JP2023118105A - インターリーバ、デインターリーバ、送信装置、受信装置、及びこれらのプログラム - Google Patents

インターリーバ、デインターリーバ、送信装置、受信装置、及びこれらのプログラム Download PDF

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拓也 蔀
Takuya Shitomi
慎悟 朝倉
Shingo Asakura
祐紀 平林
Yuki Hirabayashi
祥吾 川島
Shogo Kawashima
琴子 古屋
Kotoko Furuya
明彦 佐藤
Akihiko Sato
宏明 宮坂
Hiroaki Miyasaka
知明 竹内
Tomoaki Takeuchi
浩平 神原
Kohei Kanbara
正寛 岡野
Masahiro Okano
恭一 斎藤
Kyoichi Saito
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Abstract

【課題】符号長17280ビットのLDPC符号に対しLDPC符号化率4/16,9/16,12/16,14/16に関する変調方式16QAMにおける地上デジタル放送用のインターリーバ、デインターリーバ、送信装置、受信装置、及びこれらのプログラムを提供する。【解決手段】本発明のインターリーバ(ビットインターリーバ115)及びこれを備える送信装置1は、符号長17280ビットのLDPC符号の符号化率4/16,9/16,12/16,14/16のうち1以上の符号化率と16QAMに応じたインターリーブを行うグループワイズインターリーバ1152を備える。グループワイズインターリーバ1152は、当該符号化率に関する16QAM用に個別に定義したテーブルを参照してインターリーブする。本発明のデインターリーバ2232及びこれを備える受信装置2は、これら装置の逆処理を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、地上デジタル放送の技術分野に関するものであり、特に、地上デジタル放送用のインターリーバ、デインターリーバ、送信装置、受信装置、及びこれらのプログラムに関する。
総務省では、2019年度から「放送用周波数を有効活用する技術方策に関する調査検討(技術試験事務)」を開始するなど、放送用周波数の更なる有効活用を見据え、映像圧縮方式の高度化、変調方式の多値化及び偏波の活用をはじめとした、デジタル放送方式の高度化に関する技術的な検討が進められている。
そこで、次世代の地上デジタル放送方式として、LDPC符号の符号長を69120ビット、或いは17280ビットとし、そのLDPC符号の符号化率rを、r=2/16,3/16,4/16,5/16,6/16,7/16,8/16,9/16,10/16,11/16,12/16,13/16,14/16のLDPC符号の13種類に分類することが検討されている(例えば、特許文献1,2参照)。
そして、特許文献1の技法では、LDPC符号の符号長69120ビット及び17280ビットのそれぞれについて、LDPC符号の各符号化率と各変調方式の組み合わせをMODCODで定義付け、マッパにおけるコンスタレーションとして信号点の配置が一様になっているUC(Uniform Constellation)、一様になっていないNUC(Non Uniform Constellation)のそれぞれに対応させるだけでなく、インターリーバの一部に用いるグループワイズインターリーバにおける並び替えパターンについても各符号化率と各変調方式の組み合わせに応じて個々に用意するものとしている。尚、NUCとして、1次元NUCや、2次元NUCなどがある。
即ち、地上放送における雑音耐性を向上しビット誤り率を改善するには、このLDPC符号の13種類の全てについて、符号長に依存して、利用する変調方式に関するMODCODで定義付けたそれぞれのコンスタレーレーションに応じたそれぞれのインターリーバの処理(特に、グループワイズインターリーバにおける並び替えパターン)の最適化が必要となる。
そこで、特許文献1には、LDPC符号の符号長69120ビット又は17280ビット用のグループワイズインターリーバとして、LDPC符号による符号化データにおける360ビットのビットグループ単位で、所定のパターンに基づきインターリーブする例が開示されている。より具体的には、特許文献1に開示されるグループワイズインターリーバは、当該LDPC符号の符号長に依存して、その符号化率毎に、変調方式に応じてUC、1次元NUC、及び2次元NUCのうちいずれかのコンスタレーションを使用し、特に定めた所定のパターンでインターリーブするようにしている。
特開2019-146146号公報 特開2019-125951号公報
ところで、特許文献2には、LDPC符号の符号長17280ビットに関して、LDPC符号の符号化率4/16,12/16,14/16に対する変調方式16QAMの使用時について、2次元NUC用に最適化したグループワイズインターリーバのパターンが開示されているが、レイリーフェージング環境を考量した劣悪な環境下で、より雑音耐性の優れたパターンを再確認する必要が生じた。
また、特許文献1には、LDPC符号の符号長17280ビットに関して、LDPC符号の符号化率9/16に対する変調方式16QAMの使用時について、2次元NUC用に最適化したグループワイズインターリーバのパターンが開示されているが、レイリーフェージング環境を考量した劣悪な環境下で、C/N(carrier to noise ratio)としてより雑音耐性の優れたパターンを再検討する必要が生じた。
そこで、本発明の目的は、LDPC符号の符号長を17280ビットとし、LDPC符号の符号化率4/16,9/16,12/16,14/16に関して、変調方式16QAMにおける地上デジタル放送用のインターリーバ、デインターリーバ、送信装置、受信装置、及びこれらのプログラムを提供することにある。
本発明による第1態様のインターリーバは、符号長17280ビットのLDPC符号の符号化率4/16と変調方式16QAMに応じたインターリーブを行うインターリーバであって、
前記LDPC符号による符号化データにおける360ビットのビットグループ単位で、所定のパターンに基づきインターリーブするグループワイズインターリーバを備え、前記グループワイズインターリーバは、前記符号化率4/16と、前記変調方式16QAMについて、コンスタレーションとして予め定義される信号点の配置が一様になっていない2次元NUC用に定義した前記所定のパターンを示すテーブルを有し、当該テーブルを参照してインターリーブするものとし、前記所定のパターンは、
3,41,0,47,39,40,35,14,20,31,26,13,43,36,5,34,22,27,1,18,8,17,38,33,37,11,7,15,6,24,25,44,9,12,32,19,45,30,29,46,23,42,28,2,4,16,21,10
とするよう定められていることを特徴とする。
また、本発明による第2態様のインターリーバは、符号長17280ビットのLDPC符号の符号化率9/16と変調方式16QAMに応じたインターリーブを行うインターリーバであって、前記LDPC符号による符号化データにおける360ビットのビットグループ単位で、所定のパターンに基づきインターリーブするグループワイズインターリーバを備え、
前記グループワイズインターリーバは、前記符号化率9/16と、前記変調方式16QAMについて、コンスタレーションとして予め定義される信号点の配置が一様になっていない2次元NUC用に定義した前記所定のパターンを示すテーブルを有し、当該テーブルを参照してインターリーブするものとし、前記所定のパターンは、
6,14,13,47,40,16,33,30,5,12,29,38,17,9,15,32,35,19,23,44,41,2,21,28,24,31,4,45,26,34,39,36,7,0,22,11,25,3,42,10,18,43,27,46,8,37,20,1
とするよう定められていることを特徴とする。
また、本発明による第3態様のインターリーバは、符号長17280ビットのLDPC符号の符号化率12/16と変調方式16QAMに応じたインターリーブを行うインターリーバであって、前記LDPC符号による符号化データにおける360ビットのビットグループ単位で、所定のパターンに基づきインターリーブするグループワイズインターリーバを備え、
前記グループワイズインターリーバは、前記符号化率12/16と、前記変調方式16QAMについて、コンスタレーションとして予め定義される信号点の配置が一様になっていない2次元NUC用に定義した前記所定のパターンを示すテーブルを有し、当該テーブルを参照してインターリーブするものとし、前記所定のパターンは、
9,21,47,40,27,4,7,11,29,37,14,41,20,6,19,5,12,32,31,28,30,15,0,10,34,25,1,36,13,23,45,43,44,24,33,16,2,3,22,26,18,35,39,46,8,17,38,42
とするよう定められていることを特徴とする。
また、本発明による第4態様のインターリーバは、符号長17280ビットのLDPC符号の符号化率14/16と変調方式16QAMに応じたインターリーブを行うインターリーバであって、前記LDPC符号による符号化データにおける360ビットのビットグループ単位で、所定のパターンに基づきインターリーブするグループワイズインターリーバを備え、前記グループワイズインターリーバは、前記符号化率14/16と、前記変調方式16QAMについて、コンスタレーションとして予め定義される信号点の配置が一様になっていない2次元NUC用に定義した前記所定のパターンを示すテーブルを有し、当該テーブルを参照してインターリーブするものとし、前記所定のパターンは、
16,47,41,14,17,43,45,1,38,5,26,21,36,22,3,11,29,23,30,35,19,7,2,9,12,42,40,34,18,4,27,24,39,6,0,15,31,28,10,20,13,46,32,37,33,25,44,8
とするよう定められていることを特徴とする。
また、本発明による一態様のデインターリーバは、本発明による第1態様のインターリーバの逆処理を行うことを特徴とする。
また、本発明による一態様の送信装置は、所定の入力ビット列に対し符号長17280ビットに応じて検査行列初期値テーブルに基づいた検査行列を用いてLDPC符号化処理を行う符号化器と、本発明による第1態様のインターリーバと、該インターリーバの処理後のシンボルを前記変調方式16QAMに従ってマッピングし変調信号を生成する変調器と、を備えることを特徴とする。
また、本発明による一態様の受信装置は、本発明による一態様の送信装置から受信した変調信号を前記変調方式16QAMに従って復調しデマッピングする復調器と、前記復調器の処理後のシンボルについて、本発明による第1態様のインターリーバの逆処理を行うデインターリーバと、該デインターリーバの処理後のビット列について、符号長17280ビットに応じて検査行列初期値テーブルに基づいた検査行列を用いてLDPC復号処理を行う復号器と、を備えることを特徴とする。
また、本発明による一態様のプログラムは、コンピューターに、本発明による第1態様のインターリーバの機能を実現させるためのプログラムとして構成する。
また、本発明による一態様のプログラムは、コンピューターに、本発明による一態様のデインターリーバの機能を実現させるためのプログラムとして構成する。
本発明に係るインターリーバ及びデインターリーバによれば、地上放送における非常に劣悪な雑音環境においても、雑音耐性を向上し、ビット誤り率を改善することができる。
本発明による一実施形態に係る符号長17280ビットのLDPC符号に対し一実施例のLDPC符号化率4/16,9/16,12/16,14/16のうちいずれかを適用する伝送システムにおける送信装置の主要な構成要素のみを概略的に示すブロック図である。 本発明による一実施形態に係る符号長17280ビットのLDPC符号に対し一実施例のLDPC符号化率4/16,9/16,12/16,14/16のうちいずれかを適用する伝送システムにおける受信装置の主要な構成要素のみを概略的に示すブロック図である。 本発明による一実施形態に係る一実施例のビットインターリーバの概略構成を示すブロック図である。 本発明による一実施形態に係る一実施例のビットデインターリーバの概略構成を示すブロック図である。 本発明による一実施形態に係る一実施例のビットデインターリーバの変形例の概略構成を示すブロック図である。 本発明による一実施形態に係る一実施例のグループワイズインターリーバの処理を説明するための図である。 本発明による一実施形態に係る一実施例のグループワイズインターリーバの処理を示す図である。 本発明による一実施形態に係る符号長17280ビットのLDPC符号に対し一実施例のLDPC符号化率4/16,9/16,12/16,14/16のそれぞれに適用する伝送システムにおける一実施例のグループワイズインターリーバの処理に係るGWテーブルを示す図である。 本発明による一実施形態に係る符号長17280ビットのLDPC符号に対しLDPC符号化率4/16の16QAM変調適用時に、図8に係るGWパターンに基づくインターリーブ(BIL)を適用した場合におけるBCH符号無し時の伝送特性について、従来技術と対比するC/N対ビット誤り率(BER)特性を示す図である。 本発明による一実施形態に係る符号長17280ビットのLDPC符号に対しLDPC符号化率9/16の16QAM変調適用時、図8に係るGWパターンに基づくインターリーブ(BIL)を適用した場合におけるBCH符号無し時の伝送特性について、従来技術と対比するC/N対ビット誤り率(BER)特性を示す図である。 本発明による一実施形態に係る符号長17280ビットのLDPC符号に対しLDPC符号化率12/16の16QAM変調適用時、図8に係るGWパターンに基づくインターリーブ(BIL)を適用した場合におけるBCH符号無し時の伝送特性について、従来技術と対比するC/N対ビット誤り率(BER)特性を示す図である。 本発明による一実施形態に係る符号長17280ビットのLDPC符号に対しLDPC符号化率14/16の16QAM変調適用時、図8に係るGWパターンに基づくインターリーブ(BIL)を適用した場合におけるBCH符号無し時の伝送特性について、従来技術と対比するC/N対ビット誤り率(BER)特性を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明による一実施形態の伝送システムにおける一実施例の送信装置1及び受信装置2を説明する。本発明による一実施形態の伝送システムは、次世代地上放送伝送方式を想定した図1に示す送信装置1、及び図2に示す受信装置2から構成される。
特に、図1に示す送信装置1、及び図2に示す受信装置2から構成される一実施形態の伝送システムでは符号長17280ビットのLDPC符号の伝送を対象として説明する。
そして、本発明による一実施形態の伝送システムでは、LDPC符号の符号長を17280ビットとし、符号長17280ビットのLDPC符号に適用するLDPC符号の符号化率(以下、「LDPC符号化率」又は単に「符号化率」とも称する。)4/16,9/16,12/16,14/16に関して、変調方式16QAMにおけるそれぞれのインターリーバの処理(特に、グループワイズインターリーバにおける並び替えパターン)の最適化を施したものとなっている。
〔送信装置〕
図1は、本発明による一実施例の送信装置1の主要な構成要素のみを概略的に示すブロック図である。この送信装置1は、制御部11と、制御部11の処理を経て主信号の入力ビット列を送信するよう生成された変調信号を送信する変調信号送信部12とを備える。制御部11は、主信号の信号処理を行う伝送フレーム生成部111、エネルギー拡散部112、BCH符号化部113、LDPC符号化部114、ビットインターリーバ115、及びマッパ・変調部116と、TMCC生成部117とを備える。TMCC生成部117は、変調方式及び符号化率といった伝送に関するパラメータを含むTMCC信号を生成し主信号より前に伝送する手段として構成される。
制御部11は、中央演算処理ユニット(CPU)を備えるコンピューターとして構成することができ、当該コンピューターが備える記憶部(図示せず)には、当該CPUにより読み出し制御部11における各機能を実現するためのプログラムが格納される。
以下、LDPC符号化部114は、単に符号化器とも称する。また、ビットインターリーバ115は、単にインターリーバとも称する。尚、TMCC生成部117は、伝送フレーム生成部111から発生される主信号に対して、TMCC信号を時分割多重により伝送することで、主信号とは独立して、後述する図2に示す受信装置2に対し伝送に関するパラメータを伝送することが可能である。また、TMCC生成部117は、後述するLDPC符号化部114、ビットインターリーバ115、及びマッパ・変調部116に対して、TMCC信号が指定するLDPC符号化率、及び変調方式を指定する機能を有する。以後、図1に示す送信装置1の各構成要素について説明する。
伝送フレーム生成部111は、LDPC符号化率に応じた伝送フレーム構成に基づき、主信号の入力ビット列を、所定の長さに区切り、LDPC符号化を可能とする伝送フレームを生成する。例えば、本実施例に係るLDPC符号化率4/16では、主信号の入力ビット列は、情報ビット長として4320ビット毎に区切られ、都度、後続する機能ブロックに出力される。また、本実施例に係るLDPC符号化率9/16では、主信号の入力ビット列は、情報ビット長として9720ビット毎に区切られ、都度、後続する機能ブロックに出力される。また、本実施例に係るLDPC符号化率12/16では、主信号の入力ビット列は、情報ビット長として12960ビット毎に区切られ、都度、後続する機能ブロックに出力される。また、本実施例に係るLDPC符号化率14/16では、主信号の入力ビット列は、情報ビット長として15120ビット毎に区切られ、都度、後続する機能ブロックに出力される。
(伝送フレーム構成)
伝送フレーム生成部111によって生成する伝送フレームは、LDPC符号化率(本例では4/16,9/16,12/16,14/16のうちいずれかの符号化率)を満たす情報ビット及びLDPCパリティから構成され、送信装置1は、この伝送フレーム構成を用いることにより、符号化、インターリーブ及び変調を行う。そして、後述する図2に示す受信装置2は、この伝送フレーム構成に基づいて、復調、デインターリーブ及び誤り訂正符号の復号を行う。
ただし、本例では、外符号の一例として、BCH符号化部113により、高度衛星放送方式で利用可能なBCH符号を適用する場合を示している。BCH符号のパリティビット長は192ビットである。BCHパリティは基本的に情報ビットの一部として扱われ、LDPC符号で訂正しきれない軽微なビット誤りを保護する役割を有する。しかしながら、誤り訂正の大部分の能力はLDPC符号に依存する。即ち、BCH符号化部113は無くともよい場合もあり、LDPC符号の符号長を17280ビットに対しLDPCパリティ長が等しい場合、LDPC符号の訂正能力は同等である。従って、以後、BCH符号化部113を用いるとき、情報ビットには、BCH符号のパリティが含まれるものとして説明する。
そして、LDPC符号化率4/16,9/16,12/16,14/16のうちいずれの場合も、次世代地上放送伝送方式を想定した伝送フレーム長は、LDPC符号長である17280ビットに相当する。17280ビットは360の整数倍で構成され、360×48で分割することが可能である。
図1に示すように、エネルギー拡散部112は、伝送フレーム生成部111の出力ビット列に対し、エネルギー拡散(ビットランダム化)を行う。これは、擬似ランダムな「1」及び「0」のパターンを、M系列を使って発生させ、これとスロット内のデータとでMOD2により加算することにより実現する。これにより、「1」又は「0」が連続することがなくなることから、後述する受信装置2において、同期再生の安定化を図ることができる。
BCH符号化部113は、外符号として、必要に応じて設けられる誤り訂正符号化処理であり、所定のデータに対してBCH符号化を施す。BCH符号化の符号化処理は、高度衛星放送方式に規定されているものと同様とすることができ、その詳細は省略する。尚、BCH復号部113の処理は不要とすることもできる。
LDPC符号化部114は、TMCC生成部117で生成するTMCC信号が指定する所定の符号化率に基づき、エネルギー拡散部112を経て(又はBCH符号化部113を経て)入力される対象データに対して、LDPC符号化を施す。ここで、LDPC符号化部114のLDPC符号化率4/16,9/16,12/16,14/16の構成例は、本発明の趣旨ではないので更なる説明は省略するが、特許文献1,2に開示されているように、それぞれの符号化率に最適化された検査行列初期テーブルに基づいた検査行列を用いてLDPC符号化処理を行うものであればよい。尚、LDPC符号化率4/16,9/16,12/16,14/16の検査行列初期テーブルについては特許文献1,2に開示されているものを利用できる。
ビットインターリーバ115は、TMCC生成部117で生成するTMCC信号が指定するLDPC符号化率及び所定の変調方式に基づき、LDPC符号化部114から入力されるデータに対しインターリーブ(ビット並び替え)を施し、マッパ・変調部116に出力する。ビットインターリーバ115の詳細は後述する。
マッパ・変調部116は、TMCC生成部117で生成するTMCC信号が指定する所定の変調方式に基づきmビットのシンボルを、2個の信号点のうちのいずれかにマッピングし、IQ信号(同相成分Iと直交位相成分Qの直交信号)とした直交変調を施して変調信号を生成する。本発明に係る変調方式は、2次元NUCのコンスタレーションを持つ16QAMを用いる。
次に、符号長17280ビットのLDPC符号の伝送に係る一実施形態について、図2を参照して、本発明による一実施例の受信装置2について説明する。
〔受信装置〕
図2は、本発明による一実施例の受信装置2の主要な構成要素のみを概略的に示すブロック図である。この受信装置2は、送信装置1から伝送された変調信号を受信する変調信号受信部21と、制御部22とを備える。制御部22は、主信号の信号処理を行う復調部・デマッパ221、ビットデインターリーバ223、LDPC復号部224、BCH復号部225、及びエネルギー逆拡散部226と、TMCC復調・復号部222とを備えている。
復調部・デマッパ221は、変調信号受信部21から入力された変調信号を直交復調し、ビットデインターリーバ223に対し復調してデマッピングしたIQ信号(同相成分Iと直交位相成分Qの直交信号)のシンボルをビットデインターリーバ223に出力する。尚、TMCC復調・復号部222は、復調部・デマッパ221に先立ちTMCC信号の復調・復号を行い、復調部・デマッパ221に対して、主信号の変調に適用した変調方式を指定する。また、TMCC復調・復号部222は、ビットデインターリーバ223に対しては主信号のLDPC符号化に適用した符号化率(本例では4/16,9/16,12/16,14/16のうちいずれかの符号化率)及び変調方式を指定し、LDPC復号部224に対しては主信号のLDPC符号化に適用した符号化率及び変調方式を指定する。
ビットデインターリーバ223は、TMCC復調・復号部222で復調・復号したTMCC信号が指定するLDPC符号化率及び所定の変調方式に基づき、復調部・デマッパ221から入力されるシンボルに対し送信装置1側のビットインターリーバ115に対応するデインターリーブ(ビット並び替え)を施し、LDPC復号部224に出力する。ビットデインターリーバ223の詳細は後述する。
LDPC復号部224は、LDPC符号用の復号器として構成され、ビットデインターリーバ223から得られるシンボルに対し対数尤度比を算出し、TMCC復調・復号部222で復調・復号したTMCC信号が指定するLDPC符号化率に相当する検査行列を用いて、sum-product復号法等によるLDPC復号法を用いて誤り訂正の復号処理を行い、BCH復号部225に出力する。尚、本LDPC復号部224についての詳細についても、本発明の趣旨ではないので更なる説明は省略するが、特許文献1,2に開示されているように、それぞれの符号化率に最適化された検査行列初期テーブルに基づいた検査行列を用いてLDPC復号処理を行うものであればよい。
BCH復号部225は、LDPC復号部224により復号したデータに対し、送信装置1のBCH符号化部113に対応する復号処理を行い、エネルギー逆拡散部226に出力する。尚、送信装置1側でBCH復号部113の処理が不要とされているときは、BCH復号部225の処理も不要である。BCH符号の利用の有無は送受間で予め定めておくことや、TMCC信号に含める構成とすることもできる。
エネルギー逆拡散部226は、BCH復号部225から得られるデータに対し、送信装置1側のエネルギー拡散部112において擬似ランダム符号がMOD2により加算された処理を元に戻すため、再度同じ擬似ランダム符号をMOD2により加算し、エネルギー逆拡散処理を行う。これにより、受信装置2は、送信装置1から送信された主信号の入力ビット列に対応する出力ビット列を復元して外部に出力する。
以上のように、本発明による一実施例の送信装置1及び受信装置2は、符号長17280を持つLDPC符号による誤り訂正符号に対応した伝送フレームを用いて、各符号化率(本例では4/16,9/16,12/16,14/16のうちいずれかの符号化率)と各変調方式(本例では16QAM)の組み合わせをMODCODで定義付けて伝送することができる。従って、主信号として伝送するMPEG-2 TS又はその他のデジタルデータストリームを効率良く伝送することが可能である。
そして、本発明による一実施例の送信装置1及び受信装置2は、MODCODで定義付けた4/16,9/16,12/16,14/16のうちいずれかの符号化率と変調方式16QAMの組み合わせで、ビットインターリーバ115(及びビットデインターリーバ223)におけるグループワイズインターリーバ(及び対応するグループワイズデインターリーバ)における並び替えパターンについて、並びに、マッパ・変調部116(及び復調部・デマッパ221)におけるコンスタレーションとして信号点の配置が一様になっていない2次元NUCについて、最適化した組み合わせと設計値が施されている。
以下、本発明による一実施例の送信装置1及び受信装置2に係るビットインターリーバ115(及びビットデインターリーバ223)、マッパ・変調部116(及び復調部・デマッパ221)について、詳細に説明する。
(ビットインターリーバ)
図3は、本発明による一実施例のビットインターリーバ115の概略構成を示すブロック図である。図3に示す例では、ビットインターリーバ115は、対象データに対しLDPC符号化部114によってLDPC符号化処理を施した符号化データをインターリーブする機能を有し、パリティインターリーバ1151、グループワイズインターリーバ1152、及びブロックインターリーバ1153から構成される。
パリティインターリーバ1151は、LDPC符号化部114からの符号化データのパリティビットを、他のパリティビットの位置にインターリーブするパリティインターリーブを行い、そのパリティインターリーブ後の符号化データを、グループワイズインターリーバ1152に出力する。パリティインターリーバ1151の処理は、特許文献1に記載の技法と同様(即ち、米国地上デジタルテレビ規格であるATSC3.0と同様)であり、更なる説明は省略する。
グループワイズインターリーバ1152は、パリティインターリーバ1151からの符号化データについて、グループワイズインターリーブを行い、そのグループワイズインターリーブ後の符号化データを、ブロックインターリーバ1153に出力する。
ここで、グループワイズインターリーバ1152は、1符号分の符号化データを、その先頭から360ビット単位に区分し、その1区分の360ビットをビットグループとして、パリティインターリーバ1151からの符号化データをビットグループ単位でインターリーブする。
グループワイズインターリーブを行うことで、グループワイズインターリーブを行わない場合に比較して、エラーレートを改善させることができ、その結果、データ伝送において、良好な通信品質を確保することができる。
ブロックインターリーバ1153は、グループワイズインターリーバ1152からの符号化データをブロック単位で並び替えるブロックインターリーブを行うことで、例えば、1符号分の符号化データを、マッピングの単位であるmビットのシンボルにシンボル化し、マッパ・変調部116に出力する。ブロックインターリーバ1153の処理は、特許文献1に記載の技法と同様であり、更なる説明は省略する。
(ビットデインターリーバ)
図4は、本発明による一実施例のビットデインターリーバ223の概略構成を示すブロック図である。図4に示す例では、ビットデインターリーバ223は、送信装置1側のビットインターリーバ115の処理を復元するために、復調部・デマッパ221からのデータである各ビットの尤度のビットデインターリーブを行う機能を有し、ブロックデインターリーバ2231、グループワイズデインターリーバ2232、及びパリティデインターリーバ2233から構成される。
ブロックデインターリーバ2231は、復調部・デマッパ221からのシンボルの各ビットに対応する尤度を対象として、送信装置1側のブロックインターリーバ1153に対応するブロックデインターリーブ(ブロックインターリーブの逆処理)、即ち、ブロックインターリーバ1153によって並び替えられた符号化データの符号ビットの位置を元の位置に戻すブロックデインターリーブを行い、その結果得られる符号化データをグループワイズデインターリーバ2232に出力する。
グループワイズデインターリーバ2232は、ブロックデインターリーバ2231から出力された各ビット尤度を対象として、送信装置1側のグループワイズインターリーバ1152に対応するグループワイズデインターリーブ(グループワイズインターリーブの逆処理)、即ち、グループワイズインターリーバ115によってビットグループ単位で並びが変更された符号化データの符号ビットをビットグループ単位で並び替えることにより、元の並びに戻すグループワイズデインターリーブを行い、その結果得られる符号化データをパリティデインターリーバ2233に出力する。
パリティデインターリーバ2233は、グループワイズデインターリーバ2232から出力された各ビット尤度を対象として、送信装置1側のパリティインターリーバ1151に対応するパリティデインターリーブ(パリティインターリーブの逆処理)、即ち、パリティインターリーバ1151によって並び替えられた符号化データの符号ビットの位置を元の位置に戻すパリティデインターリーブを行い、その結果得られる各ビットの尤度を、LDPC復号部224に出力する。
以上のように、ビットデインターリーバ223は、復調部・デマッパ221から供給される符号化データに、送信装置1側でパリティインターリーブ、グループワイズインターリーブ、及びブロックインターリーブが施されている場合、そのパリティインターリーブに対応するパリティデインターリーブ、ブロックインターリーブに対応するブロックデインターリーブ、及び、グループワイズインターリーブに対応するグループワイズデインターリーブのすべてを行う。
ただし、送信装置1側でパリティインターリーブの処理がLDPC符号化部114の処理と一体となって処理しているときは、ビットデインターリーバ223は、図5に示すようにパリティインターリーブに対応するパリティデインターリーブを行うブロックは不要であり、ブロックデインターリーバ2231及びグループワイズデインターリーバ2232から構成される。
(グループワイズインターリーブ)
以下、グループワイズインターリーバ1152にて行うグループワイズインターリーブの処理の詳細について説明する。図6は本発明による一実施例のグループワイズインターリーバ1152の処理を説明するための図であり、図7にはグループワイズインターリーバ1152の処理を示している。
グループワイズインターリーバ1152は、図6に示すように、1符号分の符号化データを、その先頭から360ビット単位に区分し、その1区分の360ビットをビットグループとして、所定のパターン(以下、「GWパターン」ともいう)に従ってパリティインターリーバ1151からの符号化データをビットグループ単位でインターリーブする。このGWパターンは、変調方式とLDPC符号化率との組み合わせに応じて定められ、所定の記憶部(図示せず)にGWテーブルとして記憶保持される。従って、グループワイズインターリーバ1152は、図7に示すように、グループワイズインターリーブの処理を行う際に、当該所定の記憶部から変調方式とLDPC符号化率の組み合わせに対応するGWテーブルからGWパターンを読み出して処理を行う。
図6に示すように、LDPC符号によって符号化された符号化データの符号長Nは17280ビットであり、BCH符号を用いているときはBCHパリティを含む情報ビット(Kビット)に対し、LDPC符号化率(本例では4/16,9/16,12/16,14/16のうちいずれかの符号化率)に応じたLDPCパリティビット(Mビット)が付与されている。
そして、グループワイズインターリーバ1152によりそのユニットサイズとして360ビットで区分すると、符号長N=17280ビットの符号化データは、ビットグループ0,1, …,46,47からなる48(=17280/360)個のビットグループに区分される。
また、以下では、GWパターンを、ビットグループを表す数字の並びで表すこととする。例えば、符号長Nが17280ビットの符号化データについてGWパターン4,2,0,3,1は、ビットグループ0,1,2,3,4の並びを、ビットグループ4,2,0,3,1の並びにインターリーブする(並び替える)ことを表す。
グループワイズインターリーバ1152は、図7に示すように、符号長N=17280ビットの符号化データのビットグループ0乃至47の並びを、GWテーブルに示されるGWパターンの並びにインターリーブする。
ここで、本実施形態では、変調方式として16QAMを用いるとして、2次元NUCのコンスタレーションを使用する。
図8には、本発明による一実施形態に係る符号長17280ビットのLDPC符号に対し一実施例のLDPC符号化率4/16,9/16,12/16,14/16のそれぞれに適用する伝送システムにおける一実施例のグループワイズインターリーバ1152の処理に係るGWテーブルを示している。本実施形態に係るGWパターンは、LDPC符号の各符号化率4/16,9/16,12/16,14/16について、それぞれ図8に示す値で設定されている。尚、図8では、ビットグループ0,1,2,3,4,…,47を表す数字の並びを「番号」として表している。
即ち、グループワイズインターリーバ1152は、LDPC符号化率4/16,9/16,12/16,14/16のそれぞれと、変調方式16QAMについて、コンスタレーションとして予め定義される信号点の配置が一様になっていない2次元NUC用に定義した図8に示す所定のパターンを示す4種類のGWテーブルのうち1以上を有し、LDPC符号化率4/16,9/16,12/16,14/16に応じて、当該GWテーブルを参照してインターリーブする。
つまり、変調方式16QAMの2次元NUC用に定義したGWテーブルのパターンは、LDPC符号化率4/16,9/16,12/16,14/16毎に定義され、それぞれ図8では、“16QAM(2次元NUC),符号化率r=4/16”、 “16QAM(2次元NUC),符号化率r=9/16”、“16QAM(2次元NUC),符号化率r=12/16”、“16QAM (2次元NUC),符号化率r=14/16”、として示している。
〔16QAM(2次元NUC);符号化率4/16のGWパターン〕
3,41,0,47,39,40,35,14,20,31,26,13,43,36,5,34,22,27,1,18,8,17,38,33,37,11,7,15,6,24,25,44,9,12,32,19,45,30,29,46,23,42,28,2,4,16,21,10
〔16QAM(2次元NUC);符号化率9/16のGWパターン〕
6,14,13,47,40,16,33,30,5,12,29,38,17,9,15,32,35,19,23,44,41,2,21,28,24,31,4,45,26,34,39,36,7,0,22,11,25,3,42,10,18,43,27,46,8,37,20,1
〔16QAM(2次元NUC);符号化率12/16のGWパターン〕
9,21,47,40,27,4,7,11,29,37,14,41,20,6,19,5,12,32,31,28,30,15,0,10,34,25,1,36,13,23,45,43,44,24,33,16,2,3,22,26,18,35,39,46,8,17,38,42
〔16QAM(2次元NUC);符号化率14/16のGWパターン〕
16,47,41,14,17,43,45,1,38,5,26,21,36,22,3,11,29,23,30,35,19,7,2,9,12,42,40,34,18,4,27,24,39,6,0,15,31,28,10,20,13,46,32,37,33,25,44,8
(図8に係るGWパターンに基づくインターリーブ処理のエラーレート性能)
上述した本発明に係る図8に示すGWパターンに基づくインターリーブ処理のエラーレート性能について、その有無を比較して評価した。ここで、インターリーブ処理の有無の違いによるエラーレート性能を明らかとするために、LDPC符号には各符号化率で最適化した検査行列初期値テーブル(図示略)に基づく検査行列を用い、変調方式16QAMについて2次元NUCのコンスタレーションによるものとしている。また、エラーレート性能の評価は、BCH復号前のデータ(即ち、BCH符号無しと同等)により行っている。
図9乃至図12には、本発明による一実施形態に係る符号長17280ビットのLDPC符号に対しLDPC符号化率4/16,9/16,12/16,14/16のそれぞれについて、16QAM変調適用時に、図8に係るGWパターンに基づくインターリーブ(BIL)を適用した場合におけるBCH符号無し時の伝送特性について、従来技術と対比するC/N対ビット誤り率(BER)特性を評価結として示している。
ここで、図9乃至図12に示すLDPC符号化率4/16,9/16,12/16,14/16のそれぞれについての16QAM変調適用時の「従来技術」のGWパターンは、特許文献1,2の出願当時に想定されていた以下のものを用いた。
〔従来技術:16QAM(2次元NUC);符号化率4/16のGWパターン〕
16,32,33,43,3,29,0,22,40,24,44,8,20,13,15,45,7,34,39,42,25,28,18,26,38,10,11,41,47,23,6,1,14,4,12,31,21,19,37,36,30,5,46,27,35,2,9,17
〔従来技術:16QAM(2次元NUC);符号化率9/16のGWパターン〕
2,8,12,21,11,6,4,47,10,16,19,39,7,5,29,17,25,14,15,45,43,23,46,41,20,28,38,24,3,13,32,26,33,36,44,0,37,22,40,1,9,31,42,18,35,34,27,30
〔従来技術:16QAM(2次元NUC);符号化率12/16のGWパターン〕
9,8,3,40,27,4,7,45,28,29,14,41,20,6,21,5,36,12,31,39,30,15,37,10,34,25,1,47,26,13,32,43,44,24,33,16,42,2,22,19,18,35,23,46,11,17,38,0
〔従来技術:16QAM(2次元NUC);符号化率14/16のGWパターン〕
12,42,40,41,20,18,27,24,39,6,0,15,8,31,10,3,13,46,4,37,33,25,44,2,16,23,28,14,17,43,45,1,35,38,26,21,36,22,47,11,34,29,30,32,19,7,5,9
図9乃至図12から分かるように、全体的に、本発明に係るGWパターンに基づくインターリーブ処理を適用した方が、従来技術よりも性能改善していることが分かる。
従って、本発明に係る送信装置1及び受信装置2において、LDPC符号化率4/16,9/16,12/16,14/16のそれぞれについての16QAM変調適用時の本発明に係るグループワイズインターリーバ1152及びグループワイズデインターリーバ2232を適用することで、地上放送における非常に劣悪な雑音環境においても、雑音耐性を向上し、ビット誤り率を改善することができる。
上述した各実施形態の実施例に関して、送信装置1及び受信装置2の各制御部11,22として機能するコンピューターを構成し、インターリーバ及びデインターリーバ、並びに送信装置1及び受信装置2の各手段を機能させるためのプログラムを好適に用いることができる。具体的には、各手段を制御するための制御部11,22をコンピューター内の中央演算処理装置(CPU)で構成でき、且つ、各手段を動作させるのに必要となるプログラムを適宜記憶する記憶部を少なくとも1つのメモリで構成させることができる。即ち、そのようなコンピューターに、CPUによって該プログラムを実行させることにより、上述した各手段の有する機能を実現させることができる。更に、各手段の有する機能を実現させるためのプログラムを、前述の記憶部(メモリ)の所定の領域に格納させることができる。そのような記憶部は、装置内部のRAM又はROMなどで構成させることができ、或いは又、外部記憶装置(例えば、ハードディスク)で構成させることもできる。また、そのようなプログラムは、コンピューターで利用されるOS上のソフトウェア(ROM又は外部記憶装置に格納される)の一部で構成させることができる。更に、そのようなコンピューターに、各手段として機能させるためのプログラムは、コンピューター読取り可能な記録媒体に記録することができる。また、上述した各手段をハードウェア又はソフトウェアの一部として構成させ、各々を組み合わせて実現させることもできる。
上述の実施例については代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換することができることは当業者に明らかである。例えば、LDPC符号化と組み合わされる場合の他の誤り訂正符号化として、BCH符号化以外に、リードソロモン符号化などのブロック符号化のみならず、畳込み符号化であってもよく、又は他のLDPC符号化を組み合わせても良い。従って、本発明は、上述の実施例によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲によってのみ制限される。
本発明によるインターリーバ及びデインターリーバ、並びに送信装置及び受信装置は、次世代地上デジタル放送の伝送システムに有用である。
1 送信装置
11 制御部
12 変調信号送信部
111 伝送フレーム生成部
112 エネルギー拡散部
113 BCH符号化部
114 LDPC符号化部
115 ビットインターリーバ
116 マッパ・変調部
117 TMCC生成部
2 受信装置
21 変調信号受信部
22 制御部
221 復調部・デマッパ
222 TMCC復調・復号部
223 ビットデインターリーバ
224 LDPC復号部
225 BCH復号部
226 エネルギー逆拡散部
1151 パリティインターリーバ
1152 グループワイズインターリーバ
1153 ブロックインターリーバ
2231 ブロックデインターリーバ
2232 グループワイズデインターリーバ
2233 パリティデインターリーバ

Claims (9)

  1. 符号長17280ビットのLDPC符号の符号化率4/16と変調方式16QAMに応じたインターリーブを行うインターリーバであって、
    前記LDPC符号による符号化データにおける360ビットのビットグループ単位で、所定のパターンに基づきインターリーブするグループワイズインターリーバを備え、
    前記グループワイズインターリーバは、前記符号化率4/16と、前記変調方式16QAMについて、コンスタレーションとして予め定義される信号点の配置が一様になっていない2次元NUC用に定義した前記所定のパターンを示すテーブルを有し、当該テーブルを参照してインターリーブするものとし、
    前記所定のパターンは、
    3,41,0,47,39,40,35,14,20,31,26,13,43,36,5,34,22,27,1,18,8,17,38,33,37,11,7,15,6,24,25,44,9,12,32,19,45,30,29,46,23,42,28,2,4,16,21,10
    とするよう定められていることを特徴とするインターリーバ。
  2. 符号長17280ビットのLDPC符号の符号化率9/16と変調方式16QAMに応じたインターリーブを行うインターリーバであって、
    前記LDPC符号による符号化データにおける360ビットのビットグループ単位で、所定のパターンに基づきインターリーブするグループワイズインターリーバを備え、
    前記グループワイズインターリーバは、前記符号化率9/16と、前記変調方式16QAMについて、コンスタレーションとして予め定義される信号点の配置が一様になっていない2次元NUC用に定義した前記所定のパターンを示すテーブルを有し、当該テーブルを参照してインターリーブするものとし、
    前記所定のパターンは、
    6,14,13,47,40,16,33,30,5,12,29,38,17,9,15,32,35,19,23,44,41,2,21,28,24,31,4,45,26,34,39,36,7,0,22,11,25,3,42,10,18,43,27,46,8,37,20,1
    とするよう定められていることを特徴とするインターリーバ。
  3. 符号長17280ビットのLDPC符号の符号化率12/16と変調方式16QAMに応じたインターリーブを行うインターリーバであって、
    前記LDPC符号による符号化データにおける360ビットのビットグループ単位で、所定のパターンに基づきインターリーブするグループワイズインターリーバを備え、
    前記グループワイズインターリーバは、前記符号化率12/16と、前記変調方式16QAMについて、コンスタレーションとして予め定義される信号点の配置が一様になっていない2次元NUC用に定義した前記所定のパターンを示すテーブルを有し、当該テーブルを参照してインターリーブするものとし、
    前記所定のパターンは、
    9,21,47,40,27,4,7,11,29,37,14,41,20,6,19,5,12,32,31,28,30,15,0,10,34,25,1,36,13,23,45,43,44,24,33,16,2,3,22,26,18,35,39,46,8,17,38,42
    とするよう定められていることを特徴とするインターリーバ。
  4. 符号長17280ビットのLDPC符号の符号化率14/16と変調方式16QAMに応じたインターリーブを行うインターリーバであって、
    前記LDPC符号による符号化データにおける360ビットのビットグループ単位で、所定のパターンに基づきインターリーブするグループワイズインターリーバを備え、
    前記グループワイズインターリーバは、前記符号化率14/16と、前記変調方式16QAMについて、コンスタレーションとして予め定義される信号点の配置が一様になっていない2次元NUC用に定義した前記所定のパターンを示すテーブルを有し、当該テーブルを参照してインターリーブするものとし、
    前記所定のパターンは、
    16,47,41,14,17,43,45,1,38,5,26,21,36,22,3,11,29,23,30,35,19,7,2,9,12,42,40,34,18,4,27,24,39,6,0,15,31,28,10,20,13,46,32,37,33,25,44,8
    とするよう定められていることを特徴とするインターリーバ。
  5. 請求項1に記載のインターリーバの逆処理を行うことを特徴とするデインターリーバ。
  6. 所定の入力ビット列に対し符号長17280ビットに応じて検査行列初期値テーブルに基づいた検査行列を用いてLDPC符号化処理を行う符号化器と、
    請求項1に記載のインターリーバと、
    該インターリーバの処理後のシンボルを前記変調方式16QAMに従ってマッピングし変調信号を生成する変調器と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  7. 所定の入力ビット列に対し符号長17280ビットに応じて検査行列初期値テーブルに基づいた検査行列を用いてLDPC符号化処理を行う符号化器と、請求項1に記載のインターリーバと、該インターリーバの処理後のシンボルを前記変調方式16QAMに従ってマッピングし変調信号を生成する変調器と、を備える送信装置から送信された変調信号を受信する受信装置であって、
    該変調信号を前記変調方式16QAMに従って復調しデマッピングする復調器と、
    前記復調器の処理後のシンボルについて、請求項1に記載のインターリーバの逆処理を行うデインターリーバと、
    該デインターリーバの処理後のビット列について、符号長17280ビットに応じて検査行列初期値テーブルに基づいた検査行列を用いてLDPC復号処理を行う復号器と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  8. コンピューターに、請求項1に記載のインターリーバの機能を実現させるためのプログラム。
  9. コンピューターに、請求項5に記載のデインターリーバの機能を実現させるためのプログラム。
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