JP6693762B2 - 自動処理装置、自動処理方法及びプログラム - Google Patents

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    • B65G43/08Control devices operated by article or material being fed, conveyed or discharged

Description

本発明は、被搬送物を自動で区分する自動処理装置、自動処理方法、及びそのためのプログラムに関する。
自動処理装置において、所定の厚さの被搬送物と、所定の厚さを上回る被搬送物とを混合して処理する装置が知られている。この装置は、所定の厚さを上回る被搬送物を搬送できる搬送手段を有する。
自動処理装置の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された搬送箱は、一枚の紙、プラスチックシート又は織布を山折りと谷折りとに交互に折られアコーディオン状に形成されたシートを内部に備える。シートに形成されたアコーディオン状の個々の山折り部分が、搬送箱内の被搬送物間の仕切りとなる。
また、特許文献2に記載された物品仕分装置は、大きさの異なる大型バンと小型バンを有する。大型バンは、大型物品および小型物品を移載し、小型バンは、小型物品を専用に移載する。
また、特許文献3に記載された物品仕分配送装置は、投入される被搬送物に付与された仕分先データ等の識別情報を読み取るデータ読み取り機構を備えた被搬送物投入部と、バスケット番号が割付られた搬送バスケットを有する。被搬送物に付与された識別情報によって特定される所望の仕分先シュート部に搬送バスケットが被搬送物を放出する。
特開2012−025428号公報 特開平04−116018号公報 特開2005−350250号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された技術は、軟質材料であるシートの個々の山折り部分の間の距離を調整することで仕切りの幅を調整し被搬送物を収納する技術である。したがって、特許文献1に記載された技術は、耐衝撃性に優れ商品の多様な形状に対応できる搬送箱が開示されているだけで、搬送物を搬送装置で搬送する際の制御については開示されていないという問題点がある。
また、特許文献2に記載された技術は、大きさの異なる大型バンと小型バンが混在した状態で装置内を循環する。大型バンから区分のために物品を排出する場合と小型バンから区分のために物品を排出する場合では、排出時のバンの位置もしくはタイミングの調整が必要である。たとえば、ベルトコンベア上を循環するバンのうち次に到着するバンから物品を排出する場合、現在到着しているバンが大型バンの場合と小型バンの場合とで、次のバンの到着時間が異なる。すなわち、現在到着しているバンが大型バンの場合、通過時間が長いため、次のバンの到着時間が遅い。一方、現在到着しているバンが小型バンの場合、通過時間が短いため、次のバンの到着時間は早い。したがって、小型バンと大型バンとを同様に取り扱うためには、小型バンの通過時と大型バンの通過時とで循環速度を変え通過時間を同じ時間に制御する、大型バンからの物品の排出のタイミングを小型バンからの排出時より遅らせる、小型バンと大型バンとで前後のバンとの距離を調整する、のいずれかが必要である。したがって、特許文献2に記載された技術は、大型バンと小型バンの配置に応じて、循環速度や排出のタイミングの制御やバン間の距離の調整のような、バンの間隔調整と複雑な排出および搬送速度制御を必要とするという問題点がある。
また、特許文献3に記載された技術は、一種類の搬送バスケットが循環搬送路を移動し、搬送バスケット内の被搬送物を所定の仕分先シュート部に放出する。このため、特許文献3に記載された技術は、被搬送物の大きさによって異なる搬送制御を行うことができない。すなわち、最も大きな被搬送物に合わせて物品仕分配送装置の被搬送投入部や移載バスケット、搬送バスケットの設計が必要である。したがって、特許文献3に記載された技術は、小さい被搬送物にも大きな被搬送物のための搬送バスケット等を使用するため、搬送の効率が悪いという問題点がある。
本発明の目的の一例は、上述した問題点を解決できる自動処理装置、自動処理方法及びプログラムを提供することにある。具体的には、本発明の目的の一例は、所定の厚さまでの被搬送物と、所定の厚さを上回る被搬送物とを、搬送箱の調整や複雑な制御を必要とすることなく搬送できる自動処理装置、自動処理方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の一形態における第1の自動処理装置は、所定の厚さまでの被搬送物を搬送部に供給する供給部と所定の厚さを上回る被搬送物を搬送部に供給する供給部の少なくとも2種類の供給部と、内部を複数の収納空間に仕切る仕切部材を含む同一の大きさの複数の搬送箱を備え、複数の搬送箱は、搬送軌道上に配置され、仕切部材によって仕切られる収納空間の間隔が、第1の間隔と第1の間隔より幅が広い第2の間隔の少なくとも一方であり、複数の搬送箱を搬送軌道に沿って移動することにより、供給部から供給される被搬送物を第1の間隔の収納空間と第2の間隔の収納空間の一方に収納する搬送部と、被搬送物の供給元である供給部に基づき、供給部から供給される被搬送物を、第1の間隔の収納空間と第2の間隔の収納空間のどちらに収納するかを決定し、決定された収納空間に収納するよう供給部及び搬送部を制御する制御部と、を備える。
本発明の一形態における第1の自動処理方法は、第1の供給部は、所定の厚さまでの被搬送物を搬送部に供給し、第2の供給部は、所定の厚さを上回る被搬送物を搬送部に供給し、内部を複数の収納空間に仕切る仕切部材を含む同一の大きさの複数の搬送箱を備え、複数の搬送箱は搬送軌道上に配置され、仕切部材によって仕切られる収納空間の間隔が、第1の間隔と第1の間隔より幅が広い第2の間隔の少なくとも一方である搬送部は、複数の搬送箱を搬送軌道に沿って移動することにより、供給部から供給される被搬送物を第1の間隔の収納空間と第2の間隔の収納空間の一方に収納し、制御部は、被搬送物の供給元である供給部に基づき、供給部から供給される被搬送物を、第1の間隔の収納空間と第2の間隔の収納空間のどちらに収納するかを決定し、決定された収納空間に収納するよう供給部及び搬送部を制御する。
本発明の一形態における第1のプログラムは、コンピュータに、第1の供給部は、所定の厚さまでの被搬送物を搬送部に供給し、第2の供給部は、所定の厚さを上回る被搬送物を搬送部に供給し、内部を複数の収納空間に仕切る仕切部材を含む同一の大きさの複数の搬送箱を備え、複数の搬送箱は搬送軌道上に配置され、仕切部材によって仕切られる収納空間の間隔が、第1の間隔と第1の間隔より幅が広い第2の間隔の少なくとも一方である搬送部は、複数の搬送箱を搬送軌道に沿って移動することにより、供給部から供給される被搬送物を第1の間隔の収納空間と第2の間隔の収納空間の一方に収納し、制御部は、被搬送物の供給元である供給部に基づき、供給部から供給される被搬送物を、第1の間隔の収納空間と第2の間隔の収納空間のどちらに収納するかを決定し、決定された収納空間に収納するよう供給部及び搬送部を制御する処理を実行させる。
本発明によれば、所定の厚さまでの被搬送物と、所定の厚さを上回る被搬送物とを、搬送箱の調整や複雑な制御を必要とすることなく搬送できるという効果が得られる。
図1は、本発明の第1の実施の形態における自動処理装置1000の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態における自動処理装置1000の一例をz軸方向上方から見た上面図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態における自動処理装置1000の一例をx軸の正の方向から負の方向に向けて見た側面図である。 図4は、本実施の形態に係る供給部110と認識部130の構成の一例を示す上面図である。 図5は、本実施の形態に係る供給部120と認識部130の構成の一例を示す上面図である。 図6は、本実施の形態に係る搬送部140の搬送箱142の構成の一例を示す斜視図である。 図7は、本実施の形態に係る搬送部140の搬送箱142の構成の別の一例を示す斜視図である。 図8は、本実施の形態に係る搬送部140の仕切箱141の構成の一例を示す斜視図である。 図9は、本実施の形態に係る搬送部140の仕切箱141の構成の別の一例を示す斜視図である。 図10は、本実施の形態に係る搬送部140の一部と、供給部110および供給部120の構成の一例を示す上面図である。 図11は、本実施の形態に係る図10に図示しない記憶部に記録された仕切箱141と収納された被搬送物の情報の一例を示す図である。 図12は、第1の実施の形態における自動処理装置1000での、制御部100が、供給部110および供給部120の仕切箱141への被搬送物の供給を制御する処理の動作の概要を示すフローチャートである。 図13は、本実施の形態に係る搬送部140の一部と、供給部110および供給部120の構成の別の一例を示す上面図である。 図14は、本実施の形態に係る搬送部140と区分部150の構成の一例を示す側面図である。 図15は、本実施の形態に係る搬送部140と区分部150の構成の別の一例を示す側面図である。 図16は、本発明の第1の実施の形態における自動処理装置1000をコンピュータ装置で実現した場合のハードウェア構成例を示す図である。 図17は、本発明の第2の実施形態に係る自動処理装置1001の構成を示すブロック図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における自動処理装置1000の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、自動処理装置1000は、制御部100と、供給部110、120と、認識部130と、搬送部140と、区分部150を備える。また、図2は、本発明の第1の実施の形態における自動処理装置1000の一例をz軸(鉛直)方向上方から見た上面図である。図3は、本発明の第1の実施の形態における自動処理装置1000の一例をx軸の正の方向から負の方向に向けて見た側面図である。ただし制御部100は、図2および図3には図示しない。図3を参照すると、搬送部140は、供給部110、120よりもz軸方向下方に位置し、区分部150は、搬送部140よりもz軸下方に位置する。
次に、第1の実施の形態における自動処理装置1000の構成について説明する。
制御部100は、自動処理装置1000の全ての動作を制御する。具体的には、制御部100は、認識部130が取得した被搬送物の宛先情報を受信する。また、制御部100は、複数の供給部110および複数の供給部120のうちのどの供給部から供給された被搬送物かに基づいて被搬送物を収納する搬送部の搬送箱142の仕切箱141を決定し、決定された仕切箱141に被搬送物を収納するよう制御する。また、制御部100は、受信した被搬送物の宛先情報に基づいて仕切箱141から被搬送物を排出する区分部150の場所を決定し、被搬送物の収納情報と当該搬送箱142の仕切箱141の構成情報に基づいて被搬送物を排出するよう制御する。具体的な処理については後述する。また、被搬送物の宛先情報は、被搬送物の第1の情報とも呼ばれる。搬送箱142は、レール143の上に均等な間隔で配置されている。
制御部100は、自動処理装置1000内の何処に設けられていてもよい。また、制御部100は、供給部110、供給部120、認識部130、搬送部140、区分部150のいずれかの一部として備えられていてもよい。
供給部110、120は、受理した被搬送物を、供給部110、120よりz軸下方に位置する搬送部140に供給する。供給部110、120は、それぞれ1つ以上備えられるが、図2では、それぞれ複数の供給部として図示されている。また、供給部110と供給部120が対応できる被搬送物の厚さの範囲は、異なる。供給部110は、所定の厚さまでの被搬送物を搬送部140に供給する。供給部120は、所定の厚さまでの被搬送物に加えて、所定の厚さを上回る厚さの被搬送物を搬送部140に供給することができる。
認識部130は、供給部110および120の内部に備えられ、供給部110および供給部120が受理した被搬送物の表面に記載される被搬送物の宛先情報を認識し取得する。
図4は、本実施の形態に係る供給部110と認識部130の構成の一例を示す上面図である。図5は、本実施の形態に係る供給部120と認識部130の構成の一例を示す上面図である。なお、図4および図5では、供給部110または供給部120と認識部130は、上面を覆う部材が無いものとしているが、搬送に無関係な部材の混入防止のため、上面や側面をたとえば板金で覆う構造にしてもよい。
被搬送物は、供給部110または供給部120の図4および図5における下端から投入され、認識部130内を通過し、供給部110または供給部120の図4および図5における上端より排出される。具体的に、図2および図3に示されるとおり、供給部110または供給部120の排出部分のz軸方向下方には搬送箱142があり、被搬送物は、供給部110または供給部120より排出され、所定の搬送箱142へ投入される。
供給部110は、図4に示すように、y軸方向に平行な左右一対のベルトからなる。一対のベルトは、被搬送物の厚さに応じた間隙を介して配置されており、供給部110下端から投入された被搬送物は、一対のベルトに挟まれ、左右のベルトが互いに反対の方向に回転することにより、供給部110下端から上端まで搬送される。
供給部120は、図5に示すように、ベルトと半径方向に弾性変形可能な材質のローラからなる。供給部120下端から投入された被搬送物は、ベルトとローラに挟まれ、ベルトとローラが互いに反対の方向に回転することにより、供給部120の下端から上端まで搬送される。弾性変形可能な材質のローラを使用して搬送するため、供給部120は、供給部110よりも厚い被搬送物に対応することが可能である。
図2に示すように、搬送部140は、硬質な材料で構成される大きさの異なる複数の仕切箱141(図7)を有する複数の搬送箱142(図6)と、搬送箱142を上面に載置し、水平面上で所定の経路で常時循環するレール143からなる。また、これらに追加して、搬送部140は、搬送箱142同士を接続する連結部材を搬送箱142に有してもよい。搬送箱142の大きさは、全て同一である。搬送部140のすべての搬送箱142は、レール143によって、時計回り、または反時計回りに移動する。搬送部140は、供給部110または120から供給された被搬送物を、制御部100が指示する仕切箱141に収納し、制御部100が指示した場所に被搬送物を排出する。また、搬送部140は、搬送箱142内の図示しない検知部、もしくは図示しない自動処理装置1000の入力部への作業者の入力により、搬送箱142内の仕切箱141の構成を取得し、制御部100へ送信する。
図6は、本実施の形態に係る仕切箱141を収納していない状態の搬送部140の搬送箱142の構成の一例を示す斜視図である。図7は、本実施の形態に係る仕切箱141を収納した状態の搬送部140の搬送箱142の構成の一例を示す斜視図である。視認できない内部の線は破線で示す。
図6を参照すると、搬送箱142は、x軸方向に相対する搬送箱142の側面と接する位置からわずかな長さのz軸方向下部の底面を有し、それ以外の中央部の底面は空けられている。この底面上に収納される仕切箱141が載置される。また、搬送箱142内への仕切箱141の載置の方法はこれに限らず、どのような方法でもよい。たとえば搬送箱142内への仕切箱141の載置の方法は、仕切箱141上部に搬送箱142の側面に引っ掛けるためのフック部を有するなどの方法でもよい。
図8は、本実施の形態に係る搬送部140の底蓋145を開放していない状態の仕切箱141の構成の一例を示す斜視図である。図9は、本実施の形態に係る搬送部140の底蓋145を開放した状態の仕切箱141の構成の一例を示す斜視図である。視認できない内部の線は破線で示す。
図8、図9を参照すると、仕切箱141は、z軸方向下方の底面に底蓋145と、底蓋145に付属するロック部144を有する。仕切箱141と底蓋145とは図3におけるx軸方向左方の稜にてヒンジ146にて接続する。ヒンジ146にて接続する場所は、仕切箱141と底蓋145とが接している稜であればどの稜でもよい。底蓋145は、ヒンジ146を軸として回転可能なように備えられる。また、底蓋145に付属するロック部144は、底蓋145のヒンジ146を軸とする回転移動を阻害するように作動する。具体的にはロック部144は、仕切箱141と底蓋145とを固定するかんぬき状の部材としてもよいし、電磁ロックとしてもよい。また、ロック部144は、外部から操作された場合、底蓋145のヒンジ146を軸とする回転移動の阻害を解除する。これにより、底蓋145は、自重のため回転移動し、ヒンジ146よりz軸方向下方に垂れ下がる。この結果、仕切箱141は底面において開放状態となる。このとき、仕切箱141内部に被搬送物が存在する場合、被搬送物はz軸方向下方に落下する。また、仕切箱141は、底面において開放状態となった後、自動的に底蓋145が閉じてロック部144が作動するようにしてもよい。この場合、仕切箱141は、ヒンジ146にバネを内蔵してもよいし、ロック部144の電磁ロックが作動してもよい。
図10は、本実施の形態に係る搬送部140の一部(レール143と搬送箱142a、142b、142c)と、供給部110および供給部120の構成の一例を示す上面図である。図10では、供給部110と供給部120は1つずつ図示する。
図10を参照すると、搬送箱142a、142b、142cは、複数の搬送箱140のうちの任意の3つである。搬送箱142a、142b、142cは、レール143上にx軸方向に並んで載置される。搬送箱142a、142b、142cは、幅の異なる2種類の仕切箱をy軸方向に複数有する。幅の異なる2種類の仕切箱は大仕切箱(第2の仕切箱)141aと小仕切箱(第1の仕切箱)141bとする。大仕切箱141aは、小仕切箱141bよりも幅の広い仕切箱141とする。
前述の通り、供給部110は、所定の厚さまでの被搬送物を搬送部140に供給するが、供給部110が供給する被搬送物は、大仕切箱141a、小仕切箱141b双方に供給する。一方、供給部120は、所定の厚さを上回る被搬送物を搬送部に供給するが、供給部120が供給する被搬送物は、大仕切箱141aに供給する。
ここで、制御部100が、供給部110および供給部120の仕切箱141への被搬送物の供給を制御する処理を、図10、図11、図12を参照して説明する。
図11は、本実施の形態に係る図10に図示しない記憶部(たとえば主記憶装置14)に記録された仕切箱141と収納された被搬送物の情報の一例を示す図である。図11に示されるように、収納された被搬送物の宛先情報と搬送箱142と仕切箱141の種別と仕切箱141の番号の情報が記録される。なお、仕切箱141の番号は、仕切箱141の種別ごとに通し番号を設定しているが、どの仕切箱141の情報かを特定できればよく、搬送箱ごとの通し番号でも、全ての搬送箱での通し番号を設定してもよい。
搬送箱142a、142b、142cはレール143に沿って、図2に示す範囲においては反時計回りに、図10に示す範囲においてはx軸の正の方向に移動する。供給部110または供給部120が被搬送物を供給する場合、制御部100は、供給部110または供給部120に最も接近している搬送箱142a内の仕切箱141の内容の有無を確認する。確認する方法は、図示しない大仕切箱141aおよび小仕切箱141b内の赤外線または重量センサを参照する方法でもよいし、図示しない記憶部に記録された仕切箱141と収納された被搬送物の情報の被搬送物の行の記録の有無を参照してもよい。ここで、供給部110は、大仕切箱141a、小仕切箱141b双方に被搬送物を供給可能だが、供給部120は、大仕切箱141aに被搬送物を供給可能である。
以上のように構成された搬送部140と、供給部110および供給部120の動作について、図12のフローチャートを参照して説明する。
図12は、第1の実施の形態における自動処理装置1000での、制御部100が、供給部110および供給部120の仕切箱141への被搬送物の供給を制御する処理の動作の概要を示すフローチャートである。尚、このフローチャートによる処理は、前述したCPUによるプログラム制御に基づいて、実行されても良い。
図12に示すように、まず、制御部100は、被搬送物を供給する供給部が供給部110であるかを確認する(ステップS101)。供給部110から被搬送物を供給する場合(ステップS101でYES)、制御部100は、最も早く接近する搬送箱142内の全ての仕切箱141の内容の有無を確認し(ステップS102)、空きがあるか否かを確認する(ステップS103)。仕切箱141の内容の有無の確認方法は、前述の通り、図示しない大仕切箱141aおよび小仕切箱141b内の赤外線または重量センサを参照する方法でもよい。また、仕切箱141の内容の有無の確認方法は、図示しない記憶部に記録された仕切箱141と収納された被搬送物の情報の被搬送物の行の記録の有無を参照してもよい。この結果、供給できる空いた仕切箱141が存在しない場合(ステップS103でNO)、制御部100は、次に接近する搬送箱142内の全ての仕切箱141の内容を確認し(ステップS104)、同様に空きがあるか否かを確認する(ステップS103)。供給できる空いた仕切箱141が存在する場合(ステップS103でYES)、制御部100は、空いた仕切箱141の1つを、被搬送物を供給する仕切箱141に決定する(ステップS105)。
供給部120から被搬送物を供給する場合(ステップS101でNO)、制御部100は、最も早く接近する搬送箱142内の全ての大仕切箱141aの内容を確認し(ステップS106)、空きがあるか否かを確認する(ステップS107)。この結果、供給できる空いた大仕切箱141aがない場合(ステップS107でNO)、制御部100は、次に接近する搬送箱142内の全ての大仕切箱141aの内容を確認し(ステップS108)、同様に空きがあるか否かを確認する(ステップS107)。供給できる空いた大仕切箱141aが存在する場合(ステップS107でYES)、制御部100は、空いた大仕切箱141aの1つを被搬送物を供給する仕切箱141に決定する(ステップS109)。
次に、制御部100は、供給部110または供給部120に、被搬送物を当該の仕切箱141に供給するよう制御する(ステップS110)。
次に、制御部100は、ステップS110の際に被搬送物が通過した認識部130で認識した被搬送物の宛先情報を受信する(ステップS111)。
次に、制御部100は、受信した被搬送物の宛先情報を、図10に図示しない記憶部に記録された仕切箱141と収納された被搬送物の情報の、ステップS105またはステップS109で決定した仕切箱141の行に追加する(ステップS112)。
以上で、制御部100が、供給部110および供給部120から被搬送物を仕切箱141に供給する処理を終了する。
図10の例で具体的に説明すると、供給部110が被搬送物を供給する場合、制御部100は、最も早く接近する搬送箱142a内の全ての仕切箱141の内容を確認する。しかし、搬送箱142a内の全ての仕切箱141に被搬送物が収容されているため、制御部100は、次に接近する搬送箱142b内の全ての仕切箱141の内容を確認する。ここで、搬送箱142b内の仕切箱141に空きがあるため、制御部100は、搬送箱142b内の空いた仕切箱141(小仕切箱141b)のうちどちらかの仕切箱141を、被搬送物を供給する仕切箱141として決定する。なお、選択する仕切箱141はどちらでもよい。制御部100は、被搬送物を当該の仕切箱に供給するよう供給部110を制御し、その際、認識部130で認識した被搬送物の宛先情報を受信する。制御部100は、被搬送物の宛先情報を、図11の仕切箱141と収納された被搬送物の情報の、当該の仕切箱141の行に追加する。
供給部120が被搬送物を供給する場合、制御部100は、最も早く接近する搬送箱142a内の全ての大仕切箱141aの内容を確認する。しかし、搬送箱142a内の全ての大仕切箱141aに被搬送物が収容されているため、制御部100は、次に接近する搬送箱142b内の全ての大仕切箱141aの内容を確認する。しかし、搬送箱142b内の全ての大仕切箱141aにも被搬送物が収容されているため、制御部100は、次に接近する搬送箱142c内の全ての大仕切箱141aの内容を確認する。ここで、搬送箱142c内の大仕切箱141aに空きがあるため、制御部100は、搬送箱142c内の空いた大仕切箱141aのうちいずれか1つの大仕切箱141aを、被搬送物を供給する仕切箱141として決定する。なお、選択する大仕切箱141aはどれでもよい。制御部100は、供給部110に、被搬送物を当該の仕切箱141に供給するよう制御し、その際、認識部130で認識した被搬送物の宛先情報を受信する。制御部100は、被搬送物の宛先情報を、図11の仕切箱141と収納された被搬送物の情報の、当該の大仕切箱141aの行に追加する。
なお、供給部110または供給部120から任意の仕切箱141への供給方法は詳述しないが、供給部110または供給部120の排出面は、任意の仕切箱141上面の開口部への被搬送物の供給を確実に実施できるよう制御部100によって制御される。たとえば制御部100は、供給部110または供給部120の排出面が任意の仕切箱141上面に位置し、排出した被搬送物が任意の仕切箱141内に落下するよう、供給部110または供給部120をy軸方向に移動するよう制御する。
また、搬送箱142a、142b、142cは、幅の異なる2種類の仕切箱141をy軸方向に複数有するとして説明したが、搬送箱142a、142b、142cは、y軸方向ではなくx軸方向に複数仕切箱141を有する構造としてもよい。
図13は、本実施の形態に係る搬送部140の一部と、供給部110および供給部120の構成の別の一例を示す上面図である。この場合は、仕切箱141はy軸方向に一定の距離で並ぶため、供給部110または供給部120の排出面が供給都度任意の仕切箱141上面に位置するよう制御部100によってy軸方向に調整される必要は無い。また、被搬送物を任意の仕切箱141へ供給する際の被搬送物の向きは、仕切箱141の開口部の形状と一致し、支障なく任意の仕切箱141に供給されるよう、供給部110または供給部120にて調整される。また、図13に示す搬送部140の構成の場合、搬送箱142a、142b、142cおよび大仕切箱141a、小仕切箱141は、z軸方向上方の天面ではなく、供給部110、120と相対する面、すなわち図13におけるy軸方向下方の側面に開口部を設けてもよい。この場合、供給部110、120は、図3に示す搬送部140のz軸方向上方に配置されず、搬送部140の搬送箱142と同じ高さに配置される。
区分部150は、図3または後述する図14に示されるとおり、搬送部140のz軸方向下方に備えられ、等間隔に壁で隔てられた複数の番地152と、それぞれの番地151にアーム152を有する。
番地151は、あらかじめ設定された区分規則と被搬送物の宛先情報に基づき、区分された被搬送物を集積する。あらかじめ設定された区分規則とは、たとえばどの番地151にどの宛先情報の被搬送物を集積するかの規則である。
アーム152は、搬送箱142の底面の高さまでz軸方向に延びる部材である。アーム152は、制御部100の制御に基づいて指定された仕切箱141の底蓋145のロック部144を操作し、仕切箱141の底蓋145を開放する。また、アーム152は、制御部100の制御により必要に応じてx軸方向またはy軸方向またはその両方に移動可能である。また、アーム152は、必要に応じてz軸方向に伸縮してもよい。
図14は、本実施の形態に係る搬送部140と区分部150の構成の一例を示す側面図である。図14を参照すると、搬送部140の搬送箱142a、142b、142cは、レール141上に載置され、レールの軌道に沿って水平に移動する。ただし、図10、図13と異なり、搬送箱142a、142b、142cはレール143に沿って、x軸の負の方向に移動する。
図15は、本実施の形態に係る搬送部140と区分部150の構成の別の一例を示す側面図である。図15は、搬送箱142aの仕切箱141の底蓋145を開放し、収納されていた被搬送物があらかじめ設定された区分規則と被搬送物の宛先情報(第1の情報)に基づき決定された区分部150の場所に排出された後の図である。
図14と図15を参照して、搬送部140から区分部150への被搬送物の搬送を説明する。まず、制御部100は、図示しない記憶部に記録された仕切箱141と収納された被搬送物の情報(図11)と被搬送物の宛先情報に対応する区分規則を参照し、搬送箱142aの所定の仕切箱141に収納された被搬送物を排出する区分部150の番地151を決定する。たとえば、図11における宛先情報BBB−BBBBが示す宛先が東京都であれば、搬送箱142a、仕切箱141a、仕切箱番号2に収納されている被搬送物の排出先を東京都の区分の番地に決定する。
次に、制御部100が決定した番地151のz軸方向上方に搬送箱142が到達するまでに、制御部100は、搬送箱142の当該仕切箱141の底蓋145のロック部144を操作できる位置に移動するよう制御する。具体的には、制御部100は、被搬送物を排出する番地151のアーム152のx軸方向とy軸方向の位置を制御する。
次に、制御部100が決定した番地151のz軸方向上方に搬送箱142が到達した場合、制御部100は、アーム152を制御してロック部144を操作し、仕切箱141の底蓋145を開放する。このことにより、仕切箱141内部に収納された被搬送物は、図11に示すとおり、z軸方向下方に落下し、制御部100が決定した番地151に収納される。
以上で、自動処理装置1000は、搬送部140から区分部150への被搬送物の搬送の動作を終了する。
図16は、本発明の第1の実施の形態における自動処理装置1000をコンピュータ装置で実現した場合のハードウェア構成例を示す図である。図16に示されるように、自動処理装置1000は、それぞれ通信インタフェース10、CPU(Central Processing Unit)11、出力装置12、入力装置13、主記憶装置14、および二次記憶装置15を含む。
通信インタフェース10は、本発明の第1の実施の形態における制御部100と供給部110、120、認識部130、搬送部140、区分部150との通信のための入出力インタフェースを構成する。また通信インタフェース10は、自動処理装置1000に接続する図示しないネットワークとの接続制御のためのインタフェースも含む。
CPU11は、オペレーティングシステムを動作させて本発明の第1の実施の形態に係る自動処理装置1000の全体を制御する。また、CPU11は、例えば二次記憶装置15から主記憶装置14にプログラムまたはデータを読み出す。具体的には、自動処理装置1000のCPU11は、第1の実施の形態における制御部100として動作し、それぞれプログラム制御に基づいて各種の処理を実行する。また、自動処理装置1000のCPU11は、1つに限らず2つ以上備えていてもよい。
出力装置12は、例えばディスプレイ、表示器で実現され、出力を確認するために用いられる。
入力装置13は、例えばマウスやキーボード、内蔵のキーボタン等で実現され、入力操作に用いられる。入力装置13は、マウスやキーボード、内蔵のキーボタンに限らず、例えばタッチパネルでもよい。
主記憶装置14は、CPU11の制御に基づく作業用メモリである。
二次記憶装置15は、例えば光ディスク、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、外付けハードディスク、または半導体メモリ等であって、コンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録する。二次記憶装置15は、自動処理装置1000が実行するためのコンピュータプログラムを一時的に記憶するまたは非一時的に記憶する。したがって、CPU11は、二次記憶装置15に記録されているコンピュータプログラムを読み込み、そのプログラムにしたがって、制御部100として動作してもよい。
また、コンピュータプログラムは、通信網に接続されている図示しない外部コンピュータからダウンロードされてもよい。また、自動処理装置1000の二次記憶装置15は、第1の実施の形態における制御部100として機能する。
なお、第1の実施の形態の説明において利用されるブロック図(図1)には、機能単位のブロックが示されている。これらの機能ブロックは、図16に示すコンピュータ装置に限らず、各部がハードウェア回路によって実現されてもよい。ただし、自動処理装置1000が備える各部の実現手段は特に限定されない。すなわち、自動処理装置1000は、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線または無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
次に、本発明の第1の実施の形態の効果について説明する。
上述した本実施形態における自動処理装置1000は、所定の厚さまでの被搬送物と、所定の厚さを上回る被搬送物とを、搬送箱の調整や複雑な制御を必要とすることなく搬送できる。
その理由は、以下のような構成を含むからである。
自動処理装置1000は、所定の厚さまでの被搬送物を搬送部140に供給する供給部110と所定の厚さを上回る被搬送物を搬送部140に供給する供給部120とを含む、少なくとも2種類の供給部を備える。自動処理装置1000の搬送部140は、内部を複数の収納空間に仕切る仕切部材として、仕切箱141(141a、141b)を含む同一の大きさの複数の搬送箱142を備える。複数の搬送箱142はライン(搬送軌道)上に配置される。仕切箱によって仕切られる収納空間の間隔は、第1の間隔とその第1の間隔より幅が広い第2の間隔の少なくとも一方である。搬送部140は、複数の搬送箱142を搬送軌道に沿って移動することにより、供給部110または120から供給される被搬送物を第1の間隔の収納空間(大仕切箱141a)と第2の間隔の収納空間(小仕切箱141b)の一方に収納する。この場合、自動処理装置1000の制御部100は、被搬送物の供給元である供給部110、120に基づき、供給部110、120から供給される被搬送物を、第1の間隔の収納空間と第2の間隔の収納空間のどちらに収納するかを決定する。さらに、制御部100は、決定された収納空間に収納するよう供給部110、120及び搬送部140を制御する。
以上のように、自動処理装置1000は、被搬送部の厚さに応じた2種類以上の供給部から、搬送軌道上で同一の大きさの複数の搬送箱における間隔が異なる収納空間に、被搬送物を収納するので、搬送箱の調整や複雑な制御を必要とすることなく搬送できる。
具体的に、本発明の第1の実施形態では、第1に、搬送部140は、所定の厚さまでの被搬送物を収納する小仕切箱141bと所定の厚さを上回る被搬送物を収納する大仕切箱141aを備える同一の大きさの搬送箱142を複数有する。第2に、制御部100は、被搬送物を供給部110または供給部120で検知した場合、検知した供給部が所定の厚さまでの被搬送物を搬送部に供給する供給部110であるか所定の厚さを上回る被搬送物を搬送部140に供給する供給部120であるか確認する。第3に、制御部100は、供給部110から被搬送物を供給する場合、全ての仕切箱141の中から供給できる空いた仕切箱141を探し、存在した場合、当該仕切箱141に収納するよう供給部110を制御する。第4に、制御部100は、供給部120から被搬送物を供給する場合、所定の厚さを上回る被搬送物を収納する大仕切箱141aの全ての中から供給できる空いた大仕切箱141aを探す。空いた大仕切箱141aが存在した場合、当該大仕切箱141aに収納するよう供給部120を制御する。このように、自動処理装置1000は、同一の大きさの搬送箱142を制御するため、循環周期や位置調整のような搬送箱142(特許文献2におけるバン)の制御を変更する必要がない。また、自動処理装置1000は、供給部110と供給部120を併用し、搬送部140も大仕切箱141aと小仕切箱141bを併用することで、所定の厚さの被搬送物と、所定の厚さを上回る被搬送物とを混合して搬送することが可能である。したがって、自動処理装置1000は、所定の厚さの被搬送物と、所定の厚さを上回る被搬送物とを、搬送箱の制御を変更することなく、かつ被搬送物同士が干渉せず混合して搬送し区分できるという効果が得られる。
[変形例]
次に、本発明の第1の実施形態の変形例について説明する。
搬送部140が有する搬送箱142は、第1の実施形態における硬質な材料で構成される大きさの異なる複数の仕切箱141ではなく、硬質な材料で構成される複数の仕切板を有し、仕切板間の間隙の距離を変化させてもよい。この場合、隣り合う2つの仕切板と搬送箱142の相対する側面の側壁とで箱形状を形成するため、仕切板は、第1の実施形態における仕切箱141同等の機能を得る。この場合も第1の実施の形態と同様の効果が得られる。ただし、第1の実施の形態における搬送部140から区分部150への被搬送物の排出の機能を得るには、搬送箱142は、第1の実施の形態におけるロック部144、底蓋145、およびヒンジ146に相当する排出機構をさらに備えればよい。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
図17は、本発明の第2の実施形態に係る自動処理装置1001の構成を示すブロック図である。
図17を参照すると、本実施形態における自動処理装置1001は、第1の実施形態のそれと比べて、制御部100の代わりに制御部101を、搬送部140の代わりに搬送部147を備える。また、供給部110と供給部120は、第1の実施形態と同様である。
搬送部147は、内部を複数の収納空間に仕切る仕切部材を含む同一の大きさの複数の搬送箱を備える。複数の搬送箱は、ライン(搬送軌道)上に配置される。仕切部材によって仕切られる収納空間の間隔は、第1の間隔と第1の間隔より幅が広い第2の間隔の少なくとも一方である。複数の搬送箱をラインに沿って移動することにより、搬送部147は、供給部110または供給部120から供給される被搬送物を、第1の間隔の収納空間と第2の間隔の収納空間のどちらか一方に収納する。なお、第1の間隔の収納空間は、第1の実施形態における小仕切箱141bに相当する。同様に、第2の間隔の収納空間は、第1の実施形態における大仕切箱141aに相当する。
制御部101は、被搬送物の供給元である供給部110または供給部120に基づき、供給部110または供給部120から供給される被搬送物を、第1の間隔の収納空間と第2の間隔の収納空間のどちらに収納するかを決定する。さらに、制御部101は、決定された収納空間に収納するよう供給部110または供給部120及び搬送部147を制御する。
自動処理装置1001の被搬送物を収納する搬送部の収納空間(第1の実施形態における仕切箱141に相当)を決定し収納するよう制御する動作は、第1の実施形態における図12に示すフローチャートのステップS101からステップS110までとする。
本発明の第2の実施の形態の効果については、第1の実施の形態の効果と同様である。
即ち、上述した本実施形態における自動処理装置1001は、所定の厚さまでの被搬送物と、所定の厚さを上回る被搬送物とを、搬送箱の調整や複雑な制御を必要とすることなく搬送できる。
その理由は、自動処理装置1001は、被搬送部の厚さに応じた2種類以上の供給部110、120から、搬送軌道上で同一の大きさの複数の搬送箱における間隔が異なる収納空間に被搬送物を収納する。このため、自動処理装置1001は、搬送箱の調整や複雑な制御を必要とすることなく搬送できる。
以上、各実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しえる様々な変更をすることができる。
たとえば、以上の各実施形態で説明した各構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はない。例えば、各構成要素は、複数の構成要素が1個のモジュールとして実現されたり、一つの構成要素が複数のモジュールで実現されたりしてもよい。また、各構成要素は、ある構成要素が他の構成要素の一部であったり、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していたり、といったような構成であってもよい。
また、以上説明した各実施形態では、複数の動作をフローチャートの形式で順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の動作を実行する順番を限定するものではない。このため、各実施形態を実施するときには、その複数の動作の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
さらに、以上説明した各実施形態では、複数の動作は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。例えば、ある動作の実行中に他の動作が発生したり、ある動作と他の動作との実行タイミングが部分的に乃至全部において重複していたりしていてもよい。
さらに、以上説明した各実施形態では、ある動作が他の動作の契機になるように記載しているが、その記載はある動作と他の動作の全ての関係を限定するものではない。このため、各実施形態を実施するときには、その複数の動作の関係は内容的に支障のない範囲で変更することができる。また各構成要素の各動作の具体的な記載は、各構成要素の各動作を限定するものではない。このため、各構成要素の具体的な各動作は、各実施形態を実施する上で機能的、性能的、その他の特性に対して支障をきたさない範囲内で変更されて良い。
10 通信インタフェース
11 CPU
12 出力装置
13 入力装置
14 主記憶装置
15 二次記憶装置
100、101 制御部
110、120 供給部
130 認識部
140、147 搬送部
141 仕切箱
141a 大仕切箱
141b 小仕切箱
142、142a、142b、142c 搬送箱
143 レール
144 ロック部
145 底蓋
146 ヒンジ
150 区分部
151 番地
152 アーム
1000、1001 自動処理装置

Claims (10)

  1. 所定の厚さまでの被搬送物を搬送部に供給する供給部と所定の厚さを上回る被搬送物を前記搬送部に供給する供給部の少なくとも2種類の供給部と、
    内部を複数の収納空間に仕切る仕切部材を含む同一の大きさの複数の搬送箱を備え、前記複数の搬送箱は、搬送軌道上に配置され、前記仕切部材によって仕切られる前記収納空間の間隔が、第1の間隔と前記第1の間隔より幅が広い第2の間隔の少なくとも一方であり、前記複数の搬送箱を前記搬送軌道に沿って移動することにより、前記供給部から供給される前記被搬送物を前記第1の間隔の前記収納空間と前記第2の間隔の前記収納空間の一方に収納する搬送部と、
    前記被搬送物の供給元である前記供給部に基づき、前記供給部から供給される前記被搬送物を、前記第1の間隔の前記収納空間と前記第2の間隔の前記収納空間のどちらに収納するかを決定し、決定された前記収納空間に収納するよう前記供給部及び前記搬送部を制御する制御部と、
    を備える自動処理装置。
  2. 前記搬送部の前記第1の間隔の前記収納空間を第1の仕切箱で構成し、前記第2の間隔の前記収納空間を第2の仕切箱で構成する請求項1記載の自動処理装置。
  3. 前記2種類の供給部内に備えられ、受理した前記被搬送物表面に記載される第1の情報を認識し取得する認識部と、
    等間隔に壁で隔てられた複数の番地を備える区分部と
    をさらに含み、
    前記制御部が、前記被搬送物を収納した前記第1の仕切箱または前記第2の仕切箱の情報と前記認識部から受信した第1の情報とに基づき、前記被搬送物を排出する前記第1の仕切箱または前記第2の仕切箱と排出する前記区分部の前記番地を決定し排出を制御する請求項2記載の自動処理装置。
  4. 前記搬送部の内部を複数の前記収納空間に仕切る前記仕切部材を仕切板で構成する請求項1記載の自動処理装置。
  5. 第1の供給部は、所定の厚さまでの被搬送物を搬送部に供給し、
    第2の供給部は、所定の厚さを上回る被搬送物を前記搬送部に供給し、
    内部を複数の収納空間に仕切る仕切部材を含む同一の大きさの複数の搬送箱を備え、前記複数の搬送箱は搬送軌道上に配置され、前記仕切部材によって仕切られる前記収納空間の間隔が、第1の間隔と前記第1の間隔より幅が広い第2の間隔の少なくとも一方である搬送部は、前記複数の搬送箱を前記搬送軌道に沿って移動することにより、前記供給部から供給される前記被搬送物を前記第1の間隔の前記収納空間と前記第2の間隔の前記収納空間の一方に収納し、
    制御部は、前記被搬送物の供給元である前記供給部に基づき、前記供給部から供給される前記被搬送物を、前記第1の間隔の前記収納空間と前記第2の間隔の前記収納空間のどちらに収納するかを決定し、決定された前記収納空間に収納するよう前記供給部及び前記搬送部を制御する
    自動処理方法。
  6. 前記搬送部の前記第1の間隔の前記収納空間を第1の仕切箱で構成し、前記第2の間隔の前記収納空間を第2の仕切箱で構成する請求項5記載の自動処理方法。
  7. 前記2種類の供給部内に備えられ、受理した前記被搬送物表面に記載される第1の情報を認識し取得する認識部と、
    等間隔に壁で隔てられた複数の番地を備える区分部と
    をさらに含み、
    前記制御部が、前記被搬送物を収納した前記第1の仕切箱または前記第2の仕切箱の情報と前記認識部から受信した第1の情報とに基づき、前記被搬送物を排出する前記第1の仕切箱または前記第2の仕切箱と排出する前記区分部の前記番地を決定し排出を制御する請求項6記載の自動処理方法。
  8. 前記搬送部の内部を複数の前記収納空間に仕切る前記仕切部材を仕切板で構成する請求項5記載の自動処理方法。
  9. 第1の供給部は、所定の厚さまでの被搬送物を搬送部に供給し、
    第2の供給部は、所定の厚さを上回る被搬送物を前記搬送部に供給し、
    内部を複数の収納空間に仕切る仕切部材を含む同一の大きさの複数の搬送箱を備え、前記複数の搬送箱は搬送軌道上に配置され、前記仕切部材によって仕切られる前記収納空間の間隔が、第1の間隔と前記第1の間隔より幅が広い第2の間隔の少なくとも一方である搬送部は、前記複数の搬送箱を前記搬送軌道に沿って移動することにより、前記供給部から供給される前記被搬送物を前記第1の間隔の前記収納空間と前記第2の間隔の前記収納空間の一方に収納し、
    制御部は、前記被搬送物の供給元である前記供給部に基づき、前記供給部から供給される前記被搬送物を、前記第1の間隔の前記収納空間と前記第2の間隔の前記収納空間のどちらに収納するかを決定し、決定された前記収納空間に収納するよう前記供給部及び前記搬送部を制御する処理
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  10. 前記2種類の供給部内に備えられ、受理した前記被搬送物表面に記載される第1の情報を認識し取得する認識部と、
    等間隔に壁で隔てられた複数の番地を備える区分部と
    をさらに含み、
    前記搬送部の前記第1の間隔の前記収納空間を第1の仕切箱で構成し、前記第2の間隔の前記収納空間を第2の仕切箱で構成し、
    前記制御部が、前記被搬送物を収納した前記第1の仕切箱または前記第2の仕切箱の情報と前記認識部から受信した第1の情報とに基づき、前記被搬送物を排出する前記第1の仕切箱または前記第2の仕切箱と排出する前記区分部の前記番地を決定し排出を制御する処理
    をコンピュータに実行させる請求項9記載のプログラム。
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