JP6691765B2 - 複合菓子の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、上記知見により得られたものであり、焼型の底面に、層を横切るようにスライスして得られた板状のパイ生地を敷き、その上にシュー生地を入れ、焼成することを特徴とする複合菓子の製造方法を提供するものである。
また、上記シュー生地で使用する油脂類としては、バター、マーガリン、ラード、牛脂、ショートニング、液状油等が挙げられ、これらの中から選ばれた1種または2種以上を用いることができる。
本発明で使用するシュー生地の製造方法は、通常のシューの製造方法でよく特に限定されない。例えば、水、油脂類、食塩等を大きめの鍋、ボール等の容器に入れ煮沸させ、薄力粉等の小麦粉類を加え練り上げて十分糊化させ、これに卵類を数回に分けて加え、均一に混合することによって得ることができる。なお、水溶性糖類については、糊化前に添加すると糊化抑制作用により得られる複合菓子の体積が低下するため、小麦粉類の糊化後の添加混合が好ましい。
本発明で使用するパイ生地とは、小麦粉主体のドウに対し、可塑性油脂組成物をロールインすることによって得られるものである。
<シュー生地の製造>
シュー生地配合:シューマーガリン140質量部、水140質量部、薄力粉100質量部、全卵(正味)210質量部、重炭安1質量部、上白糖10質量部
シュー生地製法:水、シューマーガリンをミキサーボウルに投入し軽く混合後、加熱し沸騰させたところに、小麦粉を加え、木へらで1分練りながら、十分に糊化させた。竪型ミキサーにこのミキサーボウルをセットし、ビーターを使用し、高速2分ミキシングした。さらに全卵を3回に分けて投入し、投入毎に中速1分ミキシングし、シュー生地を得た。なお、重炭安と上白糖は、3回目の全卵投入の際に、該全卵に溶解して加えた。
強力粉70質量部、薄力粉30質量部、食塩1.5質量部、脱脂粉乳3質量部、練り込み油脂(マーガリン)5質量部、水54質量部をミキサーボウルに投入し、竪型ミキサーにて低速3分、中速3分ミキシングし、小麦粉を主体とする生地を得た。この生地を5℃の冷蔵庫内で4時間リタードした。この生地にシート状の可塑性油脂組成物(ロールイン用油脂)80質量部を積置し、リバースシーターを用いて常法によりロールイン(4つ折り4回)し、縦300mm、横300mm、厚さ35mmに成形し、小麦粉を主体とするドウ100質量部に対し可塑性油脂組成物を48質量部含み、層数が256層であるパイ生地とした。
得られたパイ生地は、5℃で一晩冷却後、5mmまで圧延し、ストーリングして直径70mmの棒状とし、再び5℃で2時間冷却後、層を横切るように垂直方向に幅10mmにスライスし、これをさらにシーターで厚さ2.5mmまで圧延し、板状生地とした。
上記板状のパイ生地を、直径70mm、開口部直径33mmの金属製わん高型展板に押し込み、焼型に密着させ、はみだした部分を切除し、その上に上記シュー生地を20g入れ、固定窯で25分焼成し、複合菓子を得た。窯だし後、ただちに型展板を反転して複合菓子を取り出した。離型性はきわめて良好であり、また、得られた複合菓子は、体積が大きく、形状が一定で、パイ部分の表面が平滑で良好な外観であった。
<シュー生地の製造>
シュー生地配合:シューマーガリン130質量部、水140質量部、薄力粉100質量部、全卵(正味)240質量部、重炭安1質量部
シュー生地製法:水、シューマーガリンをミキサーボウルに投入し軽く混合後、加熱し沸騰させたところに、小麦粉を加え、木へらで1分練りながら、十分に糊化させた。竪型ミキサーにこのミキサーボウルをセットし、ビーターを使用し、高速2分ミキシングした。さらに全卵を3回に分けて投入し、投入毎に中速1分ミキシングし、シュー生地を得た。なお、重炭安は、3回目の全卵投入の際に、該全卵に溶解して加えた。
強力粉50質量部、薄力粉50質量部、食塩1.5質量部、練り込み油脂(マーガリン)15質量部、水45質量部をミキサーボウルに投入し、竪型ミキサーにて低速3分、中速3分ミキシングし、小麦粉を主体とする生地を得た。この生地に小片状の可塑性油脂組成物(ロールイン用油脂)80質量部を小片が見えなくなるまでミキシングする。この生地を5℃の冷蔵庫内で4時間リタードしパイ生地とした。
得られたパイ生地は、5℃で一晩冷却後、5mmまで圧延し、ストーリングして直径70mmの棒状とし、再び5℃で2時間冷却後、層を横切るように垂直方向に幅10mmにスライスし、これをさらにシーターで厚さ2.5mmまで圧延し、板状生地とした。
上記板状のパイ生地を、直径70mm、開口部直径33mmの金属製わん高型展板に押し込み、焼型に密着させ、はみだした部分を切除し、その上に上記シュー生地を20g入れ、固定窯で25分焼成し、複合菓子を得た。窯だし後、ただちに型展板を反転して複合菓子を取り出した。離型性はきわめて良好であり、また、得られた複合菓子は、体積が大きく、形状が一定で、パイ部分の表面が平滑で良好な外観であった。
<シュー生地の製造>
シュー生地配合:シューマーガリン140質量部、水140質量部、薄力粉100質量部、全卵(正味)210質量部、重炭安1質量部、上白糖10質量部
シュー生地製法:水、シューマーガリンをミキサーボウルに投入し軽く混合後、加熱し沸騰させたところに、小麦粉を加え、木へらで1分練りながら、十分に糊化させた。竪型ミキサーにこのミキサーボウルをセットし、ビーターを使用し、高速2分ミキシングした。さらに全卵を3回に分けて投入し、投入毎に中速1分ミキシングし、シュー生地を得た。なお、重炭安と上白糖は、3回目の全卵投入の際に、該全卵に溶解して加えた。
強力粉70質量部、薄力粉30質量部、食塩1.5質量部、脱脂粉乳3質量部、練り込み油脂(マーガリン)5質量部、水54質量部をミキサーボウルに投入し、竪型ミキサーにて低速3分、中速3分ミキシングし、小麦粉を主体とする生地を得た。この生地を5℃の冷蔵庫内で4時間リタードした。この生地にシート状の可塑性油脂組成物(ロールイン用油脂)80質量部を積置し、リバースシーターを用いて常法によりロールイン(4つ折り4回)し、縦300mm、横300mm、厚さ35mmに成形し、小麦粉を主体とするドウ100質量部に対し可塑性油脂組成物を48質量部含み、層数が256層であるパイ生地とした。
得られたパイ生地は、5℃で一晩冷却後、厚さ2.5mmにスライスし、縦70mm、横150mmにカットし、板状生地とした。
上記板状のパイ生地を、長さ150mm、幅26mmの金属製半円筒型展板(スティックフィナンシェ型展板)に押し込み、焼型に密着させ、はみだした部分を切除し、その上に上記シュー生地を30g入れ、固定窯で25分焼成し、複合菓子を得た。窯だし後、ただちに型展板を反転して複合菓子を取り出した。離型性はきわめて良好であり、また、得られた複合菓子は、体積が大きく、形状が一定で、パイ部分の表面が平滑で良好な外観であった。
Claims (3)
- 焼型の底面に、層を横切るようにスライスして得られた板状のパイ生地を敷き、その上にシュー生地を入れ、焼成する複合菓子の製造方法であって、焼型が、わん型、わん高型、半円筒型のいずれかである複合菓子の製造方法。
- 上記板状のパイ生地が、パイ生地をストーリングしてからスライスしたものであることを特徴とする請求項1記載の複合菓子の製造方法。
- 上記板状のパイ生地が、スライス後にさらに延展して得られたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の複合菓子の製造方法。
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JP2015229776A JP6691765B2 (ja) | 2015-11-25 | 2015-11-25 | 複合菓子の製造方法 |
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JP2015229776A JP6691765B2 (ja) | 2015-11-25 | 2015-11-25 | 複合菓子の製造方法 |
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JP2015229776A Active JP6691765B2 (ja) | 2015-11-25 | 2015-11-25 | 複合菓子の製造方法 |
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