JP6682468B2 - 育苗箱積載及び引出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、育苗箱積載及び引出装置に関し、より詳しくは、播種機から土と種とが播種された状態で排出されてくる育苗箱を順次に自動積載して、積載された育苗箱を自動に引き出せる育苗箱積載及び引出装置に関する。
一般的に、水稲作(稲作)に使用される水稲用種もみのような水田作物と玉ねぎやねぎなどの畑作物とを作るために調整した畝に、種子の播種と追肥とを便利かつ正確に行えるように播種機が用いられる。
このような播種機は、投入された育苗箱内に土と種とを供給して、その育苗箱を播種機から排出して発芽の所に移送する。
従来、特許文献1では、育苗箱移送装置が提案されている。
このように提案された特許文献1には、播種機から一つずつ引き出されて積載枠に供給される育苗箱が、移動制御部によって積載枠で一定な数に並べ替えられた後に、伝達移送部によって移送ベッドに移送され、排出移送部が移送ベッドを引き、移送枠の上で順次に発芽室に移送される。
このように、播種機から一つずつ引き出される育苗箱は、積載枠の上で平面的に並べ替えられた状態にされた後に移送される。
また、特許文献2には、育苗箱積層及び摘出機が提案されている。
このように提案された特許文献2には、種もみが播種された育苗箱が順番に積層された後に、積層された育苗箱を持ち上げて摘出するようにして、種もみの播種から摘出まで一つの工程ラインとした育苗箱積層及び摘出機が開示されている。
以上、説明した育苗箱移送装置及び積載機に関する技術は、下記の先行技術文献に詳しく記載されているので、更なる説明は省略する。

大韓民国登録特許第10−1039193号 大韓民国登録実用新案第20−0472722号
しかし、特許文献1に記載された育苗箱移送装置は、播種機から引き出された育苗箱が、積載枠に平面的に並べ替えられた状態で移送枠に移送されて排出されるので、積載枠の平面的に並べ替えられた育苗箱を次の工程に移送することに数回の工程を経なければならない。このため、作業の進行が遅れるだけではなく、積載枠に育苗箱を一定数以上並べるためには、積載枠を一定の面積以上としなければならず、広い空間が要求されるという短
所がある。そして、積載枠に育苗箱が平面的に並べられるので、積載枠の広い面積に比べて活用度が著しく低下して、作業能率及び生産能率が低下されるという短所がある。
しかし、特許文献2に記載された育苗箱積層及び摘出機は、播種体から種もみが播種された育苗箱が移動され、ストッパーに当たると同時にセンサーが押されて動力モーターの作動が中止される。これにより、昇降体によって育苗箱を昇降させてホルダに据え置くが、このような育苗箱の積層は、動力モーターの作動が中止することによって、育苗箱の移送を中止した状態にのみ行われるので、育苗箱を連続的に移送させることができない。このため、積層時にその分多くの時間がかかり、全般的な作業工程が遅れるので、育苗箱を速やかに積層できないという問題がある。
そして、動力モーターの駆動によって移動される育苗箱がストッパーに当たり止まる時に、慣性によって育苗箱の播種された種もみが育苗箱の先端部に向けて傾くことになり、これによって、育苗箱の播種状態が悪くなり、播種効率が下がるという問題がある。
また、特許文献2に記載された育苗箱積層及び摘出機は、種もみが播種された多数の育苗箱が摘出機に続いて積層される。この場合、作業者の不注意などにより、積載された育苗箱がそのまま放置された場合には、育苗箱がずっと積層されたままとなる。そうすると、結局、一定の高さ以上に積層された育苗箱は、倒れて落下することがある。育苗箱は、落下によって破損すると、育苗箱としての価値を失うという問題がある。
そこで、本発明は、このような従来技術の問題を解決するためになさたもので、播種機から土と種とが播種された状態で移送されてくる育苗箱を順番に積載部に自動積層させて積載し、積載された育苗箱が一定数になると、育苗箱を自動に引き出して、次の工程へ供給する育苗箱積載及び引出装置を提供することを課題とする。
また、本発明の他の課題は、積載部に移送されてくる育苗箱の移動速度を徐々に低くして、播種された土と種とが片寄ることを防止した状態で、育苗箱を積載できるようにした育苗箱積載及び引出装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は、
土と種とが播種された育苗箱が積載され、前記各育苗箱を引き出す育苗箱積載及び引出装置であって、
ベースフレームに一定間隙毎に回転できるように設けられていて播種された育苗箱を移送させる移送ローラと、
前記各移送ローラによって移送されてきた育苗箱が前記ベースフレームに回転可能に設けられた支持板上に積載される積載部と、
前記積載部に設けられていて当該積載部に移送されてきた育苗箱を次々にリフティングさせて前記支持板に積載するリフティング手段と、
前記積載部に設けられていて育苗箱が一定数以上積載されると当該育苗箱を引き出す引出手段と、を含む。
そして、引出手段は、前記ベースフレームに固定可能に設けられているマウンティングブラケットと、前記マウンティングブラケットに固定可能に設けられているピストンロードが当該マウンティングブラケットを貫通した状態で移動可能に設けられている引出用シリンダーと、前記ピストンロードに固定可能に設けられていて前記積載部に積載された育苗箱を積載部の外側に押し出して引き出させる固定板と、を含むことができる。
前記引出用シリンダーの両側には、前記マウンティングブラケットと前記固定板とを貫
通した状態で移動させるガイドバーが設けられ、ガイドバーには積載された育苗箱を押して引出される引出板が設けられ、前記引出板と前記固定板との間にあるガイドバーには、前記ピストンロードの移動力を緩衝させる第3弾性部材が設けられ、前記引出板には、前記積載部によって積載された育苗箱の積層高さより高く設けられる延長バーを備えてもよい。
また、前記ベースフレームには、前記リフティング手段によってリフティングされる育苗箱によって回転されて復元する支持板によりスイッチングされて、前記引出用シリンダーを作動可能な状態にスタンバイさせる予備スイッチが設けられていてもよく、前記ベースフレームには、前記積載部によって積層される育苗箱によってスイッチングされる、前記引出用シリンダーの作動用のリミットスイッチが設けられていてもよい。
そして、前記引出用シリンダーは、前記予備スイッチがスイッチングされた状態で前記リミットスイッチがスイッチングされるときに、ピストンロードが出入作動され、前記ベースフレームには、固定バーが設けられ、前記リミットスイッチには、前記固定バーに挟まれて昇降可能に結合されるホルダが設けられ、前記リミットスイッチを積層される育苗箱の高さによって調節してもよい。
さらに、前記ベースフレームに回転可能に結合されて引き出される育苗箱に対してテンション持って接する離脱防止板が設けられ、前記離脱防止板には、前記ベースフレームで離脱防止板の弾力を支持する弾性部材が設けられている。
一方、前記積載部には、前記ベースフレームから積載部に移送されてくる育苗箱の移送速度を低くする制動ローラを有する制動部が設けられ、前記制動ローラが一定間隙毎に設けられており、前記移送ローラの直径よりも直径を小さくすることができ、多数の前記制動ローラは、前記移送ローラと近接する制動部の一端部から他端部に近づくほど、その直径を徐々に小さくすることができる。
また、多数の前記制動ローラのうち、一側の制動ローラには、前記ベースフレームに設けられている駆動モーターに連結される従動ギアが設けられ、前記移送ローラには、前記制動ローラの従動ギアに連結される従動ギアが設けられ、前記制動ローラの従動ギアの直径は、前記移送ローラの従動ギアの直径より大きい直径とすることができる。多数の前記制動ローラには、互いに連結されて連動される従動ギアがそれぞれ設けられ、多数の前記従動ギアは、前記移送ローラに近接する制動部の一端部から他端部に近づくほど、その直径が徐々に大きくなるようにしてもよい。
そして、多数の前記制動ローラのうち、前記移送ローラに対して遠距離で離隔された制動ローラは、アイドルローラとすることができる。
上記のような積載部は、前記ベースフレームの両側にそれぞれ設けられ、互いに向き合う面には、前記支持板が回転可能に結合されている垂直フレームが設けられ、前記支持板には、前記垂直フレームによって回転される支持板を復元させて、前記垂直フレームに直交されるように位置させる第1弾性部材が設けられていてもよい。
そして、前記リフティング手段は、前記積載部の下部に設けられているシリンダーと、前記シリンダーから出入可能に設けられているピストンロードと、前記ピストンロードに固定的に設けられていて前記積載部内で上下に移動されて前記育苗箱を前記支持板の上に積載させる昇降板と、を含む。
また、前記昇降板は、前記移送ローラに近接する一端部が下降向きに傾くように設けて
もよく、前記昇降板には、制動部に設けられた制動ローラとの干渉を避けるための溝凹部が形成され、前記溝凹部を通じて前記制動ローラが前記昇降板の上に突き出すように設けることができる。
さらに、本発明による育苗箱積載及び引出装置は、前記昇降板に設けられていて昇降板と共に上下移動する昇降バーと、前記昇降バーに設けられていて当該昇降バーと共に移動されるスイッチ板と、前記ベースフレームに設けられていて昇降される前記スイッチ板によってスイッチングされて当該昇降板の昇降作動を制御する第2リミットスイッチとを含む。
そして、前記スイッチ板には、前記昇降バーが貫通して結合されて、前記スイッチ板の結合部には、当該スイッチ板を前記昇降バーに固定させる固定ボルトが締結されて、前記昇降バーによって前記スイッチ板の位置を調節して前記昇降板の昇降幅を調節できるようにしてもよい。
また、前記積載部には、その内部に供給される育苗箱を感知する感知手段が設けられ、前記感知手段は、前記積載部に回転可能に設けられている前記育苗箱が接するストッパー板と、回転される前記ストッパー板によってスイッチングされてアクチュエータを作動させる第1リミットスイッチと、を含むことができる。
さらに、前記積載部に回転可能に設けられていて前記ストッパー板が固定可能に設けられている連動回転軸と、前記連動回転軸に固定可能に設けられていて当該連動回転軸と共に回転されて前記第1リミットスイッチをスイッチングさせる回転ブラケットと、前記回転ブラケットと前記ベースフレームとの間に設けられていて前記回転ブラケットに復元力を提供する第2弾性部材と、を含むことができる。
そして、前記積載部には、積載される育苗箱をガイドする前方ガイドブラケットと、後方ガイドブラケットとがそれぞれ設けられていて、前記前方ガイドブラケットは、前記育苗箱の前面部に接する水平部と、前記育苗箱の側面部に接する垂直部と、を含み、前記後方ガイドブラケットは、リフティングされる前記育苗箱の後面部に接する平面部と、前記平面部の下部で移送ローラに向けて折り曲げられていて前記積載部でリフティングされる育苗箱の後面部が接する傾斜部と、を含むことができる。
このような前記前方ガイドブラケットと前記後方ガイドブラケットには、それぞれベースフレームに取付けられる取付部が形成されていて、前記取付部には、前記前方ガイドブラケット及び前記後方ガイドブラケットの取り付け位置を調節する長穴を形成することができる。
本発明の育苗箱積載及び引出装置によると、播種機から土と種とが播種されて移送されてくる育苗箱を積載部で順次自動に積載することによって、積載部の面積及び体積を小さく形成でき、積載部に積載される育苗箱が一定数以上になると育苗箱を自動引出して、次の工程に供給することで連続的な自動工程によって作業性及び生産性が向上し、これによって、作業能率及び生産能率が向上される効果がある。
また、本発明によると、積載部に移送されてくる育苗箱の移送速度を徐々に低くして、播種された土と種との片寄りを防止しながら育苗箱を積載できる効果がある。
育苗箱積載及び引出装置を一方向で示した構成図である。 図1の積載部の拡大構成図である。 図2の底面構成図である。 図3aのリフティングユニットの拡大した構成図である。 育苗箱積載及び引出装置を他方向から示す構成図である 図4の積載部の拡大構成図である。 育苗箱積載装置の積載部に育苗箱が供給される状態の図である。 積載部内に供給される育苗箱がストッパー板に接した状態の一方向の斜視図である。 積載部内に供給される育苗箱がストッパー板に接した状態の他方向の斜視図である。 積載部に育苗箱が積載された状態のである。 積載部に積載された育苗箱が引出装置によって引出された状態の図である。 引出装置の構成図である。 育苗箱積載及び引出装置を構成する制動部の一実施形態を示す図である。 育苗箱積載及び引出装置を構成する制動部の他実施形態を示す図である。 育苗箱積載及び引出装置の保管状態を示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明すると、図1ないし図13は本発明による育苗箱を積載する積載装置と、積載装置に積載された育苗箱を引き出せる引出装置とを示す図である。
本発明は、育苗箱10を順次に積載する積載装置100と、積載装置100を構成していて積載された育苗箱10を引き出す引出装置300と、引出装置300によって引き出される育苗箱10を受ける引出フレーム400と、を含む。
まず、育苗箱10の積載装置100は、図1ないし図5に示されるように、播種機から土と種とが播種された育苗箱10を次の工程に移送するため一つずつ順番に育苗箱10が積載される装置である。
このような育苗箱積載装置100は、育苗箱10を移送させる多数の移送ローラ112が一定間隙毎に回転可能に設けられているベースフレーム110と、ベースフレーム110の上に設けられていてその内部にある播種機から供給される育苗箱10が順次に積層されて積載される積載部150と、を含む。
積載部150に積載される育苗箱10は、図6ないし図9に示すように、長方形の形状であるプレートの中央部が陥没された形状に形成され、その内部に土と種とが播種され、その上端部には外側に突き出された縁部11が円周方向に沿って形成される。
ベースフレーム110は、複数の水平なフレームが並んで設けられており、両フレームの間には、多数の回転軸111が一定間隙毎に回転できるように設けられている。
そして、回転軸111の両側部には、育苗箱10の下面と接して作用する摩擦力で育苗箱10を移送させる、同じ直径の移送ローラ112が設けられており、ベースフレーム110の上面には、移送される育苗箱10の離脱を防止しながらガイドするガイドレール113が両側にそれぞれ設けられている。
また、ベースフレーム110の一端部には、駆動モーター120が設けられており、駆動モーター120の一端部には、駆動モーター120によって回転駆動される駆動ギア121(スプロケットホイール)が設けられている。この駆動ギア121は、後述する積載
部150の制動部200に設けられている多数の従動ギア212、222、223を通じて、積載部150に近接するベースフレーム110の一端部の回転軸111に設けられている従動ギア130とチェーン140とによって結合されて動力伝達できるようにしている。
そして、ベースフレーム110に設けられている他の回転軸111は、各回転軸111に設けられている移送ローラ112がそれぞれベルト114で結合されており、同一の回転速度で回転駆動される。
そして、駆動モーター120が設けられているベースフレーム110の一端部の上面には、播種された育苗箱10が順次に供給されて積載される積載部150が設けられており、ベースフレーム110から延長される積載部150の下部には、積載部150に移送されてくる育苗箱10の移送速度を徐々に低くする制動部200が設けられている。
制動部200は、移送ローラ112に近接する一端部から反対の他端部まで多数の回転軸が一定間隙毎に設けられるが、本実施形態では3つの回転軸210、220、230が設けられたものを一例として例示した。
特に、このような制動部200の回転軸210、220、230は、全て動力伝達ができるように連結され、駆動モーター120によって連動回転できる。
すなわち、ベースフレーム110の移送ローラ112に対して一番近く設けられた第1回転軸210の両端部には、従動ギア212がそれぞれ固定されるよう設けられ、第2回転軸220の両端部には、3つの従動ギア222、223がそれぞれ固定されるよう設けられ、第3回転軸230の一端部には、1つの従動ギア232が固定されるように設けられている。この場合、第2回転軸220の両端部には、それぞれ第1、3回転軸210、230の従動ギア212、232とそれぞれチェーン140で連結される第1従動ギア222がそれぞれ固定されるよう設けられ、これに加えて、第2回転軸220の一端部には、駆動モーター120の駆動ギア121とチェーン140とに連結される他の第2従動ギア223が更に固定的に設けられている。そして、第1回転軸210の反対側の従動ギア212は、移送ローラ112の従動ギア130とそれぞれチェーン140で連結されている。
従って、駆動モーター120による駆動力が第2回転軸220の第1、2従動ギア222、223を通じて、第1、3回転軸210、230とベースフレーム110の各回転軸111とに伝達される。
他の例としては、制動部200の回転軸のうち、第1、2回転軸210、220は、駆動モーター120に対して動力伝達可能に連結され、第3回転軸230は、駆動モーター120の動力が伝達されず、アイドル(idle)状態となる。
即ち、ベースフレーム110の移送ローラ112に対して一番近くに設けられた第1回転軸210の一端部には、1つの従動ギア212が固定されるように設けられ、第2回転軸220の両端部には、3つの従動ギア222、223がそれぞれ固定されるように設けられている。この場合、第2回転軸220の両端部には、それぞれ第1回転軸210の従動ギア222がそれぞれ固定可能に設けられ、これに加えて、第2回転軸220の一端部には、駆動モーター120の駆動ギア121とチェーン140で連結される他の第2従動ギア223が更に固定可能に設けられている。
従って、駆動モーター120による駆動力が、第2回転軸220の第1、2従動ギア2
22、223を通じて、第1回転軸210とベースフレーム110の各回転軸111とに伝達されるが、第3回転軸230はアイドル状態となる。
さらに、上記のように設けられている制動部200の各回転軸210、220、230の両側部には、それぞれの制動ローラ211、221、231が設けられ、制動ローラ211、221、231は、移送ローラ112とは異なり、その外周面に凸凹が形成される。
特に、上記のような制動部200は、図11のように駆動モーター120の動力を伝達するギア手段のギア比は1:1で同一であり、移送ローラ112と制動ローラ211、221、231との間の直径割合を違えて制動できるし、図12のように、制動ローラ211a、221a、231aの間の直径を同一にして、駆動モーター120の動力を伝達するギア手段のギア比を違えて制動できるが、好ましくは、両実施形態を並行にして構成することが最もよい。
一方、上記のような制動部200について、下記により詳しく説明する。
制動部200に設けられている制動ローラ211、221、231の直径は、図11に示すように、移送ローラ112より直径が小さい。従って、駆動モーター120によって制動部200の制動ローラ211、221とベースフレーム110の移送ローラ112とが回転される状態で、制動ローラ211、221、231よりも直径が大きい移送ローラ112より、相対的に直径が小さい制動ローラ211、221、231では、育苗箱10の移送速度が低くなる。
この時、制動部200の第1、2回転軸210、220に設けられた従動ギア212、222,223とベースフレーム110の回転軸111に設けられた従動ギア130との間のギア比は図11のように1:1にして、制動ローラ211、221、231と移送ローラ112との間の直径だけ異ならせる。
これにより、制動ローラ211、221と同一の駆動力で回転される移送ローラ112の直径は、これより小さい直径の制動ローラ211、221よりも高速で回転し、移送ローラ112による育苗箱10は早めに移送されて、移送ローラ112の直径よりも直径が小さい制動ローラ−211、221は、移送ローラ112より低速で回転し、制動ローラ211、221、231では育苗箱10の移送速度が低くなるので、制動の効果がある。
特に、制動部200の第3回転軸230がアイドル状態である場合、第3回転軸230の制動ローラ231は、移送されてくる育苗箱10に接するとき作用する摩擦力だけによって受動的に回転されるので、育苗箱10の移送速度を低くして、育苗箱10の制動効果を極大化することができる。
さらに、駆動モーター120によって駆動される制動部200の各回転軸210、220、230に設けられた制動ローラ211、221、231を異なる直径にすれば、制動効果を高めることができる。即ち、ベースフレーム110に近接する第1回転軸210の制動ローラ211は大きく、第2回転軸220の制動ローラ221の直径は、第1回転軸210の制動ローラ211より直径が小さく(211>221)、第3回転軸230は、第2回転軸220のように動力伝達ができる状態である場合には、第3回転軸230の制動ローラ231の直径を第2回転軸220の制動ローラ221より小さな直径とすることで、制動効果を極大化することができる(221>231)。
他の実施形態は、第3回転軸230がアイドル状態である場合には、第3回転軸230
の制動ローラ231の直径は、第1、2回転軸210、220の制動ローラ211、221より大きい直径とすると、制動効果を高めることができて効果的である(231>221)。
また、制動部200の他の実施形態として、図12のように、移送ローラ112の直径よりも直径が小さい制動部200の制動ローラ211a、221a、231aを同じ直径にして、従動ギア130、212a、222a、223a、232aのギア比だけ違えても、上記のような制動効果を得ることができる。
また、第1、2、3回転軸210、220、230が全部動力伝達できる状態であった場合には、制動部200の第1、2、3回転軸210、220、230に設けられている従動ギア212a、222a、223a、232aの直径が、ベースフレーム110の回転軸111に設けられている従動ギア130より直径が大きい。
特に、第1回転軸210の従動ギア212aをベースフレーム110の従動ギア130より大きく(212a>130)、第2回転軸220の第1従動ギア222aを第1回転軸210の従動ギア212aより大きく(222a>212a)、第3回転軸230の従動ギア232aを第2回転軸220の第1従動ギア222aより大きくすれば、このようなギア比によりベースフレーム110の移送ローラ112よりも制動部200の制動ローラ211a、221a、231aが遅く回転して、制動部200でも第1回転軸210の制動ローラ211aよりも第2回転軸220の制動ローラ221aが遅く回転して、第2回転軸220の制動ローラ221aよりも第3回転軸230の制動ローラ231aが遅く回転して、育苗箱10の制動効果を極大化することができる。
本実施形態では、第2回転軸220に設けられている第2従動ギア223aの直径が第1従動ギア222aの直径より大きい場合を示したが、第1、2従動ギア222a、223aは、同軸の第2回転軸220に設けられているので、同じ直径であってもよい。
また、本実施形態とは別の実施形態として、最後に設けられた第3回転軸230をアイドル状態にしても上記のような制動効果が得られる。
一方、上記のような制動部200の実施形態を組み合わせることで、制動部200の制動効果をより高めることができる。即ち、制動ローラ211、221、231と移送ローラ112との間の直径を違えて、チェーン140で結合される従動ギア130、212a、222a、223aの間のギア比を違えることによって、制動効果をより極大化することができる。
積載部150は、制動部200の制動ローラ211、221、231に対して離隔されるようにベースフレーム110の上面に構成されていて、ベースフレーム110にそれぞれ垂直するよう立てられ設けられる垂直フレーム151、151−1と、垂直フレーム151、151−1に直交する方向に貫通された状態で回転可能に設けられていて、リフティングされる育苗箱10によって回転されてから元の状態に戻って育苗箱10を支持する支持板152、152−1と、を含む。
垂直フレーム151は、図2及び図5のように、一面が開口されたコの字状に形成されていて、ベースフレーム110の上面に垂直フレーム151の内側面が後述する他の垂直フレーム151−1と向かい合うように設けられている。そして、垂直フレーム151の下部には、回転可能に結合される支持板152が貫通された状態で設けられる開口部151aが形成される。
このような垂直フレーム151と向かい合う反対側のベースフレーム110の上面には、他の垂直フレーム151−1が設けられ、この垂直フレーム151−1はL字状の両ブラケットがそれぞれ設けられ、一つの垂直フレーム151−1になり、垂直フレーム151−1には、支持板152が回転できるように結合される。
そして、支持板152は、垂直フレーム151、151−1を貫通した状態で設けられる。このような支持板152は、その下面に円筒形で突き出た中空のヒンジ突部152cが形成されて、ヒンジ突部152cは、垂直フレーム151、151−1の内に位置された状態で、垂直フレーム151、151−1とヒンジ突部152cとを貫通するヒンジピン151bによって、垂直フレーム151に回転可能に設けられている。
従って、両垂直フレーム151、151−1には、支持板152の先端部が積載部150の内側に突き出るように設けられており、後端部は、積載部150の外側に突き出るように設けられている。
特に、垂直フレーム151では、支持板152の上面が垂直フレーム151の開口部151aの下面に接した状態で直交するように設けられ、積載部150の外側に突き出る支持板152の後端部と垂直フレーム151の外側面との間には、第1弾性部材153の両端部がそれぞれ結合され、回転された支持板152に復元力が提供されることになる。
反対側の垂直フレーム151−1には、積載部150の内側に突き出る支持板152の先端部とベースフレーム110の上面との間に、第1弾性部材153の両端部がそれぞれ結合され、回転された支持板152に復元力が提供されることではなく、第1弾性部材153が支持板152を支持することになる。
ここで、第1弾性部材153は引張りコイルスプリングであり、リフティングされる育苗箱10による支持板152の回転するときに引っ張られて、支持板152を回転させる外力(育苗箱10の昇降作用)がなくなると同時に圧縮されて、支持板152を元の状態に復元させることになる。
そして、積載部150には、その内部でリフティングされる育苗箱10をガイドする前方ガイドブラケット154と後方ガイドブラケット155とがそれぞれベースフレーム110の上面に設けられている。
前方ガイドブラケット154は、リフティングされる育苗箱10の前面部(育苗箱10が移送される方向を基準にした前面部)に接してガイドする板状の水平部154aと、育苗箱10の側面部に接してガイドする板状の垂直部154bとを含む。このような、前方ガイドブラケット154の底面には、ベースフレーム110の上面に結合して固定される板状の取付部154cが形成され、取付部154cには、ベースフレーム110の上で前方ガイドブラケット154の取付け位置を前後方向に調整できる長穴154dが形成され、長穴154dには、ボルト(図示せず)が結合されて固定される。
この場合、両前方ガイドブラケット154のうち、後述される引出フレーム400に近接する位置の一側の前方ガイドブラケット154の垂直部は、水平部154aに回転可能に結合される、後述する離脱防止板380を構成する。これについては、後述する引出装置300とともに詳しく説明する。
また、後方ガイドブラケット155は、ベースフレーム110の上面に取り付けられておりリフティングされる育苗箱10の後面部と接してガイドする板状の平板部155aと、平板部155aの下端部でベースフレーム110の移送ローラ112に向けて折り曲げ
られていて積載部150でリフティングされる育苗箱10の後面部が接する傾斜部155bとを含む。従って、後方ガイドブラケット155の傾斜部155bによりリフティングされる育苗箱10は、前方ガイドブラケット154の水平部154aと後方ガイドブラケット155の平板部155aとの間に正位置に設けられて水平な状態でリフティングされる。
このような、後方ガイドブラケット155は、その一側にベースフレーム110で垂直するように突き出た固定ブラケット156に結合して固定される板状の取付部155cが形成され、取付部155cには、固定ブラケット156の上で後方ガイドブラケット155の取り付け位置を前後方向に調整できる長穴155dが形成されて、長穴155dにはボルト(図示せず)が結合されて固定される。
特に、両固定ブラケット156のうち、引出フレーム400に近接するように位置する固定ブラケット156は、向き合う反対側の固定ブラケット156とは反対に移送ローラ側に位置することで、ベースフレーム110の上で育苗箱10が引き出される空間を確保することができる。
一方、積載部150の下部には、図3a及び図3bに示したように、積載部150に供給された育苗箱10をリフティングさせるリフティング手段が構成されている。このリフティング手段は、アクチュエータで構成できる。
アクチュエータは、積載部150の下部のベースフレーム110に固定されるように設けられている昇降用シリンダー172と、昇降用シリンダー172の上端部から出入可能に設けられているピストンロード173と、ピストンロード173の上端部に固定可能に設けられている積載部150内で上下に移動して育苗箱10を垂直フレーム151の支持板152の上に積載させる昇降板170と、を含む。
特に、昇降板170は、積載部150の上に傾くように設けられている。即ち、昇降板170は、その先端部(図でストッパー板160と近接する部分)が後端部(図で移送ローラー112と近接する部分)よりも低くなるように傾いて設けられるし、その勾配は5〜10度ぐらい傾いている。
これは、後述するストッパー板160の弾力によって、積載部150に流入される育苗箱10は、積載部150の後方(移送ローラー112側)に移動されるが、このとき、後方に移動された育苗箱10を水平な状態の昇降板170が持ち上げると仮定したら、育苗箱10の先端部が前方ガイドブラケット154から離隔されて育苗箱10には負荷が作用しなくなるので、育苗箱10の先端部が制約を受けずに、早めにリフティングされるが、育苗箱10の後端部は後方ガイドブラケット155の傾斜部155bに接することで負荷が作用するので、その分遅めにリフティングされる。従って、結局は育苗箱10が水平にリフティングされずに、先端部が先に持ち上げられた状態にリフティングされ、播種された土と種とが一方に片寄ることになる。
本発明では、育苗箱10に作用する負荷(即ち、リフティング速度)を考慮して、昇降板170の先端部を5〜10度の角度で後端部より低くなるように設けている。育苗箱10がリフティングするとき、育苗箱10の先端部が後端部より早く持ち上げられるように、昇降板170の傾斜度による時間差を与えて育苗箱10が水平にリフティングされて積載できるようにしている。これは、後方ガイドブラケット155の傾斜部155bに接した状態でリフティングされる育苗箱10が、傾斜部155bによって前方に移動されて、育苗箱10の前後面部がそれぞれ前方ガイドブラケット154の水平部154aと後方ガイドブラケット155の平板部155aとに同時に接することで、育苗箱10の前後面部
に同一の負荷が作用するようにして、育苗箱10を水平にリフティングさせることになる。
このような昇降板170の傾斜度が5度未満の場合には、リフティングされる育苗箱10の後面部が、後方ガイドブラケット155の傾斜部155bから抜け出る前には育苗箱10の前面部が後面部より早く持ち上げられて傾くことになり、一方、10度を超えたら育苗箱10が後方ガイドブラケット155の傾斜部155bから抜け出て平板部155aに接した後にも、育苗箱10の前面部が後面部より低い下部に位置されることで傾くことになるので、昇降板170の傾斜度は5〜10度の間に調節することが好ましい。
また、上記のように昇降板170の後端部が先端部より高くなるように傾くので、積載部150に流入される育苗箱10が昇降板170の後端部に引っかかって誤作動される可能性がある。したがって、昇降板170の後端部は、下方向に傾く傾斜部170aに形成されることが好ましい。また、昇降板170の後端部の傾斜部170aによって、積載部150に流入される育苗箱10と昇降板170との間で引っかかること及び衝突を防止して、誤作動及び育苗箱10の損傷または破損を防止することができる。
そして、昇降板170は、制動部200の各回転軸210、220、230の上部に位置されて、昇降板170の外周縁部には積載部150に設けられている昇降板170と制動ローラ211、221、231との間の干渉を避けるための溝凹部171が形成され、この溝凹部171によって、制動ローラ211、221、231は、昇降板170の上部から少なくとも1cm以上突き出すようにしないと、制動ローラ211、221、231の速度制御に妨げる可能性がある。
そこで、昇降板170は、制動部200の回転軸210、220、230と育苗箱10との間に設けられている溝凹部171によって、制動ローラ211、221、231などの周りにある他の部品との干渉なく円滑な昇降作動ができる。
また、上記のように設けられているアクチュエータは、昇降用シリンダー172から引き出されるピストンロード173の移動距離を調節でき、昇降板170の下部に固定されて昇降板170と共に上下移動される昇降バー174と、昇降バー174に設けられて昇降バー174と共に移動されるスイッチ板175と、ベースフレーム110に設けられて昇降されるスイッチ板175によってスイッチングされて昇降板170の昇降作動を制御する第2リミットスイッチ190と、を含む。
即ち、スイッチ板175が第2リミットスイッチ190に接すると、昇降板170の上昇は停止して下降することになる。
そして、スイッチ板175は、その一側に中空の結合ブッシング175aが一体に形成され、この結合ブッシング175aに昇降バー174が貫通して結合された状態で、結合ブッシング175aに固定ボルト176を締結してスイッチ板175を昇降バー174に固定させる。このように締結される固定ボルト176は、その端部が結合ブッシング175aを貫通して昇降バー174の外側面を加圧する加圧力によって、昇降バー174にスイッチ板175を固定することができる。
従って、このように昇降バー174に設けられているスイッチ板175は結合ブッシング175aに結合された固定ボルト176の締め外しによって、その位置を簡単に調節できるし、このように調節されるスイッチ板175の位置によって昇降板170の昇降幅をいくらでも細かく調整することができる。
そして、積載部150の内側先端部には、図6ないし図7bに示したように、積載部150の内に供給される育苗箱10を感知してアクチュエータが作動するかどうかを決定する感知手段が設けられている。
この感知手段は、積載部150に回転可能に設けられ、積載部150内に供給される育苗箱10に接して回転されるストッパー板160と、回転されるストッパー板160によってスイッチングされてアクチュエータを作動させる第1リミットスイッチ180と、を含む。
一方、ストッパー板160は、積載部150のベースフレーム110上に回転可能に設けられていてその一側にストッパー板160が固定されて設けられている連動回転軸161と、ベースフレーム110を貫通する連動回転軸161の一端部に固定されるように設けられていて連動回転軸161と共に回転されて第1リミットスイッチ180をスイッチングさせる回転ブラケット162と、回転ブラケット162とベースフレーム110の間にある回転ブラケット162に復元力を提供する第2弾性部材163と、を含む。
第2弾性部材163は、引っ張りコイルスプリングとして、その一端部は回転ブラケット162に連結されて固定され、他端部はベースフレーム110に設けられている固定ピン164に連結されて固定される。このような、第2弾性部材163は、育苗箱10がストッパー板160に接するとき、ストッパー板160の共に回転する回転ブラケット162によって引っ張られて、ストッパー板160に接する育苗箱10の衝撃を緩衝させることができるし、これの圧縮力で回転ブラケット162及びストッパー板160を元の状態に復元させることができる。
そして、上記のような作動で、回転ブラケット162が第1リミットスイッチ180を押すと、これに連動して積載部150の下部に設けられているアクチュエータが作動されて、昇降用シリンダー172からピストンロード173が引き出されて昇降板170を昇降させる。
このような、引出装置300は、積載部150に積載される育苗箱10が一定数を超えたら、積載された育苗箱10を自動に押し出されるように構成されている。
このような、引出装置300は、積載部150に積載される育苗箱10が一定数を超えたら、積載された育苗箱10を自動に引き出されるように構成されている。
引出装置300は、図1ないし図5に示したように、積載部150の一側のベースフレーム110の外側に突き出るように固定されているマウンティングブラケット310と、マウンティングブラケット310に固定されているピストンロード321がマウンティングブラケット310を貫通したままに移動可能に設けられている引出用シリンダー320と、ピストンロード321の先端部に固定されるピストンロード321と共に移動される固定板340と、を含む。
マウンティングブラケット310は、一側のベースフレーム110の外側に突き出るように設けられている。
そして、引出用シリンダー320は、図10に示したように、その先端部がマウンティングブラケット310の外側面に固定的に設けられ、マウンティングブラケット310に固定された引出用シリンダー320の先端部には、ピストンロード321がマウンティングブラケット310を貫通したまま引出用シリンダー321によって出入可能に設けられ
ている。
このようなピストンロード321の先端部には、固定板340が固定可能に設けられ、引出用シリンダー320で出入可能なピストンロード321によって固定板340が連動されて移動される。
また、引出用シリンダー320の両側には、ピストンロード321と平行にガイドバー330がそれぞれ設けられて、このガイドバー330は、マウンティングブラケット310と固定板340とを貫通したまま、固定板340に引っかかるように設けられ、その先端部は、後述する引出板350に固定されるように設けられる。
一方、このような固定板340を貫通したガイドバー330の先端部には、積載部150に積載された育苗箱10を押して引き出せる引出板350が設けられ、引出板350と固定板340との間にあるガイドバー330には、第3弾性部材331が取り付けられている。
このような、第3弾性部材331は、圧縮コイルスプリングからなり、ピストンロード321を引き出すとき、引出板350が育苗箱10に接する同時に、第3弾性部材331が固定板340と引出板350との間で圧縮され、ピストンロード321の移動力(作動力)を緩衝させることで、ピストンロード321によって育苗箱10を引き出すときに、育苗箱10内に播種された土と種との片寄りを予め防止することができる。
そして、引出板350は、略L字状としており、積載された育苗箱10の側面部に接する押し板351と、押し板351の下端部に垂直に折り曲げて形成され積載された下部の育苗箱10の底面部を支持する支え板352と、を含む。
また、押し板351の上端部には、上方向に更に延長される多数の延長バー353が形成され、積載部150に押し板351より高く育苗箱10が積載されても、育苗箱10を硬く支持した状態で押し出すことができる。
また、押し板351の上端部には、上方向に更に延長される多数の延長バー353が形成され、積載部150に押し板351より高く育苗箱10が積載されても、育苗箱10を硬く支持した状態で引き出すことができる。
そして、引出板350の支え板352の下部のベースフレーム110には、積載部150の移送されてくる育苗箱10をガイドするガイドレール113−1が設けられ、このガイドレール113−1は、上記の移送ローラ112側にあるガイドレール113と同一である。
一方、ベースフレーム110に設けられている垂直フレーム151、151−1のうち、引出装置300に近接する垂直フレーム151には、回転される支持板152によって接点オン/オフとなる予備スイッチ360が設けられている。
予備スイッチ360は、図5及び図7のように、垂直フレーム151の外側面に設けられ、支持板152が垂直フレーム151に垂直するように位置するとき、スイッチングされると接点オンとなり、支持板152が垂直フレーム151で回転されると接点オフとなる。従って、予備スイッチ360が接点オンの状態では、後述される第3リミットスイッチ370が作動し、引出装置300が作動することになる。
そして、予備スイッチ360が設けられている垂直フレーム151に近接するベースフ
レーム110には、固定バー372が立設され、この固定バー372には、第3リミットスイッチ370が固定されるように設けられ、第3リミットスイッチ370には積載部150に積載される育苗箱10によりスイッチングされて接点オンとなるように積載部150に向けて突設されている。
このように、設けられている第3リミットスイッチ370は、積載部150に積載される育苗箱10の積載の高さにより、その位置を調節することができる。即ち、第3リミットスイッチ370には、固定バー372と挟まれて結合されるリング形のホルダ371が設けられ、このホルダ371に固定ねじを締結することで、ホルダ371を固定バー372位置調節した状態で固定させることができる。もちろん、ホルダ371はリング形以外には、固定バー372の形状によって任意の異なる形状及び形態で設けることができる。
また、前方ガイドブラケット154のうち、後述する引出フレーム400に近接する前方ガイドブラケット154の外側端部には、垂直部154bの代わりに離脱防止板380が回転可能に設けられている。
このような、離脱防止板380は垂直フレーム154の水平部154aの外側端部にヒンジによる回転軸381を通じて回転できるように結合されて、離脱防止板380と後述する過積載防止突部390との間には、離脱防止板380を垂直フレーム154の水平部154aに垂直するように位置された状態で弾力を支持する第4弾性部材382が設けられ、第4弾性部材382は引き出しコイルスプリングに設けられる。
従って、積載部150に積載される育苗箱10を正位置にガイドして、育苗箱10の離脱を防止するだけではなく、引出装置300によって、積載部150で引き出される育苗箱10が離脱防止板380のテンションによって、緩衝された状態で移動することで、引出装置300のピストンロード321によって播種された土と種との片寄りを防止することができる。
さらに、離脱防止板380に対して向き合う水平部154aの内側端部には、積載部150で積載される育苗箱10の積載の高さを制限して過積載を防止する過積載防止突部390が積載部150に向けて突き出すように、離脱防止板380と平行に設けることができる。
一方、上記のように設けられている引出装置300の反対側のベースフレーム110には、積載部150によって引き出される育苗箱10が設けられている引出フレーム400が着脱可能に設けられている。
引出フレーム400は、育苗箱10を安定的に支持するために十分な面積となるように、多数の支えレール410が一定な間隙で離隔されて設けられている。多数の支えレール410は、円状パイプに形成されていて、育苗箱10との間の摩擦係数を最小化して育苗箱10の円滑な移動ができるようにしている。
このような、ベースフレーム110の上に乗せられた状態で設けられている引出フレーム400の支えレール410は、その高さを垂直フレーム151、151−1に垂直するように設けられている支持板152よりも低くすることが好ましい。このような支えレール410により、積載部150に積載された育苗箱10を支えレール410の上に干渉なく引出せせるようになる。
そして、多数の支えレール410のうち、支えレール410の一端部には、ベースフレーム110に形成された結合穴115に差し込まれて結合される結合突部411が垂直に
突き出するように形成され、支えレール410の反対側の他端部には、引出フレーム400を支持する支持フレーム420が形成される。
以上のような、本発明による育苗箱積載及び引出装置の作動関係を説明する。
土と種とが播種された育苗箱10が播種機から排出されて、ベースフレーム110の移送ローラ112により積載部150に移送される。
このように積載部150に移送されてくる育苗箱10は、積載部150の下部に構成された制動部200によって、その移動速度が低くなり、積載部150の内部に流入される。
即ち、図11のように、駆動モーター120の動力がチェーン140と各従動ギア130、212、222、223、232とを介して同一に伝達される状態では、ベースフレーム110の移送ローラ112の直径より、制動部200の制動ローラ211、221、231の直径が相対的に小さいので、移送ローラ112の回転速度は高く、制動ローラ211、221、231の回転速度は相対的に低くなる。
ここで、制動ローラ211、221、231のうち、移送ローラ112に近接する第1回転軸210の制動ローラ211は直径が大きく、これより遠距離の第2回転軸220の制動ローラは相対的に直径が小さく、第3回転軸230は第2回転軸220との間で動力伝達が可能な構造の場合には、第3回転軸230の制動ローラ231の直径が一番小さくなる。また、第3回転軸230がアイドル状態の場合には、第3回転軸230の制動ローラ231は直径が大きくなるので、第1回転軸210の制動ローラ211は高速回転され、第2回転軸220の制動ローラ221は相対的に低速回転され、第3回転軸230の制動ローラ231は一番低速で回転される。
これに加えて、図12のように、制動部200の第1回転軸210の従動ギア212aの直径をベースフレーム110の従動ギア130より大きくして、第2回転軸220の第1従動ギア222aの直径を第1回転軸210の従動ギア212aの直径より大きくするとともにギア比を調節して、第3回転軸230が第2回転軸220との間で動力伝達ができる構造ならば、第3回転軸230の従動ギア232aの直径を第2回転軸220の従動ギア222aの直径より大きくしてギア比を調節できるし、又は、第3回転軸230がアイドル状態になったら、ベースフレーム110の移送ローラ112より制動部200の制動ローラ211a、221a、231aを低速回転させて、制動部200でも第1回転軸210の制動ローラ211aよりも第2回転軸220の制動ローラ221aを低速回転させて、第2回転軸220の制動ローラ221aよりも第3回転軸230の制動ローラ231aを低速回転されてもよい。
従って、育苗箱10は図6のように、ベースフレーム110の移送ローラ112によりも高速移送されてきて移送ローラ112より低速回転される制動部200の第1回転軸210の制動ローラ211と接して移送速度が低くなり、第2回転軸220の制動ローラ221と接して移送速度が更に低くなり、第3回転軸230の制動ローラ231と接して移送速度がまた大きく半減されて、育苗箱10の制動効果が極大化される。
このように、種々の段階で、育苗箱10の移送速度が徐々に低くなることで、育苗箱10が図7a及び図7bのように、積載部150のストッパー板160と接しても、育苗箱10内の播種された土と種とが一方向きに片寄ることが予め防止され、良い播種状態を維持することができる。
このように、積載部150に移送されてきた育苗箱10は、ストッパー板160に接することになり、これにストッパー板160は、ベースフレーム110に回転可能に設けられている連動回転軸161と共に回転され、連動回転軸161に固定的に設けられた回転ブラケット162も同じ方向に回転されて、ベースフレーム110に設けられている第1リミットスイッチ180をスイッチングすることになる。
この過程で、ストッパー板160に一定速度で移送されてきて接する育苗箱10の衝撃を、回転ブラケット162とベースフレーム110との間に設けられている第2弾性部材163が引き出されて緩衝することで、育苗箱10内に播種された土と種との片寄り現象が再防止される。
一方、スイッチングされた第1リミットスイッチ180によって積載部150の下部に設けられているアクチュエータが作動して、昇降用シリンダー172からピストンロード173が引き出され、昇降板170を積載部150の上部に昇降させることになる。
このように、昇降される昇降板170は、その上面に積載部150に供給された育苗箱10が乗せられた状態で、昇降される育苗箱10が垂直フレーム151の開口部151aを貫通して垂直のように位置された支持板152の先端部と接して支持板152を回転させて、回転された支持板152は育苗箱10が支持板152から抜け出して上に昇降するとき、引き出された第1弾性部材153の圧縮力により逆回転されて垂直フレーム151の開口部151aに元の状態で垂直に設けられている。
特に、上記のように、昇降板170によってリフティングされる育苗箱10は、ストッパー板160との緩衝作用で前方ガイドブラケット154と離隔された状態であって傾いた昇降板170によって昇降され、育苗箱10の後面部が後方ガイドブラケット155の傾斜部155bに接することで、前に移動されて育苗箱10の後面部が後方ガイドブラケット155の平板部155aに接するとき、育苗箱10の前面部が前方ガイドブラケット154の水平部に接することで、育苗箱10は水平な状態でリフティングされる。
そして、昇降される昇降板170により昇降板170の下部に設けられている昇降バー174とスイッチ板175と共に昇降されて、第2リミットスイッチ190をスイッチングするようになる。
そうすると、スイッチングされた第2リミットスイッチ190によってピストンロード173の昇降が中止になり、ピストンロード173の下降によって昇降板170と育苗箱10も下降することになる。昇降板170は、支持板152を過ぎて回転軸111の上に下降されるが、育苗箱10は、図8のように、その縁部11が支持板に引っかかって積載される。
従って、支持板152に引っかかった育苗箱10と昇降板170とが離隔された状態になり、昇降板170と育苗箱10との間に他の育苗箱10が供給されて、上記のように、作動される昇降板170によりリフティングされて垂直フレーム151の支持板に再び引っかかる。
そのとき、昇降板170による育苗箱10のリフティングされる場合にな、支持板152に引っかかった育苗箱10の下に新たにリフティングされる育苗箱10を位置させた状態で、育苗箱10の全部を支持板152の上に持ち上げて育苗箱10を支持板152の上での積載を維持することができる。
このように回転されて育苗箱10を支える支持板152が垂直フレーム151、151
−1に垂直するように位置されることで、予備スイッチ360は、接点オンの状態になり、この状態で、続いて積載される育苗箱10は、一定数以上に積載されて固定バー372に固定された第3リミットスイッチ370をスイッチングすると、引出装置300が作動することになる。
引出装置300が作動したら、図9のように、マウンティングブラケット310に固定された引出用シリンダー320でピストンロードが引き出されて、固定板340がピストンロード321と共に移動されて引き出され、ピストンロードの両側にあるガイドバー330は固定板340によって、ピストンロード321と共に移動されて引き出され、ピストンロード321と両ガイドバー330によって引出板350が引き出されて、積載部150に積載された育苗箱10の側面部に接することになる。
一方、上記のように引出板350が積載された育苗箱10の側面部に接したら、引き出されるピストンロード321によって固定板340が引出板350との間で第3弾性部材331を圧縮させて、ピストンロード321の移動力を緩衝させながら、引出板350に向けて移動される。育苗箱10に作用する引出板350を押す力が、積載された育苗箱10の荷重より大きくなると、引出板350が育苗箱10の側面部と下面部とに接した状態で、育苗箱10が積載部150の外側に移動させて引き出されることになる。
そして、このように引き出された育苗箱10は、引出フレーム400に近接する垂直フレーム151−1の水平部154aの外側端部に回転可能に設けられている離脱防止板380に接して、離脱防止板380に作用する第4弾性部材382のテンションによって緩衝された状態で引き出されることで、育苗箱10内の播種された土と種との片寄り現象を防止しながら引き出すことができる。
従って、上記のように積載部150で引出される育苗箱10は、引出フレーム400の上に序列して積載された状態で、次の工程にそのまま移送することができる。
一方、図13は育苗箱積載及び引出装置が非作用のときの引出フレーム400の保管状態を示す。これは、引出フレーム400の結合突部411をベースフレーム110の結合穴115から分離させて脱着させたあと、引出フレーム400をベースフレーム110の上において保管したら、空間を占めることがほぼなくなる。
以上、本発明につき具体的な実施形態を通じて詳しく説明したが、これは本発明を具体的に説明するためで、本発明はこれに限定するものではない。本発明の技術的思想に基づく他の変形例が実施可能であるということは、本発明の属する技術分野において通常の知識を持つ者であれば明らかである。
本発明の単純な変形ないし変更は全部本発明の範囲に属するもので、本発明の具体的な保護範囲は特許請求の範囲によって明らかである。
10:育苗箱
11:縁部
100:積載装置
110:ベースフレーム
111:回転軸
112:移送ローラ
113、113−1:ガイドレール
114:ベルト
115:結合穴
120:駆動モーター
121:駆動ギア
130:従動ギア
140:チェーン
150:積載部
151、151−1:垂直フレーム
151a:開口部
151b:ヒンジピン
152:支持板
152c:ヒンジ突部
153:第1弾性部材
154:前方ガイドブラケット
154a:水平部
154b:垂直部
154c:取付部
154d:長穴
155:後方ガイドブラケット
155a:平板部
155b:傾斜部
155c:取付部
155d: 長穴
156:固定ブラケット
160:ストッパー板
161:連動回転軸
162;回転ブラケット
163:第2弾性部材
164:固定ピン
170:昇降板
170a:傾斜部
171:凹溝部
172:昇降用シリンダー
173:ピストンロード
174:昇降バー
175:スイッチ板
175a:結合ボス
176:固定ボルト
180、190:リミットスイッチ
200:制動部
210、220、230:回転軸
211、211a、221、221a、231、231a:制動ローラ
212、212a、222、222a、223、223a、232、232a:従動ギア
300:引出装置
310:マウンティングブラケット
320:引出用シリンダー
321:ピストンロード
330:ガイドバー
331:第3弾性部材
340:固定板
350:引出板
351:押し板
352:支え板
353:延長バー
360:予備スイッチ
370:リミットスイッチ
371:ホルダ
372:固定バー
380:離脱防止板
381:回転軸
382:第4弾性部材
390:過積載防止突部
400:引出フレーム
410:支えレール
411:結合突部
420:支えフレーム

Claims (23)

  1. 土と種とが播種された育苗箱が積載され、前記各育苗箱を引き出す育苗箱積載及び引出装置であって、
    ベースフレームに一定間隙毎に回転できるように設けられていて播種された育苗箱を移送させる移送ローラと、
    前記各移送ローラによって移送されてきた育苗箱が前記ベースフレームに回転可能に設けられた支持板上に積載される積載部と、
    前記積載部に設けられていて当該積載部に移送されてきた育苗箱を次々にリフティングさせて前記支持板に積載させるリフティング手段と、
    前記積載部に設けられていて育苗箱が一定数以上積載されると当該育苗箱を引き出す引出手段と、を含み
    前記ベースフレームに固定的に設けられているマウンティングブラケットと、
    前記マウンティングブラケットに固定的に設けられているピストンロードが当該マウンティングブラケットを貫通した状態で移動可能に設けられている引出用シリンダーと、
    前記ピストンロードに固定的に設けられていて前記積載部に積載された育苗箱を積載部の外側に押し出せる固定板と、を含み、
    前記リフティング手段によってリフティングされる育苗箱によって回転されて復元する支持板により接点オンまたは接点オフされる予備スイッチを含み、前記予備スイッチが接点オンされるとき前記引出用シリンダーが作動可能な状態になることを特徴とする育苗箱積載及び引出装置。
  2. 前記引出用シリンダーの両側には、前記マウンティングブラケットと前記固定板とを貫通した状態で移動させるガイドバーが設けられ、
    前記ガイドバーには、積載される育苗箱を押し出せる引出板が設けられ、
    前記引出板と前記固定板との間にあるガイドバーには、前記ピストンロードの移動力を緩衝させる第3弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  3. 前記引出板には、前記積載部によって積載された育苗箱の積層高さより高く設けられる延長バーを備えることを特徴とする請求項に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  4. 前記ベースフレームには、前記積載部によって積層される育苗箱によってスイッチングされる、前記引出用シリンダーの作動用のリミットスイッチが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  5. 前記引出用シリンダーは、前記予備スイッチがスイッチングされた状態で前記リミットスイッチがスイッチングされるときに、ピストンロードが出入作動されることを特徴とする請求項に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  6. 前記ベースフレームには、固定バーが設けられ、
    前記リミットスイッチには、前記固定バーに挟まれて昇降可能に結合されるホルダが設けられ、
    前記リミットスイッチを積層される育苗箱の高さによって調節することを特徴とする請求項に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  7. 前記ベースフレームに回転可能に結合されて引き出される育苗箱に対してテンションを持って接する離脱防止板が設けられ、
    前記離脱防止板には、前記ベースフレームで前記離脱防止板の弾力を支持する弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  8. 前記積載部には、前記ベースフレームから積載部に移送されてくる育苗箱の移送速度を低くする制動ローラを有する制動部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  9. 前記制動ローラは、一定間隙毎に設けられており、前記移送ローラの直径よりも直径が小さいことを特徴とする請求項に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  10. 多数の前記制動ローラは、前記移送ローラと近接する制動部の一端部から他端部に近づくほど、その直径が徐々に小さくなることを特徴とする請求項に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  11. 多数の前記制動ローラのうち、一側の前記制動ローラには、前記ベースフレームに設けられている駆動モーターに連結される従動ギアが設けられ、
    前記移送ローラには、前記制動ローラの従動ギアに連結される従動ギアが設けられ、前記制動ローラの従動ギアの直径は、前記移送ローラの従動ギアの直径よりも大きい直径であることを特徴とする請求項に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  12. 多数の前記制動ローラには、互いに連結されて連動される従動ギアがそれぞれ設けられ、
    多数の前記従動ギアは、前記移送ローラに近接する制動部の一端部から多端部に近づくほど、その直径が徐々に大きくなることを特徴とする請求項11に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  13. 多数の前記制動ローラのうち、前記移送ローラに対して遠距離で離隔された制動ローラは、アイドルローラであることを特徴とする請求項又は請求項11に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  14. 前記積載部は、前記ベースフレームの両側にそれぞれ設けられ、互いに向き合う面には、前記支持板が回転可能に結合されている垂直フレームが設けられ、
    前記支持板には、前記垂直フレームによって回転される支持板を復元させて、前記垂直フレームに直交されるように位置される第1弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  15. 前記リフティング手段は、前記積載部の下部に設けられているシリンダーと、
    前記引出用シリンダーによって出入可能に設けられているピストンロードと、
    前記ピストンロードに固定的に設けられていて前記積載部内で上下に移動されて前記育苗箱を前記支持板の上に積載させる昇降板と、を含むことを特徴とする請求項14に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  16. 前記昇降板は、前記移送ローラに近接する一端部が下降向きに傾くように設けられていることを特徴とする請求項15に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  17. 前記昇降板には、制動部に設けられている制動ローラとの干渉を避けるための溝凹部が形成され、前記溝凹部を通じて前記制動ローラが昇降板の上に突き出すように設けられていることを特徴とする請求項15に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  18. 前記昇降板に設けられていて当該昇降板と共に上下移動される昇降バーと、
    前記昇降バーに設けられていて当該昇降バーと共に移動されるスイッチ板と、
    前記ベースフレームに設けられていて昇降される前記スイッチ板によってスイッチングされて当該昇降板の昇降作動を制御する第2リミットスイッチと、を含むことを特徴とする請求項15に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  19. 前記スイッチ板には、前記昇降バーが貫通した状態で結合されて、前記スイッチ板の結合部には、当該スイッチ板を前記昇降バーに固定させる固定ボルトが締結されて、前記昇降バーによって前記スイッチ板の位置を調節して前記昇降板の昇降幅を調節することを特徴とする請求項18に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  20. 前記積載部には、その内部に供給される育苗箱を感知する感知手段が設けられ、
    前記感知手段は、前記積載部に回転可能に設けられていて前記育苗箱が接するストッパー板と、
    回転される前記ストッパー板によってスイッチングされてアクチュエータを作動させる第1リミットスイッチと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  21. 前記積載部に回転可能に設けられていて前記ストッパー板が固定されるように設けられている連動回転軸と、
    前記連動回転軸に固定可能に設けられていて当該連動回転軸と共に回転されて前記第1リミットスイッチをスイッチングさせる回転ブラケットと、
    前記回転ブラケットと前記ベースフレームとの間に設けられていて前記回転ブラケットに復元力を提供する第2弾性部材と、を含むことを特徴とする請求項20に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  22. 前記積載部には、積載される育苗箱をガイドする前方ガイドブラケットと、後方ガイドブラケットがそれぞれ設けられていて、
    前記前方ガイドブラケットは、前記育苗箱の前面部に接する水平部と、前記育苗箱の側面部と接する垂直部と、を含み、
    前記後方ガイドブラケットは、リフティングされる前記育苗箱の後面部が接する平板部と、前記平板部の下部で移送ローラに向けて折り曲げられていて前記積載部でリフティングされる育苗箱の後面部が接する傾斜部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の育苗箱積載及び引出装置。
  23. 前記前方ガイドブラケットと前記後方ガイドブラケットには、それぞれベースフレームに取り付けられる取付部が形成されていて、前記取付部には、前記前方ガイドブラケット及び前記後方ガイドブラケットの取り付け位置を調節する長穴が形成されることを特徴とする請求項22に記載の育苗箱積載及び引出装置。
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