JP2020005254A - Bch符号化器、bch復号器、送信装置及び受信装置、並びにプログラム - Google Patents

Bch符号化器、bch復号器、送信装置及び受信装置、並びにプログラム Download PDF

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JP2020005254A JP2019115043A JP2019115043A JP2020005254A JP 2020005254 A JP2020005254 A JP 2020005254A JP 2019115043 A JP2019115043 A JP 2019115043A JP 2019115043 A JP2019115043 A JP 2019115043A JP 2020005254 A JP2020005254 A JP 2020005254A
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慎悟 朝倉
Shingo Asakura
慎悟 朝倉
知明 竹内
Tomoaki Takeuchi
知明 竹内
正寛 岡野
Masahiro Okano
正寛 岡野
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Abstract

【課題】BCH符号における訂正能力を可変設定可能としたデジタル放送のBCH符号化器、BCH復号器、送信装置及び受信装置、並びにプログラムを提供する。【解決手段】送信装置1に設けられる本発明のBCH符号化器113は、LDPC符号を内符号とした連接符号の外符号として作動し、BCH符号に関する13次、14次、15次、及び16次の生成多項式のうち1以上の生成多項式を保持するメモリ1132と、メモリ1132に保持される複数種類の次数の生成多項式のうち、LDPC符号の符号長及び符号化率に応じて訂正能力を可変設定した1つの生成多項式を選択して用いて、符号化対象の情報ビットに対しBCH符号化処理を施すように構成される。受信装置2に設けられる本発明のBCH復号器213は、BCH符号化器113によって符号化されたデータを該BCH符号化器113で用いた生成多項式に基づいて復号処理する。【選択図】図3

Description

本発明は、衛星放送及び地上放送並びに固定通信及び移動通信の技術分野に関するものであり、特に、デジタル放送のBCH符号化器、BCH復号器、送信装置及び受信装置、並びにプログラムに関する。
現在策定されている高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式では、誤り訂正符号の内符号としてLDPC符号、その外符号としてBCH符号を用いる連接符号を用いる構成となっている(例えば、非特許文献1参照)。
誤り訂正符号を用いたデジタル放送の伝送方式では、受信装置にて情報訂正が行われるため、送信装置は、パリティビットと呼ばれる冗長信号を送るべき情報に付加することで信号の冗長度(符号化率)を制御し、雑音に対する耐性を向上させるようにしている。
一方、現行の衛星・地上放送による2Kサービスや、衛星放送による4K・8Kスーパーハイビジョンに加え、新たに地上放送による4K・8Kスーパーハイビジョン(以下、次世代地上放送)の提供が期待されている。しかしながら、4K・8Kスーパーハイビジョン(以下、4K・8K)は情報量が膨大であり、十分に高いサービス時間率を維持して次世代地上放送網を構築するには、劣悪な伝搬環境による雑音に埋もれない、十分高い伝送性能が求められる。
また、衛星放送の場合、衛星中継器における非線形歪や、降雨減衰による電力低下が主な信号劣化要因であるが、地上放送においては、マルチパスフェージングや都市雑音など、地上伝搬特有の信号劣化が発生する。よって、次世代地上放送における誤り訂正符号の基本性能としては、符号長が長いLDPC符号を適用することで、なるべくシャノン限界に迫る非常に誤り訂正能力が高いことが求められる。
さらに、放送事業者によって、放送品質とサービス時間率のバランスのとり方は異なることから、複数の符号化率を適時切り替えることで、情報ビットレートの選択が柔軟に変更でき、少なくとも、上述の高度衛星方式と同等以上の選択肢を用意することが望ましい。
また、地上放送は種々の用途に利用されることから、高い伝送性能を保ちつつ比較的に受信装置の負荷の軽い伝送形態も対応したものとすることが望ましい。
そこで、現時点では、次世代地上放送のLDPC符号の符号長として、非常に高い誤り訂正能力を発揮する69120ビットと、受信装置の負荷の軽い17280ビットの採用が検討され、LDPC符号化率は2/16、3/16、4/16、5/16、6/16、7/16、8/16、9/16、10/16、11/16、12/16、13/16、14/16の合計13種類が検討されている。
ところで、LDPC符号は、その符号長が長いほど白色雑音に対する耐性を向上させることができるが、マルチパスフェージングや都市雑音等に起因するバーストエラーに対する耐性を強化する必要がある。このため、次世代地上放送においても、ビット配列の並び替えを行うインターリーブ処理を行うことや、ガロア体の性質を利用して構成されるBCH符号を外符号として用いることが検討されている。
"高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式 標準規格 ARIB STD-B44 2.1版、平成28年3月25日改定、一般社団法人 電波産業会(ARIB)
まず、非特許文献1に開示されるように、現在策定されている高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式におけるBCH符号の生成多項式g(x)は、訂正能力t=12で最適化されたm(m=16)次生成多項式g(x)を用いて構成され、より具体的には、表1に示すように最適化された生成多項式リストg(x){i=1〜12;t=12}の全ての積で表される。
そして、m(m=16)次生成多項式g(x)を用いたBCH符号は、その最大符号長が2−1=65535ビットとなり、t=12ビットの訂正に必要なBCHパリティがm×t=16×12=192ビットとなるため、高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式におけるBCH符号は、BCH(65535,65343,t=12)短縮符号として表される。
高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式等の従来の伝送方式では、訂正能力としてt=12ビットの16次生成多項式リストg(x)を用いて単一のBCH符号を外符号として適用するものとしている。例えば、図20は、高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式等の従来方式の訂正能力t=12の16次生成多項式を用いる伝送フレームの構成例を示す図である。図20に示すように、従来の伝送方式では、情報ビット長やLDPC符号化率によらず、同一訂正能力(t=12)の16次生成多項式を用いた単一のBCH符号を外符号として適用するものとなっている。
しかしながら、このような従来の伝送方式では、伝送システム全体の性能として、所定のビット誤り率で所望のC/Nが得られるように調節することができず、更にはその最適化に関して改善の余地があった。
特に、次世代地上放送では、前述したように、白色雑音以外にも、マルチパスフェージングや都市雑音など地上伝搬特有の信号劣化が発生することや、種々のLDPC符号の符号長への適用を考慮すると、LDPC符号の性能を高め、周波数利用効率や伝送効率の向上を実現する方向で、BCH符号の訂正能力を可変設定する技法が望まれる。
そこで、本発明の目的は、BCH符号における訂正能力を可変設定可能としたデジタル放送のBCH符号化器、BCH復号器、送信装置及び受信装置、並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明による第1態様のBCH符号化器は、LDPC符号を内符号とした連接符号の外符号として作動するデジタル放送のBCH符号化器であって、前記LDPC符号の符号長及び符号化率に応じて訂正能力を可変設定可能とするm(m=16)次の生成多項式を用いて、符号化対象の情報ビットに対しBCH符号化処理を施す手段を備えることを特徴とする。
また、本発明による第1態様のBCH符号化器において、前記m次の生成多項式は、当該訂正能力を拡張的に選択可能な生成多項式により訂正能力を可変設定可能とするよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明による第1態様のBCH符号化器において、前記m次の生成多項式は、最大符号長2−1とし、tビットの訂正に必要なパリティ長をm×tとし、最大訂正能力としてt=20に対応する生成多項式リストg(x){i=1〜20;t≦20}を用いて、可変設定する訂正能力tに応じたg(x)の全ての積で表されていることを特徴とする。
また、本発明による第1態様のBCH符号化器において、
前記m(m=16)次の生成多項式リストg(x){i=1〜20;t≦20}は、
g1(x)= 1+x+x3+x12+x16,
g2(x)= 1+x2+x3+x4+x8+x9+x11+x12+x16,
g3(x)= 1+x2+x3+x7+x9+x10+x11+x13+x16,
g4(x)= 1+x+x3+x6+x7+x11+x12+x13+x16,
g5(x)= 1+x+x2+x3+x5+x7+x8+x9+x11+x13+x16,
g6(x)= 1+x+x6+x7+x9+x10+x12+x13+x16,
g7(x)= 1+x+x2+x6+x9+x10+x11+x15+x16,
g8(x)= 1+x+x3+x6+x8+x9+x12+x15+x16,
g9(x)= 1+x+x4+x6+x8+x10+x11+x12+x13+x15+x16,
g10(x)= 1+x+x2+x4+x6+x8+x9+x10+x11+x15+x16,
g11(x)= 1+x6+x8+x9+x10+x13+x14+x15+x16,
g12(x)= 1+x+x2+x3+x5+x6+x7+x10+x11+x15+x16,
g13(x)= 1+x+x3+x4+x5+x6+x8+x9+x10+x12+x14+x15+x16,
g14(x)= 1+x+x3+x4+x6+x7+x9+x10+x11+x12+x14+x15+x16,
g15(x)= 1+x2+x3+x4+x6+x7+x8+x9+x16,
g16(x)= 1+x7+x10+x12+x13+x14+x16,
g17(x)= 1+x+x2+x4+x6+x7+x12+x15+x16,
g18(x)= 1+x5+x6+x7+x11+x15+x16,
g19(x)= 1+x+x3+x8+x10+x14+x16,
g20(x)= 1+x4+x6+x7+x8+x9+x10+x11+x13+x15+x16,
として規定されていることを特徴とする。
本発明による第2態様のBCH符号化器は、LDPC符号を内符号とした連接符号の外符号として作動するデジタル放送のBCH符号化器であって、前記LDPC符号の符号長及び符号化率に応じて訂正能力を可変設定可能とするm(m=15)次の生成多項式を用いて、符号化対象の情報ビットに対しBCH符号化処理を施す手段を備えることを特徴とする。
また、本発明による第2態様のBCH符号化器において、前記m次の生成多項式は、当該訂正能力を拡張的に選択可能な生成多項式により訂正能力を可変設定可能とするよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明による第2態様のBCH符号化器において、前記m次の生成多項式は、最大符号長2−1とし、tビットの訂正に必要なパリティ長をm×tとし、最大訂正能力としてt=20に対応する生成多項式リストg(x){i=1〜20;t≦20}を用いて、可変設定する訂正能力tに応じたg(x)の全ての積で表されていることを特徴とする。
また、本発明による第2態様のBCH符号化器において、
前記m(m=15)次の生成多項式リストg(x){i=1〜20;t≦20}は、
g1(x)= 1+x+x3+x12+x15,
g2(x)= 1+x2+x3+x4+x5+x6+x7+x8+x9+x10+x11+x12+x13+x14+x15,
g3(x)= 1+x2+x4+x6+x7+x8+x11+x12+x15,
g4(x)= 1+x+x3+x4+x6+x7+x8+x9+x10+x11+x12+x13+x15,
g5(x)= 1+x+x11+x12+x13+x14+x15,
g6(x)= 1+x+x2+x4+x5+x8+x11+x12+x15,
g7(x)= 1+x+x3+x4+x7+x8+x11+x12+x15,
g8(x)= 1+x2+x3+x7+x8+x9+x13+x14+x15,
g9(x)= 1+x+x2+x3+x5+x12+x13+x14+x15,
g10(x)= 1+x3+x4+x6+x8+x11+x12+x13+x15,
g11(x)= 1+x2+x3+x5+x7+x10+x11+x14+x15,
g12(x)= 1+x+x2+x3+x5+x6+x7+x8+x9+x10+x11+x12+x13+x14+x15,
g13(x)= 1+x3+x5+x6+x7+x8+x10+x12+x15,
g14(x)= 1+x+x5+x8+x11+x12+x13+x14+x15,
g15(x)= 1+x3+x6+x8+x11+x13+x15,
g16(x)= 1+x3+x5+x8+x12+x14+x15,
g17(x)= 1+x5+x6+x8+x9+x10+x11+x12+x13+x14+x15,
g18(x)= 1+x+x2+x4+x5+x6+x7+x8+x9+x10+x11+x12+x15,
g19(x)= 1+x+x2+x4+x5+x6+x7+x10+x12+x13+x15,
g20(x)= 1+x4+x5+x6+x8+x10+x11+x12+x13+x14+x15,
として規定されていることを特徴とする。
本発明による第3態様のBCH符号化器は、LDPC符号を内符号とした連接符号の外符号として作動するデジタル放送のBCH符号化器であって、前記LDPC符号の符号長及び符号化率に応じて訂正能力を可変設定可能とするm(m=14)次の生成多項式を用いて、符号化対象の情報ビットに対しBCH符号化処理を施す手段を備えることを特徴とする。
また、本発明による第3態様のBCH符号化器において、前記m次の生成多項式は、当該訂正能力を拡張的に選択可能な生成多項式により訂正能力を可変設定可能とするよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明による第3態様のBCH符号化器において、前記m次の生成多項式は、最大符号長2−1とし、tビットの訂正に必要なパリティ長をm×tとし、最大訂正能力としてt=20に対応する生成多項式リストg(x){i=1〜20;t≦20}を用いて、可変設定する訂正能力tに応じたg(x)の全ての積で表されていることを特徴とする。
また、本発明による第3態様のBCH符号化器において、
前記m(m=14)次の生成多項式リストg(x){i=1〜20;t≦20}は、
g1(x)= 1+x+x6+x10+x14,
g2(x)= 1+x+x2+x5+x6+x8+x14,
g3(x)= 1+x+x3+x4+x6+x7+x9+x10+x14,
g4(x)= 1+x4+x5+x6+x7+x8+x9+x12+x14,
g5(x)= 1+x2+x3+x5+x11+x12+x14,
g6(x)= 1+x+x6+x8+x14,
g7(x)= 1+x5+x6+x9+x10+x11+x12+x13+x14,
g8(x)= 1+x2+x5+x7+x8+x9+x10+x11+x14,
g9(x)= 1+x+x2+x3+x4+x5+x7+x8+x10+x13+x14,
g10(x)= 1+x+x6+x11+x14,
g11(x)= 1+x2+x4+x8+x10+x11+x14,
g12(x)= 1+x2+x5+x6+x9+x11+x14,
g13(x)= 1+x+x6+x7+x10+x11+x12+x13+x14,
g14(x)= 1+x+x7+x8+x10+x13+x14,
g15(x)= 1+x+x2+x3+x5+x8+x11+x13+x14,
g16(x)= 1+x3+x4+x7+x9+x10+x11+x12+x14,
g17(x)= 1+x+x2+x3+x4+x6+x7+x8+x10+x12+x14,
g18(x)= 1+x+x2+x4+x5+x6+x11+x13+x14,
g19(x)= 1+x+x3+x5+x6+x13+x14,
g20(x)= 1+x2+x3+x6+x10+x13+x14,
として規定されていることを特徴とする。
本発明による第4態様のBCH符号化器は、LDPC符号を内符号とした連接符号の外符号として作動するデジタル放送のBCH符号化器であって、前記LDPC符号の符号長及び符号化率に応じて訂正能力を可変設定可能とするm(m=14)次の生成多項式を用いて、符号化対象の情報ビットに対しBCH符号化処理を施す手段を備えることを特徴とする。
また、本発明による第4態様のBCH符号化器において、前記m次の生成多項式は、当該訂正能力を拡張的に選択可能な生成多項式により訂正能力を可変設定可能とするよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明による第4態様のBCH符号化器において、前記m次の生成多項式は、最大符号長2−1とし、tビットの訂正に必要なパリティ長をm×tとし、最大訂正能力としてt=20に対応する生成多項式リストg(x){i=1〜20;t≦20}を用いて、可変設定する訂正能力tに応じたg(x)の全ての積で表されていることを特徴とする。
また、本発明による第4態様のBCH符号化器において、
前記m(m=13)次の生成多項式リストg(x){i=1〜20;t≦20}は、
g1(x)= 1+x+x3+x4+x13,
g2(x)= 1+x4+x5+x7+x9+x10+x13,
g3(x)= 1+x+x4+x7+x8+x11+x13,
g4(x)= 1+x+x2+x3+x6+x8+x9+x10+x13,
g5(x)= 1+x5+x6+x7+x8+x12+x13,
g6(x)= 1+x+x5+x7+x8+x9+x13,
g7(x)= 1+x3+x4+x5+x6+x12+x13,
g8(x)= 1+x+x2+x3+x4+x5+x7+x9+x13,
g9(x)= 1+x+x2+x3+x4+x5+x6+x7+x8+x9+x10+x11+x13,
g10(x)= 1+x3+x5+x9+x11+x12+x13,
g11(x)= 1+x+x4+x6+x7+x8+x11+x12+x13,
g12(x)= 1+x+x2+x5+x11+x12+x13,
g13(x)= 1+x2+x3+x4+x6+x8+x10+x12+x13,
g14(x)= 1+x2+x4+x8+x9+x12+x13,
g15(x)= 1+x2+x6+x8+x9+x10+x11+x12+x13,
g16(x)= 1+x2+x3+x6+x8+x10+x11+x12+x13,
g17(x)= 1+x+x2+x3+x4+x5+x10+x11+x13,
g18(x)= 1+x+x3+x4+x5+x7+x8+x9+x11+x12+x13,
g19(x)= 1+x2+x3+x4+x7+x8+x13,
g20(x)= 1+x+x4+x5+x6+x7+x8+x9+x10+x12+x13,
として規定されていることを特徴とする。
本発明による第5態様のBCH符号化器は、LDPC符号を内符号とした連接符号の外符号として作動するデジタル放送のBCH符号化器であって、BCH符号に関する13次、14次、15次、及び16次の生成多項式のうち2以上の生成多項式を保持するメモリと、前記メモリに保持される複数種類の次数の生成多項式のうち、前記LDPC符号の符号長及び符号化率に応じて1つの生成多項式を選択して用いて、符号化対象の情報ビットに対しBCH符号化処理を施す手段と、を備えることを特徴とする。
本発明による第6態様のBCH符号化器は、LDPC符号を内符号とした連接符号の外符号として作動するデジタル放送のBCH符号化器であって、BCH符号に関する訂正能力を可変設定可能な13次、14次、15次、及び16次の生成多項式のうち2以上の生成多項式を保持するメモリと、前記メモリに保持される複数種類の次数の生成多項式のうち、前記LDPC符号の符号長及び符号化率に応じて訂正能力を可変設定した1つの生成多項式を選択して用いて、符号化対象の情報ビットに対しBCH符号化処理を施す手段と、を備えることを特徴とする。
本発明による一態様のBCH復号器は、本発明に係るBCH符号化器によって符号化されたデータを該BCH符号化器で用いた生成多項式に基づいて復号処理する手段を備えることを特徴とする。
本発明による一態様の送信装置は、本発明に係るBCH符号化器を備えることを特徴とする。
本発明による一態様の送信装置は、本発明に係るBCH復号器を備えることを特徴とする。
本発明による第1態様のプログラムは、コンピュータを、本発明に係るBCH符号化器として機能させるためのプログラムとして構成する。
本発明による第2態様のプログラムは、コンピュータを、本発明に係るBCH復号器として機能させるためのプログラムとして構成する。
本発明によれば、地上放送における非常に劣悪な雑音環境においても、BCH符号における訂正能力を可変設定可能としたことにより、LDPC符号の性能を高め、周波数利用効率の向上を実現することが可能となる。
本発明に係るBCH符号化器及びBCH復号器は、例えば最大訂正能力を拡大し最適化した16次生成多項式における複数種の訂正能力をLDPC符号化情報に基づいて選択可能とすることができ、BCHパリティ長を短く設定した場合でも、高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式のような訂正能力t=12で一定とした従来の伝送方式と比較して、同性能以上の誤り耐性を達成することが可能となる。
特に、本発明に係るBCH符号化器及びBCH復号器は、LDPC符号化情報に基づいて複数種の次数(例えば16次以外の13,14,15次)の生成多項式を可変設定可能とすることで、従来の伝送方式と比較して相対的に情報ビットを長く設定することが可能となり、LDPC符号化情報に応じた各次数の生成多項式の最適化(生成多項式リストg(x)の最適化)により、伝送効率が向上するようになる。
本発明による一実施例の伝送システムにおける送信装置の主要な構成要素のみを概略的に示すブロック図である。 本発明による一実施例の伝送システムにおける受信装置の主要な構成要素のみを概略的に示すブロック図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による一実施形態のBCH符号化器及びBCH復号器の概略構成を示すブロック図である。 本発明による一実施形態のBCH符号化器における実施例1の処理例を示すフローチャートである。 本発明による一実施形態のBCH符号化器における実施例2の処理例を示すフローチャートである。 (a),(b)は、それぞれ本発明による本発明による本発明による一実施形態のBCH符号化器における実施例3,4の処理例を示すフローチャートである。 (a),(b)は、それぞれ従来方式の一例と、本発明方式の一例とを対比する説明図である。 本発明による一実施形態のBCH符号化器及びBCH復号器に係る16次生成多項式を生成するための生成多項式リストg(x)の係数を示す図である。 本発明による一実施形態のBCH符号化器及びBCH復号器に係る16次生成多項式g(x)を用いたときのC/Nに対する訂正能力t=12〜20別のビット誤り率(BER)特性を示す図である。 本発明による一実施形態のBCH符号化器及びBCH復号器に係る16次生成多項式g(x)を用いたときのC/Nに対する訂正能力t=12〜20別のビット誤り率(BER)特性を示す拡大図である。 本発明による一実施形態のBCH符号化器及びBCH復号器に係る15次生成多項式を生成するための生成多項式リストg(x)の係数を示す図である。 本発明による一実施形態のBCH符号化器及びBCH復号器に係る15次生成多項式g(x)を用いたときのC/Nに対する訂正能力t=12〜20別のビット誤り率(BER)特性を示す図である。 本発明による一実施形態のBCH符号化器及びBCH復号器に係る15次生成多項式g(x)を用いたときのC/Nに対する訂正能力t=12〜20別のビット誤り率(BER)特性を示す拡大図である。 本発明による一実施形態のBCH符号化器及びBCH復号器に係る14次生成多項式を生成するための生成多項式リストg(x)の係数を示す図である。 本発明による一実施形態のBCH符号化器における14次生成多項式g(x)を用いたときのC/Nに対する訂正能力t=12〜20別のビット誤り率(BER)特性を示す図である。 本発明による一実施形態のBCH符号化器及びBCH復号器に係る14次生成多項式g(x)を用いたときのC/Nに対する訂正能力t=12〜20別のビット誤り率(BER)特性を示す拡大図である。 本発明による一実施形態のBCH符号化器及びBCH復号器に係る13次生成多項式を生成するための生成多項式リストg(x)の係数を示す図である。 本発明による一実施形態のBCH符号化器及びBCH復号器に係る13次生成多項式g(x)を用いたときのC/Nに対する訂正能力t=12〜20別のビット誤り率(BER)特性を示す図である。 本発明による一実施形態のBCH符号化器及びBCH復号器に係る13次生成多項式g(x)を用いたときのC/Nに対する訂正能力t=12〜20別のビット誤り率(BER)特性を示す拡大図である。 従来方式の訂正能力t=12の16次生成多項式を用いる伝送フレームの構成例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明による一実施例の伝送システムにおける送信装置1及び受信装置2、並びにBCH符号化器113及びBCH復号器213を説明する。本発明による一実施例の伝送システムは、次世代地上放送伝送方式を想定した図1に示す送信装置1、及び図2に示す受信装置2から構成され、次世代地上放送伝送方式で用いるLDPC符号を内符号とし、その外符号として用いるBCH符号を最適化した上で訂正能力を可変設定可能としたものとなっている。
まず、図1を参照して、本発明による一実施例の送信装置1について説明する。
〔送信装置〕
図1は、本発明による一実施例の送信装置1の主要な構成要素のみを概略的に示すブロック図である。この送信装置1は、主信号処理部11として、伝送フレーム生成部111、エネルギー拡散部112、BCH符号化器113、LDPC符号化部114、変調部115を備え、主信号の入力ビット列を送信する場合に、伝送フレームの信号を生成してから変調信号を生成するまでの一連の処理を行う。また、送信装置1は、変調方式及び符号化率といった伝送に関するパラメータを含むTMCC信号を生成し主信号より前に伝送する手段として、TMCC生成部12を有する。TMCC生成部12は、主信号の信号処理を行う主信号処理部11とは別構成により接続し、伝送フレーム生成部111から発生される主信号に対して、TMCC信号を時分割多重により伝送することで、主信号とは独立して、受信装置2に対し伝送に関するパラメータを伝送することが可能である。また、TMCC生成部12は、LDPC符号化部114や、変調部115に対して、TMCC信号が指定するLDPC符号化率、及び変調方式を指定する機能を有する。以後、図1に示す送信装置1の各構成要素について説明する。
伝送フレーム生成部111は、予め定められるLDPC符号長に対しLDPC符号化率に応じた伝送フレーム構成に基づき、主信号の入力ビット列を所定の長さに区切って情報ビットとし、BCH符号化及びLDPC符号化に係る各パリティの付加を可能とする伝送フレームを生成する。
エネルギー拡散部112は、伝送フレーム生成部111の出力ビット列に対し、エネルギー拡散(ビットランダム化)を行う。これは、擬似ランダムな「1」及び「0」のパターンを、M系列を使って発生させ、これとスロット内のデータとでMOD2により加算することにより実現する。これにより、「1」又は「0」が連続することがなくなることから、後述する受信装置2において、同期再生の安定化を図ることができる。
BCH符号化器113は、外符号として、必要に応じて設けられる誤り訂正符号化処理であり、エネルギー拡散後の情報ビットのデータに対し、予め定められるLDPC符号長及び前段で使用されるLDPC符号化率を含むLDPC符号化情報に基づいて選択したm次生成多項式g(x)を用いてBCH符号化を施し、該情報ビットに対しそのパリティ(以下、「BCHパリティ」と称する)を付与する。本例では、BCH符号化器113を用いる場合を対象としている。
つまり、本発明に係るBCH符号化器113は、詳細に後述するが、予め定められるLDPC符号長及び後段で使用されるLDPC符号化率に応じて、BCH符号における訂正能力を可変設定可能に構成されている。尚、BCHパリティは、訂正能力tの範囲を可変設定できるm次生成多項式g(x)を用いて生成され、そのBCH符号の最大符号長2−1となる。特に、本発明に係るBCH符号化器113で用いるm次生成多項式g(x)は、最大訂正能力t=20まで最適化された生成多項式リストg(x){i=1〜20;t≦20}を用いて、使用する訂正能力tに応じたg(x)の全ての積で表される。
LDPC符号化部114は、TMCC生成部12で生成するTMCC信号が指定するLDPC符号化率に基づいて、エネルギー拡散部112を経て入力されるBCH符号化器113を経て入力されるBCH符号化データに対してLDPC符号化を施し、該情報ビットに対しそのパリティ(以下、「LDPCパリティ」と称する)を付与する。尚、LDPCパリティはLDPC符号化率毎に対応する所定の検査行列を用いて生成され、LDPC符号化率は変調方式に関連付けて設定される。
変調部115は、TMCC生成部12で生成するTMCC信号が指定する所定の変調方式に基づき直交変調を施して、変調信号を生成する。変調方式には、例えば、BPSK(π/2シフトBPSK(Binary Phase Shift Keying))、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、8PSK、16APSK(Amplitude and Phase-Shift Keying)(或いは16QAM(Quadrature Amplitude Modulation))、32APSK(32QAM)、64QAM、256QAM、1024QAM、4096QAM等が含まれる。
次に、図2を参照して、本発明による一実施例の受信装置2について説明する。
〔受信装置〕
図2は、本発明による一実施例の受信装置2の主要な構成要素のみを概略的に示すブロック図である。この受信装置2は、復調部211、LDPC復号部212、BCH復号器213、及びエネルギー逆拡散部214を含む主信号の信号処理を行う主信号処理部21と、TMCC復調・復号部22とを備えている。
復調部211は、入力された変調信号を直交復調し、LDPC復号部212に対し復調したIQ信号(同相成分Iと直交位相成分Qの直交信号)を出力する。尚、TMCC復調・復号部22は、復調部211に先立ちTMCC信号の復調・復号を行い、復調部211に対して、主信号の変調に適用した変調方式を指定する。また、後述するLDPC復号部212に対しては、主信号のLDPC符号化に適用した符号化率を指定する。
LDPC復号部212は、LDPC符号用の復号器として構成され、復調部211からIQ信号が入力されると共に、TMCC復調・復号部22により検出された変調方式に関連付けられるLDPC符号化率の情報が入力され、送信側と同様のLDPC符号化率毎に対応する所定の検査行列を用いて、sum−product復号法等の尤度判定により、所定の変調方式及びLDPC符号化率に合わせた復号を行う。
BCH復号器213は、送信装置1のBCH符号化器113によりBCH符号化が施された信号に対し、予め定められるLDPC符号長及び前段で使用されるLDPC符号化率を含むLDPC符号化情報に基づいて送信側と対応する訂正能力tのm次生成多項式g(x)を判別し、判別した訂正能力tのm次生成多項式g(x)を用いて復号を行う。
エネルギー逆拡散部214は、送信装置1のエネルギー拡散部112において擬似ランダム符号がMOD2により加算された処理を元に戻すため、再度同じ擬似ランダム符号をMOD2により加算し、エネルギー逆拡散処理を行う。これにより、受信装置2における信号処理部21は、送信装置1から送信された主信号の入力ビット列に対応する出力ビット列を復元して外部に出力する。
以上のように、本発明による一実施例の送信装置1及び受信装置2は、長い符号長を持つLDPC符号による誤り訂正符号に対応した伝送フレームを用いて、変調方式と符号化率とを自由に組み合わせることができる。従って、主信号として伝送するMPEG−2 TS又はその他のデジタルデータストリームを効率良く伝送することが可能である。
次に、図3を参照して、本発明による一実施形態のBCH符号化器113及びBCH復号器213について説明する。
〔BCH符号化器〕
図3(a)には本発明による一実施形態のBCH符号化器113の概略構成を示している。BCH符号化器113は、生成多項式選択部1131、生成多項式メモリ部1132、及びBCH符号化処理部1133を備える。尚、従来技法のBCH符号化器では、単一の訂正能力の16次生成多項式を用いる構成であるため、本実施形態のBCH符号化器113のような生成多項式選択部1131が設けられていない。
生成多項式選択部1131は、LDPC符号化情報として、予め定められるLDPC符号長とLDPC符号化率の各情報を入力し、このLDPC符号長及びLDPC符号化率に応じて、生成多項式メモリ部1132に格納される複数種類のm次生成多項式g(x)のうち1つを選択して読み出し、BCH符号化処理部1133に出力する。
生成多項式メモリ部1132は、複数種類のm次生成多項式g(x)を予め保持しており、LDPC符号長及びLDPC符号化率に対して1つのm次生成多項式g(x)を選択可能とするよう予め関連付けられている。
BCH符号化処理部1133は、生成多項式選択部1131によって選択したm次生成多項式g(x)を用いて、入力される情報ビットのデータに対してBCH符号化を施し、該情報ビットにBCHパリティを付与してLDPC符号化部114に出力する。
〔BCH復号器〕
図3(b)には本発明による一実施形態のBCH復号器213の概略構成を示している。BCH復号器213は、BCH符号化器113に対応するBCH復号処理を行う機能部であり、生成多項式選択部2131、生成多項式メモリ部2132、及びBCH復号処理部2133を備える。尚、従来技法のBCH復号器では、単一の訂正能力の16次生成多項式を用いる構成であるため、本実施形態のBCH復号器213のような生成多項式選択部2131が設けられていない。
生成多項式選択部2131は、LDPC符号化情報として、予め定められるLDPC符号長とLDPC符号化率の各情報を入力し、このLDPC符号長及びLDPC符号化率に応じて、生成多項式メモリ部2132に格納される複数種類のm次生成多項式g(x)のうち1つを選択して読み出し、BCH復号処理部2133に出力する。
生成多項式メモリ部2132は、複数種類のm次生成多項式g(x)を予め保持しており、LDPC符号長及びLDPC符号化率に対して1つのm次生成多項式g(x)を選択可能とするよう予め関連付けられている。
BCH復号処理部2133は、生成多項式選択部2131によって選択したm次生成多項式g(x)を用いて、LDPC復号部212から入力される、情報ビットにBCHパリティが付与されたデータに対してBCH復号を施して誤りを訂正し、その誤り訂正後の情報ビットを外部に出力する。
ところで、BCH符号化器113及びBCH復号器213が複数種類のm次生成多項式g(x)のうちいずれを使用するかについての情報を、TMCC生成部12によりTMCC信号に埋め込んでBCH符号化器113を作動させるとともに、送信装置1から受信装置2へと伝送し、TMCC復調・復号部22によりその情報を抽出してBCH復号器213を作動させる形態とすることもできる。ただし、図1及び図2に示す本実施形態のように、LDPC符号化情報を基にBCH符号化器113及びBCH復号器213が複数種類のm次生成多項式g(x)を自動選択して作動する形態とすることで、TMCC信号内にBCH符号に関する特段の情報を埋め込むことなく実装できるため、既存の伝送方式手の適用も容易になるなど汎用性が高くなる。
〔複数種の訂正能力を選択可能とする生成多項式〕
本実施形態では、生成多項式メモリ部1132,2132の各々は、BCH符号に関する複数種の訂正能力を選択可能とするために、複数種類のm次生成多項式g(x)として、m=16,15,14,13とするそれぞれ16次,15次,14次,13次の生成多項式g(x)を形成可能とし、且つ次数mごとに最大訂正能力t=20まで最適化された生成多項式リストg(x){i=1〜20;t≦20}の係数を保持している。
m次生成多項式g(x)は、式(1)に示すように、使用する訂正能力tに応じたg(x)の全ての積で表される。
そして、本発明に係る16次,15次,14次,13次の各生成多項式g(x)に関する生成多項式リストg(x)は、それぞれ図8、図11、図14、及び図17に示すように、LDPC符号長として69120ビット及び17280ビットの2種類、並びに、LDPC符号化率として2/16、3/16、4/16、5/16、6/16、7/16、8/16、9/16、10/16、11/16、12/16、13/16、14/16の合計13種類に対して、t=1〜20の範囲内の訂正能力でm次生成多項式g(x)を効率よく生成できるように、最適化されている。
図8、図11、図14、及び図17にそれぞれ示す各次数mの係数リストに関して、生成多項式選択部1131は、例えば表1に示す従来技法と同様の訂正能力t=12の16次生成多項式g(x)を得たいときは、図8を参照して、i=1〜12までのまでの生成多項式リストg(x)を形成し、そのg(x)の全ての積で得ることができる。
つまり、図8に示す16次生成多項式g(x)を得るための係数リストは、非特許文献1に開示される高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式におけるBCH符号の生成多項式g(x)を再現でき、且つその訂正能力を最大訂正能力t=20まで拡張可能とするよう最適化されている。従って、次世代地上放送の伝送方式に限らず、現行の高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式への転用をも可能とし、加えてその伝送性能を調整できるようになっている(これについては後述する)。
また、16次に限らず、図11、図14、及び図17にそれぞれ示すように、15次,14次,13次の各生成多項式g(x)を得るための係数リストも最適化して、次世代地上放送の伝送方式における幅広いLDPC符号長及び幅広いLDPC符号化率に適用できるものとなっている。
尚、生成多項式メモリ部1132は、16次,15次,14次,13次のいずれか1つの生成多項式のみを用いる用途である場合、対応するm次生成多項式g(x)を得るための係数リストのみを保持していればよく、この場合でも最大訂正能力t=20まで可変設定可能である。また、生成多項式メモリ部1132は、用途(例えば、予め定められたLDPC符号長)によって、16次,15次,14次,13次のうち2種以上の組み合わせのみを保持する形態としてもよい。
以下、BCH符号化器113の処理例として実施例1乃至4を説明する。尚、BCH復号器213は、BCH符号化器113に対応するBCH復号処理を行う機能部であり、同様の処理を有する。
(実施例1)
図4は、本発明による一実施形態のBCH符号化器113における実施例1の処理例を示すフローチャートである。実施例1では、16次,15次,14次,13次のうち1以上の生成多項式g(x)を用いる場合に、まず、BCH符号化器113は、LDPC符号化率がa1,a2,a3(例えばLDPC符号長が69120ビットであればa1=2/16,a2=5/16,a3=6/16)のいずれかであるかを判定する(ステップS1)。ステップS1にて是である時は訂正能力t=14を適用し(ステップS1:Y,ステップS2)、ステップS1にて否である時はステップS3に移行する。
ステップS3にて、BCH符号化器113は、LDPC符号化率がa4,a5,a6,a7(例えばa4=3/16,a5=10/16,a6=13/16,a6=14/16)のいずれかであるかを判定し、是である時は訂正能力t=16を適用し(ステップS3:Y,ステップS4)、否である時は訂正能力t=18を適用する。
尚、図4では典型的な一例を示したものであり、LDPC符号化率に応じて選択設定する訂正能力tは、予め保持する最大訂正能力の範囲内で随意予め定めることができ、図8、図11、図14、及び図17にそれぞれ示す例では、最大訂正能力t=20まで可変設定できる。従って、図8に示す16次の生成多項式g(x)のみを用いる場合でも、複数種の訂正能力を選択的に設定でき、所定のビット誤り率で所望のC/Nが得られるように調節することができる。
従って、実施例1に係るBCH符号化器113は、最大訂正能力を拡大し最適化した16次生成多項式における複数種の訂正能力をLDPC符号化情報に基づいて選択可能とすることができ、BCHパリティ長を短く設定した場合でも、高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式のような訂正能力t=12で一定とした従来の伝送方式と比較して、同性能以上の誤り耐性を達成することが可能となる。つまり、誤り訂正符号の性能を高め、周波数利用効率や伝送効率の向上を実現する方向で、BCH符号の訂正能力を可変設定することができ、BCH符号の訂正能力tを小さくするほど処理負担を軽減させることができる。
(実施例2)
図5は、本発明による一実施形態のBCH符号化器113における実施例2の処理例を示すフローチャートである。実施例2では、実施例1の処理に加えて、或いは固定の訂正能力(t≦20)にて、16次,15次,14次,13次のうちいずれの生成多項式g(x)を用いるかを決定するため、まず、BCH符号化器113は、LDPC符号化率がb1(例えばLDPC符号長が69120ビットであればb1=7/16)より高いか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11にて是である時は16次の生成多項式g(x)を適用し(ステップS11:Y,ステップS12)、ステップS11にて否である時はステップS13に移行する。
ステップS13にて、BCH符号化器113は、14次以下の生成多項式g(x)を使用するか否かを予め定めておき、ステップS13にて否である時は15次の生成多項式g(x)を適用し(ステップS13:N,ステップS14)、ステップS13にて是である時はステップS15に移行する。
ステップS15にて、BCH符号化器113は、LDPC符号化率がb2以上b1未満(例えばb2=5/16)より高いか否かを判定し、ステップS15にて是である時は15次の生成多項式g(x)を適用し(ステップS15:Y,ステップS14)、ステップS15にて否である時はステップS16に移行する。
ステップS16にて、BCH符号化器113は、13次以下の生成多項式g(x)を使用するか否かを予め定めておき、ステップS16にて否である時は14次の生成多項式g(x)を適用し(ステップS16:N,ステップS17)、ステップS16にて是である時はステップS18に移行する。
ステップS18にて、BCH符号化器113は、LDPC符号化率がb2未満(例えばb2=2/16)より高いか否かを判定し、ステップS18にて是である時は14次の生成多項式g(x)を適用し(ステップS18:Y,ステップS17)、ステップS18にて否である時は13次の生成多項式g(x)を適用する(ステップS19)。
尚、図5では典型的な一例を示したものであり、LDPC符号化率に応じて選択設定するm次生成多項式g(x)の種類は、例えば以下に説明する実施例3,4のように随意予め定めることができる。
(実施例3)
図6(a)は、本発明による一実施形態のBCH符号化器113における実施例3の処理例を示すフローチャートである。実施例3は、実施例2の別例として、16次,15次,13次のうちいずれの生成多項式g(x)を用いるかを決定するため、まず、BCH符号化器113は、LDPC符号化率がb1(例えばLDPC符号長が69120ビットであればb1=7/16)より高いか否かを判定する(ステップS21)。ステップS21にて是である時は16次の生成多項式g(x)を適用し(ステップS21:Y,ステップS22)、ステップS21にて否である時はステップS23に移行する。
ステップS23にて、BCH符号化器113は、15次以下の生成多項式g(x)を使用するか否かを予め定めておき、ステップS23にて否である時は15次の生成多項式g(x)を適用し(ステップS23:N,ステップS24)、ステップS23にて是である時はステップS25に移行する。
ステップS25にて、BCH符号化器113は、LDPC符号化率がb2以上b1未満(例えばb2=5/16)より高いか否かを判定し、ステップS25にて是である時は15次の生成多項式g(x)を適用し(ステップS25:Y,ステップS24)、ステップS25にて否である時は13次の生成多項式g(x)を適用する(ステップS26)。
(実施例4)
図6(b)は、本発明による一実施形態のBCH符号化器113における実施例4の処理例を示すフローチャートである。実施例4は、実施例2の別例として、14次,13次のうちいずれの生成多項式g(x)を用いるかを決定するため、まず、BCH符号化器113は、LDPC符号化率がc1(例えばLDPC符号長が17280ビットであればc1=7/16)より高いか否かを判定する(ステップS31)。ステップS31にて是である時は14次の生成多項式g(x)を適用し(ステップS31:Y,ステップS32)、ステップS31にて否である時は13次の生成多項式g(x)を適用する(ステップS33)。
このように、本実施形態のBCH符号化器113及びBCH復号器213は、図8、図11、図14、及び図17にそれぞれ示す複数種類のm次生成多項式g(x)の1以上を用いて、LDPC符号化情報に基づいて複数種の訂正能力を選択可能とし、所定のビット誤り率で所望のC/Nが得られるように調節することができる。
例えば最大訂正能力を拡大し最適化した16次生成多項式における複数種の訂正能力をLDPC符号化情報に基づいて選択可能とすることができ、BCHパリティ長を短く設定した場合でも、高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式のような訂正能力t=12で一定とした従来の伝送方式と比較して、同性能以上の誤り耐性を達成することが可能となる。
好適には、本実施形態のBCH符号化器113及びBCH復号器213は、図8、図11、図14、及び図17にそれぞれ示す複数種類のm次生成多項式g(x)の2以上を可変設定する。複数種の次数(例えば16次以外の13,14,15次)の生成多項式を可変設定可能とすることで、従来の伝送方式と比較して相対的に情報ビットを長く設定することが可能となり、各次数の生成多項式の最適化(生成多項式リストg(x)の最適化)により、伝送効率が向上するようになる。
図20を参照して上述したように、従来の伝送方式では、情報ビット長やLDPC符号化率によらず、同一訂正能力(t=12)の16次生成多項式を用いた単一のBCH符号を外符号として適用するものとなっていたが、本実施形態のBCH符号化器113及びBCH復号器213は、複数種類の次数(16次以外の13,14,15次)の生成多項式を可変設定可能としている。
これは、図7(a)に示すように、従来方式に基づく16次生成多項式g(x)によるBCH符号の適用時では、m(m=16)次生成多項式g(x)を用いたBCH符号であるため、その最大符号長が2−1=65535ビットとなる。例えばLDPC符号長を69120ビットとしLDPC符号率を7/16とするときのBCH符号長は69120×7/16 = 30240ビットとなるが、16次生成多項式g(x)を用いたBCH符号の演算上、最大符号長65535ビットに合わせてNullを多数ビット挿入して演算する必要がある。尚、16次生成多項式g(x)におけるt=12ビットの訂正に必要なBCHパリティ長は16×12=192ビットとなる。
一方、図7(b)に示すように、本発明方式に基づく15次生成多項式g(x)によるBCH符号適用時では、その最大符号長が2−1=32727ビットとなる。例えば図7(a)と同じく69120ビットとしLDPC符号率を7/16とするときのBCH符号長は69120×7/16 = 30240ビットとなるが、15次生成多項式g(x)におけるt=12ビットの訂正に必要なBCHパリティ長は15×12=180ビットとなる。従って、本発明方式に基づく15次生成多項式g(x)によるBCH符号適用時では、LDPC符号長及びLDPC符号化率が同じ場合でも、16次生成多項式g(x)を用いた場合と比較して、挿入するNullをより短縮させることができ、演算負荷を抑え、相対的に情報ビットを長く設定することが可能となる。
換言すれば、複数種の次数(例えば16次以外の13,14,15次)の生成多項式を可変設定可能とすることで、従来の伝送方式と比較して相対的に情報ビットを長く設定することが可能となり、LDPC符号化情報に応じた各次数の生成多項式g(x)の最適化(生成多項式リストg(x)の最適化)により、伝送効率が向上するようになる。
以下、16次、15次、14次、13次の各生成多項式g(x)を生成するための生成多項式リストg(x)の係数と、16次、15次、14次、13次のC/Nに対する訂正能力t=12〜20別のビット誤り率(BER)特性を説明する。
〔16次生成多項式〕
図8は、上述したように、本発明による一実施形態のBCH符号化器113及びBCH復号器213に係る16次生成多項式g(x)の係数リストを示す図である。例えば表1に示す従来技法と同様の訂正能力t=12の16次生成多項式g(x)を得たいときは、図8を参照して、i=1〜12までの生成多項式リストg(x)を形成し、そのg(x)の全ての積で得ることができる。
つまり、図8に示す16次生成多項式g(x)を得るための係数リストは、非特許文献1に開示される高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式における訂正能力t=12のBCH符号の生成多項式g(x)を再現でき、且つその訂正能力を最大訂正能力t=20まで拡張可能とするよう最適化されている。従って、図8を参照して、最大訂正如力t=20まで、所望の訂正能力となる生成多項式リストg(x)の全ての積で、所望の訂正能力の14次生成多項式g(x)を得ることができる。
図9は、本発明による一実施形態のBCH符号化器113及びBCH復号器213に係る16次生成多項式g(x)を用いたときのC/Nに対する訂正能力t=12〜20別のビット誤り率(BER)特性を示す図であり、図10はその拡大図である。尚、図9及び図10では、誤り訂正符号にBCH符号、変調方式BPSKとしたときのシミュレーションで得られた特性を示しており、16次生成多項式g(x)を用いるBCH符号を「16次BCH符号」として図示している。
16次生成多項式g(x)を用いて複数種の訂正能力を可変設定することで、所定のビット誤り率で所望のC/Nが得られるように調節できることが分かる。
〔15次生成多項式〕
図11は、上述したように、本発明による一実施形態のBCH符号化器113及びBCH復号器213に係る15次生成多項式g(x)の係数リストを示す図である。図8の例と同様にして、図11を参照して、最大訂正如力t=20まで、所望の訂正能力となる生成多項式リストg(x)の全ての積で、所望の訂正能力の15次生成多項式g(x)を得ることができるように最適化されている。
図12は、本発明による一実施形態のBCH符号化器113及びBCH復号器213に係る15次生成多項式g(x)を用いたときのC/Nに対する訂正能力t=12〜20別のビット誤り率(BER)特性を示す図であり、図13はその拡大図である。尚、図12及び図13では、誤り訂正符号にBCH符号、変調方式BPSKとしたときのシミュレーションで得られた特性を示しており、15次生成多項式g(x)を用いるBCH符号を「15次BCH符号」として図示している。
15次生成多項式g(x)を用いて複数種の訂正能力を可変設定することで、所定のビット誤り率で所望のC/Nが得られるように調節できることが分かる。また、図12に示す特性では、図8と対比して所定のビット誤り率でC/Nを低くすることができ、即ち伝送性能を向上できることが分かる。
〔14次生成多項式〕
図14は、上述したように、本発明による一実施形態のBCH符号化器113及びBCH復号器213に係る14次生成多項式g(x)の係数リストを示す図である。図8の例と同様にして、図14を参照して、最大訂正如力t=20まで、所望の訂正能力となる生成多項式リストg(x)の全ての積で、所望の訂正能力の14次生成多項式g(x)を得ることができるように最適化されている。
図15は、本発明による一実施形態のBCH符号化器113及びBCH復号器213に係る14次生成多項式g(x)を用いたときのC/Nに対する訂正能力t=12〜20別のビット誤り率(BER)特性を示す図であり、図16はその拡大図である。尚、図15及び図16では、誤り訂正符号にBCH符号、変調方式BPSKとしたときのシミュレーションで得られた特性を示しており、14次生成多項式g(x)を用いるBCH符号を「14次BCH符号」として図示している。
14次生成多項式g(x)を用いて複数種の訂正能力を可変設定することで、所定のビット誤り率で所望のC/Nが得られるように調節できることが分かる。また、図15に示す特性では、図12と対比して所定のビット誤り率でC/Nを低くすることができ、即ち伝送性能を向上できることが分かる。
〔13次生成多項式〕
図17は、上述したように、本発明による一実施形態のBCH符号化器113及びBCH復号器213に係る13次生成多項式g(x)の係数リストを示す図である。図8の例と同様にして、図17を参照して、最大訂正如力t=20まで、所望の訂正能力となる生成多項式リストg(x)の全ての積で、所望の訂正能力の13次生成多項式g(x)を得ることができるように最適化されている。
図18は、本発明による一実施形態のBCH符号化器113及びBCH復号器213に係る13次生成多項式g(x)を用いたときのC/Nに対する訂正能力t=12〜20別のビット誤り率(BER)特性を示す図であり、図19はその拡大図である。尚、図18及び図19では、誤り訂正符号にBCH符号、変調方式BPSKとしたときのシミュレーションで得られた特性を示しており、13次生成多項式g(x)を用いるBCH符号を「13次BCH符号」として図示している。
13次生成多項式g(x)を用いて複数種の訂正能力を可変設定することで、所定のビット誤り率で所望のC/Nが得られるように調節できることが分かる。また、図18に示す特性では、図15と対比して所定のビット誤り率でC/Nを低くすることができ、即ち伝送性能を向上できることが分かる。
以上のように、本発明による一実施形態のBCH符号化器113及びBCH復号器213は、LDPC符号化情報に基づいてBCH符号の複数種の訂正能力を選択可能とし、所定のビット誤り率で所望のC/Nが得られるように調節することが可能となり、LDPC符号化情報に基づいて生成多項式g(x)の次数を変更することで伝送性能を向上させることが可能であることが分かる。
上述した実施例に関して、BCH符号化器113及びBCH復号器213、並びに送信装置1及び受信装置2として機能するコンピュータを構成し、BCH符号化器113及びBCH復号器213、並びに送信装置1及び受信装置2の各手段を機能させるためのプログラムを好適に用いることができる。具体的には、各手段を制御するための制御部をコンピュータ内の中央演算処理装置(CPU)で構成でき、且つ、各手段を動作させるのに必要となるプログラムを適宜記憶する記憶部を少なくとも1つのメモリで構成させることができる。即ち、そのようなコンピュータに、CPUによって該プログラムを実行させることにより、上述した各手段の有する機能を実現させることができる。更に、各手段の有する機能を実現させるためのプログラムを、前述の記憶部(メモリ)の所定の領域に格納させることができる。そのような記憶部は、装置内部のRAM又はROMなどで構成させることができ、或いは又、外部記憶装置(例えば、ハードディスク)で構成させることもできる。また、そのようなプログラムは、コンピュータで利用されるOS上のソフトウェア(ROM又は外部記憶装置に格納される)の一部で構成させることができる。更に、そのようなコンピュータに、各手段として機能させるためのプログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録することができる。また、上述した各手段をハードウェア又はソフトウェアの一部として構成させ、各々を組み合わせて実現させることもできる。
上述の実施例については代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換することができることは当業者に明らかである。従って、本発明は、上述の実施例によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲によってのみ制限される。
本発明によるBCH符号化器及びBCH復号器、並びに送信装置及び受信装置は、LDPC符号の符号化率が種々用意されている場合のデジタル放送の用途に有用である。
1 送信装置
11 主信号処理部
111 伝送フレーム生成部
112 エネルギー拡散部
113 BCH符号化器
1131 生成多項式選択部
1132 生成多項式メモリ部
1133 BCH符号化処理部
114 LDPC符号化部
115 変調部
12 TMCC生成部
2 受信装置
21 主信号処理部
211 復調部
212 LDPC復号部
213 BCH復号器
2131 生成多項式選択部
2132 生成多項式メモリ部
2133 BCH復号処理部
214 エネルギー逆拡散部
22 TMCC復調・復号部

Claims (9)

  1. LDPC符号を内符号とした連接符号の外符号として作動するデジタル放送のBCH符号化器であって、
    前記LDPC符号の符号長及び符号化率に応じて訂正能力を可変設定可能とするm(m=16)次の生成多項式を用いて、符号化対象の情報ビットに対しBCH符号化処理を施す手段を備えることを特徴とするBCH符号化器。
  2. 前記m次の生成多項式は、最大符号長2−1とし、tビットの訂正に必要なパリティ長をm×tとし、最大訂正能力としてt=20に対応する生成多項式リストg(x){i=1〜20;t≦20}を用いて、可変設定する訂正能力tに応じたg(x)の全ての積で表されていることを特徴とする、請求項1に記載のBCH符号化器。
  3. 前記m(m=16)次の生成多項式リストg(x){i=1〜20;t≦20}は、
    g1(x)= 1+x+x3+x12+x16,
    g2(x)= 1+x2+x3+x4+x8+x9+x11+x12+x16,
    g3(x)= 1+x2+x3+x7+x9+x10+x11+x13+x16,
    g4(x)= 1+x+x3+x6+x7+x11+x12+x13+x16,
    g5(x)= 1+x+x2+x3+x5+x7+x8+x9+x11+x13+x16,
    g6(x)= 1+x+x6+x7+x9+x10+x12+x13+x16,
    g7(x)= 1+x+x2+x6+x9+x10+x11+x15+x16,
    g8(x)= 1+x+x3+x6+x8+x9+x12+x15+x16,
    g9(x)= 1+x+x4+x6+x8+x10+x11+x12+x13+x15+x16,
    g10(x)= 1+x+x2+x4+x6+x8+x9+x10+x11+x15+x16,
    g11(x)= 1+x6+x8+x9+x10+x13+x14+x15+x16,
    g12(x)= 1+x+x2+x3+x5+x6+x7+x10+x11+x15+x16,
    g13(x)= 1+x+x3+x4+x5+x6+x8+x9+x10+x12+x14+x15+x16,
    g14(x)= 1+x+x3+x4+x6+x7+x9+x10+x11+x12+x14+x15+x16,
    g15(x)= 1+x2+x3+x4+x6+x7+x8+x9+x16,
    g16(x)= 1+x7+x10+x12+x13+x14+x16,
    g17(x)= 1+x+x2+x4+x6+x7+x12+x15+x16,
    g18(x)= 1+x5+x6+x7+x11+x15+x16,
    g19(x)= 1+x+x3+x8+x10+x14+x16,
    g20(x)= 1+x4+x6+x7+x8+x9+x10+x11+x13+x15+x16,
    として規定されていることを特徴とする、請求項2に記載のBCH符号化器。
  4. LDPC符号を内符号とした連接符号の外符号として作動するデジタル放送のBCH符号化器であって、
    BCH符号に関する13次、14次、15次、及び16次の生成多項式のうち2以上の生成多項式を保持するメモリと、
    前記メモリに保持される複数種類の次数の生成多項式のうち、前記LDPC符号の符号長及び符号化率に応じて1つの生成多項式を選択して用いて、符号化対象の情報ビットに対しBCH符号化処理を施す手段と、
    を備えることを特徴とするBCH符号化器。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のBCH符号化器によって符号化されたデータを該BCH符号化器で用いた生成多項式に基づいて復号処理する手段を備えることを特徴とするBCH復号器。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載のBCH符号化器を備えることを特徴とする送信装置。
  7. 請求項5に記載のBCH復号器を備えることを特徴とする受信装置。
  8. コンピュータを、請求項1から4のいずれか一項に記載のBCH符号化器として機能させるためのプログラム。
  9. コンピュータを、請求項5に記載のBCH復号器として機能させるためのプログラム。
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