JP6694787B2 - 保持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハなどの対象物を保持する保持装置に関する。
成膜又はエッチング等の処理の対象となる半導体ウエハなどの対象物をセラミックスからなる基材の上面上に保持する保持装置が知られている。このような保持装置においては、例えば基材に埋設した発熱抵抗体によって、対象物を適宜な温度に加熱する。そのため、基材の温度管理を厳密に行う必要があり、基材内に熱電対を配置し、基材の温度を計測している。
例えば、特許文献1には、サセプタブロック(基材)の下面から支持台(シャフト)内に突出した凸部に配置された金属部材に熱電対が嵌め込めていることが記載されている。
また、特許文献2には、発熱体(抵抗発熱体)が埋設されたセラミックスプレート(基材)にパイプ状のガイドが裏面から斜め方向に突出するように取り付けられ、このガイドを介して、熱電対がセラミックスプレートの上面と水平に形成された通路内に配置されていることが記載されている。
特開平7−153706号公報 特許第5501467号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術においては、上面視でシャフトの内方に位置する領域にしか熱電対を配置することができず、基材全体の温度管理が困難となる。
上記特許文献2に記載の技術においては、ガイドがシャフト内に位置するため、熱電対の屈曲半径が小さくなる。屈曲半径を大きくすると、ガイドが大型化する。その結果、基材に埋設された発熱抵抗体に電力を供給するための端子を配置する際に、端子の配置位置が制限される。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、所望の領域に熱電対を配置することができ、且つ、熱電対の屈曲半径を確保したうえで発熱抵抗体に接続される端子の配置位置の自由度を向上させることが可能な保持装置を提供することを目的とする。
本発明は、セラミックスからなり、上面及び該上面の反対側に位置する下面を有する板状の基材と、セラミックスからなり、円筒部と前記円筒部より拡径した拡径部を上端部に有し、前記基材の下面に接続され、前記円筒部と前記拡径部の上端面からなる上端面及び該上端面の反対側に位置する下端面を有する筒状のシャフトと、前記基材の内部に埋設された発熱抵抗体と、前記基材の内部において前記基材の上面に沿った第1の方向に延びる第1の穴部と、前記シャフトの下端面又は内側面から上端面に向って前記円筒部をなす周壁内を延びる第2の穴部と、を備え、前記基材の上面上に対象物を保持する保持装置であって、前記第1の穴部と前記第2の穴部とを連通する第3の穴部が前記基材と前記シャフトとに亘るように形成されており、前記第2の穴部と前記第3の穴部との接続部を通る仮想平面であって前記基材の上面に沿った仮想平面からの前記第3の穴部の深さが、前記第1の方向に向って連続的に深くなる部分を有し、前記第3の穴部は、少なくとも前記基材及び前記拡径部に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1乃至第3の穴部の内壁面に沿って熱電対を挿入させれば、基材の内部における第1の穴部の第1の方向の奥部、例えば基材の外縁近傍部に、熱電対の先端部を侵入させることができるので、熱電対の挿入作業が容易である。
そして、上記特許文献1に記載された技術とは異なり、上面視でシャフトの外方に位置する領域に熱電対の先端部を配置することが可能となる。さらに、上記特許文献2に記載の技術と比較して、シャフト内にガイドなどの部材が存在しないので、発熱抵抗体に接続される端子の配置位置の自由度を向上させることが可能となる。
本発明において、前記第3の穴部のうち前記基材に形成されている部分は、前記基材の下面に開口する開口部を有し、前記第3の穴部のうち前記基材に形成されている部分を前記基材の上面から下面に向う方向に投影した領域は前記開口部が形成されている領域に含まれることが好ましい。
この場合、前記部分は溝状となり、切削加工での形成が容易となる。
また、本発明において、前記第2の穴部は、前記下端面と前記上端面との間を貫通しており、前記第2の穴部のうち前記第3の穴部との接続部より上方に位置する部分が、前記シャフトとは別体の部材により充填されていることが好ましい。
この場合、第2の穴部はシャフトの下端面と上端面との間を貫通するので、切削加工での形成が容易となる。また、第2の穴部のうち第3の穴部との接続部より上方に位置する部分がシャフトとは別体の部材により充填されている。そのため、第2の穴部のうち第3の穴部との接続部より上方に位置する部分に熱電対が誤って案内されることの防止を図ることができる。
また、本発明において、前記第3の穴部のうち、前記基材に形成されている部分は直線状の第1の軸線を有し、前記シャフトに形成されている部分は直線状の第2の軸線を有し、前記第1の方向と前記第1の軸線に沿った方向とのなす角度は、前記第1の方向と前記第2の軸線に沿った方向とのなす角度よりも小さいことが好ましい。
この場合、第3の穴部の全ての部分が同じ直線状の軸線を有している場合と比較して、熱電対が屈曲する箇所が1か所増加し、各屈曲部における熱電対の屈曲角度を大きくすることが可能となる。よって、熱電対が破損するなどの不具合が発生するおそれを低減することが可能となる。
本発明の実施形態に係るセラミックスヒータの模式断面図。 本発明の別の実施形態に係るセラミックスヒータの模式断面図。 本発明のさらに別の実施形態に係るセラミックスヒータの模式断面図。 本発明のさらに別の実施形態に係るセラミックスヒータの模式断面図。
まず、本発明の保持装置の実施形態に係るセラミックスヒータ100について図1を参照して、説明する。
セラミックスヒータ100は、ウエハ(基板)などの対象物Xを保持するための略円板状のセラミックスからなる基材10と、基材10に埋設されている発熱抵抗体20と、基材10の下面に接続された筒状のシャフト30とを備えている。
基材10は、対象物Xを上に保持する上面(表面)11と、上面11の反対側の面である下面(裏面)12を有している。図示しないが、上面11には、多数の凸部が形成されており、この凸部の上面で対象物Xを保持する。
基材10は、例えば、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化ケイ素等からなるセラミックス焼結体である。基材10は、上記の材料を所定形状の型に入れて成形し、緻密化させるため、例えばホットプレス焼成等によって円板状に作製すればよい。
発熱抵抗体20は、本実施形態では、モリブデン(Mo)又はタングステン(W)等の耐熱金属などのメッシュからなり、面状の形態をしている。ただし、発熱抵抗体20は、耐熱金属などからなる膜、板、線、箔、繊維、コイル、リボン状などの構成であってもよく、螺旋、折返し状などの形態であってもよい。
基材10となる上記の材料の間に発熱抵抗体20を挟み込んだ状態で焼成することにより、発熱抵抗体20が埋設された基材10が作製される。
なお、基材10には、発熱抵抗体20のほか、ウエハをクーロン力により上面(保持面)11に引き付けるための静電チャック電極及び基材10の上方にプラズマを発生させるためのプラズマ電極のうち少なくとも一方が埋設されていてもよい。
シャフト30は、大略円筒形状であり、基材10の中央部の下面12に接続されている上端面31と、上端面31と反対側に位置する下端面32とを備えている。
シャフト30は、上下方向中央部に位置する円筒部33と、円筒部33より拡径した拡径部34を上下両端部に有している。シャフト30の上端面31は、円筒部33と拡径部34との上端面からなり、基材10との接合面となっている。
基材10の下面12とシャフト30の上端面31とが、拡散接合又はセラミックス若しくはガラス等の接合材による固相接合によって接合されている。なお、基材10とシャフト30とは、ねじ止めやろう付けなどによって接続されてもよい。
シャフト30の材質は、基材10の材質と同等でよいが、断熱性を高めるために、基材10の素材より熱伝導率の低い素材から形成されていてもよい。
さらに、セラミックスヒータ100は、発熱抵抗体20に対して電力を供給するための図示しない端子を備えている。端子には、それぞれ基材10に埋設されている図示しない給電部材が接続されている。そして、給電部材には、シャフト30の中空部を通って配線されている図示しないロッド状やワイヤー状の給電線が接続され、この給電線は図示しない電源に接続されている。
端子と給電部材とは機械的に締結、ろう付け又は溶接されている。端子は、箔、板、塊状のニッケル(Ni)、コバール(登録商標)(Fe−Ni−Co)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、又はモリブデン(Mo)及びタングステン(W)を主成分とする耐熱合金などの耐熱金属から構成される。給電部材はモリブデン(Mo)又はタングステン(W)などからなる。
そして、基材10及びシャフト30には、熱電対40を配置するための穴部50が形成されている。
熱電対40は、詳細な構成は図示しないが、熱電対素線がシースに挿入され、熱電対素線間及び熱電対素線とシースの間が絶縁物で絶縁された構成を有している。熱電対40の先端部が穴部50の奥部と接触するように固定されている。図1においては熱電対40は1つしか図示していないが、その個数は複数個であってもよく、この場合、1個の熱電対40につき1個の穴部50が形成されている。
基材10には、このような穴部50の一部として、基材10の上面11に沿った第1の方向に向って延びる第1の穴部51が形成されている。第1の穴部51は、基材10の内部に、ここでは上面11に平行に、すなわち水平に、基材10の外縁に向う方向に延びるように形成されている。第1の穴部51の奥部は、基材10とシャフト30との接合部分よりも外縁側であって、基材10の外縁近傍に位置している。
シャフト30には、穴部50の一部として、第2の穴部52が形成されている。第2の穴部52は、シャフト30の円筒部33の内部に、ここでは上下方向に形成されている。第2の穴部52の下端部は、シャフト30の下端面32に開口し、第2の穴部52の上端部は、シャフト30の上端面31の手前に位置している。
そして、穴部50の一部として第3の穴部53が、第1の穴部51と第2の穴部52とを連通するように、基材10とシャフト30とに亘るように形成されている。ここでは、第3の穴部53は、その一端が拡径部34の上方に位置する第1の穴部51の途中部に接続されており、他端が第2の穴部52の上端部に接続されている。
第3の穴部53の基材10内に形成された部分53aの端部は、基材10の下面12のシャフト30の上端面31との接合面に位置している。第3の穴部53のシャフト30内に形成された部分53bの端部は、図1ではシャフト30の拡径部34の上端面に位置しているが、円筒部33と拡径部34との両方の上端面に亘って、又は、円筒部33の上端面に位置してもよい。
第1乃至第3の穴部51〜53は、共に、その軸線L1〜L3が直線状に形成されている。そして、第1乃至第3の穴部51〜53は、共に、断面形状が同一又は類似であって、ここでは、円形状に形成されている。ただし、断面形状は、第1乃至第3の穴部51〜53において互いに相違していてもよく、円形状ではなく、矩形状などの多角形状、楕円形状などであってもよい。
そして、基材10は、第2の穴部52と第3の穴部53との接続部を通る仮想平面Sであって基材10の上面11に沿った仮想平面Sからの第3の穴部53の深さHが、第1の穴部51の方向に向って連続的に深くなる部分を有している。ここでは、第3の穴部53は、その軸線L3が直線状であり、その深さHは、基材10の外周側に向って連続的に一様に深くなっている。
第3の穴部53の軸線L3は、第1及び第2の穴部51,52の軸線L1,L2に対してそれぞれ所定の角度、図1では135度をなして傾斜している。ただし、第3の穴部53の軸線L3は、第1及び第2の穴部51,52の軸線L1,L2に対してそれぞれ異なる角度をなして傾斜していてもよい。
以上のように構成されたセラミックスヒータ100において、作業者は、熱電対40を、第2の穴部52のシャフト30の下端面32の開口から奥部に侵入させて、穴部50内部に挿入させる。
この挿入時、熱電対40は、まず、第2の穴部52を上方向に真直ぐに侵入し、第2の穴部52と第3の穴部53との境界における屈曲部において、ここでは45度屈曲して、第3の穴部53の上面に沿って斜上方の奥方に向う。
その後、熱電対40は、第1の穴部51と第3の穴部53との境界における接続部において、ここでは45度屈曲して、第1の穴部51の上面に沿って外方の奥方に向う。そして、熱電対40の先端部が第1の穴部51の奥部に到達した時点で、熱電対40の挿入が完了する。
このように、熱電対40は、第1乃至第3の穴部51〜53の内壁面に沿って奥部まで挿入されるので、挿入が簡単である。そして、熱電対40の屈曲部は、第1乃至第3の穴部51〜53の接続部の2か所だけであり、屈曲させる角度は共に45度であり、且つ、屈曲部間に長い間隔が確保されている。これは、第3の穴部53が、基材10とシャフト30とに亘って形成されているからであり、特に、シャフト30の上端面31側の拡径部34に形成されているからである。
これにより、上記特許文献1に記載された技術とは異なり、上面視でシャフト30の外方に位置する領域に熱電対40を配置することが可能となる。さらに、上記特許文献2に記載の技術と比較して、シャフト30内にガイドなどの部材が存在しないので、多数の熱電対40を配置することが可能となる。
また、シャフト30内にガイドなどの部材を配置するスペースを確保しておく必要がないため、シャフト30の外径を従来よりも小さくすることができ、ひいては、シャフト30と基材10との接合面積を従来よりも小さくすることができる。その結果、発熱抵抗体20を発熱させた際のシャフト30による熱引きが従来よりも抑制され、基材10の上面11における均温性の向上を図ることができる。
次に、本発明の保持装置の別の実施形態に係るセラミックスヒータ100Aについて図2を参照して、説明する。
ここで、セラミックスヒータ100Aは上述したセラミックスヒータ100に対して、穴部50Aが異なるだけであるので、他の構成の説明は省略する。
穴部50Aのうち第1及び第2の穴部51,52は、穴部50の第1及び第2の穴部51,52と同じである。
穴部50Aのうち第3の穴部53Aは、穴部50の第3の穴部53と同様に、第1の穴部51と第2の穴部52とを連通するように、基材10とシャフト30とに亘るように形成されている。そして、基材10は、第2の穴部52と第3の穴部53Aとの接続部を通る仮想平面Sであって基材10の上面11に沿った仮想平面Sからの第3の穴部53Aの深さHが、基材10の外縁に向う方向に向って連続的に深くなる部分を有している。
第3の穴部53Aのうちシャフト30内に形成されている部分53Abは、上述した第3の穴部53のうちシャフト30内に形成されている部分53bと同じである。一方、第3の穴部53Aのうち基材10内に形成されている部分53Aaは、上述した第3の穴部53のうち基材10内に形成されている部分53aと異なり、溝状になっている。
つまり、部分53Aaを基材10の上面11から下面12に向う方向に投影した領域は、部分53Aaの基材10の下面12における開口部が形成されている領域と一致している。
部分53Aaをこのように構成することにより、斜め方向から穴開け加工を行うことが必要な部分53aと比較して、部分53Aaは溝状であるので、加工が容易化する。
なお、部分53Aaは、部分53aが形成されている領域を全て含む領域に形成されており、熱電対40が挿入される際、部分53Aaの上側の面と当接して進むので、熱電対40の挿入作業は、上述した実施形態と同様に容易である。
なお、図示しないが、部分53Aaが部分的に溝状になり、部分53Aaを基材10の上面11から下面12に向う方向に投影した領域が、部分53Aaの基材10の下面12における開口部が形成されている領域に含まれていてもよい。
また、さらに、図示しないが、第3の穴部53Aのうちシャフト30内に形成されている部分53Abも、上述した第3の穴部53のうちシャフト30内に形成されている部分53bと異なり、溝状になっていてもよい。
つまり、部分53Abをシャフト30の下端面32から上端面31に向う方向に投影した領域が、部分53Abのシャフト30の上端面31における開口部が形成されている領域と一致、又は含まれていてもよい。この場合、第2の穴部52の上端部と第3の穴部53Aのうちシャフト30内に形成されている部分53Abは一体化して、合せて溝状となる。
さらに、第3の穴部53Aのうち基材10内に形成されている部分は、部分53aであっても、部分53Aaであってもよい。
部分53Abを上述のように構成することにより、斜め方向から穴開け加工を行うことが必要な部分53bと比較して、部分53Abは溝状であるので、加工が容易化する。
次に、本発明の保持装置のさらに別の実施形態に係るセラミックスヒータ100Bについて図3を参照して、説明する。
ここで、セラミックスヒータ100Bは上述したセラミックスヒータ100,100Aと対して、穴部50Bが異なるだけであるので、他の構成の説明は省略する。
穴部50Bのうち第1及び第3の穴部51,53は、穴部50の第1及び第3の穴部51,53と同じであるが、穴部50Aの第1及び第3の穴部51,53Aと同じであってもよい。
穴部50Bのうち第2の穴部52Bは、シャフト30の上端面31に開口部を有しており、シャフト30の円筒部33を上下方向に貫通するように形成されている。
第2の穴部52Bをこのように直線状の穴のみからなる構成にすることにより、シャフト30内の途中で穴開け加工を停止することが必要な第2の穴部52を形成する場合と比較して、加工が容易化する。
そして、第2の穴部52Bのうち第3の穴部53との接続部より上方に位置する部分は、セラミックス、耐熱金属などからなり、シャフト30とは別体の部材60が充填されている。なお、この部材60は、前記部分を全部充填するものであっても、部分的に充填するもであってもよい。
部材60は、接着剤などを用いて第2の穴部52B内に固定されている。ただし、部材60は、熱電対40の挿入時にのみ、第2の穴部52B内に挿入され、仮固定されていてもよい。
このような構成された穴部50Bは、上記穴部50と同じように機能し、同様の作用効果を奏する。
次に、本発明の保持装置のさらに別の実施形態に係るセラミックスヒータ100Cについて図4を参照して、説明する。
ここで、セラミックスヒータ100Cは上述したセラミックスヒータ100と対して、穴部50Cが異なるだけであるので、他の構成の説明は省略する。
穴部50Cのうち第1及び第2の穴部51,52は、穴部50の第1及び第2の穴部51,52と同じである。
穴部50Cのうち第3の穴部53Cは、穴部50の第3の穴部53と同様に、第1の穴部51と第2の穴部52とを連通するように、基材10とシャフト30とに亘るように形成されている。そして、基材10は、第2の穴部52と第3の穴部53Cとの接続部を通る仮想平面Sであって基材10の上面11に沿った仮想平面Sからの第3の穴部53Cの深さHが、基材10の外縁に向う方向に向って連続的に深くなる部分を有している。
第3の穴部53Cのうち基材10内に形成されている部分53Caの軸線である第1の軸線L3aとシャフト30内に形成されている部分53Cbの軸線である第2の軸線L3bとは異なっている。
第1の軸線L3aは、基材10の外縁に向う方向、すなわち水平方向に対して所定の第1の角度、図4では30度をなして傾斜している。そして、第2の軸線L3bは、水平方向に対して、第1の角度より大きな所定の第2の角度、図4では60度をなして傾斜している。ただし、第1及び第2の軸線L3a,L3bは、第1及び第2の穴部51,52に対してそれぞれ異なる角度をなして傾斜しているものであってもよい。
そして、部分53Caの基材10の下面12における開口部と、部分53Cbのシャフト30の上端面31における開口部は一致している。
以上のように構成されたセラミックスヒータ100Cにおいて、屈曲部は、3か所となるが、屈曲させる角度は共に30度と小さく、屈曲部間に十分な間隔を確保することも可能である。
なお、セラミックスヒータ100Cにおいて、第1の穴部51又は第2の穴部52をセラミックスヒータ100Aのように溝状にすることも可能であり、第2の穴部52を貫通穴としてセラミックスヒータ100Bのように部材60を充填することも可能である。
また、セラミックスヒータ100Cにおいて、第3の穴部53Cが水平方向に延びる部分を基材10及びシャフト30の少なくとも一方に有していてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されない。
例えば、第1乃至第3の穴部51〜53等の軸線は直線状である場合について説明したが、これに限定されず、曲線状であっても、部分的に曲線状であってもよい。
また、第2の穴部52の下端部は、シャフト30の下端面32に開口する場合について説明したが、これに限定されず、シャフト30の内側面に開口するものであってもよい。
10…基材、 11…上面、 12…下面、 20…発熱抵抗体、 30…シャフト、 31…上端面、 32…下端面、 33…円筒部、 34…拡径部、 40…熱電対、 50…穴部、 51…第1の穴部、 52,52A,52C…第2の穴部、 53,523A,53B,53C…第3の穴部、 53a,53b…部分、 60…部材、 100,100A,100B,100C…セラミックスヒータ(保持装置)、 H…深さ、 S…仮想平面、 X…対象物。

Claims (4)

  1. セラミックスからなり、上面及び該上面の反対側に位置する下面を有する板状の基材と、
    セラミックスからなり、円筒部と前記円筒部より拡径した拡径部を上端部に有し、前記基材の下面に接続され、前記円筒部と前記拡径部の上端面からなる上端面及び該上端面の反対側に位置する下端面を有する筒状のシャフトと、
    前記基材の内部に埋設された発熱抵抗体と、
    前記基材の内部において前記基材の上面に沿った第1の方向に延びる第1の穴部と、
    前記シャフトの下端面又は内側面から上端面に向って前記円筒部をなす周壁内を延びる第2の穴部と、を備え、前記基材の上面上に対象物を保持する保持装置であって、
    前記第1の穴部と前記第2の穴部とを連通する第3の穴部が前記基材と前記シャフトとに亘るように形成されており、
    前記第2の穴部と前記第3の穴部との接続部を通る仮想平面であって前記基材の上面に沿った仮想平面からの前記第3の穴部の深さが、前記第1の方向に向って連続的に深くなる部分を有し、
    前記第3の穴部は、少なくとも前記基材及び前記拡径部に形成されていることを特徴とする保持装置。
  2. 前記第3の穴部のうち前記基材に形成されている部分は、前記基材の下面に開口する開口部を有し、
    前記第3の穴部のうち前記基材に形成されている部分を前記基材の上面から下面に向う方向に投影した領域は前記開口部が形成されている領域に含まれることを特徴とする請求項1に記載の保持装置。
  3. 前記第2の穴部は、前記下端面と前記上端面との間を貫通しており、
    前記第2の穴部のうち前記第3の穴部との接続部より上方に位置する部分が、前記シャフトとは別体の部材により充填されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の保持装置。
  4. 前記第3の穴部のうち、前記基材に形成されている部分は直線状の第1の軸線を有し、前記シャフトに形成されている部分は直線状の第2の軸線を有し、前記第1の方向と前記第1の軸線に沿った方向とのなす角度は、前記第1の方向と前記第2の軸線に沿った方向とのなす角度よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の保持装置。
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