JP6690303B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動取引装置に関するものであり、例えば、複数の紙幣カセットを有する現金自動預払機(ATM:Automatic Teller Machine)に適用して好適なものである。
従来、金融機関などで使用される現金自動預払機は、例えば、利用者との間で入金紙幣及び出金紙幣の授受を行う入出金部と、紙幣の金種、真偽などを鑑別する鑑別部と、紙幣を一時的に保留する一時保留部と、紙幣を金種ごとに収納する複数の紙幣カセットと、搬送路を介して紙幣を各部へと搬送する搬送部と、鑑別部によって異常判定された紙幣(これをリジェクト紙幣と呼ぶ)を収納するリジェクト庫とを有している。
このような現金自動預払機では、内部の紙幣を紙幣カセットごと交換することで、紙幣カセットが空になって紙幣を出金できなくなったり、紙幣カセットが満杯になって紙幣を入金できなくなったりする状況を回避するようになっている(例えば特許文献1参照)。
ここで、従来の現金自動預払機での紙幣カセットの交換手順について、図8を用いて説明する。図8(A)に示すように、従来の現金自動預払機200は、例えば、4個の紙幣カセット201(201A〜201D)と、1個のリジェクト庫202を有している。尚、図8は、入出金部、鑑別部などは、省略した図となっている。
4個の紙幣カセット201A〜201Dは、現金自動預払機200の前後方向に並べて配置されていて、これら4個の紙幣カセット201A〜201Dのそれぞれに、対応する金種の紙幣が上下方向に集積されるようになっている。ここでは、一例として、1番前の紙幣カセット201Aと3番目の紙幣カセット201Cが一万円券、2番目の紙幣カセット201Bと1番後の紙幣カセット201Dが千円券を収納する紙幣カセットとなっている。また、これら4個の紙幣カセット201A〜201Dは、現金自動預払機200の後部から、現金自動預払機200の前方または後方に引き出して交換できるようになっている。
現金自動預払機200では、例えば入金取引より出金取引の方が多い出金過多の場合、紙幣カセット201A〜201Dのそれぞれに収納されている紙幣が残り少なくなったタイミングで、紙幣カセット201A〜201Dを、現金自動預払機200に装填する紙幣が収納された新たな紙幣カセット201A´〜201D´に紙幣カセットごと交換するようになっている。
この場合、まず、図8(B)に示すように、警備員が、紙幣カセット201A´〜201D´を運搬ケース203(203A、203B)に入れて現金自動預払機200の設置場所まで運び、現金自動預払機200の紙幣カセット201A〜201Dに収納されている紙幣を回収する為に、これら紙幣カセット201A〜201Dを現金自動預払機200から取り出す。尚、運搬ケース203は、例えば1個につき2個の紙幣カセット201を収納できるタイプであり、ここでは、一万円券が収納されている紙幣カセット201A´、201C´が運搬ケース203Aに入れられ、千円券が収納されている紙幣カセット201B´、201D´が運搬ケース203Bに入れられて運ばれてくるものとする。
次に、図8(C)に示すように、警備員は、運搬ケース203A、203Bから、紙幣カセット201A´〜201D´を取り出して、これらを現金自動預払機200にセットする。これにより現金自動預払機200に新たな紙幣が装填される。その後、図8(D)に示すように、警備員は、現金自動預払機200から取り出した紙幣カセット201A〜201Dを、空になった運搬ケース203A、203Bに入れて持ち帰る。現金自動預払機200では、このような交換手順で紙幣カセット201を交換するようになっている。
特開2015−184977号公報
しかしながら、従来の現金自動預払機では、例えば出金過多の場合、複数の紙幣カセットの中に、紙幣がまだ十分残っていて交換しなくてもよい紙幣カセットがあったとしても、全ての紙幣カセットを交換する為、紙幣カセットの交換が効率的ではないという問題を有していた。
本発明は以上の点を考慮したもので、紙幣カセットをより効率的に交換できる自動取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、金種ごとに紙幣を収納する少なくとも1つ以上の第1の紙幣カセットと、前記第1の紙幣カセットのうちの1つと同一金種の紙幣を収納する第2の紙幣カセットと、前記第1の紙幣カセット及び前記第2の紙幣カセットに収納する紙幣とは分けて管理する紙幣を収納する第3の紙幣カセットと、入金より出金の方が多い出金過多の場合に、同一金種の紙幣を収納する前記第1の紙幣カセットと前記第2の紙幣カセットとのうち、前記第2の紙幣カセットから優先的に紙幣を出金するよう制御する制御部とを備え、前記第1乃至第3の紙幣カセットのうち、前記第2の紙幣カセットと前記第3の紙幣カセット交換対象となっていて、前記制御部は、前記第2の紙幣カセットと前記第3の紙幣カセットが、それぞれ紙幣が収納された状態の、新たな第2の紙幣カセットと新たな第3の紙幣カセットに交換されると、前記新たな第3の紙幣カセットに収納されている紙幣を、前記第1の紙幣カセットに移動させるようにした。
このように、紙幣の出金時に、第1の紙幣カセットより第2の紙幣カセットの方から優先的に紙幣を出金することで、第1の紙幣カセットより第2の紙幣カセットの方が収納している紙幣の量が少なくなる。ゆえに、出金過多の場合には、第2の紙幣カセットの方を交換するだけで、紙幣が出金できなくなる状況を回避できる。また、第3の紙幣カセットについては第1及び第2の紙幣カセットに収納する紙幣とは分けて管理する紙幣を収納する為、交換対象とする。こうすることで、紙幣カセットの交換時には、第1乃至第3の紙幣カセットのうち、第2及び第3の紙幣カセットを交換するだけでよく、紙幣カセットを効率的に交換できる。
また、本発明においては、金種ごとに紙幣を収納する少なくとも1つ以上の第1の紙幣カセットと、前記第1の紙幣カセットのうちの1つと同一金種の紙幣を収納する第2の紙幣カセットと、前記第1の紙幣カセット及び前記第2の紙幣カセットに収納する紙幣とは分けて管理する紙幣を収納する第3の紙幣カセットと、出金より入金の方が多い入金過多の場合に、同一金種の紙幣を収納する前記第1の紙幣カセットと前記第2の紙幣カセットとのうち、前記第2の紙幣カセットに優先的に紙幣を入金するよう制御する制御部とを備え、前記第1乃至第3の紙幣カセットのうち、前記第2の紙幣カセットと前記第3の紙幣カセット交換対象となっていて、操作表示部の操作に応じて入金過多用の装填回収処理を行うことにより前記第1の紙幣カセットに収納されている紙幣を前記第3の紙幣カセットに移動させ、その後、前記第2の紙幣カセットと前記第3の紙幣カセットが、それぞれ新たな第2の紙幣カセットと新たな第3の紙幣カセットに交換されるようにした。
このように、紙幣の入金時に、第1の紙幣カセットより第2の紙幣カセットの方に優先的に紙幣を収納することで、第1の紙幣カセットより第2の紙幣カセットの方が先に収納している紙幣の量が多くなっていく。ゆえに、入金過多の場合には、第2の紙幣カセットの方を交換するだけで、紙幣が入金できなくなる状況を回避できる。また、第3の紙幣カセットについては第1及び第2の紙幣カセットに収納する紙幣とは分けて管理する紙幣を収納する為、交換対象とする。こうすることで、紙幣カセットの交換時には、第1乃至第3の紙幣カセットのうち、第2及び第3の紙幣カセットを交換するだけでよく、紙幣カセットを効率的に交換できる。
本発明は、紙幣カセットをより効率的に交換できる自動取引装置を実現できる。
現金自動預払機の外観構成を示す斜視図である。 紙幣入出金機の内部構成を示す側面図である。 優先使用制御の手順を示すフローチャートである。 出金優先カセット及び交換対象カセットに指定された紙幣カセットと、入金優先カセット及び交換対象カセットに指定された紙幣カセットとを示す側面図である。 出金過多の場合の紙幣カセット交換手順を示す遷移図である。 入金過多の場合の紙幣カセット交換手順を示す遷移図である。 他の実施の形態における現金自動預払機の紙幣カセット構成を示す側面図である。 従来の紙幣カセット交換手順を示す遷移図である。
以下、発明を実施するための形態について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.現金自動預払機の構成]
図1に外観を示すように、現金自動預払機1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関のATMコーナ等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行う。尚、ここでは、現金自動預払機1の筐体2における、利用者が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、前側に対峙した顧客から見て上下左右をそれぞれ上側、下側、左側及び右側と定義する。
この現金自動預払機1は、筐体2の前面上部に、顧客応対部3が設けられている。顧客応対部3は、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7及びレシート発行口8等からなり、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行う部分である。
カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部分であり、カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。入出金口5は、顧客が入金する紙幣が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣が排出される部分である。操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。テンキー7は、数字等の入力を受け付ける物理的なキーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。
筐体2内には、現金自動預払機1全体を統轄制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。また、図中省略しているが、筐体2内には、現金自動預払機1ごとの現金管理を行う現金管理センタとネットワークを介して接続する為の通信部等も設けられている。
[2.紙幣入出金機の構成]
紙幣入出金機10は、図2に示すように、箱状の入出金機筐体20を中心に構成され、制御部21(図1)が紙幣入出金機10を統轄制御する。制御部21は、図示しないCPUを中心に構成され、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部22(図1)から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。
紙幣入出金機10内の上側には、入出金口5と繋がっている入出金部23と、紙幣の金種や真偽を鑑別する鑑別部24と、入金紙幣などを一時的に収納する一時保留部25と、リジェクト庫26とが設けられている。入出金口5には、図示しないシャッタが設けられていて、このシャッタが開閉することで、入出金口5を露出する又は覆うようになっている。
また、紙幣入出金機10内の下側には、紙幣を収納する複数(例えば4個)の紙幣カセット27(27A〜27D)が、前後方向に並べて設けられている。これら4個の紙幣カセット27A〜27Dは、同一構成であり、それぞれ紙幣を1枚ずつ集積することができ、また、集積した紙幣を1枚ずつ繰り出すことができるようになっている。これら4個の紙幣カセット27A〜27Dは、最大収納枚数も同一になっている。
尚、現金自動預払機1は、第1の金種である一万円券と第2の金種である千円券についてはリサイクル(入金された紙幣を出金に利用)する一方で、五千円券と二千円券についてはリサイクルしないよう設定されている。尚、リサイクルする紙幣をリサイクル紙幣、リサイクルしない(もしくはできない)紙幣をリサイクル不可紙幣とも呼ぶ。また、現金自動預払機1では、千円券より一万円券の方が利用頻度が高い為、一万円券については1番前の紙幣カセット27Aと3番目の紙幣カセット27Cに収納し、千円券については2番目の紙幣カセット27Bに収納するようになっている。また、流通量が少なくリサイクルしない五千円券と二千円券については、まとめて1番後の紙幣カセット27Dに収納するようになっている。
さらに、現金自動預払機1では、1番後の紙幣カセット27Dに、五千円券と二千円券にくわえて、金種は特定できたものの汚れたり破損したりしていてリサイクルできない紙幣(これを汚損紙幣と呼ぶ)も収納するようになっている。つまり、紙幣入出金機10の紙幣カセット27Dには、五千円券と二千円券と汚損紙幣がリサイクル不可紙幣として収納され、リサイクル不可紙幣を紙幣カセット27A、27B、27Cに収納されるリサイクル紙幣とは分けて管理するようになっている。
因みに、紙幣入出金機10では、鑑別部24によって紙幣が汚損紙幣であるかどうかを判別するようになっている。また、鑑別部24は、金種すら特定できなかったリサイクル不可紙幣をリジェクト紙幣と判別するようになっていて、このリジェクト紙幣がリジェクト庫26に収納される。リジェクト庫26は、紙幣カセット27A〜27Dと比べて、紙幣の最大収納枚数が少なくなっている。
さらに、紙幣入出金機10の内部には、搬送路28Rを介して各部へ紙幣を搬送する搬送部28が設けられている。搬送部28は、図示しないローラやベルト等により、搬送路28Rに沿って紙幣を搬送する。また、搬送路28Rの分岐点にはセレクタ(図示せず)が設けられていて、このセレクタにより紙幣の搬送先を切り替えることができるようになっている。
さらに、紙幣入出金機10は、4個の紙幣カセット27(27A〜27D)が設けられている下部が下部ユニット29として紙幣入出金機10の後部から、現金自動預払機1の前方または後方に引き出すことができるようになっている。そして、現金自動預払機1では、前方または後方に引き出した下部ユニット29から任意の紙幣カセット27を取り出して、取り出した任意の紙幣カセット27の代わりに、新しい紙幣カセット27を下部ユニット29にセットすることで、紙幣カセット27を交換できるようになっている。尚、紙幣カセット27の交換手順について詳しくは後述する。
紙幣入出金機10は、このような構成でなり、鑑別部24による紙幣の鑑別結果等をもとに、制御部21が各部を制御して、紙幣の入金処理及び出金処理を行う。
具体的に、現金自動預払機1は、入金取引時、シャッタを開き、顧客によって入出金口5に紙幣が投入されると、シャッタを閉じて、投入された紙幣を入出金部23から1枚ずつ繰り出して鑑別部24に搬送する。ここで現金自動預払機1は、鑑別部24の鑑別結果に基づき入金可能紙幣と判定された紙幣については一時保留部25に搬送して一時的に収納する一方で、入金に適さない入金不可紙幣と判定された紙幣については入出金部23へ戻して、シャッタを開くことで顧客に返却する。
その後、顧客との間で入金取引が確定すると、現金自動預払機1は、一時保留部25に収納している紙幣を鑑別部24に搬送して鑑別結果を得る。そして、現金自動預払機1は、鑑別部24によって収納可能紙幣と判定された紙幣については、その金種に対応する紙幣カセット27(27A〜27D)へ搬送して収納する。尚、汚損紙幣は収納可能紙幣とする。よって、現金自動預払機1は、一万円券については紙幣カセット27A又は紙幣カセット27C、千円券については紙幣カセット27B、五千円券、二千円券、汚損紙幣については紙幣カセット27Dに収納する。一方で、金種すら特定できなかったリサイクル不可紙幣(すなわちリジェクト紙幣)と判定された紙幣については、リジェクト庫26に搬送して保管する。
また、現金自動預払機1は、出金取引時、顧客からの要求金額に応じて必要な金種毎の紙幣枚数を認識し、この金種毎の紙幣枚数に応じて紙幣カセット27(27A〜27C)から紙幣を繰り出して、鑑別部24に搬送して鑑別結果を得る。尚、紙幣カセット27Dについては、リサイクル不可の紙幣が収納される為、通常、この紙幣カセット27Dから紙幣が繰り出されることはない。そして、現金自動預払機1は、鑑別部24によって出金可能紙幣と判定された紙幣については入出金部23に搬送する一方で、出金に適さない出金不可紙幣(すなわちリジェクト紙幣)と判定された紙幣についてはリジェクト庫26へと搬送して保管する。尚、紙幣カセット27A〜27Cから繰り出された紙幣が鑑別部24によって汚損紙幣と判定された場合には、この汚損紙幣を紙幣カセット27Dへと搬送して収納する。そして、要求金額分の紙幣が入出金部23に集積されると、現金自動預払機1は、シャッタを開ける。これにより入出金部23内に集積されている紙幣の受け取りが可能な状態となり、顧客がこの紙幣を受け取る。
現金自動預払機1は、このような手順で、入金処理及び出金処理を行うようになっている。さらに、現金自動預払機1は、入金処理時及び出金処理時に、特定の紙幣カセット27を優先的に使用する優先使用制御を行うようになっている。この優先使用制御については後述する。
[3.優先使用制御]
優先使用制御は、紙幣入出金機10の制御部21が、記憶部22に記憶されている入出金過多情報に基づいて行う制御である。入出金過多情報は、現金自動預払機1の利用状況が入金過多であるか出金過多であるかを示す情報であり、利用状況に応じて「入金過多」又は「出金過多」と設定されるようになっている。具体的に、現金自動預払機1では、初期設置時に作業員によって、この入出金過多情報の初期設定が行われるようになっている。このとき、現金自動預払機1が入金過多となるか出金過多となるかまだ分からない為、作業員は、入出金過多情報を「入金過多」又は「出金過多」のどちらかに設定する。尚、現金自動預払機1では、初期設置時に、紙幣が収納された紙幣カセット27A〜27Cと空の紙幣カセット27Dがセットされる。この為、現金自動預払機1では、初期設置時に、作業員によって、紙幣カセット27A〜27Cのそれぞれに収納されている紙幣の金種と枚数が入力されるようになっていて、入力された金種と枚数を紙幣管理情報として記憶部22に記憶するようになっている。この紙幣管理情報は、紙幣の入出金時、及び後述する紙幣カセット交換時などに更新されるようになっている。制御部21は、この紙幣管理情報によって、紙幣カセット27A〜27Dのそれぞれに収納されている紙幣の金種と枚数、及び現金自動預払機1内の紙幣の有高などを管理するようになっている。
その後、現金自動預払機1の利用が開始されると、入出金過多情報は、現金自動預払機1の利用状況に応じて更新される。具体的に、作業員は、例えば、現金管理センタによって管理されている現金自動預払機1の現在の利用状況を確認して、この利用状況に応じて入出金過多情報を更新する。
尚、このような入出金過多情報の設定は、現金自動預払機1を直接操作して設定するようにしてもよいし、例えば、現金管理センタから現金自動預払機1を遠隔操作するなどして設定するようにしてもよい。また、これに限らず、現金自動預払機1が現在までの利用状況に応じて入出金過多情報を自動的に更新するようになっていてもよい。
紙幣入出金機10の制御部21は、このような入出金過多情報に基づいて、優先使用制御を行う。ここで、この優先使用制御の手順について、図3に示すフローチャートを用いて説明する。制御部21は、入金取引又は出金取引を開始すると、ステップSP1において、記憶部22に記憶されている入出金過多情報を読み出す。続くステップSP2において、制御部21は、入出金過多情報が「出金過多」と設定されているかどうかを判定する。
ここで、入出金過多情報が「出金過多」と設定されている場合、制御部21は、ステップSP3に移り図4(A)に示すように、紙幣カセット27Cと紙幣カセット27Dを、優先して紙幣を出金する出金優先カセットに指定する。
そして、制御部21は、つづくステップSP4において、今回の取引が出金取引であれば、出金優先カセットから優先して紙幣を出金する。具体的には、例えば一万円券を出金する場合、一万円券を収納している紙幣カセット27Aと紙幣カセット27Cのうち、出金優先カセットに指定されている紙幣カセット27Cの方から優先的に出金するように制御する。こうすることで、出金過多の場合、紙幣カセット27Aより紙幣カセット27Cの方が先に紙幣の量が少なくなっていく。
尚、紙幣カセット27Dには、通常、五千円券、二千円券、汚損紙幣といったリサイクル不可紙幣が収納されている為、この紙幣カセット27Dから紙幣が出金されることはないが、後述する紙幣カセット交換後に、出金可能な紙幣(一万円券、千円券)だけが収納されている場合がある。この場合に、制御部21は、この紙幣カセット27Dから、紙幣を優先的に出金するように制御する。尚、例えば、一万円券が、出金優先カセットに指定されている、紙幣カセット27Cと紙幣カセット27Dの両方に収納されている場合、本来リサイクル不可紙幣を収納する紙幣カセット27Dから優先的に出金するように制御すればよい。
これに対して、入出金過多情報が「入金過多」と設定されている場合、制御部21は、ステップSP2で否定結果を得てステップSP5に移り、図4(B)に示すように、紙幣カセット27Cと紙幣カセット27Dを、優先して紙幣を入金する入金優先カセットに指定する。
そして、制御部21は、つづくステップSP6において、今回の取引が入金取引であれば、入金優先カセットに優先して紙幣を入金する。具体的には、例えば一万円券を入金する場合、一万円券を収納する紙幣カセット27Aと紙幣カセット27Cのうち、入金優先カセットに指定されている紙幣カセット27Cの方に優先的に入金するように制御する。こうすることで、入金過多の場合、紙幣カセット27Aより紙幣カセット27Cの方が先に紙幣の量が多くなっていく。制御部21は、このような手順により、優先使用制御を行うようになっている。
[4.紙幣カセット交換手順]
次に、現金自動預払機1での紙幣カセット27の交換手順について説明する。尚、現金自動預払機1では、出金過多の場合と入金過多の場合とで、紙幣カセット交換時の内部処理が異なる。ゆえに、ここでは、まず、出金過多の場合の紙幣カセット27の交換手順について説明する。
[4−1.出金過多の場合の紙幣カセット交換手順]
出金過多の場合、優先使用制御により、一万円券を収納する紙幣カセット27Aと紙幣カセット27Cのうち、出金優先カセットに指定されている紙幣カセット27Cの方が先に紙幣の量が少なくなっていく。ゆえに、図4(A)に示すように、現金自動預払機1では、紙幣カセット27Aと紙幣カセット27Cのうち、出金優先カセットに指定されている紙幣カセット27Cが交換対象カセット(すなわち交換される紙幣カセット)となっている。
また、現金自動預払機1では、運用上、金種は特定できたがリサイクルしない紙幣(五千円券、二千円券、汚損紙幣)については、現金管理センタに持ち帰るようになっている。ゆえに、現金自動預払機1では、これら五千円券、二千円券、汚損紙幣を収納する紙幣カセット27Dも交換対象カセットとなっている。つまり、現金自動預払機1では、4個の紙幣カセット27A〜27Cのうち、2個の紙幣カセット27C、27Dが交換されるようになっている。
具体的な紙幣カセット交換手順を図5に示す。図5に示すステップSP20において、現金自動預払機1の紙幣カセット27Cが空になったとする。尚、図5中では、図面のスペース上、紙幣カセット27A〜27Dを、それぞれA〜Dと短縮した符号で示している。続くステップSP21において、現金管理センタ側で、交換用の新たな紙幣カセット27C´(図中C´)、27D´(図中D´)が用意される。これら紙幣カセット27C´、27D´には、現金自動預払機1に追加装填する紙幣が収納されている。尚、紙幣カセット27C´、27D´に収納される紙幣の枚数、つまり現金自動預払機1に追加装填する紙幣の枚数は現金管理センタで管理されるようになっていて、出金過多で紙幣の量が少なくなっている現金自動預払機1に対しては、できるだけ多くの紙幣を追加装填するよう、できるだけ多くの紙幣が収納された紙幣カセット27C´、27D´を送るようになっている。
ゆえに、図5に示す例では、一万円券の量が少なくなっている現金自動預払機1に対して、できるだけ多くの一万円を追加装填するよう、紙幣カセット27C´には、一万円券がほぼ満杯に収納され、紙幣カセット27D´には、一万円券と千円券とが、両方合わせてほぼ満杯に収納されている。
このように、追加装填する紙幣が収納された交換用の紙幣カセット27C´、27D´は、運搬ケース40に入れられて、警備員により、現金管理センタから現金自動預払機1が設置されているATMコーナへと運ばれる。また、現金管理センタでは、追加装填する紙幣の金額(金種ごとの枚数)を示すレシート41を発行するようになっていて、警備員は、運搬ケース40とともに、このレシート(これをセンタ発行レシートと呼ぶ)41を持っていく。
ちなみに、現金管理センタでは、現金自動預払機1の利用状況をもとに、紙幣カセット27Cに収納されている紙幣が残り少なくなってきたタイミングに合わせるようにして、定期的に、現金自動預払機1へ交換用の新たな紙幣カセット27C´、27D´を送るようになっている。
続くステップSP22において、警備員が、紙幣カセット27C、27Dに収納されている紙幣を回収する為に、現金自動預払機1の操作表示部6を操作して、これら紙幣カセット27C、27Dに収納されている紙幣の金額(金種ごとの枚数)を示すレシート(これをATM発行レシートと呼ぶ)42を発行させる。次に、警備員が、交換対象カセットでなる紙幣カセット27C、27Dを取り出して、代わりに、運搬ケース40から取り出した交換用の紙幣カセット27C´、27D´を、現金自動預払機1にセットする。このようにして、紙幣カセット27C、27Dと、紙幣カセット27C´、27D´との交換が行われる。
続くステップSP23において、警備員が、現金自動預払機1の操作表示部6を操作して、装填回収ユーティリティを起動させる。装填回収ユーティリティは、紙幣カセット27の交換時に、紙幣の装填又は回収を行う為のソフトウェアであり、例えば、制御部21によって実行される。
装填回収ユーティリティを起動すると、制御部21は、例えば記憶部22に記憶している紙幣管理情報から紙幣カセット27A、27Bにそれぞれ収納されている紙幣の金種ごとの枚数を取得するとともに、入出金過多情報を参照する。そして、制御部21は、入出金過多情報が出金過多を示していることから、出金過多用の装填回収処理を行う。
具体的に、制御部21は、紙幣カセット27D´に収納されている紙幣を順に繰り出して鑑別部24へと搬送する。鑑別部24へと搬送された紙幣は、鑑別部24により金種が特定され、その後、金種に応じて、紙幣カセット27A又は紙幣カセット27Bへと搬送されて収納される。これにより、紙幣カセット27D´に収納されていた一万円券が紙幣カセット27Aに装填され、紙幣カセット27D´に収納されていた千円券が紙幣カセット27Bに装填される。
尚、紙幣カセット27A、27Bには、それぞれ出金過多の場合の初期枚数が設定されていて、制御部21は、紙幣の装填時に、この初期枚数を超えない範囲で紙幣を装填するようになっている。この為、紙幣カセット27A、27Bに残っていた紙幣の枚数によっては、紙幣カセット27D´に収納されている紙幣の全てを紙幣カセット27A、27Bに装填できない場合があり、この場合、一部の紙幣が紙幣カセット27D´に残されたままとなる。このようにして紙幣カセット27D´に残された紙幣は、出金に利用できる紙幣の為、上述したように、以降、優先的に出金に利用される。
さらに、制御部21は、操作表示部6に、今回装填する紙幣の金種ごとの枚数を入力するよう指示する画面を表示させる。警備員は、この画面に表示される指示にしたがって、センタ発行レシート41の記載通りに、今回装填する紙幣の金種ごとの枚数を入力するとともに、リジェクト庫26に収納されているリジェクト紙幣の金種ごとの枚数を自ら確認したうえでリジェクト紙幣の金種ごとの枚数を入力する。
制御部21は、装填ユーティリティ起動時に取得した、紙幣装填前に紙幣カセット27A、27Bのそれぞれに収納されていた紙幣の枚数と、警備員によって入力された、今回装填する紙幣の金種ごとの枚数から、紙幣カセット交換後の現金自動預払機1内の紙幣の有高(これを機内有高と呼ぶ)を算出して、これを例えば通信部を介して現金管理センタに通知する。
紙幣の装填回収処理、及び機内有高の通知が終了すると、制御部21は、紙幣の装填回収処理を完了した旨を操作表示部6に表示して、装填回収ユーティリティを終了する。
警備員は、操作表示部6を介して紙幣の装填回収処理が完了した旨を確認すると、続くステップSP24において、現金自動預払機1から取り出した紙幣カセット27C、27Dを運搬ケース40に入れて、ATM発行レシート42とともに現金管理センタに持ち帰る。現金管理センタでは、回収された紙幣カセット27C、27Dに収納されている紙幣の金種ごとの枚数と、ATM発行レシート42に記載されている金種ごとの枚数を付き合わせて確認する作業(すなわち現金計数)を行う。
出金過多の現金自動預払機1では、このような手順で、紙幣カセット27を交換するようになっている。
[4−2.入金過多の場合の紙幣カセット交換手順]
次に、入金過多の場合の紙幣カセット27の交換手順について説明する。入金過多の場合、優先使用制御により、一万円券を収納する紙幣カセット27Aと紙幣カセット27Cのうち、入金優先カセットに指定されている紙幣カセット27Cの方が先に紙幣の量が多くなっていく。ゆえに、図4(B)に示すように、現金自動預払機1では、紙幣カセット27Aと紙幣カセット27Cのうち、入金優先カセットに指定されている紙幣カセット27Cが交換対象カセットとなっている。
また、現金自動預払機1では、出金過多の場合と同様、現金管理センタに持ち帰る五千円券、二千円券、汚損紙幣を収納する紙幣カセット27Dも交換対象カセットとなっている。つまり、現金自動預払機1では、入金過多の場合も、4個の紙幣カセット27A〜27Cのうち、2個の紙幣カセット27C、27Dが交換されるようになっている。
ここで、入金過多の場合の具体的な紙幣カセット交換手順を図6に示す。図6に示すステップSP30において、現金自動預払機1の紙幣カセット27Cが満杯になったとする。尚、図6中では、図5と同様、紙幣カセット27A〜27Dを、それぞれA〜Dと短縮した符号で示している。続くステップSP31において、現金管理センタ側で、交換用の新たな紙幣カセット27C´、27D´が用意される。これら紙幣カセット27C´、27D´は、それぞれ空となっている。つまり、入金過多で紙幣の量が多くなっている現金自動預払機1に対しては、できるだけ多くの紙幣を回収するよう、空の紙幣カセット27C´、27D´を送るようになっている。
このように、交換用の空の紙幣カセット27C´、27D´は、運搬ケース40に入れられて、警備員により、現金管理センタから現金自動預払機1が設置されているATMコーナへと運ばれる。また、警備員は、運搬ケース40とともに、現金管理センタで発行されたセンタ発行レシート41を持っていく。尚、この場合のセンタ発行レシート41には、例えば、追加装填する紙幣の金額が0円であり、紙幣カセット27C´、27D´が空であることが示されている。
ちなみに、現金管理センタでは、現金自動預払機1の利用状況をもとに、紙幣カセット27Cが満杯に近くなってきたタイミングに合わせるようにして、定期的に、現金自動預払機1へ交換用の新たな紙幣カセット27C´、27D´を送るようになっている。
続くステップSP32において、警備員が、現金自動預払機1の操作表示部6を操作して、装填回収ユーティリティを起動させる。装填回収ユーティリティを起動すると、制御部21は、入出金過多情報を参照する。そして、制御部21は、入出金過多情報が入金過多を示していることから、入金過多用の装填回収処理を行う。
具体的に、制御部21は、紙幣カセット27Aと紙幣カセット27Bに収納されている紙幣を順に繰り出して、鑑別部24を介して紙幣カセット27Dへと搬送して収納していく。つまり、紙幣カセット27A、27Bから、紙幣カセット27Dへと紙幣を移動させる。この結果、紙幣カセット27Dには、五千円券、二千円券、汚損紙幣と、紙幣カセット27A、27Bから搬送されてきた一万円券と千円券とが混合して収納された状態となる。
尚、紙幣カセット27A、27Bには、それぞれ入金過多の場合の初期枚数が設定されていて、制御部21は、紙幣の移動時に、紙幣カセット27A、27Bに残っている紙幣が初期枚数以下とならない範囲で、紙幣を移動するようになっている。この為、紙幣カセット27Aから紙幣カセット27Dへの紙幣の移動は、紙幣カセット27Dが満杯になるか、紙幣カセット27Aに残っている紙幣がこの初期枚数以下となるまで行われる。同様に、紙幣カセット27Bから紙幣カセット27Dへの紙幣の移動も、紙幣カセット27Dが満杯になるか、紙幣カセット27Bに残っている紙幣が初期枚数以下となるまで行われる。
紙幣カセット27A、27Bから紙幣カセット27Dへの紙幣の移動が終了すると、制御部21は、紙幣カセット27C、27Dに収納されている紙幣の金額(金種ごとの枚数)を示すATM発行レシート42を発行するとともに、操作表示部6に、紙幣カセット27C、27Dを交換するよう指示する画面を表示させる。警備員は、この画面に表示される指示にしたがって、現金自動預払機1から、交換対象の紙幣カセット27C、27Dを取り出して、代わりに、運搬ケース40から取り出した交換用の紙幣カセット27C´、27D´を、現金自動預払機1にセットする。このようにして、紙幣カセット27C、27Dと、紙幣カセット27C´、27D´との交換が行われる。
紙幣カセット27C´、27D´への交換が完了すると、制御部21は、操作表示部6に、今回装填する紙幣の金種ごとの枚数を入力するよう指示する画面を表示させる。警備員は、この画面に表示される指示にしたがって、センタ発行レシート41の記載通りに、今回装填する紙幣の金種ごとの枚数(この場合0枚)を入力する。
これらの入力が完了すると、制御部21は、今回装填する紙幣の金種ごとの枚数が0枚であること、すなわち紙幣カセット27C´、27D´が空であることを確認する。具体的には、制御部21は、例えば紙幣カセット27C´、27D´から紙幣を繰り出す動作を行っても、紙幣が繰り出されてこない場合に、紙幣カセット27C´、27D´が空であると判別するようになっている。
紙幣カセット27C´、27D´が空であることを確認すると、制御部21は、紙幣カセット27A、27Bに残っている紙幣の金種ごとの枚数と、警備員によって入力された、装填された紙幣の金種ごとの枚数(0枚)から、現金自動預払機1内の紙幣の有高(これを機内有高と呼ぶ)を算出して、これを例えば通信部を介して現金管理センタに通知する。
紙幣の装填回収処理、及び機内有高の通知が終了すると、制御部21は、紙幣の装填回収処理を完了した旨を操作表示部6に表示して、装填回収ユーティリティを終了する。
警備員は、操作表示部6を介して紙幣の装填回収処理が完了した旨を確認すると、続くステップSP33において、現金自動預払機1から取り出した紙幣カセット27C、27Dを運搬ケース40に入れて、ATM発行レシート42とともに現金管理センタに持ち帰る。現金管理センタでは、回収された紙幣カセット27C、27Dに収納されている紙幣の金種ごとの枚数と、ATM発行レシート42に記載されている金種ごとの枚数を付き合わせて確認する作業(すなわち現金計数)を行う。
入金過多の現金自動預払機1では、このような手順で、紙幣カセット27を交換するようになっている。尚、現金自動預払機1では、このように2個の紙幣カセット27C、27Dを定期的に交換する以外に、紙幣カセット27A〜27Dとリジェクト庫26に収納されている全ての紙幣を回収して新たな紙幣を装填する洗い替えと呼ばれる作業を行うこともできるようになっている。
[5.まとめと効果]
ここまで説明したように、現金自動預払機1では、出金過多の場合に、一万円券を収納する紙幣カセット27A、27Cのうち、一方の紙幣カセット27Cから優先的に紙幣を出金するようにした。これにより、紙幣カセット27Aより紙幣カセット27Cの方が先に一万円券の量が少なくなっていく為、紙幣カセット交換時には、一万円券の量が少なくなっている(例えば空となっている)紙幣カセット27Cを交換する。また、紙幣カセット27Dには、運用上回収することになっている五千円券、二千円券、汚損紙幣を収納するようにして、紙幣カセット交換時には、この紙幣カセット27Dも交換する。
すなわち、現金自動預払機1では、出金過多の場合の紙幣カセット交換時、一万円券の量が少なくなっている(例えば空となっている)紙幣カセット27Cを、現金管理センタ側で用意された、一万円券がより多く収納されている新たな紙幣カセット27C´と交換するようにした。これにより、現金自動預払機1内に一万円券が補充されることになり、一万円券が足りなくなって出金できなくなる状況を回避できる。
また、紙幣カセット27Dを、現金管理センタ側で用意された、一万円券と千円券とを合わせて収納している新たな紙幣カセット27D´と交換するようにした。そして、現金自動預払機1では、この紙幣カセット27D´に収納されている一万円券と千円券を、それぞれ紙幣カセット27A、27Bに振り分けるようにした。これにより、現金自動預払機1内の一万円券と千円券が補充されることになり、一万円券及び千円券が足りなくなって出金できなくなる状況を回避できる。尚、このとき、紙幣カセット27A、27Bを満杯にしてしまうと、以降、全く入金ができなくなってしまう為、紙幣カセット27A、27Bには、それぞれ所定枚数(初期枚数)までしか一万円券と千円券を振り分けないようにした。
このように、現金自動預払機1では、出金過多の場合、4個の紙幣カセット27A〜27Dのうち、2個の紙幣カセット27C、27Dのみを交換するだけで、一万円券及び千円券が足りなくなって出金できなくなる状況を十分回避できる。かくして、現金自動預払機1は、出金過多の場合に、従来のように4個の紙幣カセット27A〜27Dの全てを交換する場合と比べて、紙幣カセット27を効率的に交換できる。
また、現金自動預払機1から取り出された紙幣カセット27C、27Dは、現金管理センタに回収されることになるが、このとき、例えば紙幣カセット27Cが空であるとすると、現金管理センタ側では、紙幣カセット27Dに収納されている、金額が確定された五千円券、二千円券、汚損紙幣のみを現金計数すればよく、従来のように4個の紙幣カセットのそれぞれに収納されている紙幣を現金計数する場合と比較して、現金計数に要する時間及び手間を軽減することもできる。
また、現金自動預払機1では、入金過多の場合に、一万円券を収納する紙幣カセット27A、27Cのうち、一方の紙幣カセット27Cに優先的に紙幣を入金するようにした。これにより、紙幣カセット27Aより紙幣カセット27Cの方が先に一万円券の量が多くなっていく為、紙幣カセット交換時には、一万円券の量が多くなっている(例えば満杯となっている)紙幣カセット27Cを交換する。また、紙幣カセット交換時には、五千円券、二千円券、汚損紙幣を収納する紙幣カセット27Dも交換する。
さらに、現金自動預払機1では、入金過多の場合の紙幣カセット交換時、一万円券の量が多くなっている(例えば満杯となっている)紙幣カセット27Cを、現金管理センタ側で用意された空の紙幣カセット27C´と交換する。これにより、現金自動預払機1内から一万円券が回収されることになり、一万円券が満杯となって入金できなくなる状況を回避できる。
また、現金自動預払機1では、五千円券、二千円券、汚損紙幣を収納している紙幣カセット27Dを、現金管理センタ側で用意された空の紙幣カセット27D´と交換する前に、この紙幣カセット27Dに、紙幣カセット27A、27Bにそれぞれ収納されている一万円券と千円券の一部を移動させ、五千円券、二千円券、汚損紙幣にくわえて一万円券と千円券を収納している紙幣カセット27Dを、空の紙幣カセット27D´と交換するようにした。これにより、現金自動預払機1内の一万円券と千円券が回収されることになり、一万円券及び千円券が満杯となって入金できなくなる状況を回避できる。尚、このとき、紙幣カセット27A、27Bを空にしてしまうと、以降、全く出金ができなくなってしまう為、紙幣カセット27A、27Bには、それぞれ所定枚数(初期枚数)の一万円券と千円券を残すようにした。
このように、現金自動預払機1では、入金過多の場合、4個の紙幣カセット27A〜27Dのうち、2個の紙幣カセット27C、27Dのみを交換するだけで、一万円券及び千円券が満杯となって入金できなくなる状況を十分回避できる。かくして、現金自動預払機1は、入金過多の場合も、従来のように4個の紙幣カセット27A〜27Dの全てを交換する場合と比べて、紙幣カセット27を効率的に交換できる。
さらに、現金自動預払機1では、紙幣カセット交換時に、交換する紙幣カセット27が、後側の2個の紙幣カセット27C、27Dに決まっている為、警備員が、交換する紙幣カセット27を間違えてしまうことを防ぐようにもなっている。
さらに、現金自動預払機1では、出金過多の場合も入金過多の場合も、交換する紙幣カセット27の数が従来の半分の2個となる為、警備員が、これら2個の紙幣カセット27を1個の運搬ケース40で運ぶことができる。この為、従来のように4個の紙幣カセットを2個の運搬ケースで運ぶ場合と比べて、現金自動預払機1ごとに必要な運搬ケース40の数が半分となり、例えば、警備員が現金輸送車で運搬ケース40を運んで紙幣カセット交換作業を行う場合には、1度により多くの現金自動預払機1の紙幣カセット交換作業を行うことができる。
さらに、現金自動預払機1では、リサイクル不可紙幣のうち、金種が特定できた五千円券、二千円券、汚損紙幣については紙幣カセット27Dに収納して金額を確定させ、金種が特定できなかったリジェクト紙幣についてのみリジェクト庫26に収納するようにした。こうすることで、例えば、金種が特定できた汚損紙幣もリジェクト紙幣としてリジェクト庫26に収納するような現金自動預払機と比べて、リジェクト庫26に収納する紙幣の量を減らすことができ、リジェクト庫26に収納された紙幣の回収頻度を少なくしたり、リジェクト庫26に収納された紙幣の確認作業の負担を軽減したりすることができる。
[6.他の実施の形態]
[6−1.他の実施の形態1]
尚、上述した実施の形態では、一万円券を収納する2個の紙幣カセット27A、27Cと、千円券を収納する紙幣カセット27Bと、五千円券、二千円券、汚損紙幣を収納する紙幣カセット27Dの4つの紙幣カセット27A〜27Dを有する現金自動預払機1に、本発明を適用した。これに限らず、例えば、図7に示すように、一万円券を収納する2個の紙幣カセット100A、100Cと、千円券を収納する2個の紙幣カセット100B、100Dと、五千円券、二千円券、汚損紙幣を収納する紙幣カセット100Eの5つの紙幣カセット100(100A〜100E)を有する現金自動預払機101に、本発明を適用することもできる。
このような現金自動預払機101の場合、例えば出金過多の場合には、一万円券を収納する紙幣カセット100Cと、千円券を紙幣する紙幣カセット100Dと、紙幣カセット100Eとを、出金優先カセットに指定するようにして、これら3つの紙幣カセット100C〜100Eを、交換対象カセットとする。このようにすれば、現金自動預払機1と同様、紙幣カセット100を効率的に交換できる。また、同様にして、3個の紙幣カセットを有する現金自動預払機や、6個以上の紙幣カセットを有する現金自動預払機にも、本発明を適用することができる。
[6−2.他の実施の形態2]
また、上述した実施の形態では、現金自動預払機1が、入金過多の場合に装填回収ユーティリティを起動すると、紙幣カセット27A、27Bに収納されている紙幣を、初期枚数以下にならない範囲で紙幣カセット27Dに移動するようにした。これに限らず、例えば、紙幣の入金時に、紙幣カセット27Cが満杯で、且つ紙幣カセット27Aに収納されている一万円券の枚数が初期枚数に達しているのであれば、この時点で、一万円券を紙幣カセット27Dに収納するようにしてもよい。また、同様に、紙幣の入金時に、紙幣カセット27Bに収納されている千円券の枚数が初期枚数に達しているのであれば、この時点で、千円券を紙幣カセット27Dに収納するようにしてもよい。
このようにすれば、装填回収ユーティリティを起動した時点で、紙幣カセット27A、27B、27Dの紙幣収納状況が、紙幣カセット27A、27Bに収納されている紙幣を初期枚数以下にならない範囲で紙幣カセット27Dに移動したときの紙幣収納状況と同じになる為、装填回収ユーティリティ起動後に行っていた紙幣の移動を省略することができ、紙幣カセット交換に要する時間を短縮することができる。
[6−3.他の実施の形態3]
さらに、上述した実施の形態では、現金自動預払機1が入金過多の場合に、現金管理センタから空の紙幣カセット27C´、27D´と、追加装填する紙幣の金額が0円であることを示すセンタ発行レシート41とを現金自動預払機1へ運んで、現金自動預払機1の紙幣カセット27C、27Dを、空の紙幣カセット27C´、27D´と交換するようにした。これに限らず、このように、紙幣カセット27C、27Dを、空の紙幣カセット27C´、27D´に交換する場合には、追加装填する紙幣の金額が必ず0円となる為、現金管理センタによるセンタ発行レシート41の発行と、現金自動預払機1に対する追加装填する紙幣の金額の入力とを省略するようにしてもよい。
[6−4.他の実施の形態4]
さらに、上述した実施の形態では、リサイクル不可紙幣のうち、金額が確定している五千円券、二千円券及び汚損紙幣と、金額が確定していないリジェクト紙幣とを分けて管理するようにしたが、これに限らず、例えば、紙幣カセット27Dに、全てのリサイクル不可紙幣を収納するようにしてもよい。このようにすれば、紙幣カセット27Dがリジェクト庫としても機能する為、現金自動預払機1からリジェクト庫26を省略できる。一方で、この場合、紙幣カセット27Dに金額が確定していないリジェクト紙幣が収納される為、紙幣カセット27Dに収納されている紙幣の管理が困難となる。ゆえに、管理上、リサイクル不可紙幣のうち、金額が確定している五千円券、二千円券及び汚損紙幣と、金額が確定していないリジェクト紙幣とを分けて管理する方が望ましい。
[6−5.他の実施の形態5]
さらに、上述した実施の形態では、出金過多の場合には、紙幣カセット27C、27Dを出金優先カセットとしたが、紙幣カセット27Dに出金可能な紙幣(一万円券、千円券)が収納されている状況が起こり得ないのであれば、紙幣カセット27Cのみを出金優先カセットとしてもよい。また一方で、入金過多の場合には、紙幣カセット27C、27Dを入金優先カセットとしたが、紙幣カセット27Dに紙幣を優先的に収納すべき状況が起こり得ないのであれば、紙幣カセット27Cのみを入金優先カセットとしてもよい。
[6−6.他の実施の形態6]
さらに、上述した実施の形態では、本発明を、自動取引装置としての現金自動預払機1に適用したが、これに限らず、交換可能な複数の紙幣カセットを有する自動取引装置であれば、現金自動預払機1とは異なる構成の自動取引装置にも適用できる。例えば、日本国外の紙幣を扱う自動取引装置であっても、交換可能な複数の紙幣カセットを有する自動取引装置であれば適用できる。また、交換可能な複数の紙幣カセットを有し、少なくとも紙幣カセット27Dと、紙幣カセット27A、27Bとの間で紙幣を移動させることのできる搬送路を有する自動取引装置であれば、図2に示す搬送路28とは異なる搬送路を有する現金自動預払機1にも適用できる。
さらに、上述した実施の形態では、現金自動預払機1に、第1の紙幣カセット及び第1金種収納カセットの具体例である紙幣カセット27Aと、第1の紙幣カセット及び第2金種収納カセットの具体例である紙幣カセット27Bと、第2の紙幣カセットの具体例である紙幣カセット27Cと、第3の紙幣カセットの具体例である紙幣カセット27Dを設けた。これに限らず、紙幣を収納可能な紙幣カセットであれば、紙幣カセット27A〜27Dとは異なる構成(例えば前後方向に紙幣を収納する構成)の紙幣カセットを、第1乃至第3の紙幣カセット、及び第1及び第2金種収納カセットとして用いてもよい。
また、上述した実施の形態では、現金自動預払機1に、出金過多の場合に第1の紙幣カセットと第2の紙幣カセットのうち第2の紙幣カセットから優先的に紙幣を出金するよう制御する制御部、及び入金過多の場合に第1の紙幣カセットと第2の紙幣カセットのうち第2の紙幣カセットに優先的に紙幣を入金するよう制御する制御部の具体例である制御部21を設けた。これに限らず、このような出金優先制御、及び入金優先制御を行う機能を有する制御部であれば、制御部21とは異なる制御部を現金自動預払機1に設けてもよい。
[6−7.他の実施の形態7]
さらに、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
本発明は、交換可能な複数の紙幣カセットを有する自動取引装置で広く利用することができる。
1、101、200……現金自動預払機、10……紙幣入出金機、21……制御部、22……記憶部、24……鑑別部、26、202……リジェクト庫、27A〜27D、27C´、27D´、100A〜100E、201A〜201D、201A´〜201D´……紙幣カセット、40……運搬ケース。

Claims (12)

  1. 金種ごとに紙幣を収納する少なくとも1つ以上の第1の紙幣カセットと、
    前記第1の紙幣カセットのうちの1つと同一金種の紙幣を収納する第2の紙幣カセットと、
    前記第1の紙幣カセット及び前記第2の紙幣カセットに収納する紙幣とは分けて管理する紙幣を収納する第3の紙幣カセットと、
    入金より出金の方が多い出金過多の場合に、同一金種の紙幣を収納する前記第1の紙幣カセットと前記第2の紙幣カセットとのうち、前記第2の紙幣カセットから優先的に紙幣を出金するよう制御する制御部と
    を備え、
    前記第1乃至第3の紙幣カセットのうち、前記第2の紙幣カセットと前記第3の紙幣カセットが交換対象となっていて、
    前記制御部は、
    前記第2の紙幣カセットと前記第3の紙幣カセットが、それぞれ紙幣が収納された状態の、新たな第2の紙幣カセットと新たな第3の紙幣カセットに交換されると、前記新たな第3の紙幣カセットに収納されている紙幣を、前記第1の紙幣カセットに移動させる
    ことを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記第1の紙幣カセット及び前記第2の紙幣カセットには、入金と出金とでリサイクル可能なリサイクル紙幣が収納され、
    前記第3の紙幣カセットには、リサイクルできないリサイクル不可紙幣が収納される
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 紙幣を鑑別する鑑別部をさらに備え、
    前記鑑別部によって前記リサイクル紙幣と判別された紙幣を、前記第1の紙幣カセット又は前記第2の紙幣カセットに収納し、前記リサイクル不可紙幣と判別された紙幣を、前記第3の紙幣カセットに収納する
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動取引装置。
  4. 前記第3の紙幣カセットには、前記リサイクル不可紙幣のうち、前記鑑別部によって金種が特定された紙幣が収納され、
    前記リサイクル不可紙幣のうち、前記鑑別部によって金種が特定されなかったリジェクト紙幣を収納するリジェクト庫をさらに備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の自動取引装置。
  5. 前記制御部は、
    前記第1の紙幣カセットに収納されている紙幣の枚数が所定枚数を超えない範囲で、前記新たな第3の紙幣カセットに収納されている紙幣を、前記第1の紙幣カセットに移動させる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自動取引装置。
  6. 前記第1の紙幣カセットは、第1の金種の紙幣を収納する第1金種収納カセットと、第2の金種の紙幣を収納する第2金種収納カセットとでなり、
    前記第2の紙幣カセットは、前記第1の金種の紙幣を収納する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の自動取引装置。
  7. 金種ごとに紙幣を収納する少なくとも1つ以上の第1の紙幣カセットと、
    前記第1の紙幣カセットのうちの1つと同一金種の紙幣を収納する第2の紙幣カセットと、
    前記第1の紙幣カセット及び前記第2の紙幣カセットに収納する紙幣とは分けて管理する紙幣を収納する第3の紙幣カセットと、
    出金より入金の方が多い入金過多の場合に、同一金種の紙幣を収納する前記第1の紙幣カセットと前記第2の紙幣カセットとのうち、前記第2の紙幣カセットに優先的に紙幣を入金するよう制御する制御部と
    を備え、
    前記第1乃至第3の紙幣カセットのうち、前記第2の紙幣カセットと前記第3の紙幣カセットが交換対象となっていて、
    前記制御部は、
    操作表示部の操作に応じて入金過多用の装填回収処理を行うことにより前記第1の紙幣カセットに収納されている紙幣を前記第3の紙幣カセットに移動させ、その後、前記第2の紙幣カセットと前記第3の紙幣カセットが、それぞれ新たな第2の紙幣カセットと新たな第3の紙幣カセットに交換される
    ことを特徴とする自動取引装置。
  8. 前記第1の紙幣カセット及び前記第2の紙幣カセットには、入金と出金とでリサイクル可能なリサイクル紙幣が収納され、
    前記第3の紙幣カセットには、リサイクルできないリサイクル不可紙幣が収納される
    ことを特徴とする請求項に記載の自動取引装置。
  9. 紙幣を鑑別する鑑別部をさらに備え、
    前記鑑別部によって前記リサイクル紙幣と判別された紙幣を、前記第1の紙幣カセット又は前記第2の紙幣カセットに収納し、前記リサイクル不可紙幣と判別された紙幣を、前記第3の紙幣カセットに収納する
    ことを特徴とする請求項に記載の自動取引装置。
  10. 前記第3の紙幣カセットには、前記リサイクル不可紙幣のうち、前記鑑別部によって金種が特定された紙幣が収納され、
    前記リサイクル不可紙幣のうち、前記鑑別部によって金種が特定されなかったリジェクト紙幣を収納するリジェクト庫をさらに備える
    ことを特徴とする請求項に記載の自動取引装置。
  11. 前記制御部は、
    前記第1の紙幣カセットに収納されている紙幣の枚数が所定枚数以下にならない範囲で、前記第1の紙幣カセットに収納されている紙幣を、前記第3の紙幣カセットに移動させる
    ことを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の自動取引装置。
  12. 前記第1の紙幣カセットは、第1の金種の紙幣を収納する第1金種収納カセットと、第2の金種の紙幣を収納する第2金種収納カセットとでなり、
    前記第2の紙幣カセットは、前記第1の金種の紙幣を収納する
    ことを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の自動取引装置。
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