JP2001113750A - 露光装置の製造装置及び製造方法 - Google Patents

露光装置の製造装置及び製造方法

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JP2001113750A
JP2001113750A JP30066399A JP30066399A JP2001113750A JP 2001113750 A JP2001113750 A JP 2001113750A JP 30066399 A JP30066399 A JP 30066399A JP 30066399 A JP30066399 A JP 30066399A JP 2001113750 A JP2001113750 A JP 2001113750A
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projection lens
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erecting equal
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Takafumi Nakayasu
啓文 中安
Youya Hoki
陽冶 伯耆
Yoshihiko Taira
良彦 平
Tsutomu Nagatomi
勉 永富
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、短時間に高品質の露光装置を製造
可能な製造装置及び製造方法を提供することを例示的目
的とする。 【解決手段】 露光装置の製造装置の一部を本体と着脱
可能に構成した。これにより、例えば、露光装置の接着
工程が終了した後に接着剤が硬化する間は露光装置を保
持する保持部材を製造装置から取り外して新しい保持部
材を製造装置に取り付けて露光装置の製造を接着工程ま
で行うことができ、装置の休止時間が短縮又は除去され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、露光装
置に係り、特に、露光装置の製造装置及び製造方法に関
する。本発明は、例えば、電子写真式記録装置に使用さ
れる露光装置の製造装置及び製造方法に好適である。こ
こで、「電子写真式記録装置」とは、米国特許第2,2
97,691に記載されたカールソンプロセスを利用し
た画像形成装置であり、典型的にはレーザープリンタ
で、記録媒体である現像剤を被記録体(印刷用紙やOH
Pフィルムなど)に付着することによって記録するノン
インパクトの画像形成装置をいう。画像形成装置は、単
体のプリンタのみならず、記録機能を有する複写機やフ
ァクシミリ、コンピュータシステムあるいはワードプロ
セッサ若しくはこれらの複合機などを広く含む概念であ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスオートメーションの進展
により、コンピュータの出力端末、ファクシミリ、コピ
ー機等に電子写真式記録装置が多く使用されている。電
子写真式記録装置は、良好な操作性、幅広い媒体への利
用可能性、経済性、高品質かつ高速印刷可能性、印刷時
の少ない騒音などの特徴を有し、今後更なる需要が期待
されている。
【0003】電子写真式記録装置は、典型的に、感光体
ドラムと露光装置とを有し、感光体ドラムを使用して帯
電、露光、現像、転写、定着、その他の後処理などの工
程を経て所望の画像を形成する。これらの画像形成工程
はモノクロ及びカラーどちらの電子写真式記録装置にお
いても基本的に同様である。
【0004】帯電工程では、前帯電器が感光体ドラムを
一様に(例えば、−600Vに)帯電させる。露光工程
では、露光装置が感光体ドラムに光を照射して照射部分
の電位を、例えば、−50V程度に変化させて静電潜像
を形成する。現像工程では、現像装置が感光体ドラムに
現像剤を電気的に付着させて静電潜像を可視化する。転
写工程では、転写装置が静電的吸着によって感光体ドラ
ム表面に形成されたトナー像を印刷用紙に吸着し、トナ
ー像を被記録体に転写する。定着工程では、定着装置が
被記録体に形成されたトナー像を加熱、加圧等により溶
融して被記録体に定着させて最終画像を得る。後処理で
は、転写後の感光体ドラムの除電とクリーニング、残留
トナーの回収と再利用及び/又は廃棄などが行われる。
【0005】さて、上述した画像形成用の装置の中で、
書き込み光学系としての露光装置は、光源と、光源から
発せられる光束を感光体ドラムに結像する結像部材とを
有している。書き込み光学系には、次に挙げる二つの方
式がある。1つ目は、レーザを光源とし、各種ミラーを
使用し機械的に光束を偏向して走査を行う機械走査方式
である。また、二つ目は発光素子等を光源とし、光源自
身や光源の前に設置されたシャッタをアレイ化して、素
子それぞれに露光データを配分することによって走査を
行う固体走査方式である。近年では、複数のLEDを有
するLEDチップを記録画素数だけ直線状に配置したL
EDアレイを光源として使用する固体走査方式が主流と
なってきている。また、その場合の結像部材として、L
EDからの正立像を等倍で投影する正立等倍像投影レン
ズアレイが近年注目されている。
【0006】かかる固定走査方式を採用する露光装置
は、典型的に、LEDアレイと、正立等倍像投影レンズ
アレイと、レンズアレイ支持体と、フレームとを有す
る。LEDアレイのLEDから照射される光が正立等倍
像投影レンズアレイのレンズの光軸に一致し、かつ、光
が感光体ドラムに適当に結像することが必要である。そ
こで、かかる条件を満たすようにLEDアレイと正立等
倍像投影レンズアレイは配置されなければならない。レ
ンズアレイ支持体は正立等倍像投影レンズアレイを固定
し、フレームはLEDアレイとレンズアレイ支持体とを
固定する。正立等倍像投影レンズアレイは、典型的に、
レンズとしての光ファイバーを複数直列に配置すること
によって構成される。レンズアレイ支持体は正立等倍像
投影レンズアレイが嵌め込まれる溝を有する。
【0007】かかる露光装置の製造方法は、典型的に、
フレームにLEDアレイとレンズアレイ支持体を固定
し、その後、正立等倍像投影レンズアレイをレンズアレ
イ支持体に嵌め込むと共に接着剤で固定する。正立等倍
像投影レンズアレイの固定工程は、より詳細には、正立
等倍像投影レンズアレイをレンズアレイ支持体に嵌め込
んだ後接着剤により固定される前に、上述の条件が満足
されるように製造装置を利用して正立等倍像投影レンズ
アレイの傾斜と嵌め込み深度を調節する。製造装置は、
正立等倍像投影レンズアレイを保持する保持部材と、正
立等倍像投影レンズアレイ上部にそれに沿って数箇所
(例えば、5箇所)に固定された複数のCCDカメラ
と、保持部材を上下移動及び傾斜させるアクチュエータ
とを一体的に有する。正立等倍像投影レンズアレイの傾
斜と嵌め込み深度は複数のCCDカメラを利用して上述
の条件が満足されるように調節される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の露光装
置の製造装置及び製造方法は幾つかの欠点を有する。第
1に、保持部材、CCDカメラ及びアクチュエータの一
体構造は作業に長時間を要する。例えば、接着剤が硬化
するまで上述の露光装置のコンポーネントは製造装置か
ら取り外しできず、多数の露光装置を短時間で製造する
ことはできなかった。第2に、従来のアクチュエータは
保持部材をレンズのLED側の端面と光軸との交点を中
心として傾斜させていたため、傾斜によりLEDがレン
ズの光軸からずれて結像性が悪く画質劣化をもたらして
いた。また、従来のアクチュエータはレンズの水平移動
による補正を傾斜による補正により補おうとしていたた
め結像性はますます悪化していた。第3に、従来の製造
装置は、CCDカメラの設置位置以外では結像状態を観
察できなかったため、正立等倍像投影レンズアレイが捩
れたり、長手方向に沿って波打っている場合にこれらの
変形を矯正できず、同様に結像性の悪化と画質劣化をも
たらしていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、このような従来
の課題を解決する新規かつ有用な露光装置の製造装置及
び製造方法を提供することを本発明の概括的目的とす
る。
【0010】より特定的には、本発明は、短時間に高品
質の露光装置を製造可能な製造装置及び製造方法を提供
することを例示的目的とする。
【0011】上記目的を達成するために、本発明の例示
的一態様としての光源と正立等倍像投影レンズアレイと
を有する露光装置の製造装置は、前記露光装置の前記光
源を保持する第1の保持部材と、前記露光装置の前記正
立等倍像投影レンズアレイを保持する第2の保持部材
と、前記第1及び前記第2の保持部材に接続され、前記
正立等倍像投影レンズアレイを前記光源に対して位置決
めするために前記第1及び第2の保持部材の少なくとも
一方を移動させるアクチュエータとを有し、前記第1及
び前記第2の保持部材の少なくとも一方が前記アクチュ
エータに対して着脱可能である。かかる露光装置の製造
装置においては、前記第1及び前記第2の保持部材の少
なくとも一方がアクチュエータに対して着脱可能であ
る。このため、正立等倍像投影レンズアレイを光源に対
して位置決めした後の時間のかかる工程(例えば、接着
工程以降の工程)では、少なくとも一方の保持部材をア
クチュエータから取り外して別の場所で前記その後の工
程を行い、製造装置は位置決めまでの工程を別の露光装
置用に行うことができる。このようにかかる製造装置に
よれば装置の休止時間が短縮又は除去されるので全体の
製造時間は短縮される。
【0012】本発明の別の例示的一態様としての光源と
正立等倍像投影レンズアレイとを有する露光装置の製造
装置は、前記露光装置の前記光源を保持する第1の保持
部材と、前記露光装置の前記正立等倍像投影レンズアレ
イを保持する第2の保持部材と、前記第1及び第2の保
持部材の一方を他方に対して少なくとも3方向に変位さ
せる補正機構と、前記第1及び前記第2の保持部材に接
続され、前記正立等倍像投影レンズアレイを前記光源に
対して位置決めするために前記補正機構を駆動するアク
チュエータとを有する。かかる製造装置は第1及び第2
の保持部材の一方を他方に対して3方向に変位させる補
正機構を有するため、従来のように2方向のみの変位し
かできなかった製造装置よりも高品質の露光装置を提供
することができる。
【0013】本発明の別の例示的一態様としての光源と
正立等倍像投影レンズアレイとを有する露光装置の製造
装置は、前記露光装置の前記光源を保持する第1の保持
部材と、前記露光装置の前記正立等倍像投影レンズアレ
イを保持する第2の保持部材と、前記正立等倍像投影レ
ンズアレイの光軸方向と長手方向の両方に垂直な方向
に、前記第1及び第2の保持部材の一方を他方に対して
変位させる補正機構と、前記第1及び前記第2の保持部
材に接続され、前記正立等倍像投影レンズアレイを前記
光源に対して位置決めするために前記補正機構を駆動す
るアクチュエータとを有する。かかる製造装置は従来は
変位できなかった正立等倍像投影レンズアレイの光軸方
向と長手方向の両方に垂直な方向に、第1及び第2の保
持部材の一方を変位させることができるため、従来より
も高品質の露光装置を提供することができる。
【0014】本発明の例示的一態様としての光源と正立
等倍像投影レンズアレイとを有する露光装置の製造方法
は、アクチュエータに接続された第1の保持部材に前記
露光装置の前記光源を設置する工程と、前記アクチュエ
ータに接続された第2の保持部材に前記露光装置の前記
正立等倍像投影レンズアレイを設置する工程と、前記ア
クチュエータを稼動することによって前記正立等倍像投
影レンズアレイを前記光源に対して位置決めする工程
と、前記レンズアレイ支持体と前記正立等倍像投影レン
ズアレイとを接着する工程と、前記第1及び第2の保持
部材の少なくとも一方を前記アクチュエータから取り外
す工程とを有する。かかる製造方法によれば、前記第1
及び前記第2の保持部材の少なくとも一方がアクチュエ
ータに対して着脱可能である。このため、例えば、接着
工程以降の工程では、少なくとも一方の保持部材をアク
チュエータから取り外して別の場所で接着剤の乾燥を行
い、その間接着工程までの工程を別の露光装置用に行う
ことができる。このようにかかる製造方法によれば装置
の休止時間が短縮又は除去されるので全体の製造時間は
短縮される。
【0015】また、本発明の別の例示的一態様としての
光源と正立等倍像投影レンズアレイとを有する露光装置
の製造方法は、アクチュエータに接続された第1の保持
部材に前記露光装置の前記光源を設置する工程と、前記
アクチュエータに接続された第2の保持部材に前記露光
装置の前記正立等倍像投影レンズアレイを設置する工程
と、前記アクチュエータを稼動することによって前記第
1及び第2の保持部材の一方を他方に対して少なくとも
3方向に変位させて前記正立等倍像投影レンズアレイを
前記光源に対して位置決めする工程とを有する。かかる
製造方法は第1及び第2の保持部材の一方を他方に対し
て3方向に変位させる補正機構を有するため、従来のよ
うに2方向のみの変位しかできなかった製造装置よりも
高品質の露光装置を提供することができる。
【0016】本発明の他の目的と更なる特徴は、以下、
添付図面を参照して説明される実施例において明らかに
なるであろう。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して、本発明を
適用可能な露光装置100を有する画像形成装置300
の構造を説明する。なお、各図において同一の参照符号
は同一部材を示し、重複説明は省略する。また、同一の
参照符号に大文字のアルファベットを付したものは一般
に変形例を示し、特に断らない限りアルファベットなし
の参照符号はアルファベットを付した参照符号の全てを
総括するものとする。ここで、図1は、本発明を適用可
能なカラー画像形成装置の概略断面図である。カラー画
像形成装置300は、用紙引き込み部310と、用紙搬
送部320と、4つの画像形成ユニット200a乃至2
00dと、定着器330と、スタッカ344とを有す
る。本実施例では、ブラック(K)、シアン(C)、マゼン
タ(M)、イエロー(Y)の4色を使用しており、それぞれ
の色が画像形成ユニット200a乃至200dに割り当
てられている。色数は4つに限定されるものではない。
また、画像形成ユニット200は片面印刷と両面印刷の
両方に適用できる。
【0018】カラー画像形成は、一般に、シアン(C)、
マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)を示す4色
の現像剤を使用し、これらを重ね合わせることによって
被記録体上に全ての色を表現している。このような、カ
ラー画像形成には、1つの感光体ドラム上で帯電、露
光、現像を色の数(例えば、4回)と同回繰り返すこと
によって、4色のトナー像を感光体ドラム上に形成し、
その後定着させるという1ドラム方式と、上に挙げた4
色それぞれに対し帯電、露光、現像、転写を行う画像形
成ユニットを設け、かかる画像形成ユニットが直列に配
列し、被記録体上で4色を合成するタンデム方式との二
つの方式が主流である。画像形成装置300は多色でも
モノクロでもよい。
【0019】用紙引き込み部310は、複数枚の印刷用
紙Pを収納するホッパ(又はトレイ)312から最上位
の用紙Pを取り出して装置内部の用紙搬送部320へ供
給する。用紙引き込み部310は、ホッパ312と、ピ
ックアップローラ314と、用紙ガイド316とを有す
る。ホッパ312は複数枚の用紙Pを収納する。ピック
アップローラ314は、ホッパ312にセットされてい
る用紙Pの最上位の用紙Pに当接してこれを1枚ずつ繰
り出す。用紙ガイド316は、ピックアップローラ31
4によって繰り出された用紙Pを用紙搬送部320へ案
内する。
【0020】用紙搬送部320は、用紙引き込み部31
0から用紙Pを受け取って、これを用紙搬送路342に
沿って装置上部のスタッカ344まで搬送する。用紙搬
送部320は、紙送りローラ322と、搬送ベルト32
4と、搬送ベルト324を回転させる従動ローラ326
とを有する。用紙Pは紙送りローラ322によって搬送
ベルト324に搬送される。その後、用紙Pは、従動ロ
ーラ326によって図1の左回り(反時計回り)に回転
している搬送ベルト324に静電吸着し、画像形成ユニ
ット200の感光体ドラム210とベルト324との間
を搬送され、定着器330を経て、スタッカ344に排
出される。
【0021】なお、図1に示すように、好ましくは、搬
送ベルト324の下側のベルト面にはベルト移動方向に
直行する方向にセンサ328が設置される。センサは搬
送ベルト324のレジストマークを光学的に読み取って
搬送ベルト324の位置ずれを検出する。
【0022】画像形成ユニット200は印刷用紙Pに所
望のトナー像を形成(転写)する機能を有する。図1に
示すように、4つの画像形成ユニット200a乃至20
0dと定着器330とは直線的に整列している。画像形
成ユニット200は、図2に示すように、感光体ドラム
210と、前帯電器220と、露光装置100と、現像
装置230と、転写ローラ240と、クリーニング部2
50と、スクリューコンベア260とを有する。ここ
で、図2は、図1に示す画像形成装置の例示的な画像形
成ユニットの概略断面図である。
【0023】感光体ドラム210は回転が可能なドラム
状導体支持体上に感光性誘電体層を有し、像保持部材と
して使用される。感光体ドラム210は、例えば、表面
に機能分離型有機感光体を厚さ約20μmに塗布したア
ルミニウム製ドラムから構成され、外径30mmを有し
て矢印方向に周速度70mm/sで回転する。帯電器2
20は、例えば、スコロトロン帯電器から構成され、感
光体ドラム210の表面に一定の電荷量(例えば、約−
700V)を与える。
【0024】露光装置100は感光体ドラム210に静
電潜像を形成する。露光装置100は、当業界で周知の
いかなる露光方式(例えば、機械走査方式や固定走査方
式)も採用することができる。但し、本実施例では、主
走査方向(用紙搬送方向に対して垂直方向)に対応する
可動部がなく機構が簡単な固定走査方式を採用してい
る。以下、固定走査方式を採用する露光装置100のよ
り詳細な構造について図3を参照して説明する。ここ
で、図3は、固定走査方式を採用する露光装置の概略斜
視図である。露光装置100は、図3に示すように、L
EDアレイ10と、正立等倍像投影レンズアレイ20
と、レンズアレイ支持体30と、フレーム40とを有す
る。LEDアレイ10は、図4に示すように、例えば、
白金などから構成されるプリント板16上にLEDチッ
プ12と、LEDチップ12を挟むように配置された一
対の駆動回路(Dr−IC)14とを有する。ここで、
図4は露光装置100に設置されているLEDアレイ1
0の概略平面図である。かかるLED12が発光するこ
とにより正立等倍像投影レンズアレイ20を介して感光
体ドラム210が露光される。正立等倍像投影レンズア
レイ20は、例えば、日本板硝子株式会社のセルフォッ
クレンズアレイ(Selfoc Lens Array:
SLA)を使用することができる。かかるレンズアレイ
20は、LEDの発光によって発生する光束に対する正
立等倍像の形成を可能にする複数の光ファイバーを収納
するレンズ部材である。
【0025】レンズアレイ支持体30は、主成分がポリ
カーボネートであり、30%のガラスが混入している組
成を有する。レンズ支持体30はLEDアレイ10の上
部に正立等倍像投影レンズアレイ20を支持し、光束が
レンズアレイ20に効率よく入射するように配置されて
いる。フレーム40は、例えばアルミニウムステーであ
り、LEDアレイ10と、正立等倍像投影レンズアレイ
20と、レンズ支持体30とを包接し、保持する。
【0026】以下、本発明の露光装置100の製造に使
用する製造装置の一部としての接着装置400について
図6乃至図15を参照して説明する。ここで、図6は正
立等倍像投影レンズアレイ20をLEDアレイ10に対
して位置決め及び接着する接着装置400の概略斜視図
である。図7は、図6に示す本発明の接着装置400の
透視平面図である。図8は、図6に示す接着装置400
の正面図である。図9は、図6に示す接着装置400に
設けられている継ぎ手の要部拡大断面図である。図10
は、図9の示す継ぎ手の動作を説明するための分解斜視
図である。図11は、図6に示す接着装置400におけ
るθ方向の補正を説明するための概略断面図であり、結
像位置がずれていた場合の正立等倍像投影レンズアレイ
20の保持機構についての詳細図である。図12は図6
に示す接着装置400におけるθ方向の補正を説明する
ための概略断面図であり、正しい結像位置を有する正立
等倍像投影レンズアレイ20の保持機構についての詳細
図である。図13は、図6の変形例である接着装置40
0aの概略透視図である。図14は、図13に示す接着
装置400aの電気的接続部を説明するための要部拡大
断面図である。図15は、図6及び図13に示す接着装
置400及び400aによる製造工程を示すフローチャ
ートである。
【0027】図6を参照するに、接着装置400は、正
立等倍像投影レンズアレイ20を除く露光装置100の
保持部材410と、正立等倍像投影レンズアレイ20の
保持部材420と、CCDカメラ430と、アクチュエ
ータ440と、保持部材410とアクチュエータ440
との位置決め部材450とを有している。
【0028】保持部材410はレンズアレイ20を除く
露光装置100を保持し、アクチュエータ440と接続
している。保持部材410は、保持部材410を図6に
示すY方向に移動させる移動機構部412に接続され、
継ぎ手414aと、位置止め用ピン416と、固定部材
418とを有している。レンズアレイ20を除く露光装
置100は、位置止め用ピン416によって画定した固
定位置に対し、ネジを用いた固定部材418によってア
クチュエータ440に接続及び固定されている。
【0029】移動機構部412はアクチュエータ440
内のモータ442の動力を継ぎ手414b及び414a
とのカップリングによって伝えることで移動を開始す
る。ここで、移動機構部412はネジ構造を有してお
り、回転運動を直線運動に変化することができる。よっ
てモータ442による回転運動は、Y方向への直線運動
となり、所望の値だけ正立等倍像投影レンズアレイ20
を除く露光装置100を移動できる。ここで、移動機構
部412はネジ構造を有しており、かかるネジ機構は回
転運動を直線運動に変換する。移動機構部412及びそ
れに接続された保持部材410は、図示されていない回
転軸が右回りの時には図6の左側に、左回りの時には図
6の右側に移動することができる。
【0030】保持部材420は正立等倍像投影レンズア
レイ20を保持し、アクチュエータ440に接続されて
いる。保持部材420は、レンズアレイ20の保持部4
22と保持機構部426とを有し、保持部材420をZ
方向に移動させる移動機構部424と保持部材420を
θ方向に移動させる移動機構部428と継ぎ手425a
乃至429aに接続されている。保持部422は、保持
機構部426によって加えられる動力によって二つの部
材で正立等倍像投影レンズアレイ20を挟むことによっ
て保持する。図6において、428a及び426aは、
例えば、ユニバーサルジョイントから構成される。
【0031】移動機構部424は、例えば、ラックとピ
ニオンからなり、回転運動を上下運動に変換する。移動
機構部424は、モータ444の動力を継ぎ手425b
及び425aとのカップリングを経て伝達し、移動を開
始する。この結果、移動機構部424は、駆動源の動力
によって所望の値だけ保持部材420をZ方向に移動す
ることが可能である。移動機構部424及びそれに接続
された保持部材420は、図示されていない回転軸が右
回りの時には図6の上部に、左回りの時には図6の下部
に移動することができる。
【0032】保持機構部426は保持部422の間隔を
広げたり狭めたりすることができる。θ方向への移動機
構部428は保持部422に接続され、保持部422の
上面をY方向に移動させることによってレンズアレイ2
0をθ方向へ傾斜することができる。保持機構部426
によって一点が固定され、その上部のみをY方向に動か
すことによりレンズアレイ20はθ方向に傾斜する。保
持機構部426及び移動機構部428も、上述の方法と
同様にモータ446及び448の動力を継ぎ手427及
び427を介して伝達し、移動を開始する。保持機構部
426は、ネジ構造を有する回転部材423を有し、例
えば、図示されていない回転軸が右回りの時には保持部
422の間隔を狭める方向に、左回りの時には広げる方
向に移動することができる。移動機構部428は、移動
機構部412と同様に、例えば、回転軸が右回りに回転
すると図6の左側に、左回りに回転すると図6の右側に
移動することができる。
【0033】図7を参照するに、移動機構部428の内
部構造及び移動機構が示されている。ここで、図7は図
6の方向を示す座標軸において、X軸からZ方向への視
点で見た場合の透視図である。移動機構部428はネジ
構造を有する回転部材421を有している。図7のよう
に矢印G(右回り)に回転する場合は、一般にネジが締
まる場合と同様に動力源から遠い方向(Y方向)へと移
動する。一方、反対に回転すれば移動方向も反対とな
る。その結果、接着装置400は正立等倍像投射レンズ
アレイ20を角度θの傾斜を付すことができる。本実施
例では、図7のように、このようなθ補正部材が5箇所
設けられている。
【0034】図7及び図8を参照し、レンズアレイ20
を除く露光装置100と保持部材410との固定方法、
及びかかる保持部材410とアクチュエータ440との
固定方法を説明する。ここで、図8は、図6の方向を示
す座標軸において、X軸からY方向への視点で見た場合
の透視図である。図7及び図8に示すように、接着装置
400は、レンズアレイ20を除く露光装置100の位
置決め用ピン416と、かかる露光装置100と保持部
材410との固定部材418と、保持部材410とアク
チュエータ440との固定部材402とを有している。
【0035】位置決め用ピン416によって正立等倍像
投射レンズアレイ20を除く露光装置100は、所望の
位置へと導かれる。かかる露光装置100はネジと金具
により構成される固定部材418によって保持部材41
0へ固定される。その後、保持部材410は後述の位置
決め部材450を使用して位置決めを行ってから、固定
部材402によってアクチュエータ440に固定され
る。
【0036】継ぎ手414a、及び425a乃至429
aはそれぞれ、保持部材410及び420内に動力を伝
達する。本実施例で使用した継ぎ手414、及び425
乃至429の構造及び動作の詳細は図9及び図10によ
って説明する。図9は継ぎ手414a及び414bの拡
大図である。本実施例は、例示的に、円柱状の本体に柱
状の凸部がある414aと、円柱状の本体に柱状の凹部
がある414bとを有するオルダム継ぎ手を使用してい
る。図10のように、かかる凸部と凹部とが噛合うこと
で動力が伝達する。そのため、モータ442の回転方向
と同方向に移動機構部412も回転する。継ぎ手414
a及び414bが接していない場合は動力は伝達されな
い。よって、継ぎ手によって保持部材410とアクチュ
エータ440との着脱、及び保持部材420とアクチュ
エータ440との着脱が可能となる。
【0037】CCDカメラ430は、正立等倍像投影レ
ンズアレイ20による結像状態を観察するのに使用され
る。CCDカメラ430は、一般に、同じ型格の製品で
も、製品誤差を有している。かかる製品誤差は、感度及
びその直線性等の特性に個体差を与える。そのため、複
数のCCDカメラ430を使用すると、結像状態の把握
に影響を与えることがある。本実施例では、接着装置4
00はCCDカメラ430が1台設置され、X方向に移
動可能である。そのため、性能誤差のない状態で、X軸
上のどの場所でも観察を行うことが可能である。一台の
CCDカメラのみを使用するので複数台数使用する構成
に比べて製造装置が低コストになるという利点も有す
る。
【0038】アクチュエータ440は、CCDカメラ4
30によって確認された、結像のズレを補正するための
部材である。図6のようにアクチュエータ440は、モ
ータ442乃至448と、継ぎ手414b、及び425
b乃至429bとを有している。モータ442乃至44
8に関する技術は当業者には周知であるので、ここでは
詳細は省略する。また、継ぎ手414b、及び425b
乃至429bに関しては上述の説明と重複するため省略
する。動作としては、モータ442乃至448による動
力を継ぎ手継ぎ手414b、及び425b乃至429b
によってY、Z、θ方向及び保持部を狭く、広くするた
めの動力に変換し、結像のズレを補正することが可能で
ある。
【0039】位置決め部材450は、図6のようにアク
チュエータ440に設けられている凸部450aと保持
部材410に設けられた凹部450bとを有する。かか
る凸部と凹部の接合によって位置決めは完了し、その
後、保持部材410はアクチュエータ440に固定部材
402によって固定される。
【0040】本発明の接着装置400によるθ方向の補
正の詳細を図5、図11及び図12によって説明する。
ここで、図5は、従来技術によるLEDアレイ10と正
立等倍像投影レンズアレイ20との位置関係を調節する
方法を説明するための概略断面図である。従来技術で
は、接着装置内にY方向の補正するための機能を有して
いないため、レンズアレイ20をレンズの光軸Aに対し
て傾きθ´分傾斜させ補正していた。つまり、傾きθ´
は、ポイントBを中心に傾斜した角度を示している。し
かし、傾斜が大きくなると光源のLEDが光軸Aからず
れ、結像の低下を招いていた。そこで、本実施例では、
発光点Cを中心にし、傾斜によって光軸Aがずれにくい
構造とした。即ち、傾きθは、図5に示すポイントCを
中心に傾斜した角度を示している。
【0041】図11は結像位置がずれていた場合の正立
等倍像投影レンズアレイ20の保持機構についての詳細
図である。図11のように最初の状態で結像位置が理想
位置よりもΔYずれていたとする。つまり理想的な結像
位置Hと実際の結像位置Iとの距離がΔYであった場
合、このΔY分の位置を補正するためには、Δθ(Δθ
=2×ΔY/T.C.)分だけレンズを傾ける必要があ
る。このために接着装置400は、移動機構部428を
移動し、保持部422を見かけ上Y方向(図11では、
右方向)にΔy2(Δy2=Δθ/Z2−Z1)分移動させ
る。かかるΔy2は、点Jを中心としてΔy2分を移動さ
せることとなるため、発光体(LEDアレイ)10がレ
ンズの光軸AからΔy3分ずれてしまう。よって、発光
体10と光軸Aとにズレが生じてしまうことから、結像
状態は悪くなる。そこで、本発明の接着装置400に設
けられているY方向への移動機能部412を使用して、
Δy 3分だけ右方向へ移動し発光体10上にレンズの光
軸Aがくるように補正した。
【0042】図12は、結像の位置ズレを補正した後の
正立等倍像投影レンズアレイ20の保持機構についての
詳細図である。光軸Aと発光体10とが交差するような
位置関係になり、理想的な結像位置Hに結像しているこ
とから、結像状態は良好であることがわかる。上述のよ
うに、θ方向の補正は移動機能部428及び移動機能部
412の動作によって行われている。
【0043】本発明の接着装置400の別の実施例につ
いて、図13及び図14によって説明する。ここで、図
13は、本発明の別の一様例を示した接着装置400A
の概略透視図である。図14は、接着装置400Aの電
気的接続部を説明するための要部拡大図である。
【0044】図13によれば、接着装置400Aは正立
等倍像投影レンズアレイ20を除く露光装置100の保
持部材410Aと、正立等倍像投影レンズアレイ20の
保持部材420Aと、CCDカメラ430Aと、アクチ
ュエータ440Aと、保持部材410Aとアクチュエー
タ440Aとの位置決め部材450Aと、電気的接続部
460を有している。尚、410A乃至450Aは接着
装置400とほぼ同様の構造及び動作を有しているた
め、上述の説明と重複する部分は省略する。
【0045】本発明の接着装置400Aは、駆動源であ
るモータ442A乃至448Aが保持部材410A及び
420A内に設けられ、図示されていない制御部と動力
源、及び電気的接続部460とがアクチュエータ440
A内に設けられている構造を有する。そのため、接着装
置400に設置されていた動力伝達部である継ぎ手41
4a、及び425a乃至429aは必要なく、設置され
ていない。
【0046】電気的接続部460についての詳細は、図
14によって説明する。例として、Z方向への補正に使
用されるモータ444Aを使用した。接続部460は、
モータ444Aに接続している電極462と、制御回路
461に接続している電極464を有する。電極462
は、保持部材420Aの外壁466の内側に沿って配置
され、モータ444Aと接続している。また、図14の
ように電極462は鋭角な突起状の部分を有し、かかる
突起部が外壁466の隙間から外側に張り出すような構
造を有している。一方、電極464も、アクチュエータ
440A内の外壁468の内側に沿って配置され、制御
部461と接続している。更に、電極464は外壁46
8の隙間を埋めるような凸部を有している。突起部を有
する電極462が電極464に接触することによって電
気的に接続する。このような構造によって、保持部材4
10A及び420Aと、アクチュエータ440Aとの着
脱過程が容易となる。
【0047】1つの露光装置100を製造する際の接着
装置400の動作を図15のフローチャートによって説
明する。まず、保持部材420をアクチュエータ440
に接続する(ステップ1002)。次に、保持部材41
0にレンズアレイ20を除く露光装置100を固定し、
アクチュエータ440に接続する(ステップ100
4)。その後、保持部422によって正立等倍像投射レ
ンズアレイ20を挟持し、レンズアレイ支持体30に嵌
め込んだ状態で保持する(ステップ1006)。結像を
観察するためのCCDカメラ430を第一の個所に移動
する(ステップ1008)。アクチュエータ440内の
Z方向移動用のモータ444を駆動し、保持部材420
を移動し、光束が最も絞られているZ方向に対してレン
ズアレイ20の位置を補正する(ステップ1010)。
次に、同様にY方向移動用のモータ442を駆動し、光
束が最も絞られているY方向に対してレンズアレイ20
の位置を補正する(ステップ1012)。更に、θ方向
移動用のモータ448を駆動し、ドットの結像が直線状
に並ぶ位置までレンズアレイ20の位置を補正する(ス
テップ1014)。CCDカメラ430の測定回数をチ
ェックする(ステップ1016)。回数が4回以下なら
ば、ステップ1018へ、5回であればステップ102
0へ移行する。上記のように回数が4回以下ならば、次
の測定個所にCCDカメラ430を移動し(ステップ1
018)、その後ステップ1010へ移行する。測定回
数が5回ならば、支持体30と正立等倍像投射レンズア
レイ20との間に接着剤を流し込み(ステップ102
0)、保持部材420をアクチュエータ440からはず
す(ステップ1022)。その後、アクチュエータ44
0には別の保持部材420aを接続する(ステップ10
24)。ステップ1020で接着剤を流入された露光装
置100は接着剤が硬化するまで放置してから(ステッ
プ1026)、保持部材410から完成した露光装置1
00を取り外す(ステップ1028)。ステップ102
8までの工程によって、1つの露光装置100は製造さ
れる。
【0048】現像装置230は、感光体ドラム210に
形成された潜像をトナー像として可視化する機能を有す
る。現像装置230は、現像ローラ232と、リセット
ローラ234と、トナーカートリッジ236とを有す
る。本実施例では、現像剤に例示的にシアン(C)、マゼ
ンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のトナー
を使用している。現像剤は一成分、二成分(即ち、キャ
リアを含む)とを問わず、磁性、非磁性を問わない。ト
ナーカートリッジ236はトナーを貯蔵しており、リセ
ットローラ234にトナーを供給する。リセットローラ
234は現像ローラ232に当接してトナーを現像ロー
ラ232に供給する。現像ローラ232は感光体ドラム
210に接触又は非接触に配置され、静電気力を利用し
て感光体ドラム210にトナーを供給する。この結果、
感光体ドラム210上にトナー像が形成される。現像ロ
ーラ232上に残留した未使用トナーは、リセットロー
ラ234によって回収され、トナーカートリッジ236
内へと戻される。
【0049】転写ローラ240は、静電的にトナーを吸
着するような電界を発生させ、転写電流を利用して感光
体ドラム210上に吸着しているトナー像を用紙Pに転
写する。
【0050】クリーニング部250は転写後に感光体ド
ラム210上に残っているトナーを回収し廃棄するか、
必要があれば、スクリューコンベア260によって回収
したトナーをトナーカートリッジ236に返却する。ま
た、クリーニング部250は感光体ドラム210上のご
みを回収する機能も有する。クリーニング部250は感
光体ドラム210のトナーと帯電を除去するために磁気
やゴム摩擦を含む各種の方法を利用することができる。
【0051】定着器330は用紙Pにトナー像(トナー
重層)を永久的に固着させる機能を有する。転写後のト
ナーは用紙Pに弱い力で付着しているだけであるから簡
単に剥がれ落ちる。そこで、定着器330が、加圧及び
加熱によりトナーを融溶して用紙Pに浸透させる。カラ
ー画像形成ではトナー重層を定着させるために定着に必
要なエネルギーは単色画像形成に必要なそれよりも大き
い。スタッカ342には印刷終了後の用紙Pが排出され
る。
【0052】作用において、本発明のカラー画像形成装
置300は、ホッパ312に載置された一又は複数枚の
用紙Pの最上位の用紙Pがピックアップローラ314に
よって繰り出され、用紙ガイド316によって搬送路3
42に案内される。その後、用紙Pは紙送りローラ32
2、搬送ベルト324及び従動ローラ326によって画
像形成装置200d、200c、200b及び200a
の順番で、所望の画像に応じたイエロー、マゼンタ、シ
アン及びブラックの順番で形成されたトナー重層を有す
る。その後、トナー重層は定着器330によって用紙P
に定着される。定着された用紙Pはスタッカ344に排
出される。
【0053】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明はその要旨の範囲内で様々な変形及び変更が
可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の例示的一
態様としての露光装置の製造装置及び製造方法によれ
ば、高品質の露光装置を提供することができるので、こ
の結果、高画質の画像を提供することができる。また、
本発明の例示的一態様としての露光装置の製造装置及び
製造方法は、装置の休止時間を短縮又は除去することに
より製造時間全体を短縮することができるので、低コス
トでの製品製造を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用可能なカラー画像形成装置の概
略断面図である。
【図2】 図1に示す画像形成装置の例示的な画像形成
ユニットの概略断面図である。
【図3】 固定走査方式を採用する露光装置の要部構造
斜視図である
【図4】 図3に示す露光装置に設置されているLED
アレイの概略平面図である。
【図5】 図3に示すLEDアレイと正立等倍像投影レ
ンズアレイとの位置関係を説明するための概略断面図で
ある。
【図6】 図3に示す正立等倍像投影レンズアレイをL
EDアレイに対して位置決め及び接着する接着装置の概
略斜視図である。
【図7】 図6に示す接着装置の透視平面図である。
【図8】 図6に示す接着装置の正面図である。
【図9】 図6に示す接着装置に設けられている継ぎ手
の要部拡大断面図である。
【図10】 図9の示す継ぎ手の動作を説明するための
分解斜視図である。
【図11】 図6に示す接着装置のθ方向の補正を説明
するための概略断面図であり、結像位置がずれていた場
合の正立等倍像投影レンズアレイ20の保持機構につい
ての詳細図である。
【図12】 結像位置が理想的な場合の正立等倍像投影
レンズアレイ20の保持機構についての詳細図である。
【図13】 図6の変形例である接着装置の概略透視図
である。
【図14】 図13に示す接着装置の電気的接続部を説
明するための要部拡大断面図である。
【図15】 図6及び図13に示す接着装置による製造
工程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 LEDアレイ 20 正立等倍像投影レンズアレイ 30 レンズアレイ支持体 40 フレーム 100 露光装置 200 画像形成ユニット 210 感光体ドラム 220 前帯電器 230 現像器 240 転写ローラ 250 クリーニング部 260 スクリューコンベア 300 画像形成装置 310 用紙引き込み部 320 用紙搬送部 330 定着器 340 排紙機構 400 接着装置 410 保持部材 420 保持部材 430 CCDカメラ 440 アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平 良彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 永富 勉 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2C162 FA17 FA62 5F041 BB06 CB22 CB32 EE11 FF13

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と正立等倍像投影レンズアレイとを
    有する露光装置の製造装置であって、 前記製造装置は、 前記露光装置の前記光源を保持する第1の保持部材と、 前記露光装置の前記正立等倍像投影レンズアレイを保持
    する第2の保持部材と、 前記第1及び前記第2の保持部材に接続され、前記正立
    等倍像投影レンズアレイを前記光源に対して位置決めす
    るために前記第1及び第2の保持部材の少なくとも一方
    を移動させるアクチュエータとを有し、 前記第1及び前記第2の保持部材の少なくとも一方が前
    記アクチュエータに対して着脱可能である製造装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の保持部材は前記光源を保持し
    た状態で前記アクチュエータから着脱可能である請求項
    1記載の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の保持部材は前記正立等倍像投
    影レンズアレイを保持した状態で前記アクチュエータか
    ら着脱可能な請求項1記載の製造装置。
  4. 【請求項4】 光源と正立等倍像投影レンズアレイとを
    有する露光装置の製造装置であって、 前記製造装置は、 前記露光装置の前記光源を保持する第1の保持部材と、 前記露光装置の前記正立等倍像投影レンズアレイを保持
    する第2の保持部材と、 前記第1及び第2の保持部材の一方を他方に対して少な
    くとも3方向に変位させる補正機構と、 前記第1及び前記第2の保持部材に接続され、前記正立
    等倍像投影レンズアレイを前記光源に対して位置決めす
    るために前記補正機構を駆動するアクチュエータとを有
    する製造装置。
  5. 【請求項5】 前記補正機構は、前記正立等倍像投影レ
    ンズアレイの光軸方向に平行な方向に、前記第1及び第
    2の保持部材のいずれか一方を変位させる請求項4記載
    の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記補正機構は、前記正立等倍像投影レ
    ンズアレイの光軸方向と長手方向の両方に垂直な方向
    に、前記第1及び第2の保持部材のいずれか一方を変位
    させる請求項4記載の製造装置。
  7. 【請求項7】 前記補正機構は、前記第1及び第2の保
    持部材のいずれか一方を他方に対して傾斜させる請求項
    4記載の製造装置。
  8. 【請求項8】 前記補正機構は、前記正立等倍像投影レ
    ンズアレイを前記光源に対して傾斜させる請求項4記載
    の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記アクチュエータに前記正立等倍像
    投影レンズアレイの長手方向の少なくとも一部に沿って
    移動可能に接続され、前記正立等倍像投影レンズアレイ
    の結像を観察するCCDカメラを更に有する請求項1又
    は4記載の製造装置。
  10. 【請求項10】 前記アクチュエータは、前記第1及び
    /又は第2の保持部材と一体である請求項請求項1又は
    4記載の製造装置。
  11. 【請求項11】 光源と正立等倍像投影レンズアレイと
    を有する露光装置の製造装置であって、 前記製造装置は、 前記露光装置の前記光源を保持する第1の保持部材と、 前記露光装置の前記正立等倍像投影レンズアレイを保持
    する第2の保持部材と、 前記正立等倍像投影レンズアレイの光軸方向と長手方向
    の両方に垂直な方向に、前記第1及び第2の保持部材の
    一方を他方に対して変位させる補正機構と、 前記第1及び前記第2の保持部材に接続され、前記正立
    等倍像投影レンズアレイを前記光源に対して位置決めす
    るために前記補正機構を駆動するアクチュエータとを有
    する製造装置。
  12. 【請求項12】 光源と正立等倍像投影レンズアレイと
    を有する露光装置の製造方法であって、 前記製造方法は、 アクチュエータに接続された第1の保持部材に前記露光
    装置の前記光源を設置する工程と、 前記アクチュエータに接続された第2の保持部材に前記
    露光装置の前記正立等倍像投影レンズアレイを設置する
    工程と、 前記アクチュエータを稼動することによって前記正立等
    倍像投影レンズアレイを前記光源に対して位置決めする
    工程と、 前記レンズアレイ支持体と前記正立等倍像投影レンズア
    レイとを接着する工程と、 前記第1及び第2の保持部材の少なくとも一方を前記ア
    クチュエータから取り外す工程とを有する製造方法。
  13. 【請求項13】 前記取り外し工程で取り外された前記
    第1及び/又は第2の保持部材に代わる新たな保持部材
    をアクチュエータに接続する工程を更に有する請求項1
    2記載の製造方法。
  14. 【請求項14】 光源と正立等倍像投影レンズアレイと
    を有する露光装置の製造方法であって、 前記製造方法は、 アクチュエータに接続された第1の保持部材に前記露光
    装置の前記光源を設置する工程と、 前記アクチュエータに接続された第2の保持部材に前記
    露光装置の前記正立等倍像投影レンズアレイを設置する
    工程と、 前記アクチュエータを稼動することによって前記第1及
    び第2の保持部材の一方を他方に対して少なくとも3方
    向に変位させて前記正立等倍像投影レンズアレイを前記
    光源に対して位置決めする工程とを有する製造方法。
  15. 【請求項15】 前記位置決め工程は、CCDカメラを
    前記正立等倍像投影レンズアレイの長手方向の少なくと
    も一部に沿って移動させて、前記正立等倍像投影レンズ
    アレイの結像を観察しながら行う請求項12又は14記
    載の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記位置決め工程は、前記正立等倍像
    投影レンズアレイの光軸方向に平行な方向に、前記第1
    及び第2の保持部材のいずれか一方を変位させる工程を
    含む請求項12又は14記載の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記位置決め工程は、前記正立等倍像
    投影レンズアレイの光軸方向と長手方向の両方に垂直な
    方向に、前記第1及び第2の保持部材のいずれか一方を
    変位させる工程を含む請求項12又は14記載の製造方
    法。
  18. 【請求項18】 前記位置決め工程は、前記第1及び第
    2の保持部材のいずれか一方を他方に対して傾斜させる
    工程を含む請求項12又は14記載の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記位置決め工程は、前記正立等倍像
    投影レンズアレイを前記光源に対して傾斜させる工程を
    含む請求項12又は14記載の製造方法。
JP30066399A 1999-10-22 1999-10-22 露光装置の製造装置及び製造方法 Pending JP2001113750A (ja)

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