JP6685817B2 - SiCウエーハの加工方法 - Google Patents

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本発明は、第1の面及び第1の面と反対側の第2の面を有し、第1の面に複数のデバイスが形成されるデバイス領域とデバイス領域を囲む外周余剰領域とを備えるSiCウエーハの加工方法に関する。
ICやLSI等のデバイスは、Si(シリコン)を素材としたSiウエーハの表面に機能層が積層され分割予定ラインによって区画されて形成される。Siウエーハは、複数の研削砥石が環状に配置された回転可能な研削ホイールを備えた研削装置によって、複数のデバイスが形成されたデバイス領域に対応する裏面の領域が研削される。これによってSiウエーハは、デバイス領域が所定の厚みに薄化されると共に、デバイス領域を囲む外周余剰領域に対応する裏面の領域に環状補強部が形成される。そしてSiウエーハは、切削装置やレーザー加工装置によって分割予定ラインに加工が施されて個々のデバイスに分割され、分割された各デバイスは携帯電話やパソコン等の電気機器に利用されている(特許文献1参照。)。
また、パワーデバイス又はLED等のデバイスは、SiC(炭化ケイ素)を素材としたSiCウエーハの表面に機能層が積層され分割予定ラインによって区画されて形成される。SiCウエーハも、デバイスが形成されたデバイス領域に対応する裏面の領域が上記研削装置によって研削される。これによってSiCウエーハは、デバイス領域が所定の厚みに薄化されると共に、デバイス領域を囲む外周余剰領域に対応する裏面の領域に環状補強部が形成される。その後、各デバイスに対応する裏面の領域に電極等のサブデバイスが形成される。そしてSiCウエーハは、切削装置やレーザー加工装置によって分割予定ラインに加工が施されて個々のデバイスに分割され、分割された各デバイスは携帯電話やパソコン、自動車の制御装置等の電気機器に利用されている。
特開2007−19379号公報
SiCはSiに比べて硬度が非常に高く、研削ホイールによってSiCウエーハの裏面を研削すると研削量の4〜5倍程度、研削砥石が摩耗して不経済であるという問題がある。すなわち、SiCウエーハを100μm程度研削すると研削砥石が400〜500μm程度摩耗する。一方、Siウエーハを100μm程度研削した場合には、研削砥石の摩耗量は0.1μm程度である。したがってSiCウエーハを研削した場合には、Siウエーハを研削した場合と比べて4000〜5000倍程度、研削砥石が摩耗する。
上記事実に鑑みてなされた本発明の課題は、研削砥石の摩耗量を低減することができるSiCウエーハの加工方法を提供することである。
上記課題を解決するために本発明が提供するのは、以下のSiCウエーハの加工方法である。すなわち、第1の面及び該第1の面と反対側の第2の面を有し、該第1の面に複数のデバイスが形成されるデバイス領域と該デバイス領域を囲む外周余剰領域とを備え、かつ該第1の面に垂直な垂直軸に対してC軸が傾いているSiCウエーハの加工方法であって、仕上がり厚みに相当する厚みを該第1の面側に残して、該デバイス領域と該外周余剰領域との境界部に対応する部分に該第2の面側から環状溝を形成する環状溝形成工程と、該第1の面側からみて仕上がり厚みに相当する深さの位置に集光点を位置付け、該SiCウエーハと該集光点とを相対的に移動させながらSiCに対して透過性を有する波長のレーザー光線を該第1の面側又は該第2の面側から該SiCウエーハに照射することによって、該第1の面側からみて仕上がり厚みに相当する深さの位置において該デバイス領域に対応する領域に改質層及びクラックからなる直線状の強度低下部を複数形成して剥離面を形成する剥離面形成工程と、分割予定ラインによって区画された複数のデバイスを該デバイス領域に形成するデバイス形成工程とを含み、該剥離面形成工程において、該C軸の傾く方向と直交する方向に該SiCウエーハと該集光点とを相対的に移動させながらレーザー光線を照射することによって改質層及びクラックからなる直線状の強度低下部を形成する強度低下部形成ステップと、該C軸の傾く方向に該SiCウエーハと該集光点とを相対的に所定量インデックス送りするインデックスステップとを交互に行い、該デバイス形成工程は該剥離面形成工程よりも後に実施し、該環状溝形成工程、該剥離面形成工程及び該デバイス形成工程を実施した後、該剥離面を界面として該環状溝の内側に位置する該第2の面側の部分を該SiCウエーハから剥離して該デバイス領域を薄化すると共に該外周余剰領域に対応する該第2の面の領域に環状補強部を形成する薄化工程を実施し、該薄化工程を実施した後、該環状補強部を有する該SiCウエーハの該剥離面を研削して平坦化する平坦化工程を実施するSiCウエーハの加工方法である。
好ましくは、該環状溝形成工程を実施した後に該剥離面形成工程を実施し、該剥離面形成工程を実施した後に該デバイス形成工程を実施する。該平坦化工程を実施した後、平坦化された該剥離面における該複数のデバイスのそれぞれに対応する領域にサブデバイスを形成するのが好適である
本発明が提供するウエーハの加工方法では、剥離面を界面として環状溝の内側に位置する第2の面側の部分をSiCウエーハから剥離してデバイス領域を薄化するので、SiCウエーハを研削することなくSiCウエーハを薄化することができる。また、環状補強部を有するSiCウエーハの剥離面を研削して平坦化する際は、研削によってSiCウエーハを薄化する場合と比較して少ない研削量でSiCウエーハの剥離面を平坦化することができるため研削砥石の摩耗量を低減することができる。さらに本発明のウエーハの加工方法では、デバイス形成工程を剥離面形成工程の後に実施するので、レーザー光線の照射によるデバイス損傷のおそれがない。
SiCウエーハの平面図及び正面図。 環状溝形成工程が実施されている状態を示す斜視図。 環状溝が形成されたSiCウエーハの斜視図及び断面図。 剥離面形成工程が実施されている状態を示す斜視図。 剥離面が形成されたSiCウエーハの平面図、C−C線断面図及びD部拡大図。 デバイスが形成されたSiCウエーハの平面図。 薄化工程が実施されている状態を示す斜視図。 平坦化工程が実施されている状態を示す斜視図。
以下、本発明のSiCウエーハの加工方法の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示す円盤状の六方晶単結晶SiCウエーハ2(以下「ウエーハ2」という。)は、厚みが700μmであり、第1の面4、及び第1の面4と反対側の第2の面6を有する。第1の面4は、複数のデバイスが形成される円形状のデバイス領域8と、デバイス領域8を囲む環状の外周余剰領域10とを備える。図1(a)では、便宜的にデバイス領域8と外周余剰領域10との境界部12を一点鎖線で示しているが、実際には境界部12を示す線は存在しない。ウエーハ2の周縁には、結晶方位を示す第1のオリエンテーションフラット14及び第2のオリエンテーションフラット16が形成されている。第2のオリエンテーションフラット16の長さL2は、第1のオリエンテーションフラット14の長さL1よりも短い(L2<L1)。また、第1のオリエンテーションフラット14と第2のオリエンテーションフラット16とは直交している。ウエーハ2においては、第1の面4に対して垂直な垂直軸18に対してC軸(<0001>方向)が第2のオリエンテーションフラット16に向かって傾いており(C軸の傾いている方向を矢印Aで示す。)、またC軸に直交するC面({0001}面)と第1の面4とがなすオフ角αを第2のオリエンテーションフラット16側に有する。
図示の実施形態では、まず、環状溝形成工程を実施する。環状溝形成工程は、たとえば図2にその一部を示す切削装置20を用いて実施することができる。切削装置20は、チャックテーブル22及び切削手段24を備える。上面において被加工物を吸着するように構成されているチャックテーブル22は、回転手段(図示していない。)によって上下方向に延びる軸線を中心として回転される。切削手段24は、実質上水平に延びる円筒状のスピンドルハウジング26と、実質上水平に延びる軸線を中心として回転自在にスピンドルハウジング26に内蔵された円柱状のスピンドル(図示していない。)とを含む。スピンドルの基端部にはモータ(図示していない。)が連結されている。また、スピンドルの先端部には環状の切削ブレード28が固定されている。切削ブレード28の上部はブレードカバー30で覆われている。
環状溝形成工程では、まず、ウエーハ2の第1の面4に保護部材32を貼り付ける。次いで、保護部材32を貼り付けた第1の面4を下側としてチャックテーブル22の上面にウエーハ2を吸着させる。次いで、図2に矢印Bで示す方向にスピンドルと共に切削ブレード28をモータによって回転させる。また、上方からみて時計回りにチャックテーブル22を回転手段によって回転させる。次いで、上下方向移動手段(図示していない。)によってスピンドルハウジング26を下降させ、デバイス領域8と外周余剰領域10との境界部12に対応する部分に第2の面6側から切削ブレード28の刃先を切り込ませる。これによって、デバイス領域8と外周余剰領域10との境界部12に対応する部分に環状溝34が形成される。図示の実施形態では図3に示すとおり、仕上がり厚みに相当する厚みT(たとえば50μm)を第1の面4側に残す。
図示の実施形態では、環状溝形成工程を実施した後に剥離面形成工程を実施する。剥離面形成工程は、たとえば図4にその一部を示すレーザー加工装置36を用いて実施することができる。レーザー加工装置36は、チャックテーブル38及び集光器40を備える。上面において被加工物を吸着するように構成されているチャックテーブル38は、回転手段によって上下方向に延びる軸線を中心として回転されると共に、X方向移動手段によってX方向に進退され、Y方向移動手段によってY方向に進退される(いずれも図示していない。)。集光器40は、レーザー加工装置36のパルスレーザー光線発振器から発振されたパルスレーザー光線を集光して被加工物に照射するための集光レンズ(いずれも図示していない。)を含む。なお、X方向は図4に矢印Xで示す方向であり、Y方向は図4に矢印Yで示す方向であってX方向に直交する方向である。X方向及びY方向が規定する平面は実質上水平である。
剥離面形成工程では、まず、保護部材32を貼り付けた第1の面4を下側としてチャックテーブル38の上面にウエーハ2を吸着させる。次いで、X方向移動手段、Y方向移動手段及び回転手段によってチャックテーブル38を移動及び回転させ、第2のオリエンテーションフラット16をX方向に整合させると共に、ウエーハ2と集光器40との位置合わせを行う。一般に第2のオリエンテーションフラット16はC軸の傾く方向Aに直交するように形成されているので、第2のオリエンテーションフラット16をX方向に整合させることによって、C軸の傾く方向AがX方向と直交しかつY方向に整合する。次いで、環状溝34の内側において、第1の面4側からみて仕上がり厚みに相当する深さの位置(環状溝34の下端位置と同一でよい。)に集光点を位置付ける。次いで、図4に示すとおり、チャックテーブル38を所定の加工送り速度でX方向移動手段によってX方向(すなわち、C軸の傾く方向Aと直交する方向)に移動させながら、SiCに対して透過性を有する波長のパルスレーザー光線を集光器40からウエーハ2に照射することによって、環状溝34の内側に直線状の強度低下部42を形成する強度低下部形成ステップを行う。次いで、Y方向移動手段によってチャックテーブル38をY方向(すなわち、C軸の傾く方向A)に所定量インデックス送りするインデックスステップを行う。そして、強度低下部形成ステップとインデックスステップとを交互に行うことによって、図5に示すとおり、C軸の傾く方向Aに所定間隔をおいて複数の強度低下部42を形成し、第1の面4側からみて仕上がり厚みに相当する深さの位置においてデバイス領域8に対応する領域に剥離面48を形成する。このような剥離面形成工程は、たとえば以下の加工条件で実施することができる。
レーザー光線の波長 :1064nm
繰り返し周波数 :80kHz
平均出力 :3.2W
パルス幅 :4ns
集光スポット径 :φ10μm
集光レンズの開口数(NA):0.45
インデックス量 :500μm
図5に示すとおり、各強度低下部42は改質層44(SiとCとに分離した領域)及びクラック46からなる。各強度低下部42は、C軸の傾く方向Aに直交しており、かつ同一深さに形成されているため、各強度低下部42の改質層44は同一C面上に位置することになる。また、ウエーハ2の内部に改質層44が形成される際は、改質層44からC面に沿って改質層44の両側においてクラック46が伝播する。改質層44の片側に伝播するクラック46の長さは250μm程度であり、すなわちクラック46の長さLcは500μm程度である。したがって剥離面形成工程において、上記のとおりY方向のインデックス量Liを500μm程度としても、第1の面4側からみて仕上がり厚みに相当する深さに改質層44及びクラック46からなる剥離面48が形成される。
図示の実施形態では、剥離面形成工程を実施した後にデバイス形成工程を実施する。デバイス形成工程では、まず、第1の面4から保護部材32を剥離する。次いで、第1の面4のデバイス領域8に機能層を積層して複数のデバイス50を形成する。図6に示すとおり、各デバイス50は格子状の分割予定ライン52によって区画されている。このように図示の実施形態では、デバイス形成工程を剥離面形成工程の後に実施するので、レーザー光線の照射によってデバイス50が損傷するおそれがない。
環状溝形成工程、剥離面形成工程及びデバイス形成工程を実施した後に薄化工程を実施する。薄化工程は、たとえば図7にその一部を示す剥離装置54を用いて実施することができる。剥離装置54は、チャックテーブル56及び剥離手段58を備える。チャックテーブル56は、上面において被加工物を吸着するように構成されている。剥離手段58は、実質上水平に延びるアーム60と、アーム60の先端に付設されたモータ62とを含む。モータ62の下面には、上下方向に延びる軸線を中心として回転自在に円盤状の吸着片64が連結されている。吸着片64には、吸着片64の下面に対して超音波振動を付与する超音波振動付与手段(図示していない。)が内蔵されている。
薄化工程では、まず、デバイス50が形成された第1の面4に保護部材66を貼り付ける。次いで、保護部材66を貼り付けた第1の面4を下側としてチャックテーブル56の上面にウエーハ2を吸着させる。次いで図7に示すとおり、上下方向移動手段(図示していない。)によってアーム60を下降させ、環状溝34の内側において第2の面6を吸着片64に吸着させる。次いで、超音波振動付与手段を作動させ、吸着片64の下面に対して超音波振動を付与すると共に、モータ62を作動させ吸着片64を回転させる。これによって、剥離面48を界面として環状溝34の内側に位置する第2の面6側の部分68がウエーハ2から剥離され、デバイス領域8が薄化されると共に外周余剰領域10に対応する第2の面6の領域に環状補強部70が形成される。したがって、ウエーハ2を研削することなくウエーハ2を薄化することができる。
薄化工程を実施した後に平坦化工程を実施する。平坦化工程は、たとえば図8にその一部を示す研削装置72を用いて実施することができる。研削装置72は、チャックテーブル74及び研削手段76を備える。上面において被加工物を吸着するように構成されているチャックテーブル74は、回転手段(図示していない。)によって上下方向に延びる軸線を中心として回転される。研削手段76は、モータ(図示していない。)に連結され、上下方向に延びる円柱状のスピンドル78と、スピンドル78の下端に固定された円盤状のホイールマウント80とを含む。ホイールマウント80の下面にはボルト82によって環状の研削ホイール84が固定されている。研削ホイール84の下面には、周方向に間隔をおいて環状に配置された複数の研削砥石86が固定されている。図8に示すとおり、研削ホイール84の回転中心はチャックテーブル74の回転中心に対して変位している。また、複数の研削砥石86が規定する円の外径はデバイス領域8の半径とほぼ同一である。
平坦化工程では、まず、保護部材66を貼り付けた第1の面4を下側としてチャックテーブル74の上面に、環状補強部70を有するウエーハ2を吸着させる。次いで、上方からみて反時計回りに所定の回転速度(たとえば6000rpm)でスピンドル78をモータによって回転させる。また、上方からみて反時計回りに所定の回転速度(たとえば300rpm)でチャックテーブル74を回転手段によって回転させる。次いで、上下方向移動手段(図示していない。)によってスピンドル78を下降させ、剥離面48に研削砥石86を接触させる。剥離面48に研削砥石86を接触させた後は所定の研削送り速度(たとえば0.1μm/s)でスピンドル78を下降させる。これによって剥離面48が平坦化される。剥離面48を研削して平坦化する際は、1〜5μm程度の研削により剥離面48を平坦化することができ、この場合の研削砥石86の摩耗量は4〜25μm程度である。一方、700μmの厚さのウエーハ2を50μmの厚さまで研削によって薄化する場合には、研削砥石86の摩耗量は2.6〜3.3mm程度になる。したがって図示の実施形態では、研削によってウエーハ2を薄化する場合と比較して少ない研削量でウエーハ2の剥離面48を平坦化することができるため研削砥石86の摩耗量を低減することができる。そして、平坦化工程を実施した後、各デバイス50に対応する剥離面48の領域に電極等のサブデバイスを形成する。
なお図示の実施形態では、環状溝形成工程を実施した後に剥離面形成工程を実施し、かつ剥離面形成工程を実施した後にデバイス形成工程を実施する例を説明したが、剥離面形成工程を実施した後に環状溝形成工程を実施し、かつ環状溝形成工程を実施した後にデバイス形成工程を実施してもよく、あるいは、剥離面形成工程を実施した後にデバイス形成工程を実施し、かつデバイス形成工程を実施した後に環状溝形成工程を実施してもよい。また図示の実施形態では、剥離面形成工程においてウエーハ2の第2の面6側からレーザー光線を照射する例を説明したが、ウエーハ2の第1の面4側からレーザー光線を照射してもよい。
2:SiCウエーハ
4:第1の面
6:第2の面
8:デバイス領域
10:外周余剰領域
12:境界部
18:垂直軸
34:環状溝
42:強度低下部
44:改質層
46:クラック
48:剥離面
50:デバイス
52:分割予定ライン
68:ウエーハから剥離された第2の面側の部分
70:環状補強部

Claims (3)

  1. 第1の面及び該第1の面と反対側の第2の面を有し、該第1の面に複数のデバイスが形成されるデバイス領域と該デバイス領域を囲む外周余剰領域とを備え、かつ該第1の面に垂直な垂直軸に対してC軸が傾いているSiCウエーハの加工方法であって、
    仕上がり厚みに相当する厚みを該第1の面側に残して、該デバイス領域と該外周余剰領域との境界部に対応する部分に該第2の面側から環状溝を形成する環状溝形成工程と、
    該第1の面側からみて仕上がり厚みに相当する深さの位置に集光点を位置付け、該SiCウエーハと該集光点とを相対的に移動させながらSiCに対して透過性を有する波長のレーザー光線を該第1の面側又は該第2の面側から該SiCウエーハに照射することによって、該第1の面側からみて仕上がり厚みに相当する深さの位置において該デバイス領域に対応する領域に改質層及びクラックからなる直線状の強度低下部を複数形成して剥離面を形成する剥離面形成工程と、
    分割予定ラインによって区画された複数のデバイスを該デバイス領域に形成するデバイス形成工程とを含み、
    該剥離面形成工程において、該C軸の傾く方向と直交する方向に該SiCウエーハと該集光点とを相対的に移動させながらレーザー光線を照射することによって改質層及びクラックからなる直線状の強度低下部を形成する強度低下部形成ステップと、
    該C軸の傾く方向に該SiCウエーハと該集光点とを相対的に所定量インデックス送りするインデックスステップとを交互に行い、
    該デバイス形成工程は該剥離面形成工程よりも後に実施し、
    該環状溝形成工程、該剥離面形成工程及び該デバイス形成工程を実施した後、該剥離面を界面として該環状溝の内側に位置する該第2の面側の部分を該SiCウエーハから剥離して該デバイス領域を薄化すると共に該外周余剰領域に対応する該第2の面の領域に環状補強部を形成する薄化工程を実施し、
    該薄化工程を実施した後、該環状補強部を有する該SiCウエーハの該剥離面を研削して平坦化する平坦化工程を実施するSiCウエーハの加工方法。
  2. 該環状溝形成工程を実施した後に該剥離面形成工程を実施し、該剥離面形成工程を実施した後に該デバイス形成工程を実施する、請求項1記載のSiCウエーハの加工方法。
  3. 該平坦化工程を実施した後、平坦化された該剥離面における該複数のデバイスのそれぞれに対応する領域にサブデバイスを形成する、請求項1記載のSiCウエーハの加工方法。
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