JP6685670B2 - X線発生管、x線発生装置、x線撮影システム、x線発生装置の調整方法 - Google Patents
X線発生管、x線発生装置、x線撮影システム、x線発生装置の調整方法 Download PDFInfo
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Description
前記絶縁管の外周に識別パターン部が付与され、前記識別パターン部は、前記絶縁管のシート抵抗の10倍以上のシート抵抗を有することを特徴とする。
まず、X線発生管の基本的な構成について図1(a)を用いて説明する。
・焦点の変動の有無は、絶縁管表面の識別パターン部の有無に対応している場合があること。
・焦点の変動量(位置ずれ量)は、識別パターン部のシート抵抗に依存し、低抵抗である場合に変動量が大きく、ある抵抗値を超えると影響を変動が抑制される事。
・焦点の変動方向(方位角方向の位置ずれ)は、管周方向における識別パターン部の位置に依存している事。
・焦点の変動方向(管径方向の位置ずれ)は、管軸方向における識別パターン部の位置に依存している事。
図7は、第1の参考形態に係るX線発生管300の二面図(a)、(b)、図1(b)の拡大図(c)、断面図(d)、電位勾配を示すグラフ(e)、電位分布を示す断面図(f)である。
X線発生管300の内部空間の静電場は、陰極4と陽極5と絶縁管302とにより規定される。本参考形態では、絶縁管302は管周方向において均一な絶縁特性を有しているため、図7(f)に示すように、X線発生管300内の電位分布は、x1軸(y=0)の周りに回転対称性を有している。このため、電子放出部4cから出た電子は、ターゲット5bに向かって直進して加速され、図7(c)、(f)に示すようにターゲット5bに、焦点308を形成する。焦点308は、焦点中心308c周りに周方向の対称性を有した真円状のビームプロファイルを呈している。
図8は、第2の参考形態に係るX線発生管320の二面図(a)、(b)、図1(b)の拡大図(c)、断面図(d)、電位勾配を示すグラフ(e)、電位分布を示す断面図(f)である。
図9は、第3の参考形態に係るX線発生管340の二面図(a)、(b)、図1(b)の拡大図(c)、断面図(d)、電位勾配を示すグラフ(e)、電位分布を示す断面図(f)である。
図1は、本願発明の第1の実施形態に係るX線発生管1を示す断面図(a)、三面図(b)、(d)、(e)、図1(b)の部分拡大図1(c)、電位分布を示す断面図(f)、電位勾配グラフ(g)である。図1(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ、第1の実施形態に係るX線発生管1の正面図、背面図、陰極側側面図、陽極側側面図である。
次に、第2の実施形態に係るX線発生管21を示す図2を用いて、第1の実施形態の変形例を説明する。
次に、第3の実施形態に係るX線発生管31a〜31eを示す図3(a)〜(f)を用いて第1の実施形態の変形例を説明する。
次に、本願発明のX線発生管が適用されるX線発生装置の基本的な構成について説明する。図4に、本願発明の第4の実施形態に係るX線発生管1を備えたX線発生装置101が示されている。X線発生装置101は、X線発生管1、および、X線発生管1を駆動するための駆動回路106と、X線発生管1および駆動回路106を収納する収納容器107と、を備えている。
次に、本発明のX線発生管が適用されるX線撮影システムの基本的な構成について説明する。図5は第5の実施形態に係るX線撮影システム200を示す概略構成図である。
次に、図6(a)〜(c)の各図を用いて、識別パターン部7を用いた調整シーケンスを説明する。
・絶縁管を準備する工程(ステップ702)
・絶縁管の表面に表面強化層を形成する工程(ステップ704)
・陰極部材、陽極部材との接合を安定化する接合下地層を形成する工程(ステップ706)
・陰極部材と電子放出源とを接合し陰極を形成する工程(ステップ708)
・絶縁管と陰極とを接合する工程(ステップ710)
・陽極部材と電子放出源とを接合し陽極を形成する工程(ステップ712)
・絶縁管と陽極とを接合する工程(ステップ714)
・絶縁管、陰極、陽極により形成される外囲器の内部を加熱し真空排気する工程(ステップ716)
・外囲器を封止する工程(ステップ718)
・外囲器の真空度を検査する工程(ステップ720)
・陽極・陰極間の耐電圧特性を検査する工程(ステップ722)
・外囲器の外願を検査する工程(ステップ724)
・陽極電流等を測定しX線発生管に実装された電子放出部の電子放出特性を検査する工程(ステップ726)
・X線発生管のX線放出特性を検査する工程(ステップ728)
等を含む。
・管製造工程700
・収納容器にX線発生管を収納する工程(ステップ730)
・管電圧回路をX線発生管および収納容器に実装する工程(ステップ732)
・カソード制御回路をX線発生管に実装する工程(ステップ734)
・装置製造工程750は、収納容器のX線発生管の余空間に絶縁油を充填する工程(ステップ736)
・収納容器を封止しモノタンクを形成する工程(ステップ738)
・モノタンクの耐圧を検査する工程(ステップ740)
・X線発生装置のX線放出特性を検査する工程(ステップ742)
と、を含む。
2 絶縁管
4 陰極
4b 電子放出部
5 陽極
5b ターゲット
7 識別パターン部
Claims (16)
- 絶縁管と、前記絶縁管の管軸方向における一端に接続され電子放出部を備える陰極と、前記絶縁管の他端に接続され電子の照射によりX線を放出するターゲットを備える陽極と、を備えたX線発生管であって、
前記絶縁管の外周に識別パターン部が付与され、前記識別パターン部は、前記絶縁管のシート抵抗の10倍以上のシート抵抗を有することを特徴とするX線発生管。 - 前記識別パターン部の前記シート抵抗は1×1016Ω/□以上であることを特徴とする請求項1に記載のX線発生管。
- 前記識別パターン部は、前記X線発生管に関わる情報が符号化されたものであることを特徴とする請求項1または2に記載のX線発生管。
- 前記情報は、前記X線発生管の製造に関わる日付、時刻、型番、ロット番号、シリアル番号、製造装置、製造工場、検査装置、検査者の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項3に記載のX線発生管。
- 前記識別パターン部は、前記X線発生管の管周方向の位置合わせを行うための位置基準であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のX線発生管。
- 前記識別パターン部は、光学センサ、静電場センサにより識別可能なパターンを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のX線発生管。
- 前記識別パターン部は、一次元バーコード、二次元パターンコード、テキストパターンの少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のX線発生管。
- 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のX線発生管と、
前記X線発生管を駆動する駆動回路と、を有するX線発生装置。 - 前記駆動回路は、前記陰極と前記陽極との間に管電圧を印加する管電圧回路を含み、
前記識別パターン部に符号化され記録された前記管電圧の調整に係る情報に基づいて前記管電圧回路が調整され、調整された前記管電圧で駆動されることを特徴とする請求項8に記載のX線発生装置。 - 前記駆動回路は、前記電子放出部からの電子放出量を制御するカソード制御回路を含み、
前記識別パターン部に符号化され記録された前記電子放出量の調整に係る情報に基づいて前記カソード制御回路が調整され、調整された前記電子放出量で駆動されることを特徴とする請求項8または9に記載のX線発生装置。 - 前記識別パターン部を識別する識別センサをさらに備えていることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載のX線発生装置。
- 請求項8乃至11のいずれか1項に記載のX線発生装置と、
前記X線発生装置から発生し被検体を透過したX線を検出するX線検出装置と、
前記X線発生装置と前記X線検出装置とを統合して制御するシステム制御装置と、
を有するX線撮影システムであって、
前記システム制御装置は、前記識別パターン部に符号化され記録された前記撮影条件の調整に係る情報に基づいて前記撮影条件を調整することを特徴とするX線撮影システム。 - 前記システム制御装置から出力された撮影画像信号または撮影条件信号が入力され、前記撮影画像または前記撮影条件を表示する表示装置をさらに有し、
前記システム制御装置は、前記表示装置に前記識別パターン部に基づいて前記X線発生管に関わる情報を表示することを特徴とする請求項12に記載のX線撮影システム。 - 絶縁管を有するX線発生管と、
前記X線発生管を駆動する駆動回路と、を有するX線発生装置の調整方法であって、
前記X線発生管は、前記絶縁管に前記X線発生管に関する情報が符号化された識別パターン部を有し、
前記識別パターン部は、前記絶縁管のシート抵抗の10倍以上のシート抵抗を有し、かつ、前記駆動回路の駆動条件の調整に係る情報が符号化され記録されており、
前記識別パターン部に記録された前記情報に基づいて、前記駆動回路の前記駆動条件を調整することを特徴とするX線発生装置の調整方法。 - 前記X線発生管は、電子放出部と前記電子放出部から放出された電子によりX線を発生するターゲットとを有し、
前記駆動回路は、前記電子放出部からの電子放出量を制御するカソード制御回路を有し、
前記駆動条件は、前記識別パターン部に基づいて調整される前記電子放出量であることを特徴とする請求項14に記載のX線発生装置の調整方法。 - 前記X線発生管は、電子放出部と前記電子放出部から放出された電子によりX線を発生するターゲットとを有し、
前記駆動回路は、前記電子放出部と前記ターゲットとの間に管電圧を印加する管電圧回路を有し、
前記駆動条件は、前記識別パターン部に基づいて設定される前記管電圧の上限であることを特徴とする請求項14に記載のX線発生装置の調整方法。
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