JP6689054B2 - 2つの部材の組付構造と、該組付構造を備えた照明灯具 - Google Patents
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Description
さらに、カバーで基板を覆う場合には、このカバーを光が透過することによって発光効率が低下するという問題もあった。しかも、カバーの内側に熱が籠もりやすいため、LEDやその他電気部品の寿命が低下したり、故障が発生しやすいという問題もあった。
[1]互いに嵌り合う円筒形の開口部(14,24)を備えた2つの部材(11,21)を着脱可能に組み合わせるための組付構造において、
前記2つの部材(11,21)の各開口部(14,24)が嵌り合った状態での相対的な回転位置の変化により、何れか一方の部材(21)に設けられた係止部(31)が他方の部材(11)に設けられた被係止部(32)に係脱可能であり、前記係止部(31)が前記被係止部(32)に係合すると、前記各開口部(14,24)の回転中心となる軸方向における離脱を規制する連結手段(30)と、
前記2つの部材(11,21)が前記被係止部(32)に前記係止部(31)が係合する相対的な回転位置に変化すると、これに伴ない何れか一方の部材(11)に設けられた係止爪(41)が他方の部材(21)に設けられた被係止孔(42)にスナップフィットにより係合して、前記各開口部(14,24)の相対的な回転を規制し、かつ所定の工具(T)を前記被係止孔(42)に挿入して、該工具(T)により前記回転位置をずらす操作によってのみ前記スナップフィットによる係合が解除され、その後も解除が維持されるロック手段(40)と、を有し、
前記ロック手段(40)における前記係止爪(41)は、前記被係止孔(42)の周囲表面に対して摺接する先端側(41a)がテーパー状に傾斜し、該傾斜した一方向への回転に伴ない前記被係止孔(42)に嵌入して係合するものであり、前記被係止孔(42)に嵌入して係合したロック状態と、前記被係止孔(42)の外部より挿入された工具(T)に押されて該被係止孔(42)から外れたロック解除状態とに変位し、
前記係止爪(41)がある方の部材(11)において該係止爪(41)の先端側(41a)を臨む位置には、前記被係止孔(42)の外部より挿入された工具(T)を、該被係止孔(42)より前記係止爪(41)を外しつつ前記一方向へ斜めに導くためのガイド部(43)が設けられ、
前記ガイド部(43)に導かれた前記工具(T)の先端を支点として、該工具(T)を前記一方向へ立ち上げた際に、該工具(T)の動きに伴って前記被係止孔(42)が前記一方向へ押されることにより、該被係止孔(42)がある方の部材(12)は前記ロック解除状態が維持される位置まで回転するように設定されたことを特徴とする組付構造。
前記一方の部材は、その内側に光源(50)を収納する照明灯具(10)のケース本体(11)であり、前記他方の部材は、前記光源(50)を覆う状態で前記ケース本体(11)に着脱可能に組み合わされるカバー部材(21)であり、
前記ケース本体(11)と前記カバー部材(21)とは、互いの各開口部(14,24)が嵌り合った状態で組み合わされることを特徴とする照明灯具(10)。
前記[1]に記載の組付構造によれば、2つの部材(11,21)の各開口部(14,24)が嵌り合った状態では、互いの相対的な回転位置の変化により、連結手段(30)の一方の部材(21)にある係止部(31)が他方の部材(11)にある被係止部(32)に係脱する。すなわち、係止部(31)が被係止部(32)に係合すると、各開口部(14,24)は軸方向における離脱が規制されるが、係止部(31)が被係止部(32)から離脱すると、各開口部(14,24)は軸方向に離脱できる。ここで軸方向とは、各開口部(14,24)の中心を通り互いの回転中心となる架空の軸が延びる方向である。
図1〜図17は、本発明の一実施の形態を示している。
本実施の形態に係る2つの部材を着脱可能に組み合わせる組付構造を、以下に照明灯具10のケース構造に適用した場合を例に説明する。2つの部材である一方の部材と他方の部材は、特にその具体的な形状は問わないが、互いに嵌り合う円筒形の開口部を備えるものとする。
図2に示すように、ケース本体11は、合成樹脂や金属により円形で底浅なケース状に形成されており、その底面部12の外周縁に沿ってフランジ状の周壁部13が一体に設けられている。周壁部13の先端縁側が、そのまま円形の開口部14をなしている。
連結手段30は、ケース本体11とカバー部材21の各開口部14,24が嵌り合った状態での相対的な回転位置の変化により、カバー部材21に設けられた係止部31がケース本体11に設けられた被係止部32に係脱可能であり、係止部31が被係止部32に係合すると、各開口部14,24の軸方向における離脱を規制するものである。
ロック手段40は、ケース本体11とカバー部材21が、前記被係止部32に前記係止部31が係合する相対的な回転位置に変化すると、これに伴ないケース本体11に設けられた係止爪41がカバー部材21に設けられた被係止孔42にスナップフィットにより係合するものである。このスナップフィット係合により、各開口部14,24の相対的な回転は規制されるが、所定の工具Tを前記被係止孔42に挿入して、該工具Tにより前記回転位置をずらす操作によってのみスナップフィット係合が解除され、その後も解除が維持される。
カバー部材21の開口部24の外周側に沿って、上下に並ぶ細幅のフランジ間で周方向に延びる溝部27が形成されている。この溝部27内には弾性体からなるシール部材28が埋設されている。シール部材28は、開口部24に沿って環状に設けられており、その円形断面の外周の一部が溝部27より外側にはみ出ている。
光源ユニット50は、底面部12の内側に収まる大きさの円形状の基板51の表面に複数のLED52を実装して構成されている。ここで基板51は、一般的なプリント配線基板であり、LED52は、具体的には例えば表面実装型のLEDチップである。もちろん、発光素子を略砲弾型のモールドに埋め込んだLEDランプを用いても良い。なお、基板51の表面は、LED52も覆うように防水性の樹脂によりコーティングすると良い。
照明灯具10を浴室に施工する場合は、先ずケース本体11を天井等の壁面に対してネジ等で固定し、このケース本体11の開口部14をカバー部材21で覆うように組み合わせる。ケース本体11とカバー部材21の各開口部14,24が嵌り合った状態では、互いの相対的な回転位置の変化により、連結手段30をなすケース本体11の係止部31がカバー部材21の被係止部32に係脱する。
10a…ケース
11…ケース本体
12…底面部
13…周壁部
14…開口部
15…収納部
21…カバー部材
22…前面部
23…周壁部
24…開口部
25…フランジ部
26…舌片部
27…溝部
28…シール部材
30…連結手段
31…係止部
32…被係止部
40…ロック手段
41…係止爪
42…被係止孔
43…ガイド部
43a…凹溝
50…光源ユニット
51…基板
52…LED
400…ロック手段
410…係止爪
420…被係止孔
430…ガイド部
Claims (6)
- 互いに嵌り合う円筒形の開口部を備えた2つの部材を着脱可能に組み合わせるための組付構造において、
前記2つの部材の各開口部が嵌り合った状態での相対的な回転位置の変化により、何れか一方の部材に設けられた係止部が他方の部材に設けられた被係止部に係脱可能であり、前記係止部が前記被係止部に係合すると、前記各開口部の回転中心となる軸方向における離脱を規制する連結手段と、
前記2つの部材が前記被係止部に前記係止部が係合する相対的な回転位置に変化すると、これに伴ない何れか一方の部材に設けられた係止爪が他方の部材に設けられた被係止孔にスナップフィットにより係合して、前記各開口部の相対的な回転を規制し、かつ所定の工具を前記被係止孔に挿入して、該工具により前記回転位置をずらす操作によってのみ前記スナップフィットによる係合が解除され、その後も解除が維持されるロック手段と、を有し、
前記ロック手段における前記係止爪は、前記被係止孔の周囲表面に対して摺接する先端側がテーパー状に傾斜し、該傾斜した一方向への回転に伴ない前記被係止孔に嵌入して係合するものであり、前記被係止孔に嵌入して係合したロック状態と、前記被係止孔の外部より挿入された工具に押されて該被係止孔から外れたロック解除状態とに変位し、
前記係止爪がある方の部材において該係止爪の先端側を臨む位置には、前記被係止孔の外部より挿入された工具を、該被係止孔より前記係止爪を外しつつ前記一方向へ斜めに導くためのガイド部が設けられ、
前記ガイド部に導かれた前記工具の先端を支点として、該工具を前記一方向へ立ち上げた際に、該工具の動きに伴って前記被係止孔が前記一方向へ押されることにより、該被係止孔がある方の部材は前記ロック解除状態が維持される位置まで回転するように設定されたことを特徴とする組付構造。 - 前記工具により前記回転位置をずらす操作によって、前記ロック手段のスナップフィットによる係合が解除されるだけでなく、前記連結手段でも前記係止部が前記被係止部から離脱して係合が解除されることを特徴とする請求項1に記載の組付構造。
- 前記連結手段における前記係止部と前記被係止部とは、互いに前記軸方向に重なる状態で摺接可能に係合する相対位置に複数設けられており、前記回転位置の変化により、互いに前記軸方向に重なる係合状態と、互いに前記軸方向に重ならない離脱状態とに変位することを特徴とする請求項1または2に記載の組付構造。
- 前記連結手段における前記係止部と前記被係止部とは、前記係合状態にて前記係止部のある一方の部材を前記被係止部のある他方の部材に対して、正逆何れか一方向への回転を規制することを特徴とする請求項3に記載の組付構造。
- 前記請求項1,2,3または4に記載の2つの部材の組付構造を備えた照明灯具であって、
前記一方の部材は、その内側に光源を収納する照明灯具のケース本体であり、前記他方の部材は、前記光源を覆う状態で前記ケース本体に着脱可能に組み合わされるカバー部材であり、
前記ケース本体と前記カバー部材とは、互いの各開口部が嵌り合った状態で組み合わされることを特徴とする照明灯具。 - 前記ケース本体と前記カバー部材との各開口部の間に、連通された内部の防水性を保つためのシール部材を介在させたことを特徴とする請求項5に記載の照明灯具。
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JP2015209396A JP6689054B2 (ja) | 2015-10-23 | 2015-10-23 | 2つの部材の組付構造と、該組付構造を備えた照明灯具 |
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