JP6691407B2 - 送信装置及び受信装置 - Google Patents

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本発明は、高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式などにおけるデジタル伝送方式の技術に関し、特に、伝送路で連続的に発生するバーストエラーによる伝送性能の劣化を改善する送信装置及び受信装置に関する。
ARIB STD−B44に記載の高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式(以下、高度衛星放送方式と呼ぶ。)では、外符号としてのBCH符号及び内符号としてのLDPC(Low Density Parity Check)符号による連接符号と、π/2シフトBPSK(binary phase-shift keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、8PSK、16APSK、及び32APSKの変調方式が採用されている(例えば非特許文献1参照)。
図6は、高度衛星放送方式の送信装置10及び受信装置20の基本構成について示している。また、図7には、高度衛星放送方式の送信装置10によるLDPCパリティが付加されたM個のスロットからなる符号長44880ビットのフレーム構成を示している。図6に示すように、高度衛星放送方式の送信装置10は、その基本構成として、BCH符号化部11、エネルギー拡散部12、LDPC符号化部13、ビットインターリーバー14、IQマッピング部15、及び直交変調部16を備えている。送信装置10に入力される情報ビットは、スロット数Mのフレームにおける各スロットに格納される。スロット数Mは、変調方式に依存した有効スロット数の最大値である。
BCH符号化部11は、スロット数Mのフレームにおける各スロットのスロットヘッダ及び情報ビットの部分に対し訂正能力12ビットのBCH(65535,65343)短縮符号からなるBCH符号化処理を施すことにより、192ビットのBCHパリティを各スロット内に付加する機能部である。
エネルギー拡散部12は、フレーム内のBCHパリティを付加した各スロットのビット列(スロットヘッダ、情報ビット、BCHパリティ、及びスタッフビットからなる)に対し、所定次数の疑似ランダムパターンとの排他的論理和によるエネルギー拡散処理(ビットランダム化)を施す機能部である。
LDPC符号化部13は、エネルギー拡散処理後の各スロットにおけるビット列に対し、符号長44880ビットのLDPC符号化処理を施すことによりLDPC符号化率に応じたLDPCパリティを各スロット内に付加する機能部である。
ビットインターリーバー14は、LDPCパリティを付加した各スロットに対し変調方式及びLDPC符号化率に応じたブロックインターリーブを施す機能部である。
IQマッピング部15は、ビットインターリーバー14を経て得られる各スロットのビット列を、I成分(同相成分)及びQ成分(直交位相成分)で表される信号点で変調方式に対応するシンボルへと割り当てる機能部である。
直交変調部16は、IQマッピング部15によって割り当てられたシンボルを対応する変調方式で変調するとともに、各変調方式の変調波を多重して外部へ伝送する機能部である。また、LDPC符号の符号化率情報や変調方式の情報は、図示しない伝送制御信号(TMCC信号)を用いて当該変調波に多重して伝送される。
尚、本願明細書中、送信装置10において、LDPC符号化処理を施すことにより形成されるスロットに対し変調波を生成するまでの処理は一連の処理として構成されるため、ビットインターリーバー14、IQマッピング部15、及び直交変調部16の処理は、総括して変調手段と称する。
一方、高度衛星放送方式の受信装置20は、その基本構成として、直交復調部21、IQデマッピング部22、ビットデインターリーバー23、LDPC復号部24、エネルギー逆拡散部25、及びBCH復号部26を備えている。
直交復調部21は、図示しない復調・復号処理により得られる伝送制御信号(TMCC信号)を基に、送信装置10から伝送路を経て受信した変調波に対し、前述した送信装置10側の直交変調部16に対応する変調方式で復調処理を行う機能部である。
IQデマッピング部22は、直交復調部21による復調処理を経て得られる信号について、前述した送信装置10側のIQマッピング部15に対応する逆処理を施し、I成分(同相成分)及びQ成分(直交位相成分)で表される受信信号点のシンボルを推定する機能部である。
ビットデインターリーバー23は、前述した送信装置10側のビットインターリーバー14によるブロックインターリーブの逆処理を施し、LDPCパリティが付加された各スロットのデータシンボルのビット列(スロットヘッダ、情報ビット、BCHパリティ、スタッフビット及びLDPCパリティからなる)を復元する機能部である。
尚、本願明細書中、受信装置20において、受信した変調波を復調しLDPC復号処理を行うまでの処理は一連の処理として構成されるため、直交復調部21、IQデマッピング部22及びビットデインターリーバー23の処理は、総括して復調手段と称する。
LDPC復号部24は、当該各スロットのデータシンボルのビット列(スロットヘッダ、情報ビット、BCHパリティ、スタッフビット及びLDPCパリティからなる)から、所定の尤度テーブルを用いて推定した受信信号点におけるシンボルを構成する各ビットの0または1と思われる対数尤度比(LLR)を求め、このLLRに対してLDPC復号処理を行い、前述した送信装置10側のエネルギー拡散処理後の各スロットにおけるデータシンボルのビット列を再構成する機能部である。
エネルギー逆拡散部25は、前述した送信装置10側のエネルギー拡散部12の逆処理を行い、BCHパリティが付加された各スロットのビット列(スロットヘッダ、情報ビット、及びBCHパリティからなる)を復元する機能部である。
BCH復号部26は、前述した送信装置10側のBCH符号化部11の逆処理を行う機能部であり、BCH復号後にスロット内の情報ビットはスロットヘッダ内の情報に従ってパケット化され外部に出力される。
このように、高度衛星放送方式の送信装置10は、図6及び図7に示すように、1スロット当たり192ビットのBCHパリティを付加した後、エネルギー拡散処理を施しLDPCパリティを付加する。その後、高度衛星放送方式の送信装置10は、各スロットのビット列のデジタル信号について変調手段により変調波を生成して伝送する。また高度衛星放送方式の受信装置20は、送信装置10とは逆の処理を行い伝送されるデジタル信号を復号する。高度衛星放送方式では、内符号にLDPC符号、外符号にBCH符号を採用しており、スロット中にエラーが分散するようなランダム性のノイズに対しては良好な復号特性を示すものとなっている。
ここで、図7において、16APSKの場合、M=96の有効スロット数の最大値を持つ。特に、16APSKは、実用上で80〜100Mbpsのデータ伝送速度を実現する観点から代表的な変調方式である。
"高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式 標準規格 ARIB STD-B44 2.0版"、[online]、平成26年7月31日改定、ARIB、[平成28年2月15日検索]、インターネット〈URL:http://arib.or.jp/english/html/overview/doc/2-STD-B44v2_0.pdf〉
上述したように、高度衛星放送方式では、内符号にLDPC符号、外符号にBCH符号を採用しており、スロット中に受信エラーが分散するようなランダム性のノイズに対しては良好な復号特性を示す。しかしながら、伝送路上で長時間の干渉や信号歪みによって引き起こされるバーストエラーによる伝送性能の劣化については耐性が強いとはいえない。
即ち、現行の高度衛星放送方式における送信装置10及び受信装置20において、内符号にLDPC符号、外符号にBCH符号を採用した連接符号であっても、伝送路上で連続的に発生するバーストエラーが当該連接符号の誤り訂正の訂正能力を超えてしまうことが発生しうる。
ここで、より分かりやすくその問題点を説明する。図8には、従来技術(現行)の高度衛星放送方式における送信装置10における変調手段(特に、IQマッピング部15)の読み出し処理、及び受信装置20における復調手段(特に、IQデマッピング部22)の書き込み処理の動作を説明する図である。即ち、図8では、現行の高度衛星放送方式における送信装置10及び受信装置20において、図7に示す各スロットのビット列を読み出し、或いは書き込む処理を例示している。本例では、送信装置10側で図7に示す各スロットのビット列(第1ビットから第44880ビット)をスロットヘッダからLDPCパリティ方向に変調手段により読み出し、スロット番号♯1〜Mの順にIQ信号点で変調方式に対応するシンボルへと割り当て変調波として伝送される。一方、受信装置20側でも同様に、復調手段により送信側と同方向でスロット番号♯1〜Mの順に再構成するスロットへ書き込み、そのスロット単位でLDPC復号及びBCH復号処理を施すことになる。
このときの読み出し/書き込み処理では、伝送路上で連続的にバーストエラーが発生した際、受信装置20側の図8に示す斜線枠で示すようにスロット方向にバーストエラーが書き込まれることから、バーストエラーに対して訂正能力の低いLDPC符号及びBCH符号では、その復号処理でも十分な復号性能が期待できない。
特に、代表的な変調方式である16APSKにおいて、実用上で80〜100Mbpsのデータ伝送速度を実現しても、伝送路上で連続的に発生するバーストエラーに対しては復号特性が大きく劣化するという問題がある。
このため、伝送路で連続的に発生するバーストエラーによる伝送性能の劣化を改善する技法が望まれている。
本発明の目的は、上述の問題に鑑みて、バーストエラーに対して耐性を持つ送信装置及び受信装置を提供することにある。
即ち、本発明の送信装置は、所定の変調方式に応じたスロット数のフレームを構成し各スロットを外符号及び内符号の誤り訂正方式の連接符号を用いて符号化し当該所定の変調方式により変調してデジタル信号を送信する送信装置であって、前記フレーム内で配列され前記連接符号を用いて符号化した各スロットに対し、変調方式及びLDPC符号化率に応じたブロックインターリーブを施すビットインターリーバーの前処理として、各スロットの第1ビットから各スロットの前記内符号の符号長に相当する最終ビットまで当該配列されたスロットの連続性を維持してスロット毎に1ビットずつ順番に読み出すことによりスロット間インターリーブ処理を施すスロット間インターリーブ処理手段と、前記スロット間インターリーブ処理を施した各スロットに対し、変調方式及びLDPC符号化率に応じたブロックインターリーブを施すビットインターリーバーと、前記スロット間インターリーブ処理手段及び前記ビットインターリーバーを経て得られるビット列のデジタル信号について前記所定の変調方式に応じたマッピング処理を施して変調した変調波を生成する変調手段と、を備え、前記スロット間インターリーブ処理手段は、各スロットのビット列の配列方向に対し当該配列されたスロットの連続性を維持してスロット毎に1ビットずつ順番に読み出す際に一方向とする手段と、各スロットのビット列の配列方向に対し当該配列されたスロットの連続性を維持してスロット毎に1ビットずつ順番に読み出す際に所定割合で逆方向に転じる二方向とする手段と、を有し、変調方式に応じて各スロットのビット列の配列方向に対し当該配列されたスロットの連続性を維持してスロット毎に1ビットずつ順番に読み出す際に一方向とするか、所定割合で逆方向に転じる二方向とするかについて、送受間で予め定めるか、又は伝送制御信号を用いて割合情報として伝送することにより選択可能に構成され、前記所定の変調方式が16APSKの際に、前記所定割合を1対1として交互に転じる二方向とするよう構成されていることを特徴とする。
更に、本発明の受信装置は、本発明の送信装置から当該変調波を受信する受信装置であって、前記変調波を受信して前記所定の変調方式に応じた復調処理を施し、前記スロット間インターリーブ処理手段及び前記ビットインターリーバーによるビット列のデジタル信号を復元する復調手段と、復元した該ビット列のデジタル信号に対し、前記ビットインターリーバーによるブロックインターリーブの逆処理を施すビットデインターリーバーと、前記ビットデインターリーバーの後処理として、前記スロット間インターリーブ処理手段による各スロットに対する読み出し方向と同一方向で、当該デジタル信号のビット列を再構成するスロットに書き込むことによりデインターリーブ処理を施すスロット間デインターリーブ処理手段と、を備え、前記スロット間デインターリーブ処理手段は、変調方式に応じて各スロットのビット列の配列方向に対し当該配列されたスロットの連続性を維持してスロット毎に1ビットずつ順番に読み出す際に一方向とするか、所定割合で逆方向に転じる二方向とするかについて、送受間で予め定められているか、又は前記伝送制御信号から取得した割合情報を基に選択するように構成され、前記所定の変調方式が16APSKの際には、前記所定割合を1対1として交互に転じる二方向とするよう構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、スロット間インターリーブ処理を施すことにより、連続的に発生するバーストエラーに対する耐性を高めることができる。
本発明による一実施形態の送信装置及び受信装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明による一実施形態の送信装置及び受信装置におけるスロット間インターリーブ処理による実施例1の読み出し処理(一方向読み出し処理)及び書き込み処理(一方向書き込み処理)の動作を説明する図である。 本発明による一実施形態の送信装置及び受信装置におけるスロット間インターリーブ処理による実施例2の読み出し処理(交互読み出し処理)及び書き込み処理(交互書き込み処理)の動作を説明する図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による一実施形態の送信装置におけるスロット間インターリーブ処理による実施例1の読み出し処理(一方向読み出し処理)及び実施例2の読み出し処理(交互読み出し処理)の相違点を説明する図である。 16APSKのシンボルを構成するビットごとのC/N対BER特性を示す図である。 従来技術(現行)の高度衛星放送方式における送信装置及び受信装置の概略構成を示すブロック図である。 従来技術(現行)の高度衛星放送方式におけるフレーム構成を示すブロック図である。 従来技術(現行)の高度衛星放送方式における送信装置及び受信装置におけるIQマッピング部の読み出し処理及びIQデマッピング部の書き込み処理の動作を説明する図である。
以下、図1乃至図5を参照して、本発明による一実施形態の送信装置10及び受信装置20を説明する。尚、図1に示す本発明に係る送信装置10及び受信装置20において、図6に示す従来技術(現行)の高度衛星放送方式と同様な構成要素には同一の参照番号を付している。
(装置構成)
図1は、本発明による一実施形態の送信装置10及び受信装置20の概略構成を示すブロック図である。図1に示す本発明に係る送信装置10は、その基本構成として、BCH符号化部11、エネルギー拡散部12、LDPC符号化部13、スロット間インターリーバー17、ビットインターリーバー14、IQマッピング部15、及び直交変調部16を備えている。また、本発明に係る受信装置20は、その基本構成として、直交復調部21、IQデマッピング部22、ビットデインターリーバー23、スロット間デインターリーバー27、LDPC復号部24、エネルギー逆拡散部25、及びBCH復号部26を備えている。
即ち、図1に示す本発明に係る送信装置10及び受信装置20は、図6に示す従来技術(現行)の高度衛星放送方式と比較して、スロット間インターリーバー17及びスロット間デインターリーバー27が追加されている点で相違しているが、その他の構成要素は図6に係る前述の説明と同様に機能するため、その更なる詳細は省略する。また、LDPCパリティを付加した1フレーム内のスロット構成についても、図7と同様である。
特に、本発明に係る送信装置10ではスロット間インターリーバー17がLDPC符号化部13とビットインターリーバー14との間に設けられ、本発明に係る受信装置20ではスロット間デインターリーバー27がビットデインターリーバー23とLDPC復号部24との間に設けられており、スロット間インターリーバー17及びスロット間デインターリーバー27はそれぞれ送受間で対応する処理を行う機能部である。
より具体的には、スロット間インターリーバー17は、フレーム内で配列され当該連接符号を用いて符号化した各スロット(図7参照)に対し、各スロットの第1ビットから各スロットのLDPC符号の符号長に相当する最終ビットまで当該配列されたスロットの連続性を維持してスロット毎に1ビットずつ順番に読み出す(即ち、各スロットの第1ビットからLDPC符号の符号長に相当する最終ビットまで各スロットのビット列の配列方向に対し直交する方向で順番に読み出す)ことによりインターリーブ処理を施す機能部である。
また、スロット間デインターリーバー27は、スロット間インターリーバー17による各スロットに対する読み出し方向と同一方向で、復調手段により得られる復調後のデジタル信号のビット列を受信装置20側で再構成するスロットに書き込むことによりデインターリーブ処理を施す機能部である。
尚、本願明細書中、LDPC符号化処理を施すことにより形成されるスロットに対し変調波を生成するまでの処理は一連の処理として構成されるため、ビットインターリーバー14、IQマッピング部15、及び直交変調部16の処理は、総括して変調手段と称している。
また、本願明細書中、受信装置20において、送信装置10から受信した変調波を復調してLDPC復号処理を行うまでの処理は一連の処理として構成されるため、直交復調部21、IQデマッピング部22及びビットデインターリーバー23の処理は、総括して復調手段と称している。
ここで、スロット間インターリーバー17及びスロット間デインターリーバー27の典型的な2つの実施例を代表的に説明する。図2には実施例1のスロット間インターリーブ処理を示し、図3には実施例2のスロット間インターリーブ処理を示している。
(実施例1)
まず、図2を参照するに、実施例1におけるスロット間インターリーバー17は、図7に示すようなLDPC符号及びBCH符号化された1フレーム内の各スロットについて、スロット番号♯1〜Mの第1ビットを縦方向に上から下に全て読み出し、次の第2ビットについても同方向で上から下に向けて読み出し、以後その動作を繰り返しスロット番号♯1〜Mの第44880ビットまで行う。また、実施例1におけるスロット間デインターリーバー27は、スロット番号♯1〜Mの第1ビットを縦方向に上から下に全て書き込み、次の第2ビットについても同方向で上から下に向けて書き出し、以後その動作を繰り返しスロット番号♯1〜Mの第44880ビットまで行う。
そして、受信装置20は、スロット間デインターリーバー27の処理を経て全ての書き込み完了後の1フレームに対し、スロット単位でLDPC復号及びBCH復号処理を施すことになる。この実施例1のスロット間インターリーバー17及びスロット間デインターリーバー27による処理をそれぞれ送信装置10及び受信装置20に設けることで、伝送時にバーストエラーが発生した場合でも、図2に示す斜線枠で示すように書き込み後の各スロットにバーストエラーのビットを分散させることができる。このため、比較的大きなバーストエラーに対してもLDPC復号及びBCH復号処理の訂正能力内で誤り訂正を行うことが可能となり、バーストエラーに対する耐性を高めることができる。
このように、実施例1のスロット間インターリーバー17は、1フレーム内の各スロットのビット列に対し直交する方向で一方向にビット読み出しを行うことによりインターリーブ処理を施すよう構成される。同様に、実施例1におけるスロット間デインターリーバー27は、スロット間インターリーバー17と同一方向で、再構成するスロットにビット書き込みを行うことによりデインターリーブ処理を施すよう構成される。
(実施例2)
一方、図3を参照するに、実施例2におけるスロット間インターリーバー17は、スロット番号♯1〜Mの第1ビットを縦方向に上から下に全て読み出し、次の第2ビットについては下から上に向けて読み出す順番で、以後その動作を交互にスロット番号♯1〜Mの第44880ビットまで行う。また、実施例2におけるスロット間デインターリーバー27は、そのスロット間インターリーバー17の処理と同方向の関係で、スロット番号♯1〜Mの第1ビットを縦方向に上から下に全て書き込み、次の第2ビットについては下から上に向けて書き出す順番で、以後その動作を交互にスロット番号♯1〜Mの第44880ビットまで行う。
そして、受信装置20は、スロット間デインターリーバー27の処理を経て全ての書き込み完了後の1フレームに対し、スロット単位でLDPC復号及びBCH復号処理を施すことになる。この実施例2のスロット間インターリーバー17及びスロット間デインターリーバー27による処理を送信装置10及び受信装置20にそれぞれ設けることで、伝送時にバーストエラーが発生した場合でも、図3に示す斜線枠で示すように書き込み後の各スロットにバーストエラーのビットを分散することができる。このため、比較的大きなバーストエラーに対してもLDPC復号及びBCH復号処理の訂正能力内で誤り訂正を行うことが可能となり、バーストエラーに対する耐性を高めることができる。
特に、16APSKのフレームの各スロットに対し、実施例2のスロット間インターリーバー17及びスロット間デインターリーバー27による処理を施すことで、よりバーストエラーに対する耐性を高めることができる。
例えば送信装置10は、BCH符号化部11により1スロット当たり192ビットのBCHパリティを付加した後、エネルギー拡散部12によりエネルギー拡散処理を施し、LDPC符号化部13により符号化率93/120のLDPCパリティを付加する。続いて送信装置10は、この処理を16APSKの場合にはM=96スロット分行い、実施例2のスロット間インターリーバー17による交互読み出し処理によるインターリーブ処理を施して変調手段により16APSKのシンボルへ各スロットのビット列を割り当てる。
このとき、実施例2のスロット間インターリーバー17では、スロット番号♯1〜96の第1ビットを縦方向に上から下に全て読み出し、次の第2ビットについては下から上に向けて読み出す順番で、以後その動作を交互にスロット番号♯1〜96の第44880ビットまで行う。このように上下交互に各スロットのビットを読み出すことで、16APSKのシンボルへビットを割り当てる際に、各スロットが同じ訂正能力を有する一様なビット割り当てになることを回避できる。
つまり、図4(a)に示すように、実施例1のスロット間インターリーバー17では、ビット読み出しに関して全て上から下へ一方向に読み出すものである。このため、16APSKのシンボルを構成するビット “1”〜“4”は、各スロットに対し一様なビット割り当てとなる。
このとき、図5に示すように、現行の高度衛星放送方式における16APSKでは第1,第2ビットのC/N対BER特性がほぼ同等の特性であり、また第3,第4ビットのC/N対BER特性がほぼ同等の特性である。このため、図4(a)に示す実施例1のように全て上から下へ一方向に読み出した場合は、各スロットが同じ訂正能力を有するビット割り当てになってしまうため、スロット間でC/N対BER特性の偏りが出てしまうことになる。
一方、図4(b)に示す実施例2ではビット読み出しに関して上から下、下から上へと交互に読み出すため、16APSKのシンボルを構成するビット “1”〜“4”は、各スロットに対し一様なビット割り当てとはならず、その16APSKのC/N対BER特性の偏りによる影響を回避することができる。
計算機シミュレーションで計算した実施例1,2に係るスロット間インターリーブ処理による改善効果を表1に示す。
シミュレーションは変調方式16APSK、符号化率93/120の信号に対して行い、誤り訂正エラーが発生するまでのバーストエラーの許容長を「スロット間インターリーブ処理なし」、実施例1の「スロット間インターリーブ処理あり(一方向読み出し)」、及び実施例2の「スロット間インターリーブ処理あり(交互読み出し)」のそれぞれについて計算した。実施例1,2のいずれにおいても、バーストエラー耐性を高めることができることが確認できた。更に、実施例2の交互読み出しとすることでより一層、その耐性を高めることができることが確認できた。従って、実施例1,2のスロット間インターリーブ処理により、連続的なバーストエラーを複数スロットに分散することが有効であることが分かる。
(その他の実施例)
前述した実施例1では、1フレーム内の先頭のスロットから末尾のスロットの順に(上から下へ向かう方向に)、ビット読み出し(或いはビット書き込み)を行う例を説明したが、1フレーム内の末尾のスロットから先頭のスロットの順に(下から上へ向かう方向に)、ビット読み出し(或いはビット書き込み)を行う構成としてもよい。実施例2においても同様に、下から上へ向かう方向と上から下へ向かう方向を入れ替えてビット読み出し(或いはビット書き込み)を行う構成としてもよい。
また、前述した実施例2では、交互にビット読み出し(或いはビット書き込み)を行う例を説明したが、上述した表1に示す実施例1,2の効果を考慮すれば、そのビット読み出し(或いはビット書き込み)の方向として、上から下、下から上の割合を必ずしも1:1の交互とせずとも1:2や1:3の不均等の所定割合(ただし、送受間で既知とする順序)としても効果があることが明確に予想される。従って、実施例2では、フレーム内に当該配列されたスロットの連続性を維持してスロット毎に1ビットずつ順番に読み出す際に(即ち、各スロットのビット列の方向に対し直交する方向で順番に読み出す際に)、所定割合で逆方向に転じる二方向とするよう構成すればよい。
ただし、16APSKでは特に、図5に示すようなC/N対BER特性が得られる点を考慮すれば、ビット読み出し(或いはビット書き込み)の方向を1:1の割合で逆方向に転じる二方向とするのが好適であり、更に、処理構成の負担を軽減させるためには、実施例2のように所定割合を1対1として交互に転じる二方向とすることが最も効果があることが想定される。
上述の実施形態では特定の例を基に説明したが、本発明は上述の実施形態の例に限定されない。例えば上述した例では、外符号をBCH(65535,65167)短縮符号とする例を説明したが、他の誤り訂正符号でもよい。また、16APSKのみ交互の読み出し方向(書き込み方向)のスロット間インターリーブ処理とし、他の変調方式の際には一方向の読み出し方向(書き込み方向)のスロット間インターリーブ処理とするなど、変調方式に応じてスロット間インターリーブ処理のビット読み出し(或いは書き込み)の方向及びその割合を送受間で予め定めるか、又は伝送制御信号を用いてその割合情報を伝送することで選択適用可能な構成とすることもできる。
本発明によれば、スロット間インターリーブ処理を施すことにより、連続的に発生するバーストエラーに対する耐性を高めることができるので、LDPC符号を用いた送信装置及び受信装置の用途に有用である。
10 送信装置
11 BCH符号化部
12 エネルギー拡散部
13 LDPC符号化部
14 ビットインターリーバー
15 IQマッピング部
16 直交変調部
17 スロット間インターリーバー
20 受信装置
21 直交復調部
22 IQデマッピング部
23 ビットデインターリーバー
24 LDPC復号部
25 エネルギー逆拡散部
26 BCH復号部
27 スロット間デインターリーバー

Claims (2)

  1. 所定の変調方式に応じたスロット数のフレームを構成し各スロットを外符号及び内符号の誤り訂正方式の連接符号を用いて符号化し当該所定の変調方式により変調してデジタル信号を送信する送信装置であって、
    前記フレーム内で配列され前記連接符号を用いて符号化した各スロットに対し、変調方式及びLDPC符号化率に応じたブロックインターリーブを施すビットインターリーバーの前処理として、各スロットの第1ビットから各スロットの前記内符号の符号長に相当する最終ビットまで当該配列されたスロットの連続性を維持してスロット毎に1ビットずつ順番に読み出すことによりスロット間インターリーブ処理を施すスロット間インターリーブ処理手段と、
    前記スロット間インターリーブ処理を施した各スロットに対し、変調方式及びLDPC符号化率に応じたブロックインターリーブを施すビットインターリーバーと、
    前記スロット間インターリーブ処理手段及び前記ビットインターリーバーを経て得られるビット列のデジタル信号について前記所定の変調方式に応じたマッピング処理を施して変調した変調波を生成する変調手段と、を備え
    前記スロット間インターリーブ処理手段は、
    各スロットのビット列の配列方向に対し当該配列されたスロットの連続性を維持してスロット毎に1ビットずつ順番に読み出す際に一方向とする手段と、
    各スロットのビット列の配列方向に対し当該配列されたスロットの連続性を維持してスロット毎に1ビットずつ順番に読み出す際に所定割合で逆方向に転じる二方向とする手段と、を有し、
    変調方式に応じて各スロットのビット列の配列方向に対し当該配列されたスロットの連続性を維持してスロット毎に1ビットずつ順番に読み出す際に一方向とするか、所定割合で逆方向に転じる二方向とするかについて、送受間で予め定めるか、又は伝送制御信号を用いて割合情報として伝送することにより選択可能に構成され、
    前記所定の変調方式が16APSKの際に、前記所定割合を1対1として交互に転じる二方向とするよう構成されていることを特徴とする送信装置。
  2. 請求項に記載の送信装置から当該変調波を受信する受信装置であって、
    前記変調波を受信して前記所定の変調方式に応じた復調処理を施し、前記スロット間インターリーブ処理手段及び前記ビットインターリーバーによるビット列のデジタル信号を復元する復調手段と、
    復元した該ビット列のデジタル信号に対し、前記ビットインターリーバーによるブロックインターリーブの逆処理を施すビットデインターリーバーと、
    前記ビットデインターリーバーの後処理として、前記スロット間インターリーブ処理手段による各スロットに対する読み出し方向と同一方向で、当該デジタル信号のビット列を再構成するスロットに書き込むことによりデインターリーブ処理を施すスロット間デインターリーブ処理手段と、を備え、
    前記スロット間デインターリーブ処理手段は、変調方式に応じて各スロットのビット列の配列方向に対し当該配列されたスロットの連続性を維持してスロット毎に1ビットずつ順番に読み出す際に一方向とするか、所定割合で逆方向に転じる二方向とするかについて、送受間で予め定められているか、又は前記伝送制御信号から取得した割合情報を基に選択するように構成され、
    前記所定の変調方式が16APSKの際には、前記所定割合を1対1として交互に転じる二方向とするよう構成されていることを特徴とする受信装置。
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