JP6686913B2 - 発光素子 - Google Patents
発光素子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6686913B2 JP6686913B2 JP2017003350A JP2017003350A JP6686913B2 JP 6686913 B2 JP6686913 B2 JP 6686913B2 JP 2017003350 A JP2017003350 A JP 2017003350A JP 2017003350 A JP2017003350 A JP 2017003350A JP 6686913 B2 JP6686913 B2 JP 6686913B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- light emitting
- wiring
- electrode
- alloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Led Devices (AREA)
Description
基板10は、その主面上にIII 族窒化物半導体を形成するための成長基板である。基板10のn層11側の表面には凹凸加工が施されており(図示しない)、光取り出し効率の向上が図られている。基板10の材料はサファイア以外を用いてもよく、Si、GaN、SiC、ZnOなどを用いてもよい。
n層11、発光層12、およびp層13の構成は、発光素子の構成として従来採用されている任意の構成でよい。たとえば、n層11は、n−GaNからなるnコンタクト層、アンドープGaNとn−GaNを順に積層させた静電耐圧層、n−GaNとInGaNを交互に繰り返し積層させたn超格子層を順に積層させた構造である。また、発光層12は、InGaNからなる井戸層、GaNまたはAlGaNからなるキャップ層、AlGaNからなる障壁層を順に積層させた構造を1単位として、これを複数回繰り返し積層させたMQW構造である。また、p層13は、p−AlGaNとp−InGaNを交互に繰り返し積層させたpクラッド層、p−GaNからなるpコンタクト層を順に積層させた構造である。
透明電極14は、p層13および電流阻止層18上に連続して形成されている。透明電極14の材料はIZO(亜鉛ドープの酸化インジウム)である。他にもITO(スズドープの酸化インジウム)やICO(セリウムドープの酸化インジウム)などの導電性酸化物を用いることができる。
絶縁膜15は、素子上面全体を覆うようにして設けられている。つまり、溝の底面に露出するn層11表面から透明電極14表面にかけて覆うようにして形成されている。絶縁膜15の材料はSiO2 である。もちろん、絶縁膜15の材料はSiO2 に限らず、TiO2 、Nb2 O5 、Al2 O3 、ZrO2 、HfO2 などの酸化膜、SiN、TiN、などの窒化膜、SiONなどの酸窒化膜、MgF2 などのフッ化膜等を用いることができる。また、それらの材料の積層とすることができる。
p電極16は、素子外部と電気的に接続されるpパッド部160と、pパッド部160から延伸するp配線部161と、p配線部161と透明電極14とを接続するpドット部162とを有している。p電極16は、pドット部162以外は絶縁膜15上に位置してる。
n電極17は、素子外部と電気的に接続されるnパッド部170と、nパッド部170から延伸するn配線部171と、n配線部171とn層11とを電気的に接続するnドット部172と、を有している。n電極17は、nドット部172以外は絶縁膜15上に位置している。
電流阻止層18は、p層13と透明電極14との間であってpドット部162下の領域に設けられている。電流阻止層18はSiO2 からなる。このように電流阻止層18を設けることで、発光層12のうちpドット部162下の領域を発光させないようにしている。また、電流阻止層18とp層13との界面での反射によりpドット部162に向かう光を減少させている。これらによりpドット部162による吸収を減少させ、光出力の向上を図っている。
実施例1、2では、透明電極とp配線部との間にpドット部を設けることでコンタクト抵抗の低減を図っているが、pドット部を設けずに透明電極とp配線部とを直接接続するようにしてもよい。素子の構成がより簡素となり、低コスト化を図ることができる。同様に、nドット部を設けずにn層とn配線部を直接接続するようにしてもよい。図12に、pドット部およびnドット部を省略した変形例の発光素子の構造を示す。
11:n層
12:発光層
13:p層
14:透明電極
15:絶縁膜
16、26:p電極
17、27:n電極
18:電流阻止層
19:保護膜
100、204:Al合金層
101:Ti層
102:第1Au層
103:第2Au層
104:Al層
160、260:pパッド部
161、261:p配線部
162、262:pドット部
170、270:nパッド部
171、271:n配線部
172、272:nドット部
Claims (8)
- III 族窒化物半導体からなり、n層、発光層、p層の順に積層された半導体層と、前記p層上に設けられた透明電極と、前記透明電極上に設けられた絶縁膜と、前記絶縁膜上に設けられたp電極と、を有し、前記p電極は、外部と電気的に接続されるpパッド部と、前記pパッド部から配線状に延伸するp配線部とを有し、前記絶縁膜に空けられた孔を介して前記透明電極と前記p配線部が電気的に接続された発光素子において、
前記pパッド部および前記p配線部は、前記絶縁膜上に位置し、Al合金からなる第1反射層と、前記第1反射層上に位置し、前記第1反射層よりも電気抵抗率の低い配線層とを有し、
前記第1反射層の電気抵抗率は、1×10-7Ω・m以上である、
ことを特徴とする発光素子。 - 前記第1反射層の電流密度が1.5×105 A/cm2 以下となるように、前記第1反射層の電気抵抗率および厚さが設定されている、ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
- 前記配線層の抵抗値に対する前記第1反射層の抵抗値の比が、47以上である、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発光素子。 - 前記第1反射層の厚さは、100nm以上である、ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の発光素子。
- 前記第1反射層は、Al−Nd合金である、ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の発光素子。
- 前記Al−Nd合金は、2at%以上のNdを含む、ことを特徴とする請求項5に記載の発光素子。
- 前記pパッド部および前記p配線部は、最表層として前記第1反射層と同一の材料からなる第2反射層をさらに有する、ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の発光素子。
- 前記絶縁膜上に設けられたn電極をさらに有し、
前記n電極は、外部と電気的に接続されるnパッド部と、前記nパッド部から配線状に延伸するn配線部とを有し、
前記絶縁膜に空けられた孔を介して前記n層と前記n配線部が電気的に接続され、
前記nパッド部および前記n配線部は、前記pパッド部および前記p配線部と同一の積層構造を有する、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の発光素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017003350A JP6686913B2 (ja) | 2017-01-12 | 2017-01-12 | 発光素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017003350A JP6686913B2 (ja) | 2017-01-12 | 2017-01-12 | 発光素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018113363A JP2018113363A (ja) | 2018-07-19 |
JP6686913B2 true JP6686913B2 (ja) | 2020-04-22 |
Family
ID=62912415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017003350A Active JP6686913B2 (ja) | 2017-01-12 | 2017-01-12 | 発光素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6686913B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6994126B1 (ja) | 2021-03-18 | 2022-01-14 | 聯嘉光電股▲ふん▼有限公司 | 多重の接触点を備える発光ダイオードチップ構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4622426B2 (ja) * | 2004-09-29 | 2011-02-02 | 豊田合成株式会社 | 半導体発光素子 |
JP5768759B2 (ja) * | 2012-04-27 | 2015-08-26 | 豊田合成株式会社 | 半導体発光素子 |
JP6299540B2 (ja) * | 2014-09-16 | 2018-03-28 | 豊田合成株式会社 | Iii族窒化物半導体発光素子の製造方法 |
-
2017
- 2017-01-12 JP JP2017003350A patent/JP6686913B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018113363A (ja) | 2018-07-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20150076547A1 (en) | Group III Nitride Semiconductor Light-Emitting Device | |
JP5259292B2 (ja) | 発光ダイオード | |
JP5793292B2 (ja) | 半導体発光素子 | |
JP5541261B2 (ja) | Iii族窒化物半導体発光素子 | |
JP5217787B2 (ja) | 半導体発光素子 | |
CN105428491B (zh) | 第iii族氮化物半导体发光装置及其制造方法 | |
JP5381853B2 (ja) | 半導体発光素子 | |
JP5494005B2 (ja) | 半導体発光素子 | |
JP5326957B2 (ja) | 発光素子の製造方法及び発光素子 | |
JP6217528B2 (ja) | 発光素子 | |
JP2014045108A (ja) | 半導体発光素子 | |
JP2008066554A (ja) | 半導体発光素子 | |
JP2008066554A5 (ja) | ||
EP2597686B1 (en) | Ultraviolet semiconductor light emitting device | |
JP2013122950A (ja) | Iii族窒化物半導体発光素子 | |
WO2014192226A1 (ja) | 発光素子 | |
JP2016115920A (ja) | 発光素子 | |
US9508900B2 (en) | Light-emitting device | |
JP6686913B2 (ja) | 発光素子 | |
JP2013258177A (ja) | Iii族窒化物半導体発光素子 | |
JP6627727B2 (ja) | 発光素子の製造方法 | |
JP5543164B2 (ja) | 発光素子 | |
TWI575783B (zh) | 光電半導體晶片及製造光電半導體晶片之方法 | |
JP6747308B2 (ja) | 発光素子 | |
JP6189525B2 (ja) | 窒化物半導体発光素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200303 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200316 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6686913 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |