JP6940988B2 - 符号化器、復号器、送信装置及び受信装置 - Google Patents

符号化器、復号器、送信装置及び受信装置 Download PDF

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Description

本発明は、衛星放送及び地上放送並びに固定通信及び移動通信の技術分野に関するものであり、特に、デジタルデータの符号化器、復号器、送信装置及び受信装置に関する。
デジタル伝送方式では、各サービスで利用可能な周波数帯域幅において、より多くの情報が伝送可能なよう、多値変調方式がよく用いられる。周波数利用効率を高めるには、変調信号1シンボル当たりに割り当てるビット数(変調次数)を高めるのが有効であるが、周波数1Hzあたりに伝送可能な情報速度の上限値と信号対雑音比の関係はシャノン限界で制限される。
現在利用されている地上デジタル放送では、誤り訂正符号を用いた受信装置における情報訂正が行われている。パリティビットと呼ばれる冗長信号を送るべき情報に付加することで信号の冗長度(符号化率)を制御し、雑音に対する耐性を上げることが可能である。誤り訂正符号と変調方式は密接に関わっており、信号対雑音比に対する周波数利用効率の理論的な上限値はシャノン限界と呼ばれる。シャノン限界に迫る性能を有する強力な誤り訂正符号の一つとしてLDPC(Low Density Parity Check)符号が1962年にギャラガーによって提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
LDPC符号は、非常に疎な検査行列H(検査行列の要素が0と1からなり、且つ1の数が非常に少ない)により定義される線形符号である。
LDPC符号は符号長を大きくし、適切な検査行列を用いることによりシャノン限界に迫る伝送特性が得られる強力な誤り訂正符号であり、次世代の放送サービスである4K・8Kスーパーハイビジョン衛星放送の伝送方式を規定するARIB STD−B44(以下、高度衛星放送方式と呼ぶ。例えば、非特許文献2参照)においてもLDPC符号が採用されている。多値変調とLDPC符号をはじめとする強力な誤り訂正符号を組み合わせることで、より高い周波数利用効率の伝送が可能となってきている。
高度衛星放送方式を例にした場合、本方式におけるLDPC符号の符号長は、前方向誤り訂正方式(FEC:Forward Error Correction)フレームで構成され、44880ビットであり、BPSK限界(信号点配置をBPSKとした場合の信号対雑音比に対する周波数利用効率の理論的な上限値)から約1dB以内の性能を有することが示されている(例えば、非特許文献3参照)。
また、高度衛星放送方式においては、LDPC符号化率として、41/120(≒1/3)、49/120(≒2/5)、61/120(≒1/2)、73/120(≒3/5)、81/120(≒2/3)、89/120(≒3/4)、93/120(≒7/9)、97/120(≒4/5)、101/120(≒5/6)、105/120(≒7/8)、及び、109/120(≒9/10)の11種類が定められている。
R. G Gallager, "Low Density Parity Check Codes," in Research Monograph series Cambridge, MIT Press, 1963 "高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式 標準規格 ARIB STD-B44 2.1版、平成28年3月25日改定、一般社団法人 電波産業会(ARIB) 鈴木他、"高度BSデジタル放送用LDPC符号の設計"、映像情報メディア学会誌、一般社団法人映像情報メディア学会、映像情報メディア vol.62、No.12、2008年12月1日、pp.1997-2004
昨今、現行の衛星・地上放送による2Kサービスや、衛星放送による4K・8Kスーパーハイビジョンに加え、新たに地上放送による4K・8Kスーパーハイビジョン(以下、次世代地上放送)の提供が期待されている。しかしながら、4K・8Kスーパーハイビジョン(以下、4K・8K)は情報量が膨大であり、十分に高いサービス時間率を維持して次世代地上放送網を構築するには、劣悪な伝搬環境による雑音に埋もれない、十分高い送信電力が求められる。また、衛星放送の場合、衛星中継器における非線形歪や、降雨減衰による電力低下が主な信号劣化要因であるが、地上放送においては、マルチパスフェージングや都市雑音など、地上伝搬特有の信号劣化が発生する。よって、次世代地上放送における誤り訂正符号の基本性能としては、符号長が長いLDPC符号を適用することで、なるべくシャノン限界に迫る非常に誤り訂正能力が高いことが求められる。さらに、放送事業者によって、放送品質とサービス時間率のバランスのとり方は異なることから、複数の符号化率を適時切り替えることで、情報ビットレートの選択が柔軟に変更でき、少なくとも、上述の高度衛星方式と同等以上の選択肢を用意することが望ましい。
次世代地上放送における符号化率の選択肢としては、符号長を69120ビットとし、符号化率は2/16、3/16、4/16、5/16、6/16、7/16、8/16、9/16、10/16、11/16、12/16、13/16、14/16の合計13種類が検討されている。この符号化率数は、高度衛星放送方式で採用された11種類よりも十分に広範囲な選択肢である一方、符号化率毎に、シャノン限界に近い性能を有するLDPC符号検査行列を設計する必要がある。従って、地上放送における地上伝搬特有の信号劣化が発生することを加味し、尚且つ当該符号化率にとって最適化された検査行列とするための技法が求められる。
本発明は、LDPC符号化率3/16に関して、地上放送用の誤り訂正符号としてLDPC符号の適用及びその性能改善を図り、耐雑音性に優れたデジタルデータの符号化器、復号器、送信装置及び受信装置を提供することを目的とする。
本発明に係る送信装置及び受信装置において、本発明に係る符号化器及び復号器はLDPC符号率3/16のLDPC符号に関する処理を備え、さらにLDPC符号率3/16の特性を効果的に改善させる検査行列初期値テーブルを用いてLDPC符号に関する処理を実行する。また、本発明に係る送信装置及び受信装置は、当該LDPC符号率3/16の検査行列初期値テーブルを用いたLDPC符号の検査行列が、ビットインターリーブ機能を生じさせるためにパリティインターリーブを施した部分行列を含むよう構成する。
また、本発明の符号化器符号化率毎に固有の検査行列を用いてデジタルデータをLDPC符号化する符号化器であって、69120ビットからなる符号長で符号化率毎に予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率3/16に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に複数種類のサイクル数で周期的に配置して構成した部分行列を含む検査行列を用いてLDPC符号化を行う手段を備え、前記符号化率3/16の検査行列初期値テーブルに基づく検査行列は、前記部分行列として、第1のサイクル数で周期的に1の要素を列方向に配置する第1の部分行列と、前記第1のサイクル数とは異なる第2のサイクル数で周期的に1の要素を列方向に配置する第2の部分行列と、前記第1のサイクル数毎に行方向へシフトし前記第2のサイクル数で周期的に1の要素を列方向に配置することでパリティインターリーブを施した第3の部分行列と、を含み、前記第1の部分行列を部分行列A、前記第2の部分行列を部分行列C、及び前記第3の部分行列を部分行列Dとしたときの初期値を示す前記符号化率3/16の検査行列初期値テーブル(表1)は、以下の表からなることを特徴とする。
Figure 0006940988
Figure 0006940988
また、本発明の復号器は、本発明の符号化器で符号化したデータを、前記検査行列に基づいてLDPC復号することを特徴とする。
また、本発明の送信装置は、本発明の符号化器を備えることを特徴とする。
また、本発明の受信装置は、本発明の復号器を備えることを特徴とする。
本発明によれば、地上放送における非常に劣悪な雑音環境においても、LDPC符号の性能を高め周波数利用効率の向上を実現することが可能となる。
本発明による一実施例のLDPC符号化率3/16の伝送システムにおける送信装置の主要な構成要素のみを概略的に示すブロック図である。 本発明による一実施例のLDPC符号化率3/16の伝送システムにおける受信装置の主要な構成要素のみを概略的に示すブロック図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による一実施例のLDPC符号化率3/16の伝送システムにおける伝送フレームの構成を示す図である。 本発明に係るLDPC符号化率3/16の検査行列Hを示す図である。 本発明に係るLDPC符号化率3/16の部分行列Bを示す図である。 本発明に係るLDPC符号化率3/16の部分行列Iを示す図である。 本発明に係るLDPC符号化率3/16の部分行列Aを示す図である。 本発明に係るLDPC符号化率3/16の部分行列Cを示す図である。 本発明に係るLDPC符号化率3/16の部分行列Dを示す図である。 本発明に係るLDPC符号化率3/16のQPSK変調適用時のC/N対BER特性を示す図である。 本発明に係るLDPC符号化率3/16のQPSK変調適用時のシャノン限界との差を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明による一実施例の伝送システムにおける送信装置1及び受信装置2を説明する。本発明による一実施例の伝送システムは、次世代地上放送伝送方式を想定した図1に示す送信装置1、及び図2に示す受信装置2から構成され、次世代地上放送伝送方式で用いるLDPC符号を、前方誤り訂正符号として最適化したものとなっている。
まず、図1を参照して、本発明による一実施例の送信装置1について説明する。
〔送信装置〕
図1は、本発明による一実施例の送信装置1の主要な構成要素のみを概略的に示すブロック図である。この送信装置1は、フレーム生成部111、エネルギー拡散部112、BCH符号化部113、LDPC符号化部114、変調部115を備え、主信号の入力ビット列を送信する場合に、後述する図3に示した伝送フレームの信号を生成してから変調信号を生成するまでの一連の処理を行う。以下、LDPC符号化部114は、単に符号化器とも称する。また、送信装置1は、変調方式及び符号化率といった伝送に関するパラメータを含むTMCC信号を生成し主信号より前に伝送する手段として、TMCC生成部12を有する。TMCC生成部12は、主信号の信号処理を行う主信号処理部11とは別構成により接続し、伝送フレーム生成部111から発生される主信号に対して、TMCC信号を時分割多重により伝送することで、主信号とは独立して、受信装置2に対し伝送に関するパラメータを伝送することが可能である。また、TMCC生成部12は、後述するLDPC符号化部114や、変調部115に対して、TMCC信号が指定するLDPC符号化率(以下、単に「符号化率」とも称する)、及び変調方式を指定する機能を有する。以後、図1に示す送信装置1の各構成要素について説明する。
伝送フレーム生成部111は、LDPC符号化率に応じた伝送フレーム構成に基づき、主信号の入力ビット列を、所定の長さに区切り、LDPC符号化を可能とする伝送フレームを生成する。本例では、LDPC符号化率3/16について、図3に示すように、主信号の入力ビット列は、情報ビット長として12960ビット毎に区切られ、都度、後続する機能ブロックに出力される。
(LDPC符号化率3/16の伝送フレーム構成)
図3(a),(b)は、それぞれ本発明による一実施例のLDPC符号化率3/16の伝送システムにおける伝送フレームの構成を示している。特に、図3(a)は、誤り訂正符号として、LDPC符号化率3/16のLDPC符号のみを用いる場合の伝送フレームの構成を示しており、図3(b)は、誤り訂正符号として、外符号としてのBCH符号、及び内符号としてのLDPC符号化率3/16のLDPC符号よりなる連接符号を用いる場合の伝送フレームの構成を示している。そして、図3(a),(b)にそれぞれ示す伝送フレームは、次世代地上放送伝送方式で用いるLDPC符号を基本とする伝送フレームを想定している。
まず、図3(a)に示す伝送フレームは、LDPC符号化率3/16を満たす情報ビット及びLDPCパリティから構成される。本発明による一実施例の送信装置1は、図3(a)に示す伝送フレーム構成を用いることにより、符号化及び変調を行う。そして、本発明による一実施例の受信装置2(図2を参照。詳細については後述する。)は、この伝送フレーム構成に基づいて、復調及び誤り訂正符号の復号を行う。
また、図3(b)に示す伝送フレームは、図3(a)の変形として、情報ビット、BCHパリティ、及びLDPCパリティから構成され、図3(a)に示す伝送フレームと同様に、本発明による一実施例の送信装置1及び受信装置2に適用可能である。図3(b)において、K_bchはBCH符号のパリティビット長に相当する。外符号の一例として、高度衛星放送方式で利用可能なBCH符号を適用する場合を示しており、K_bchは192ビットである。BCHパリティは基本的に情報ビットの一部として扱われ、LDPC符号で訂正しきれない軽微なビット誤りを保護する役割を有する。LDPCパリティ長が等しい場合、図3(a)及び図3(b)は、LDPC符号の訂正能力は同等である。しかしながら、誤り訂正の大部分の能力はLDPC符号に依存するため、主として、図3(a)に示す伝送フレームを前提に説明する。
図3(a)に示すように、LDPC符号化率3/16の場合、次世代地上放送伝送方式を想定した伝送フレーム長は、LDPC符号長である69120ビットに相当する。69120ビットは360の整数倍で構成され、360×192で分割することが可能である。また、情報ビット長は12960ビットであり、12960/69120=3/16であることから、本伝送フレームはLDPC符号化率3/16を満たしている。また、符号長69120ビットは、高度衛星放送方式におけるLDPC符号長44880ビットよりも十分長いことから、よりシャノン限界に近い誤り訂正能力が期待できる。
図1に示すように、エネルギー拡散部112は、伝送フレーム生成部111の出力ビット列に対し、エネルギー拡散(ビットランダム化)を行う。これは、擬似ランダムな「1」及び「0」のパターンを、M系列を使って発生させ、これとスロット内のデータとでMOD2により加算することにより実現する。これにより、「1」又は「0」が連続することがなくなることから、後述する受信装置2において、同期再生の安定化を図ることができる。
BCH符号化部113は、外符号として、必要に応じて設けられる誤り訂正符号化処理であり、所定のデータに対してBCH符号化を施す。BCH符号化の符号化処理は、非特許文献2に規定されているものと同様とすることができ、その詳細は省略する。尚、図3(a)に示す伝送フレームの構成を用いる場合、図1に示す送信装置1において、BCH符号化部113の処理は不要である。
LDPC符号化部114は、TMCC生成部12で生成するTMCC信号が指定する所定の符号化率に基づき、エネルギー拡散部112を経て入力される所定のデータ(又はBCH符号化部113を経て入力されるBCH符号化データ)に対して、LDPC符号化を施す。尚、本発明に係る符号化器(LDPC符号化部114)のLDPC符号化率3/16におけるLDPC符号検査行列を用いたLDPC符号化についての詳細は、後述する。
変調部115は、TMCC生成部12で生成するTMCC信号が指定する所定の変調方式に基づき直交変調を施して、変調信号を生成する。変調方式には、例えば、BPSK(π/2シフトBPSK(Binary Phase Shift Keying))、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、8PSK、16APSK(Amplitude and Phase-Shift Keying)(或いは16QAM(Quadrature Amplitude Modulation))、32APSK(32QAM)、64QAM、256QAM、1024QAM等が含まれる。
次に、図2を参照して、本発明による一実施例の受信装置2について説明する。
〔受信装置〕
図2は、本発明による一実施例の受信装置2の主要な構成要素のみを概略的に示すブロック図である。この受信装置2は、復調部211、LDPC復号部212、BCH復号部213、及びエネルギー逆拡散部214を含む主信号の信号処理を行う主信号処理部21と、TMCC復調・復号部22とを備えている。
復調部211は、入力された変調信号を直交復調し、LDPC復号部212に対し復調したIQ信号(同相成分Iと直交位相成分Qの直交信号)を出力する。尚、TMCC復調・復号部22は、復調部211に先立ちTMCC信号の復調・復号を行い、復調部211に対して、主信号の変調に適用した変調方式を指定する。また、後述するLDPC復号部212に対しては、主信号のLDPC符号化に適用した符号化率を指定する。本発明に係る符号化器(LDPC符号化部114)にてLDPC符号化処理を行う際の符号化率は3/16に相当する。
LDPC復号部212は、LDPC符号用の復号器として構成され、復調部211からIQ信号が入力されると共に、TMCC復調・復号部22により検出された変調方式及びLDPC符号化率の情報が入力され、所定の変調方式及びLDPC符号化率に合わせた復号を行う。尚、本発明に係る符号化器(LDPC符号化部114)の検査行列を用いたLDPC復号についての詳細は後述する。
BCH復号部213は、送信装置1のBCH符号化部113によりBCH符号化した信号に対し、復号を行う。尚、図3(a)に示す伝送フレームの構成を用いる場合、図2に示す受信装置2において、BCH復号部213の処理は不要である。
エネルギー逆拡散部214は、送信装置1のエネルギー拡散部112において擬似ランダム符号がMOD2により加算された処理を元に戻すため、再度同じ擬似ランダム符号をMOD2により加算し、エネルギー逆拡散処理を行う。これにより、受信装置2における信号処理部21は、送信装置1から送信された主信号の入力ビット列に対応する出力ビット列を復元して外部に出力する。
以上のように、本発明による一実施例の送信装置1及び受信装置2は、長い符号長を持つLDPC符号による誤り訂正符号に対応した伝送フレームを用いて、変調方式と符号化率とを自由に組み合わせることができる。従って、主信号として伝送するMPEG−2 TS又はその他のデジタルデータストリームを効率良く伝送することが可能である。
次に、本発明に係るLDPC符号化率3/16における符号化器(LDPC符号化部114)及び復号器(LDPC復号部212)の各処理過程を順に説明する。
まず、一実施例の符号化器(LDPC符号化部114)の処理過程について説明する。
(LDPC符号化率3/16における符号化器の処理過程)
本実施例の符号化器(LDPC符号化部114)は、部分行列A,B,C,D,I,Oにより6個の領域に分割された検査行列Hを生成し、この検査行列Hを用いてLDPC符号パリティの生成を行う。LDPC符号化率3/16における検査行列Hの基本構成を図4に示す。検査行列Hの行方向の長さがLDPC符号長に相当し、LDPC符号長N=69120と設定する。本検査行列の符号化率は3/16であることから、検査行列Hの列方向の長さがLDPCパリティ長に相当し、LDPCパリティ長P=56160ビットである。
図4において、部分行列A,C,及びDは、上述の表1に示す検査行列初期値テーブルを用いて構成される部分行列であり、部分行列BにはLDGM構造(図5)を適用する。LDGM構造の行重み(検査行列の行方向の1の数)は1行目が1で残りの行重みは全て2、列重みは全ての列で2(ただし、最後列のみ1)である階段行列である。部分行列Bのサイズは、行方向、列方向ともに1800ビットである。また、部分行列Iは、対角行列(図6)を適用する。対角行列の行重みは全て1である。部分行列Iのサイズは、行方向、列方向ともに54360ビットである。部分行列Oは、零行列に相当する。
部分行列Aのサイズは、図7に示すように、1800ビット(行)×12960ビット(列)で構成される。
また、部分行列Cのサイズは、図8に示すように、54360ビット(行)×12960ビット(列)で構成される。
また、部分行列Dのサイズは、図9に示すように、54360ビット(行)×1800ビット(列)で構成される。
部分行列A,C,Dのいずれにおいても、これら部分行列のサイズは有限であることから、以下の式(1)に基づき、検査行列の1の位置は算出される。
q−j= mod{(hi−j+ mod((q−1),360)) × Q),P} (1)
ここで、hi−jのiは検査行列初期値テーブルの行番号であり、hi−jのjは検査行列初期値テーブルの列番号である。Hq−jは検査行列Hのq列目の1の行番号を示す。Hq−jのjは列重みの要素数の順番を示す。従って、列重み9の場合、j=1〜9である。q=1は検査行列初期値テーブルの1行目を用いることになる。また、mod(x,y)はxをyで割った余りを意味する。式(1)のQは、符号化率毎に定まる値を持つサイクル数であり、Qは式(2)で求められる。
Q=各部分行列の行サイズ/360 (2)
よって、本実施例のLDPC符号化率3/16において、部分行列Aの場合、Q=5(第1のサイクル数Q1)、部分行列C、及び部分行列Dの場合、Q=151(第2のサイクル数Q2)となる。
以下、より具体的に、LDPC符号化率3/16における部分行列A,B,C,D,I,Oにより6個の領域に分割された検査行列Hを生成する方法について説明する。
まず、部分行列A(図7)について説明する。本実施例の符号化器(LDPC符号化部114)は、部分行列Aを形成するために、上述の表1に示す検査行列初期値テーブルの一部から数値を読み出して、検査行列Hにおける部分行列Aの領域内の1の位置を周期的に配置する。表1に示す検査行列初期値テーブルは、列方向に41、行方向に最大16の数値が記載されている。この数値は、部分行列A,C及びDで利用する検査行列の1の最初の位置(初期値)に相当する。即ち、表1中のi行目・j列目の数値座標hi-j(数値)により、図4に示す検査行列H内の部分行列A,C,Dにおける1の最初の位置を指定する。一例として、図7において、h1-1(952)は、部分行列Aの1列目の1を952行目に配置することに相当し、h1-2(1540)は、部分行列Aの1列目の1を1540行目に配置することに相当する。また、h2-1(560)は、部分行列Aの361列目の1を560行目に配置し、h2-2(888)は部分行列Aの361列目の1を888行目に配置することに相当する。
以上の関係に基づき、図7に示すように、本実施例の符号化器(LDPC符号化部114)は、表1における検査行列初期値テーブルから、部分行列Aの360列毎の1を配置する行位置を指定するための36行・j列(3列)の数値座標hi-j(数値)のすべてを読み出して当該指定される部分行列A内の位置に1を最初に割り当て、この最初に割り当てた1の位置を基準にして1ビット分を行方向に右方シフトし、且つ第1のサイクル数Q1=5(5ビット)で列方向に下方シフトした位置に1を割り当てることを繰り返すことで、検査行列H内の部分行列Aを構成する。
〈表1における検査行列初期値テーブルの部分行列A用の数値座標hi-j(数値)〉
1行目:h1-1(952)からh1-3(1714)
2行目:h2-1(560)からh2-3(1582)
3行目:h3-1(358)からh3-3(1339)
・・・・
36行目:h36-1(475)からh36-3(794)
このように、表1における部分行列A用の数値座標hi-j(数値)における36行(この36行の各行が部分行列Aの360列毎の最初の1列に相当)の数値を1列毎(この1列毎の数値が部分行列Aの360列毎の最初の行位置に相当)に読み出し、図7に示すように、第1のサイクル数Q1=5シフトを繰り返すことで、360×36=12960ビット(列)相当の検査行列Hにおける部分行列Aの1の位置を指定することが可能となる。また、部分行列Aの行数は360×Q1=1800であり、部分行列Aのサイズは、行方向が12960ビット、列方向が1800ビットとなる。
続いて、部分行列C(図8)について説明する。本実施例の符号化器(LDPC符号化部114)は、部分行列Cを形成するために、上述の表1に示す検査行列初期値テーブルの一部から数値を読み出して、検査行列Hにおける部分行列Cの領域内の1の位置を周期的に配置する。表1に示す検査行列初期値テーブルは、列方向に41、行方向に最大16の数値が記載されている。部分行列Cが部分行列Aと異なるのは、検査行列初期値テーブルにおける読み出し位置と、サイクル数である。
図8に示すように、本実施例の符号化器(LDPC符号化部114)は、表1における検査行列初期値テーブルから、部分行列Cの360列毎の1を配置する行位置を指定するための36行・j列(最大13列)の数値座標hi-j(数値)のすべてを読み出して当該指定される部分行列C内の位置に1を最初に割り当て、この最初に割り当てた1の位置を基準にして1ビット分を行方向に右方シフトし、且つ第2サイクル数Q2=151(151ビット)で列方向に下方シフトした位置に1を割り当てることを繰り返すことで、図4における検査行列H内の部分行列Cを構成する。
〈表1における検査行列初期値テーブルの部分行列C用の数値座標hi-j(数値)〉
1行目:h1-4(4127)からh1-16(49218)
2行目:h2-4(5282)からh2-16(54495)
3行目:h3-4(2085)からh3-16(55260)
・・・・
26行目:h26-4(2108)からh26-16(55025)
27行目:h27-4(4353)からh27-15(55305)
・・・・
36行目:h36-4(16878)からh36-15(52390)
このように、表1における部分行列C用の数値座標hi-j(数値)における36行(この36行の各行が部分行列Cの360列毎の最初の1列に相当)の数値を1列毎(この1列毎の数値が部分行列Cの360列毎の最初の行位置に相当)に読み出し、図8に示すように、第2のサイクル数Q2=151シフトを繰り返すことで、360×36=12960ビット(列)相当の検査行列Hにおける部分行列Cの1の位置を指定することが可能となる。また、部分行列Cの行数は360×Q2=54360であり、部分行列Cのサイズは、行方向が12960ビット、列方向が54360ビットとなる。
続いて、部分行列D(図9)について説明する。本実施例の符号化器(LDPC符号化部114)は、部分行列Dを形成するために、上述の表1に示す検査行列初期値テーブルの一部(表1のうち、37行目から41行目)から数値を読み出して、検査行列Hにおける部分行列Dの領域内の1の位置を周期的に配置する。ただし、部分行列Dは、部分行列Cと同じ第2のサイクル数Q2=151を適用するが、部分行列Cと異なるのは、検査行列初期値テーブルにおける読み出し周期に、第1のサイクル数Q1=5に相当する行方向のビットシフトを用いることで、パリティインターリーブを適用する点である。
図9に示すように、本実施例の符号化器(LDPC符号化部114)は、表1における検査行列初期値テーブルから、部分行列Dの360列毎の1を配置する行位置を指定するための5行・j列(13列)の数値座標hi-j(数値)のすべてを読み出して当該指定される部分行列D内の位置に1を最初に割り当て、この最初に割り当てた1の位置を基準にして第1のサイクル数Q1=5ビット分を行方向に右方シフトし、且つ第2サイクル数Q2=151(151ビット)で列方向に下方シフトした位置に1を割り当てることを繰り返すことで、図4における検査行列H内の部分行列Dを構成する。
〈表1における検査行列初期値テーブルの部分行列D用の数値座標hi-j(数値)〉
37行目:h37-1(3582)からh37-13(48479)
38行目:h38-1(3092)からh38-13(53758)
39行目:h39-1(14340)からh39-13(53000)
40行目:h40-1(4600)からh40-13(53988)
41行目:h41-1(9551)からh41-13(50746)
このように、パリティインターリーブを適用した検査行列初期値テーブルの読み出し方法は、部分行列A,Cとは異なる読み出し方法であり、表1における部分行列D用の数値座標hi-j(数値)における5行(この5行の各行が部分行列Dの最初の5列に相当)の数値を1列毎(この1列毎の数値が部分行列Dの最初の5列毎の行位置に相当)に読み出し、表1における部分行列D用の数値座標hi-j(数値)の1行分の読み出しを1セットとする。そして、図9に示すように、第1のサイクル数に相当するQ1=5ビット分の右シフトと、第2のサイクル数に相当するQ2=151分の下方シフトを360回繰り返すことで、360×5=1800ビット(列)相当の検査行列Hにおける部分行列Dの1の位置を指定することが可能となる。また、部分行列Dの行数は360×Q2=54360であり、部分行列Dのサイズは、行方向が1800ビット、列方向が54360ビットとなる。
つまり、表1に示す部分行列Dにおける検査行列初期値テーブルと、検査行列Hにおける列番号の関係を以下に示す。
検査行列初期値テーブル37行目の数値は、検査行列Hにおける12961列目(即ち、部分行列Dの1列目)の1の最初の位置(サイクル数Q1,Q2で繰り返す最初の検査行列Hにおける行位置)が記載されている。
検査行列初期値テーブル38行目の数値は、検査行列Hにおける12962列目(即ち、部分行列Dの2列目)の1の最初の位置(サイクル数Q1,Q2で繰り返す最初の検査行列Hにおける行位置)が記載されている。
検査行列初期値テーブル39行目の数値は、検査行列Hにおける12963列目(即ち、部分行列Dの3列目)の1の最初の位置(サイクル数Q1,Q2で繰り返す最初の検査行列Hにおける行位置)が記載されている。
検査行列初期値テーブル40行目の数値は、検査行列Hにおける12964列目(即ち、部分行列Dの4列目)の1の最初の位置(サイクル数Q1,Q2で繰り返す最初の検査行列Hにおける行位置)が記載されている。
検査行列初期値テーブル41行目の数値は、検査行列Hにおける12965列目(即ち、部分行列Dの5列目)の1の最初の位置(サイクル数Q1,Q2で繰り返す最初の検査行列Hにおける行位置)が記載されている。
そして、図9において、検査行列初期値テーブル37行目から読み出された数値は、Q1=5ビット毎に、Q2=151シフトされる。この操作を360回繰り返すことで、合計360列分、部分行列Dにおける1の位置が確定される。同様に、検査行列初期値テーブル38行目から読み出された数値も、同じく、Q1=5ビット毎に、Q2=151シフトされ、合計360列分、部分行列Dにおける1の位置が確定される。以後、39,40,41行目においても同じ処理を繰り返すことで、360列×5セット=1800ビット相当の部分行列Dにおける1の位置が確定される。よって、部分行列Dのサイズは、行方向が1800ビット、列方向が54360ビットとなる。このように、Q1毎にQ2シフトするパリティインターリーブを適用した部分行列Dを検査行列Hに含めることで、この部分行列Dに対し上位に連接する部分行列Bとの間で発生するサイクル4の発生を回避し、LDPC符号の復号性能を向上することが可能となる。つまり、LDPC符号における伝送特性劣化の要因の1つとしてエラーフロアの発生があり、このエラーフロアの発生要因としては検査行列Hに含まれる1の配置が例えばサイクル4の形状配置を多数持つとエラーフロアが発生する可能性が高くなることが分かっている。そこで、この問題を解決する手段として、部分行列Dを含む検査行列Hとしている。
以上の処理により求められたLDPC符号化率3/16における部分行列A、B、C、D、I、Oの集合行列である検査行列Hを用いて、パリティ検査方程式(3)により、LDPCパリティを算出する。尚、符号化率3/16の場合、情報ビット長は12960ビットであることから、パリティ検査方程式においては、検査行列Hの1行目から1800行目までは、LDGM構造に基づくパリティ計算が適用され、1801行目から56160行目までは、対角構造に基づくパリティ計算が適用される。
H・C=0 (3)
本実施例の符号化器(LDPC符号化部114)は69120ビットを基本単位としており、また、69120は1,2,3,4,5,6,8,10,11,12,15,16等の値で割り切れる値である。よって本実施例の符号化器は、図1に示す送信装置1の機能ブロックとして適用した場合、非常に多様な変調多値数を用いることが可能であり、例えば、BPSK(π/2シフトBPSK)、QPSK、8PSK、16APSK(16QAM)、32APSK(32QAM)、64QAM、256QAM、1024QAM等、非常に多様な多値変調方式に対応可能である。よって、本実施例の送信装置1により非常に柔軟な変調方式及び符号化率を組み合わせた信号送信が可能となる。尚、LDPC符号化に用いた検査行列のための検査行列初期値テーブルは、補助情報として送信装置1から受信装置2に送信することができ、或いはまた、受信装置2により予め保持させてもよい。或いは、送信装置1から受信装置2に検査行列自体を送信することができ、又は、検査行列自体を受信装置2により予め保持させてもよい。
続いて、本実施例のLDPC符号化率3/16における復号器(LDPC復号部212)の処理過程について説明する。
(LDPC符号化率3/16における復号器の処理過程)
本実施例の復号器(LDPC復号部212)は、部分行列A,B,C,D,I,Oにより6個の領域に分割された検査行列Hを用いて、LDPC符号の復号処理を行う。以下の説明では簡単のため、変調方式はBPSKとする。
本実施例の復号器(LDPC復号部212)は、まず、送信シンボルx及び受信シンボルyに基づいて対数尤度比λ(n=1〜69120)を算出する。対数尤度比λとは送るビット0と1の確からしさの比の自然対数であり、送信シンボルx及び受信シンボルyを用いて式(4)で表される。
λ= ln{P(y|x=0)/P(y|x=1)} (4)
式(4)により取得した対数尤度比、及び上述の符号化率3/16に相当する検査行列H(図4に相当)を用いて、sum−product復号法等によるLDPC復号法を行う。反復復号回数は任意の値とする。また、LDPC復号においてはsum−product復号法以外にもmin−sum復号法等、多様な手段が提案されているが、検査行列を用いた尤度比を最大化する様々な手法を本発明に係るLDPC復号に適用可能である。
図10は、検査行列初期値テーブル(表1)によるLDPC符号化率3/16についてQPSK変調におけるC/N対BER特性(計算機シミュレーション)を示している。尚、図10は、非特許文献2(ARIB STD−B44)に基づくBCH符号(訂正能力12ビット)による誤り訂正後の結果であり、復号アルゴリズムは、sum−product復号法(例えば、非特許文献1参照)を利用した。sum−product復号法の復号反復回数は50回である。図11に、符号化率3/16におけるシャノン限界C/Nと、図10から取得したBER=1×10−7点におけるC/Nの比較結果を示す。図11より、本検査行列に基づく符号化器、復号器、送信装置1及び受信装置2を適用することで、シャノン限界に迫る復号性能が得られることがわかる。従って、表1に基づく検査行列Hの採用により、現行の地上デジタル放送では困難であったシャノン限界に対し1dB未満となる好ましい伝送性能が得られるようになる。
上述した実施例に関して、符号化器及び復号器、並びに送信装置1及び受信装置2として機能するコンピュータを構成し、符号化器及び復号器、並びに送信装置1及び受信装置2の各手段を機能させるためのプログラムを好適に用いることができる。具体的には、各手段を制御するための制御部をコンピュータ内の中央演算処理装置(CPU)で構成でき、且つ、各手段を動作させるのに必要となるプログラムを適宜記憶する記憶部を少なくとも1つのメモリで構成させることができる。即ち、そのようなコンピュータに、CPUによって該プログラムを実行させることにより、上述した各手段の有する機能を実現させることができる。更に、各手段の有する機能を実現させるためのプログラムを、前述の記憶部(メモリ)の所定の領域に格納させることができる。そのような記憶部は、装置内部のRAM又はROMなどで構成させることができ、或いは又、外部記憶装置(例えば、ハードディスク)で構成させることもできる。また、そのようなプログラムは、コンピュータで利用されるOS上のソフトウェア(ROM又は外部記憶装置に格納される)の一部で構成させることができる。更に、そのようなコンピュータに、各手段として機能させるためのプログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録することができる。また、上述した各手段をハードウェア又はソフトウェアの一部として構成させ、各々を組み合わせて実現させることもできる。
上述の実施例については代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換することができることは当業者に明らかである。例えば、LDPC符号化と組み合わされる場合の他の誤り訂正符号化として、BCH符号化以外に、リードソロモン符号化などのブロック符号化のみならず、畳込み符号化であってもよく、又は他のLDPC符号化を組み合わせても良い。従って、本発明は、上述の実施例によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲によってのみ制限される。
本発明による符号化器及び復号器、並びに送信装置及び受信装置は、各種伝送方式においてLDPC符号の符号長が異なる場合において、複数種類のデジタル変調方式を時分割多重する伝送システムにおいて有用である。
1 送信装置
11 主信号処理部
111 伝送フレーム生成部
112 エネルギー拡散部
113 BCH符号化部
114 LDPC符号化部
115 変調部
12 TMCC生成部
2 受信装置
21 主信号処理部
211 復調部
212 LDPC復号部
213 BCH復号部
214 エネルギー逆拡散部
22 TMCC復調・復号部

Claims (4)

  1. 符号化率毎に固有の検査行列を用いてデジタルデータをLDPC符号化する符号化器であって、
    69120ビットからなる符号長で符号化率毎に予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率3/16に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に複数種類のサイクル数で周期的に配置して構成した部分行列を含む検査行列を用いてLDPC符号化を行う手段を備え、
    前記符号化率3/16の検査行列初期値テーブルに基づく検査行列は、前記部分行列として、第1のサイクル数で周期的に1の要素を列方向に配置する第1の部分行列と、前記第1のサイクル数とは異なる第2のサイクル数で周期的に1の要素を列方向に配置する第2の部分行列と、前記第1のサイクル数毎に行方向へシフトし前記第2のサイクル数で周期的に1の要素を列方向に配置することでパリティインターリーブを施した第3の部分行列と、を含み、
    前記第1の部分行列を部分行列A、前記第2の部分行列を部分行列C、及び前記第3の部分行列を部分行列Dとしたときの初期値を示す前記符号化率3/16の検査行列初期値テーブルは、
    Figure 0006940988
    Figure 0006940988
    からなることを特徴とす符号化器。
  2. 請求項に記載の符号化器で符号化したデータを、前記検査行列に基づいてLDPC復号することを特徴とする復号器。
  3. 請求項に記載の符号化器を備えることを特徴とする送信装置。
  4. 請求項に記載の復号器を備えることを特徴とする受信装置。
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