能である。
図10に示すように、露光装置30の製造工程の第2段階において、光軸と交差する方向の調整治具102によるレンズアレイ32の保持、規制を解除する。このとき、ホルダー40の復元力(弾性力)が作用すると、レンズアレイ32に傾きが発生する。そしてここで、レンズアレイ32の光軸の傾き量及び傾き方向を計測する。
図11に示すように、露光装置30の製造工程の第3段階において、第2段階で測定したレンズアレイ32の光軸の傾き量及び傾き方向に基づいてレンズアレイ32の2つの外面32bに係る接着条件を互いに異ならせて接着する。このとき、レンズアレイ32の光軸の傾き量及び傾き方向に関して予め計測された記録された情報に基づいてレンズアレイ32の2つの外面32bに係る接着条件を互いに異ならせて接着することにしても良い。
また、調整治具102によるレンズアレイ32の保持、規制を解除する前に一次接着として接着剤43を塗布し、規制の解除後に一次接着で抑制できなかったレンズアレイ32の傾きを二次接着によって補正しても良い。すなわち、複数回に分けて接着剤43を塗布しても良い。
第3実施形態の露光装置30によれば、接着前に、実際に計測したレンズアレイ32の光軸の傾き量及び傾き方向に基づいて、または予め計測された記録された情報に基づいてレンズアレイ32の2つの外面32bに係る接着条件を互いに異ならせる。したがって、できるだけ少ない接着剤43でレンズアレイ32の傾きを補正することが可能になる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態ではホルダー40の材料が液晶ポリマーであることとしたが、ポリカーボネートとABS樹脂の混合物などの合成樹脂や、合成樹脂に強化材を添加したものであっても良い。また、レンズアレイ32としてロッドレンズアレイを用いたが、マイクロレンズアレイなどを用いても良い。また、光源基板31がプリント配線基板であり、光源31aがLEDであることとしたが、光源基板はガラス基板などでも良く、光源は有機EL(OLED)などの他の固体発光素子でも良い。
また、上記実施形態では画像形成装置1が中間転写ベルト11を用いて複数色の画像を順次重ねて形成する所謂タンデム型のカラー印刷用画像形成装置であるが、このような機種に限定されるわけではなく、タンデム型ではないカラー印刷用画像形成装置やモノクロ印刷用の画像形成装置であっても構わない。
本発明は露光装置及び画像形成装置において利用可能である。
1 画像形成装置
20 画像形成部
30 露光装置
31 光源基板
31a 光源
32 レンズアレイ
32a レンズ部材
32b 外面
33 フレーム
40 ホルダー
41 空間部
42 貫通孔
42a 対向面
42b 接触部
42c 傾斜部
43 接着剤
43A 基礎接着剤
43B 追加接着剤
101、102 調整治具

Claims (9)

  1. 光軸と交差する一方向に並ぶ複数の光源と、
    複数の前記光源が並ぶ方向と同じ方向に並ぶ複数のレンズ部材が設けられて長手状を成して前記光源が照射する光を結像するためのレンズアレイと、
    前記レンズアレイが挿入される貫通孔が設けられたホルダーと、
    を備え、
    前記レンズアレイの長手方向に延びて互いに反対側を向く2つの外面と、前記貫通孔の内面に設けられて前記レンズアレイの長手方向に沿って延びる対向面とが個別に接着剤にて接着されるとともに、それら2つの前記外面に係る接着条件が互いに異なり、
    前記接着条件が、前記接着剤の塗布量及び前記接着剤の種類の少なくとも一方であることを特徴とする露光装置。
  2. 前記対向面が、前記レンズアレイの前記外面と接触する接触部と、光軸方向に前記接触部と隣接するとともに光軸方向に前記接触部から離れるに従って前記レンズアレイの前記外面から離隔する傾斜を有する傾斜部とを含み、前記傾斜部に前記接着剤が塗布されることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の露光装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 光軸と交差する一方向に並ぶ複数の光源と、複数の前記光源が並ぶ方向と同じ方向に並ぶ複数のレンズ部材が設けられて長手状を成して前記光源が照射する光を結像するためのレンズアレイと、前記レンズアレイが挿入される貫通孔が設けられたホルダーとを有する露光装置の製造方法であって、
    前記レンズアレイの長手方向に延びて互いに反対側を向く2つの外面と、前記貫通孔の内面に設けられて前記レンズアレイの長手方向に沿って延びる対向面とを個別に接着剤にて接着するに際し、それら2つの前記外面に係る接着条件を互いに異ならせて接着する接着工程を含み、
    前記接着工程において、前記レンズアレイの2つの前記外面に係る第1の接着条件を互いに同一にして接着後、前記レンズアレイの光軸の傾き量及び傾き方向を計測するとともにそれら傾き量及び傾き方向に基づいて前記レンズアレイの2つの前記外面に係る第2の接着条件を互いに異ならせて接着することを特徴とする露光装置の製造方法。
  5. 光軸と交差する一方向に並ぶ複数の光源と、複数の前記光源が並ぶ方向と同じ方向に並ぶ複数のレンズ部材が設けられて長手状を成して前記光源が照射する光を結像するためのレンズアレイと、前記レンズアレイが挿入される貫通孔が設けられたホルダーとを有する露光装置の製造方法であって、
    前記レンズアレイの長手方向に延びて互いに反対側を向く2つの外面と、前記貫通孔の内面に設けられて前記レンズアレイの長手方向に沿って延びる対向面とを個別に接着剤にて接着するに際し、それら2つの前記外面に係る接着条件を互いに異ならせて接着する接着工程を含み、
    前記接着工程において、前記貫通孔に前記レンズアレイを挿入した後、接着前に前記レンズアレイの光軸の傾き量及び傾き方向を計測するとともにそれら傾き量及び傾き方向に基づいて前記レンズアレイの2つの前記外面に係る接着条件を互いに異ならせて接着することを特徴とする露光装置の製造方法。
  6. 前記接着工程において、調整治具を用いて前記レンズアレイの傾きを規制した状態で前記貫通孔に前記レンズアレイを挿入して前記調整治具による規制を解除した後、前記レンズアレイの光軸の傾き量及び傾き方向を計測することを特徴とする請求項に記載の露光装置の製造方法。
  7. 前記接着工程において、前記レンズアレイの光軸の傾き量及び傾き方向に関して予め計測された記録された情報に基づいて前記レンズアレイの2つの前記外面に係る接着条件を互いに異ならせて接着することを特徴とする請求項に記載の露光装置の製造方法。
  8. 前記接着条件が接着箇所の数、前記接着剤の塗布量、前記接着剤の種類の少なくとも一つであることを特徴とする請求項〜請求項のいずれかに記載の露光装置の製造方法。
  9. 前記対向面が、前記レンズアレイの前記外面と接触する接触部と、光軸方向に前記接触部と隣接するとともに光軸方向に前記接触部から離れるに従って前記レンズアレイの前記外面から離隔する傾斜を有する傾斜部とを含み、前記傾斜部に前記接着剤が塗布されることを特徴とする請求項〜請求項のいずれかに記載の露光装置の製造方法。
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